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【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■11/17放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
尖閣映像流出問題で海上保安官“逮捕見送り”の真相・菅政権への影響と捜査の行方は?青山ズバリ
ビデオ流出問題で官邸と最高検からの「海上保安官を逮捕せよ」のプレッシャーに対し、レジスタンスさながらに敢然と立ち向かった検察官たちがいました。一方、APECでは外務省が菅総理に対してサボタージュ。
※この場合の「サボタージュ」とは破壊工作という意味です。
コーナー前に、柳田法務大臣の国会軽視発言問題のニュース報道&青山さんの解説がありましたので、まずこの部分を要旨のみ記述、続けてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。
コーナー本編は間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
内容紹介ここから____________________________
…………青山さんの解説(
あくまで要旨)…………
( )内は山本浩之キャスターの発言です
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仙谷官房長官、柳田法相を国会答弁軽視発言で厳重注意 柳田法相、参院予算委で謝罪(FNN11/17)
(柳田法務大臣の発言については?)
僕はあまりニュース見て実は感情的になることはないんですが、今回ばかりはムカムカしましたね。あまりにひどすぎますよね。
(パーティで発言してる柳田大臣の状況を見て特にそう思われた?)
むしろ国会答弁の方ですよね。政治不信とか国会が機能してないんじゃないかとか、いろんなことを国民は疑問に思っているが、ある程度国会を信用してるところもあるじゃないですか。ところがもうあの国会で答弁してる腹の中が、ほんとはこれ2つだけ言えばいいんだと。そういう民主主義をなめてかかった、国民を愚弄した態度でやったんだってのがみんなに伝わってきたじゃないですか。だからムカムカするって表現はもちろんよくないが、普通の怒りじゃ済まない感じがします。
(こういう席で、どこまで本心かわかりませんが、「法務大臣はいいですよ、個別の事案はお答えを差し控えます、法と証拠に基づいて適切にやってます、この2つ答えてりゃいいんですよ」って、これ柳田法務大臣の中で、自分からそれを思い至ったことなのか…?)
まず
政治家って意外に地元に帰った時に気が緩んで本音を言うんですよ。もちろんウケようと思って冗談のような感じで言ってるが、やっぱり本音なんですよ。びっくりするぐらい、東京で見る政治家とは地元に帰ると違います。で、僕は柳田法務大臣、かつて記者として民社党を担当した時からよく存じてますが、
若い時代と実は言ってること同じです。いつも、はっきり言うと、なるべく安直な道を選んで、それさえやりゃいいんだと。だから、「あなたは国会議員をいったい何のつもりでやってるんですか」と僕は言ったことがあります。
(はあー、そうなんですか)
そのあと選挙で苦労されたから、僕も言うこと控えてたが、
この方によって検察に圧力もかかって、中国人船長の釈放もあったわけですから。それと重ね合わせると、あまりにひどいのと、これジョークで言ってるんじゃなくて本音を言ってるんですよ。本当にこの2つだけで乗りきればいいんだというふうに法務大臣の職も彼は理解してて、で、なおかつこれだけで済まされるんだよって意味は、実は例えば
検察っていう強力な捜査機関を預かってるんだと、だから特別扱いしてもらえるんだとってことも実は踏まえて言ってるんですよ。だから全く愚かで言ってるわけじゃなくて、非常にずるくやってるわけですよね。その意味からこれは問責決議案って話になるし、今度はもう参議院が舞台になったんだから可決されますよ。そうすると、今、柳田法務大臣自らおっしゃってたとおり、法務検察を全く知らないってことを承知で任命したとしたら、任命責任者の総理、
実際は仙谷官房長官の口利きで柳田法務大臣が突然浮上したと言われてて、仙石さんの責任もどうなるんだと。それからもうひとつ、柳田さんは拉致問題担当大臣だが、家族会は今まで会ったことがないと。柳田さんがおっしゃったとおり、まさしく20年前から僕は柳田さんを知ってるが、拉致事件の話を聞いたことがないわけですよ。
2つ合せて、何のために任命したのかと。結局、仙谷の言うこと聞くから任命したんじゃないか、ポスト余ってたからそこに入れたんじゃないかという疑問も出てくる。その上で、これ、問責決議案が参院で可決されそうなのは、
仙谷官房長官、柳田法務大臣、馬淵国交大臣、さらに国家公安委員長の岡崎トミ子さんまで含めて、場合によっては4人可決される事態が目の前に迫ってきてる。これは憲政史上初めての事態で、ほんとに深刻なことで、通常考えると4人も閣僚辞めて内閣がもつわけないから、これは極端な話だが、菅さんは場合によっては追い込まれて改造しなきゃいけないと。本格改造で要するに仙谷官房長官以下全部替えると。でもそうなってくると、そんな馬鹿な話はないから、結局よく分かんないままに
破れかぶれの衆院解散に追い込まれることもゼロとは言えないですよ。
(例えば内閣改造と、内閣総辞職じゃないんですね?というのは、4人問責決議案が可決されることもあり得ると。任命権者は全部総理。その責任が問われる)
それはまともに健全な感覚で、そうなったら内閣総辞職するのが憲政の常道でしょうってことですが、菅さんは石にかじりついても自分は総理辞めたくないと言ってるわけですから、それを模索してるうちに衆議院解散に追い込まれると、負けを承知でってこともなくはない。今、衆議院は300もいる。減って260ぐらいになっても大丈夫って発想になるかもしれない。その時に大事なのは、野党の腰が座ってるのか。例えば自民党はまだ、この近畿でも、総選挙になった場合に候補者が確定してない選挙区も多々あるわけですから。それを考えると野党の腰の定まり具合も今後問題になりますよと。それほどの重大な局面にすでに至りましたということなんです。
…………以下、“ニュースDEズバリ”
全文起こし…………
■
「尖閣ビデオ」流出問題 海上保安庁、保安官の刑事処分待たずに免責含む行政処分へ(FNN11/17)
山本浩之
「さ、この件についてはこのあとの“ニュースDEズバリ”のコーナーで青山さんに詳しく解説をしていただけると、いうことですよね」
青山繁晴
「はい。あの、実は最近、こう、菅政権は、思ったことがほとんどそのとおりとならないって感じになってますよね。で、例えばその、尖閣ビデオの流出については、もう、誰が犯人かっていうその犯人探しに、あの、全力集中してるように見えましたね。というのは、もうその人が悪いんだって話にこう持っていって、そもそも、その、あの中国人船長を釈放したのはよかったのかって話に行かないように、という意図がまあはっきり言ってミエミエだったわけですよ」
山本浩之
「そうですよね」
青山繁晴
「でも、その、犯人が逮捕っていうことにならずに、その、ご本人が名乗り出て、しかも名乗り出て調べたけれども、逮捕は見送られる、ということになったと。で、それと同時進行でその、APECがあったわけですけれども、そのAPECっていう晴れ舞台で、菅さんとしては一気に形勢を逆転して、内閣の支持率を上げたかったけれども、それが逆に落ち込むことになったと」
山本浩之
「そうですね」
青山繁晴
「で、あの、それは皆さん、その、どんどん報道されてるんですけれども、ま、毎回毎回この『アンカー』でその、メディア批判ばっかりやりたくないんですけれども、しかし実はその、
やることなすこと上手くいかないその背景に、実は重大な2つのことがあって、それが全く報道されないと。その2つは何かというと、これです(フリップ出す)」
山本浩之
「『レジスタンスとサボタージュ』」
青山繁晴
「はい。ちょっとカタカナが2つ並んで申し訳ないんですけど、その意味は、このあとコーナーで、あの、きちんとご説明したいと思いますし、また、具体的にひとつひとつ皆さんと一緒に考えたいと思います」
山本浩之
「えー、それではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」
(いったんCM)
山本浩之
「漁船衝突ビデオ、そしてAPEC首脳会議、この2つのニュースの裏側にはどのような経緯が隠されているのか。さっそく解説をお願いしたいと思います」
青山繁晴
「はい。皆さん、ま、この1週間、んー、もうこの、尖閣ビデオ問題の続きと、それからAPECっていう非常に大きな動きと、もうそれでニュースいっぱいでしたが、実はそのいっぱいのニュースの中でも全く報道されない2つの重大なことがありましたということなんですね。で、ちょっと外来語、片仮名で申し訳ないんですが、ま、あの、レジスタンスっていうのはご承知のとおり、激しく抵抗することですね。例えば、あのナチの時代にフランスにレジスタンスっていう運動もあったと。で、こっちのサボタージュの方なんですが、これ実は、その、日本語の、っていうか、日本の解釈が、実は間違ってるんです。これあの…」
山本浩之
「えっ?サボるとかそういうことじゃないんですか?」
村西利恵
「怠けるとか」
青山繁晴
「サボるっていう語源になってるんですけどね。サボるって怠けるってことですよね。でもその、英語をはじめとする、その、海外で言われるサボタージュってのは、怠けるっていう意味はないんです」
一同
「へえー」
青山繁晴
「そうじゃなくて、これ、あの、サボ、ここまで、フランス語でサボっていうのは、例えば、すいません、こんな足で、あの、でもこれ(自分の足元示して)革靴ですよね。いちおうね。あの、安いですけども。で、ところがこの言葉が生まれた、その産業革命の時代の労働者、働く人たちってのは、革靴なんか履いてなくて、木の靴を履いてたわけですよね」
一同
「ああー」
青山繁晴
「で、このサボっていうのは木の靴なんですよ。で、この木の靴で例えば機械を蹴って、壊して、破壊して、その、業務を妨害して、それによって何とか労働者の地位を上げようとしたと。だから怠けるっていう意味じゃなくて、叩き壊す、破壊工作、つまりテロに近い意味なんですね。ということは、激しい抵抗と、破壊工作がありましたって実は、あの、重大なお話を今日は申し上げるわけです。まずは1週間の動きをちょっと見て下さい」
村西利恵
「先週の水曜日に、海上保安官がビデオを流出させたと告白。その日から3日間、任意での事情聴取が行われましたが、今週の月曜日になって、この逮捕が、見送りが発表されました」
青山繁晴
「はい。これ皆さん、あの、報道でご存知の1週間なんですけど、ちょうど1週間ですね、昨日の火曜日まで。
これ実は異常な点が1点あるんですね。異常な点ていうのはですね、あの、海上保安官が、このまさしく水曜『アンカー』のあの日にですね、先週のあの日に、告白をされて、さあ大変だっていうので、これも珍しいですけれども、東京地検と警視庁が一緒になって調べるっていうのを3日間やったんですね。でも逮捕しないで、任意のままで、この3日間やりました。そして、そのあと、土曜日曜、これ、えー、保安官は家にも帰らなかった。ご自分の意思ってことになってますけれど、家に帰らず、その、取り調べを受けた場所、神戸の第5管区海上保安本部の建物の中にずっといたんですよ。ところが、調べ、なかったんですよ。ね。で、これを、その、新聞、テレビもちらっと報道しましたが、この週末は調べがなかったって。なぜなのかって報道が全然なくて、実は僕の後輩諸君も含めてですね、あの、それこそ記者に電話取材してみたら、えっ、それはあの、たぶん週末だからじゃないですかとかね」
村西利恵
「土・日はお休みってことですか?」
青山繁晴
「はい。それから、いや、APECとかあったし、とかいう、ことを言った奴まで、言った記者までいて僕はびっくりしたんですが、全然関係ないです、APECはまず。それから、週末だからお休みってことはあり得ない。どうしてかというと、あの、どんな、例えば容疑者でもですよ、あの、軽い罪から重い罪まで、必ず人権がありますから、調べってのは必ずコンパクトに短くならなきゃいけないんです。ずるずるずるずる引き延ばして調べるってのは、それ独裁国家のやり口であってですね、政治犯収容所に送るんじゃないんだから、
なるべく早く終わらなきゃいけないんですよ。ですから、この土・日が関係あるわけがない。これずっと調べなきゃいけないんですよ。だから、ここを休んだってことは、実は異常なことなんですよね」
一同
「はあー」