「アンカーSP」奇跡の3ショット 宮崎×青山×森田激論
■3/29(実質3/30)放送「アンカーSP」
月〜金の夕方に放送している報道番組「アンカー」のスペシャル。
水曜コメンテーターの青山繁晴さん、木曜コメンテーターの宮崎哲弥さん、金曜コメンテーターの森田実さんによる激論。司会はおなじみ山本浩之キャスター。
それはいいけど、日曜25:25〜26:55の放送って誰が見るねん!(^_^;
で、出演はこのお三方だけかな?と思ったら、近畿選出の国会議員も複数来られてました。
1時間半の放送時間のうち、国会議員+コメンテーター3氏の出演は約1時間。残り30分間はコメンテーター3氏のみ出演。
テーマは大きく次の3つ。
(1)民主党(献金問題と小沢代表)
………全文起こしました。
(2)自民党(麻生政権と経済対策←与野党ひっくるめて経済政策全般について)
………全文カット。
(3)理想の日本の姿について(コメンテーター3氏による討論)
………青山さんの主張の箇所と、エンディングだけ起こしました。
今回は長丁場なので、完全起こしはご勘弁を<(_ _)>
ちなみにこれは録画で、森田健作氏が千葉県知事に当選する前(民主系候補が落選する前)の収録です。
VTRは全面カット。細かい相づち、間投詞、言い直し、ツッコミはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。○○○は聞きとれなかった箇所です。
画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。
(この長い番組をまたUPして下さってる奇特な方がいらっしゃるんですよ。全編ご覧になりたい方はYouTubeから「アンカーSP」のキーワードで検索してみて下さい)
内容紹介ここから____________________________
(1)民主党(献金問題と小沢代表)
山本浩之
「まずは今、永田町をめぐる大きなトピックスと言うと、民主党の小沢代表、公設第一秘書の違法献金事件と、ま、VTRにもありましたけれども、火曜日に起訴されたもの、小沢代表は会見で涙ながらに続投を表明いたしました。ま、私自身は青山さん、非常に驚いたんですが、青山さんはかつて小沢さんの番記者も務められましたが、あの涙の続投会見、どういうふうにご覧になりますか?」
青山繁晴
「たとえば僕は記者時代はもちろんですけど、ずっと小沢さんて会見の時に記者を威圧する人だったんですね。福山さんにはちょっと申し訳ないけど。たとえば『私がっ』『これはっ』って語尾がいつも強くなってて、言うこと聞け!っていう会見だったんで、ま、ああいういわば弱気な会見っていうのは、びっくりしましたね。ちょっと一ついいですか。ただね、僕はやっぱり一番の疑問は、総理大臣になろうという人は、自分にとって都合のいい時も悪い時も、やっぱり同じように会見してもらいたい。都合が悪い時には急にやさしくなって、都合がいい時には強気で来るっていうのは、ちょっとそれはどうかなと。小沢さん個人の問題としてよりも、総理大臣になろうとするのであれば、常に同じ姿勢を国民に見せてほしいなと、あの会見を見てもちろんそれは一番思いました」
山本浩之
「なるほど。森田さんはどういうふうにご覧になりましたか?」
森田実
「やっぱり独裁者っていうのは、精神的に早く普通の人より衰えるんですよね(一同苦笑)。非常に精神的に劣化しているなというのが実感ですね」
山本浩之
「宮崎さんはいかがでしょう?」
宮崎哲弥
「ま、いくつかの小沢氏の今回の公設秘書の逮捕、起訴については、様々な小沢氏自身に対する疑問があります。これは何かというと、一番最初の公設秘書逮捕の後に記者会見をされて、この起訴ということはありえないというふうにおっしゃったわけですね。この起訴はありえないということの主張というのは、少なくとも起訴されたことによって崩れてしまった。そこにおける、何て言うかな、言葉に対する責任というのはどういうふうにお取りになるのかということがなかったのと、同じ記者会見で、自分はチェックをしていないというふうに。これは客観的に見てどう考えてもおかしいのに、この件についてもきちんとした釈明、ご弁明がなかったのは、非常に残念だと思います」
山本浩之
「ま、コメンテーターの皆さんから、のっけから厳しい意見が出ましたけれども、民主党の福山さん、このあたりは党内でもいろんな議論があると思うんですけれどもね。いかがでしょうか?」
福山哲郎
「私は役員会に出さしていただいておりまして、小沢代表のご説明も聞きました。ま、迷惑をかけて申し訳ないと。で、まあ僕も今日このテレビご覧いただいてる方にですね、政権交代で民主党の政権だと思っていただいた国民の皆さんにはですね、今、本当に心配とご迷惑をおかけしてることは、心からお詫びを申し上げたいと思いますが、昨日も私、地元に帰りましたけれども、地元の有権者の皆さんも、やっぱり小沢さんじゃないと、政権取って最初の総理は小沢さんじゃないとしんどいんじゃないかという声と、やっぱり辞任してもらってスパッとやった方がいいんじゃないかという声がですね、ほんとに、我々の支持者の間でも非常に揺れてるというのが…」
山本浩之
「各社の世論調査見ますと、やはり辞任を求める声の方が強いんですよね。そういったところを反映して、党内からも早期に辞任を求める声っていうのは強く出てきてますよね」
福山哲郎
「私ばかりがここで発言してはいけないかもしれませんが、私どもはですね、たとえば菅さんが代表を辞められた時も、年金未納の時にわーっと辞めろ辞めろという話にあって。結果として、あれ年金未納はなかったということを、後ではっきりしたんですね」
宮崎哲弥
「あれは完全な濡れ衣でしたね」
福山哲郎
「それから前原代表の時もですね、メール事件で辞めろ辞めろという話になって、辞任をしました。野党の第一党の党首というのは、ほんとに次はですね、選挙で総理を選ぶ、その候補ですから、我々は3期目、小沢代表の3選、選挙で勝ってることも含めてですね、小沢代表でやろうといった思いをですね、ほんとにすぐに辞任だ、辞任しない、ということでいいのかと。やはり、それは捜査がどのように広がるかもわかりませんし、今後の世論の状況見極めてですね、やはり我々としては次の選挙に臨まなければいけないのかなと、私自身はそのように思っています」
山本浩之
「はい。自民党はどういうふうに、これはご覧になってますか?鴻池さん」
鴻池祥肇
「はい。私自身も自由民主党総裁のすぐそばにおるもんですから、よそさんの党がああやった方がいいとか、こうやった方がいいとかという立場ではないと思いますけどもね、福山さん、いつも民主見て、僕、民主党っていうのはすごく好きな男もいっぱいおってですね、時々は政策やらいろんなことをやったりしてるんですが、ご存知の通り。すっごくいいとこまで来て、自民党の本丸に矢がバッと届きそうなとこまで来てて、いつも前の堀にチャポンと落ちますな。今回もそのような感じがしますね。しかし、ま、小沢さんで頑張りたいとおっしゃってるんですから、頑張っていただいたらどうかと思います」
山本浩之
「自民党としたらそっちの方がいいですもんね…」
鴻池祥肇
「はい(一同笑)」
宮崎哲弥
「っていうか、そうそうそう、鴻池さん、ひょっとしてやっぱり小沢代表が続投された方が自民党は有利だと思ってるんじゃないんですか」
鴻池祥肇
「いや、それはもう民主党さんがお決めになることですが。お決めになることですけどね。ええ。小沢さん頑張っていただいたらいいじゃないですか」
青山繁晴
「まあ福山さん、さっきの発言、必ずしも小沢さんでずっといいっていう発言ではなかったように…」
福山哲郎
「ま、これは世論とやはり選挙情勢を見てですね…」
山本浩之
「共産党の穀田さん、いかがですか?」
穀田恵二
「私は3つばかりあると思うんですけどね。客観的に見て、1つは政治資金規制法違反だっていう疑いですよね。で、これは政治資金規制法って何かって問題で、やはり政官業の癒着とか、それを質すためにね、国民の監視と批判のもとに、そういう公表するということが肝心ですよね。で、そのところがこう違ってたんじゃないかと。つまりダミーを使ってやってたんじゃないかと、西松建設という本体からもらってたんじゃないかという疑いなんですよね。ですからこれ事は重大だってことをね、やはり見なくちゃならんと。しかも額はですね、もちろんこの10年間で4億8000万近くの、7800万ですか、これを政治家に、22人に、自民党も含めて渡っていたという問題が1つあるわけですね。ですから事の重大性をはっきりさせにゃならんと。で、この意味では自民党も同じでしてね、やっぱり二階さんの問題というのも出てますし、自民党の国民政治協会にもお金は入ってると。だから国民の疑惑、国民の声に応えるっていうことがね、私、必要じゃないかと思いますけどね」
山本浩之
「そのあたりいかがですか、自民党としては」
世耕弘成
「あのですね、私は今回の事件、まさに今さっき福山さんがおっしゃったようにですね、今、政治のところでもう、政治とカネの議論でがちゃがちゃやってる余裕はないわけです。今早くやっぱり経済対策の議論に移っていかなきゃいけないと」
山本浩之
「それはそうですね」
世耕弘成
「で、そんな中でですね、私は今回は、そりゃ選挙のこと考えたら、小沢さんそのままの方が我々にとっては有利ですけども、政治全体のことを考えた時にはもうスパッと身を引いていただくべきだったというふうに思ってます。で、穀田さんおっしゃるように、やっぱり虚偽記載はこれ重いですよ。はっきり言って重い罪ですよ。しかも政治団体や個人を偽装してたっていうことですから、これ非常に重い罪だと思いますね」
山本浩之
「民主党に対するご意見はそうなんですけど、今、穀田さんから指摘あったように、自民党内でじゃあ名前が上がっている人たちの検証はいかがなんですか」
世耕弘成
「まあ具体的にですね、強制捜査が行われてるわけではありませんから、これはもう少し進展を見なければいけないと思いますが、問題が出てくれば、自民党っていうのはですね、過去、たとえば加藤紘一さんが秘書が逮捕されただけで、我々は彼を党から追い出して、離党勧告という形で出ていただいて、議員辞職に至ってます。あるいは秘書給与の疑惑が出た当時自民党だった田中真紀子さんもですね、これも離党勧告をして党を出ていただいているというですね、かなり厳しい、そういう具体的に問題が出てきて、捜査を終えるような段階になればですね、我々は厳しい対処をやってますから、そこはスピーディにやっていくべきだというふうに思います」
アンカーSP・緊急討論!ニッポンの政治を刷新せよ 「宮崎×青山×森田激論」
月〜金の夕方に放送している報道番組「アンカー」のスペシャル。
水曜コメンテーターの青山繁晴さん、木曜コメンテーターの宮崎哲弥さん、金曜コメンテーターの森田実さんによる激論。司会はおなじみ山本浩之キャスター。
それはいいけど、日曜25:25〜26:55の放送って誰が見るねん!(^_^;
で、出演はこのお三方だけかな?と思ったら、近畿選出の国会議員も複数来られてました。
1時間半の放送時間のうち、国会議員+コメンテーター3氏の出演は約1時間。残り30分間はコメンテーター3氏のみ出演。
テーマは大きく次の3つ。
(1)民主党(献金問題と小沢代表)
………全文起こしました。
(2)自民党(麻生政権と経済対策←与野党ひっくるめて経済政策全般について)
………全文カット。
(3)理想の日本の姿について(コメンテーター3氏による討論)
………青山さんの主張の箇所と、エンディングだけ起こしました。
今回は長丁場なので、完全起こしはご勘弁を<(_ _)>
ちなみにこれは録画で、森田健作氏が千葉県知事に当選する前(民主系候補が落選する前)の収録です。
出 演:
青山繁晴(国家戦略アナリスト)
宮崎哲弥(評論家)
森田実(政治評論家)
鴻池祥肇(参院議員。自民党。内閣官房副長官)
世耕弘成(参院議員。自民党。元首相補佐官)
福山哲郎(参院議員。民主党。政調会長代理)
穀田恵二(衆院議員。共産党。国対委員長)
山本浩之(関西テレビ アナウンサー)
VTRは全面カット。細かい相づち、間投詞、言い直し、ツッコミはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。○○○は聞きとれなかった箇所です。
画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。
(この長い番組をまたUPして下さってる奇特な方がいらっしゃるんですよ。全編ご覧になりたい方はYouTubeから「アンカーSP」のキーワードで検索してみて下さい)
内容紹介ここから____________________________
(1)民主党(献金問題と小沢代表)
山本浩之
「まずは今、永田町をめぐる大きなトピックスと言うと、民主党の小沢代表、公設第一秘書の違法献金事件と、ま、VTRにもありましたけれども、火曜日に起訴されたもの、小沢代表は会見で涙ながらに続投を表明いたしました。ま、私自身は青山さん、非常に驚いたんですが、青山さんはかつて小沢さんの番記者も務められましたが、あの涙の続投会見、どういうふうにご覧になりますか?」
青山繁晴
「たとえば僕は記者時代はもちろんですけど、ずっと小沢さんて会見の時に記者を威圧する人だったんですね。福山さんにはちょっと申し訳ないけど。たとえば『私がっ』『これはっ』って語尾がいつも強くなってて、言うこと聞け!っていう会見だったんで、ま、ああいういわば弱気な会見っていうのは、びっくりしましたね。ちょっと一ついいですか。ただね、僕はやっぱり一番の疑問は、総理大臣になろうという人は、自分にとって都合のいい時も悪い時も、やっぱり同じように会見してもらいたい。都合が悪い時には急にやさしくなって、都合がいい時には強気で来るっていうのは、ちょっとそれはどうかなと。小沢さん個人の問題としてよりも、総理大臣になろうとするのであれば、常に同じ姿勢を国民に見せてほしいなと、あの会見を見てもちろんそれは一番思いました」
山本浩之
「なるほど。森田さんはどういうふうにご覧になりましたか?」
森田実
「やっぱり独裁者っていうのは、精神的に早く普通の人より衰えるんですよね(一同苦笑)。非常に精神的に劣化しているなというのが実感ですね」
山本浩之
「宮崎さんはいかがでしょう?」
宮崎哲弥
「ま、いくつかの小沢氏の今回の公設秘書の逮捕、起訴については、様々な小沢氏自身に対する疑問があります。これは何かというと、一番最初の公設秘書逮捕の後に記者会見をされて、この起訴ということはありえないというふうにおっしゃったわけですね。この起訴はありえないということの主張というのは、少なくとも起訴されたことによって崩れてしまった。そこにおける、何て言うかな、言葉に対する責任というのはどういうふうにお取りになるのかということがなかったのと、同じ記者会見で、自分はチェックをしていないというふうに。これは客観的に見てどう考えてもおかしいのに、この件についてもきちんとした釈明、ご弁明がなかったのは、非常に残念だと思います」
山本浩之
「ま、コメンテーターの皆さんから、のっけから厳しい意見が出ましたけれども、民主党の福山さん、このあたりは党内でもいろんな議論があると思うんですけれどもね。いかがでしょうか?」
福山哲郎
「私は役員会に出さしていただいておりまして、小沢代表のご説明も聞きました。ま、迷惑をかけて申し訳ないと。で、まあ僕も今日このテレビご覧いただいてる方にですね、政権交代で民主党の政権だと思っていただいた国民の皆さんにはですね、今、本当に心配とご迷惑をおかけしてることは、心からお詫びを申し上げたいと思いますが、昨日も私、地元に帰りましたけれども、地元の有権者の皆さんも、やっぱり小沢さんじゃないと、政権取って最初の総理は小沢さんじゃないとしんどいんじゃないかという声と、やっぱり辞任してもらってスパッとやった方がいいんじゃないかという声がですね、ほんとに、我々の支持者の間でも非常に揺れてるというのが…」
山本浩之
「各社の世論調査見ますと、やはり辞任を求める声の方が強いんですよね。そういったところを反映して、党内からも早期に辞任を求める声っていうのは強く出てきてますよね」
福山哲郎
「私ばかりがここで発言してはいけないかもしれませんが、私どもはですね、たとえば菅さんが代表を辞められた時も、年金未納の時にわーっと辞めろ辞めろという話にあって。結果として、あれ年金未納はなかったということを、後ではっきりしたんですね」
宮崎哲弥
「あれは完全な濡れ衣でしたね」
福山哲郎
「それから前原代表の時もですね、メール事件で辞めろ辞めろという話になって、辞任をしました。野党の第一党の党首というのは、ほんとに次はですね、選挙で総理を選ぶ、その候補ですから、我々は3期目、小沢代表の3選、選挙で勝ってることも含めてですね、小沢代表でやろうといった思いをですね、ほんとにすぐに辞任だ、辞任しない、ということでいいのかと。やはり、それは捜査がどのように広がるかもわかりませんし、今後の世論の状況見極めてですね、やはり我々としては次の選挙に臨まなければいけないのかなと、私自身はそのように思っています」
山本浩之
「はい。自民党はどういうふうに、これはご覧になってますか?鴻池さん」
鴻池祥肇
「はい。私自身も自由民主党総裁のすぐそばにおるもんですから、よそさんの党がああやった方がいいとか、こうやった方がいいとかという立場ではないと思いますけどもね、福山さん、いつも民主見て、僕、民主党っていうのはすごく好きな男もいっぱいおってですね、時々は政策やらいろんなことをやったりしてるんですが、ご存知の通り。すっごくいいとこまで来て、自民党の本丸に矢がバッと届きそうなとこまで来てて、いつも前の堀にチャポンと落ちますな。今回もそのような感じがしますね。しかし、ま、小沢さんで頑張りたいとおっしゃってるんですから、頑張っていただいたらどうかと思います」
山本浩之
「自民党としたらそっちの方がいいですもんね…」
鴻池祥肇
「はい(一同笑)」
宮崎哲弥
「っていうか、そうそうそう、鴻池さん、ひょっとしてやっぱり小沢代表が続投された方が自民党は有利だと思ってるんじゃないんですか」
鴻池祥肇
「いや、それはもう民主党さんがお決めになることですが。お決めになることですけどね。ええ。小沢さん頑張っていただいたらいいじゃないですか」
青山繁晴
「まあ福山さん、さっきの発言、必ずしも小沢さんでずっといいっていう発言ではなかったように…」
福山哲郎
「ま、これは世論とやはり選挙情勢を見てですね…」
山本浩之
「共産党の穀田さん、いかがですか?」
穀田恵二
「私は3つばかりあると思うんですけどね。客観的に見て、1つは政治資金規制法違反だっていう疑いですよね。で、これは政治資金規制法って何かって問題で、やはり政官業の癒着とか、それを質すためにね、国民の監視と批判のもとに、そういう公表するということが肝心ですよね。で、そのところがこう違ってたんじゃないかと。つまりダミーを使ってやってたんじゃないかと、西松建設という本体からもらってたんじゃないかという疑いなんですよね。ですからこれ事は重大だってことをね、やはり見なくちゃならんと。しかも額はですね、もちろんこの10年間で4億8000万近くの、7800万ですか、これを政治家に、22人に、自民党も含めて渡っていたという問題が1つあるわけですね。ですから事の重大性をはっきりさせにゃならんと。で、この意味では自民党も同じでしてね、やっぱり二階さんの問題というのも出てますし、自民党の国民政治協会にもお金は入ってると。だから国民の疑惑、国民の声に応えるっていうことがね、私、必要じゃないかと思いますけどね」
山本浩之
「そのあたりいかがですか、自民党としては」
世耕弘成
「あのですね、私は今回の事件、まさに今さっき福山さんがおっしゃったようにですね、今、政治のところでもう、政治とカネの議論でがちゃがちゃやってる余裕はないわけです。今早くやっぱり経済対策の議論に移っていかなきゃいけないと」
山本浩之
「それはそうですね」
世耕弘成
「で、そんな中でですね、私は今回は、そりゃ選挙のこと考えたら、小沢さんそのままの方が我々にとっては有利ですけども、政治全体のことを考えた時にはもうスパッと身を引いていただくべきだったというふうに思ってます。で、穀田さんおっしゃるように、やっぱり虚偽記載はこれ重いですよ。はっきり言って重い罪ですよ。しかも政治団体や個人を偽装してたっていうことですから、これ非常に重い罪だと思いますね」
山本浩之
「民主党に対するご意見はそうなんですけど、今、穀田さんから指摘あったように、自民党内でじゃあ名前が上がっている人たちの検証はいかがなんですか」
世耕弘成
「まあ具体的にですね、強制捜査が行われてるわけではありませんから、これはもう少し進展を見なければいけないと思いますが、問題が出てくれば、自民党っていうのはですね、過去、たとえば加藤紘一さんが秘書が逮捕されただけで、我々は彼を党から追い出して、離党勧告という形で出ていただいて、議員辞職に至ってます。あるいは秘書給与の疑惑が出た当時自民党だった田中真紀子さんもですね、これも離党勧告をして党を出ていただいているというですね、かなり厳しい、そういう具体的に問題が出てきて、捜査を終えるような段階になればですね、我々は厳しい対処をやってますから、そこはスピーディにやっていくべきだというふうに思います」