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■1/27放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
秘密裏に現職閣僚が開いた会合・基地&土地購入で何を話した?青山がズバリ
ネットのテレビ欄は上記のようになってましたが、新聞紙上に掲載された内容はこうでした。
【特捜部に切り札は?小沢氏資金捜査の行方と普天間の運命…青山がズバリ!】。新聞の方が実際の放送内容に近かったです。
コーナー前に、平野官房長官の「名護市長選挙の結果を斟酌しなければならない理由はない」発言の波紋、政治とカネの問題をめぐる国会論争での公明党の思惑について青山さんの解説がありました。まずこの部分を要旨のみ記述、続けてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。
内容紹介ここから____________________________
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普天間基地移設問題 平野官房長官、法的措置による決着の可能性に言及(FNN1/27)
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普天間基地移設問題 平野官房長官「地元の理解を得るのは必須だ」と釈明(FNN1/27)
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普天間移設問題 鳩山首相、「地元の頭ごなしに決定するつもりない」と強調(FNN1/27)
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陸山会土地購入事件 水谷建設元幹部「現金入り紙袋をテーブルの下でこっそり渡した」(FNN1/27)
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参院予算委 「政治とカネ」の問題で大荒れ 自民党は新戦略で鳩山内閣を「攻撃」(FNN1/27)
…………青山さんの解説(
あくまで要旨)…………
( )内は山本浩之キャスターの発言です
●名護市長選結果を受けての普天間移設問題での平野官房長官の発言
平野官房長官の話を聞いていて一番痛切に思うのは、
火を着けた人が火がドンドン大きくなってしまったら急に慌てたように見える。火とは沖縄県民の期待感。普天間や移設先として日米が合意していた辺野古、名護市あたりを歩いてみると、市長選で破れた側は推進派と呼ばれたが、大喜びで推進してたのではなく苦渋の選択。地域の振興も含めて、補助金ほしいってことも含めて苦しんで選んでいた。それが去年の政権交代があってから、県外・海外に出せるようなニュアンスのことを総理も官房長官もおっしゃったから。
(そう言って総選挙に勝ったわけですからね)
そうです。それで選挙(名護市長選)が終わったら、地元の合意を斟酌する必要はないと。いったん言葉に出したものはあとで言葉言い換えたってダメなので、それは皆びっくりしたわけですよ。但し
同時に言えるのは、平野さんが言いたかったことは実は本来は国際社会の常識。というのは、国の安全保障に関わる施設はそれぞれ地元で簡単に喜ばれるわけがない、世界のどこの国でも。地元の人たちと話し合いするが、最終的には国が地元だけじゃなくて国益全体、国際社会とのバランスを考えて決めますというのが世界の常識。ところが
政権交代以降今まで一度もそれを言ってなくて、名護市長選で結果が出たら突然それを持ち出したからおかしなことになる。要は政権の腰が定まっていない。何が本当の今の政権の理念なのかということが、心棒がぐらぐらになっている。
平野さんばかりに今は非難が集中しているが、平野さんとしてはいちおう政府与党で作った沖縄基地問題検討委員会の委員長になって、お金使って現地まで行ったから、いちおう泥を被るつもりで行った。ところがそれを受けた鳩山さんが、やっぱり地元の合意は必要と言いつつ「ゼロベース」と言う。
「ゼロベース」ということは辺野古沖が残ってるんじゃないかとなるから、やっぱり一番責任ある、罪が重いのは鳩山総理。総理の中に2つ矛盾したものが入ってしまってる。すると平野さんもおそらく誰を信じて動いていいか分からないということにもなる。
(政権としてこの問題についてはどういう手順で話を進めて、発足後3カ月間、何もできなかった政権だが、いちおう12月からは話し合いを進めるんだと。で、その委員会を設けて、5月末というのは今日の予算委員会でも必ずやると鳩山総理はおっしゃったが、この市長選の結果を受けてきちんとどういう形でやるかというのは、いつまでも「ゼロベース」では誰をも納得させられない)
納得させられないし、本当は鳩山総理は実は言い方を微妙に変えてるところがあって、本来は5月末までの解決、合意というのは、アメリカ含めて関係者がみんな合意するってことを合意だと言うんだという意味のことをおっしゃったじゃないか。そうするともう辺野古はないはずですね。だから「ゼロベース」じゃないんですね。
その矛盾にご自分で気がつかれない人っていうのが総理でいいのかなと。脱税問題も含めて個人的意見だが、改めて痛感せざるをえない。
●政治とカネをめぐる国会論争〜公明党の思惑
(国会で公明党の山口代表から、最後の10分に満たない時間で鳩山総理の母親からの資金提供について追及があったが)
山口さんの鳩山総理に対する追及は時間は長くなかったが、なかなか厳しかった。だから思わず鳩山総理がもう質問終わってるのに「ちょっと待って下さい、付け加えたい」と言って、「私が知らないと言ってるのは言い訳じゃない、弁解じゃない、知らなかったんだから知らないって言ってるんだ」と答弁してびっくりした。
但し
山口さんの質問にはもうひとつ別の意味がある。というのは、明日(1/28)何があるか。09年の第二次補正予算が明日の参議院本会議でおそらく成立する。それが与党だけじゃなく公明党も賛成して成立する。補正予算とはいえ予算は国政の根幹そのものだから、これ今まで「アンカー」で何度も指摘してきた
「民公連携」が実は実質始まっている。しかもこれから3月の本予算の正否に向けて大きな政治的な盛り上がりが来るわけだから、その時に公明党としてはこの補正予算成立させたスタンスを、そのままとるのかどうかを民主党に問いたいということもある。だから小沢さんについてはもう山口さんは追及しなかった。鳩山さんには徹底的に厳しく行くというのは、鳩山さんをたとえば脱税問題その他で切って、新しい総理になったら公明党としては組みやすいという、つまり公明党のこの厳しい質問もあって、
政治とカネの関係をきれいにした上で、公明党としては本予算でも組むんだという道筋を作る質問という意味が非常にあったように思う。
(そういうメッセージが隠されている?)
国民にというよりは、永田町内部に向けてのレーザー発射みたいな感じだった。国会だから政治的は当たり前とはいえ、
他のメディアももうちょっと、予算案に公明党が賛成していることをしっかり報じるべきではないかと思った。当たり前みたいに数行書いてるだけ。
…………以下、“ニュースDEズバリ”
全文起こし…………
山本浩之
「今日の青山さんのこのコーナーなんですけれども、どういうテーマで」
青山繁晴
「はい。まあ、あの、最近いわゆる内政問題にずっと触れざるをえない状況が続いてるんですけれども、あの、つい最近もその、鳩山政権のまさしく命運をもう直接左右することがこの週末に立て続けにありましたよね。えー、土曜日に民主党幹事長の小沢さんが任意とはいえ検察庁に事情聴取されて、で、日曜日には普天間問題で名護市長選挙があって反対派の市長が誕生したと。で、この2つを踏まえてですね、この土日を踏まえて、じゃあこれからどうなるのか。もうほんとにあの、僕自身も含めて皆さんの関心事だと思うんですけど、それを今日お話ししたいんですが、最初のキーワードはこれです(フリップ出す)」
山本浩之
「『断崖のふたり』」
青山繁晴
「はい。これあの、断崖絶壁の1週間から10日間ぐらいが続いて、そこに2人立ってると。で、この2人はまずはですね、
小沢さんとそれから検事総長の樋渡さんだと思います。小沢さんと検事総長が今、断崖絶壁、どちらが転がり落ちるのか、下に落ちるかまだ分からない、その厳しいぎりぎりの状況をまずは皆さんと一緒に考えたいと思います」
山本浩之
「はい、ではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」
(いったんCM)
…………………………VTR開始…………………………
先週土曜日、鳩山総理大臣が現れたのは栃木県。
夏の参議院選挙をにらみ、週末の地方行脚をスタートさせた。
栃木名産とちおとめをほおばり満面の笑みと思いきや、内心はそれどころではなかったに違いない。
この週末、政権の命運を大きく左右する2つのヤマ場が控えていたのだから。
<1月23日(土)小沢幹事長を事情聴取>
事情聴取の1週間前の民主党大会で、検察への敵意を剥き出しにした小沢幹事長。
民主党 小沢幹事長
「(権力の行使の仕方について)全面的にきちんと対決してまいりたい」
鳩山総理がイチゴをほおばっていた頃に行われた東京地検特捜部の事情聴取のあとは一転。
【25日 定例会見】
小沢幹事長
「捜査が、あのー、公正さを欠くようなことをしているとは思っておりません」
と、検察批判を封印。
代表者の責任もあるとした上で、幹事長を続投する考えを示した。
<1月24日(日)沖縄・名護市長選 移設反対派が当選>
名護市長に当選した稲嶺進氏
「責任の重さがですね、えー、痛感するというような、こういう思いですね、心境ですね」
普天間基地の移設先とされた辺野古を抱える名護市の市長選挙では、反対派の稲嶺氏が当選。
辺野古への移設は困難となり、移設先探しは文字通り「ゼロベース」からとなる。
政治とカネ、アメリカ軍基地の移設問題。
来年度予算の審議を前に大きなヤマ場を迎えた鳩山政権。
この先どうなっていくのか。青山がズバリ解説します。
…………………………VTR終了…………………………