櫻井よしこvs高野孟 11/26放送「朝まで生テレビ」より
■11月26日放送「朝まで生テレビ」緊急激論!日中関係と朝鮮有事!!(番組サイト)
あの櫻井よしこさんが珍しく出演されるというので、はりきって録画したのは良かったけれども、見る時間がなかなかなくて、日を分けて少しずつ見て、気になったやりとりをこれまた少しずつ文字に起こしていたら、放送から何と2週間も経ってしまいました(T^T)
その「朝生」から、櫻井よしこさんvs高野孟さんの場面をいくつかビックアップして紹介します。あ、おまけで櫻井よしこさんvs渡辺宣嗣アナも。
※間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
※起こした後、YouTubeで櫻井よしこさんと高野孟さんのやりとりを中心に編集した動画を見つけました。ので、今回使用した画像はその動画からキャプチャさせていただきました。その動画は今回起こしたテキストとだぶっている部分も多いんですが(たぶん半分以上)、ま、動画の方はいつ削除されるか分からないですし、このテキストは保存用ということで(^^ゞ
内容紹介ここから____________________________
あの櫻井よしこさんが珍しく出演されるというので、はりきって録画したのは良かったけれども、見る時間がなかなかなくて、日を分けて少しずつ見て、気になったやりとりをこれまた少しずつ文字に起こしていたら、放送から何と2週間も経ってしまいました(T^T)
その「朝生」から、櫻井よしこさんvs高野孟さんの場面をいくつかビックアップして紹介します。あ、おまけで櫻井よしこさんvs渡辺宣嗣アナも。
※間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
※起こした後、YouTubeで櫻井よしこさんと高野孟さんのやりとりを中心に編集した動画を見つけました。ので、今回使用した画像はその動画からキャプチャさせていただきました。その動画は今回起こしたテキストとだぶっている部分も多いんですが(たぶん半分以上)、ま、動画の方はいつ削除されるか分からないですし、このテキストは保存用ということで(^^ゞ
内容紹介ここから____________________________
【尖閣諸島】
高野孟
「だから、その、さっきの棚上げ(トウショウヘイが提案した尖閣諸島棚上げ論)に戻りますけども、その棚上げっていうのは単なる棚上げじゃなくて、結局、中国側が、ま、これ外務省OB、あるいは、外交専門家の解説によるとですね、この棚上げ論っていうのは、えー、もちろん、櫻井さんおっしゃったように、正式の外交文書、みたいなものが交わされているわけでは全くありません。ですから暗黙合意という以外の、何ものでもないわけですよね。でも、その暗黙合意の中には、その、日本が、この尖閣を、その、実効支配している、ということを、中国は暗黙に認めると。認めると。だからつまり、そこに、海上保安庁、の船が、来て、たとえば中国の漁船が来たら追い出すってことをやってるわけですよね。警告して、退去させるという。えー、で、そういう、その、ことまでは、その、中国の容認す、いや、ま、その、えー、暗に認めるところであると、いうことですよね。そいで、その、だから、その代わり、その、日本は、あからさまに国内法を適用したり、あるいは、その、領海侵犯だっつって銃撃したりとか、そういう荒事はしないで下さいよと。その中国の側もしかし、その、できるだけ、そういう事故が起こらないように抑制をしましょう、お互いに抑制していきましょうと、いう、ことまで含んだ、一種暗黙合意ですよね、これ。なんですよ。ですから、それに代わる、つまり、その、実効支配を暗に中国側が認めてるという意味で、これはたとえば、外務省OBで孫崎さんの、あの、解説なんかによると、という日本側にとって優位な、あの、領海になっていると。で、それを、こっちの方から投げ捨ててですね、今の段階ですよ、それに代わる代案を、中国との間で、事実上の合意に持ち込めるという成算もなしに、その、実効支配が暗に認められているという、ちょっと日本がこう優位にあるような、この、微妙な暗黙の合意を、わざわざ捨てることはないということなんですよ」
田原総一朗
「櫻井さん」
櫻井よしこ
「あの、孫崎さんの論はですね、私は間違っていると思いますね。あの、確かにね、その、そのような暗黙の合意があって、現状維持ということを言ったかもしれませんけれども、現状維持を破ってるのは誰ですか。中国ですよ。1992年2月、領海法を作りましたよね。法律を作って、南シナ海も東シナ海も尖閣も、中国の領土だと宣言しましたよね。で、これは、現状維持の最たるものじゃないですか。文書で国の法律として、中国はそれを決めて、国際社会に発表したわけですね。これはもう、中国の方にもしそのような、了解があったとしたら、中国が自ら破ってるわけですから、もうこの時点において、この、棚上げ論なるものはですね、私は棚上げ論、というものを認めないんですけれども、棚上げ論なるものは、壊れたと思わなきゃいけないんですね。そしてもうひとつは、棚上げと言って、あの、その間にどんどん自分たちが領有する準備をするというのは、南シナ海の事例を見ればですね、もう何よりも明らかですよ。やっぱり外交っていうのはですね、中国が他の国々とどういう感じで、領土領海を争ってきたか。他の国々の領土領海をどのようにして自国のものにしてきたかということから、日本外交は学ばないといけないと思うんですね。孫崎さんは学んでいない。外務省は学んでいない。日本の親中派の政治家も学んでいない。だから、日本はいつも敗北するんです。今回もこの事例だというふうに私は思いますよ」
【北方領土】
田原総一朗
「櫻井さんと高野さんに聞きたいんですが、櫻井さんは要するにね、両方が自分の領土だと言ってて、先延ばしにするのはダメだと。先延ばしにしたら、だんだん中国にやられちゃうぞと。だからやっぱりきちんと、決着つけなきゃいけないんだと言ってる。高野さんは、やっぱり先延ばしでいいんだと言ってるわけ?」
高野孟
「そうですね」
田原総一朗
「そこはどうですか」
高野孟
「ですから、ま、決着ったって、もう、決着をつけりゃ戦争ですからね、最終的にこれ」
櫻井よしこ
「高野さんにお聞きしたいんですけども、先延ばしにしてどういう展望が開けるんですか?」
高野孟
「いや、展望なんかないんですよ、こういうことは」
櫻井よしこ
「……ないんですか?」
高野孟
「ええ。ですから、その、おー、まさに、じせ、じせ、次か次の世代の、その、知恵ということになるんですけれども。まずひとつはこの、えー、まあ領土問題ってのは、あの、北方領土にしてもそうですけれども、独島(ドクト)、竹島にしてもそうなんですけれども、ま、結局その、近代国家形成の過程での、この、えー、あれですよね、ぶつかり合い。で、北方領土ってったって、その、明治維新までは、北海道だって日本の領土じゃなかったわけですから。ま、アイヌっていうか、蝦夷地であったわけで。北方領土にしたって、その、何て言うか、日本帝国が北上していく、ロシア帝国が、この東に進んでくるという中での触れ合い、で、どっちが先に手をつけたかみたいな話ですよ。で、その…」
櫻井よしこ
「北方領土がですか?」
高野孟
「え?」
櫻井よしこ
「北方領土がですか?」
高野孟
「ええ、ええ、ええ。そうだと思いますよ。だからそれで、それぞれの主張があってですね、で、日本はもちろん、あの、日本が、その、先に手をつけたんだということを言ってるわけでしょ?」
櫻井よしこ
「ごめんなさい(苦笑)、あの、もう…」
高野孟
「それで本来、その、北方領土で、えー、そういうことでそこまで遡って行っちゃえば、それはその、アイヌの人々しか、返せと言える人はいないということですよ」
櫻井よしこ
「北方領土がですね、その、日本とロシアが、ソ連がですね、同じ時期にというのは、これはもう全然、歴史的な経緯を踏まえているとは思えないですね」
高野孟
「いや、だからそれは日本には日本の主張があって、僕は日本の主張を支持してますけども、向こうにはまた向こうの言い分があってですね」
櫻井よしこ
「いえいえ」
高野孟
「だからそれはこすれ合いの問題なわけですよ」
櫻井よしこ
「いえいえ、それは違いますね。北方領土問題というのは、これは第二次世界大戦で、8月9日、彼らが、その、条約を破ってですね、満州と、シベリアのあの、極東のですね、境界から3カ所からダーッと攻めてきて、彼らが、ソビエト軍が初めて、歴史的に初めて北方領土に上陸したのは、昭和20年、1945年の、8月18日ですよ。8月15日にわが国が、もう、あの、敗戦を受け入れてですね、もう撃ち方やめになった時に、ソビエト軍はそこに、アメリカ軍がいるかいないかというのを確かめた上で、北方領土に上がったんです。これ、8月18日です。彼らが北方四島を取り終えたのは、昭和20年、9月の5日ですよ」
田原総一朗
「だから、9月が、向こうは戦勝記念日になってると。ロシアは」
櫻井よしこ
「ですから、私が申し上げたいのは、わが国は、8月15日に敗戦を受け入れて、もう、そこで撃ち方やめになっていなければいけない、にも関わらず、ソビエトの方が、戦後の、これは前原さん(前原誠司外務大臣)が正しい言い方、私は、戦後のどさくさに紛れて、不法占拠したんですね。だからそのことを私たち日本人は、忘れてはならないのであって、これをですね、日本とソビエトの両方がですね、何か同じように、攻め合って、領有権を主張してるっていうのは、私は、絶対に間違いだと思いますね」
田原総一朗
「あのね、櫻井さん、理論の上ではそうですがね…」
櫻井よしこ
「理論が、理論がそうであるならば、国際社会が、そのことをきちんと理解するように、私たちの国は広報していかなきゃいけないんです」
田原総一朗
「いや、もっと、ちょっと待って」
櫻井よしこ
「その努力をしなかったから、こういうふうになってるんです」
田原総一朗
「いや、ちょっと待って」
櫻井よしこ
「はい」
田原総一朗
「ね。やっぱり日本はね、あの戦争に負けたのはダメなんですよ」
櫻井よしこ
「もちろん」
田原総一朗
「要するに、ね、アメリカやイギリスは、まあ、あの、いろんな国が、あの戦争は、大東亜戦争ですよ、つまり太平洋戦争は日本の侵略だと言うけど、侵略じゃないのははっきりしてる。ただ、問題は、負けちゃったんですよね。と、負けるともう勝った方が全部、だから、その、えー、A級戦犯が処刑されちゃうわけでしょ。だから、それ負けたんだ。だから負けたことを、戦後、じゃあもう一回、どうすりゃいいかって問題はね、ところが、ねぇ……
櫻井よしこ
「同じドイツも負けましたけども、日本とは違いますよ。ドイツはものすごくしっかりと理論構成をして、主張しましたね」
【中国と沖縄】
田原総一朗
「だから櫻井さん、国益をね、もうちょっときちんとやんなきゃいけないんですよね」
櫻井よしこ
「ですからね、今ね、(パネラーの富坂聡氏が)総合力とおっしゃった。そして足りないのは、その、軍事力だけではないと言ったんですけども、戦後の日本を見てるとね、足りないのは、その、軍事力と外交力なんですよ。これは何かというと、国家の基本なんですよ。いかなる国も、その、あの、政府の責任、国家の責任というのは、その国、その民族の生き残りを担保することですよね。生き残りを担保するにはやっぱり力がいるんですね。その力がやっぱり外交力と軍事力、車の両輪のように両方が整備されていなければ、国家としての発言は何の力も持たないですよね」
高野孟
「それはね、一般論としてはそうなんですけれど、ただ軍事力に関して言うと、先ほどから申し上げているように、一体その、見通しうる将来において、どういう驚異に直面しているのかっていうことを抜きに、軍事力が足りるとか足りないとかっていう話はあり得ないわけですよ」
櫻井よしこ
「ええ。ですから日本が直面してる脅威は、まず中国があるではないですか」
高野孟
「だから、そ…」
櫻井よしこ
「尖閣諸島がありますね、東シナ海がありますね」
高野孟
「だからまあ…」
櫻井よしこ
「中国では、もうあの、1年半ぐらい前からですね、沖縄も中国の領土だという」
高野孟
「んな、戯言(たわごと)ですよ、んなもん」
櫻井よしこ
「キャンペーンが…」
高野孟
「戯言ですよ」
櫻井よしこ
「戯言だと思いますけども、しかし尖閣問題について、彼らが自分たちの島だというふうに、主張し始めたのは1971年ですよ。彼らも、だいたい40年かけてここまで来てるわけですよ。当時は日本の政府は、これ領土問題、ほとんど気にしなかった、戯言だと思ったかどうかは別にして、ほとんど気にしなかったことが、30年40年の中国の、これ、世論戦と言います、世論戦の積み重ねでここまで来てるわけですね。で、今から30年40年後に、沖縄がどうなってるかということについて、私たちはほんとに今のまま放っておいて、責任を持つことはできないと思いますね」
【核武装議論】
長野智子
「あの、やはり、日本がこれから自立した国になっていくっていう時に、必ず出てくる議論として、核の保有であるとかっていう問題ありますよね」
田原総一朗
「今やろうと思ってた」
長野智子
「率直に櫻井さんはそういうことはどう思われるか伺ってもいいですか」
櫻井よしこ
「私はね、この核に関してひとつしてはならないこと、それは、核を持ちませんと言うことだと思うんです。で、私は核を持つことがいいのか悪いのかということ、それによるそのメリット、デメリットですね、を、本当に国民が多くの情報を共有して、それを議論することがとても大事だと思います。大事な、意味、その理由はですね、まず国民が、ほんとに防衛というのはどういうものなのか、軍事というものはどういうものなのか、安全保障はどういうものなのかっていうことを、自分自身の問題として理解できるようになるだろうと思うんですね。そして、そこから国際社会に、日本はこの核の問題でこういうふうに議論をしていますと、被爆をしました、しかし脅威、核の保有国に囲まれています、で、これをどうしたらいいんですかと。わが国は自立をしなければいけないけれども、その時に究極の、その、方法というのは、多くの人が核を保有することだと言うけれども、ほんとにそれでいいのかと。で、そのことをきちんと議論をするということが、私はとっても大事だと思いますね」
渡辺宣嗣
「あの、それに関連するんですけど、その、日本はとにかく唯一の被爆国で、核を、核がない社会、核がない世界っていうのが、言ってみれば悲願、の部分がありますよね。だけど、ずーっと戦後、アメリカの核の傘の中で、ずーっとその、いたと。このジレンマっていうのは、これは誰もが感じてると思うんですよ。で、それをじゃあこれからどうしていくのか。今までどおりの核の傘の中にいて、今の安定を、保っていくのか。だけど、核を、日本が持つっていうことは、ものすごくハードルどころか、これは持ってはいけないと」
田原総一朗
「なぜ?」
渡辺宣嗣
「いや、ここはだから、ずっと、被爆国であるというね、唯一の…」
田原総一朗
「何で被爆国が持っちゃいけないの?」
櫻井よしこ
「被爆国だから持つ権利があるという言い方も、できますよ?それもできますよ」
渡辺宣嗣
「……(首を捻って固まる)」
櫻井よしこ
「唯一の被爆国だからこそわれわれが、二度とこのような被害を被らないために持ちますという、理論も成り立つんです。私はそういうふうには言いませんけれども。被爆国だから持ってはいけないということをいう、理論が一方にあるとしたら、その反対の理論も成り立つということは、客観的な合理的な思考として、覚えておかないといけないと私は思いますね」
____________________________内容紹介ここまで
高野孟さんや渡辺宣嗣さんの発言を見てますと、12月8日放送の「アンカー」で青山繁晴さんがキーワードに掲げた「戦後の嘘を撃て」という言葉を思い出します。
「戦後の日本の嘘を撃てっていうのはね、リアルなことを何も勉強しないで、私たち、僕自身も含めて、その勉強が足りないまま、嘘のことだけをね、基準にしてるから、国がとうとう行き詰まってきたっていうことであり、たとえば鳩山さんが、あの尖閣諸島の周りの海も、友愛の海って言ったのは、外交ってのは仲良くすることだというね、その、世界の非常識を、私たちの常識として教わってきた、だから鳩山さんがおかしいっていうだけじゃなくて、実は日本の戦後のある意味の、象徴の鳩山さんだし、菅さんが、やることが何だか分からないっていうのは、あの戦争に一回負けただけで、国というものは目標を持っちゃいけないんだと、目標持たない国家でいなきゃいけないんだということを思い込んできたから、菅さんはその、いわば、あの、どん詰まりとして、何をしたらいいか分からない菅さんが現れたと、いうことをね」
……と青山さんは言われたわけですが、その意味では、高野さんも渡辺さんもまさに「日本の戦後のある意味の象徴」だなぁと思ったりして。
いや、高野さんはそのへんの薄甘いサヨクとは違いますかね。むしろ筋金入りですよね。学生時代に中共の「招待」で訪中し、まんまと洗脳されて帰ってきたのは有名な話です。
※青山繁晴さんの話を出したついでにちょっと書いておきます。青山さんは武士道精神の観点から「命ある限り核武装には反対」の立場ですが、その青山さんも櫻井さん同様、「抑止力のために、賛否両論のあるタブーなき核武装議論を」と提唱されています。詳細は09年5月27日放送「アンカー」北核実験の裏側&日本は核武装議論を!を。
※あと、今回の朝生で高野さんがちらっと触れたアイヌについても。あまり知られてないかもしれませんが、困った事態が進行中です。アイヌ問題を口実に、内地の反日組織が北海道に急速に進出し、アイヌ問題の中身を全く変質させてしまっています。詳細は藤井厳喜さんのブログを。
……日本の外交&安全保障が危機的状況にあるというのは、多くの国民の一致した認識だと思うのですが、特に国境付近の島々の皆さんはそれをより強く感じているわけです。
その危機感がよく表れた出来事が10日にありました。石垣市議2人が尖閣諸島の南小島に上陸したのです。
石垣市議会は2010年10月に、固定資産税の評価や生態系の調査のため上陸することを全会一致で議決し、これを認めるよう求めていましたが、政府から1カ月以上明確な回答がないことから、上陸を強行したものとみられています(FNN12/10)。
菅政権は南西諸島の防衛について、どんな措置を取っていくのでしょう?
それでなくても外交・安保面で心もとない上に(他の面でも十分心もとないですが)、社民党に配慮しなければならない状況に追い込まれているため、これまで以上にとんでもない方向に行ってしまうのではないかと心配です。
実は社民党は、石垣市議が尖閣に上陸したのと同じ10日に、来年度予算編成についての提言を菅首相に提出したらしいのですが、事前の報道(朝日12/9)によればその中身は……
・普天間基地の辺野古移転
→環境影響評価関連経費などすべての予算計上を見送ること
・ミサイル防衛関連予算
→費用対効果の観点から見直すこと
・憲法改正の国民投票に関係する予算
→計上を見送ること
・南西諸島の防衛力強化
→「南西防衛」の関連予算は調査費を含めて一切計上しないこと
あ・ほ・か!!!(-.-#)
いくら無為無策の菅政権でも、さすがにこれらを丸呑みしてしまうとは私は思いませんが、ただ、武器輸出三原則見直しの防衛大綱への明記を社民党に配慮して見送った経緯もありますし、油断できません。
てか、内ゲバ(小沢派との抗争)状態にあるのが民主党の現状ですから、菅さん以下、閣僚は自分の保身に必死で、もはや日本の国益など考えてられないよって心境かもしれません。
だとしたら、こんな本末転倒な話はありません。日本国民にとってこんな不幸なことはありません。とっとと解散総選挙してほしいもんです。
最後に、10日にノルウェーのオスロで開かれたノーベル平和賞の授賞式についても触れておきます。
本人も親族も出席できなかったのは、ナチスの支配下にあったドイツの反戦ジャーナリスト、オシエツキー氏以来、74年ぶりとのこと(産経12/10)。
中国がどんなに前時代的なことをやっているかが、国際社会に改めて知れ渡ったと思います。
中国側はこれに対抗して急きょ「孔子平和賞」なるものを設立しましたが、初代受賞者の連戦・中国国民党名誉主席は受賞を拒絶(産経12/10) 。
連戦さんじゃなく、菅首相か仙谷官房長官にあげれば良かったのにね。きっと喜んで授賞式に行ったことでしょう。
中国を酷評したラルフ・タウンゼントの77年前の言葉が、改めて私の心に突き刺さります。
「(中国は)確かに、西洋文明を取り入れることはできる。ただし物だけである」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※拙ブログ関連エントリー
・08/8/4付:「ムハハnoたかじん」櫻井よしこさんが中国の問題点を語る
・10/3/13付:「「日本の、これから」日米同盟 櫻井よしこさんとプロ市民
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高野孟
「だから、その、さっきの棚上げ(トウショウヘイが提案した尖閣諸島棚上げ論)に戻りますけども、その棚上げっていうのは単なる棚上げじゃなくて、結局、中国側が、ま、これ外務省OB、あるいは、外交専門家の解説によるとですね、この棚上げ論っていうのは、えー、もちろん、櫻井さんおっしゃったように、正式の外交文書、みたいなものが交わされているわけでは全くありません。ですから暗黙合意という以外の、何ものでもないわけですよね。でも、その暗黙合意の中には、その、日本が、この尖閣を、その、実効支配している、ということを、中国は暗黙に認めると。認めると。だからつまり、そこに、海上保安庁、の船が、来て、たとえば中国の漁船が来たら追い出すってことをやってるわけですよね。警告して、退去させるという。えー、で、そういう、その、ことまでは、その、中国の容認す、いや、ま、その、えー、暗に認めるところであると、いうことですよね。そいで、その、だから、その代わり、その、日本は、あからさまに国内法を適用したり、あるいは、その、領海侵犯だっつって銃撃したりとか、そういう荒事はしないで下さいよと。その中国の側もしかし、その、できるだけ、そういう事故が起こらないように抑制をしましょう、お互いに抑制していきましょうと、いう、ことまで含んだ、一種暗黙合意ですよね、これ。なんですよ。ですから、それに代わる、つまり、その、実効支配を暗に中国側が認めてるという意味で、これはたとえば、外務省OBで孫崎さんの、あの、解説なんかによると、という日本側にとって優位な、あの、領海になっていると。で、それを、こっちの方から投げ捨ててですね、今の段階ですよ、それに代わる代案を、中国との間で、事実上の合意に持ち込めるという成算もなしに、その、実効支配が暗に認められているという、ちょっと日本がこう優位にあるような、この、微妙な暗黙の合意を、わざわざ捨てることはないということなんですよ」
田原総一朗
「櫻井さん」
櫻井よしこ
「あの、孫崎さんの論はですね、私は間違っていると思いますね。あの、確かにね、その、そのような暗黙の合意があって、現状維持ということを言ったかもしれませんけれども、現状維持を破ってるのは誰ですか。中国ですよ。1992年2月、領海法を作りましたよね。法律を作って、南シナ海も東シナ海も尖閣も、中国の領土だと宣言しましたよね。で、これは、現状維持の最たるものじゃないですか。文書で国の法律として、中国はそれを決めて、国際社会に発表したわけですね。これはもう、中国の方にもしそのような、了解があったとしたら、中国が自ら破ってるわけですから、もうこの時点において、この、棚上げ論なるものはですね、私は棚上げ論、というものを認めないんですけれども、棚上げ論なるものは、壊れたと思わなきゃいけないんですね。そしてもうひとつは、棚上げと言って、あの、その間にどんどん自分たちが領有する準備をするというのは、南シナ海の事例を見ればですね、もう何よりも明らかですよ。やっぱり外交っていうのはですね、中国が他の国々とどういう感じで、領土領海を争ってきたか。他の国々の領土領海をどのようにして自国のものにしてきたかということから、日本外交は学ばないといけないと思うんですね。孫崎さんは学んでいない。外務省は学んでいない。日本の親中派の政治家も学んでいない。だから、日本はいつも敗北するんです。今回もこの事例だというふうに私は思いますよ」
【北方領土】
田原総一朗
「櫻井さんと高野さんに聞きたいんですが、櫻井さんは要するにね、両方が自分の領土だと言ってて、先延ばしにするのはダメだと。先延ばしにしたら、だんだん中国にやられちゃうぞと。だからやっぱりきちんと、決着つけなきゃいけないんだと言ってる。高野さんは、やっぱり先延ばしでいいんだと言ってるわけ?」
高野孟
「そうですね」
田原総一朗
「そこはどうですか」
高野孟
「ですから、ま、決着ったって、もう、決着をつけりゃ戦争ですからね、最終的にこれ」
櫻井よしこ
「高野さんにお聞きしたいんですけども、先延ばしにしてどういう展望が開けるんですか?」
高野孟
「いや、展望なんかないんですよ、こういうことは」
櫻井よしこ
「……ないんですか?」
高野孟
「ええ。ですから、その、おー、まさに、じせ、じせ、次か次の世代の、その、知恵ということになるんですけれども。まずひとつはこの、えー、まあ領土問題ってのは、あの、北方領土にしてもそうですけれども、独島(ドクト)、竹島にしてもそうなんですけれども、ま、結局その、近代国家形成の過程での、この、えー、あれですよね、ぶつかり合い。で、北方領土ってったって、その、明治維新までは、北海道だって日本の領土じゃなかったわけですから。ま、アイヌっていうか、蝦夷地であったわけで。北方領土にしたって、その、何て言うか、日本帝国が北上していく、ロシア帝国が、この東に進んでくるという中での触れ合い、で、どっちが先に手をつけたかみたいな話ですよ。で、その…」
櫻井よしこ
「北方領土がですか?」
高野孟
「え?」
櫻井よしこ
「北方領土がですか?」
高野孟
「ええ、ええ、ええ。そうだと思いますよ。だからそれで、それぞれの主張があってですね、で、日本はもちろん、あの、日本が、その、先に手をつけたんだということを言ってるわけでしょ?」
櫻井よしこ
「ごめんなさい(苦笑)、あの、もう…」
高野孟
「それで本来、その、北方領土で、えー、そういうことでそこまで遡って行っちゃえば、それはその、アイヌの人々しか、返せと言える人はいないということですよ」
櫻井よしこ
「北方領土がですね、その、日本とロシアが、ソ連がですね、同じ時期にというのは、これはもう全然、歴史的な経緯を踏まえているとは思えないですね」
高野孟
「いや、だからそれは日本には日本の主張があって、僕は日本の主張を支持してますけども、向こうにはまた向こうの言い分があってですね」
櫻井よしこ
「いえいえ」
高野孟
「だからそれはこすれ合いの問題なわけですよ」
櫻井よしこ
「いえいえ、それは違いますね。北方領土問題というのは、これは第二次世界大戦で、8月9日、彼らが、その、条約を破ってですね、満州と、シベリアのあの、極東のですね、境界から3カ所からダーッと攻めてきて、彼らが、ソビエト軍が初めて、歴史的に初めて北方領土に上陸したのは、昭和20年、1945年の、8月18日ですよ。8月15日にわが国が、もう、あの、敗戦を受け入れてですね、もう撃ち方やめになった時に、ソビエト軍はそこに、アメリカ軍がいるかいないかというのを確かめた上で、北方領土に上がったんです。これ、8月18日です。彼らが北方四島を取り終えたのは、昭和20年、9月の5日ですよ」
田原総一朗
「だから、9月が、向こうは戦勝記念日になってると。ロシアは」
櫻井よしこ
「ですから、私が申し上げたいのは、わが国は、8月15日に敗戦を受け入れて、もう、そこで撃ち方やめになっていなければいけない、にも関わらず、ソビエトの方が、戦後の、これは前原さん(前原誠司外務大臣)が正しい言い方、私は、戦後のどさくさに紛れて、不法占拠したんですね。だからそのことを私たち日本人は、忘れてはならないのであって、これをですね、日本とソビエトの両方がですね、何か同じように、攻め合って、領有権を主張してるっていうのは、私は、絶対に間違いだと思いますね」
田原総一朗
「あのね、櫻井さん、理論の上ではそうですがね…」
櫻井よしこ
「理論が、理論がそうであるならば、国際社会が、そのことをきちんと理解するように、私たちの国は広報していかなきゃいけないんです」
田原総一朗
「いや、もっと、ちょっと待って」
櫻井よしこ
「その努力をしなかったから、こういうふうになってるんです」
田原総一朗
「いや、ちょっと待って」
櫻井よしこ
「はい」
田原総一朗
「ね。やっぱり日本はね、あの戦争に負けたのはダメなんですよ」
櫻井よしこ
「もちろん」
田原総一朗
「要するに、ね、アメリカやイギリスは、まあ、あの、いろんな国が、あの戦争は、大東亜戦争ですよ、つまり太平洋戦争は日本の侵略だと言うけど、侵略じゃないのははっきりしてる。ただ、問題は、負けちゃったんですよね。と、負けるともう勝った方が全部、だから、その、えー、A級戦犯が処刑されちゃうわけでしょ。だから、それ負けたんだ。だから負けたことを、戦後、じゃあもう一回、どうすりゃいいかって問題はね、ところが、ねぇ……
櫻井よしこ
「同じドイツも負けましたけども、日本とは違いますよ。ドイツはものすごくしっかりと理論構成をして、主張しましたね」
【中国と沖縄】
田原総一朗
「だから櫻井さん、国益をね、もうちょっときちんとやんなきゃいけないんですよね」
櫻井よしこ
「ですからね、今ね、(パネラーの富坂聡氏が)総合力とおっしゃった。そして足りないのは、その、軍事力だけではないと言ったんですけども、戦後の日本を見てるとね、足りないのは、その、軍事力と外交力なんですよ。これは何かというと、国家の基本なんですよ。いかなる国も、その、あの、政府の責任、国家の責任というのは、その国、その民族の生き残りを担保することですよね。生き残りを担保するにはやっぱり力がいるんですね。その力がやっぱり外交力と軍事力、車の両輪のように両方が整備されていなければ、国家としての発言は何の力も持たないですよね」
高野孟
「それはね、一般論としてはそうなんですけれど、ただ軍事力に関して言うと、先ほどから申し上げているように、一体その、見通しうる将来において、どういう驚異に直面しているのかっていうことを抜きに、軍事力が足りるとか足りないとかっていう話はあり得ないわけですよ」
櫻井よしこ
「ええ。ですから日本が直面してる脅威は、まず中国があるではないですか」
高野孟
「だから、そ…」
櫻井よしこ
「尖閣諸島がありますね、東シナ海がありますね」
高野孟
「だからまあ…」
櫻井よしこ
「中国では、もうあの、1年半ぐらい前からですね、沖縄も中国の領土だという」
高野孟
「んな、戯言(たわごと)ですよ、んなもん」
櫻井よしこ
「キャンペーンが…」
高野孟
「戯言ですよ」
櫻井よしこ
「戯言だと思いますけども、しかし尖閣問題について、彼らが自分たちの島だというふうに、主張し始めたのは1971年ですよ。彼らも、だいたい40年かけてここまで来てるわけですよ。当時は日本の政府は、これ領土問題、ほとんど気にしなかった、戯言だと思ったかどうかは別にして、ほとんど気にしなかったことが、30年40年の中国の、これ、世論戦と言います、世論戦の積み重ねでここまで来てるわけですね。で、今から30年40年後に、沖縄がどうなってるかということについて、私たちはほんとに今のまま放っておいて、責任を持つことはできないと思いますね」
【核武装議論】
長野智子
「あの、やはり、日本がこれから自立した国になっていくっていう時に、必ず出てくる議論として、核の保有であるとかっていう問題ありますよね」
田原総一朗
「今やろうと思ってた」
長野智子
「率直に櫻井さんはそういうことはどう思われるか伺ってもいいですか」
櫻井よしこ
「私はね、この核に関してひとつしてはならないこと、それは、核を持ちませんと言うことだと思うんです。で、私は核を持つことがいいのか悪いのかということ、それによるそのメリット、デメリットですね、を、本当に国民が多くの情報を共有して、それを議論することがとても大事だと思います。大事な、意味、その理由はですね、まず国民が、ほんとに防衛というのはどういうものなのか、軍事というものはどういうものなのか、安全保障はどういうものなのかっていうことを、自分自身の問題として理解できるようになるだろうと思うんですね。そして、そこから国際社会に、日本はこの核の問題でこういうふうに議論をしていますと、被爆をしました、しかし脅威、核の保有国に囲まれています、で、これをどうしたらいいんですかと。わが国は自立をしなければいけないけれども、その時に究極の、その、方法というのは、多くの人が核を保有することだと言うけれども、ほんとにそれでいいのかと。で、そのことをきちんと議論をするということが、私はとっても大事だと思いますね」
渡辺宣嗣
「あの、それに関連するんですけど、その、日本はとにかく唯一の被爆国で、核を、核がない社会、核がない世界っていうのが、言ってみれば悲願、の部分がありますよね。だけど、ずーっと戦後、アメリカの核の傘の中で、ずーっとその、いたと。このジレンマっていうのは、これは誰もが感じてると思うんですよ。で、それをじゃあこれからどうしていくのか。今までどおりの核の傘の中にいて、今の安定を、保っていくのか。だけど、核を、日本が持つっていうことは、ものすごくハードルどころか、これは持ってはいけないと」
田原総一朗
「なぜ?」
渡辺宣嗣
「いや、ここはだから、ずっと、被爆国であるというね、唯一の…」
田原総一朗
「何で被爆国が持っちゃいけないの?」
櫻井よしこ
「被爆国だから持つ権利があるという言い方も、できますよ?それもできますよ」
渡辺宣嗣
「……(首を捻って固まる)」
櫻井よしこ
「唯一の被爆国だからこそわれわれが、二度とこのような被害を被らないために持ちますという、理論も成り立つんです。私はそういうふうには言いませんけれども。被爆国だから持ってはいけないということをいう、理論が一方にあるとしたら、その反対の理論も成り立つということは、客観的な合理的な思考として、覚えておかないといけないと私は思いますね」
____________________________内容紹介ここまで
高野孟さんや渡辺宣嗣さんの発言を見てますと、12月8日放送の「アンカー」で青山繁晴さんがキーワードに掲げた「戦後の嘘を撃て」という言葉を思い出します。
「戦後の日本の嘘を撃てっていうのはね、リアルなことを何も勉強しないで、私たち、僕自身も含めて、その勉強が足りないまま、嘘のことだけをね、基準にしてるから、国がとうとう行き詰まってきたっていうことであり、たとえば鳩山さんが、あの尖閣諸島の周りの海も、友愛の海って言ったのは、外交ってのは仲良くすることだというね、その、世界の非常識を、私たちの常識として教わってきた、だから鳩山さんがおかしいっていうだけじゃなくて、実は日本の戦後のある意味の、象徴の鳩山さんだし、菅さんが、やることが何だか分からないっていうのは、あの戦争に一回負けただけで、国というものは目標を持っちゃいけないんだと、目標持たない国家でいなきゃいけないんだということを思い込んできたから、菅さんはその、いわば、あの、どん詰まりとして、何をしたらいいか分からない菅さんが現れたと、いうことをね」
……と青山さんは言われたわけですが、その意味では、高野さんも渡辺さんもまさに「日本の戦後のある意味の象徴」だなぁと思ったりして。
いや、高野さんはそのへんの薄甘いサヨクとは違いますかね。むしろ筋金入りですよね。学生時代に中共の「招待」で訪中し、まんまと洗脳されて帰ってきたのは有名な話です。
※青山繁晴さんの話を出したついでにちょっと書いておきます。青山さんは武士道精神の観点から「命ある限り核武装には反対」の立場ですが、その青山さんも櫻井さん同様、「抑止力のために、賛否両論のあるタブーなき核武装議論を」と提唱されています。詳細は09年5月27日放送「アンカー」北核実験の裏側&日本は核武装議論を!を。
※あと、今回の朝生で高野さんがちらっと触れたアイヌについても。あまり知られてないかもしれませんが、困った事態が進行中です。アイヌ問題を口実に、内地の反日組織が北海道に急速に進出し、アイヌ問題の中身を全く変質させてしまっています。詳細は藤井厳喜さんのブログを。
……日本の外交&安全保障が危機的状況にあるというのは、多くの国民の一致した認識だと思うのですが、特に国境付近の島々の皆さんはそれをより強く感じているわけです。
その危機感がよく表れた出来事が10日にありました。石垣市議2人が尖閣諸島の南小島に上陸したのです。
石垣市議会は2010年10月に、固定資産税の評価や生態系の調査のため上陸することを全会一致で議決し、これを認めるよう求めていましたが、政府から1カ月以上明確な回答がないことから、上陸を強行したものとみられています(FNN12/10)。
菅政権は南西諸島の防衛について、どんな措置を取っていくのでしょう?
それでなくても外交・安保面で心もとない上に(他の面でも十分心もとないですが)、社民党に配慮しなければならない状況に追い込まれているため、これまで以上にとんでもない方向に行ってしまうのではないかと心配です。
実は社民党は、石垣市議が尖閣に上陸したのと同じ10日に、来年度予算編成についての提言を菅首相に提出したらしいのですが、事前の報道(朝日12/9)によればその中身は……
・普天間基地の辺野古移転
→環境影響評価関連経費などすべての予算計上を見送ること
・ミサイル防衛関連予算
→費用対効果の観点から見直すこと
・憲法改正の国民投票に関係する予算
→計上を見送ること
・南西諸島の防衛力強化
→「南西防衛」の関連予算は調査費を含めて一切計上しないこと
あ・ほ・か!!!(-.-#)
いくら無為無策の菅政権でも、さすがにこれらを丸呑みしてしまうとは私は思いませんが、ただ、武器輸出三原則見直しの防衛大綱への明記を社民党に配慮して見送った経緯もありますし、油断できません。
てか、内ゲバ(小沢派との抗争)状態にあるのが民主党の現状ですから、菅さん以下、閣僚は自分の保身に必死で、もはや日本の国益など考えてられないよって心境かもしれません。
だとしたら、こんな本末転倒な話はありません。日本国民にとってこんな不幸なことはありません。とっとと解散総選挙してほしいもんです。
最後に、10日にノルウェーのオスロで開かれたノーベル平和賞の授賞式についても触れておきます。
本人も親族も出席できなかったのは、ナチスの支配下にあったドイツの反戦ジャーナリスト、オシエツキー氏以来、74年ぶりとのこと(産経12/10)。
中国がどんなに前時代的なことをやっているかが、国際社会に改めて知れ渡ったと思います。
中国側はこれに対抗して急きょ「孔子平和賞」なるものを設立しましたが、初代受賞者の連戦・中国国民党名誉主席は受賞を拒絶(産経12/10) 。
連戦さんじゃなく、菅首相か仙谷官房長官にあげれば良かったのにね。きっと喜んで授賞式に行ったことでしょう。
中国を酷評したラルフ・タウンゼントの77年前の言葉が、改めて私の心に突き刺さります。
「(中国は)確かに、西洋文明を取り入れることはできる。ただし物だけである」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※拙ブログ関連エントリー
・08/8/4付:「ムハハnoたかじん」櫻井よしこさんが中国の問題点を語る
・10/3/13付:「「日本の、これから」日米同盟 櫻井よしこさんとプロ市民
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Comments
今、産経のweb上で核武装についてのアンケートが14日まで行われています。今回のテーマにはふさわしいかと。
「日本を死の商人にはしない」だとか、どうしてあ〜いう人たちは理論が必要なところを感情で語ろうとするのでしょうか?感情には反論が成り立たないので嫌悪感しかでてこないのですが。
わたしも、この番組を録画したDVDを送ってもらってで観て、
高野さんともう一人のパネラー富坂聰氏VS櫻井よしこさんを堪能しました。
そして、最後に渡邊アナの「えっ?今更その意見??」のやり取りを観て、
くっくりさん引用の青山さんの意見もさることながら、
なぜ、こうも現代の多くのお花畑日本人は、
両論(自分の論とその反対の論)を思考する事さえ出来なんだろうと...
行き着く所は教育になるんだろうと思いますが、
今の日教組をみてるとこれからもまだまだ
こう言う人たちを再生産して行くのかと暗澹たる気持ちになります。
yamada.yutaka@gmail.com
ブログ名:「Funny Restaurant 犬とレストランとイタリア料理」
こんにちは。米議会で日本が改憲すべきという意見が多数派になりました。日本は、憲法を改正して、世界のパワーオブバランスの一角を担う覚悟がなけば、いずれ選択できる道は二つしかありません。それは、中国の属国になるか、アメリカの51番目の州になることです。いますぐ、ということはないでしょうが、今後10年以内には、おそらくどれかの道を選ばざるをえない状況に追い込まれます。あなたは、どの道を選びますか?詳細は、是非私のブログを御覧になってください。
イラッとさせられるような話を聞かされても、冷静に主張する。主張も論理的だけど、何よりも相手との間の取り方が絶妙。また、くだらない主張でも、戯言の一言ですませちゃいけない、無知な人間がどんどん騙されていくって要点を踏まえているところもいいですね。
あんたが中国に対して強気の人ならば、「シナさんよ、そんなに自信が有るなら国際司法裁判所に訴えてみろ。日本は受けてたつぞ。」とでも啖呵を切ってくれ。
朝日新聞の現状把握力の無さは絶望的ですね(確信犯なのかもしれませんが)
生物は強いとか知的だとかは関係なくて、環境に適応した生物だけが生き残ります
国家も同じではないでしょうか
世界の戦略環境は変化しているのに、金科玉条の如く憲法9条を守っていたら
日本という国は周囲のいずれかの大国に併呑され、なくなってしまうでしょう
本当にサヨクと呼ばれる人達は国防に関して、非常に楽観的かつ無責任だと思います
高野「我々の業界ではご褒美ですwww」といったところですかw
社民党が寝ぼけた事を喚いていますね。
小沢抗争もそうですが、古今東西、自組織内で解決出来ない問題で、外部勢力を巻き込むとロクな事にはなりません。
青山さんが仰るように致命傷になりかねませんな。
それと、菅さんは仙谷さんを見習うべきです。
仙谷さんは確かに、歴代官房長官の中で史上最低の官房長官といっても差し支えありません。しかし、どんなに逆境下でもどんなに最悪の状況でも、決して挫けず決して屈しず歩みを止めず、政治生命すら危ういのにまだ燃え尽きてはいません。
翻って、菅さんといえば4列目から逃げてお遍路で逃げる、総理になっても丸投げで遁走、まだ逃げるのでしょうか。
ルーピーをみれば分かるでしょう。無様で惨めで生き恥を晒しながらも議員の職にしがみついております。今逃げたら一生後悔しますよ。
左手で握手をして右手でぶん殴る、腕力もまたコミュニケーションの1つです。拳を交えれば、刎頚の友になる事も夢ではありません。
産まれたばかりの仔鹿のように立つ事ですらやっとの端党を率いる瑞穂さんでさえ、虚勢を張る度胸はあります。
一方で、社民党内は一枚岩ではなく、民主党の力を是が非でも必要としており、民主党との明確な対立を避ける利があります。勝負どころの強さが求められております。
今問われている事は、苦しい政権運営に対する国民の同情の声を引き出す名文句ではありません。
今問われている事は、党内を鎮め、他党をコントロールしながらも前へ踏み出す、菅さん自身の主導力です。
それが発揮出来なければ、野党に政局のオモチャとして弄ばれてやがてはボロ雑巾のように捨てられるか、怒りに燃える小沢派に嬲り殺しにされるか、怒り爆発の国民に刑場に送られるかです。
核なき世界を目指す、というありもしない妄想にとりつかれた被害者達の涙目と、ルーピー政権下のG8外相会談で、岡田(当時)外相に向けられた冷めきった眼差しをふいに思い出した今日この頃です。
核の管理を前に、日本の核武装は難しそうで。足下をみられた核議論はカードどころか、核武装論者に対する飴玉にしかなりませんが、まあ、塞翁が馬ですし、やらないよりマシですね。
そういえば、北朝鮮が東京で核テロをやるのではないかという憶測がありますね。
核議論と共に、核テロ・セキュリティの議論も必要でしょう。
民主党が極限状態の緊張に包まれていく中、上州屋で大連立というルアーが絶賛発売中なのでしょうか。まあ、それによって諸々の意を強くする方がいるのならば、明確には否定しませんが。
目の曇ったお年寄りが元気一杯のようですが、すっこんでいれば良いのです。もっと旨味のある話を持ってきて欲しいものです。
韓国の大統領がまともになったせいで、東亜から笑いが消えて久しいですが、孔子平和賞には笑わざるをえませんw
産経の記者は笑いを噛み殺しながら記事を書いたのでしょう。少女の表情も秀逸ですww
タン・シュエさん辺りが受賞すれば最高でしたが、故人ですとアジア的優しさ爆発の方ですか。そのうち、自分自身で受賞しかねませんねw
ところで、中国でガンダムだかガソダムだか知りませんが、またやっているようでw
「被爆したからこそ核を持つ権利がある」渡邊アナ絶句。
思わずニヤっとしてしまいました。
某掲示板ではこのレベルまで議論されてるんだけど、頭に蛆がわいた連中には思いがけない返しだったかな。
☆理論と実践の乖離【存在・事情・概念・数値】を埋める事すらままならない民主党。歪な国家観に苛まれるのは国民です。
★中国は第二次大戦後、唯一武力で領土を広げて来た国家。
1988年3月スプラトリー(南沙諸島)ベトナム軍69人人間の鎖に砲撃殺戮を忘れたのでしょうか?(※YOU TUBEで詳しく見られます。)
【国家安全保障】
ピンと来ない人もいるでしょうが、国の国益(お金の事だけでなく)=企業・会社・自営業・家庭の社長&家長&代表&個人が意識しておかないと気付いてからでは手遅れです。
喉元に匕首を突き付けられている(参政権・自治区条例etc)危機意識。会社という字を逆にすれば社会、会社は社会&国の動きを見れば解ります。社長は何を考え行動しているか?社員がそれぞれの在り方に気付いて無ければ会社は動きません。
12/10【ロシア軍哨戒機が日米共同演習を妨害】ロシアの2つの目的は《イージス鑑の性能調査》です。ミサイル発射前の電磁波距離測定etc⇒だから、数時間演習を中止せざるを得ない
★そして、中国への情報提供(交換)中ソ連携、強かです。
※ペリー来航から明治初期に措いて坂本竜馬・幕末の志士や維新のリーダーらが最も警戒していたのは、ペリーのアメリカでは無く北のロシアです。
☆【武器輸出三原則】の本当の狙いはアメリカとの共同開発(インド技術)を進めたい。宇宙開発&軍事技術は密接です。片方だけって事は有り得ません。私達は多大なる恩恵を被っていますし便利になっています。
孔子レーニン平和賞&高野孟がジャーナリストと表記するのは笑止千万。
★今日、BS朝日『激論!クロスファイヤー』田原総一朗と仙石由人が出演(BS契約してないんで・・)暴論が気になる。
今回の話題とは全く関係がないですが
12月12日に、某所で県議選があるのですが
今回の県議選、某M党の今後が割とかかっているらしく
某M党は今までにないくらい必死で活動してるんですが
某党の気持ち悪さをまざまざと見せ付けられました。
某県北部をほぼ牛耳っているHという企業があるのですが
そこの企業の労組が、某M党の推薦候補を大プッシュしてまして。
そのHのOBなんですね、この人。
選挙直前の10日には、とりあえず選挙にいって○って名前を書いてこい。
友人知人にも連絡とって、○って書くようお願いしなさい。
あとで集計するからね。
こんな感じに通達がきましたよ。
えぇ・・・。
私は某H企業の社員ではないですが
出入りして働いている身です。
某M党の気持ち悪さを知ったと共に
某Hには失望しましたね・・・。
幾らなんでも人舐めすぎでしょうこれは・・・。
政策や方針もなしにただ名前かけって・・・。
>どん詰まりとして、何をしたらいいか分からない菅さんが現れた
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101210/stt1012102354011-n2.htm
>判断を迫られる度に首相は官僚を怒鳴りつける。
>「俺に決断させようとするなと言っているだろ! しっかり話し合ってから持ってこい!」
ここまで来たらもう笑い話にもならないよな。
この番組、YouTubeで見たんですけど、高野孟さんの余りの酷さに耐えられなくなり、途中で見るのを止めてしまいました。
戦争が嫌なのは誰でも同じなのだから、戦争を避けるためにも、国の防衛に力を入れるという、当たり前のことに、高野氏のような種類の人はどうして気づけないのか分かりませんし、非情に腹立たしい限りです。
もう、本当に理想論だけでは、にっちもさっちも行かない状況に来ているというのに。あー、もう何だか遣りきれません。
朝生見ました
さすが櫻井さん!冷静でディベートはピカイチ!
それに比べ高野さんは説得力全くなかったです
驚いたのは竹島のことを「どくと・竹島」と言ったことです
本心が出た!と思いました
あなた日本人じゃないでしょう?!
今日は茨城県で選挙ですが、どうなるのでしょうかね。
民+公+国+社−小=2/3になったら困りものですな。良い感じで分裂してもらうか、処分を下せず火種を依然として内包し続けるか。
それと、アンカーがお休みのようで。
北朝鮮と戦い続けた斎木アジア大洋州局長が退任するようですが、ただの人事異動なのかそれとも何かあるのか、ちょっと気になったのですが。
それをはじき返さなければいけない、はじき返せる立場にいる人たちがなにも考えてこなかった。というか敵だらけになってしまったといっていいですね。
櫻井さんのような人はこれからも少数派でしょう。なのでもう草莽崛起でいきましょう。
孔子賞って・・・戦争オヤジを賞の名前にするとは・・・
ノーベルをなぞらえてるんでしょうか(笑
>ROM専さん
伏せ時に意味が無くてワロタ
当ブログでも謹んで参考にさせていただいているだけでなく、心の支えにもさせていただいています。
どうかお体に気をつけて、日本だけでなく、くっくりさんにも幸多からんことを。
アイヌの件ですが、民主党は差別問題を全国規模で再生産して利権を拡大しようとしているのは間違いないです。
アイヌの人々 初の全国調査へ
12月11日 21時43分
政府は、全国に暮らすアイヌの人々への生活支援策を盛り込んだ新しい法律の制定を見据えて、北海道以外に暮らす人々を対象にした、生活状況や民族意識に関する初めての全国規模での聞き取り調査を行うことになりました。
アイヌの人々を巡っては、北海道や国が道内の人々に対して生活面などの支援を行っていますが、北海道以外のほかの都府県に暮らす人々については、支援が届いていないことが課題となっています。こうしたなか政府は、北海道以外に暮らすアイヌの人々にも支援を行うためには、実情を把握することが必要だとして、初めての全国規模での聞き取り調査を行うことになりました。対象となるのは、明治時代以降に北海道から別の地域に移り住んだアイヌの人々とその子孫のうち、先月までの事前調査で把握された15歳以上のおよそ300人で、▽学歴や職業、それに年収といった生活状況のほか、▽アイヌ民族としての誇りをどのように感じているかや、アイヌ民族であることで差別されたかどうかなど、民族意識に関する調査も行われる予定です。調査結果は今年度中にまとめられ、政府は、全国に暮らすアイヌの人々への生活支援策を盛り込んだ新しい法律の制定を見据えて、政策を検討することにしています。
http://www.nhk.or.jp/news/html/20101211/t10015792701000.html
10月にもアイヌ実態調査=政府
政府は24日、首相官邸で「アイヌ政策推進会議」(座長・仙谷由人官房長官)の第2回会合を開き、北海道外に住むアイヌの生活実態調査を10月以降に開始することを決めた。
 生活実態調査は、アイヌ文化振興など支援策の基礎資料とするのが目的。調査項目は職業、収入、文化伝承活動参加の有無、アイヌとしての意識などで、10月にも対象者に調査票を配布する。
 仙谷長官はあいさつで「アイヌ政策の推進は大変重要だ。政治主導で積極的な政策の立案、推進に努めていく」と強調した。(2010/08/24-19:28)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010082400808
この記事と画像の一部を引用させて頂きました。
事後報告で恐縮ですが、ご了承下さりますようお願いします。