「アンカー」レベル7の真相&震災対応より延命優先の菅政権
※【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■4/13放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
“ニュースDEズバリ”コーナーが復活しました。
菅政権退陣で期間限定の救国一致内閣を。「レベル7」発表の裏にはアメリカのプレッシャーが。なぜコウナゴだけに高濃度の放射性物質が検出されたのか。「まだら汚染」を隠す官邸はひとでなしだと農水省幹部。などなど。
コーナー前に、震災及び原発関連のニュース報道&青山さんの解説がありましたので、まずこの部分を要旨のみ記述、続けてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。
本編は間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
内容紹介ここから____________________________
…………青山さんの解説(あくまで要旨)…………
( )内は山本浩之キャスターの発言です
■菅首相、震災復興について計画段階から野党に協力求める考え強調 辞任要求は拒否(04/12 21:01)
■民主党代議士会 統一地方選挙前半戦での敗北受け執行部の責任問う声相次ぐ(04/12 21:27)
■民主・小沢元代表、自らに近い議員約20人と会合 原発事故に対する政府の対応厳しく批判(04/13 01:25)
(記者会見で震災対応について強調した菅総理でしたが、復興は待ったなしです。1カ月が過ぎて菅政権それから菅総理もやはり総括というのが必要だと思うんですが)
僕は、ご承知のことと思いますが、震災の初期の段階から菅さん辞めるべきだと申してきて、この『アンカー』で金曜日の森田実さんもそう申されてたそうですね。僕や森田さんがそう言ってた頃は、むしろ言ったために嫌がらせもずいぶんあったんですが、もうあれから1カ月弱の間にもうすっかり常識みたいになってしまったですね。菅さんがいることによってむしろ人災が増えていて、はっきり言うと菅さんが1日総理を続ければ1年分の国益が失われると言わざるを得ないぐらいの状況になってます。それが皮肉なことに与野党超えて常識になりつつあるんですが、しかし現実の問題として、菅さん辞めるつもり全くないんですよ。
ということは、菅さんの意に反して辞めてもらわなきゃいけないから、ひとつにはやっぱり世論・国民が頑張らなきゃいけないということと、それから与野党超えて菅さんに辞めていただきたいとなってるんだという客観情勢を菅さんに分かってもらうしかない。
その上で、菅さんが辞任やむなしになったとすれば、そのあとのことの方がむしろ課題ですね。現実に今どうなってるかというと、民主党の中で菅さん辞めたら私総理やりたいと思ってる人は、僕は端的に言うと2人だと思ってます。前は3人だったんですよ。前の3人は岡田さん、原口さん、仙谷さんだったと考えてます。ところが岡田さんは統一地方選挙があまりにも惨敗して、とてもその可能性はないですね。残ってるのは実質、原口さんと仙谷さんになるんですが、民主党から今回また総理が出て、それでそのあとの国会運営どうなるかというと、結局ねじれ国会のままですから、復興予算を執行するための法律も通らなかったり、復興は待ったなしの状況なのに国会運営がろくにできなくて、それが遅れるってことになりますから。
ということは菅さんがもし、ついに責任を自覚されて辞められたとしたら、それが実現したとしたら、民主党から出るんじゃなくて、他の党か無所属から出なきゃいけないということだと思います。じゃあ自民党かといえば、申し訳ないけど谷垣さんが総理になったらまた別な意味のリーダーシップに課題が出てしまう。はっきり言うとリーダーシップ足りないと思いますから、そうするとじゃあ若い石破さんとか幹事長の石原伸晃さんに行くのかというと、今回は僕は若い総理はいけないと思うんですよ。
今回だけは若くて野心たっぷりでどうしても我欲が出てしまう総理というのは要らないんです。ほんとは普段から我欲の強い人は困るんですが、こういう時期は特に要らない。どうしてかというと、要するに救国一致内閣を作らないといけない。その時に我欲がある人がなってしまったら、要するに批判が出にくい救国一致内閣をずるずる続けられたら困るんですよ。端的に言うと、僕はやっぱり半年しかやらない内閣だと思います。その先はやる気がないと。
どうして半年かというと、先週も申しましたが、あえて解散総選挙を早くやるべきだと思います。つまり半年間の間に総理自ら我欲を捨てて、そういう閣僚も集めて、民間の力も使って、復興の基礎を固めて、福島原子力災害もその半年の間にいちおうの落ち着きを取り戻して、その上で解散総選挙をやって、しかし被災地に迷惑のかかる選挙のやり方じゃなくて、つまり名前連呼だけの選挙はやめて復興の政策だけを問う選挙にし、しかも投票所に行かなくても、例えば避難所にいても、あるいは自分の住んでる地域と違う所に、遠くに、例えば関西に避難してても投票できる選挙をやって、で、半年間の間に我欲のない政治をやってもらう。
(その我欲のない人っていうのはどなたですか?)
この部分だけは僕の個人的意見ですが、平沼赳夫さんしかないと思ってます。平沼さんには僕はもともとかなり批判的です。『アンカー』でも、たちあがれ日本を作られた時に、こういう野合を呼ぶような政党作りはよくないと申しました。そのために与謝野さんの迷走も僕は起きたと思ってるわけですけど、しかし平沼赳夫さん、我欲を持たない、今お持ちでないってことについては、直接お話しした印象からも僕は確信してるんですね。この時期にですよ、たった今この国難の中で我欲を持っておられない方だと思います。それから大病をなさって、その意味からも、やっぱり大病超えていくと、僕もガンの手術して改めて思うんですが、やっぱりそれは人間にとってひとつの転機で、僕がそうなれてるわけじゃありませんが、平沼さんはやっぱり大病をむしろ活かして、かつての野心満々の若手の頃の平沼さんと違う人です。しかもたちあがれ日本という非常に小さな政党のトップですから、まあ無所属に近いと言ってもいい。
(そうすると今、平沼さんの名前が出ましたが、そういった方をサポートする優秀な人材が必要になってきます。かつて日本政界にはそういった方いらっしゃったと思うんですが、その復興の実行部隊の長になって差配できるような、そういう政治家っていうのはどうでしょう?)
これは官僚OBも含めて、非政治家だと思いますね。憲法の定めによれば、閣僚の半分は国会議員以外から選ぶことができますので。で、阪神淡路大震災の体験を踏まえれば、あの時に復興委員会ありましたよね。復興委員会は官僚を上手に使った面がありました。完璧ではなかったけれども。だから今、官僚OBも含めてって言ったのは、官僚組織、今もう政治主導の名の下に滅茶苦茶になってる官僚組織を立て直していける人を復興担当大臣に据えて、それも一元化して、全責任は総理が、平沼さんでなくても総理がとって、権限は全部、復興担当大臣が実務は担うという体制が必要だと思います。
(確かにそうですね。昨日の会見で菅総理が言ったのは、復旧でなくて復興だと。これはかつて後藤新平が言ったことをそのままなぞらえただけのことなので、本当の実行力、リーダーシップのとれる方に先頭に立ってもらいたいと思います)
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■4/13放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
原発事故最悪の“レベル7”に・震災対応より延命優先菅政権を青山ズバリ!
“ニュースDEズバリ”コーナーが復活しました。
菅政権退陣で期間限定の救国一致内閣を。「レベル7」発表の裏にはアメリカのプレッシャーが。なぜコウナゴだけに高濃度の放射性物質が検出されたのか。「まだら汚染」を隠す官邸はひとでなしだと農水省幹部。などなど。
コーナー前に、震災及び原発関連のニュース報道&青山さんの解説がありましたので、まずこの部分を要旨のみ記述、続けてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。
本編は間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
内容紹介ここから____________________________
…………青山さんの解説(あくまで要旨)…………
( )内は山本浩之キャスターの発言です
■菅首相、震災復興について計画段階から野党に協力求める考え強調 辞任要求は拒否(04/12 21:01)
■民主党代議士会 統一地方選挙前半戦での敗北受け執行部の責任問う声相次ぐ(04/12 21:27)
■民主・小沢元代表、自らに近い議員約20人と会合 原発事故に対する政府の対応厳しく批判(04/13 01:25)
(記者会見で震災対応について強調した菅総理でしたが、復興は待ったなしです。1カ月が過ぎて菅政権それから菅総理もやはり総括というのが必要だと思うんですが)
僕は、ご承知のことと思いますが、震災の初期の段階から菅さん辞めるべきだと申してきて、この『アンカー』で金曜日の森田実さんもそう申されてたそうですね。僕や森田さんがそう言ってた頃は、むしろ言ったために嫌がらせもずいぶんあったんですが、もうあれから1カ月弱の間にもうすっかり常識みたいになってしまったですね。菅さんがいることによってむしろ人災が増えていて、はっきり言うと菅さんが1日総理を続ければ1年分の国益が失われると言わざるを得ないぐらいの状況になってます。それが皮肉なことに与野党超えて常識になりつつあるんですが、しかし現実の問題として、菅さん辞めるつもり全くないんですよ。
ということは、菅さんの意に反して辞めてもらわなきゃいけないから、ひとつにはやっぱり世論・国民が頑張らなきゃいけないということと、それから与野党超えて菅さんに辞めていただきたいとなってるんだという客観情勢を菅さんに分かってもらうしかない。
その上で、菅さんが辞任やむなしになったとすれば、そのあとのことの方がむしろ課題ですね。現実に今どうなってるかというと、民主党の中で菅さん辞めたら私総理やりたいと思ってる人は、僕は端的に言うと2人だと思ってます。前は3人だったんですよ。前の3人は岡田さん、原口さん、仙谷さんだったと考えてます。ところが岡田さんは統一地方選挙があまりにも惨敗して、とてもその可能性はないですね。残ってるのは実質、原口さんと仙谷さんになるんですが、民主党から今回また総理が出て、それでそのあとの国会運営どうなるかというと、結局ねじれ国会のままですから、復興予算を執行するための法律も通らなかったり、復興は待ったなしの状況なのに国会運営がろくにできなくて、それが遅れるってことになりますから。
ということは菅さんがもし、ついに責任を自覚されて辞められたとしたら、それが実現したとしたら、民主党から出るんじゃなくて、他の党か無所属から出なきゃいけないということだと思います。じゃあ自民党かといえば、申し訳ないけど谷垣さんが総理になったらまた別な意味のリーダーシップに課題が出てしまう。はっきり言うとリーダーシップ足りないと思いますから、そうするとじゃあ若い石破さんとか幹事長の石原伸晃さんに行くのかというと、今回は僕は若い総理はいけないと思うんですよ。
今回だけは若くて野心たっぷりでどうしても我欲が出てしまう総理というのは要らないんです。ほんとは普段から我欲の強い人は困るんですが、こういう時期は特に要らない。どうしてかというと、要するに救国一致内閣を作らないといけない。その時に我欲がある人がなってしまったら、要するに批判が出にくい救国一致内閣をずるずる続けられたら困るんですよ。端的に言うと、僕はやっぱり半年しかやらない内閣だと思います。その先はやる気がないと。
どうして半年かというと、先週も申しましたが、あえて解散総選挙を早くやるべきだと思います。つまり半年間の間に総理自ら我欲を捨てて、そういう閣僚も集めて、民間の力も使って、復興の基礎を固めて、福島原子力災害もその半年の間にいちおうの落ち着きを取り戻して、その上で解散総選挙をやって、しかし被災地に迷惑のかかる選挙のやり方じゃなくて、つまり名前連呼だけの選挙はやめて復興の政策だけを問う選挙にし、しかも投票所に行かなくても、例えば避難所にいても、あるいは自分の住んでる地域と違う所に、遠くに、例えば関西に避難してても投票できる選挙をやって、で、半年間の間に我欲のない政治をやってもらう。
(その我欲のない人っていうのはどなたですか?)
この部分だけは僕の個人的意見ですが、平沼赳夫さんしかないと思ってます。平沼さんには僕はもともとかなり批判的です。『アンカー』でも、たちあがれ日本を作られた時に、こういう野合を呼ぶような政党作りはよくないと申しました。そのために与謝野さんの迷走も僕は起きたと思ってるわけですけど、しかし平沼赳夫さん、我欲を持たない、今お持ちでないってことについては、直接お話しした印象からも僕は確信してるんですね。この時期にですよ、たった今この国難の中で我欲を持っておられない方だと思います。それから大病をなさって、その意味からも、やっぱり大病超えていくと、僕もガンの手術して改めて思うんですが、やっぱりそれは人間にとってひとつの転機で、僕がそうなれてるわけじゃありませんが、平沼さんはやっぱり大病をむしろ活かして、かつての野心満々の若手の頃の平沼さんと違う人です。しかもたちあがれ日本という非常に小さな政党のトップですから、まあ無所属に近いと言ってもいい。
(そうすると今、平沼さんの名前が出ましたが、そういった方をサポートする優秀な人材が必要になってきます。かつて日本政界にはそういった方いらっしゃったと思うんですが、その復興の実行部隊の長になって差配できるような、そういう政治家っていうのはどうでしょう?)
これは官僚OBも含めて、非政治家だと思いますね。憲法の定めによれば、閣僚の半分は国会議員以外から選ぶことができますので。で、阪神淡路大震災の体験を踏まえれば、あの時に復興委員会ありましたよね。復興委員会は官僚を上手に使った面がありました。完璧ではなかったけれども。だから今、官僚OBも含めてって言ったのは、官僚組織、今もう政治主導の名の下に滅茶苦茶になってる官僚組織を立て直していける人を復興担当大臣に据えて、それも一元化して、全責任は総理が、平沼さんでなくても総理がとって、権限は全部、復興担当大臣が実務は担うという体制が必要だと思います。
(確かにそうですね。昨日の会見で菅総理が言ったのは、復旧でなくて復興だと。これはかつて後藤新平が言ったことをそのままなぞらえただけのことなので、本当の実行力、リーダーシップのとれる方に先頭に立ってもらいたいと思います)
■福島第1原発事故 東電・清水社長、事態収拾に向けた対応策を1日も早く示したいと強調(04/13 20:09)
■福島第1原発事故「レベル7」引き上げ 枝野長官「過小評価することなく対応してきた」(04/13 06:21)
■福島第1原発事故「レベル7」 日本政府の対応の遅さなど批判、評価厳しすぎるとの指摘も(04/13 11:58)
(今日、東京電力の清水社長が事故後2度目の記者会見をしました。これについては?)
まず記者会見の回数があまりにも少なすぎますね。もっと前面に出て自ら説明するべきだと思います。それで経営責任についてまだコメントできないとか、先送りの発言が目に付きますが、ただ経営責任って言葉使いましたから、辞任は選択肢の中には入ってるなということは感じました。東電の役員と社員の中で、この清水社長あるいは勝俣会長も含めて辞めなくてすむと思ってる人はいないですよ。その上で、清水さんにもし迷いがあるんだったら、むしろこの会見で、私は時期を見て経営責任を取って辞任しますとはっきり言うべきだったと思いますね。その上で、残余の任期をもう命を懸けて、全て私が責任をとりながら、災害を鎮めるよう努力しますと、しかし私は経営責任は取っていずれ辞任しますと言うべきだったと思います。これは例えば周りの人とも相談しながら、まだそんなこと言う時期じゃないとか、いつもの考え方によってやってるんでしょうが、いつもの考え方でやれる場面じゃないんですよね。
(確かにそのとおりですね)
…………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………
山本浩之
「それから、その、レベル7については、これは海外からはこう様々な評価、分かれておりますけども、これについては、あの、このあとの青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーで引き続き、えー、お願いしたいと思います。
青山繁晴
「そうですね。今日あの、久しぶりにコーナーやりますから、それで取り上げたいと思うんですが、その前に一言だけ申せばね、さっきあの、皆さんご覧になった中に、中国の、政府高官が、日本政府は正確な情報出せとおっしゃってましたが、それは言われる筋合いないですよ。中国は、ウイグルの人たちが住んでる所を含めて、核実験を何度も何度も行って、その時の重大な放射線量を、一度も世界に公表したことありませんからね。はい。未だにそれは土壌にあるわけですから、そんなこと言われる筋合いはありません。で、その上で、あの、そのレベル7という問題を今回取り上げたいと思うんですけれども、それ皆さん大変驚かれたと思うんですね。で、さっき韓国の報道で、要するに史上最悪、つまりチェルノブイリの事故と福島は同じになったんだと、いう報道もしてますが、それ違います。これは、日本政府がレベル7にしたっていうのは真に愚かな振る舞いであって、日本政府が重ねてきた数々の人災の、最も悪い物のひとつだと僕は思ってます。従って今日のキーワードはこれです(フリップ出す)」
山本浩之
「『政府を解体せよ』と」
青山繁晴
「はい。まあこのキーワードを生放送で出させてくれる関西テレビに僕は感謝してますけど、但しこれはもちろん、いい加減なことで申してるんじゃなくて、しかも実は過激なことを申してるんじゃなくてですね、このままの政府で福島原子力災害を解決しようとすることの方がよっぽど過激なんですよ。つまり現在の政府の在り方のまま、総理大臣の在り方も含めて、それをいったん解体して出直さないと、これあの、もう解決することはできませんから、そのレベル7を、どうして踏み込んでしまったのか、誤りはどこから起きたのかということを、具体的に検証していきたいと思います」
山本浩之
「ではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」
(いったんCM)
山本浩之
「ま、改めて、青山繁晴さんは我が国の原子力委員会の専門部会の委員でいらっしゃいます。その青山さんが、事故から1カ月経ったこのタイミングでレベル7に、えー、引き上げたことに対してもう怒りを露わにして、今日は政府を徹底的に追及すると、いうことなんですね。さっそくお願いしたいと思います」
青山繁晴
「はい。皆さんこのレベル7ってやつですけれども、ま、きのう日本政府からそうしたいっていう発表があったんですが、それは一体どういうことなのか、ちょっとまず、見て下さい。はい、出して下さい」
村西利恵
「原子力安全・保安院の西山審議官はきのう、INES、国際原子力機関などが定めた国際的な評価尺度について、レベル7と暫定評価しましたと発表しました」
青山繁晴
「はい。この、レベル7っていうより、ま、あの、レベル0からありまして、0、1、2、3、4と上がっていって、4から上が、事故なんですね。で、今までレベル7、一番最悪のところにあるのはチェルノブイリしかなかったんですが、それ、その、そうやってレベル7になったって言ったらもうその新聞もテレビも、もうさあ大変だ、それはそういう判断はもう絶対的な物だっていう雰囲気ですが、それがまず違うんですよ。このアイネス、INESね、は、その国際原子力機関、この事故のお陰で日本でもすっかり知られるようになりましたけど、IAEAですね、で、その国際原子力機関、IAEAなど、ま、OECDの原子力部門と一緒になって決めた、国際的な評価尺度、基準なんですが、だからと言って正しいとは全く限りません。このIAEA自体がもう思惑いっぱいの国際機関ですから。日本ですと、その、国連も含めて国際機関ってのは綺麗な物っていうように学校でも教えるし、メディアでもそうなってるけど、とんでもないですよ、現場に行けば、もう各国の思惑がもうガチガチにぶつかる所ですから。IAEAも思惑だらけで、従ってこの尺度っていうやつもですね、その、基準はあるけれどもかなり思惑含みになるわけですよ。で、この原子力安全・保安院は実はその実態よく分かってるから、実はこのレベル7にしたってのも、思惑なんですよ、本当は。だからこそ暫定になってるわけですよ、仮にこうやりましたと。つまりはっきり言うと、この、国際社会の方に合わせようっていう、実は意図があるんですが、それは後ほどさらに詳しく見ますけど、まず皆さん、これ見ていただいただけで、健全な視聴者は、あれ?と思うでしょ。岡安さんどこですか?…時間ないんです、早く」
山本浩之
「数字が大きく違うっていうこと…」
岡安譲
「数字が…はい…」
青山繁晴
「あ、助け船が出ました…」
岡安譲
「えー、原子力安全委員会、はあはあ、なるほど、63と37では全然違うってこと…」
青山繁晴
「そうでしょ。これ、要するに、原子力安全・保安院の発表によればですよ、その、国際原子力機関などが決めた基準の、その放射線量をもう超えちゃったので、大気中に放出された放射性物質が多いってことになったから、もうしょうがない、レベル7だと言っておきながらですよ、保安院と、原子力安全委員会の出した数字が、全然違うじゃないですか。これ、倍ぐらい違うわけですよ。で、テラっていうのは、ね、馴染みのない数字だけども、滅茶苦茶大きいわけですから。ま、漢字で書くと、京都の京になるわけですよ。普段見ないでしょ?だから同じ倍でもあまりにも違う。で、保安院に僕は、あの、怒って電話しましたら、出てきた人が、その、西山さんじゃないんですよ、出てきた人がね、でも青山さん両方とも、その基準は超えてるからと言いましたが、いや、しかし、日本政府の統一見解が出ないまま、暫定と称してそんなもん出すのはおかしいでしょ。だから慌てて合わせたっていうことなんですね。で、それに加えてですね、実はそのレベル7と言ったから、さっきの韓国の報道でもチェルノブイリと同じじゃないかと、わーっとそれが世界中にあふれていって、もう世界の風評被害を巻き起こしてるんですが、チェルノブイリとは、福島第一原発の災害は全く違います。それを具体的に見ていただくと、こうです」
村西利恵
「同じ評価レベルでもこの2つの事故には大きな違いがあるということなんです」
青山繁晴
「はい。これ、あの、すごく簡単な絵で見ていただくとですね、これあの、この絵はもう皆さんお馴染みになっちゃったと思うんですけどね。つまり、これ圧力容器って言って、ま、お釜ですね。そこにこのように、まあそこを守るための格納容器ってあるわけですね。で、ところがチェルノブイリの方を見てもらうと、これ黒鉛炉って言うんですけれども、格納容器なしって書いてるとおり、これ要するに炉が、その、むき出しになってるわけですよ。で、むき出しになってるからこそですね、この爆発ってのは、その原子炉そのものが、これ自体が半分ぐらい吹っ飛んだわけですよ。ね。ところが、日本の原子力発電所、福島第一原発で起きたのは、爆発したのは、この周りの建屋なんですね、水素爆発、水素爆発、こちら(チェルノブイリ)は水蒸気爆発で、水素爆発と水蒸気爆発だから、違いがよく分からないでしょうが、要するに水蒸気爆発っていうのは水素爆発と違って、この原子炉自体が吹き飛んだやつを言って、水素爆発っていうのは、あくまでこの建屋のあの、吹っ飛びですから、だから1号機・3号機ですっごい白煙上がってドーンとなったの見て、皆さん、その、大変だと、そりゃ大変は大変なんですが、あれ吹き飛んでるのは建屋が吹き飛んでるんで、炉が吹き飛んだんじゃない。しかも、だから建屋が吹き飛んでるから土煙もたくさんあったわけです。だからそれがまず全然違うということと、いうことというのはですね、さっき言いましたそのアイネス、INES、国際評価尺度っていうのは、この下に書いてある放射性物質の量だけじゃなくて、原子炉の状態も基準にしますとちゃんと書いてあるんですよ。もし見られる方はIAEAのホームページ見て下さいね。で、ですから、これ見ただけで、もう要するに全然違うわけですよ。そしてさらにもうひとつの基準の、放射性物質の量も、これ日本は2つあるのは困ったことですけれども、チェルノブイリと比べたら、これあくまで現時点ですよ、だから蓄積していったらっていう問題はもちろんありますけれども、少なくとも、日本政府は、きのうレベル7って言ってしまったんでしょ?これは蓄積されてから言うんじゃなくて、その、今の段階ですでに、その、チェルノブイリと同じだと言ってしまったんですが、全然数字違うじゃないですか。だから、これは実は誤った評価付けと言わざるを得ない、あの、さっきストレートニュースで、例えば客観的なイギリスの学者(インペリアル・カレッジ・ロンドンのゲリー・トーマス教授)、彼女わりと有名な人ですけれども、レベル6でしょうと言ってましたけども、僕もそう思います。というのは、スリーマイル島ってアメリカで事故あったんですけど、それレベル5なんですよ。スリーマイル島が悪化したものですから、レベル6で、で、その上のチェルノブイリとは全然違うってのが本当のところで、そしてじゃあ、国際社会はこれをどう見てるか、それどうして見ていただくかというと、日本政府がなぜこういう誤った判断をしたのか、謎解きがそこに隠されてるんです。はい、ちょっと見て下さい」
村西利恵
「レベル7が発表されたことに対する、世界各国の反応です」
青山繁晴
「はい。これ実はですね、ちょうどこのアメリカだけ赤になってて、他は青ですね。これあの、僕、事前に頼んだわけじゃないのに、よーく関テレは理解してくれたと思うんですけどね。つまりアメリカだけ言ってることが違うんですよ。ね。ここに出た中では。アメリカから行きますとね、アメリカは、国務省、ね、つまり外交、日本でいうと外務省のスポークスマンが、いや、日本政府の引き上げは妥当だったと言ってるわけですよ。ところがそれはアメリカだけであって、まず当のIAEAの事務次長のフローリーさんがね、チェルノブイリと福島では事故の構造や規模では全く異なると。もちろん深刻だってことも言ってんですよ。深刻だけどもチェルノブイリとは違う、全く違うって言ってるわけですよ。当のIAEAが。そしてさらに例えばフランス、フランスはもちろん原子力大国で、ここの研究所はフランスの原子力に関しては権威があります。で、そこの人体防護局長ですから、放射能が人間の身体をどうやって蝕むかってことを研究してる人ですが、福島はもちろん非常に深刻だ、IAEAと同じですね、しかしその被害はチェルノブイリとは違って、はるかに抑えられていると言ってて、これ要するに一緒にする話じゃないでしょうと言ってるわけですね。そしてロシアの、原子力アカデミー、いや、ごめんなさい、科学アカデミーの原子力部門の副所長さんはこう言ってます。福島の事故で住民が浴びている放射線量は日常生活で自然環境から受ける量の10分の1程度に過ぎないから、健康への影響から判断すれば、IAEAのアイネス、さっきの国際評価尺度からすればレベル4にも届かないんじゃないかと言ってるわけです」
山本浩之
「けっこうバラバラですね、こうやって聞くと」
青山繁晴
「ええ。で、この人の言ってることはちょっと極端だと思います。レベル4に届かないってことはない。レベル6という判断は僕はしなきゃいけないと思いますが、でもはっきりするのはアメリカだけが、日本は妥当だと言ってて」
山本浩之
「そうですね」
青山繁晴
「これに僕は引っかかりました。というのは、このコーナーで何度も申してますが、裏でやってることは意外に表ににじみ出てくる、表のニュースから実はばれますよってこと言いましたよね。これ見て、本当は話が逆さまじゃないかと僕は仮説を立てました。というのは、日本政府がいきなりレベル7にして、アメリカだけは友だちだから評価してくれたんじゃなくて、ほんとはそれ逆さまじゃないのかと。つまりこういうことです。はい、出して下さい」
村西利恵
「情報当局幹部によると、レベル7に引き上げた真相は、『アメリカのプレッシャーに媚びて、日本政府がレベル7を決めた』」
青山繁晴
「はい。実はこの、この情報当局ってのは日本です。日本政府の中の情報当局の現役の幹部ですが、この人に電話をして聞く前に、国務省であれ、それからアメリカの原子力規制委員会であれ、普段からお付き合いあるところに電話して聞いてるうちに、あの、けっこうアメリカ側は強気というか、居丈高というかね、そんなもん、圧力かけたって何が悪いんだと、いう感じなんですよ。日本政府がぐずぐずしてんだから、要するにレベル7までしないと、そこまで引き上げてこないと、結局何もしないんじゃないか、日本はと、いう感じで、あの、普段よりやっぱりかなり激した感じで、で、僕はそれを聞きながらね、つまりやっぱりプレッシャーかけたんだね、と。で、それはイエスとは言わないんだけれども、こっちが何かしないと何もやらないだろうって答えが返ってきたので、じゃあウラを取るためにもこの人に聞いてみると、そのとおりですと。アメリカからプレッシャーかかってきて、それに負けたというよりは、媚びたんですよねと。つまりどういうことかというと、アメリカではですね、例えばアメリカ政府の出した、その、日本国内のアメリカ人に対する避難地域、広すぎるんじゃないかってことは議会で問題にされたこともあるし、それから、膨大なお金がかかるアメリカ軍の核テロ部隊、核戦争にも対応する部隊、動かすのにたくさんの予算がかかって、あとで議会で追及されないようにするためには、レベル7にしてもらったらアメリカとしては非常に都合がいいわけですよ」
一同
「はあー(驚き)」
青山繁晴
「そしてですね、皆さん、実は当初の菅政権、特に菅さんが、アメリカの支援を事実上断ったこともあって、アメリカはそのあとすっごくプレッシャーかけてきたんですよ、オバマ大統領も含めてですね、だからそれにもう負けちゃって、もう媚びて、ああ、じゃあもうレベル7にしましょうと、言ったのが、はっきり申しますと僕は真相だと思ってます。そうすると全部、謎が解けるんですよ。というのはね、何で原子力安全・保安院と、原子力安全委員会の数字が違うまま、慌ててしてしまったのかとか、あるいはそれまでに、だんだんステップを踏むんじゃなくて、いきなり、ね、それまで5と言ってたのが6を飛ばしていきなり7になったのは何でかっていうのは、全部、もうはっきり言えば、あの、基本的に腑に落ちる話になってくるわけですね」
山本浩之
「それ、たまったもんじゃないですよ、避難してる人からすると…」
村西利恵
「風評被害もね」
青山繁晴
「そうです。ですから、この、今の、現政府の体制が続く限りは、人災が続くということであり、そしてさらにね、皆さん、例えばよくご承知の話にもこういう、あの、びっくりする事実があるんです。これちょっと出して下さい」
村西利恵
「厚生労働省は今月4日に、茨城県で水揚げされたコウナゴから、高濃度の放射性物質が検出されたと発表しました」
青山繁晴
「はい、これ皆さん、あの、大変に、今現在、心配されてることだと思うんですね。大気だけじゃなくて海も高濃度で汚染されてるのかと。そして、この4080ベクレルっていう数字についてはね、何と後付けで政府が規制値を作って、規制値よりも、規制値…、基準値よりも高いから、コウナゴはもうこの、獲れないってことになったわけですけれどもね。これを、農水省の幹部に、この人はもう予め申しておきますが、非常に良心的な、良識派の人です。いつも番組で申してますが、組織の中に良心派の人がいるのが日本の良いところで、その人に電話して聞いてみたら、実はこういう思いがけない言葉が出たんです。はい、出して下さい」
村西利恵
「農水省の幹部によると、『コウナゴは、海水の放射性物質で汚染されたのではない』と」
青山繁晴
「これびっくりでしょう?僕、実は最初意味が分かんなかったです」
村西利恵
「どういうことですか」
青山繁晴
「だってコウナゴって海から獲れたんですからね。それが海水の放射性物質で汚染されたんじゃないんだよって言われて、え?どういうことですかと、よく分かんないって言ったら、いや、分かんないんだったらこれ言いましょうって言われたのがこれなんです。出して下さい」
村西利恵
「『海中のアジ・サバ・マイワシ・マグロ・イカの放射線量は極小値だ』」
青山繁晴
「あのね、これ皆さんね、そもそも思ってたでしょ?コウナゴっていうのは、ま、これ東日本の呼び方ですよね。イカナゴの稚魚のことを東日本ではコウナゴと呼んで、この西日本では新子(しんこ)って言うそうですね」
山本浩之
「はい」
青山繁晴
「で、この、コウナゴの話だけ出て、その、もっと普通、もっとたくさん口に入るかもしれないアジとかサバとかマグロとかね、あるいはイカとかは、それどうしたんだと思うでしょ?それ全然何の発表もないじゃないですか。ところが農水省の幹部に聞いたら、ちゃんと調べてて、これ全部それ極小値っていうのはですね、僕ら人間も、村西さんも僕も、実は放射線量ありますから、その、生きとし生けるもの、基本的に放射線量あるわけですよ。だから、この農水省の幹部の少なくとも話によれば、今回の原子力災害で出た放射線の量とは思えないと、食べて問題ないだけじゃなくて、影響が及んでないと、彼は全く及んでないと言い切りました。ま、彼ひとりだけだから、それは絶対正しいとは言わないけども、少なくとも彼によれば全く及んでないと。ね。じゃあどうしてコウナゴだけ出たのかというと、コウナゴは要するに海面の所にいるんですよね。で、こうやってたくさん群れてるから、その、大気中に顔出してるやつもいっぱい、顔だけじゃなくて、こう身体が出てるわけですね。(コウナゴのVTR出る)今これ、あの、獲った状態だけど。で、この、獲るのも、要するに海面の所を網ですくうから、要するに大気中の放射性物質がコウナゴの身体に付いて、それが検出されたんだと。だから、海の中だったら、こういう物もみんな(アジ・サバなども)染まっていくわけだけども染まらないで、コウナゴだけ染まったのは、海は、実は汚染が進んでなくて、大気中の汚染は逆に、そのコウナゴのいた場所の海の上の大気は汚れてたっていうことなんだと。それで僕はですね、それならそれで発表しなさいよと」
山本浩之
「そりゃそうですね」
青山繁晴
「で、あなたの役所が調べたのも、税金を使って調べてるんだし、公表すべきじゃないかと。少なくとも海の中は、例えば、あの、漁業の方が漁業できないような風評被害を起こさないためにも、大事なことじゃないですかと、詰め寄りましたら、ま、電話ですけど詰め寄っていったら、その人は実はこう言ったんです。出して下さい」
村西利恵
「農水省の幹部によると、『官邸と保安院はひとでなしです。東電もこのまま黙っているなら同罪です』と」
青山繁晴
「農水省の人ですけど、ま、彼、普段から良心的な人ではありますが、官邸と原子力安全・保安院と、そしてそれに追随する東電をひとでなしだと、ね、言ってるわけで、これどういうことかっていうのを、このあと、CMのあと解説しますが、キーワードはこれです(フリップ出す)」
村西利恵
「ここでズバリキーワードは『まだら汚染』。ひとでなしという言葉の真意について詳しく話していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「ま、コマーシャルの前は、ひとでなしという文言まで出てきましたけれども、一体どういうことなんでしょうか。続きをお願いします」
青山繁晴
「ねえ、ヤマヒロさんの言われたとおり、ひとでなしって言葉はほんとに強い言葉で、しかも普段非常に温厚な、あの、清潔な感じの人がそれ言ったんで僕もびっくりしたんですが、さっき皆さんに見ていただいたこのまだら汚染、これあの、この言葉を頼りにですね、この人の、その、農水省幹部の話の真意を説明しますとね、要するにその、大気中の放射線による汚染が、すごく全部高濃度になってるっていう意味では全くないんですよ。そうではなくて、あくまでもこういうまだら状態になってると。実はそれは当然のことであって、その、放射性物質っていうのはチリみたいなもんですから、要するに風に乗ってこう広がっていくわけですね。だから、均一に同心円で広がっていくってことはそもそもあり得ないわけですよ」
山本浩之
「はい」
青山繁晴
「で、海の上の風も、皆さん船に乗られたら分かるように、いつも均一に吹いてるわけじゃなくて、色んな吹き方しますでしょ。だから陸地は地形と風によってまだらになるし、海の上も、実は気象条件によって、その、放射性物質の広がり方が違うから、大気が全部そうなってるんじゃなくて、たまたま、そのコウナゴを獲った海域の上の、その部分だけ大気汚染がある程度あって、それで、その表皮に付いたんだっていうことなんですね」
山本浩之
「なるほど」
青山繁晴
「で、これを、何で原子力安全・保安院も、その、官邸も、もっとはっきり言うと、官邸でしょ、要するに農水省にプレッシャーかけてるの、保安院がかけられるわけないから。だからあくまで菅総理の問題なんですよ。官邸が何でこれに、官房長官も含めて、実はプレッシャーをかけているか、つまりこういうの発表するなよとなってるかというとですね、そのまだら汚染ってことがまずいって話なんですよ。どうしてまずいかというとね、これ見てもらうと分かるんです。はい、出して下さい」
村西利恵
「枝野官房長官はおととい会見で、福島第一原発の事故で、20km圏外の福島県・飯舘村など、5つの市町村も避難区域を設定すると発表しました」
青山繁晴
「はい。これもね、この字面だけだと分かりにくいけども、この絵を見ていただくとね、皆さん一目瞭然で分かるんですよ。もう福島原子力災害が始まって1カ月になりますが、その間ずっとね、この同心円で、この20kmの中にいる人はとにかくもう避難してくれと。で、20kmから30kmまでの人は自宅に籠もるか、建物に籠もるか、あるいは自主的に避難してくれと、ずっと同心円で言ってきたんですよ。それが突然ですよ、おとといですからほんとに1カ月後になったら、この同心円とは関係ない例えばこの飯舘村、飯舘村って村役場からこの原発まで40kmあるんですよ。ね。で、その人たちに、これあの、実は計画避難と称しててですよ、この1カ月の間に自分で計画して出ていってくれと、でも避難先は用意してませんけどって話でね」
山本浩之
「これは怒ってましたよ〜」
青山繁晴
「で、そのこと自体びっくりなんですが、今まで言ってきたことと話が違うじゃないですか」
山本浩之
「ああ、そうですね」
青山繁晴
「ということは、実はこれまだら汚染だからですよね。つまり20kmの中でも、実は、ほとんどその放射性物質が検出されない所もあって、しかし遠くても検出される所があって、実はこっちが(同心円じゃなく飯舘村なども入るのが)ほんとなんですよ。だから枝野さんは、実は間違ってましたと言うべきなのに、それ、ほっかむりしてですよ、同心円をずっと間違って言ってきたよねと、間違って避難もさせたよねと、ね。これね、災害が起きた、つまり事故が起きたその初日とか2日とか、ま、せめて1週間だったら分かるんですよ、とにかくとにかくこの周りの人、全部逃げてくれと、ね。しかしそのあと、そのあとについてはですよ、特に3月17日以降は放射線量もすごく減ってきたんですから、もう実際にこうやって減ってきましたからね、それ、これ(同心円をもとにした避難)は緊急時であって、このまだらの方やりましょうってこと言うべきなのに、そういうの何にも言わないで、自分たちのこの、間違いを隠すために本当のことを言わない。だから農水省幹部は、その程度の保身のためにね、情報を隠そうとするのはひとでなしだと言ってるわけですよ」
山本浩之
「なるほど」
青山繁晴
「つまり漁業被害を防いだり、あるいは消費者の利益にもつながることをちゃんと言わない、その程度の保身のために。そして、このまだら汚染というのは日本でもちゃんと、実は予測されていて、はい、出して下さい」
村西利恵
「緊急時迅速放射能影響予測というシステムがあります」
青山繁晴
「はい。これ、まあ略称スピーディ(SPEEDI)って言うんですけどね、これあの、えらい、ま、ほんとに役人の付けた名前って困ったもんなんですが、その、緊急になった時に、その、すぐに出せるシステム作りましたと。それは、その、放射能が実際はどういうふうに、その、実態としてどういうふうにに広がるかって予測なんですよと。これ実はですね、あんまり言いたくない面もあるんですが、今から11年ほど前に、私たちが提案したことのひとつなんです。同心円で広がるわけないから。で、アメリカのニューヨークの電源でインディアン・ポイント2っていうね、原子力発電所あるんですが、そこに行ったら同心円を否定してて、要するにシミュレーションかけてですね、地形と風でこうやってまだらに広がる、それを予測して、さあ何月何日、何時何分に緊急事態になったら、このシミュレーションでやりますってことやってるんですよ。で、それを調べまして、日本政府に提案して、そしてこのシステムを作った。残念ながらシステム作る時は既得権益がドッと入ってくるから、私たちはその時点では排除されたんですが、でも税金でこれできたんですよ。できてやってるわけでしょ?しかしこれ皆さん3月28日発表ってのは、この日1回だけ発表しただけで」
山本浩之
「1回だけですよね」
青山繁晴
「あと、ほっかむりなんですよ。こんな無茶苦茶な話はね、他の国で考えられないです。これも、これがあるんだったら同心円の話はどうなったんだということを言われるから、このSPEEDIを1回しか発表してないってことになるわけです。で、これを考えるとですね、私たちの税金も含めて、その、いろんな努力がなされてるのに、それ活かされてないってことになるんですが、しかし皆さん今日何度か言いましたこの農水省の幹部も含めて、私たちの国の特徴は、どの組織にも良心的な人がいる。そして今回の原子力災害でも、私たちは改めて、驚きの人たちを見ましたね。それはこれです」
村西利恵
「この大震災による警察職員の被害の状況は、おとといの時点で21人が死亡、9人が行方不明となっています」
青山繁晴
「はい。警察官がずいぶん亡くなってるってことはバラバラに報道されてご存知の方多いと思うんですが、何と合わせて30人の犠牲が出たかもしれないっていう状況なんですね。そしてこの写真、これはあの、読売新聞から引いた写真ですけれどもね、あの、例えば八島さん、とても若いです。これ実は20代から定年間際の方までたくさん警察官いらっしゃって、そして、この警察官に助けられた人の証言によればですね、その、交差点で、後ろから津波が来てて、それが、警察官明らかに分かってるのに、その住民の方たちを正しい方向に、車の人も歩く人も導く、その、指導することを優先させて、自分はこう背中から、津波に飲み込まれる直前に、目が合った、その被災者の方もいて、その目は明らかに覚悟した上でのことであったと。それを、話をだんだん聞いていくうちに、この『アンカー』でも放送した、あの大事なことと、僕は重なって見えるんです。これ最後に今日はちょっと見て下さい」
青山繁晴
「はい。皆さん、この硫黄島に、立入禁止の硫黄島にあえて入って、その時に見聞きしたこと、この番組で、ずいぶん前ですけどお話しいたしましたね。あの時に栗林中将以下、戦って下さった僕たちの先輩は、自分のためじゃなく人のために、公のために、祖国のために、自分の命を投げ出して戦ってくれました。それと同じように、現代の、あれから66年を経て、現代の警察官に、しかも世代を問わず、女性もいらっしゃいます、性別を問わず、いたっていうことは私たちの国の、実は救いであって、だからこういう人たちの志に報いるためにも、今の政府はいったん解体して、私は出直して、この復興を成し遂げるべきだと思います。はい、今日はここまでです」
山本浩之
「はい、よく分かりました。ありがとうございました。以上“ニュースDEズバリ”でした」
____________________________内容紹介ここまで
最初の方で金曜レギュラーの森田実さんについてチラッと触れられてますが、森田さんも毎週かなり強烈に菅政権を批判してます。青山さんと同等か、あるいはそれ以上かもしれません。
てか、思い起こしてみれば、月曜から金曜までコメンテーター全員が菅さん批判してるというか、少なくとも震災以降ほめてる人は一人も見たことないですね。無理もないけど(T^T)
この後いくつかニュースが紹介されましたが、青山さんからは、統一地方選後、精力的に動いている橋下府知事について解説がありました。
それも含め、ここで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらを是非ご覧下さい。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■福島第1原発事故「レベル7」引き上げ 枝野長官「過小評価することなく対応してきた」(04/13 06:21)
■福島第1原発事故「レベル7」 日本政府の対応の遅さなど批判、評価厳しすぎるとの指摘も(04/13 11:58)
(今日、東京電力の清水社長が事故後2度目の記者会見をしました。これについては?)
まず記者会見の回数があまりにも少なすぎますね。もっと前面に出て自ら説明するべきだと思います。それで経営責任についてまだコメントできないとか、先送りの発言が目に付きますが、ただ経営責任って言葉使いましたから、辞任は選択肢の中には入ってるなということは感じました。東電の役員と社員の中で、この清水社長あるいは勝俣会長も含めて辞めなくてすむと思ってる人はいないですよ。その上で、清水さんにもし迷いがあるんだったら、むしろこの会見で、私は時期を見て経営責任を取って辞任しますとはっきり言うべきだったと思いますね。その上で、残余の任期をもう命を懸けて、全て私が責任をとりながら、災害を鎮めるよう努力しますと、しかし私は経営責任は取っていずれ辞任しますと言うべきだったと思います。これは例えば周りの人とも相談しながら、まだそんなこと言う時期じゃないとか、いつもの考え方によってやってるんでしょうが、いつもの考え方でやれる場面じゃないんですよね。
(確かにそのとおりですね)
…………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………
山本浩之
「それから、その、レベル7については、これは海外からはこう様々な評価、分かれておりますけども、これについては、あの、このあとの青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーで引き続き、えー、お願いしたいと思います。
青山繁晴
「そうですね。今日あの、久しぶりにコーナーやりますから、それで取り上げたいと思うんですが、その前に一言だけ申せばね、さっきあの、皆さんご覧になった中に、中国の、政府高官が、日本政府は正確な情報出せとおっしゃってましたが、それは言われる筋合いないですよ。中国は、ウイグルの人たちが住んでる所を含めて、核実験を何度も何度も行って、その時の重大な放射線量を、一度も世界に公表したことありませんからね。はい。未だにそれは土壌にあるわけですから、そんなこと言われる筋合いはありません。で、その上で、あの、そのレベル7という問題を今回取り上げたいと思うんですけれども、それ皆さん大変驚かれたと思うんですね。で、さっき韓国の報道で、要するに史上最悪、つまりチェルノブイリの事故と福島は同じになったんだと、いう報道もしてますが、それ違います。これは、日本政府がレベル7にしたっていうのは真に愚かな振る舞いであって、日本政府が重ねてきた数々の人災の、最も悪い物のひとつだと僕は思ってます。従って今日のキーワードはこれです(フリップ出す)」
山本浩之
「『政府を解体せよ』と」
青山繁晴
「はい。まあこのキーワードを生放送で出させてくれる関西テレビに僕は感謝してますけど、但しこれはもちろん、いい加減なことで申してるんじゃなくて、しかも実は過激なことを申してるんじゃなくてですね、このままの政府で福島原子力災害を解決しようとすることの方がよっぽど過激なんですよ。つまり現在の政府の在り方のまま、総理大臣の在り方も含めて、それをいったん解体して出直さないと、これあの、もう解決することはできませんから、そのレベル7を、どうして踏み込んでしまったのか、誤りはどこから起きたのかということを、具体的に検証していきたいと思います」
山本浩之
「ではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」
(いったんCM)
山本浩之
「ま、改めて、青山繁晴さんは我が国の原子力委員会の専門部会の委員でいらっしゃいます。その青山さんが、事故から1カ月経ったこのタイミングでレベル7に、えー、引き上げたことに対してもう怒りを露わにして、今日は政府を徹底的に追及すると、いうことなんですね。さっそくお願いしたいと思います」
青山繁晴
「はい。皆さんこのレベル7ってやつですけれども、ま、きのう日本政府からそうしたいっていう発表があったんですが、それは一体どういうことなのか、ちょっとまず、見て下さい。はい、出して下さい」
村西利恵
「原子力安全・保安院の西山審議官はきのう、INES、国際原子力機関などが定めた国際的な評価尺度について、レベル7と暫定評価しましたと発表しました」
青山繁晴
「はい。この、レベル7っていうより、ま、あの、レベル0からありまして、0、1、2、3、4と上がっていって、4から上が、事故なんですね。で、今までレベル7、一番最悪のところにあるのはチェルノブイリしかなかったんですが、それ、その、そうやってレベル7になったって言ったらもうその新聞もテレビも、もうさあ大変だ、それはそういう判断はもう絶対的な物だっていう雰囲気ですが、それがまず違うんですよ。このアイネス、INESね、は、その国際原子力機関、この事故のお陰で日本でもすっかり知られるようになりましたけど、IAEAですね、で、その国際原子力機関、IAEAなど、ま、OECDの原子力部門と一緒になって決めた、国際的な評価尺度、基準なんですが、だからと言って正しいとは全く限りません。このIAEA自体がもう思惑いっぱいの国際機関ですから。日本ですと、その、国連も含めて国際機関ってのは綺麗な物っていうように学校でも教えるし、メディアでもそうなってるけど、とんでもないですよ、現場に行けば、もう各国の思惑がもうガチガチにぶつかる所ですから。IAEAも思惑だらけで、従ってこの尺度っていうやつもですね、その、基準はあるけれどもかなり思惑含みになるわけですよ。で、この原子力安全・保安院は実はその実態よく分かってるから、実はこのレベル7にしたってのも、思惑なんですよ、本当は。だからこそ暫定になってるわけですよ、仮にこうやりましたと。つまりはっきり言うと、この、国際社会の方に合わせようっていう、実は意図があるんですが、それは後ほどさらに詳しく見ますけど、まず皆さん、これ見ていただいただけで、健全な視聴者は、あれ?と思うでしょ。岡安さんどこですか?…時間ないんです、早く」
山本浩之
「数字が大きく違うっていうこと…」
岡安譲
「数字が…はい…」
青山繁晴
「あ、助け船が出ました…」
岡安譲
「えー、原子力安全委員会、はあはあ、なるほど、63と37では全然違うってこと…」
青山繁晴
「そうでしょ。これ、要するに、原子力安全・保安院の発表によればですよ、その、国際原子力機関などが決めた基準の、その放射線量をもう超えちゃったので、大気中に放出された放射性物質が多いってことになったから、もうしょうがない、レベル7だと言っておきながらですよ、保安院と、原子力安全委員会の出した数字が、全然違うじゃないですか。これ、倍ぐらい違うわけですよ。で、テラっていうのは、ね、馴染みのない数字だけども、滅茶苦茶大きいわけですから。ま、漢字で書くと、京都の京になるわけですよ。普段見ないでしょ?だから同じ倍でもあまりにも違う。で、保安院に僕は、あの、怒って電話しましたら、出てきた人が、その、西山さんじゃないんですよ、出てきた人がね、でも青山さん両方とも、その基準は超えてるからと言いましたが、いや、しかし、日本政府の統一見解が出ないまま、暫定と称してそんなもん出すのはおかしいでしょ。だから慌てて合わせたっていうことなんですね。で、それに加えてですね、実はそのレベル7と言ったから、さっきの韓国の報道でもチェルノブイリと同じじゃないかと、わーっとそれが世界中にあふれていって、もう世界の風評被害を巻き起こしてるんですが、チェルノブイリとは、福島第一原発の災害は全く違います。それを具体的に見ていただくと、こうです」
村西利恵
「同じ評価レベルでもこの2つの事故には大きな違いがあるということなんです」
青山繁晴
「はい。これ、あの、すごく簡単な絵で見ていただくとですね、これあの、この絵はもう皆さんお馴染みになっちゃったと思うんですけどね。つまり、これ圧力容器って言って、ま、お釜ですね。そこにこのように、まあそこを守るための格納容器ってあるわけですね。で、ところがチェルノブイリの方を見てもらうと、これ黒鉛炉って言うんですけれども、格納容器なしって書いてるとおり、これ要するに炉が、その、むき出しになってるわけですよ。で、むき出しになってるからこそですね、この爆発ってのは、その原子炉そのものが、これ自体が半分ぐらい吹っ飛んだわけですよ。ね。ところが、日本の原子力発電所、福島第一原発で起きたのは、爆発したのは、この周りの建屋なんですね、水素爆発、水素爆発、こちら(チェルノブイリ)は水蒸気爆発で、水素爆発と水蒸気爆発だから、違いがよく分からないでしょうが、要するに水蒸気爆発っていうのは水素爆発と違って、この原子炉自体が吹き飛んだやつを言って、水素爆発っていうのは、あくまでこの建屋のあの、吹っ飛びですから、だから1号機・3号機ですっごい白煙上がってドーンとなったの見て、皆さん、その、大変だと、そりゃ大変は大変なんですが、あれ吹き飛んでるのは建屋が吹き飛んでるんで、炉が吹き飛んだんじゃない。しかも、だから建屋が吹き飛んでるから土煙もたくさんあったわけです。だからそれがまず全然違うということと、いうことというのはですね、さっき言いましたそのアイネス、INES、国際評価尺度っていうのは、この下に書いてある放射性物質の量だけじゃなくて、原子炉の状態も基準にしますとちゃんと書いてあるんですよ。もし見られる方はIAEAのホームページ見て下さいね。で、ですから、これ見ただけで、もう要するに全然違うわけですよ。そしてさらにもうひとつの基準の、放射性物質の量も、これ日本は2つあるのは困ったことですけれども、チェルノブイリと比べたら、これあくまで現時点ですよ、だから蓄積していったらっていう問題はもちろんありますけれども、少なくとも、日本政府は、きのうレベル7って言ってしまったんでしょ?これは蓄積されてから言うんじゃなくて、その、今の段階ですでに、その、チェルノブイリと同じだと言ってしまったんですが、全然数字違うじゃないですか。だから、これは実は誤った評価付けと言わざるを得ない、あの、さっきストレートニュースで、例えば客観的なイギリスの学者(インペリアル・カレッジ・ロンドンのゲリー・トーマス教授)、彼女わりと有名な人ですけれども、レベル6でしょうと言ってましたけども、僕もそう思います。というのは、スリーマイル島ってアメリカで事故あったんですけど、それレベル5なんですよ。スリーマイル島が悪化したものですから、レベル6で、で、その上のチェルノブイリとは全然違うってのが本当のところで、そしてじゃあ、国際社会はこれをどう見てるか、それどうして見ていただくかというと、日本政府がなぜこういう誤った判断をしたのか、謎解きがそこに隠されてるんです。はい、ちょっと見て下さい」
村西利恵
「レベル7が発表されたことに対する、世界各国の反応です」
青山繁晴
「はい。これ実はですね、ちょうどこのアメリカだけ赤になってて、他は青ですね。これあの、僕、事前に頼んだわけじゃないのに、よーく関テレは理解してくれたと思うんですけどね。つまりアメリカだけ言ってることが違うんですよ。ね。ここに出た中では。アメリカから行きますとね、アメリカは、国務省、ね、つまり外交、日本でいうと外務省のスポークスマンが、いや、日本政府の引き上げは妥当だったと言ってるわけですよ。ところがそれはアメリカだけであって、まず当のIAEAの事務次長のフローリーさんがね、チェルノブイリと福島では事故の構造や規模では全く異なると。もちろん深刻だってことも言ってんですよ。深刻だけどもチェルノブイリとは違う、全く違うって言ってるわけですよ。当のIAEAが。そしてさらに例えばフランス、フランスはもちろん原子力大国で、ここの研究所はフランスの原子力に関しては権威があります。で、そこの人体防護局長ですから、放射能が人間の身体をどうやって蝕むかってことを研究してる人ですが、福島はもちろん非常に深刻だ、IAEAと同じですね、しかしその被害はチェルノブイリとは違って、はるかに抑えられていると言ってて、これ要するに一緒にする話じゃないでしょうと言ってるわけですね。そしてロシアの、原子力アカデミー、いや、ごめんなさい、科学アカデミーの原子力部門の副所長さんはこう言ってます。福島の事故で住民が浴びている放射線量は日常生活で自然環境から受ける量の10分の1程度に過ぎないから、健康への影響から判断すれば、IAEAのアイネス、さっきの国際評価尺度からすればレベル4にも届かないんじゃないかと言ってるわけです」
山本浩之
「けっこうバラバラですね、こうやって聞くと」
青山繁晴
「ええ。で、この人の言ってることはちょっと極端だと思います。レベル4に届かないってことはない。レベル6という判断は僕はしなきゃいけないと思いますが、でもはっきりするのはアメリカだけが、日本は妥当だと言ってて」
山本浩之
「そうですね」
青山繁晴
「これに僕は引っかかりました。というのは、このコーナーで何度も申してますが、裏でやってることは意外に表ににじみ出てくる、表のニュースから実はばれますよってこと言いましたよね。これ見て、本当は話が逆さまじゃないかと僕は仮説を立てました。というのは、日本政府がいきなりレベル7にして、アメリカだけは友だちだから評価してくれたんじゃなくて、ほんとはそれ逆さまじゃないのかと。つまりこういうことです。はい、出して下さい」
村西利恵
「情報当局幹部によると、レベル7に引き上げた真相は、『アメリカのプレッシャーに媚びて、日本政府がレベル7を決めた』」
青山繁晴
「はい。実はこの、この情報当局ってのは日本です。日本政府の中の情報当局の現役の幹部ですが、この人に電話をして聞く前に、国務省であれ、それからアメリカの原子力規制委員会であれ、普段からお付き合いあるところに電話して聞いてるうちに、あの、けっこうアメリカ側は強気というか、居丈高というかね、そんなもん、圧力かけたって何が悪いんだと、いう感じなんですよ。日本政府がぐずぐずしてんだから、要するにレベル7までしないと、そこまで引き上げてこないと、結局何もしないんじゃないか、日本はと、いう感じで、あの、普段よりやっぱりかなり激した感じで、で、僕はそれを聞きながらね、つまりやっぱりプレッシャーかけたんだね、と。で、それはイエスとは言わないんだけれども、こっちが何かしないと何もやらないだろうって答えが返ってきたので、じゃあウラを取るためにもこの人に聞いてみると、そのとおりですと。アメリカからプレッシャーかかってきて、それに負けたというよりは、媚びたんですよねと。つまりどういうことかというと、アメリカではですね、例えばアメリカ政府の出した、その、日本国内のアメリカ人に対する避難地域、広すぎるんじゃないかってことは議会で問題にされたこともあるし、それから、膨大なお金がかかるアメリカ軍の核テロ部隊、核戦争にも対応する部隊、動かすのにたくさんの予算がかかって、あとで議会で追及されないようにするためには、レベル7にしてもらったらアメリカとしては非常に都合がいいわけですよ」
一同
「はあー(驚き)」
青山繁晴
「そしてですね、皆さん、実は当初の菅政権、特に菅さんが、アメリカの支援を事実上断ったこともあって、アメリカはそのあとすっごくプレッシャーかけてきたんですよ、オバマ大統領も含めてですね、だからそれにもう負けちゃって、もう媚びて、ああ、じゃあもうレベル7にしましょうと、言ったのが、はっきり申しますと僕は真相だと思ってます。そうすると全部、謎が解けるんですよ。というのはね、何で原子力安全・保安院と、原子力安全委員会の数字が違うまま、慌ててしてしまったのかとか、あるいはそれまでに、だんだんステップを踏むんじゃなくて、いきなり、ね、それまで5と言ってたのが6を飛ばしていきなり7になったのは何でかっていうのは、全部、もうはっきり言えば、あの、基本的に腑に落ちる話になってくるわけですね」
山本浩之
「それ、たまったもんじゃないですよ、避難してる人からすると…」
村西利恵
「風評被害もね」
青山繁晴
「そうです。ですから、この、今の、現政府の体制が続く限りは、人災が続くということであり、そしてさらにね、皆さん、例えばよくご承知の話にもこういう、あの、びっくりする事実があるんです。これちょっと出して下さい」
村西利恵
「厚生労働省は今月4日に、茨城県で水揚げされたコウナゴから、高濃度の放射性物質が検出されたと発表しました」
青山繁晴
「はい、これ皆さん、あの、大変に、今現在、心配されてることだと思うんですね。大気だけじゃなくて海も高濃度で汚染されてるのかと。そして、この4080ベクレルっていう数字についてはね、何と後付けで政府が規制値を作って、規制値よりも、規制値…、基準値よりも高いから、コウナゴはもうこの、獲れないってことになったわけですけれどもね。これを、農水省の幹部に、この人はもう予め申しておきますが、非常に良心的な、良識派の人です。いつも番組で申してますが、組織の中に良心派の人がいるのが日本の良いところで、その人に電話して聞いてみたら、実はこういう思いがけない言葉が出たんです。はい、出して下さい」
村西利恵
「農水省の幹部によると、『コウナゴは、海水の放射性物質で汚染されたのではない』と」
青山繁晴
「これびっくりでしょう?僕、実は最初意味が分かんなかったです」
村西利恵
「どういうことですか」
青山繁晴
「だってコウナゴって海から獲れたんですからね。それが海水の放射性物質で汚染されたんじゃないんだよって言われて、え?どういうことですかと、よく分かんないって言ったら、いや、分かんないんだったらこれ言いましょうって言われたのがこれなんです。出して下さい」
村西利恵
「『海中のアジ・サバ・マイワシ・マグロ・イカの放射線量は極小値だ』」
青山繁晴
「あのね、これ皆さんね、そもそも思ってたでしょ?コウナゴっていうのは、ま、これ東日本の呼び方ですよね。イカナゴの稚魚のことを東日本ではコウナゴと呼んで、この西日本では新子(しんこ)って言うそうですね」
山本浩之
「はい」
青山繁晴
「で、この、コウナゴの話だけ出て、その、もっと普通、もっとたくさん口に入るかもしれないアジとかサバとかマグロとかね、あるいはイカとかは、それどうしたんだと思うでしょ?それ全然何の発表もないじゃないですか。ところが農水省の幹部に聞いたら、ちゃんと調べてて、これ全部それ極小値っていうのはですね、僕ら人間も、村西さんも僕も、実は放射線量ありますから、その、生きとし生けるもの、基本的に放射線量あるわけですよ。だから、この農水省の幹部の少なくとも話によれば、今回の原子力災害で出た放射線の量とは思えないと、食べて問題ないだけじゃなくて、影響が及んでないと、彼は全く及んでないと言い切りました。ま、彼ひとりだけだから、それは絶対正しいとは言わないけども、少なくとも彼によれば全く及んでないと。ね。じゃあどうしてコウナゴだけ出たのかというと、コウナゴは要するに海面の所にいるんですよね。で、こうやってたくさん群れてるから、その、大気中に顔出してるやつもいっぱい、顔だけじゃなくて、こう身体が出てるわけですね。(コウナゴのVTR出る)今これ、あの、獲った状態だけど。で、この、獲るのも、要するに海面の所を網ですくうから、要するに大気中の放射性物質がコウナゴの身体に付いて、それが検出されたんだと。だから、海の中だったら、こういう物もみんな(アジ・サバなども)染まっていくわけだけども染まらないで、コウナゴだけ染まったのは、海は、実は汚染が進んでなくて、大気中の汚染は逆に、そのコウナゴのいた場所の海の上の大気は汚れてたっていうことなんだと。それで僕はですね、それならそれで発表しなさいよと」
山本浩之
「そりゃそうですね」
青山繁晴
「で、あなたの役所が調べたのも、税金を使って調べてるんだし、公表すべきじゃないかと。少なくとも海の中は、例えば、あの、漁業の方が漁業できないような風評被害を起こさないためにも、大事なことじゃないですかと、詰め寄りましたら、ま、電話ですけど詰め寄っていったら、その人は実はこう言ったんです。出して下さい」
村西利恵
「農水省の幹部によると、『官邸と保安院はひとでなしです。東電もこのまま黙っているなら同罪です』と」
青山繁晴
「農水省の人ですけど、ま、彼、普段から良心的な人ではありますが、官邸と原子力安全・保安院と、そしてそれに追随する東電をひとでなしだと、ね、言ってるわけで、これどういうことかっていうのを、このあと、CMのあと解説しますが、キーワードはこれです(フリップ出す)」
村西利恵
「ここでズバリキーワードは『まだら汚染』。ひとでなしという言葉の真意について詳しく話していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「ま、コマーシャルの前は、ひとでなしという文言まで出てきましたけれども、一体どういうことなんでしょうか。続きをお願いします」
青山繁晴
「ねえ、ヤマヒロさんの言われたとおり、ひとでなしって言葉はほんとに強い言葉で、しかも普段非常に温厚な、あの、清潔な感じの人がそれ言ったんで僕もびっくりしたんですが、さっき皆さんに見ていただいたこのまだら汚染、これあの、この言葉を頼りにですね、この人の、その、農水省幹部の話の真意を説明しますとね、要するにその、大気中の放射線による汚染が、すごく全部高濃度になってるっていう意味では全くないんですよ。そうではなくて、あくまでもこういうまだら状態になってると。実はそれは当然のことであって、その、放射性物質っていうのはチリみたいなもんですから、要するに風に乗ってこう広がっていくわけですね。だから、均一に同心円で広がっていくってことはそもそもあり得ないわけですよ」
山本浩之
「はい」
青山繁晴
「で、海の上の風も、皆さん船に乗られたら分かるように、いつも均一に吹いてるわけじゃなくて、色んな吹き方しますでしょ。だから陸地は地形と風によってまだらになるし、海の上も、実は気象条件によって、その、放射性物質の広がり方が違うから、大気が全部そうなってるんじゃなくて、たまたま、そのコウナゴを獲った海域の上の、その部分だけ大気汚染がある程度あって、それで、その表皮に付いたんだっていうことなんですね」
山本浩之
「なるほど」
青山繁晴
「で、これを、何で原子力安全・保安院も、その、官邸も、もっとはっきり言うと、官邸でしょ、要するに農水省にプレッシャーかけてるの、保安院がかけられるわけないから。だからあくまで菅総理の問題なんですよ。官邸が何でこれに、官房長官も含めて、実はプレッシャーをかけているか、つまりこういうの発表するなよとなってるかというとですね、そのまだら汚染ってことがまずいって話なんですよ。どうしてまずいかというとね、これ見てもらうと分かるんです。はい、出して下さい」
村西利恵
「枝野官房長官はおととい会見で、福島第一原発の事故で、20km圏外の福島県・飯舘村など、5つの市町村も避難区域を設定すると発表しました」
青山繁晴
「はい。これもね、この字面だけだと分かりにくいけども、この絵を見ていただくとね、皆さん一目瞭然で分かるんですよ。もう福島原子力災害が始まって1カ月になりますが、その間ずっとね、この同心円で、この20kmの中にいる人はとにかくもう避難してくれと。で、20kmから30kmまでの人は自宅に籠もるか、建物に籠もるか、あるいは自主的に避難してくれと、ずっと同心円で言ってきたんですよ。それが突然ですよ、おとといですからほんとに1カ月後になったら、この同心円とは関係ない例えばこの飯舘村、飯舘村って村役場からこの原発まで40kmあるんですよ。ね。で、その人たちに、これあの、実は計画避難と称しててですよ、この1カ月の間に自分で計画して出ていってくれと、でも避難先は用意してませんけどって話でね」
山本浩之
「これは怒ってましたよ〜」
青山繁晴
「で、そのこと自体びっくりなんですが、今まで言ってきたことと話が違うじゃないですか」
山本浩之
「ああ、そうですね」
青山繁晴
「ということは、実はこれまだら汚染だからですよね。つまり20kmの中でも、実は、ほとんどその放射性物質が検出されない所もあって、しかし遠くても検出される所があって、実はこっちが(同心円じゃなく飯舘村なども入るのが)ほんとなんですよ。だから枝野さんは、実は間違ってましたと言うべきなのに、それ、ほっかむりしてですよ、同心円をずっと間違って言ってきたよねと、間違って避難もさせたよねと、ね。これね、災害が起きた、つまり事故が起きたその初日とか2日とか、ま、せめて1週間だったら分かるんですよ、とにかくとにかくこの周りの人、全部逃げてくれと、ね。しかしそのあと、そのあとについてはですよ、特に3月17日以降は放射線量もすごく減ってきたんですから、もう実際にこうやって減ってきましたからね、それ、これ(同心円をもとにした避難)は緊急時であって、このまだらの方やりましょうってこと言うべきなのに、そういうの何にも言わないで、自分たちのこの、間違いを隠すために本当のことを言わない。だから農水省幹部は、その程度の保身のためにね、情報を隠そうとするのはひとでなしだと言ってるわけですよ」
山本浩之
「なるほど」
青山繁晴
「つまり漁業被害を防いだり、あるいは消費者の利益にもつながることをちゃんと言わない、その程度の保身のために。そして、このまだら汚染というのは日本でもちゃんと、実は予測されていて、はい、出して下さい」
村西利恵
「緊急時迅速放射能影響予測というシステムがあります」
青山繁晴
「はい。これ、まあ略称スピーディ(SPEEDI)って言うんですけどね、これあの、えらい、ま、ほんとに役人の付けた名前って困ったもんなんですが、その、緊急になった時に、その、すぐに出せるシステム作りましたと。それは、その、放射能が実際はどういうふうに、その、実態としてどういうふうにに広がるかって予測なんですよと。これ実はですね、あんまり言いたくない面もあるんですが、今から11年ほど前に、私たちが提案したことのひとつなんです。同心円で広がるわけないから。で、アメリカのニューヨークの電源でインディアン・ポイント2っていうね、原子力発電所あるんですが、そこに行ったら同心円を否定してて、要するにシミュレーションかけてですね、地形と風でこうやってまだらに広がる、それを予測して、さあ何月何日、何時何分に緊急事態になったら、このシミュレーションでやりますってことやってるんですよ。で、それを調べまして、日本政府に提案して、そしてこのシステムを作った。残念ながらシステム作る時は既得権益がドッと入ってくるから、私たちはその時点では排除されたんですが、でも税金でこれできたんですよ。できてやってるわけでしょ?しかしこれ皆さん3月28日発表ってのは、この日1回だけ発表しただけで」
山本浩之
「1回だけですよね」
青山繁晴
「あと、ほっかむりなんですよ。こんな無茶苦茶な話はね、他の国で考えられないです。これも、これがあるんだったら同心円の話はどうなったんだということを言われるから、このSPEEDIを1回しか発表してないってことになるわけです。で、これを考えるとですね、私たちの税金も含めて、その、いろんな努力がなされてるのに、それ活かされてないってことになるんですが、しかし皆さん今日何度か言いましたこの農水省の幹部も含めて、私たちの国の特徴は、どの組織にも良心的な人がいる。そして今回の原子力災害でも、私たちは改めて、驚きの人たちを見ましたね。それはこれです」
村西利恵
「この大震災による警察職員の被害の状況は、おとといの時点で21人が死亡、9人が行方不明となっています」
青山繁晴
「はい。警察官がずいぶん亡くなってるってことはバラバラに報道されてご存知の方多いと思うんですが、何と合わせて30人の犠牲が出たかもしれないっていう状況なんですね。そしてこの写真、これはあの、読売新聞から引いた写真ですけれどもね、あの、例えば八島さん、とても若いです。これ実は20代から定年間際の方までたくさん警察官いらっしゃって、そして、この警察官に助けられた人の証言によればですね、その、交差点で、後ろから津波が来てて、それが、警察官明らかに分かってるのに、その住民の方たちを正しい方向に、車の人も歩く人も導く、その、指導することを優先させて、自分はこう背中から、津波に飲み込まれる直前に、目が合った、その被災者の方もいて、その目は明らかに覚悟した上でのことであったと。それを、話をだんだん聞いていくうちに、この『アンカー』でも放送した、あの大事なことと、僕は重なって見えるんです。これ最後に今日はちょっと見て下さい」
青山繁晴
「はい。皆さん、この硫黄島に、立入禁止の硫黄島にあえて入って、その時に見聞きしたこと、この番組で、ずいぶん前ですけどお話しいたしましたね。あの時に栗林中将以下、戦って下さった僕たちの先輩は、自分のためじゃなく人のために、公のために、祖国のために、自分の命を投げ出して戦ってくれました。それと同じように、現代の、あれから66年を経て、現代の警察官に、しかも世代を問わず、女性もいらっしゃいます、性別を問わず、いたっていうことは私たちの国の、実は救いであって、だからこういう人たちの志に報いるためにも、今の政府はいったん解体して、私は出直して、この復興を成し遂げるべきだと思います。はい、今日はここまでです」
山本浩之
「はい、よく分かりました。ありがとうございました。以上“ニュースDEズバリ”でした」
____________________________内容紹介ここまで
最初の方で金曜レギュラーの森田実さんについてチラッと触れられてますが、森田さんも毎週かなり強烈に菅政権を批判してます。青山さんと同等か、あるいはそれ以上かもしれません。
てか、思い起こしてみれば、月曜から金曜までコメンテーター全員が菅さん批判してるというか、少なくとも震災以降ほめてる人は一人も見たことないですね。無理もないけど(T^T)
この後いくつかニュースが紹介されましたが、青山さんからは、統一地方選後、精力的に動いている橋下府知事について解説がありました。
それも含め、ここで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらを是非ご覧下さい。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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