「アンカー」新型インフルエンザにWHOの“壁”

■4/29放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

拡大する新型インフルエンザ…謎の感染源・日本への上陸は?青山ズバリ!

090429-12chan.jpeg やはり今回はこの問題しかないでしょう。青山さんらしく、危機管理の観点から解説してくれました。

 今回はコーナーに入る前から(番組冒頭から)新型インフルエンザ関連のニュースが伝えられましたので、その部分から起こしてあります。

 細かい相づち、間投詞、言い直し、ツッコミはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。
 画像はYoutubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________

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新型インフルエンザ警戒「フェーズ4」以降初のメキシコ直行便到着 感染疑いの乗客なし(FNN4/29)
新型インフルエンザ イスラエル、ニュージーランド、コスタリカでも感染確認(FNN4/29)
新型インフルエンザ 感染拡大を防ぐため、メキシコシティで経済活動の規制開始(FNN4/29)
新型インフルエンザ カリフォルニア州のシュワルツェネッガー知事が非常事態宣言(FNN4/29)

 ——など、まずは新型インフルエンザ関連のニュースを報道。

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 次に、岡安譲キャスターが世界地図を使って感染の現状を説明。
 その後の青山さんの解説部分から、以下、完全起こしです。

青山繁晴
「水際対策ということに限って言うならね、今の日本政府の対応はきちんとしてて適切ではあります。但しもう一つ大事なことがあって、こうやって世界の先進国が次々に感染者を出す中でね、日本だけが水際で食い止められるっていうことは、実際にはほぼあり得ないわけです。政府の中でもね、厚生労働省もあるけれども、同時にたとえば内閣に危機管理の担当者もいるわけですね。そういう人たちと話してると、やっぱり水際だけで食い止めることは無理だという本当は認識を持ってるわけですね」

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青山繁晴
「というのは、機内に今(VTRに)出てるような検疫官が入ってこられて調べるわけですけれども、しかし質問票に答えることは義務づけられてるけども、中身自体はですね、あくまで乗客の方々の自己申告なんですね。で、それが自分の意識と違って検疫官の方から分かるっていうのは、ただただ発熱だけです。まだ症状が出てなくてですね、症状の出方は人によって様々なので、熱は出てないんだけどもほんとは感染してるという人が、自分でも気づかないで『大丈夫です』っていうのチェックしちゃうってこと、十分あり得るわけですね。そうすると、その水際だけで止めるってことをあんまり強調しすぎるのはですね、ほんとは危機管理の立場から言うと正しくはないです。一つあえて申しますとね、政府一丸となってやってるっていうのは事実だと思います。麻生内閣はそういう意味で危機管理に強い面は見せてると思うんですが、ただ舛添厚生労働大臣があまりにも高揚してる感じがするのが正直、気になります。たとえばですよ、前の発言ではワクチンを、従来の季節型のワクチンを作るのをやめてでも新型インフルエンザのワクチンを作るって発言をされましたが」

一同
「そうでしたね」

青山繁晴
「これははっきり言ってとんでもないことであって、季節型のインフルエンザで毎年1万人前後の方々がですね、高齢者を中心に亡くなってるわけで、まずそのワクチンを作らなきゃいけない。で、それからこの新型インフルエンザに取り組むってこと必要なんで」

山本浩之
「WHOもそういうふうに勧告をしてますよね。ですから舛添さんもその発言自体は、まあ取り消しましたけど」

青山繁晴
「ええ、取り消されたんです。取り消したことも評価しますけどもね、しかしそうやって発言を取り消すような大臣じゃ困るんですよ」

山本浩之
「そうですね」

青山繁晴
「しっかり落ち着いてやっていただきたいってことはね、今、舛添さん国民に向けておっしゃいましたが(くっくり注:番組冒頭のニュースで紹介されましたが、舛添さんはメーデーの挨拶で新型インフルエンザに触れた)、厚労大臣本人がまずそうすべきであって。話を元に戻すと、水際だけで食い止められるっていう考え方が国民に浸透するのは、むしろ間違いだと僕は思います」

山本浩之
「そうすると、ひょっとしたらですけども、日本国内に感染の疑いのある人がもう入ってるかもしれないということで、まずですね、国内で感染が疑われるようなケースが出た場合は、どう対応すればいいのか。岡安さん、お願いします」

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岡安譲
「政府のガイドラインなどは次のように勧めています。まず、ご自身で次の2点を確認すること。1つめ、症状です。新種のインフルエンザに感染した場合には、通常のインフルエンザと同じような38度以上の発熱、そしてのどの痛み、せき、体のだるさ、下痢などの症状が出る。そういった症状がまずないか確認するということですね。その上で、次、発症前の10日以内の状況です。メキシコやカナダ、あるいはアメリカなど滞在していなかったか。あるいは滞在していた人との接触がなかったかどうか。もし、この上と下どちらにも該当しているようであれば、感染している疑いがありますので、まずすぐに病院に行くのではなくて、近くの保健所に設けられた発熱相談センターに電話をかけて相談して下さい。その上で感染が疑われる場合には、保健所が感染症の指定医療機関を紹介します。そして診察を受ける際に守ってほしいことがこちらです」

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岡安譲
「1つは事前に電話で受診の指導を受ける。受診方法などについて指導を受けるということですね。その上で、次も重要になってきます。医療機関に行く際はなるべく公共交通機関は使わないで下さい。もし感染していた場合には、同乗した不特定多数の人に感染が拡大してしまう恐れがあるということですので、移動の際は極力、自家用車などを使うように呼びかけています。そして、最低限の対策としてマスクをぜひ着けて下さい」
 
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「たかじん委員会」NHKスペシャル台湾歴史歪曲問題

■4/26放送「たかじんのそこまで言って委員会」
 
090426-01nhk.jpeg 日本の台湾統治を取り上げた「NHKスペシャル/シリーズJAPANデビュー」第1回「アジアの“一等国”」の歴史歪曲問題。

 「たかじんのそこまで言って委員会」で、三宅久之さんが取り上げてくれました!(≧∇≦)
 
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「危機をチャンスに変えろ」(前編) G20サミットの舞台裏

 先週、「麻生さんの功績を広く知ってもらおう」ということで、ニコニコ動画にUPされていた字幕付【中東和平】平和と繁栄の回廊(ニコニコ動画)のテキスト起こしをしました。

拙エントリー4/18付:麻生さん講演【中東和平】平和と繁栄の回廊

 今回はその「麻生さんの功績を広く知ってもらおう」の第2弾。
 (今回は麻生さんだけでなく中川昭一さんもGJ!)

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 そう、またしても動画作成者様が打ち込んで下さった字幕をもとにこちらでテキスト打ち直しただけという、「他人のふんどしで相撲を取る」エントリーです<(_ _)>

解散総選挙☆特別企画「危機をチャンスに変えろ」(前編)〜G20 舞台裏(ニコニコ動画)
2009年04月18日 16:12:42 投稿

「数ヵ月後には解散総選挙らしいね。ここいらで一度・麻生政権の半年をおさらいしておこうか」▼【解説】2008年9月15日。この日、世界経済が一斉にダウン・銀行の連鎖倒産を招き『怪物』は実体経済をも浸食しはじめた。100年ぶりに目撃された「世界同時デフレ不況」。相次ぐ国家破たん・世界大恐慌を目前にし戦争の機運に世界が慄く中、明確な統計データと世界第二位・総額1兆2000億ドルにも及ぶ巨額の外貨準備を武器に危機をチャンスに変えた男がいた。「情けは他人の為ならず」政治哲学の実践をめぐる闘いに赴いた彼がホワイトハウスの演台に上がったそのとき、歴史が動いた。/後編のテーマ:予算成立の舞台裏(完成は最短で2週間後くらい)。▼参考文献&YouTube版→http://docs.google.com/Doc?id=dgwgq68t_1f6j9xvgv▼前作→http://www.nicovideo.jp/watch/sm6624475

 YouTube版もあります。
「危機をチャンスに変えろ」(前編)〜G20サミットの舞台裏 高画質
「危機をチャンスに変えろ」(前編)〜G20 舞台裏
 上がオリジナル。下は改訂前のようです(大筋で変更はありません)。

 なぜ私はわざわざ動画をテキスト化するのか?その理由については、こちらの拙エントリーの後半部分をご覧下さい。

 もちろん動画をご覧になれる環境の方は、以下のテキストよりも動画そのものをご覧いただく方がベターです。っていうか、絶対にその方がいいです。まさに映画のような仕上がりで、私のような経済オンチでも楽しめます。

※明らかな誤字脱字は修正させていただきました。
※文字の強調等こちらで適当にさせていただきましたがご容赦を<(_ _)>


 動画テキストここから__________________________
 
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「アンカー」総選挙はいつ?麻生・小沢・安倍・前原の胸の内は?

■4/22放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

夏選挙に向け遊説再開した小沢代表…麻生首相の胸の内は?青山ズバリ解説

090422-17abemae.jpeg 最近はこのコーナー、北のミサイル問題を取り上げることが多かったので、政局の話はちょっと久しぶりですね。

 細かい相づち、間投詞、言い直し、ツッコミはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。
 画像はYoutubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________

山本浩之
「さ、この後は青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーなんですが、今日はどういったお話を?」

青山繁晴
「はい。最近また、その解散総選挙はいつなんだ?っていう報道がですね、新聞でもテレビでも非常に多くて」

山本浩之
「そうですね」

青山繁晴
「ま、けっこう有権者の方は飽き飽きしてる面があると思うんですよ。去年の9月からずっとこの話で…」

一同
「そうですね」

青山繁晴
「未だに決着しないわけですからね。ところがこうやって選挙遅れていくっていうのは、基本的にはもちろん好ましくないんです。私たち有権者の声が反映されるタイミングがどんどんずれていったわけですからね。だけどもここまでずれちゃうとですね、実はその案外なことがどうも起きそうだと。はい。今日はこれです(フリップ出す)」

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山本浩之
「『有権者にダブルチャンス』…(苦笑)」

青山繁晴
「はい。こういうキーワードってね、たとえばヤマヒロさんには全然事前にお伝えしてないんで、皆さんこれ演技じゃなくて、ヤマヒロさん、今、実際に驚かれたんですけれどもね。あの、クイズのダブルチャンスじゃなくてですね、もちろん有権者ですから、日本の先行きにとって非常に大事なチャンスがダブルで、どうも今年の夏以降、来るんじゃないかなってお話をですね、ちょっと期待感も込めながらお話ししたいと思います」

山本浩之
「ではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」

(いったんCM)

 …………………………VTR開始…………………………

 麻生総理大臣が先週、極秘会談を重ねていた。
 その相手は連立パートナーである公明党の幹部。

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 13日に東副代表と会談したのを皮切りに、15日には太田代表、そして北側幹事長が相次いで麻生総理と接触。
 解散の時期について話し合いが行われたと思われるが、その内容は明らかにされていない。

 そして一昨日(4月20日)、大阪市内で行われた北側幹事長の講演会。
 報道陣が集まる中、解散時期について注目発言が。

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北側幹事長
「4〜6月のGDP(国内総生産)はですね、8月の中ごろに出るんです。〈VTR中略〉多くの方々が(経済が)底を打ったかなと感じられる時が、ひとつチャンスではないのかということ。〈VTR中略〉たぶん総理もそういうことを考えてらっしゃるんじゃないのかなと」

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 民主党が低迷するのをよそに、支持率が回復傾向にある麻生政権。
 総理はどんな解散シナリオを極秘会談で描いたのか。
 この後、青山がズバリ解説します。

 …………………………VTR終了…………………………
 
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追悼 上坂冬子さん

 1コ前のエントリーの最後に少し紹介しましたが、作家の上坂冬子さんが今月14日、お亡くなりになりました。

 産経新聞は上坂さんが連載を持たれていたこともあって、関連記事が充実しています。

日本人の矜持守り抜く 上坂冬子さん死去(産経4/17)
軸のぶれない姿勢に敬服 張富士夫トヨタ自動車取締役会長 上坂冬子さん死去(産経4/17)
上坂冬子さんを悼む㈰—佐藤愛子さん「よかったわね」(産経4/18朝刊)
産経抄(産経4/19)
【老いの一喝】ノンフィクション作家・上坂冬子 枝葉末節な禁煙の理由(産経4/20)(遺稿)
注)3本目の記事は産経WEBにはなく紙面掲載のみのようです。紙面を起こされている風流庵さんのブログにリンクを貼らせていただきました。

 また、上坂さんは5年ほど前から月刊「正論」誌上に「今月の自問自答」というエッセーを連載されていました。
 訃報を知って、私は手元にあったバックナンバーを全て(但し毎月買っていたわけではないので、ところどころ欠けていますが)読み返してみました。
 本当に惜しい方を亡くしたなぁと、改めて惜別の念が沸き上がってきました。
 
 そこで今回は追悼の意も込めまして、その中から私が特に感じ入った文章をいくつか抜粋引用させていただくことにしました。
 上坂さんのメッセージを、皆様もどうか受け取って下さい。

※赤い文字強調は引用者によります。


2005年2月号【今さら惜しい命でもない】
 《引用者注:2004年11月15日、ロシアのプーチン大統領が二島返還を公言したことについて》

 すでに何度もいってきたことだが、旧ソ連のスターリンが日本の敗戦後に攻めてきて、四島を占領したことを私は腹に据えかねている。百五十年前に日露通好条約を締結して四島の外側に国境線を引いて以来、この国境線を変えねばならない事実は何一つおきていない。なのに、いまさら何でプーチン大統領はあんなことをいうのかと私は憤懣(ふんまん)やる方ないのだが、実は残念ながらプーチン大統領の発言は全くのデタラメと断言できない経緯も、あるにはある。

 一九五六年の日ソ共同宣言の文面は次の通りだ。
 「…歯舞群島及び色丹島を日本に引き渡す事に同意する。ただしこれらの諸島は、日本とソビエトとの間の平和条約が締結された後に現実に引き渡されるものとする」

 何のことはない。平和条約を締結したら二島を返してやるよ、と書かれているのである。しかもこの宣言を二か月後に日本は批准しているのだ。何という手ぬかりかと私は地団駄踏む思いだ。百五十年前の条約はともかく、五十年前に両国で共同宣言を批准したではないかといわれれば、日本としてしどろもどろにならざるを得ない部分がないわけではない。

 それにしても、何でおろかにもこんな宣言を日本は批准してしまったのか。外交音痴にもホドがあると怒り狂うのはわけないが、実はあのとき、日本はのっぴきならない事情をせおっていた。大量の日本人がソ連に拉致されていたのである。戦後に有無をいわせず拉致され、労働力として使われた六十万人もの日本人がいたことは、よく知られている通りで、数の上では北朝鮮の比ではない。

 つまり人質を取られた上での領土交渉であった。たしかに悶着(もんちゃく)のタネとなるような文面の宣言を批准したのは日本の失敗にはちがいないが、あの共同宣言の二か月後に日本人抑留者の恩赦が発表され(さらっておいて何が恩赦だ!)、戦後十一年目にようやく最後に残った千二十五人の日本人の帰国にこぎつけたのである。

 だが、あのときはあのとき、いまはいまだ。あんな状況の下で決めた宣言にこだわるなら、こちらも六十万人を拉致したことの補償を要求しようじゃないか。

 私自身は去年、本籍地を国後島に移した。一九八二年に制定された「特別措置法」にしたがって移したのだから政府に責任もってもらわねば治まりがつかぬ。もし二島返還で納得するなら私は、我が本籍地を取り戻すまで国会前でハンストを決行するのみだ。

 いまさら惜しい命でもない。


2005年5月号【ゴネ得を許すな】
 相手のあることだから、ニッチもサッチもいかないところに追い込まれたのはすべて日本の手落ちだとはいわないけれど、ロシアといい北朝鮮といい、言いたい放題いわせ過ぎていやしないか。

 私にはスターリンに始まるロシアのトップと、金正日という異常な指導者のゴネ得方式に、日本は殆ど無抵抗に振り回されているかの如く見える。

 三月二十六日から、自民党の全国代表が根室に集って、北方領土に関する勉強会を開くと聞いた。公明党や民主党も計画中とか。この原稿が活字になるころには、正当なかたちで勉強の成果があらわれるのを期待したい。

 勉強会もいいけれど、北方領土問題の筋書きはあっけないほど単純で、六十年前、日本が短波放送で全世界に向かって降伏を宣言し、これを聞いて各国が攻撃を止めたのに、スターリンだけが日本の降伏を無視して四島を占領して以来六十年間居すわって動かない。

 この無法な状況を解決するには論理よりも迫力しかないだろう。日本にはそれが欠けている。それが欠けているからこそ、四島が駄目なら二島でどうだと叩き売りの論理が横行するのだ。

 年末から年始にかけて屋久島に行ってきた。印象に残ったことが二つある。一つは島の小学校の校門前に、一対の立派な門松がたっていたことである。ああ、かつて日本では年の始めをこうして一斉に祝ったものだと感動した。もう一つ印象的だったのは、その小学校の前に「きまりはキチンと守りましょう」と書いた貼り紙があったことである。世界遺産としての自然を誇る地として、人間社会の基本にかかわる単純明快な教えが貼り出されていたことに、私は懐かしさと同時に虚を突かれたような緊張を感じた。

 そう、外交の基本はきまりをキチンと守らせることにある。ゴネ得を許さぬことであろう。相手が悪すぎるからというのは理由にならない。悪いヤツには悪いヤツ向けの手荒な対応をとらずして、何が外交か。

 
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麻生さん講演【中東和平】平和と繁栄の回廊

緊急「女性差別撤廃条約」が危険!このままでは国籍法の二の舞になってしまいます。国籍法で動いて頂けた国会議員にFAXでお願いしてください。時間は20日(月曜日)までしかありません。詳細はこちら

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090417-13hataraku.jpeg 先日、朝鮮歴史館さん経由で素晴らしい動画を見つけました。麻生太郎さんの講演です。

字幕付【中東和平】平和と繁栄の回廊(ニコニコ動画)
2009年04月07日 20:49:58 投稿 投稿者コメント

sm6624475 さんの動画に触発されて字幕挿入作業を途中で投げ出していたものを今更ながらうp。 sm23699002008年2月17日に伊勢原青年会議所設立30周年記念で行われた講演『これからの日本、そして地域に求められること・・・』から平和と繁栄の回廊構想の箇所と少しおまけを。 字幕つき mylist/8405757 その他 mylist/4967796

 2008年2月17日ということは、麻生さんが前年9月の自民党総裁選で福田さんに敗れ、無役だった時代でしょうか。
 この動画はその2008年2月17日に行われた長い長い講演の一部です。

 動画は基本的に音声のみですが、投稿者様が字幕を入れて下さっています。あと、理解しやすいように地図や写真なども。

 今回はこの動画をテキスト化してみました。

 と言っても、投稿者様が打ち込んで下さった字幕をもとにこちらでテキスト打ち直しただけという、まさに「他人のふんどしで相撲を取る」エントリー<(_ _)>
 なぜ私はわざわざ動画をテキスト化するのか?その理由については、こちらの拙エントリーの後半部分をご覧下さい。
 もちろん動画をご覧になれる環境の方は、このテキストよりも動画そのものをご覧いただく方がベターです。

※明らかな誤字脱字は修正させていただきました。
※漢数字のうち横書きで見にくいものはアラビア数字にさせていただきました。
※講演全体はこちらをご覧下さい。65分58秒という長丁場ですが。
 http://www.nicovideo.jp/watch/sm2369900


 動画テキストここから__________________________
 
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「アンカー」皇室のふたつの重大危機 雅子妃ご病気と男系継承

■4/15放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

平成“皇室の危機”青山ズバリ解説

090415-19kakeizu.jpeg 今週のテーマは何かな?政局?北朝鮮ミサイル問題?あるいは海賊法案?……とあれこれ想像してたら、おお、皇室ですか。
 ちょっとびっくり。で、中身を聞いてさらにびっくり!?青山さん、今回はかなりの覚悟を持って臨まれたんじゃないでしょうか。

 なお、番組冒頭で北朝鮮ミサイル問題関連のニュースが伝えられましたので、最後に、青山さんの見解を箇条書きで付けました。

 細かい相づち、間投詞、言い直し、ツッコミはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。
 画像はYoutubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________

山本浩之
「青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーに行きたいと思いますけど、今日はどういったお話を?」

青山繁晴
「はい。今日ニュースの冒頭は北朝鮮の関連でしたしね、それ以外にも日本の内政では西松事件のその後どうなったのか、総選挙どうなるのか、それから未曾有の経済不況もあります。もう全部コーナーでやらなきゃいけないことなんですが、今日はそういう危機の中でも、最も根本的な深い危機かもしれないってことについて、あえて皆さんと一緒に考えようと決意しました。これです(フリップ出す)」

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山本浩之
「『皇室のふたつの重大危機』」

青山繁晴
「はい。今から、まだ5日前ですね、4月10日に天皇皇后両陛下がご成婚50周年の、金婚式をお迎えになりました。で、記者会見をされて、生の言葉を私たち国民は聞くことができたんですけれども、ただ、お祝いだけじゃなくて、その深いご懸念もその中に示されていたように思います。で、いわば天皇皇后両陛下のそのお気持ちに応えるためにも、この金婚式を機に私たちもこの2つの危機について、しっかり考えてみたいと思います」

山本浩之
「はい。ではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」

(いったんCM)

 …………………………VTR開始…………………………

【1959年4月10日】

実況アナウンサー
「日本の若きプリンスご夫妻の晴れの門出でございます。お揃いで初めて国民の祝福をお受けになるお二人は、まことに晴れやかなお顔です」

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 民間から初の皇太子妃が誕生し、日本中が沸いた世紀のご成婚。
 パレードには大勢の人々が集まり、お二人を祝いました。

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 あれから50年が経ち、金婚式を迎えられた天皇皇后両陛下。
 結婚生活をふり返られた天皇陛下は、こみ上げる思いとともに感謝の気持ちを述べられました。

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天皇陛下
「結婚50年を本当に感謝の気持ちで迎えます。私ども二人を50年間にわたって支えてくれた人々に、深く感謝の意を表します」

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皇后陛下
「陛下が誠実で謙虚な方でいらっしゃり、また常に寛容でいらしたことは、私がおそばで50年を過ごしてこられた何よりの支えであったと思います」

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 今日の“ニュースDEズバリ”では、節目の50年を機に、皇室の後継者問題など直面する危機について考えます。

 …………………………VTR終了…………………………

山本浩之
「先週の金曜日、両陛下が金婚式を迎えました。で、『アンカー』でこの皇室問題を取り上げるのは久々なんですけれども、青山さんが最初に出したキーワードが『皇室のふたつの重大危機』でした。どういう内容なんでしょうか。さっそくお願いします」

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青山繁晴
「はい。皆さん、今日はまずね、僕の言葉遣いについて一言申しておきたいんです。日本は言霊(ことだま)の国ですから、言葉遣いはとても大切で、実は僕は共同通信の記者時代には、皇室に対してなるべく敬語を簡素化しろ、あんまり使うなという意味の訓練を受けたんですが、僕は内心反対でした。で、今日も僕は丁寧な言葉を使いますけれども、他の方と多少違うかもしれませんが、本来はこうあるべきじゃないかなと僕は個人的に思ってます」
 
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ある老兵士の孤独と嘘(細切れぼやきも)

 私は遅読のため、月刊誌などはたいがい1〜2カ月遅れで読んでいます。
 「正論」3月号に載ったこの記事も、最近になってようやく気付きました。

 実名は表記されていませんが、たぶんあの人のことだろうなという、おおよその見当はつきます。

 ネットではこの記事は紹介されていないようですが、あるいは「チャンネル桜」など別の媒体ではすでに紹介済みかもしれません(私は「チャンネル桜」は視聴していないのでわかりません)。

 この種の「証言の嘘が暴かれた」という話はよく聞きますし、特別珍しいことではないかもしれませんが、いちおう紹介しておきたいと思います。
 
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天皇皇后両陛下ご成婚50年に寄せて

 4月10日、天皇皇后両陛下がご成婚50周年(金婚式)を迎えられました。
 一国民として心よりお祝い申し上げますとともに、両陛下が末永くご健勝であられますようお祈り申し上げます。

090410.jpeg【写真=10日午前11時39分、宮殿・松の間「天皇皇后両陛下御結婚満50年祝賀行事」で麻生首相らのお祝いを受け、にこやかな表情で退出される天皇皇后両陛下(代表撮影)。退出される際、出席者からお祝いの拍手が沸き起こる場面も】

 各紙ネット版に、8日に行われた両陛下のご会見の全文が掲載されています。皆さんご覧になりましたか?
 拙ブログでは産経のリンクを貼っておきます。
 
【両陛下ご結婚50年】会見(1)「厳しい経済情勢、祝って頂くこと心苦しくも…」
【両陛下ご結婚50年】会見(2)「WBC、サムライ的で美しい強さを持って戦っておりました」
【両陛下ご結婚50年】会見(3)「結婚で開かれた窓から多くを吸収、今日の自分を作っていった…」
【両陛下ご結婚50年】会見(4)「陛下が誠実で、謙虚で、寛容でいらしたことが何よりの支え」
【両陛下ご結婚50年】会見(5)「結婚50年の人々、共通した経験をして今日に」

 天皇陛下はこれまで両陛下を支えた人々への感謝のお言葉を述べられた際、感極まられたご様子でしたね。こちらまでジーンと来てしまいました。
 
 両陛下ともにご会見ではいろいろなお話をされていますが、私が特に感じ入ったのは、皇后陛下が「伝統」についてお話しされた、このくだりです。
 
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皇室 | comments (21) | trackbacks (0)

「アンカー」北ミサイル発射失敗の理由&今後世界はどう動く?

■4/8放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

北朝鮮のミサイル発射で世界はどう動く・6カ国協議拉致問題は青山ズバリ

090408-14map.jpeg 言われてみれば、確かにこんな地図はこれまで見たことがなかったです。

 コーナーに入る前に、5日の北朝鮮のミサイル発射映像&金正日の映像公開などのニュースが伝えられ、青山さんが解説されてましたので、その部分から起こします。

 細かい相づち、間投詞、言い直し、ツッコミはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。
 画像はYoutubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________

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北朝鮮、人工衛星の発射映像を初めて公開 ミサイルには「朝鮮」の文字(FNN4/8)
重病説後初の金正日総書記の映像公開 左手を使わなかったり不自然な拍手も(FNN4/8)
北朝鮮ミサイル発射 国連安保理の協議難航 中国は最も弱い報道機関向け声明を主張(FNN4/8)

・・・・・など北朝鮮ミサイル関連のニュースを伝えた後・・・・・

山本浩之
「ミサイルが発射されて3日経ったわけですけれども、公開されたこのミサイル発射の映像を見て、青山さんはどういうふうに評価っていいますか、どういうふうにご覧になったのかっていうのを、まず聞きたいんですが」

青山繁晴
「うん、たとえばまず一つは、白く塗ってあるっていうのは、人工衛星目的っていう強調したいだけじゃなくて、これが実はショーであると。よくテレビに映るように、世界に印象づけられるように目立つ色にしたというのが一つ言えますよね。で、その上でね、実はこれちょっと映像アップしてほしんですけどね、打ち上がるところをちょっともう一回出してくれますか、発射台から打ち上がるところ。それでこれ下に実際にフレアが出てですよ、きれいに打ち上がってるんですけど、これ見て下さい。1段目と2段目の継ぎ目のところ、下が着火した瞬間にこの黄色い煙のようなもの出てますよね

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一同
「出てますね、はい」

青山繁晴
「で、すぐに収まるんですけど、これやっぱり少なくとも僕は今までロケット、ミサイルを問わず、打ち上げでこういうの見たことがないので」

山本浩之
「はあー」

青山繁晴
「実はJAXAと、つまり宇宙航空研究開発機構と、それから防衛省、自衛隊の側に、両方に聞いてみました。するとまずJAXAがですね、この『アンカー』でもやりましたけど(先週分起こし参照)、本音派、本音を喋ってくれる幹部の方は、実はJAXAでもこの部分に一番注目して分析をしましたと。で、JAXAがオモテの取材にどう答えるか私は知りませんと。しかし本音で言えばですよ、まさしく今日電話で本音って言葉使われたんですけども、いろんなケースが考えられると。3つぐらい実はケース考えられるけども、一番考えられるケースとしては、実は2段目の燃料、ヒドラジンですね

山本浩之
「ヒドラジン」

青山繁晴
「その1段目もヒドラジンなんですけども、日本その他の国はもうロケットに使わない燃料のヒドラジンが、この1段目の着火のショックでタンクから漏れたんであろうと」

村西利恵
「へえー」

青山繁晴
「で、そのヒドラジンがこの薄い黄色の、黄褐色と言ってましたが、黄褐色様の煙となって出ていると。すなわちその2段目のタンクから燃料が漏れ出したまま打ち上がってるんで

山本浩之
「漏れてる証拠なんですね、つまりは」

青山繁晴
「はい。だから1段目はきれいに打ち上がったけれども、その後2段目の燃料はどんどん減っていって、おそらくそれで推力が足りずに、最終的にはその人工衛星の周回軌道に乗せることも失敗したんであろうと

村西利恵
「燃料を撒き散らしながら飛んでいったということですか?」

青山繁晴
「ええ、その恐れがありと。で、なおかつ単にそのタンクの損傷があった云々じゃなくて、もともとタンクに加圧する時の制御に問題もあったんであろうと。従って2段目と3段目の切り離しも制御に問題があって、上手くいかなかったんだろうと。従ってJAXAの本音としては、これは基本的に失敗であると。で、もちろんその北朝鮮にあえて寄り添って言えば、とにかく1段目は今回無事に打ち上がったから、1割成功してると。だけど残りの9割、特に大事な人工衛星もどきを周回軌道に乗せる点については失敗したと。で、これを防衛省、自衛隊の側に確認のために電話してみましたら、構造が分からないからいろんなケースは考えられるけども、JAXAのその幹部が言ってる可能性が一番大きいであろうという推測は確かに成り立つ、ということだったんですね」

山本浩之
「ま、このミサイル関連については、後ほどの青山さんのコーナーでもたっぷりとお話をしていただきますけれども、もう一つ、VTRに出てきた金正日総書記の映像ですよね。これ久しぶりに公開されたわけですが、これはどういうふうにご覧になりますか?」

青山繁晴
「はい。一言で言うとやっぱり北朝鮮の現指導部、独裁体制はずいぶんやっぱり追い込まれたんだなということを思いました」

山本浩之
「追い込まれた?」

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青山繁晴
「ええ。というのはね、動画がやっと公開されて、金正日総書記が確かに病気はだいぶ回復してきた、少なくとも生存してるってことはよく分かるわけですけれども、しかし8月3日の山林視察の映像がこの中に含まれていて、その後、飛んでしまって、3カ月半飛んでしまって、今度現れたのは11月24日の化粧品工場であってですね、その3カ月半の始まる前の山林視察の時は、さっきVTRでもありました通り、右左の手も自由に動いてたのが、それが空白の期間が終わって出てきたら、今ご覧になってるように明らかに左手を動かせないのを隠してるように見えるわけですよね。で、それが12月に向けてだんだんこうやって左手も動くようになったってことを見せると。とうことは、これ、いわば北朝鮮にとっては、かつてない情報公開を国民に向けてやってるわけですよ

山本浩之
「明らかに違うわけですからね」

青山繁晴
「ええ。つまり金正日将軍におかれては、三月(みつき)以上の間、確かに伏せっておられたと。で、だから病気っていうものは確かに起きたんですよってことを、暗に北朝鮮の国民と世界に向けて、これ実は言ってて、それで病気の直後は確かに左手が麻痺してた、左半身の麻痺があったけども、最近だんだん動くようになったでしょ?ということを、北朝鮮なりの極めて異例な情報公開でやってるわけですよ」

山本浩之
「映像でのメッセージですね、つまりは」

青山繁晴
「そうです。だから逆に言うと、金正日総書記の病状について、それがいかに口コミで北朝鮮国内に広まって、それが体制の動揺をかつてなく起こしていたっていうことが、これで窺えるということですね」

村西利恵
「そこまでしなくてはいけなかったと」

青山繁晴
「そうです。で、なおかつ、この現在の映像を見ても、現在に近い映像を見てもですね、その健康不安が完全に終わったわけじゃないってことも窺えるわけですから、だから世界が受け取るのは、やっぱり金正日体制の終わりの始まりということは感じとれると思います」
 
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