日本を守り抜きましょう

 「もう秋やな……」。
 夫が冷蔵庫からキリンの「秋味」を取り出しながらポツリと言った。
 テレビでは麻生総裁の“敗北”インタビューが流れていた——。


 今これを書いてる時点でまだ全議席が確定したわけではないんですが、取り急ぎ新エントリーを起こしておきます。
 構成とか雑ですが、すみません<(_ _)>
 
 まずは、民主党支持の皆さん、おめでとうございます。
 自民党支持(≒民主党不支持)の皆さんは残念でした。

 皆さん、選挙結果についてはおっしゃりたいことが色々とおありだろうと思います。
 前エントリーのコメント欄がすでにヒートアップしかかってる気配ですが、できれば双方、なるだけ冷静にお願いしますね(^^ゞ
 
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投票日前に観ておこう!

090829-05ranbo.jpg いよいよ明日ですね、衆院選の投開票日。

 最近忙しくてほとんどネット巡回する時間がなかったんですが、日本の将来を憂える皆さんは活発に動いてらっしゃったようですね。

 YouTubeも久々に回ってみました。
 投票日前にこれはぜひ皆さんに観ておいていただきたいなと思ったものをいくつか、できるだけ「楽しめる」ものを中心に紹介いたします。
 (テキストリンクをクリックして下さいね。画像からは飛べません<(_ _)>)
 
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「アンカー」北“弔問外交”の狙い&民主政権で日本沈没?

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■8/26放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

政治空白“置き去り”ニッポン・北“弔問外交”の狙い・拉致問題は?青山解説

090826-04title.jpg 北朝鮮の動きがますます活発になっていますが、その狙いとは?
 あと、最後に私の方から「WiLL」最新号の大特集「民主政権で日本沈没!」よりちょこっと中身紹介。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________
 
韓国と北朝鮮、26日午後に金剛山で南北赤十字会談 離散家族面会など協議へ(FNN8/26)
米・ゴールドバーグ調整官、安保理の北朝鮮制裁決議は効果が表れているとの考え示す(FNN8/26)

 …………等々、南北関連ニュースが伝えられたあと…………

山本浩之
「はい。このあと青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーはズバリこの北朝鮮関連のお話だと」

青山繁晴
「そうですね。あのー、この北朝鮮の今の動きを見るにつけて、ま、あと4日でね、総選挙なんですけど、この40日間ほんとに長かったなあと。40日間、その、選挙以外はほとんど政治空白、もっとはっきり言うと政治が欠落してるような状況がずっと続いてて、で、その間世界はもちろん大きく動き、あるいは新型インフルのような新しい危機も深まり、特にその、北朝鮮を中心とした動きを見るとですね、こういう言葉が頭に浮かびます(フリップ出す)」

090826-01frip.jpg

山本浩之
「『直球 魔球 変化球』」

青山繁晴
「ええ。あの、別に高校野球の見過ぎでこう言ってるんじゃないんですね。あの、直球、変化球がもう自由自在にこの朝鮮半島で投げられてるって感じがする上に、まあ実は魔球と呼ばざるをえないような、ま、したたかな上にもしたたかなボールを北朝鮮が投げてきたんじゃないかという現実があってですね、これあの、新型インフルと同じで、総選挙終わって新しい内閣がいずれにしてもできる、そうするとすぐにこの魔球に対処しなきゃいけなくなる。今日その話をですね、あの、事前にみんなで一緒に見ておきたいと思います」

山本浩之
「はい。ではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」

(いったんCM)

 …………………………VTR開始…………………………

090826-02siki.jpg

 23日、韓国ソウルの国会前広場で金大中元大統領の告別式が行われた。告別式には国内外からおよそ2万4000人が参列し、アメリカのオルブライト元国務長官など世界各国から弔問団が訪れた。

090826-03chomon.jpg

 葬儀に先立ち、金正日総書記のメッセージを携えて北朝鮮の弔問団が韓国を訪問。李明博大統領との会談を要求するなど、積極的な弔問外交を行った。

【23日】
李明博元大統領
「金総書記はこの前テレビで見たら健康なように見えましたが」

朝鮮労働党 金己男書記
「健康です」

 およそ30分間に及ぶ詳しい会談の内容は明らかにされていないが、金正日総書記からのメッセージの中身とは何だったのか。

 ミサイル発射や核実験と強硬路線を進んでいた北朝鮮が一転してアメリカ、韓国と対話の姿勢を示し始めた。

090826-04title.jpg

 動き出したかに見える北朝鮮問題。今日はその真相にズバリ迫ります。

 …………………………VTR終了…………………………
 
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GHQ焚書「敗走千里」より支那軍の実態

【2017/1/26 原文を現代文に直したものをUPしました。
【現代文】GHQ焚書「敗走千里」より支那軍の実態


090822haisou.jpg 拙エントリー7/19付:GHQ焚書より 拉致され兵隊にされた中国人青年の体験で紹介したGHQ焚書の「敗走千里」を古書店で購入、読了しました。

 上記エントリーでは「支那事変(日中戦争)が起きて間もない中国での中国人による実体験記」と書いたのですが、実際に読んでみますとノンフィクションを元にしたフィクションというか、実体験をもとに脚色された小説という感じです。

 今日はこの「敗走千里」から引用を交えつつ内容を紹介したいと思いますが、その前に、著者の経歴及び出版に至るまでの経緯をざっと説明します。

 著者は陳登元氏という中国人です。
 お父さんが親日家で、彼自身も14〜5歳の頃に日本に留学し、日本語の先生である別院一郎氏に出会います。

 陳氏は中学から大学へと順調に進み、昭和13年の春には大学を卒業する予定でしたが、昭和12年に日支事変(支那事変)が勃発。
 故郷が心配になった彼はその年の8月、一旦帰国します。
 が、それきり何か月経っても帰って来ず、別院氏は心配します。

 そしたら昭和13年1月になって、別院氏のもとに陳氏から一通の手紙とともにどっさりと原稿が届きます。
 手紙によると、何と陳氏は実家にいたところを「強制徴募」により兵隊にとられてしまい、江南の戦線に送られたとのこと。
 そして砲煙弾雨の中の生活を送ること2カ月、重傷を負い病院に収容されたと。
 幸いにも快癒に向かい退院できるところまでこぎつけたので、病院を脱出したと。まごまごしていたら、また戦線に送られるからです。

 その後の経緯はよく分かりませんが、ともかく陳氏は上海にたどり着き、そこで原稿を書き上げたのです。陳氏の手紙の一節にはこうあったそうです。

 「僕は書きました。僕の経験し、見聞せる範囲内に於いての殆ど残らずを書きました。別送の原稿、お忙しくはありませうが一つ読んで下さいませんか。戦争とはこんなものです。僕は神の如き冷静さを以つて、純然たる第三者の立場から、凡(すべ)てを客観し、描写しました

 原稿を読んだ別院氏は「これは出版の価値、大あり」と判断します。
 陳氏の希望に沿って、別院氏は骨子を損ねない範囲で文章を修正し(日本語のおかしな箇所を訂正したり、中国の軍隊用語を日本の読者に理解しやすい用語に変更するなどし)、「敗走千里」は昭和13年3月20日、初版発行に至りました。

 陳氏による前書き(別院氏に送った手紙の一節)及び別院氏による後書きを文字起こしして下さっている方がいますので、詳細は以下を御覧下さい。
『敗走千里』陳登元著 別院一郎譚 自序魚拓
『敗走千里』陳登元著 別院一郎譚 後序魚拓

 ちなみに初版は4800部。その後非常に短い期間で版を重ね、私が入手したのは昭和13年6月15日12版です。西尾幹二氏によれば、約3万5000部売れたとのことです。
 定価は当時で1円40銭。但し、横に小さく「満州、朝鮮、台湾、樺太等の外地定価1円54銭」と記してあります。うーん、何かしみじみ来るなぁ(T^T)

 ——では、「敗走千里」の内容紹介に入ります。
 主人公はもちろん陳登元氏当人なのですが、著書の中では陳子明(チエンツミン)という名前に変更されています。

※青い文字が「敗走千里」からの引用箇所です。
※できるだけ原文に忠実に入力しましたが、旧漢字でパソコンでは出ないものは新漢字に直してあります(参考資料:新漢字・旧漢字対照表
※新漢字でも読みが難しそうなものはこちらの判断でフリガナをつけました。
※用語解説は基本的にWikipediaを参照しました。
 
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「アンカー」新政権を襲う重大な2つの試練 新型インフルと北朝鮮

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■8/19放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

日本は置き去りに…北朝鮮の狙いは?青山

090819-03title.jpg 当日のテレビ欄は上記のようになってたんですが、新型インフルエンザの「本格流行」が始まったらしいということで急きょ変更。
 前半は新型インフルエンザ、後半は北朝鮮。いずれも新政権が直面するであろう重大な試練です。

 コーナー前に新型インフルエンザ関連のニュース及び青山さんの解説がありました。そこの解説は箇条書き、続いてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________
 
新型インフルエンザに感染した名古屋市の81歳女性死亡 死亡は全国で3人目(FNN8/19)
新型インフルエンザ 舛添厚労相「本格的な流行がすでに始まったと考えていい」(FNN8/19)

 …………以下、青山さんの解説(要旨)…………

●国民に対しての情報が出ているようで実は少ない。今日の舛添会見はその意味では初めて情報量がたっぷりある話だった。が、配慮しながら発言してるからポイントに気付きにくい。ポイントをいくつか指摘すると、たとえば「真夏に流行ってるというのは自分も予想できなかった」と。自分も、というのは厚生労働省もその中の専門家らも予想しきれなかったということ。

●ウイルス学の先生方、アメリカのCDCも含め色々集めてみると、舛添さんの言ってる本当の意味は、今流行っている新型インフルエンザのウイルスがひょっとしたら突然変異を起こしていて、暑さや湿気に弱い従来の季節型インフルエンザのウイルスとはもう別物に変わってしまっていて、それが流行につながってるんじゃないかってことを示唆している。会見がけっこう丁寧なのでよく記録に基づいてもう一度チェックすると、専門家によく研究してほしいってことも言ってる。だから今までの季節型インフルエンザの常識を僕らは捨てなきゃいけないってことも物語っている。

●もう一つ、テレビを御覧になってる方の最大関心事は「流行っているのはわかった、じゃあどうすればいいのか」。普通に考えるとこれはワクチン投与が一番効果的、それに勝る物はない。舛添さんは会見の中で、5300万人分のワクチンを用意するつもりだったが、もともと国内メーカーにその生産能力はなかったと。残りは輸入する予定だったということになる。それがもう実質できない状態。世界的流行になっているので、日本人のためだけに、たとえば海外の貧しい国に行くはずだったワクチンを日本に持ってくるわけにいかないと。従って少ないワクチンで対処しなきゃいけないということを舛添さんは本当は言っていて、だから手洗い、うがい、自衛を一生懸命やって下さいということを強調した。
 
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64年目の夏に読む青山さんの新刊&うじき氏親子の「戦争」

090815ao-sinkan.jpg 今日は青山繁晴さんの新刊「王道の日本 覇道の中国 火道の米国」の紹介と感想、そして先日テレ朝で放送された「ドキュメンタリ宣言」うじきつよし氏親子のお話を中心に。

 まずは「王道の日本 覇道の中国 火道の米国」、表紙の地図の色分けに注目。
 何かお気づきになりましたか?

 そうです。白い色は本来の日本領。明るい黄土色は本来の中国領。
 チベットや東トルキスタン(ウイグル)などの独立国家群を除くと、中国はこんなに狭くなってしまうのですね。
 
 この表紙には、「フェアに物事の本質を見よう」と常々言われている青山さんらしさがよく表れていると思います。

 フェアと言えば、先日アマゾンのレビューを見て驚きました。
 発売日である8月6日に(アマゾンで注文した人の多くはまだ到着していないと思われ)、いの一番にレビューを書いている人がおられるんですが、それが星1つなんですね。しかも、こう書かれてあるんです。
 
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「アンカー」オバマ“核廃絶”は実現可能か?

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■8/12放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

オバマの“核廃絶”演説に広島・長崎の市長も期待表明・実現可能?青山ズバリ

090812-15kakusan.jpg 日本の核武装には絶対反対の青山さんですが、オバマ大統領のプラハでの「核なき世界」演説については非常に懐疑的です。

 なお、先週に続き今週もメインキャスターの山本浩之キャスターは夏休み。岡安譲キャスターが代わりを努めています。で、もう一人、先週に引き続き林弘典キャスターも同席。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________
 
岡安譲
「青山さんのコーナーなんですが、えー、先週はマニフェストでした。今週はどんな話題をしていただけるんでしょうか」

青山繁晴
「はい。あのー、今週、予感されてる方も、これかなと思ってらっしゃる方もいるんではないかと思うんですけれどね。というのは、この1週間考えていただくと、毎年のことなんだけども、やっぱり重大なことありましたよね。それはあの、皆さんご承知の広島、長崎の原爆記念日であって、64回目の夏がやってきたわけですけれども、今年の広島、長崎の平和記念式典は、もう過去とは全然違う大きなことがありましたよね。それは今年の4月5日にチェコのプラハという所で、オバマ大統領が核なき世界ということを、世界最大の核大国のアメリカが核なき世界ってことを言ったと。で、それについて、たとえば広島の秋葉市長などはですね、もう絶賛する、もうオバマさんと手を組むことが一番なんだという雰囲気を非常に強く出された。で、これは実はその、普通の国民の方々、あの、それは広島、長崎、被爆地の方々もほんと含めてだと思いますけど、普通の国民、つまり豊かな常識、健全な常識を持ってる国民こそ、大丈夫なのかなって疑問をほんとは持たれたと思うんですよ。そんなにオバマさんを持ち上げて、それが本当にその、被爆者の願いである核なき世界にほんとに結びつくのか。それほどオバマさんの言ってること、当てになるのかってことを、みんなほんとは思われたと思うんですよ。ところがね、なかなかね、そういうふうに言いにくいんですよ。こういうその、美しい言葉で語られることっていうのはですね。であると同時にその、すごく核という大事な問題なんですね。だから今日のキーワードはあえてこうさせていただきました(フリップ出す)」

090812-01frip.jpg

岡安譲
「『美しいバラ』」
 
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「朝鮮紀行」イギリス人女性が見た19世紀末の朝鮮(1)

0908bird-chousen.jpg 今日はイザベラ・バード著「朝鮮紀行〜英国婦人の見た李朝末期」(時岡敬子訳/講談社学術文庫)から、19世紀末の朝鮮に関する興味深い記述を引用でお届けします。

 まだ読んでいる途中なんですが、すでに付箋いっぱい(^^ゞ。たぶんシリーズ化すると思います。

 引用を始める前に、いくつか補足を。
 まずはこちらの写真をご覧下さい。クリックすると新規画面で拡大します。
 
0908bird-soul.jpeg

 これは「朝鮮紀行」73ページに掲載されている写真です。
 キャプションには【ソウル、《南通り》[南大門路]】とあります。
 
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「アンカー」外交&安保は?各党マニフェスト点検とクリントン訪朝

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■8/5放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

外交&安保は?各党マニフェスト青山点検

090805-16shamin.jpg 各党マニフェストが出揃いましたが、外交・安全保障はどう記述されているのかを、民主党と自民党を中心に青山さんが比較し、問題点を提起。

 コーナー前に、クリントン元米大統領訪朝のニュース及び青山さんの解説がありました。そこの解説は箇条書き、続いてコーナー導入部〜本編は完全起こしでお送りいたします。

 なお、本日はメインキャスターの山本浩之キャスターが夏休みにつき、岡安譲キャスターが代わりを努めています。で、もう一人、ふだんはいない林弘典キャスターも同席。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________
 
米・クリントン元大統領北朝鮮電撃訪問、女性記者とともに帰国の途に(FNN8/5)

 …………以下、青山さんの解説(要旨)…………

●アメリカ政府が公式に言っている「これは私的な訪問です」は嘘。チャーター機の莫大なお金は誰が払う?クリントンさんがポケットマネーから出すとは考えにくい。帰りに給油だといって米軍基地に寄った。これは私的な訪問か?

●これらはいろんな説明つけるのかもしれないが、逃れられないことが1個あって、クリントン元大統領が行く前に、ヒラリー・クリントン国務長官つまり政府の一員がこういうふうに言った。2人の記者の問題については北朝鮮が恩赦を出してくれることを期待すると。ということは、2人を拘束したのは正しいんだと、それに対して処罰したのもやむを得ないんだと。いわばボールを投げてから夫のクリントン元大統領が行ってるから、要するにアメリカ政府が北朝鮮との交渉で道筋作ったところでクリントン元大統領が行ってることは明らか。これを私的な訪問と言う自体が、同盟国であり北朝鮮の脅威を受けている日本に対して無礼なことだと思う。

●どうしてそんな嘘をつかなきゃいけないかというと、アメリカには一種のトラウマがあって、訪朝は2回目。カーター元大統領が94年に行った時、行って下さいとお願いしたのはまさしくクリントン。この後カーターは金日成国家主席と会談して、その時、何と北朝鮮は核開発をやめると合意した。やめる代わりに原子力の平和利用するから軽水炉の原子炉作る、それ全部、日本やアメリカや韓国が作ってくれと。要は日本の技術力とお金を期待した。そして実際に北朝鮮で工事をやって、それが途中で突然北朝鮮が濃縮ウランを開発、つまりウラン型の原爆を開発してるという趣旨の発言をして、後で否定はしたが、それで工事が止まった。今、日本政府は、外務省HPを見たら分かるが、北朝鮮にカネを返せと求めていますとなってる。返すわけはない。

●今回またそれと同じことをくり返してる。それも北朝鮮が2人の女性記者という人質を使って同じくり返しを企んでると分かってるのに、やるということだから、いや、私的な訪問でとなってる。もっと深い部分でどうしてなのかというのは、この後コーナーで。

 …………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………

岡安譲
「だから私たちの日本の立場も含めてですね、この後の青山さんのコーナーも実はこのクリントン元大統領の訪朝が非常に深く関わっている」

青山繁晴
「はい。その通りで、あの、この後コーナーに行きたいんですけど、ちょっとあの、皆さんがやっぱり関心強いこと1つ付け加えておくと、要するに朝鮮中央通信を始めとした朝鮮メディアが伝えてるその、今回の写真でやっぱりおかしいなと思われたと思うんですね」

村西利恵
「健康状態の悪化が伝えられていたのに…」

青山繁晴
「ええ、あの、これちょっと打ち合わせなしでやってるから出るかどうか分かりませんが、その、座ってる写真のクリントンさんとその、金正日さんのこの大きさの違いとですよ、あの、立ってお2人が映ってる写真とあの、これ全然ね」

090805-01kurikim1.jpg

青山繁晴
これ(立ってる写真)だとそんなに背が違わないように見えるじゃないですか」

村西利恵
「しかも血色もいいように見えるんですよね」

090805-02kurikim2.jpg

青山繁晴
「で、これ(座ってる写真)だとすごく大きさが違うように見えるでしょ。それで僕はあの、クリントン大統領には実際にあの、2回お会いしてますけれども、あの、背はまあアメリカ人としては普通プラスアルファぐらいだけど、全体にすっごいでかいんですよ。グリズリーみたいにでかい」

岡安譲
「クマ。ええ」

青山繁晴
「で、金正日さんと会ったことはないけども、金正日さんが小柄だってのは世界でよく分かってるわけだから、座ってる時にはちょっと操作しにくいから、立ってる写真についてやっぱり操作したんじゃないかなって疑惑は、早くもその、各国の当局がこれ関心持って調べてるわけですよ。調べてるけどね、あの、何が言いたいかというと、要するに北朝鮮の宣伝にそうやって使われてますよということなんですよ。今後も使われますというところがね、この写真からも窺えますねということなんです」

岡安譲
「だからほんとにそういう意味ではアメリカは北朝鮮の術中にはまってほしくはないんですが、ま、今回もう行ってしまったものはしょうがないとして、じゃあ私たち日本の立場は一体どうなるんであろうと」

青山繁晴
「はい。でね、これは前回のカーター訪朝の時より悪くなってんですよ。というのはね、カーター訪朝の時はさっき言った通り、日本の技術力やカネを引き出されようした。それはけしからんけれども、でも日本の存在感すごい大きかったわけじゃないですか。要するに日本がいなかったら北朝鮮問題は解決できないってことでもあった。今回は全然もう日本と関係なくやってるわけです」

岡安譲
「全く無関係の……」

090805-03ao.jpg

青山繁晴
「はい。だから日本の存在抜きにしてアメリカは動いてるってことで、その、94年の時より、15年前よりもすごく悪くなってるってことなんですよね。で、その上で、いいですか、あの、今日のコーナーに入っていきたいと思うんですけれども、今日の“ニュースDEズバリ”コーナーは先週皆さんにお約束した通り、あの、マニフェストをやりたいんですね。あの、各党ようやく出揃いましたから。で、出揃ったマニフェストを全部積み上げたらこれぐらい(両手で20cmぐらいの高さを示して)になるわけですけどね、その中でその、外交・安全保障だけ取り出すとだいたいこれぐらい(上の画像参照)の厚さになるわけですよね。この外交・安全保障のことに今日はあの、絞ってやりたいと思います。それどうしてかというと、まさしくこれが理由です(フリップ出す)」

090805-04frip.jpg

岡安譲
「『クリントン・ショック』」

青山繁晴
「はい。あの、今、お話ししました通り、その、クリントンさんの今回の訪朝というのは、日本にとってはこれ、クリントン・ショックとしてあえて受け止めるべきだと思ってます。すなわちもう世界の中で日本の存在感が失われていってて、あの、アメリカみたいな同盟国からもその存在感が失われてて、日本抜きでアジアの問題が解決されようとしてる。そういう時にその、この総選挙で外交・安保を争点にしないでいいんでしょうかということ、それを中心に考えたいと思います」

岡安譲
「はい。日本の未来を大きく左右する安全保障について、コマーシャルのあと青山さんの解説です」

(いったんCM)

岡安譲
「クリントン元大統領の電撃訪朝はまさに日本の安全保障上、クリントン・ショックとも言うべきで、今こそ日本の安全保障が議論されるべきなんだということを青山さんは先ほどおっしゃいました。それでは詳しい解説をお願いします」

090805-05title.jpg

青山繁晴
「はい。あの、こうやってようやく各党のマニフェストが出揃ってきたんですけど、あの、今日最初にね、安全保障の話に行く前にね、一言やっぱり皆さんにお話ししておきたいと思うのは、このマニフェストって言葉ね、これほんとは嫌ですね」

村西利恵
「なぜですか?」

青山繁晴
「何で日本の選挙にこうやって外来語を使わなきゃいけないのか。あの、さっきの裁判員制度じゃないですけど、僕これあの、当初から反対で、今も反対なんですよ。ただ、まあもうしょうがない(笑)。あの、こうなったら定着させるしかしょうがないでしょうが、それだけによけいね、これやっぱり原点をもう1回、一瞬だけ確認しておきたいんですけどね、これマニフェストってこの、ここにちょうど文字がありますけどね」

村西利恵
「綴りがあります、はい」

090805-06title2.jpg

青山繁晴
「これあの、普通の英語だったらここまで(tまで)ですけど、最後にO(オー)が付いてる。これもともとイタリア語が始まりですね。で、マニフェストってそのイタリア語の意味は、あの、英語で言うとDeclaration、日本語で言うと宣言っていうことであって、つまりあの、こういう理念をはっきり宣言しますよと、パチッとこういう原則を決めてしまって、だからこの原則の下にいろんな個別の政策がぶら下がりますよっていうことなんですね。従って安全保障に限らず、あの、このマニフェスト、あの、特に今回の総選挙では、たとえばあの、子供のいらっしゃるご家庭にどういう手当を行うかというのがね、ま、各党その、やっぱり出し合いみたいになってて、そこは競争になってるでしょ。でも、たとえばそのことについてマニフェストの本来の姿で言うと、たとえば日本の人口はこれから減ると言われてるけれども、しかしたとえば1億人まではね、減ってもしょうがないけど、ここは絶対に確保すると、ね。ま、それが9000万人でもいいですけど、その、ちゃんと合理的な理由をつけて、たとえば1億人だけは絶対確保しますと。で、そのためにはどうするかと。で、この1億人ってたとえば数字があって、そのためにはその、私たち、たとえば僕自身も増税にも耐えて、その1億人を守るためにこういう負担をしますというふうにやるべきなんですね。その肝心なその理念、この国のその、姿っていうものについてのやっぱりマニフェストはあの、全体に弱いなというのがやっぱり感じますね」
 
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「TVタックル」張景子の( ゚Д゚) ハァ?発言集その2(付:本澤二郎氏)

■8/3放送「TVタックル」北朝鮮&中国

「暴発寸前!?北朝鮮の核&後継者…中国マネーが日本買収&資源略奪格差暴動!!(秘)民族問題」
出演者:ビートたけし・阿川佐和子・大竹まこと・三宅久之・王曙光・張景子・金慶珠・勝谷誠彦・本沢二郎・江口ともみ(当日のテレビ欄より)

 本日は張景子さんの( ゚Д゚) ハァ?発言集です。
 他の出演者によるツッコミ付き(1箇所だけ私くっくりのツッコミ)。

 敬称略。あくまで要旨です。
 そのうちネットで動画が出回るかもしれませんので、正確な発言はそちらでご確認を。
 
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