※
【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■5/11放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
浜岡原発停止を要請した菅首相突然の決定のウラ側…保身?外部圧力?その背景を青山がズバリ!
前半は菅首相の突然の浜岡原発停止要請のウラ側。後半は被災地・南三陸町取材報告。
ちなみに浜岡原発停止要請については、
5/7付エントリーで4/20放送「アンカー」青山さんの解説を引かせてもらったんですが、今日の「アンカー」でもこの箇所がプレイバック。経産省幹部によれば、やはり停止要請は菅さんが勝手にやったことだそうで…(T^T)
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
※引用転載はご自由に。事前連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。また画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。
内容紹介ここから____________________________
山本浩之
「さ、そして、えー、このあと、青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーに移りますけれども、今日ももちろん、震災に関連したお話です」
青山繁晴
「はい。あの、このごろ、特にその震災の中でも福島原子力災害に関して、えー、その政府の動き、いくつかありましたね。例えば今、ずっと話題になったその浜岡の原子炉、とにかく全部止めるって要請を出した。それから昨日、福島県の川内村っていう警戒区域になってる所に、住民の方々を一時的に、お帰りいただくと、いうことありましたね。で、これをその、報道の仕方によっては、何か政権、お上の側からですね、配慮があって、その、良いことも行われていると、いうふうな受け止めもあるんじゃないかと思うんですけれどもね。しかし、これを私はこのように考えてております」
山本浩之
「『統治セズ』」
青山繁晴
「はい。これどっかで聞いたなと、いうふうに思われるかもしれません。これはその通りであって、ちょっとこれ後ろを向けますとね(フリップを裏返しにして見せる)、えー、ここに、見えますか、ちょっと映していただけ…」
山本浩之
「はい、出てますね」
青山繁晴
「えー、2010年の5月12日、つまりちょうど1年前なんですが、
1年前の鳩山政権の口蹄疫という大きな危機、農家の方々が苦しんだあの危機に対して、僕は怒りを込めて、この政権は統治能力を失ってると申しました。そして、その現在の危機についても、実は、浜岡の問題に加えて、この警戒区域に2時間だけ、住民を帰したことが実は本当は、統治能力を失ってることなんだということを、これも今日も具体的に皆さんと一緒に考えていきたいと思います」
山本浩之
「ではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」
(いったんCM)
山本浩之
「さ、ひとつめのキーワードは『統治セズ』。ちょうど1年前と同じキーワードでした。さっそく解説お願いしたいと思います」
青山繁晴
「はい。あの、仮にも、私たちの選挙で選ばれた政権に対して、統治せずって言うのは、もうほんとによほどの覚悟を持って申し上げています。で、今、直近の問題として、その浜岡のことと、それから皆さんの、こう気持ちに今一番新しいのは、避難住民の方々の一時帰宅の問題だと思うんですね。こちらから入っていきたいんですが、ちょっと出していただけますか」
村西利恵
「昨日から警戒区域内への一時帰宅が始まりました」
青山繁晴
「はい。これ、あの、昨日から今日にかけても、延々、あの、TVを中心に報道されてですね。何かこう同情するかのような報道とかですね、まあちょっとは帰れてよかったですねっていう、ことにとどまってるんですが、僕はそのメディアの報道ぶりも、はっきり言って実にひどいと思います。どうしてかと言うと、この一時帰宅っていうのは、基本的にこれです」
村西利恵
「青山さんによると、これは実はおかしい。
2時間滞在という根拠がないし、そもそも川内村は汚染地域なのかという疑問がある」
青山繁晴
「はい。まずあの、2時間滞在っていうふうに、ま、役人から言われてですね、あの、ほんとに、日本国民まじめですから、まじめで誠実なんで、その通り2時間きちんと守られたわけですね。これまあちなみにアメリカ合衆国の国民だったら、自分、銃持ってることもあって、こんな2時間だけ自分の家に行けって言ったら、で、根拠を示さなかったら、たぶん撃ち殺しますよ、その役人をですね。ところが日本では誓約書書けって言われても、一部不満をおっしゃってもですね、誓約書まで書いて2時間守られた。そしてその結果、皆さんどうだったかはご存知ですよね」
青山繁晴
「あの線量計をつけておられます、あの、これ(防護服姿の写真示して)トランシーバーですけど、この中に線量計をつけておられますけどね。その線量計によるとですよ、
一番少ない方で1マイクロシーベルトですね。そして一番高い方でも10マイクロシーベルトですね。すなわち、その、健康に被害が出る被爆とはとても思えないわけですね。そしてちなみに、私は、あの、今ここに簡単な絵ですけど出てますけど、ここに福島第一原発があって、この、僕は50kmの所からですね、ま、郡山の辺りから車で一人でずっと入っていって、ところどころ降りて線量計をつけたままずっと入っていって、そして川内村はほんとは20km圏内のごく一部、えっと、半分以下なわけですよね。で、あの、その中、もっともっと奥の、その第一原発の正門の所まで行ったわけです。この構内に入るのはその1週間あとですね。4月15日にここまで行きました。行って、そして、いた時間は夜明けから昼前までですから、だいたい、えー、6時間半から7時間ぐらいいたわけですよ。で、だから2時間どころじゃないわけですよ。で、
僕の、全ての線量はですよ、23マイクロシーベルトだったわけです。だから、2時間に区切られる、まず根拠がないわけですね。で、根拠を示さないまま、それを受け入れろと。つまり、こういう非常に、こう、ま、大袈裟なと、あえて言いますが、その、防護服も着せられてて、マスクもさせられて、で、その上で2時間ていうのは実は根拠がない。で、2時間しか滞在できなかったから、住民にとっては例えば、そのペットの問題も含めてですよ、あるいは家畜の問題も含めて十分なことはできなかったんですね。で、その上にですね、より深刻なのは、果たして川内村は汚染地域なのかと。これ皆さん、僕いつもこの『アンカー』のこのコーナーで、あの、普通のニュースの中に、実はヒントが隠されていますってこと申してますが、皆さんこの、お手元これ見ていただくと分かるように、ご存知ですね、70cm四方のビニール袋を入れられて、この2時間の間にその、今(VTRが)映ってますね、自分で持って帰りたい物を持って帰ってくれと言われたわけですね。そして、
この中の物も、全部スクリーニングって言いまして、その被爆量を調査したところ、全て除染の必要がない、すなわち汚染されてないってことが、全ての物について確認されたんですね。その上で皆さん、お考えいただくと、地域の住民は避難なさいましたが、この持ち帰られた物は2カ月間、そのままだったんですね」