「アンカー」レベル7の真相&震災対応より延命優先の菅政権

【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

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■4/13放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

原発事故最悪の“レベル7”に・震災対応より延命優先菅政権を青山ズバリ!

110413-10hitode.jpg “ニュースDEズバリ”コーナーが復活しました。

 菅政権退陣で期間限定の救国一致内閣を。「レベル7」発表の裏にはアメリカのプレッシャーが。なぜコウナゴだけに高濃度の放射性物質が検出されたのか。「まだら汚染」を隠す官邸はひとでなしだと農水省幹部。などなど。

 コーナー前に、震災及び原発関連のニュース報道&青山さんの解説がありましたので、まずこの部分を要旨のみ記述、続けてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。

 本編は間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。

 内容紹介ここから____________________________

 …………青山さんの解説(あくまで要旨)…………
    (  )内は山本浩之キャスターの発言です

菅首相、震災復興について計画段階から野党に協力求める考え強調 辞任要求は拒否(04/12 21:01)
民主党代議士会 統一地方選挙前半戦での敗北受け執行部の責任問う声相次ぐ(04/12 21:27)
民主・小沢元代表、自らに近い議員約20人と会合 原発事故に対する政府の対応厳しく批判(04/13 01:25)

(記者会見で震災対応について強調した菅総理でしたが、復興は待ったなしです。1カ月が過ぎて菅政権それから菅総理もやはり総括というのが必要だと思うんですが)

 僕は、ご承知のことと思いますが、震災の初期の段階から菅さん辞めるべきだと申してきて、この『アンカー』で金曜日の森田実さんもそう申されてたそうですね。僕や森田さんがそう言ってた頃は、むしろ言ったために嫌がらせもずいぶんあったんですが、もうあれから1カ月弱の間にもうすっかり常識みたいになってしまったですね。菅さんがいることによってむしろ人災が増えていて、はっきり言うと菅さんが1日総理を続ければ1年分の国益が失われると言わざるを得ないぐらいの状況になってます。それが皮肉なことに与野党超えて常識になりつつあるんですが、しかし現実の問題として、菅さん辞めるつもり全くないんですよ。

 ということは、菅さんの意に反して辞めてもらわなきゃいけないから、ひとつにはやっぱり世論・国民が頑張らなきゃいけないということと、それから与野党超えて菅さんに辞めていただきたいとなってるんだという客観情勢を菅さんに分かってもらうしかない。

 その上で、菅さんが辞任やむなしになったとすれば、そのあとのことの方がむしろ課題ですね。現実に今どうなってるかというと、民主党の中で菅さん辞めたら私総理やりたいと思ってる人は、僕は端的に言うと2人だと思ってます。前は3人だったんですよ。前の3人は岡田さん、原口さん、仙谷さんだったと考えてます。ところが岡田さんは統一地方選挙があまりにも惨敗して、とてもその可能性はないですね。残ってるのは実質、原口さんと仙谷さんになるんですが、民主党から今回また総理が出て、それでそのあとの国会運営どうなるかというと、結局ねじれ国会のままですから、復興予算を執行するための法律も通らなかったり、復興は待ったなしの状況なのに国会運営がろくにできなくて、それが遅れるってことになりますから。

 ということは菅さんがもし、ついに責任を自覚されて辞められたとしたら、それが実現したとしたら、民主党から出るんじゃなくて、他の党か無所属から出なきゃいけないということだと思います。じゃあ自民党かといえば、申し訳ないけど谷垣さんが総理になったらまた別な意味のリーダーシップに課題が出てしまう。はっきり言うとリーダーシップ足りないと思いますから、そうするとじゃあ若い石破さんとか幹事長の石原伸晃さんに行くのかというと、今回は僕は若い総理はいけないと思うんですよ。

 今回だけは若くて野心たっぷりでどうしても我欲が出てしまう総理というのは要らないんです。ほんとは普段から我欲の強い人は困るんですが、こういう時期は特に要らない。どうしてかというと、要するに救国一致内閣を作らないといけない。その時に我欲がある人がなってしまったら、要するに批判が出にくい救国一致内閣をずるずる続けられたら困るんですよ。端的に言うと、僕はやっぱり半年しかやらない内閣だと思います。その先はやる気がないと。

 どうして半年かというと、先週も申しましたが、あえて解散総選挙を早くやるべきだと思います。つまり半年間の間に総理自ら我欲を捨てて、そういう閣僚も集めて、民間の力も使って、復興の基礎を固めて、福島原子力災害もその半年の間にいちおうの落ち着きを取り戻して、その上で解散総選挙をやって、しかし被災地に迷惑のかかる選挙のやり方じゃなくて、つまり名前連呼だけの選挙はやめて復興の政策だけを問う選挙にし、しかも投票所に行かなくても、例えば避難所にいても、あるいは自分の住んでる地域と違う所に、遠くに、例えば関西に避難してても投票できる選挙をやって、で、半年間の間に我欲のない政治をやってもらう。

(その我欲のない人っていうのはどなたですか?)

 この部分だけは僕の個人的意見ですが、平沼赳夫さんしかないと思ってます。平沼さんには僕はもともとかなり批判的です。『アンカー』でも、たちあがれ日本を作られた時に、こういう野合を呼ぶような政党作りはよくないと申しました。そのために与謝野さんの迷走も僕は起きたと思ってるわけですけど、しかし平沼赳夫さん、我欲を持たない、今お持ちでないってことについては、直接お話しした印象からも僕は確信してるんですね。この時期にですよ、たった今この国難の中で我欲を持っておられない方だと思います。それから大病をなさって、その意味からも、やっぱり大病超えていくと、僕もガンの手術して改めて思うんですが、やっぱりそれは人間にとってひとつの転機で、僕がそうなれてるわけじゃありませんが、平沼さんはやっぱり大病をむしろ活かして、かつての野心満々の若手の頃の平沼さんと違う人です。しかもたちあがれ日本という非常に小さな政党のトップですから、まあ無所属に近いと言ってもいい。

(そうすると今、平沼さんの名前が出ましたが、そういった方をサポートする優秀な人材が必要になってきます。かつて日本政界にはそういった方いらっしゃったと思うんですが、その復興の実行部隊の長になって差配できるような、そういう政治家っていうのはどうでしょう?)

 これは官僚OBも含めて、非政治家だと思いますね。憲法の定めによれば、閣僚の半分は国会議員以外から選ぶことができますので。で、阪神淡路大震災の体験を踏まえれば、あの時に復興委員会ありましたよね。復興委員会は官僚を上手に使った面がありました。完璧ではなかったけれども。だから今、官僚OBも含めてって言ったのは、官僚組織、今もう政治主導の名の下に滅茶苦茶になってる官僚組織を立て直していける人を復興担当大臣に据えて、それも一元化して、全責任は総理が、平沼さんでなくても総理がとって、権限は全部、復興担当大臣が実務は担うという体制が必要だと思います。

(確かにそうですね。昨日の会見で菅総理が言ったのは、復旧でなくて復興だと。これはかつて後藤新平が言ったことをそのままなぞらえただけのことなので、本当の実行力、リーダーシップのとれる方に先頭に立ってもらいたいと思います)
 
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「あさパラ!」韓国と台湾、誰が本当の友だちか&菅政権では日本が沈む

110409-asapara1.jpg 今日は4月9日放送「あさパラ!」の紹介がメインですが、その前に、4月10日に行われた統一地方選前半戦についてちょこっと。

 この時間(4月11日に日付が変わって間もない頃)、まだ最終結果は出ていませんが、民主党の敗北(選挙前より議席減)は確定済み。
 また、民主党と自民党の「対決型」となった3つの知事選挙は、いずれも民主党が推した候補が敗れる結果となりました。

 我が大阪では、橋下知事が代表を務める「大阪維新の会」が大阪市議会で第一党、大阪府議会では過半数を獲得しました。

 大阪維新の会については良いんだか悪いんだか、私の中では未だ保留状態です。なので、今回の投票ではとりあえず民主党の候補者を当選させないよう努力しました。
 ただ市議選では、残念ながら我が区の民主党候補者は当選してしまいましたが……。

 実はこの候補者、姑息にも民主党所属というのを隠して選挙活動をしてたんですよ。選挙ポスターにも選挙カーにも「民主党」の文字は一切明記せず。何だかなぁ(-.-#)

 あと、大阪以外の全国の読者様にこれだけは言っておきたいことが。

 選挙前から現在に至るまで、ネットのあちこちで、大阪維新の会に関して「隠れ民主だ」という趣旨の書き込みが大量になされています。
 は?「隠れ自民」なら分かるけど「隠れ民主」とはこれいかに?
 何でこんなデマが大量発生してるの?

 調べてみたらすぐに分かりました。
 皆さん「日本維新の会」と混同されているようです。

 「日本維新の会」は民主党の原口一博前総務相が立ち上げた政治団体であり、「大阪維新の会」とは全く別物です。
 詳しくはWikipediaでも見て下さい。「隠れ自民」と私が言った理由もすぐに分かりますから。

 ひとつの参考資料。
【橋下日記】(8日)日本維新の会と民主党府連の連携に「大阪では大阪維新の会と敵対関係になる」(産経3/8)

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■4/9放送 よみうりテレビ「あさパラ!」

 さて本題。

 ここのところ勝谷誠彦さんについては、東日本大震災及び原発事故に関する発言でいろいろ批判も多いようです(一例:こちら参照)。私もその批判には同意する部分もけっこう多いです。

 が、先日の「あさパラ!」でのこの発言に関しては大変GJだったと思うので、文字起こししてみました。
 (勝谷さんだけでなく、他の出演者皆さんもGJです!(^o^))

※テキストは要旨で、一字一句このとおりではありませんが、大意は間違いないです。
※画像はテレビ画面を撮影しました。粗くて申し訳ありません。


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「東北産」を買いましょう!

 この動画はネットだけでなく新聞やテレビでも紹介されたので、すでに皆さんご存知とは思いますが……。
 そして、いろいろご意見もおありだろうと思いますが……。

被災地岩手から「お花見」のお願い(2)【南部美人】 (YouTube)

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↓動画起こし全文↓
 
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「アンカー」原発対応 官邸未だ機能せず&エネルギー政策 青山繁晴×和田武

【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

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■4/6放送「アンカー」

原発事故放射性物質の流出続く▽夏の電力不足…どう乗り切る?エネルギー政策の大転換を提言!

110406-10waao.jpg 4月から「アンカー」は、以前より5分前倒しの午後4時48分スタートとなりました。

 青山繁晴さんは出演されたものの、今週も“ニュースDEズバリ”のコーナーはありませんでした。てか、青山さんよく喋ってくれて番組全体がコーナーみたいな勢い?(^_^;
 前半は青山さんが単独でニュース解説。菅政権では原発事故は収束させられない、その理由がよく分かります。
 後半はゲストに日本環境学会会長の和田武氏を迎え、今後のエネルギー政策のあり方について。
 以上のスタジオのやりとり部分を丸ごと起こします。

 とはいえ、今週も長かったのでかなり手を抜かせてもらいました。ごめんなさい。特に、電力不足にまつわる説明(岡安譲キャスターの解説と飯田哲也氏のインタビューVTR)は概要程度にしています。
 また、先週同様、間投詞、言い直し、相づち、前振りやツッコミ等、本筋に支障のない限りカットしています。言葉尻が曖昧な箇所もあります。が、大筋は間違いないと思います。
 画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________

福島第1原発事故 高濃度の放射性物質含む水の海への流出止まる 東京電力が確認(04/06 13:20)
福島第1原発事故 韓国、事前報告なしに汚染水が海へ放出されたことについて憂慮示す(04/06 01:27)
福島第1原発事故 全漁連・服部会長ら、東電・勝俣会長に汚染水放出中止求める抗議文(04/06 13:00)

山本浩之
「(枝野官房長官の漁業関係者に対してのコメントについて)もともと納得が得られないことを当然だと思っているんだったら、やっぱり手順を踏んでやらなきゃいけなかったんじゃないかなと思いますけれども、低濃度とはいえ汚染水を水に流すという、昨日その一報をお伝えした時、ドキッとしながらお伝えしたんですけれども」

青山繁晴
「水の問題っていうか海が汚されていく問題というのは、実は2つあるわけですね。1つは濃度の高い、放射性線量の比較的多めの汚染された水がどこから出てるのか分からない状態で海にどんどん出ていった。もう1つは、低レベルの放射性物質だから、本当はそんなに大きな害はないと思われるけれども、でも意図的に放射性物質を普段より多く含んだ水を流したということ。実はこの2つとも人災なんですよ。1つめの高濃度の水の問題は、どなたがお考えになっても、こういう破壊された状況の中の原発にどんどん放水していったわけですよね。それも自衛官、警察官、消防官が指示されて危険を冒して放水してくれて、ようやく、そんなに異常な高熱にならなくてすんでるんですが、それだけ水を叩き込めば、水があふれてくるのは誰でも分かるわけですよ。僕は内閣の原子力委員会の専門部会の専門委員ですから、その水の問題っていうのはもちろん僕だけじゃなくて、専門委員の方々が何人もそれを言ってきたが、言っても、それこそ砂に水が染み込むようにどこかで消えちゃうんですよ。伝わらない。で、官邸の中にむちゃくちゃ人があふれかえってて、色んな、何とか会議みたいなのがあって、どこかで必ず消えていって結局何にも実行されないんですよ

山本浩之
「例えば具体的に青山さんが、それを言ったその内容っていうのはどういう…」

110406-00stu.jpg

青山繁晴
「つまり水があふれていきますから、これは当然、外部からポンプを入れて出さなきゃいけない。出さなきゃいけないと言っても、タンカーであろうがメガフロートであろうがどこであろうが満杯になるから、これ循環させなきゃいけませんよと、僕だけが言ってるんじゃなくて、ちょっとこの番組で言いましたが、実際の指揮の一部を警察庁という、本来原子力と関係ない所がとってて、つまり保安院が全然信用できないから。だから警察庁の中からもアメリカのNRC、核規制委員会って言うんですけど、本来、保安院と相談するところですが、アメリカ政府は保安院を全然信用してないから、何と警察庁と相談した結果、やっぱり水を回しましょうと。それも原発にもともとある緊急炉心システム、ECCSって言うんですけど、そういうのはもうダメじゃないですかと。それを復旧させるメンツばっかりこだわってないで、もう外のポンプでやりましょうっていうことを、僕だけじゃなくて何人もの人が言ってきたわけです。それぞれのルートで。政府の中からも、僕のように外からも。ところが、消えていって結局何も行われないから。さっき絵が出ましたが、要するに原発の下の所に、石とか砂を砕いて基礎を造ってるわけですよね、当然、発電所建てるために。そこの部分に染みていって、石の隙間から海に出ていったっていう、いわば当たり前のことが起きてるだけなんです。これはもう原子力工学じゃなくて、土木の世界ですね。隙間を埋めていったらそれは止まりますよ。しかし止まっただけであふれ返ってる水は実はまだそのままなわけです。従って2つめの問題が出てきて、要は、原発の中には非常に放射線量の多い場所と、実は低レベルになってて本当は環境に大きな負荷はかからない、人間を傷つけたりしませんって程度になった物と、廃棄物にもいろんな種類があるわけです。その比較的放射線量の少ない所を空にしたいと。濃いやつをそこに入れなきゃいけないから。だから空にするためにそれを海に流しますよというのがその2つめの問題なんです。ということは、これも人災だというのは、回すことを早くやってれば、タンクを空にする必要がないから、そのタンクの中の物はそのままそこにあればいいわけですよ。海にわざわざ出すことはなかった

山本浩之
「じゃあ出す必要なかった?」

青山繁晴
「出す必要なかったんですよ、ちゃんと仕事してれば」

村西利恵
「先週、青山さん、循環させないといけないと仰ってましたけど、今日この時点でも動いてないんですか」

青山繁晴
「あの時僕こう言ったでしょ。政府は発表してないけど、枝野さん言ってないけど、これ本命なんですと。あの時ね、もうやる寸前まで行ったんですよ。それがすーっと消えたんで、僕はほんとに怒って、この1週間の間に。この菅政権は官邸の中に4つのプロジェクトチームって作ったじゃないですか。細野豪志さんを筆頭に、それぞれ政治家がついて。その4人のうちの1人に電話をして、『あなたこの話知ってるでしょ?だってあなた担当なんだから。これどうしたの?』って聞いたら、『いや、初めて聞いた』って言うわけです

山本浩之
「えっ!?責任者が?」

青山繁晴
「ええ。彼ね、それで、はっきり言うと民主党の中では一番信頼できる政治家なんですよ。それで僕は、『あなたみたいな人でもそうなのか』って言ったら、『私は確かに官邸には行ってるよ、でも仕事がないんだよと」

山本浩之
「ええっ…」

青山繁晴
『情報も来ないし、何かどこかに情報はたくさんあって、いろんな参与の方とかいて、情報ぐるぐる回ってるらしいけど、俺のとこ来ないんだよ』と言うから、『あなた自分で警察庁に電話しなさいよ』と言ったんですよ、僕は」

山本浩之
「はあー」

青山繁晴
「そしたら警察庁は、やっぱり本来原子力の主管官庁じゃないし、やっぱり遠慮して人を通してその政治家に入れてたんですが、それどっかで消えてんですよ、やっぱり。だから船頭多くして船山に登る、要するに方角を間違ってしまうことが現に起きてて、全て人災なんですよ。しかしその上でね、ロシアと中国に僕はあのように言われる筋合いは全然ないと思ってますよ。どうしてかというと、例えばロシアは旧ソ連が1991年つぶれたあとに、ウラジオストック、つまり日本海を通じて日本に大量の放射性物質がやってくるそのウラジオストックの港に原子力潜水艦を勝手に放置して、あるいは処理する時に輪切りをして、そこから大量の放射性物質が出ていったんですよ。それがあんまりひどいから、何と私たちの税金を出して、ソ連の原潜ですよ、日本に脅威を与えてた

山本浩之
「それを日本がやった、お金で」

青山繁晴
その時に出てきた放射線量の多さなんて、今回の比じゃないんですよ。それから中国も、ほとんど公表してないけどもウイグルを中心にした少数民族のいらっしゃる所で核開発をたくさんやって、大気中にたくさんの放射性物質が出て、日本にもたくさん降り注いだわけですよ。だからどこ調べてもほんとはそれ出てくるんであって、だから少なくとも今回、もちろんロシアであっても中国であっても事前通告しなかった日本政府は全く間違いだけれど、しかし、それを置いても中国、ロシアにはこんなこと言われる筋合いはない。せいぜい言えても韓国ぐらいですよ。しかし韓国もこの機に竹島で色んな物つくり出すっていうのも、これは右手で支援、左手でひっぱたくっていうのは、ま、これ実は中韓露を責めて言ってるんじゃなくて、外国の常識なんですよ。これがむしろ。だから日本政府の対応は、本当はこういう時に、そうですか、ごめんなさいごめんなさいって言ってるだけじゃなくて、言うべきことは言わなきゃいけないんです

山本浩之
「今の話、よく分かりました。前段であった、官邸が機能してないと。専門家からのそういう緊急の提言とか提案とかいったものが伝わっていない。じゃあ政治家は何をしてるんだということになるんですけれども、この震災をきっかけに再び動き出してるのが民主党の大連立構想」
 
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独特の災害史観を持つ日本人は何度も立ち向かい乗り越えてきた

110404.jpg【画像:世界中から寄せられた日本への祈り - Pray for JAPAN - NAVER まとめより】

 拙ブログでは、「外国人から見た日本と日本人」シリーズで東日本大震災に対する外国の人々の反応を3回に渡ってまとめましたが(まだ続く予定です)、彼らが一様に驚いたのは日本の被災者の次のような態度です。

 被災を「現実」として静かに受け止め、パニックになったりしない。
 周りの人たちと助け合い、冷静に、秩序正しく行動する。
 列に並ぶよう誰が指示しなくても、静かに並び、割り込んだりしない。
 泣き叫んだり、取り乱したり、誰かをガーガーと責め立てることもない。
 中には不届き者もいて窃盗など起こったりするが、それらは散発的である。
 大勢で略奪行為に走ったりしないし、ましてや暴動に発展したりすることもない。

 こういった日本人の落ち着きやマナーはどこから来たのでしょうか?どうやって生み出されたのでしょうか?
 日本人特有の宗教観?自然観?武士道精神?

 そんなことを考えながら、「WiLL」最新号(2011年5月号)を読んでましたら、財団法人国土技術研究センター理事長である大石久和氏の論文の中に、ひとつの答えを見つけました。
 論文のタイトルは【日本人の自然災害史観 日本人は必ず立ち上がる】。

 その主張を一言で言うと、「日本人の独特の精神性は、日本の『脆弱国土』と『繰り返し起こる災害』によってはぐくまれたものだ」というものです。

<以下、青い文字は大石氏の原文引用、それ以外は私の要約>
 
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天皇皇后両陛下が避難所ご訪問 このような方々を戴けた日本人の幸運

110401-01budoukan.jpg両陛下、都内の避難所をご訪問 すべてのグループに声をおかけに(産経3/31 1:16)

 取り上げるのが遅れましたが、3月30日、天皇皇后両陛下が、東日本大震災の被災者が避難している東京都足立区の東京武道館を訪問されました。
 両陛下が被災者を直接見舞われたのは初めてです。

 東京武道館には30日午後の時点で、原発事故で避難した人も含め、福島、宮城、岩手の3県から計282人が身を寄せていたそうです。

 天皇陛下は皇后陛下とともに、家族らが暮らす区画を1つずつ回られ、全てのグループにお声をかけられたそうです。

 また、多くの被災者は、両陛下と話していない時も、正座を崩さず両陛下を目で追い、中には涙を浮かべる姿もあったとのことです。
 
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「アンカー」原発事故で政府のズサン対応 青山繁晴×安斎育郎

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■3/30放送「アンカー」

作業難航福島第一原発で今何が起きている?高濃度の放射性物質の影響は?内部被ばくを防ぐ方法原発事故に対する政府のズサン対応青山解説

110330-08karada.jpg 今週の関西テレビ「アンカー」は1時間前倒しの午後3時55分スタート4時52分頃までの放送。それ以降は東京から「スーパーニュース」が放送されました。

 青山繁晴さんは出演されたものの、今週も“ニュースDEズバリ”のコーナーはありませんでした。
 ただ、今週も福島第一原発事故の特集をかなりの時間をとってやってました。
 スタジオのやりとり部分を丸ごと起こします。

 今週のゲストは放射線防護学が専門の安斎育郎氏です。原発事故対応について「隠すな、嘘つくな、過小評価に陥るな」という三原則が守られていないと、安斎氏は主張しています。

 とはいえ、今回もちょっと長かったので先週同様いつもより少し手を抜かせてもらいました。ごめんなさい。具体的には間投詞(「あの」「その」など)と、言い直し等はカットしてます。相づちも支障のない限りカットしています。言葉尻が曖昧な箇所もあります。が、大筋は間違いないと思います。
 画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________

さいたま市に避難中の福島・双葉町の住民約1,300人、加須市の廃校に避難所移転へ(03/30 12:52)

山本浩之
「20日目を迎えて、今後どうなるのか、不安なことだらけだと思うんですけれどもね。何かその、被災者の方にいいお話というか、提示してあげていきたいもんなんですけどね」

青山繁晴
「20日経ってなお安定しないどころか、時間が経ったために、今このニュースの冒頭でありましたとおり、避難してる場所を次から次へと移らなきゃいけないと。で、しかも廃校になった学校に入っていただくっていうのも、本当はかなり無残な話だと思うんですね」

山本浩之
「そうです。緊急避難ではないんですからね。そこで生活をしてもらわなきゃいけないわけですからね」

青山繁晴
「おっしゃるとおりなんですね。さっきのおばあさんも生活の安定を望んでああいうふうにおっしゃってたと思うんですが。実は現実的な提案がひとつありまして、たまたま今、僕、東京に住んでますけれども、皆さんご承知のとおり、東京都は石原都知事が失敗をして、東京オリンピックを誘致するはずが誘致できなかったですよね。で、あの時に、選手村をお台場の東側に造るってことで、もうきっちり造成も終わって、東京の都心にすごい近いですから、もうすぐに選手村を建てられる状況になってるわけです。で、そこに、予定された通りの選手村を建てただけで、1万7000人の被災された方々が、そこで普通に生活できるんですね

110330-01gorin.jpg

青山繁晴
「ちょっとこれ予想図見ていただくとですね、これオリンピック誘致した時に東京都が世界に配ったやつなんですよ。で、これ適当に書いてあるんじゃなくて、具体的に計画見ますとね、例えば概要としてですね、『利便性に優れ、水と緑豊かな31ヘクタールの快適な環境の中で、ヘルシーでおいしい和食やバラエティ豊かな食事も提供されて、1万7000人の選手たちが楽しく生活できる』って書いてあるわけですよ。これ、実は僕はこのあたりよく行く所なんですけど、もう、ただ空いてるだけなんですよ。だから石原さんは自らの失政を謙虚に顧みて、もう直ちにこれを造るべきだと思ってるわけです

村西利恵
「これだけ計画があったら、すぐ取り掛かれるっていうことですよね」

青山繁晴
「すぐ取り掛かれると思います。で、この計画を見るとですね、当時、仮設の整備費としては126億円なんですよ。あの膨大な都政から見たらすぐ出せますから、従って、ここに孤立したコミュニティを造るんじゃなくて、やがてはこの中に、今の、住んでる都民も優先的に住める環境も作って、融合することが大事ですが、とりあえずここですとね、自らの意思で、あくまで故郷にいたいんだけども当面の生活できないって方、手を挙げた方はここに入っていただくってことをすぐやっていただきたいんですね。今、都知事選の真っ只中ですが、そんなこと関係ないです。選挙やってたら政治が停滞するんじゃ話になりません、本末転倒ですから、すぐにこれをやっていただきたいと思ってます」

山本浩之
「できることは何でもやってほしいなというふうに思います。次は福島第一原発に関するニュースです。次々と出てくる問題に解決策はあるのでしょうか」

村西利恵
「東京電力の勝俣会長は先ほど、福島第1原子力発電所の事故後、初めて会見を開き、謝罪しました」

福島第1原発事故 東電・勝俣会長、1号機から4号機を廃炉にせざるを得ないと明言(03/30 18:46)
福島第1原発事故 政府、建屋に特殊な布をかぶせて放射性物質拡散防ぐ案など検討(03/30 11:48)

山本浩之
「ここでは青山さんに今後の対策についてまずお伺いしようかなっていうふうに思ってたんですけれども、今その勝俣会長の会見を聞いていて、どうですかね、まずさは感じていないとか、ベストを尽くしたとかっていうのは、この局面で、まあやっと会長として出てきてですね、ま、社長が入院されたっていうことですから会長として出てきて、あの、福島県民の人たち、あるいは将来、風評被害を招くかもしれない近隣の農業や水産業に関わる方々、ああいう会見を今この時点で聞いて、どんな気持ちでいるのかなと」

青山繁晴
「いや、どんな気持ちどころか、もう烈火の怒りを感じますよ」

山本浩之
「ですよねぇ」

青山繁晴
「これはね、今回の原子力災害の非常に大きな特徴で、現場の名もなき人は命まで懸けて戦ってるのに、この東電の勝俣会長も、それから入院なさってるっていう清水社長もですね、清水社長が前に計画停電の件で会見して、それも大混乱だったけれども、原子力災害について今まで20日間の間、一度も会見しなかったんですよ」

山本浩之
「ええ、そうですね」

青山繁晴
「で、民間の東電もそうであるならば、政府の側もですよ、原子力安全・保安院に寺坂って院長がいるんですが、寺坂さんって、みんな顔わかんないでしょう?」

山本浩之
「見たことないですね」

青山繁晴
「全く会見しないで、西山さんていう審議官だけ会見してるでしょ。それから例えば原子力安全委員長の斑目(まだらめ)さんていう方もですよ、会見なさったのはもうずっと遅くなってからであってね。こうやってトップがもう全く逃げてですよ、それで現場の人たちは命がけでやってるっていうのがね、今回の特徴で、これ、原子力の問題であると同時に、やっぱり日本社会はここまで堕ちてるのかっていうふうに思わざるを得ないですよ。だから勝俣会長が言った、まずさはないっていうのは、それは現場は一生懸命やってるわけで、あなたがまずいんですよ、それ本当は。それは誰だって…」
 
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【東日本大震災-3】外国人から見た日本と日本人(24)

※このシリーズの一覧を作ってあります。
 【一覧】外国人から見た日本と日本人

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 「外国人から見た日本と日本人」。第24弾です。
 3/15付:【東日本大震災】外国人から見た日本と日本人(22)
 3/22付:【東日本大震災-2】外国人から見た日本と日本人(23)
 に引き続き、震災編パート3となります。

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「米国は日本から何か学ぶべき」 米ニューヨーク・タイムズが論評(産経3/21 16:55)
 【ニューヨーク支局】東日本大震災で世界各国が日本の経験から多くの教訓を学ぼうとするなか、20日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、福島第1原発で放射能汚染の危険に立ち向かう作業員の献身ぶりを称賛し、「米国は日本から何かを学び取るべきである」とする論評記事を掲載した。

 元東京支局長、ニコラス・クリストフ氏による論評は、地震、津波、放射能漏れの三重苦で日本人の「団結が深まった」と指摘。「我と欲を捨てる精神と冷静さ、規律を尊重するという日本人の行動規範を福島の原発で危険な作業を続ける作業員が体現している」とたたえた。

 さらに、日本政府の対応と比べ、苦難に耐える日本人を「立派で高貴だ」とし、米国人は日本人の精神から学ぶべきものがある−との趣旨を貫いている。

日本人の対応礼賛「伝統文化に基づいた新日本誕生も」との指摘も 米研究機関討論会(産経3/24 18:27)
 【ワシントン=古森義久】米国の大手研究機関AEI(アメリカン・エンタープライズ・インスティテュート)は23日、東日本大震災が今後の日本社会や政治にどんな影響をもたらすかを論じる討論会「日本の悲劇=危機から分岐点へ?」を開いた。討論会では米側専門家たちが日本国民の抑制された対応を礼賛する一方、菅直人首相が指導力を発揮できていないという考察を表明した。

 討論会ではAEI日本研究部長で日本政治の専門家のマイケル・オースリン氏が「日本国民がこの歴史的な災禍に冷静さを保って対応したことは、米国内ではイデオロギー面でまったく異なるリベラル派のニューヨーク・タイムズ紙から保守派のFOXテレビの評論家まで一様に感嘆させた」と述べ、「日本人がこうした状況下で米国でのように略奪や暴動を起こさず、相互に助け合うことは全世界でも少ない独特の国民性であり、社会の強固さだ」と強調した。

 オースリン部長は「この種の危機への対処には国家指導者が国民の団結をさらに強めることが好ましい」と指摘したうえで、「しかし、菅直人首相はその役割を果たしておらず、枝野幸男官房長官に代行させているようだ」と語った。

 さらに「大震災直前には菅首相は違法献金問題で辞任寸前に追い込まれ、政治的麻(ま)痺(ひ)の状態にあったのだから、リーダーシップを発揮できないのも自然かもしれない」と付け加えた。

 一方、日本の文化や社会を専門とするジョージタウン大学のケビン・ドーク教授は「日本国民が自制や自己犠牲の精神で震災に対応した様子は広い意味での日本の文化を痛感させた。日本の文化や伝統も米軍の占領政策などによりかなり変えられたのではないかと思いがちだったが、文化の核の部分は決して変わらないのだと今回、思わされた」と述べた。

 同教授はまた「近年の日本は若者の引きこもりなど、後ろ向きの傾向が表面に出ていたが、震災への対応で示された団結などは、本来の日本文化に基づいた新しい目的意識を持つ日本の登場さえ予測させる」とも論評した。

アニメパワーで募金250万円 ネット通じ世界から浄財(福井新聞3/22 7:35)
 東日本大震災を受け、日本のアニメや漫画を愛する福井県大野市の米国人男性らが企画した24時間インターネット番組が21日午前7時に終了し、世界中の日本アニメファン592人から約250万円の募金が寄せられた。

 企画したのは大野東高の英語指導助手(ALT)グレッグ・ワーナーさん(27)=同市陽明町3丁目=ら日本アニメファンの米国人男性7人。

 募金ができるホームページ(HP)「Anime Fans Give Back to Japan(アニメファンで日本に恩返しをしよう)」を開設し、日本やアニメについて語る番組をネット配信した。

 企画に賛同した米国の声優30人が生出演。24時間で延べ2万5千人以上のファンが番組を見たという。時間内にも声優から次々と出演の申し出があったため、企画第2弾を準備している。

 夜通し進行役を務めたグレッグさんは「予想以上に集まり本当にうれしい。日本アニメから感動をもらい、恩返しをしたいと思っている人がこれだけいるということ。少しでも役に立てば」と話していた。企画第1弾の番組は終了したものの募金は受け付けており、現在も額は増え続けている。

 番組は近くHPで閲覧できる。HPはhttp://helpjapan.onepiecepodcast.com/
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無能政府に失望しながらも私たちは私たちで頑張るしかない

 何か仰々しいタイトルですが、今回は震災にまつわる知恵、ニュース、雑感などを細切れ形式でお送りします。

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“トイレットペーパー12ロール節約でトイレ1000人分!?”「買占め控えて!」インフォグラフィックポスターで呼びかけ。(Techinsight3/16 20:30)

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 このポスター、すっかり有名になりましたね。
 続報によれば、動画も制作されたそうです。

 当初は買い占め対象になっていなかった「水」ですが、3月23日、東京都水道局の浄水場から、1歳未満の乳児の摂取制限指標を上回る放射性ヨウ素が検出されたという発表があって以降、買い占めが急加速しているようですね。
 
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「アンカー」福島第一原発の今後 青山繁晴×住田健二

【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

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■3/23放送「アンカー」

原発事故住民避難と農作物出荷停止…今後どうなる?青山解説

110323-06stu.jpg 今週の「アンカー」は約2時間前倒しの午後3時スタート4時までの放送。4時以降は東京の「スーパーニュースSP」をやってました。

 青山繁晴さんは出演されたものの、“ニュースDEズバリ”のコーナーはありませんでした。
 ただ、今週は、1999年の東海村JCO臨界事故の際に作業に当たった住田健二氏とともに、福島第一原発事故の特集を、番組のほぼ全体の時間をとってやってました。
 そのスタジオのやりとり部分を丸ごと起こします。

 とはいえ、今回やはり長かったのでいつもより少し手を抜かせてもらいました。ごめんなさい。具体的には間投詞(「あの」「その」など)と、言い直し等はカットしてます。相づちも支障のない限りカットしています。言葉尻が曖昧な箇所もあります。が、大筋は間違いないと思います。
 画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________

東日本大震災 津波で延期となった小学校の卒業式が避難所の中学校で行われる(03/23 13:17)

山本浩之
「被災地で卒業式が無事に行われるなど、いくつかの明るい話題も入ってきてはいるんですけれども、青山さん、この13日目を迎えても、改善されない多くの問題っていうのは残されてますよね」

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青山繁晴
「ほんとにどれから話そうかっていうぐらい、危機管理の上からもたくさんの問題あるんですけど、ひとつ具体的なお話しますと、一両日ぐらい前にですね、長野県の佐久市っていうきれいな街があるんですね、水のきれいな街があって、そこの柳田さんていう若手の市長さんからお電話いただいて、その市長さんと僕は長い付き合いなんですが、今回の震災にあたって、この長野県の佐久市から、選りすぐりの消防官を17人被災地に送ったと。ところが行ってから、5人はとりあえず仕事あるけど、残りの12人の消防官は仕事がなくて、膝を抱えて毎日座ってるような状況ですと。で、その市長さんが総務省とか首相官邸にいくら働きかけても全然、何も動いてくれないと。で、これが自分の市だけだといいんだけれども、実は自治体の横の連絡で聞くと、被災地以外の所から送り込んだ消防官やあるいは消防団員の方も含めて、仕事ができない状況だと。つまり、とりまとめる人がいないというか、はっきり言うと、中央の政府が機能してないということですと。で、これを何とかメディアの力も使って、政府にそういうふうにさせて下さいという話がありました。で、実はこの市長さんだけじゃなくて、それを聞いて僕はそれなりに調べたところ、やはり自治体から被災地に向かった人々が仕事できないで苦しんでいると、いうことがあるんですね。で、これは今言ったのは自治体の職員の方々ですが、それ以外に普通の市民のボランティアの方々がいますね。このボランティアを束ねるってことで、菅総理がいろんな人事をおやりになってるんですけど、その中に辻元清美さんをボランティア担当の首相補佐官に任命しましたね。ところが私の知る限り、辻元さんはこのボランティアの全体像がつかめずにいると。つまりボランティアがどこにどう集められていて、しかも実はボランティアの集まってる所で仕事がなくてやっぱりずっと待ってる人がいるっていうのは、これはところどころメディアに出てくるんですが、その全体像を実は担当の首相補佐官になったところの辻元さんがつかめていないと。つまり被災地以外からの援助として差し延べられた人材が生かされていないっていうことをですね、たとえばすぐに解消しなきゃいけない問題として、考えるべきだと思います」
 
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