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【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■12/21放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
金正恩氏後継体制で拉致問題はどうなるのか?北朝鮮の真相を青山ズバリ!
今日は何と言ってもこの話題ですよね。
金正日死後の金正恩後継体制で拉致問題は動き出すのか?
青山さんによれば「短期間で考えてはいけない」「金正日時代の失敗をくり返してはいけない」。
まだまだ私たち国民も忍耐が必要のようです。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
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内容紹介ここから____________________________
※金正日総書記死去関連の最新ニュース報道(金正恩が金正日の遺体と対面、平壌市民の様子、「列車内の死」に疑惑、日本政府や各国の対応など)及び中朝国境からの現地リポートのあと
山本浩之
「さ、この金正日総書記が死去したことを受けての、今の中国、それから韓国、そしてアメリカ、それぞれの対応について、青山さん、どのようにご覧になってますか」
青山繁晴
「はい。あの、その前にですね、あの、月曜から今まで、あの、僕は一般の方に一番何を聞かれたかというと、本当に死んでるんですかという、質問が一番多かったです。で、それは、今、ヤマヒロさんが言われた日韓中、それから、日本ですね、あ、ごめんなさい、日韓中米、こういう情報当局も一致して、死んだことは間違いがないと、見てますから、そこはもう動かないと思います。で、その上で、金正日さん、金正日総書記にしたら、間違いなく早すぎる死だと思うんですよね」
山本浩之
「うん、そうですね」
青山繁晴
「で、それはご本人だけのことではなくて、後継者と名指しした三男坊の金正恩さんが、あまりにも若すぎると。年齢はっきりまだ分かりませんけれども、20代後半、28、9と見られてますから、もう少し時間を置かないと、とてもじゃないけど、権力の基盤作れないと、いうことだったろうと思うんですよ。ところがですね、
実は同時に、ま、ある意味、ラッキーな時期の、死去、あるいは、後継作りになったと思うんですよ。というのは、北朝鮮に、いざとなったら攻撃しかける可能性のある国っていうのはほんとはアメリカしかなかったんですね。で、クリントン政権の時に実際に戦争の準備をしましたが、そのアメリカは今、北朝鮮に対して、何があっても軍事行動は、できないです。少なくとも大きな軍事行動はできない。特殊作戦はあるかもしれませんけれども。というのは皆さんご承知の通り、イラク・アフガンで長年続いた戦争、ようやく、終わるというよりは実は負けて帰るわけですね。で、そこで、軍需産業とも結託したアメリカ政権の中の一部の政治家も、合わせて、もうたくさんお金使いすぎて、戦費ないんですよね。で、従って、少々不安定になってもアメリカ軍が攻めてくる心配がない、逆に言うとアメリカも安定望む、中国・韓国はもともと、とにかくあの、北朝鮮の普通の国民の苦しみはさておいて、金一族の独裁でもいいから、もうとにかくあんまりゴタゴタしないでくれっていうのが、中国・韓国の立場。で、唯一ロシアだけはむしろ変化を望む可能性があったんですが、プーチンさんの独裁があまりにも露骨になったので、ロシアでも反政府運動が盛んになってる」
山本浩之
「そうですね」
青山繁晴
「はい。だからロシアもとても北朝鮮に手を出す余裕がない。ということは国際環境としては、実は北朝鮮にとっては案外ラッキーな時期に、ま、後継、三代目の後継となったということは言えると思いますね」
山本浩之
「なるほど。えー、そして、ま、今回、皆さん、お待ちだと思います。今回のこの金正日総書記の死を受けてですね、えー、今日水曜日、初めての水曜日ですから、もちろん“ニュースDEズバリ”のこのコーナーは、えー、この問題について解説をしていただこうと、いうふうに思うんですけれども」
青山繁晴
「ええ、おっしゃる通りなんですが。あの、月曜日にこの大きな騒ぎになったんですけども、実は月曜日、僕、けっこう朝早い段階から、福島県の飯舘村におりまして、で、菅野村長と会って、除染のことについて議論したりしてたんですが、ちょうど昼頃にですね、その、今、生徒がいなくなってしまった市内の、いや、ごめんなさい、村の中の小学校にいて、あの、雪の積もったグラウンドを見てた時に、独立総合研究所から電話があって、えー、今、飯舘村だからニュース見てない、あるいは情報を取ってないだろうけれども、金正日総書記が亡くなったと、いうふうにニュースで流れましたと。で、とっさに思ったのは、来るべきものが来たと思いました。驚くよりも、ま、驚きましたよ、もちろんね。でも同時に、とうとう来たかと思って、で、すぐに携帯で、日本の、日本の情報当局にまず電話をして、そのあと、実はアメリカとイギリスにもかけました。で、今日は、そういう、今現在の情報当局の見方をベースにして、つまり推測をなるべく排して、ま、普段からそうですけど、えー、情報当局の話によって、このコーナーやりたいんですけれども、やっぱり、視聴者というか国民の最大関心事、僕も含めて、これで拉致被害者が帰ってくるのかどうかと」
山本浩之
「そうですね」
青山繁晴
「ということにほんとは尽きると思いますね。で、そのことを中心にお話ししたいんですが、今日の最初のキーワードは、あえてこれです(フリップ出す)」
山本浩之
「『甘い!』」
青山繁晴
「はい。これは実は、僕自身への自戒も込めて申してるんですが、やっぱり僕も、ああ、これで拉致事件は大きく動くという期待がもう胸の中いっぱいなんですよね。で、そのこと自体は、つまり、僕だけじゃなくて
国民の中に期待が強まり、それから関心ももう一度強まり、拉致被害者の現状と家族に関心集まること、それ自体はすごく前に向かったことなんですけれども、甘い考え方で臨むと、拉致問題の解決を間違ってしまうと。つまり、また北朝鮮が勝手に選んだごく少数の人だけ、帰ることはあっても、最後の一人まで取り返すって私たちの目標が、見失われないようにしなきゃいけないと、思います。そのことも含めて、さあ、これから私たちが、今日はどうなるかじゃなくて、どうするかについて、お話をしてまいりたいと思います」
山本浩之
「はい。えー、それでは、コマーシャルをはさんで青山さんの解説です」
(いったんCM)