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【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■2/9放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
“平成開国”推進は政権の延命策なのか?TPP問題を青山解説
TPP、北方領土、拉致問題。これらの問題を今の菅政権にやらせたら日本は大変なことに!
最後に拉致問題で重大な話。横田めぐみさんの生存情報に前原さん、仙谷さんが……。
コーナー前に、菅首相初の党首討論、小沢氏の問題、前原外相訪露へ、のニュース報道&青山さんの解説がありましたので、まずこの部分を要旨のみ記述、続けてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。
本編は間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
内容紹介ここから____________________________
…………青山さんの解説(
あくまで要旨)…………
( )内は山本浩之キャスターの発言です
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菅首相、初の党首討論 自民・谷垣総裁と社会保障と税の一体改革などについて論戦(FNN2/9)
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党首討論 自民・谷垣総裁、「マニフェストは破たん」と衆院解散・総選挙を強く求める(FNN2/9)
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強制起訴された民主・小沢元代表への処分めぐり、菅首相が小沢氏と10日に会談へ(FNN2/9)
(4時からスタートで自民党が35分、公明党が10分と非常に短い時間。どうしてもっと長くやらないのかなと。
この限られた時間の中で、これほど優劣がはっきりした党首討論はなかったと思うんですけれども)
そもそも党首討論やるのが遅すぎるでしょ。菅総理になって初めて。党首討論自体は去年4月以来。まだ鳩山政権だった。なぜその間やらなくてすむのか。じゃあ今どうしてやらなくちゃいけないのか。意義がもうひとつ分からないし、時間も短くて本当に討論になるのかと。さらに、どうして普通の人が見られない時間帯にいつもやるのかと。準備する時間は十分あったはずですから。
中身自体は時間が少ないからどうしても食い足りない。パフォーマンスの見せ合いみたいにどうしてもなってしまうんですが、ヤマヒロさんが言われた「短い時間なのに優劣がはっきりした」というのは、
菅さんがやっぱり総理の資質に欠けるんじゃないかということが、どうしてもにじみ出ますね。自民党とはもう大連立は無理だと分かってるから、ある意味強気に出て、谷垣さんが少し仕掛けたら、もうすぐイラッと、カッとなってる感じがして、こんなことで例えば諸国のしたたかな首脳陣と、サミットとか首脳会談でまともに渡り合えるのかと、そっちを考えてしまう。
それから今日の党首討論のもうひとつの焦点は、公明党のトップがどう出てくるのか。10分だからあまりはっきりしなかった感じもしますが、ただ語調からは、菅さんあなたと組むのは無理ですよと、少なくとも統一地方選挙まで無理ですよというニュアンスがはっきり感じられて、その時の菅さんの受け止めがやっぱりおどおどするように見えるというのはね、それも合わせて我が国のような大きな国のリーダーとしては、ちょっと無理じゃないかなと改めて感じました。
(政治とカネの問題についても言及されてましたが、小沢元代表に対しては、党員資格停止という処分を行う考えのようですが、この見通しについては?)
いちばん奇怪なのは、
僕よりもむしろ民主党議員の中の声がそうなんですが、菅さんひょっとして算数ができないんじゃないかと。理系なのに。東工大なのに。というのは、もう公明党の協力は得られないとなれば、予算関連法案を通すためにはもう衆院で再可決するしかない。再可決は、今、社民党にまた働きかけてるが、社民党が仮に乗っかってもギリギリ。再可決に必要な議席よりひとつ多いだけですから。もし小沢さんが離党なんかしたら、それについて2、3人は離党ないしは少なくとも再可決に協力しないことが起こり得る。だから離党してもらったら困るのは菅さんじゃないかと。
あるいは党員資格停止がじゃあいいのかというと、民主党党員の資格を持たない者が再議決の時だけ民主党の党議拘束に従って投票しなきゃいけないのか、ということは当たり前で、そうすると実際にあるのは、裏で小沢さんに対して、党員資格停止で我慢してくれませんか、元々は離党求めたかったのに我慢しますと。そのかわり小沢先生、党員資格停止になっても再可決に協力して下さい、そのためには小沢先生が良かれと思うことを私たちもしますよって、
裏で菅さんが小沢さんに土下座してでもってことを、明日の会談でやるのかというのが実は隠れた焦点になってる。ところが菅さんの側近も、いや、菅さん何考えてるのか分からないって状況で、明日の会談になだれ込む。
しかもこれは一任されたはずの岡田幹事長が立場なくなるわけですから。だから幹事長と総理が上手くいってないってこれでもう分かってしまったし、支離滅裂な状態ですね。
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菅首相、2010年のロシア大統領の国後島訪問を「許しがたい暴挙」と批判(FNN2/8)
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ロシア外相、菅首相の「許しがたい暴挙」発言を非難 モスクワの日本大使館前で抗議も(FNN2/8)
(ロシアが何を怒ってるかというと、菅総理に対して、うちの大統領と去年直接会った時に何で言わないんだってことを言ってるわけですけどね。そういう状況の中で、前原さんが明日からロシアを訪問します)
僕は端的に言うと行くべきじゃないと思います。どうしてかというと、菅総理は「許し難い暴挙」だと言い、一方で鳩山前総理は「二島だけ返していただくというのを先にやりましょう」と。
こんなバラバラな状況で、外務大臣が何を背負っていくのかと。前原さんが北方領土について政治生命までかけると言い切ったのは、あえて評価したいが、しかし前原さん個人の問題じゃなくて、外務大臣として、バラバラな日本政府の対応を背負って、そして例えば、ロシアの中に右翼の人もいますから、そうやって我が国の総理に謝罪しろとか失礼なこと言ってるわけで、僕はけしからんと思いますが、
それぐらいまとまってる相手に対して、今出かけていって国益になるとは僕は思えないです。本来行くべきじゃないと思います。
(ラブロフ外相も明らかに「外交的でなく」というふうに(菅総理の発言を)批判してますね)
ま、でもロシアも十分非外交的ですけれどもね。
(そういう中で話をしても国益にならないと?)
言い合いするのは大事なんですよ。僕、前から言ってるとおり、
外交は仲良くすることじゃなくて、まず言い合いして、その後に妥協があるんです。その言い合いするためには、こちら側がまとまってないと、向こうにつけ込まれるだけです。向こうはまとまってるんですから、国民まで含めて。だから今回は行くべきじゃないと思います」
…………以下、“ニュースDEズバリ”
全文起こし…………
山本浩之
「えー、この問題も含めまして、このあとの“ニュースDEズバリ”のコーナー、今日は解説していただく、ということになっておりますが」
青山繁晴
「はい。あの、実は今日非常に辛い気持ちで、このコーナーの時間を迎えました。というのは今日はまず、キーワードを皆さんにお示ししたいと思います。今日はこれです(フリップ出す)」
山本浩之
「
『日本政治は死滅している』」
青山繁晴
「ええ。これあの、実は僕の本来の主義に反します。というのは、このコーナーであれ、どういう場であれ、世に向けて、日本国民や、世界に向けて発信する以上は、やっぱり希望の言葉を語りたい。でも、今日はあえて、このコーナー通じて、どれほど日本政治が絶望の状態にあるかということを、まっすぐ正面から、明らかに見た上で、来週以降に新しい希望を見つけるしかないと、
もう今週は、もうこの絶望を語る他ないと、覚悟を決めてまいりました。で、しかも、この日本政治の体たらくによって、大きな問題3つあってですね、ひとつはTPPの問題、それから次は、今出ました北方領土の問題、そして最後に拉致について、重大な危機が直面、重大な危機に直面しつつあるということを、踏まえて、今日はこの日本政治の死滅について、まともにお話をしたいと思います」
山本浩之
「はい。ではコマーシャルのあと、その現状について、青山さんの解説です」
(いったんCM)