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■12/9放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
米は激怒普天間移設の結論は?鳩山首相が先送りした先に何が?青山ズバリ
今日は突然、阪神の赤星さんの引退会見が入ってきたので、トップニュース群のうち1〜2本カットされてるかもしれません。コーナーはちゃんとありました。青山さん、けっこう時間とって赤星さんの話をされてました。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。
コーナー前に鳩山兄弟の脱税問題、コーナー後に拉致被害者家族と岡田外相面談について青山さんの解説がありました。まずこの部分を要旨のみ記述、続けてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。
内容紹介ここから____________________________
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鳩山邦夫元総務相、母親からの資金提供を認める 「贈与税を支払いたい」(FNN12/9)
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鳩山首相、鳩山元総務相の贈与税納付意向を受け自らも修正申告などの措置とる考え(FNN12/9)
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拉致被害者家族らが岡田外相と面会 被害者生存を前提で交渉を推し進めるよう訴え(FNN12/9)
…………上記ニュース報道について青山さんの解説(
あくまで要旨)…………
( )内は山本浩之キャスターの発言です
●鳩山兄弟の脱税問題
(もはや政治資金規制法云々ではなく脱税疑惑なわけで、今まで出てる話が全部事実だとすると、かなり悪質?)
極めて悪質。現職の総理であるお兄さんと元主要閣僚であった弟さんが脱税したと認めてるのと同じ。石破さんも指摘したが、追徴課税に応じてそれで終わりということには絶対ならないし、
そんなことで終わらせたら国民に示しもつかない。たまたま資産を作った方が生前贈与しても、あるいは死後の相続であっても、税金払わないで、ばれた時に払えばいいとなれば、国家の根幹を揺るがす。
ただ邦夫さんの発言はもちろん総理にとって大打撃だが、邦夫さんのもきちんと精査すべき。野党だからいいとはならない。たとえばお母さんからお金をもらってたことを事実上認め、脱税もまさしく認めてる。しかし同時に兄と違って政治資金収支報告書には一点の曇りもないと。犯罪行為は行ってない、そこは兄と違うと。これは正直分からない。というのは毎月お母さんから1500万円、合計9億円もらってたんでしょ。
一点の曇りもないというのであれば、政治資金収支報告書に記載されてるわけですね、お母さんからと。そうするとまず個人の献金の上限を当然超えることになるし、政治家が政治資金収支報告書を全然見ないんですか?いちおう見るはずじゃないですか。見たら、ここにお母さんがあると、しかも上限超えてると、おかしいからやめましょうとなるはず。つまりお母さんの現金が他のものに化けたんじゃないかというのは誰だって考えるでしょ。それがたとえば総理の故人献金のように極端な例があるのかないのかわからないが、他の人に化けさせてあったらそれは偽装献金。従ってこれは自民党としても石破さんが言うだけじゃなくて、きちんと精査すべきだし、額は分かんないから適当に兄に言ってることの上(マキシマム)に合わせましたと。これは信じられない発言。元総務大臣でしょう。本人がやる気がないなら、自民党が責任を持って政治資金収支報告書の中身を見せなきゃいけない。
●岡田外相 拉致被害者家族と面会
飯塚さんは非常に言葉を選んでいるが、大臣とズレを感じたという意味だと思う。核・ミサイル・拉致を包括的に解決したいということにこだわるというのは、どっちかいうと拉致もワン・オブ・ゼムの問題なんだという言い方にどうしても聞こえるから、そこでズレを感じられたんだけど、「注視していく」という言葉に何とか抑えられて、いわば外務大臣といい関係に持っていきたいということだと思う。言いたいことをあえて呑み込まれてということだと思う。
その上で申せば、岡田外務大臣が拉致被害者の家族と初めて会ったこと自体はそれなりに意味がある。北朝鮮は調子よく外交やってるように見えるが、経済はもうめちゃくちゃな状態で、突然通貨の切り下げをやってる。アメリカといくら交渉やっても、北朝鮮はお金くれるのは日本だと思ってる。だから
突然北朝鮮の側から例によって1人2人返して終わりにしたい、それでカネくれと言ってくる可能性ある。それがある得る前に、外務大臣に対して家族の思いを伝える機会があったのはそれなりに意味があった。
僕は胸に迫る記憶があって、
有本さんご夫妻は最初、恵子ちゃんが誘拐されたこと分かっても、外務省に行ったら「国交がない国だから分からない」と門前払いされて、そのあと警察庁に行って、安倍さんのアドバイスに従って行って、やっと少し相手にされ始めたということがあった。この話を逆にすると、やはり外務省というものを巻き込んで引き込んで、ほんとは包括的解決とかそんなこと言ってるんじゃなくて、
拉致は拉致でガンガンやるんだということを外務省に分からせないといけないから、そういう意味でも、岡田さんに気持ちを直接伝える機会があったのは、とりあえず動きがない中でマシなことかなと。
岡田さんは外務大臣本来の仕事ができてない。拉致問題、北朝鮮問題とかロシア問題、やれてないが、やりたい意欲はあるから、いざとなったら(普天間問題で)辞める覚悟もだんだんされてるようだから、拉致問題をいわば自分の大事な仕事にして下さい。核とミサイルと言ってると他の国と歩調合わせないといけなくなるが、これは日本の問題なので、拉致をずばりやっていただきたいと思う。
…………以下、“ニュースDEズバリ”
全文起こし…………
山本浩之
「(阪神の赤星選手引退会見生中継のあと)今日の青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーにこのあと行くわけですが、今日は青山さん、どのような話題ですか」
青山繁晴
「はい、まぁ、すみません、ちょっと今その、赤星選手のね、脊髄の損傷っていうのはちょっとびっくりしたんですけど、ちょっと一言だけ言っていいですか」
山本浩之
「はい、どうぞ」
青山繁晴
「あの、首の痛みっていうふうに伝えられてたのが、今、ご本人はその、腕に障害が出てるっていう意味のこともおっしゃいましたよね。腕は思わしくないと」
山本浩之
「うん、腕がまだ思わしくないって言ってましたね」
青山繁晴
「そうでしょう。だから首の痛みってのはほんとはそうじゃなくて、その、脊髄っていうのは文字通り神経系の中心ですから、あの、そこが損傷の度合によっては、それこそあの、麻痺に至ることもあるわけで。だから単なる引退じゃなくて、壮絶なその、戦いの結果、これから闘病生活も始まるという会見ですよね」
山本浩之
「そうですね」
青山繁晴
「それなのにほんとにあの、こう淡々と明るくね、あの、言われてて、あの、僕ショックを受けると同時に、あの、正直こんな言い方いいかどうか分かりませんけど、感動しましたね。やっぱりスポーツ選手で一流の人ってこうやって、何て言うのかな、あの、こうやってあの、身体が小さくて、比較的あんまり頑丈に見えない人でも、覚悟は定まってんだなあというふうに僕は思って、あの、見ましたですね」
山本浩之
「そうですね。まぁちょっと言葉が出ないというか、あの、やっぱりファンて、まあ私は阪神ファンですけども、大の阪神ファンですけど、ファンてやっぱり勝手なもので、勝手にその、赤星さんが怪我を治してですね、また出てくるもんだともう、まぁ、ばっかり思ってたんですね、今朝の今朝まで。だからあの、ブログにも負けないっていうふうに、まぁ11月にもね、お書きになっていて。で、その9月12日の怪我自体がこの、そんなに症状が想像を絶するほどひどかったんだって、今、赤星さんの口から直接聞いて、あの、ねぇ、言葉が出ないんですよね」
村西利恵
「でもファンもその思いですし、本人もまた戻れると思ってやってたっていうことですから、やっぱり、ねえ、うん」
青山繁晴
「まぁその、鍛え上げた身体だけれども、やっぱり小さい身体で全力で走ってプレーしてたから、こういうことになったということなんですけどね。まぁ今、でも顔色なんかも良かったし、あの、良くなられると思いますし、あの…」
山本浩之
「身長170センチなんですよ。ですからまぁ、プロ野球の中ではおそらく一番小さい部類に入って…」
青山繁晴
「公称で170でしょ。だから168とかだったかもしれないですけどね。相当無理して頑張って…」
山本浩之
「まぁその、それだけね、身体の小さい選手がこんなにタイガースというチームを引っ張ってきて、えー、何か突然のことだったんで、すみません、ちょっと私は言葉が見つからないんですよね。えー、6時台にまたね、詳しくお伝えしたいと思いますけど」
青山繁晴
「いや、僕も正直すんなりコーナーに入るって気がとてもしなかったもんで。あの、まぁ今日、鳩山さんの、鳩山総理の話をコーナーでもするんです。で、さっきは、その、お母さんから小遣いもらってた、それ脱税したてたっていう、ま、情けない話をね、ニュースで報じなきゃいけなくて、で、もうひとつの鳩山さんめぐる今、大問題って普天間の問題ですよ。で、まあこの赤星さんの、赤星選手のその、決然たる覚悟のある会見聞いたあとに、何かこんなんするのはほんとは嫌なんですけどね、一国の総理がその、たとえば日米関係に関わる普天間についても、ころころころころ、この1週間、発言変わったというのを視聴者の方、国民の方も強い印象持っておられると思うんです」
山本浩之
「真意が全く分かんないです」
青山繁晴
「はい。で、ただですね、今日のコーナーで僕、申したいのは、この、そりゃ鳩山さんが宇宙人で変わってるからなんだということに、すり替えたくないと。あの、先週も申しましたけど、その、
僕たちの深い部分から生み出してしまったその、究極の政治家の姿じゃないかと。あの、日本人の良いところが表れてるのがたとえば赤星さんで、で、もうどうにもならない、あの、僕自身も含めて、こういうところ良くないなってのが集まってしまったのが今の総理じゃないか、というお話をあえてしたいと思います。で、その、今その、鳩山さんだけじゃなくて、政権全体が、普天間の問題を解決したいといろいろ努力してる人がいるのも事実です。しかし今日のキーワードはそれ全部合わせてこれです(フリップ出す)」
山本浩之
「『幻』」
青山繁晴
「はい。特に鳩山さんが追っかけてることは幻じゃないのかということを、一緒に考えたいと思います」
山本浩之
「はい。ではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」
(いったんCM)