アフガン日本人拉致殺害で感じたこと(細切れぼやきも)

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 ここ数日、大きなニュースがたくさんありました。
 今日は実質「細切れぼやき」です。表題の他に、姫井議員、北の女工作員、グルジア、毒ギョーザ、米大統領選、朝日社説など。
 
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「アンカー」福田ピンチで新首相候補は4人

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■8/27放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

この秋に福田政権に迫る危機…命運を握るのは誰か?青山ズバリ

080827-11siruet.jpeg 自民党内ではすでに総裁選候補として4人の名前があがってるそうです。早すぎる?「いや、むしろメディアの政治報道の方が遅れてる」と青山さん。
 候補のうち1人が誰かはすぐに分かりますが、さて、あとの3人は?

 いつもの村西利恵アナは夏休みのようです。かわりに杉本なつみアナが進行役をされてました。

 細かい相づち、間投詞、言い直し、ツッコミはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。
 画像はYoutubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。各画像をクリックすると新規画面で拡大します。


 内容紹介ここから____________________________
 
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北京五輪まとめ(2)

 北京五輪関連のニュースまとめ。後半です。
 前半は北京五輪まとめ(1)をご覧下さい。

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8月18日(月)

劉翔棄権 ネットは批判の嵐(産経)
080818-1ryuu.jpg 【北京=矢板明夫】中国陸上のスーパースター劉翔が18日、男子百十メートル障害の予選を棄権したことについて、中国の大手ポータル「新浪ネット」が行った緊急調査では、約33%のネットユーザーが「理解する」と投票しているのに対し、ほぼ同数の約31%が「理解に苦しむ」と厳しい意見を示した。
 劉翔の雄姿を一目見ようとするファンで今大会のチケットは同種目開催日が最も人気を集め、定価400元(1元=約15円)のものが、闇では1万元以上売られていた。
 「練習に専念せずタレント活動ばかりしているからだ」「体調管理はスポーツ選手の基本中の基本」などと批判の書き込みが各ネット掲示板に寄せられており、「負けるのが怖いから仮病したのでは」といった意見も。劉翔のゼッケンが「1356」であることから、「中国の13億人と56の民族を背負っている」と解釈する人もおり、「中国の名誉のためにもあきらめてはいけなかった。はってでもゴールまで行くべきだった」といった意見が多数寄せられた。
 市民から厳しい意見が相次ぐ背景には、劉翔の高収入とセレブな生活ぶりにあるとみられる。(以下略)

 劉翔選手は「私はアジア人の代表だが、それに日本人は含まれていない」と発言したこともあるほどの嫌日家だそう(「北京趣聞博客」8/14付参照)。だから棄権を知った時、「ざまあみろ」感がなかったと言えば嘘になります。でも実際の映像を見たら、やっぱり少し可哀相になっちゃいました。
 日本だとこういう場合、“惻隠の情”が働いてあからさまな批判はあまりしないものですが、中国ではもうボロカスだったみたいですね。事態を憂いた国家副主席が、劉翔選手へ慰めと励ましのメッセージを発信したそう(時事8/18)。北京五輪指導の責任者でもあるとはいえ、副主席がわざわざこんなことをするんですね。よほどの国家的英雄であり、またよほどの批判に晒されたんだろうなと推察できますね。


<北京五輪・関連>KY観客の大声援に「マナーを守って」―女子テニス(中国情報局)
080818-2teni.jpg 2008年8月17日、人民日報(電子版)は、16日の女子テニスシングルスの試合で、味方の声援で集中力を乱された中国人選手が、大事な1球を逃して観客席に怒りの雄叫びを上げた一件を例に挙げ、中国人観客の観戦マナーに注意を促す記事を掲載した。
 女子テニスシングルスの準決勝が行われた16日、ロシアの強豪、ディナラ・サフィナ選手と対戦していた中国の李娜(リー・ナー)選手は、勝負を決める大事な場面で味方の声援により集中力を失い、ミスショット。その直後、味方の観客席に向って怒りの雄叫びを上げる場面が見られた。試合は結局、敗退。五輪前に配布された「観戦マナー指南」では、「テニスの試合では静かに観戦」するよう記されているが、それが全く守られない結果となった。
 また、男子バレーボールの試合を見たネットユーザーが「中国は試合には勝ったが、観戦マナーでは明らかに負けた」と嘆いた書き込みと共に、ネット上で国内1万2078人を対象に実施したアンケート結果を紹介。「中国人観客のマナーは遅れている」と回答した人が62.34%にも達したと指摘した。

 「中国人観客のマナーは遅れている」と回答した人のほとんどは、「自分は遅れてない」と思ってるんでしょうね(^_^;。李娜選手の観客への「抗議」はその後、中国のネット掲示板で論争を巻き起こしたようです(スポニチ8/19)。
 実は李娜選手だけでなく、体操でも中国人選手が「シー」と口を手に当てて観客に合図し、次に演技する外国人選手に配慮するよう促すという場面があったそうです。そして、中国メディアのある論評では、外国人の審判がだだひとつ覚えた中国語は「安静!(静かに)」だった、と述べられたということです(産経8/23【奧運(オリンピック).com】(54))。


五輪妨害テロ、亡命ウイグル人の思いは(TBS)
080818-3uiguru.jpg オリンピックの妨害を狙ったテロが、中国の新疆ウイグル自治区で相次いでいます。中国から亡命したウイグル人たちは今、このテロの連鎖をどう見ているのでしょうか。ドイツからの報告です。

 中国から亡命したウイグル人たちです。この日はオリンピック・サッカーのブラジル対中国戦をテレビで見ていました。
 「もちろんブラジルを応援しています」(亡命ウイグル人)
 「(中国は)応援しません」(亡命ウイグル人)

 こちらでは、ドイツに亡命した700人のウイグル人を支援する活動を行っています。
 ミュンヘンに本部がある「世界ウイグル会議」。中国でのウイグル人への弾圧は今年に入って激しさを増し、1万5千人が不当に逮捕されたと告発します。
 「この傷は拷問を受けてできました」(亡命ウイグル人)
 この男性はイスラム教を広めようとして逮捕され、手と足に鎖をつけられて刑務所に入れられたといいます。
 「4、5時間にわたって頭を殴られて腫れ上がり、何も感じなくなりました。特殊な手錠をつけられ肉に食い込んで痛かったのです」(亡命ウイグル人)

 オリンピック期間中も続くテロ。ウイグル独立勢力による犯行との見方が強まっていますが、その背景に弾圧の歴史があることを忘れないでほしいと主張します。
 「日本の人に言いたいのはオリンピックを楽しむ権利はもちろんありますが、人権問題のことも少しは考えてほしいということです」(世界ウイグル会議 ドルクン・エイサー事務局長)

 TBSもたまに良い報道をしますね。だけどやはり日本のテレビは競技結果や明るい話題を伝えるのがメインで、こういった中国の負の部分は二の次、三の次。五輪終了後でもいいので、どんどん伝えてほしいですね。


北京デモ申請、五輪中1件も認めず(TBS)魚拓
080818-4kouen.jpg 中国・北京市は、オリンピックの期間中に77件のデモの申請が出されたものの、今までに1件も許可していないことを明らかにしました。
 新華社通信によりますと、北京市の警察当局は今月1日以降、外国人3人を含む77件、149人からのデモの申請を受け付けました。
 申請内容は「労働争議」、「医療トラブル」といった社会問題が大多数を占めています。
 しかし、このうち74件は当事者間の協議により申請が取り下げられたとし、残る3件も手続きに不備があったり法律に違反しているとして、デモを許可していないということです。
 北京市はオリンピック期間中のデモ専用場所として3つの公園を指定しましたが、こうした制度は実態を伴っていないと言えそうです。

 「74件は当事者間の協議により申請が取り下げられた」?そんなの誰が信じますか。圧力かけて撤回させたんでしょうが。


【古森義久の北京奥運考】中国の異質性(産経)
 夏冬すべての五輪に必ず駆けつけてきた米国人男性マルーニさんが、今回の五輪の異質さを語っています。
 グローバルな規模での詐欺サイト。入場券の偽造と超高値の闇市場売りのあまりの横行。しかも観客席はガラガラ。一般観客を含む外国人への監視と規制の激しさも想像を超えていたと。
 中国へは昨年も含めて数回、仕事で訪れたことがあるマルーニさんは言います。「中国の人たちが以前からは考えられないほど民族主義的、自国礼賛になっている。そこには排外の要素があらわです。まあ五輪期間中だけの傾向だと思いたいですが」
 うーむ、中国人は五輪で間違った自信をつけたみたいだし、民族主義、自国礼賛は残念ながらもっとひどくなるのでは?
五輪で日中両国間に親近感と中国紙伝える(日刊スポーツ)
 中国週刊紙の国際先駆導報が「日本メディアは、日本選手を応援する中国人観客のマナーが良かったと報道していると伝えた」?!ここの記者は朝日新聞しか見てないのでは。
女子マラソンの国内向け中継、5秒遅れだった(サンスポ)
 ちなみに開会式は10秒遅れの放送でした(読売8/8)。
中国当局が空港で聖書を「押収」と 米キリスト教団体(CNN)
 「中国には宗教の自由があると聞いていたが、それならばなぜ聖書を持ち込んではいけないのか」。中国にあるのは檻の中の宗教の自由。
北京五輪中も堂々販売の偽ブランド品、売り上げは好調(AFP)

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8月19日(火)

“五輪おじさん”怒りの帰国 「五輪やる資格ない」(産経)
080819ojisan.jpg 今大会で“国際五輪応援団長”引退を表明している五輪おじさんこと山田直稔(なおとし)さん(82)=会社経営=が帰国していたことが18日、分かった。17日の女子マラソンの沿道に姿がなく、寂しいなと思って記者が電話すると都内にいたのだ!! 北京に見切りを付けた要因は中国人の観戦マナーのひどさなどで「五輪をやる資格はない」と憤慨している。

−いつ帰国
 「北京の状況が厳しいとわかっていたので16日に帰国便を押さえていた。状況がよければ延長しようと思ったが、実際思った通りだった

−どういう状況
 「柔道会場で空席がたくさんあるのに、多くの日本人が入れなかった。入れない人を入れてくれと訴えたが、真心が通じなかった。半世紀近くの五輪応援人生でこんなの初めてだ。満員だったら何も言わないけど」

−中国のブーイングはすごかった
 「ブーイングはとんでもない。こんな五輪はなかったよ。五輪をやる資格はない。それに空気が汚くて、のどに痛みが出てきた。閉会式までいなかった五輪は初めてだ」(以下略)

 当局に没収されることを覚悟で応援用の日の丸の小旗を数千本持ち込むことを明かすなど、開幕前、意気込みを語ってたんですがね(スポーツ報知8/6)。ご高齢ですし、健康面を考えても、ま、とっとと帰ってこられて正解だったと思います。
 2ちゃんねるによれば、五輪おじさん、谷亮子選手の試合を応援していたのがテレビに映っていたそうです。その際、おじさんの近くに係員らしき男が張り付いていて、時々口論している場面が見られたそうです。
 ちなみに通常の五輪では、空席がある場合はわりと入れてくれるものらしいです。もちろん、チケットを持っている人が来れば退席するというのが条件だそうですが。
 まぁ中国人相手に真心が通じると思うのがそもそも間違いかも。それに官製応援団がタダで一等席を占めており、本当に応援したい人には法外な値段でチケットを売りつけているそうです。特に日本人はいいカモであると(産経8/19)。


北京でトラック爆発、20人負傷=テロの可能性も−香港団体(時事)
 【北京19日時事】中国人権民主化運動情報センター(本部・香港)は19日、北京市郊外の通州区の検問所で17日午後にトラックが爆発し、20人が負傷したと発表した。地元警察は爆発の有無についてコメントを拒んでいるという。
 爆発は、公安当局による安全検査の際、突然起きた。当局者の負傷者数やトラック運転手の安否は不明。同センターは、爆弾テロの可能性を指摘している。

 実は報道されていないだけで、北京、上海、香港などで、車やバスやトラックが爆発する事件がこれまでにかなりあったようです。で、当局はそれをほとんど「火事」(整備不良による事故)と発表しているようです。この件については、現地で同種の事件を目撃した方の情報とともに北京五輪まとめ(1)の8月17日分に詳しく書いたので、未読の方はぜひ。


「本当は何歳?」体操女子“金”の中国選手に質問集中(読売)
 この年齢詐称疑惑については、児童虐待につながるのではないかということで、欧米ではかなり大きな問題として報道されているそうです。北京五輪まとめ(1)の8月13日分から、8/20放送「アンカー」青山繁晴さんの解説をたどって下さい。
 で、この問題はこの後もずーっと尾を引くわけですが、何で日本ではほとんど報道されないんでしょうね。また、日本の人権団体はこの問題をどう捉えているのでしょう?声は全く聞こえてきませんが。
アニマル浜口さん:中国紙が酷評「奇怪なことする」(中国情報局)
 「公安がずっと目を光らせてるからこの枠(座席周辺)から出ると捕まっちゃう。このスペースから動いちゃだめだと言われてたんです」(デイリースポーツ8/19)。ま、この人の場合、アテネ五輪でも警備の人に注意されるなどしていたそうなので、仕方ないのかも(^_^;
北京 政府公認教会礼拝公開 信教の自由をアピール (日中経済通信)
 もちろんこれも偽装。
メダルをかんでも無害 五輪組織委が太鼓判(中国情報局)
 「北京五輪のメダルの材料はすべて国家レベルの品質検査をパスしており、有害物質は含んでいない」とな?毒餃子問題で「メタミドホスはギョーザの袋の外側から内側に染みこむ」なんてずさんな実験結果を平気で発表した国に言われてもねぇ。
<早分かり>パクリ大国・韓国?!中国で広がる「嫌韓」―韓国(中国情報局)
 「2008年8月17日、北京市で辛正承駐中国韓国大使は中国各紙が報じた『韓国紙・朝鮮日報が孫文は韓国人と報道』とのニュースはデマに属するものと発言した」。五輪に関係ないけど面白かったので載せました。
五輪開会式リハ中の事故で重傷の舞踏家、組織委副会長が「半身不随」の可能性に初言及(Web-Tab)
 開会式、閉会式ともけっこう際どい演出が多かったですよね。報道されてないだけで、本番でもけが人が出てたりしませんかね?
北京五輪の聖火トーチ、オークションで29万元(朝日>人民日報)
中国:オリンピック、香港は冷めた反応(JANJAN)


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8月20日(水)

デモ申請者に労働教育処分 北京市、専用区は「わな」(秋田魁新報)
 【北京20日共同】北京市政府は20日までに、北京五輪期間中に北京市内にデモ専用区を設けるとしたことを受けてデモ申請をした北京市民2人に対して、1年間の労働教育を命じた。中国の人権改善を訴えている非政府組織(NGO)「チャイニーズ・ヒューマン・ライツ・ディフェンダーズ(CHRD)」が明らかにした。
 香港紙などはデモを申請した人が相次ぎ拘束されたと伝え、「わな」との見方を示していた。申請者に対する処分が明らかになるのは初めてで、中国の見せ掛けの「人権アピール」に対して国際社会から批判が出そうだ。
 労働教育を命じられたのは2001年から地元政府による住宅の強制立ち退きに抵抗していた呉殿元さん(79)と王秀英さん(77)。2人と呉さんの息子らは今月5日から5回デモ申請しようとしたが、このうち4回は当局が「申請用紙がない」などとして、申請することすら“拒否”。
 さらに北京市当局は「秩序をかく乱した」として労働教育処分の決定を下し、この決定を理由に5回目の申請を拒否した。

 労働教育処分!?しかもお年寄りを!?((;゚Д゚)ガクガクブルブル
 この件について8月24日、IOCのロゲ会長は、「北京五輪組織委員会とも話したが、中国の法律を適用したものだという回答だった。IOCとしては中国の法を尊重するしかない」と語っています(時事8/24)。しかも1件もデモが認められなかったことについても、ロゲ会長は「普通ではない」と述べただけ。こんなんでいいんでしょうか?


【奥運(オリンピック).com】(50)芸術家の良心(産経)
 少女の歌声の「口パク事件」や花火のコンピューターグラフィックス(CG)など「過剰演出」が欧米から批判されている北京五輪開幕式は、中国ネットユーザーの評判も至極悪い。「芸術の核心は“真善美”だが、その真の部分を欠いてなにが芸術だ。張芸謀の審美眼に強烈に疑問を呈す」と、矛先が総合演出の張芸謀監督に向くものも少なくない。
 しかし、こういった過剰演出を指示したのは某政治局常務委員で、演出スタッフが「国家利益」を理由に口をはさむ党に相当悩まされた、ということは、すでに漏れ伝えられている。
 「口パク事件」を最初に暴露したのは、北京人民ラジオの取材を受けた開幕式音響監督の陳其鋼氏で、彼がこの秘密を漏らしたのは芸術家の良心からだ、と言われている。最近の「南方週末」紙でも“歴史絵巻演出”を担当した陳丹青氏が党から演出の変更を命じられたことを暴露した。
 中国共産党は過去も今も常に芸術を利用してきた。国を代表する巨匠が党の広告塔の役割を担わされるのは当然で五輪開幕式が政治ショーとなるのも致し方ない。しかし、そういう政治の制約のなかで、芸術家も自らの良心を守ろうとするものではないか。(以下略)

 中国人民も、中共が一切介入していない、張芸謀監督の本来の演出を見てみたかったでしょうに。


日刊スポーツ>河崎三行コラム>この国を永遠に去る前に見ておきたいもの
(前略) 予測を超えた、腹に据えかねることが2点ほどあったのでここに記しておきたい。
 不快に思ったことの第一は、スタンドの数少ない日本人がなでしこジャパンに声援を送ると、周囲の中国人からブーイングの声が上がったことだ。

 中国をけなしているのではなく、自国に声援を送る日本人にさえブーイングをして当然という彼らの精神構造がわからない。しかも物心のついていない子供までが面白がって一緒にやっている。横にいる親も「みっともない真似はやめろ」と止めるわけでなく、へらへら笑って我が子のやることをながめている。北京五輪のスローガン『同一個世界 同一個夢想』が聞いて呆れる。03年男子アジアカップ中国大会の日本の出場試合や、昨年の女子W杯日本−ドイツ戦での中国人観衆の礼を欠いた態度に国内外から批判が集まり、北京五輪では節度ある応援が呼びかけられていたのではないのか。

 少し中国で過ごしてみると実感するが、彼らは基本的に「俺が俺が」の国民性だ。「自分がこんなことしたら、他人の迷惑にならないだろうか」という思慮や客観性がまるで欠如している。自分さえ、自分の家族さえ、自分の仲間さえよければ他はどうなってもいい。それが同心円的に広がって中華人民共和国という国家にまでは達しても、決してそれ以上の円にはならない。外の世界への敬意を失った愛国者は単なる国粋主義者という。しかし中国の教育は多角的な視点を持つことの重要性を教えていない(それどころかあえて避けている。一党独裁制の堅持のためだ)から、そんなことに気付けるはずもない。ブーイングをしている当人達は愛国心の発露のつもりなのだろうが、結局は中国という国の民度の低さを示していることがわからないのだ。

 しかしそれにもまして信じられなかったのが、公式大会ボランティアが取った行動である。
 後半途中、アメリカが少々日本に押されている時間帯のことだった。突然一人の若い女性ボランティアがスタンドの通路最前列にピッチを背にして立ち、チアスティックを持って周囲の観客の応援を先導し始めたのである。なんと言ったか。
 「美国加油!(アメリカ、頑張れ!)」
 耳を疑った。お先走りの観客ではない。見慣れた青いポロシャツを着た、公式の大会ボランティアなのである。全世界から来る観客の便宜を図るために配置されたスタッフの一員なのだ。

 よく見ていると応援を先導している女の子から少し離れたところで、彼女に身振り手振りで指示を送っている男性がいる。彼も学生と思しき若さだったが、頭にヘッドセットをつけてどこかと『交信をしながら』女の子をコントロールしているのである。そしてひと通り場を盛り上げると、このペアは隣のブロックに移動してまた「美国加油!」をやる。

(中略) 件のペアを遠隔操作していたのが運営側=北京オリンピック組織委員会=中国政府であることは疑う余地がない。国ぐるみで、日本が好成績を挙げることの邪魔をしたいらしい。子供達への反日教育や日本に関するメディア報道のコントロールにも通じる、国策の一環というわけだ。だったら始めから、北京五輪への日本選手団の参加自体を拒絶すればよかったのだ。

 こんなもの平和の祭典でも友好の掛け橋でもなんでもない。オリンピックのガラクタである。(以下略)

 8月18日に行われた女子サッカー準決勝の日本vs米国でのレポです。あまりに長いので引用はかなり省略しましたが、それでもまだ長いですね。ぜひ全文読んで下さい。正論の連続です。


日経ビジネスオンライン>遠藤誉>開幕式の「まやかし」が傷つけたもの/ネットに溢れる中国国民の怒り
(前略) 日本のメディアでは、中国では「こんなのはよくあることだ」と言っていると報道されがちだ。だが、匿名性の高いネットでは事情が異なる。本コラムの<教師の告白があぶり出した中国社会の「危機意識」>でも触れたが、「マイクを向けられたら本当のことは言わない」という処世術は、中国庶民の骨の髄まで染み付いており、政府にとって耳触りのよい答えしか戻ってこない。庶民の真情をキャッチするには、庶民の中に溶け込んで感じ取るか、ネット言論にアクセスするしかないのである。マイクを向けられた時に抑制し粉飾する分だけ、ネット言論は激しさを加速させている。
 これに対して中国政府が取った態度は、政府を非難した多くのサイトの記事とネットユーザーたちの書き込みを、次々と削除し封鎖することであった。
 少なからぬ記事が一瞬で消え、中には明確に「皆さんの討議は削除されました」と明示することによって「抵抗」を示しているサイトもある。また検索した項目の中にはタイトルがあるのに、そこをクリックすると、「この頁は法律法規あるいは政策に不適切であるため示すことはできません」という文字があらわれ、5秒ほど経つと他のページに飛ぶように設定されているものもある。これらは削除された痕跡を残している「証拠」と考えていいだろう。
 8月12日付の「洛杉磯(ロサンゼルス)時報」の記事が、多くのサイトに転載されている。それによると「中宣部(中共中央宣伝部)は本日から関与を開始し、多くのネット上の討議書き込みを削除し、林妙可の対口型(口パク)唱歌を示す画像を開けないようにアクセスを封鎖した」とのことだ。 (以下略)

 口パク少女問題でネットユーザーvs中共。続きを読むには会員登録(無料)が必要です。


中国の金メダル大量獲得は「挙国体制」の産物 大学教授が分析(産経)
米国務長官訪中中止、北京五輪閉会式欠席(日刊スポーツ)
五輪テロ容疑で35人拘束か 中国当局、パキスタン人を(USFL.COM)
「禁煙五輪」じゃなかったの?(共同通信記者ブログ)
「自由チベット」訴え拘束 北京で米芸術家ら6人(共同)


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8月21日(木)

「中国軍発砲で140人死亡説も」=ダライ・ラマ、真の自治要求−仏紙(時事)
 【パリ21日時事】仏紙ルモンドが21日伝えたところによると、フランス訪問中のチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世は同紙のインタビューに応じ、北京五輪開催中にもかかわらず「中国軍がチベット東部のカム地方(チベット自治区、青海省、四川省、雲南省にまたがる地域)で18日、群衆に発砲した」と述べ、140人が死亡した可能性があると語った。
 同紙によると、ダライ・ラマは「中国軍がまた群衆を撃った。死者数は確認する必要がある」と指摘。3月の暴動以来「(自治区中央の)ラサ地方だけで400人が殺された。全体ではもっと多い。拘束された人も1万人に上る」と語った。
 7月に行われた中国との公式協議については、「胡錦濤国家主席は真剣な対話を約束したが、何も進展がなかった」と失望感を表明。「中国式のごまかしの自治」でなく、「真の自治」を求めて非暴力運動を続けると強調した。

 五輪期間中にホスト国が自国民を虐殺!?これが事実ならば五輪史上最悪の事態ですよ。
 ただ22日になってルモンド紙は、死者数のくだりについては訂正文を出したそうです。ダライ・ラマ自らが「140人死亡した可能性がある」と述べたのではなくて、記者による「140人が死亡したと聞いている」との質問に対し「数字は確認が必要だ」と答えただけであると(日経8/22)。
 続報がなかなか出てきませんが、まさか嘘ってことはないと思います。ダライ・ラマがこんな嘘をついても、チベット人のためにも誰のためにもなりませんから。


雨がしょっぱい!=女子20キロ競歩〔五輪・陸上〕(時事)
080821kyouho.jpg 激しい雨の中で行われた女子20キロ競歩。26位で終えた小西は「実は、雨がしょっぱくて汗を濃縮したような感じだった。目に入って痛かった。苦しかった。頭皮がどうなることか心配」と顔をしかめた。
 中国には、雨雲にヨウ化銀のミサイル弾を撃ち込んで人工的に雨を降らせる作戦がある。事前に雨を降らせて雲を消し、後に「晴れ」を手に入れるという。男子マラソンと閉会式が控える24日のための作戦があったとしたら、小西らは割を食った。ヨウ化銀が人体に悪影響を及ぼすとの指摘もあり、屋外競技の選手らが心配になる。

 ゴールシーンをニュースでたまたま見たんですが、ほんと土砂降りでしたよね。大気汚染ばかりに目を奪われがちですが、当然、雨も危険なわけで(T^T)


「金メダル至上主義」に戒めも=イメージ悪化を懸念−中国(時事)
 【北京21日時事】北京五輪で金メダルラッシュに沸く中国で、共産党機関紙・人民日報が21日、「重要なのは五輪を通じて全国民の健康な体づくりを促進することだ」と主張する論評を掲載するなど、「金メダル至上主義」を戒めるべきだとの論調が強まっている。
 中国の金メダル獲得数は20日の競技終了時点で45個と、2位の米国(26個)を大きく引き離し独走中。中国では金メダルの数を国力の象徴と見なす風潮が強いが、21日付の中国青年報も「五輪は国力勝負の場ではない」と呼び掛けた。
 胡錦濤指導部には、中国が五輪で金メダルばかりを追求しているとのイメージが国際社会で定着することへの懸念がある。国民的英雄の劉翔選手が陸上男子110メートル障害を故障のため棄権した直後、習近平国家副主席が「みんなが理解している」と励ましのメッセージを送ったのも、「金メダル第一」との見方を打ち消す狙いからだ。(以下略)

 そもそも「国家の威信にかけて金メダリストを量産せよ!」って煽ったのは中共でしょ。何?このマッチポンプ。
 ジャーナリストの林思雲という人が2004年8月に書いた論文によれば、「中国はひとつの金メダルを獲得するのに、およそ7億元(約105億円)費やしている。これを小学校の建設費用にまわせば、なんと3500校分にもなる」のだそうです(HEAVENさん8/18付参照)。勿体ない。


中国「挙国体制」の優位性強調(スポーツ報知)
 北京五輪組織委員会の魏紀中顧問(元中国オリンピック委員会副会長)は21日の記者会見で、中国が金メダルを40個以上獲得、メダル争いで独走状態になったことについて「予想外だったかもしれないが、挙国体制と呼んでもいいわれわれのやり方が、有効であることを一定程度証明している」と述べ、政府が巨額の資金をつぎ込んで選手の強化育成を行う現行システムの優位性を強調した。(以下略)

 おろ?上の記事にある人民日報(共産党機関紙)や中国青年報(胡錦濤国家主席の出身母体である中国共産主義青年団の機関紙)の論評と矛盾してませんか?指導部も混乱してるんですかね。


nikkei BPnet>財部誠一の「ビジネス立体思考」>五輪を見ながら考える、中国との付き合い方
(前略) 上海在住の友人からメールが届いた。もう20年以上、中国でビジネスを続けてきた彼は、中国人気質を知悉しているうえに、温厚な人柄である。日本に対する中国人の無礼に対しても鷹揚に対処してきた。だが「今回ばかりは堪忍袋の緒が切れた」と書き送ってきた。
 女子バドミントンの3位決定戦で日本の末綱・前田ペアが中国チームと対戦した夜、上海在住の多くの日本人がひいきにしている日本料理や「伊藤家」に立ち寄った時のことだ。準々決勝で世界ランキング第1位の中国人ペアを破って大金星をあげた末綱・前田ペアに対して、伊藤家の服務員(ウェイトレス)たちが悪口雑言の限りをつくしていたという。(以下略)

 「以下略」っていうか、登録しないと先が読めないみたいです(T^T)→ブラウザ変えたら読めました。すみません(^^ゞ


【伊藤正の北京奥運考】「期間限定」の文明大国(産経)
(前略) 少なくとも五輪期間中に北京を訪れた外国人の多くは、中国が近代的な「文明大国」との印象を持ったに違いない。そうした印象を与えるべく、中国は努力してきたのであり、中国のメディアがそれを誇るのも不当ではない。
 しかし、つい数カ月前までは、そうではなかった。街にはちりが舞い、物ごいや売春婦の姿があったし、公共バスの停留所では人々は我先に乗車口に殺到していた。交通渋滞が常態化し、大気汚染で息が詰まる日も少なくなかった。
 五輪前に街は「清掃」された。農村からの出稼ぎ労働者の大半は帰郷し、物ごいたちはむろん、路上の物売りやストリートミュージシャンも消えた。周辺地区を含めほとんどの工場が操業を停止し、開会式の3週間近く前にはマイカー規制が始まった。
 外国の訪問者たちが見ているのは「期間限定」の美しい北京にすぎない。それを演出し組織できるだけの統制力を中国共産党は内外に示し、政権の威信を高めるのに成功した。断トツの金獲得とあわせ、「中華帝国」の復活と懸念する反体制派の声はか細い。

 作家の曾野綾子さんが、産経8/22付「小さな親切、大きなお世話」というコラムの中でこう書いています。
 【(オリンピックの)運営のあちこちで公式偽装を企てた中国は、急にその日だけ客間を豪華に飾ったのだが、裏の方には壊れたりはげたりした家具が隠してある家のような印象を与えたのである。こういう姿勢では、今後も中国製品はどれだけ怪しい内容で作られるかわからない。それを中国政府は国家的弾圧で隠すだろう、と印象づけた。つまり、そのような偽装を国家がコーソライズ(公認)することもあるのだ、と今回のオリンピックは証明してしまった
 
 
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北京五輪まとめ(1)

080800title.jpg 北京五輪関連記事のまとめです。まずは前半。8月17日分までをご紹介。

 今回の五輪はやはり異質だな、「中国ならでは」だな、と私が感じた記事を中心にピックアップしました。よって競技結果などは一切紹介していません。あしからず。

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8月8日(金)開会式

やっぱり激しいブーイング… 圧倒的アウエー、日本の応援も苦戦(産経8/8)魚拓
 強豪がひしめくサッカー男子1次リーグで初陣を飾れなかった「反町ジャパン」。中国人の観衆で埋まったスタジアムは、日本が不利になると大歓声が沸き起こるなど、アウエー試合を思わせる異様な雰囲気に包まれた。
 前半は押し気味でゲームを進めた日本。相手のゴール前までボールを回し好機をつくると、観衆からため息が漏れたり、激しいブーイングを浴びせる一幕も。後半に入り日本が先制点を許すと、一丸となった日本人サポーターの悲鳴をかき消すような大歓声が沸き起こった。
 大阪府枚方市から駆け付けた大学生、新谷茜さん(21)は「日本代表が負けたのは残念やけど、競技場がアウエーみたいな雰囲気だったのはもっと残念」と憤った。
(中略) 2階席で応援した天津市在住の会社員、原章さん(45)は「スポーツで交流を深めるのが五輪の目的のはず。同じアジア人でもあるのだから、もっと冷静に、お互いの健闘をたたえ合うような応援をしてほしかった」と注文をつけた。

 開会式の1日前の試合です。
 時事通信もだいたい似たようなニュアンスで伝えています。

ニッポンコール、ため息に=「完全にアウェー」−サッカー男子(時事8/8)魚拓

 ところが朝日新聞は正反対。

北京五輪2008>コラム>北京五輪トホホ観戦記>日本への大声援にオドロキ サッカー男子・日本−米国戦(朝日8/10)魚拓
 北京から南東へ120キロほど離れた天津で、7日にあったサッカー男子1次リーグ日本―米国戦を観戦した。
(中略) 試合で一番気になっていたのは、客席のほとんどを占める中国人観客の反応だった。また以前のようにブーイングでもされたらどうしよう、けんか腰で詰め寄られたらどうやって対応しようか…などと心配していたが、全くの取り越し苦労だった。
 反町ジャパンの身をはったディフェンスや惜しいシュートにスタンドからは大きな拍手がそのつどわき起こる。思いも寄らぬ反応に、「ひょっとして日本びいき?」などと思い始める。前半20分、右CKからの絶好の好機に森重がシュートをはずすと、周りの中国の人たちはバンバンといすを打ち鳴らし、「ああ〜」と大きなため息をもらした。「間違いない。この人たちは日本を応援している!」と勝手に確信。一緒に応援を楽しんだ。
 後半に入り、米国の攻撃を見る位置となると一転、米国の攻勢に拍手を送る観客たち。不思議になって、いったいどっちを応援しているのか、隣の観客に聞いてみる。「そんなのもちろん中国だよ(いや、どちらか聞いてるんですが…)。面白いプレーが見られたら、それでいいよ」との答え(お互い、身ぶり手ぶりなので正確ではないです)。どうやら、純粋にサッカーを楽しめればいいということらしい。それはそれで、先入観抜きで楽しめるほど、天津の人たちはサッカー慣れしているのかもしれない、と納得して会場を後にした。

 日中友好のためならこんなミエミエの嘘も書いてしまえる朝日。
 また、「勝手に確信」「正確ではない」、つまり記者の主観で書いてますと、しっかり予防線を張ってるところがセコイ。


北京五輪:独選手、開会式ボイコット チベット鎮圧に抗議(毎日8/8)魚拓
中国中央TVの五輪開会式、国内向けは10秒遅れの生中継(読売8/8)

拙エントリー8/10付:北京五輪が始まったわけですが

 開会式の感想など。

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8月9日(土)

北京で米男性刺殺される コーチの親類観光地で襲われ(東京新聞)魚拓
 【北京=新貝憲弘】中国国営新華社通信などによると、北京市内にある歴史建築物「鼓楼」の二階で九日正午(日本時間同日午後一時)すぎ、北京五輪に参加している米男子バレーボールチームのコーチの親族ら三人が中国人の男にナイフで襲われた。このうち米国人男性一人が死亡、米国人女性とガイドの中国人女性がそれぞれ重傷を負った。男は犯行後に鼓楼から飛び降りて死亡した。
 新華社電によると、自殺した男は持っていた身分証明書から浙江省杭州市出身の唐永明容疑者(47)と判明したが、動機は不明という。(以下略)

 重傷だったガイドの中国人女性もこの3日後に死亡したとのことです(産経8/19)。
 この日は他にも、ニュージーランドのTV解説者が北京で中国人にイスを投げつけられ、ケガを負う事件も発生(TBS8/10)。
 「開会式の翌日からこれかよ。どうなるんだ?今回の五輪は」と、世界中が不安に思ったことでしょう。
 

中国、グルジアとロシアに「五輪停戦」を呼び掛け(ロイター)
 [北京 9日 ロイター] 中国の新華社は9日、グルジアが進攻した南オセチア自治州にロシアが軍事介入した問題をめぐり、前日8日に開幕した北京五輪を引き合いに出し、両国に停戦を呼び掛けた。
 新華社は「2008年8月8日は神聖な日であり、北京五輪の開幕に伴って世界は五輪期間に入った」と指摘。世界の人は軍事衝突を望んでいないとし、両国に対し、五輪精神を引き合いに出して大会期間中の停戦を求めた。(以下略)

 どの口が言うか!。チベットやウイグルを現在進行形で侵略・弾圧しておいて何が「神聖な日」か!


北京五輪:入国禁止措置に反対の声明を発表−−市民団体 /富山(毎日)魚拓
 中国政府の精神障害者や性感染症患者の入国禁止措置に反対する声明文を発表。日本の人権・平和団体が中国に物申した珍しい例?
雲南省・農民暴動で県トップを解任、五輪中の再発防止狙う(読売)

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8月10日(日)

中国人活動家の妻と子ども拘束か、五輪直前から行方不明 (AFP)魚拓
080810kousoku.jpg 【8月10日 AFP】実刑判決を受け投獄中の中国の人権活動家、胡佳(Hu Jia)氏の妻で活動家の曽金燕(Zeng Jinyan)氏が、幼い娘とともに北京五輪開幕前の7日から行方が分からなくなっており、中国当局が拘束している可能性が高いという。弁護士と人権団体「チャイニーズ・ヒューマン・ライツ・ディフェンダーズ(Chinese Human Rights Defenders)」が9日、明らかにした。
 今年4月に胡氏が国家の転覆を扇動したとして3年6月の実刑判決を受けた後、曽氏は警察の監視下に置かれた。そのなかでも曽氏は、夫を投獄した中国当局への批判をブログ上で精力的に繰り広げてきた。
 胡氏の弁護士のLi Fangping氏は、著名な活動家の多くは活動を控えるよう警察当局による圧力を受け、すでに所在がつかめない活動家もいると話す。連絡が取れない活動家は、五輪に悪影響を与えかねないとの名目で当局に身柄を拘束されている可能性があるという。
 AFPは過去数日間、著名な活動家ら多数と接触を試みているが成功していない。

 北京五輪前から拘束あるいは軟禁あるいは監視下に置かれた活動家や知識人が、多数いる模様です。産経新聞でそのへんまとめられてたので、8月15日分で紹介します。


広東省、五輪盛り上がり遠く 繊維メーカー倒産相次ぐ(日経)

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8月11日(月)

ウイグル警察襲撃 死者11人に(産経)魚拓
 【クチャ(中国新疆ウイグル自治区)=野口東秀】中国国営新華社通信によると、新疆ウイグル自治区中部のクチャ県の中心街で10日未明、武装グループ15人が公安(警察)局などを襲撃し、公安局での爆発や、警察側の応戦などで容疑者10人と警備員1人の計11人が死亡した。北京五輪の妨害を狙ったウイグル独立派によるテロ事件の可能性が高い。(以下略)

 この事件を取材していた日本人記者らが当局に拘束、連行されました。産経新聞中国総局の野口東秀記者と時事通信社の記者とカメラマンの計3人です産経8/11)。中国外務省は産経と時事通信に対して身柄拘束の正当性を主張したものの、日本側と中国側で、経緯の説明に食い違いが生じています(産経8/16)。
 ちなみにウイグルでは、4日にもカシュガルで武装警察部隊が襲撃され警官16人が死亡していますが、この事件でも取材をしていた日本テレビ・東京新聞の記者らが武装警察に拘束され、こちらは暴行まで受けた有様でした(日テレ記者が拘束された際の起こしは拙エントリー8/6付を。後に判明したことですが、東京新聞記者は肋骨3本にひびが入って全治1カ月)。


ダイヤモンド・オンライン>星野ジャパン人気に見る「偏狭ナショナリズム」という脅威/谷口源太郎(スポーツジャーナリスト)
――メディアから視聴者、選手団まで「日の丸」に支配された北京五輪

 63年目の8月15日を北京で迎える576人の日本選手団のなかで、かつて日本が植民地支配や侵略戦争で中国民衆に甚大な被害を与えたことを、反省を込めて想起するものがどれだけいるであろうか。

(バカバカしいので大幅に省略) ケーテ・コルヴィッツは、国際主義によってナショナリズムを克服することで戦争のない平和な世界をつくりだせると確信していた。国を超える国際主義の思想によってしか相互理解や連帯などの人間的価値は、実現できないといえるだろう。ナショナリズムに呪縛されて日の丸やメダルしか考えていない日本選手団にとって、あまりにも難しい課題だ。

 最後の段落は中国に言って下さいよ。長野では五星紅旗を振り回して大暴れ、開会式では「国益のため」と言って平然とヤラセ、「五輪では報道の自由を保障する」と言っておきながらウソっぱち。ナショナリズムに呪縛されて我がの事しか考えていない中国人とどう付き合えばいいのか?国際社会にとって、あまりにも難しい課題です。


日本の中国駐在大使 観戦する国民に軍旗展示の遠慮を呼びかける(JANJAN(ロイター中国語)8/11)魚拓
 北京五輪を観戦する日本の国民は、開催国中国の反感を起こさないよう、海軍軍旗の「旭日」を展示しないようにと注意された。日本海軍の軍旗はアジアの多くの国で軍国主義のシンボルだと思われる。(以下略)

 朝日新聞の社旗はOKですか?(^_^;


中国関係者に泣かされた中山の6歳長女(スポニチ)
北京五輪、費用かけ過ぎ?海外メディアが注目(中国情報局)


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8月12日(火)

漢族支配、緊張の新疆 ウイグル族怒り(産経)魚拓
 【クチャ(中国新疆ウイグル自治区)=野口東秀】
(前略) ウイグル族の男性(30)は「どこでも漢族が権力を握る。だからこういう事件が起きるんだ」と言い放った。さらに「この国には人権がない。何か事件が起きると遠く離れた村でも好き勝手に(ウイグル族を)拘束し連行していく。派出所での暴行は頻繁だ」とも語った。
 男性が政府を最も腹立たしく思うのは、イスラム教を尊重していない点だという。「学校ではイスラム教を教えず、しかも断食月(ラマダン)の時に子供に食事を強要するんだ。子供にイスラム教を教えていた人は密告されたのか連行された」
 10日午後、クチャ中心部一帯は戒厳令が敷かれたかのように外出が禁止され、外出していた数百人のウイグル族が拘束されたという。「人権なんかありゃしない!」。この男性はこう繰り返した。
(中略) ウイグル人男性(46)は今回の事件について「五輪が開幕した直後の事件。(中国政府への)影響は大きい。ウイグル族の怒りが世界に伝わったはずだ」と述べた。
 街頭や食堂などではテレビで北京五輪での中国人選手の活躍ぶりが映し出されていた。しかしそれにウイグル族が見入る姿を見かけることはついになかった。
 「五輪なんか関心ない。街に五輪のスローガンなんか一つもないだろう。反感を買うからさ。五輪はウイグル族にとっていいことなんか何もない。何が五輪だ」。男性はこう吐き捨てるように言い切った。

 これはクチャでのインタビューですが、12日午前、今度はカシュガル郊外の検問所で警備員3人が視察される事件が発生しています(西日本8/12)。そのカシュガルでも4日、武装警察部隊が襲撃され警察官16人が殺害される事件があったばかりなのは、先述した通り。


北京五輪組織委:「鳥の巣」の通風に問題なし(朝日>人民日報8/12)魚拓
 北京オリンピック開幕式の各種業務・組織状況についての記者会見が9日行われ、北京五輪組織委員会開・閉幕式業務部常務副部長である王寧・北京オリンピック開・閉幕式運営センター主任は、北京五輪メーンスタジアム「鳥の巣」で開幕式当日に気分を悪くした人達が一部出た問題について、当日の蒸し暑い天候が引き起こしたものであり、スタジアムの通風設計に問題はないとの見解を明らかにした。新華社が伝えた。(以下略)

 開幕直前のこと。「ピンポン!」だったと思うけど、新聞紹介コーナーで、あるスポーツ紙のこんな記事が紹介されました。「安全管理上、観客はいったん席に着いたら開会式が終了するまで席を立てない」。これがもし本当なら、体調不良を訴える人が続出しても不思議はない?!


開会式「巨人の足跡」花火、実はCG(TBS)魚拓
080812-1hanabi.jpg 8日の開会式で放送された花火で描いた「巨人の足跡」が、実際の映像ではなくCGで作った映像に差し替えられていたことがわかりました。
 中国の京華時報によりますと花火は実際に打ち上げられたものの、航空管制の問題などでいい映像が撮れないことから、CGへの差し替えが決定されたということです。

 「利便性と演出のため、放送担当に事前に映像が提供されました」(北京五輪組織委員会・王偉副会長)
 「本当?うそでしょ?これ本物の新聞?」(北京市民)
 「効果的にするためならしかたない」(北京市民)

 CGの制作に携わった関係者は「実際の花火より少し明るかったが、ほとんどの視聴者が本物と思ったようだ」と自画自賛しているということです。

 この偽装発覚はほんの序の口でしたね。それにしても、世界中を騙しておいて「自画自賛」って。


少女の歌も“口パク” 五輪開会式、花火に続き(産経)
080812-2kutipaku.jpg 北京五輪開会式で、中国国旗が五輪メーン会場の国家体育場(愛称・鳥の巣)に入る際、9歳の少女が革命歌曲を歌う場面が、実際は別の7歳の少女が歌った“口パク”だったことが12日、分かった。
 中国の通信社、中国新聞社が同日伝えた。開会式の音楽を担当した中国の著名作曲家、陳其鋼(ちん・きこう)氏は「対外的な印象を考えた。国家利益のためだと説明しているが、国内からも批判の声が出ている。(以下略)

 「国家利益のため、顔が一番の子と声が一番の子を選んだ」のだそう。中国は国益のためなら子供の気持ちなんかお構いなし、何でもやる国なんだなと、国際社会を改めて驚かせましたね。
 声の子は柔らかな感じで、開会式の子よりも可愛いと個人的には思います。もちろん開会式の子も可愛いんだろうけど、笑顔がひきつっててちょっと不自然だった。まぁ緊張しますよね、あんな大役を任せられれば。
 声の子は健気にも「開会式で自分の声が出ただけで十分」と言ってるそう。でもここまで大ニュースになっちゃうと、むしろ開会式の子の方が気の毒?


“太陽”オグシオ夢散…「殺!殺!」報復応援に萎縮(ZAKZAK)
 オグシオを殺せ−。バドミントン女子ダブルスの小椋久美子、潮田玲子組は世界ランク3位で第2シードの中国ペアと準々決勝で対戦、0−2で惨敗した。確かに対戦相手は強かった。しかし、それ以上の難敵が、観客席にいた。
 「シャーッ! シャーッ!」。中国選手がスマッシュを打つたびに、中国人の大応援団から、敵を威嚇する獣のような声が起こった。漢字を当てると「殺!殺!」。本来はスマッシュの時のかけ声は「扣殺(コーシャー)!」がフェアな応援なのに、オグシオにむけて会場全体で一糸乱れず「殺せ!殺せ!」の大合唱をしていたのだ。(以下略)

 本当に「殺せ!」だったのかどうかは謎。伊藤正・産経新聞中国総局長は「『シャー!』は『射』(打ち込め)の意味だが、似た音の『殺』(殺せ)と聞こえた」と述べてます(産経8/12)。


080812-3hitotuno.jpg北京五輪キャッチフレーズ「ひとつの世界、ひとつの夢」の裏側(らばQ)
 (画像クリックで新規拡大)
 左のオリンピック会場のほうには「一つの世界、一つの夢」というキャッチフレーズが掲げられています。本物?合成?ただ、こういう光景があったとしても不思議じゃないと思う。

香港でも取材妨害=競技場の外も規制強化−北京五輪(時事8/12)
 中国本土と違って取材の自由が保障されているはずの香港ですら……。
中国の五輪を日本人が最も理解(北京週報。元記事は人民網日本語版)
 拙ブログ8/16付:【終戦の日】外国人から見た日本と日本人(7)で紹介済。舐められてます、日本。

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8月13日(水)
 
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「アンカー」五輪偽装と毒餃子偽装

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■8/20放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

平和の祭典の裏側で…隠された中国の策略を青山ズバリ

080813-10frip.jpeg 北京五輪では様々な偽装が発覚していますが、欧米で最も問題にされているのは、「口パク少女」でもなく「56民族の子供たち」でもなく、日本ではあまり大きく報道されていない“アレ”でした。

 後半は毒餃子問題。このまま行くと、こちらも偽装が行われる恐れが!?

 細かい相づち、間投詞、言い直し、ツッコミはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。
 画像はYoutubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。各画像をクリックすると新規画面で拡大します。


 内容紹介ここから____________________________
 
山本浩之
「さ、この後は青山さんの“ニュースDEズバリ”なんですけれども、今回はその北京オリンピックに関するお話だという…」

青山繁晴
「はい。あの、北京オリンピックだんだん終盤に向かっていて、で、今出た北島選手をはじめとした日本選手の活躍があって、みんなそれでもちろん盛り上がってるんだけど、ただやっぱり、あえて言いますけど、日本国民はバカじゃないので、今回のオリンピックはそれだけじゃない、ちょっと不可思議なとこがあるな、妙なところがあるなということに、しっかり気がついてると思うんですね。で、今日のキーワードは…(フリップ出す)」

<キーワード>
 祭りのあとに…

山本浩之
「『祭りのあとに…』」

青山繁晴
「うん、オリンピックってやっぱり室井さんもね、前から言われてるように、4年に1度のお祭りで、みんな楽しみにしてるし、終わったら寂しいなーって気持ちにいつもなるじゃないですか。ところが今回は終わった後に、寂しいだけじゃなくて、非常に重大なことがいくつも起きてくるであろうと。すでにその兆候があると。で、僕たちはそれに備えなきゃいけないというお話を、今日はいたしたいと思います」

山本浩之
「わかりました。ではコマーシャルの後、青山さんの解説です」

(いったんCM)
 
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「それでも中国と付き合いますか?」

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 「テレビも新聞も五輪五輪ってうるさいよ!」「虐殺五輪なんか見たくねぇや!」って方は、この機会に読書なんかに勤しんではいかがでしょう?

 あ、でも今日紹介させていただく本はどちらかと言えばそういう方よりもむしろ、中国が抱える様々な問題については忘却の彼方で「わーい、オリンピックだ、お祭りだ」って浮かれちゃってる方にお勧めしたいというのが本音ですが(^_^;

yamagiwa.jpegそれでも中国と付き合いますか?
 山際 澄夫 (著) ワック出版
 本体価格933円+税

 というわけで、山際澄夫さんの新刊です。7月下旬に発売になりました。

 「日中友好」=「日本の隷属」という厳然たる事実を突きつけ、今こそ「日中友好」と決別せよ!と警鐘を鳴らされています。

 「WiLL」「諸君!」などに寄稿された中国関連の論文がまとめられており、書き下ろしも3本収録されています。
 過去の論文にはやや古い物もありますが、変化があった物については、現状を追記してくれています。
 
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【終戦の日】外国人から見た日本と日本人(7)

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 「外国人から見た日本と日本人」第7弾です。
 今日は終戦の日(もう日付変わっちゃったけど)ということで、それにふさわしいと思うものを集めてみました。過去に紹介したものも何点か混じっています。
 (新規のものは■、紹介済のものは○)
 
 
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)=アイルランド人の父とギリシャ人の母の間に生まれる。1869年(明治2年)に渡米、新聞などで活動。1890年(明治23年)、松江に英語教師として赴任。その後、熊本、神戸、東京と移り住み、日本に帰化。多くの日本論も残した。
「日本−一つの試練」より

 天皇の命令ならば、一命をささげることを願うあの勇猛心、あれはみな、そういう庶民のなかにあるのである。
 げんに今、戦争に応召されている何万という若い人たちから、名誉をになって国に帰りたいなどということばは、ひとことも聞かれない。
 誰もが口に出して言っている望みは、死んで『招魂社』で長く記憶されたいということだけなのだ。
 『招魂社』とは、天皇と国民のために死んだ諸霊が集まるところと信じられているところである。
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「アンカー」日朝拉致で談合と政府専用機の日の丸

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■8/13放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

北京五輪・日朝協議水面下でうごめく思惑 青山ズバリ

080813-22biyoku.jpeg ラテ欄はこうなってましたが、今日は日朝協議1本で。
 青山さんが言及した政府専用機の「日の丸」、果たしてその意味とは?

 細かい相づち、間投詞、言い直し、ツッコミはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。
 画像はYoutubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。各画像をクリックすると新規画面で拡大します。

 メインキャスターのヤマヒロさんこと山本浩之さんは今週もお休み。今日のメインキャスターは普段サブキャスターの岡安譲さんが務めました。


 内容紹介ここから____________________________
 
岡安譲
「注目の日朝協議、拉致の再調査の方法について日朝が合意しました」

080813-00mura.jpeg村西利恵
「これにより、北朝鮮は可能な限り、再調査を今年の秋までに終了させることになりました。一方、調査開始と同時に、日本は経済制裁の一部を解除することも決まり、家族会は反発しています」

 …………………………VTR開始…………………………

080813-01son.jpeg北朝鮮 宋日昊(ソンイルホ)大使
「お久しぶり」(斎木局長と握手)

 およそ2カ月ぶりに中国の瀋陽で行われた日朝実務者協議。今回の協議では、拉致問題の再調査について夜を徹して話し合われ、今日(8/13)未明になって終了しました。

080813-02goui1.jpeg 日朝が合意した内容は、拉致被害者の再調査は権限が与えられた北朝鮮の調査委員会が行い、可能な限り今年の秋までに終了させること。

080813-03goui2.jpeg そして日本側は、北朝鮮との人的往来と航空チャーター便の規制を一部解除するとしています。

080813-04saiki.jpeg斎木昭隆 アジア大洋州局長
「まあ一歩前進であったというふうに思います。被害者の方々の速やかな帰国、これにつながるということを切に願っています」

080813-05naka.jpeg中山恭子
「『口先だけの約束ではない』ということでしたので、そうであれば新しい局面が開ける可能性はあるのではないかとと」

 しかし、今回の合意に制裁の一部解除が盛り込まれたことについて、拉致被害者家族はこうコメントしました。

080813-06masu.jpeg増元照明さん
「常に裏切られてきたことを考えると、すぐに制裁の一部解除を決定するのは、やっぱり拙速だと思ってます。(VTR中略)外交的な間違いではないかと思います」

080813-06-1america.jpeg 一方、アメリカ政府は北朝鮮の核申告の検証に何ら進展がないことから、テロ支援国家指定解除を見送りました。

 日本側にも、制裁解除は拉致問題調査の結果が出てからとの声もありましたが、北朝鮮の宋日昊大使は、制裁解除をしなければ再調査を中止する可能性を示唆しています。

 今後の再調査で成果が得られなければ、制裁解除したことに急激に批判が高まりそうです。

 …………………………VTR終了…………………………
 
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ウイグル人の声を聞け!(細切れぼやきも)

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EastTurkestan.jpeg

ウイグル警察襲撃 死者11人に(産経8/11)

 東トルキスタン(中国での呼び方は「新疆ウイグル自治区」)で10日未明、また警察襲撃事件が起きたそうですね。
 前回のカシュガルは西部でしたが、今回はクチャという中部にある県。
 どちらの事件とも、最初に伝えたのは国営新華社通信でした。

 が、警察襲撃事件を起こしているのはウイグル人だけではありません。
 青山繁晴さんは8/6放送「アンカー」で、このようなお話をされてました。
 
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北京五輪が始まったわけですが

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 ついに北京五輪が始まりましたね。

 実は私はわりと五輪って好きで、過去の五輪はわくわくしながらテレビで観戦してた口です。注目競技は深夜でもできるだけ生で見るようにしてたし、そうでない競技も時間が許せばせっせと見てました。

 が、今回はそういうワクワク感はゼロ。だって「虐殺五輪」だもん。純粋に楽しむ事なんてできない。

 中国が反日だっていうのも、楽しめない原因の一つです。
 開会式の前日からもう嫌な感じでしたしね。そう、8月7日に行われたサッカーの日本vsアメリカです。
 
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