「アンカー」守屋逮捕でどうなる日米防衛疑獄

■11/28放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

守屋氏を強制捜査へ…額賀財務相への接待は?防衛利権の闇を青山がズバリ

071128-00title.jpeg ラテ欄は上記のようになってましたが、皆さんご存知の通り、今日(11/28)、守屋前防衛事務次官は逮捕されました。守屋氏の妻も逮捕されました。官僚の妻が逮捕されるのは異例のことらしいです。

 防衛利権の問題(青山さんは「日米防衛疑獄」と命名されてるようですが)は今後、どう発展していくのでしょうか。捜査の手は政治家にまで伸びるのでしょうか。青山さんの解説です。

 コーナーの前に関連ニュースが伝えられましたので、そこから起こします。

 細かい相づちはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。
 画像は“元祖たか”さんがUPして下さった映像(最後のリンク集参照)から、キャプチャさせていただきました。
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 内容紹介ここから____________________________
 
山本浩之
「数えきれないゴルフ接待はついに防衛省の汚職事件に発展しました。守屋前防衛事務次官が先ほど逮捕されました」

村西利恵
「東京地検特捜部は今日、守屋前次官と妻を収賄容疑で逮捕しました。防衛省のドンと言われた守屋前次官。出頭直前、FNNの取材に心境を語っています」

 …………………………VTR開始…………………………

記者
「守屋前事務次官を乗せた車が今、出発します。東京地検特捜部に出頭するものと見られます」

 山田洋行の元専務から過剰な接待を受けていたとされる守屋武昌前防衛事務次官が今日、収賄の疑いで東京地検特捜部に逮捕されました。

 また特捜部は、一緒に接待を受けていたとされる守屋容疑者の妻・幸子容疑者も共犯に問えるとして、同じく逮捕しました。

 山田洋行の元専務・宮崎元伸容疑者から300回を超えるゴルフ接待などを受けていたとされる守屋容疑者。

 発言は徐々に変わっていきました。

【今年8月・道すがら】

記者
「接待は?」

守屋前次官
「(ゴルフバッグ持って歩いている)そんなことないよ。そんなこと知らん。[VTR中略]そんなことを一般に言っていて、どうして人をそんなふうにおとしめるんだよ」

【先月29日・証人喚問】

守屋前次官
「便宜供与であったという認識は、私はございません」

【今月15日・証人喚問】

守屋前次官
「えー、久間先生と、あのー、額賀先生ではなかったかと思っております」

 ついに元防衛閣僚の実名を挙げたことで、今回の汚職は政治家ルートにも発展するのでしょうか?

 守屋容疑者は今朝、東京地検特捜部に出頭する直前、FNNの電話取材に応じ、逮捕前の心境をこう語りました。

【けさ8時頃・電話取材】

守屋前次官
「俺もだんだん疲れてるからさ」

記者
「今どんな心境って感じですか?」

守屋前次官
「いや、どんな心境も何もないよ。平常心で。うん。家族とみんなで話してます。家族で乗り切って生きていかないとだめだって時だから」

 かつての防衛省のトップが逮捕されるという異例の事態に、政府からもとまどいの声があがっています。

町村官房長官
「事務次官という、大変、事務方のトップ、重い職責にあった者が逮捕されたということは、防衛行政に対する国民の信頼を大きく失墜させるものとして、極めて遺憾なことあると。[VTR中略]かなり俗人的な問題もそこにはあるのではなかろうかと……」

【午後2時すぎ・自衛隊の幹部会】

福田康夫首相
「最近、社会で大きく取り沙汰されている事柄により、長年にわたり築かれてきた防衛省、自衛隊に対する国民の信頼が大きく揺らいでいることは、本当に残念でたまりません」

 今日、防衛省では、自衛隊の幹部が一堂に集まる幹部会が――。

 福田総理大臣や石破防衛大臣も出席し訓辞を述べる、年に1度の日に逮捕されることになった守屋容疑者。

 特捜部は今後カネの流れを調べ、防衛利権の解明を進める方針です。

 …………………………VTR終了…………………………

山本浩之
「えー、室井さんは今日の逮捕をどのように見つめていましたか」

室井佑月
「いや、よく、あの人ね、証人喚問でね、便宜は一切なかったみたいに、堂々とあんな嘘がつけたなあと思ったのが一つと、あ、よかった、思ってたよりまごまごしなくて、早く逮捕になったんで、よかったなと思って。あの、名前が挙がってる政治家の人たちとかも、証拠とか隠したりしそうじゃない?長くなると。守屋さん逮捕から。またそこから先があるわけでしょう?だからよかったなと思いました」

山本浩之
「なるほどね。まだはっきりとどのような便宜があったかどうかはわからないですね。そのゴルフ接待を受けたということが賄賂だと、今日は東京地検がそれでまた逮捕に……」

室井佑月
「これからどこまで喋るかだよね。ほんとのことをね」

山本浩之
「そうですね。で、守屋容疑者をめぐる疑惑っていうのはたくさんあるんですが」

071128-01moriyaflip.jpeg村西利恵
「はい。こちらにまとめてみました。上から見ていきます。まず、ゴルフや飲食接待について。98年4月からのおよそ8年間に300回以上のゴルフなど、金額の合計は1500万円以上になります。そして現金の授受については、還暦祝いに山田洋行元専務・宮崎容疑者から現金20万円を受け取ったことが明らかになっています。さらに妻への接待については、ゴルフ、飲食接待の同伴だけでなく、妻単独での接待も明らかになっている他、防衛庁幹部の婦人会の会合で使った飲食代金を山田洋行に負担させていたこともわかっています」

山本浩之
「だから夫婦で逮捕ってことになったんですね、今日」

村西利恵
「共犯とされましたけれども。そしてこれらの接待への見返りではないかと見られているのが、下の赤い部分です。まず、次期輸送機、CXのエンジン選定の取り計らいですね。自ら議長を務める装備審査会議で、CXエンジンのメーカーを、山田洋行が代理店契約を結んでいたGE、ゼネラルエレクトリックに決定。その後、山田洋行を退社した宮崎容疑者が作った日本ミライズへ発注させるため、宮崎容疑者に有利な発言をくり返しました。さらにそれ以前には、不正な水増し請求のもみ消し疑惑というのも浮上していて、2001年末に山田洋行の防衛装備品の代金水増し請求がわかった際、山田洋行の社員が守屋容疑者に相談して、その後防衛庁は異例の処分見送りを決めたということなんです」

山本浩之
「ま、これだけ数々の疑惑が浮かんでおります。で、守屋氏がゴルフバッグをかついでインタビューに答えていたのが10月19日ですから、10月11月と、ま、疑惑がこれだけ取り沙汰されていたんですけれども、ちょっと今から2週間前の『アンカー』のオンエアをご覧いただきたいと思います」

 ……………………11月14日のVTR開始……………………

村西利恵
「青山さんが入手した、捜査当局が描いている追及の流れ、こちらです」

071128-02kako.jpeg青山繁晴
「検察の狙いははっきりしててですね。宮崎さんは賄賂を送りましたね、守屋さんは賄賂を受け取りましたね、それを立件したいからで。宮崎容疑者を徹底的に調べてるところなんです。で、20日間の拘置を終えた頃に再逮捕。そしてそれとほぼ同時に守屋さんをついに収賄で逮捕すると。実はこれもまだ準備段階に過ぎなくて、いよいよ年明けから政治家に行くであろうと、そういう話なんですね」


筆者注★このVTRはけっこう細切れ編集されてますので、正確な内容については11/15付:「アンカー」日米防衛疑獄(付:金正男パリに現る)のテキストをご覧下さい。

 ……………………11月14日のVTR終了……………………

山本浩之
「今から2週間前のこれは放送です。で、この時点で11月28日、守屋前次官を逮捕というですね、放送をした番組はないっていうか、別に『アンカー』の自慢をしてるわけじゃなくて、これは青山さんの独自情報だったわけですよね?」
 
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外国人から見た日本と日本人(3)

 お待たせしました。外国人から見た日本と日本人の姿、第3弾です。
 有名なもの、さほど有名でないもの、戦争に関連するもの、関連しないもの、新しいもの、古いもの、各種取り混ぜております(敬称略)。
 今回はYoutube動画もご紹介!(^o^)
 
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豪新首相に親中派のラッド氏

 私としたことが風邪を引いてしまいました。
 23日は丸1日寝てました(まさに勤労感謝の日にピッタリの過ごし方?)。
 おかげでだいぶマシになりましたが、まだ鼻がグズグズしてます。

 それでなくても急に寒くなったし、空気も乾燥してますし、気をつけてはいたんですが、やはりどこかで油断があったんでしょうね。
 皆さんもどうかお気をつけ下さいね。

 今日はほんとは別の記事をUPする予定だったんですが、オーストラリアの総選挙の結果が出たようなので、急きょ変更しました。
 だもんでちょっと手抜きですが、許されて!<(_ _)>


 野党(労働党)が与党(保守連合)に圧勝し、11年ぶりに政権奪回したそうです。
 
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「アンカー」横田早紀江さん電話出演(付:額賀宴席同席問題)

■11/21放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

拉致問題どうなる?日米首脳会談で何が…国際情勢の真相を青山がズバリ

071121-00title.jpeg 横田めぐみさんの母・早紀江さんが電話で生出演。
 また、拉致問題“進展”に向け水面下で行われているという、日米中北によるすり合わせとは?

 コーナーの直前に関連ニュースが伝えられましたので、そこから起こします。

 細かい相づちはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。
 画像は“元祖たか”さんがUPして下さった映像(最後のリンク集参照)から、キャプチャさせていただきました。
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平松新市長のバックにいる団体

 今日はちょっとローカルな話題。

 私が大阪市民となって今年で丸13年になります。
 この際、自分のことは棚に上げて言わせてもらいますが、大阪人ってちょっとおかしいですよね。
 普段はあんなに合理的で現実的なのに、選挙になるとおかしくなる。タレントに弱い。イメージで投票してしまう。何なんでしょうこれは。
 だから今回の大阪市長選、平松さんが勝つと私は最初から思ってました(私だけじゃなく大部分の人はそう思ってたんじゃないかと)。
 
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「ムーブ!」盧武鉉政権の失われた5年間(2)

 今日は最後に日本海呼称問題@国連についても書いてます。

■11/16放送「ムーブ!」

将軍様支えた盧武鉉政権

071116-00title.jpeg 重村先生の「盧武鉉総括」その2です。
 今回は外交編。

(11/12に放送された内政編の起こしはこちらを

 細かい相づちはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧……と言いたいんですが、複数の人が喋ってる場面も多いので、そのあたりは多少あやふやです。

 画像は今回は私がテレビ画面をデジカメで撮影しました。粗くて申し訳ありません。
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「アンカー」日米防衛疑獄(付:金正男パリに現る)

■11/14放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

大連立の構想のウラに日米防衛疑獄?防衛利権の闇を青山がズバリ

071114-00title.jpeg 守屋前防衛事務次官、立件へ。やがて政治家にも捜査の手が?!

 コーナーの直前に関連ニュースが伝えられましたので、そこから起こします。

 細かい相づちはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。
 画像は“元祖たか”さんがUPして下さった映像(最後のリンク集参照)から、キャプチャさせていただきました。
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山本浩之(キャスター)
「数えきれないゴルフや飲食接待に、当然、見返りはあったのでしょう。東京地検特捜部は、守屋前防衛事務次官を収賄の容疑で立件する方針を固めたようです」

村西利恵
「特捜部は防衛省の職員を一斉聴取。守屋氏は日本ミライズに肩入れしているとの証言も得ており、接待の裏に便宜供与があったとみて、詰めの捜査を進めています」

 …………………………VTR開始…………………………

071114-01moriya.jpeg 無類のゴルフ好きとして世間にその名を轟かせることになった守屋前防衛事務次官
 証人喚問では接待を行っていた山田洋行の元専務・宮崎容疑者に対する便宜供与を否定しましたが、その証言が嘘だった可能性が出てきました。

071114-02miyazaki.jpeg 宮崎容疑者は去年、山田洋行から独立して日本ミライズを設立し、アメリカ大手メーカーの代理店として、自衛隊の次期輸送機のエンジン納入を目指していました。

 この時期、防衛省では商社を介さずに直接メーカーから調達する動きがありましたが、守屋前次官は、「何で商社が間に入ってはいけないのか」と部下に対して口をはさんでいたことがわかりました。
 関係者によると省内には、「守屋事務次官は日本ミライズに肩入れしている」との声があがったとのことです。

 さらに守屋前次官をめぐっては、側近とされる防衛省現役課長との間で、2千数百万円の貸し借りをしていました。
 特捜部は、この課長を含む防衛省職員に対する一斉聴取を始めています。

071114-03akiyama.jpeg(ロサンゼルス、先月)

記者
「背任の容疑ということで、お話があるんですけども」
秋山収容疑者
「全然ないです」

 また特捜部は昨日、アメリカにある山田洋行の現地法人から1億1千万円あまりを不正に引き出した疑いで、現地法人の元社長・秋山収容疑者を逮捕しました。

 さらに特捜部は、守屋前次官の立件についても詰めの捜査を行っています。

 …………………………VTR終了…………………………
 
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「ムーブ!」盧武鉉政権の失われた5年間(1)

■11/12放送「ムーブ!」

盧武鉉政権の失われた5年間

071112-01title.jpeg ここのところ国内の政治がバタバタしちゃってたせいか、韓国の大統領選挙のことをすっかり忘れてました。来月19日ですよ。あと1か月強ですよ。

 というわけで今日の「ムーブ!」、重村智計さんコーナーは盧武鉉政権の総括です。

 細かい相づちはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧……と言いたいんですが、重村さんの喋りが聞きとれなかったり、複数の人が喋ってる場面も多いので、そのあたりは多少あやふやです。

 画像は“元祖たか”さんがUPして下さった映像から、キャプチャさせていただきました(いつもありがとうございます)。
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沖縄戦集団自決問題まとめ(2)

沖縄戦集団自決問題まとめ(1)の続きです。

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◆「軍命令はあった」派のすり換えと教科書問題

 「軍命令はあった」と言い張ってきた人たちの主張も近年、変化しています。
 
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沖縄戦集団自決問題まとめ(1)

 沖縄集団自決出版差し止め訴訟の口頭弁論が今日(11月9日)大阪地裁で行われ、被告の大江健三郎氏が初めて出廷しました。
 大江氏は「軍の命令があったと考えている」と証言し、「(著書「沖縄ノート」の)記述は訂正する必要はないと考える」と述べました。

軍強制記述「訂正必要ない」=大江氏、原告側に反論−集団自決訴訟・大阪地裁(時事11/9)
 太平洋戦争末期に沖縄県・慶良間列島で起きた住民の集団自決が軍命による強制だったとした本の記述は虚偽として、守備隊長だった元陸軍少佐らが、著者でノーベル賞作家の大江健三郎氏と発行元「岩波書店」を相手に出版差し止めと損害賠償などを求めた訴訟の口頭弁論が9日、大阪地裁(深見敏正裁判長)で開かれた。午後は大江氏本人が出廷し、「命令があったという確信は強くなっている。記述の訂正は必要ない」と述べた。
 出廷した大江氏は紺のスーツに青のネクタイ姿。幾分上気した表情で同氏側弁護士の質問に「集団自決は隊長個人の資質や選択ではなく、日本軍−(沖縄駐留の)第32軍−守備隊という、縦の構造の力が島民に強制した」と強調。「著書の沖縄ノートでも軍の命令と記述し、個人名は書かなかった」と述べた。

「軍命令あったと考える」 集団自決訴訟で大江さん(中日11/9)
 太平洋戦争末期の沖縄戦で、軍指揮官が「集団自決」を命じたとする本の記述をめぐる訴訟は9日、大阪地裁(深見敏正裁判長)で引き続き口頭弁論があり、「沖縄ノート」の著者で被告の作家大江健三郎さん(72)が出廷。慶良間諸島の座間味、渡嘉敷両島での集団自決について「軍の命令だったと考えている」と証言した。
 ノーベル賞作家が自らの著作に関して法廷で証言するのは極めて異例で、歴史教科書の記述をめぐる問題とも絡み、内容が注目されていた。裁判は次回口頭弁論の12月21日に結審、来春にも判決の見通し。
 大江さんは、証言に先立ち陳述書を提出。この中で「集団自決は戦争下の国、日本軍、現地の軍までを貫くタテの構造の力で島民に強制された。命令書があるかないかというレベルのものではない」との考えを示した。
(共同)

 主なやりとりは以下をご覧下さい。

【沖縄集団自決訴訟の詳報(4)】大江氏「隊長が命令と書いていない。日本軍の命令だ」(産経11/9)
【沖縄集団自決訴訟の詳報(5)完】大江氏「責任をとるとはどういうことなのか」(産経11/9)

 やっぱりね。こういう抽象論を言い出すんじゃないかと思ってました。
 「隊長命令があったのか、なかったか」が争点なのに。
 慰安婦問題の「広義の強制」すり換えと全く同じパターンですね。

 「集団自決は隊長個人の資質や選択ではない」「沖縄ノートでも軍の命令と記述している」と隊長命令はなかったと認めつつ、「戦争下の国、日本軍、現地の軍までを貫くタテの構造の力で島民に強制された」「命令書があるかないかというレベルのものではない」――。

 要するに、命令とかじゃなくて当時の日本の空気はそんなものだったんだよと、大江氏自身も認めたということじゃないですか。

 しかし、ノーベル賞作家が出廷したわりには、テレビの扱いは小さかったように思います。
 「報ステ」は番組の最後にわずかに伝えただけで古舘氏のコメントはなしでしたし、「NEWS23」にいたっては完全スルーでした(と思います。間違ってたら教えて下さい)。
 「これはさすがにまずいよ大江さん……」ってことでスルーしたのかしら?

 沖縄戦集団自決「軍命令」問題、それにまつわる教科書検定問題や出版差し止め訴訟。
 拙ブログの読者皆さんには釈迦に説法だと思いますが、とりあえずまとめてみました。
 
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