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【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■12/22放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
菅首相の政権浮揚策?硫黄島に訪問の真相は…小沢氏国会招致めぐる民主党内紛を青山がズバリ!
今回は、青山さんが過去に何度も訴えてこられた硫黄島の遺骨収容問題の現状について。
テレビ欄は上記のようになってましたが、後半部分(小沢氏国会招致云々)は“ニュースDEズバリ”コーナーでなく、通常のニュースコーナーで扱われました。
コーナー前に、尖閣ビデオ流出問題で海上保安官書類送検のニュース報道&青山さんの解説がありましたので、まずこの部分を要旨のみ記述、続けてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
内容紹介ここから____________________________
…………青山さんの解説(
あくまで要旨)…………
( )内は山本浩之キャスターの発言です
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尖閣ビデオ流出問題 警視庁、衝突映像を流出させた一色正春海上保安官を書類送検(FNN12/22)
(やはり逮捕されることなく今回のような処分が下されましたが)
今VTRでは、書類送検された後の検察の処分というのは、ま、これから決まっていくという説明あったと思うんですが、実際には、僕は、検察を含めた当局者に聞いた限りでは、起訴猶予になりそうだし、そうなると思います。というのは、逮捕しなかったことも、それから書類送検されても、起訴猶予、つまり裁判にはしないというのは、裁判にしても有罪にできる見通しがほとんどないからです。どうしてないかというと、別にこの一色さんに甘い態度を取ったというのでなく、
そもそも彼が流したところの内容というのが、国家公務員法でいうところの守るべき秘密じゃなくて、むしろ国民が知るべきことであった、秘密の反対だという事実もあり、で、その事実を踏まえた国民世論のきちんとした声もあって、そういう流れになっているということだと思いますね。だから中国人船長を釈放してしまったり、奇怪なことはたくさんあったけれども、この海上保安官の処分については、ま、民主主義に基づく、国民のきちんとした声に基づく方向付けになってると思いますね。
(多くの国民が当初からそういう声を挙げてましたからね。鈴木長官も更迭されないされないということになりましたね)
これは正直、意外でした。鈴木さん自身ももう覚悟されていた時期長かったですしね。これは
むしろ仙谷官房長官が余計なこと言ったから、こういう軽い処分で済んだんじゃないですか?「執行職と政治職は違う」、政治職って言葉はないのに、それを余計なことを言ったから、逆に鈴木長官は助かったんじゃないかと思いますね。
…………以下、“ニュースDEズバリ”
全文起こし…………
山本浩之
「次は青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーですが、今日はどういうお話を」
青山繁晴
「はい。あの、先々週のこの『アンカー』でですね、この、今年最後の水曜『アンカー』では、再び硫黄島のことを取り上げたいと申しました。で、それはどうしてかというと、あの、僕は先週、ていうか今週の月曜日まで、あの、海外出張に出ておりましたが、その間の12月14日に、菅総理が硫黄島に自ら足を運ばれて、えー、遺骨収集も、ほんの瞬間ですけど、されましたね。遺骨を取り上げられました。で、それが分かっていたから、もう今日はその事実を受けて、硫黄島のことを再びやりたいと、申しました。そのとおり、今日はこの硫黄島のことをやるんですけれども、実は、どういう実態だったか、あの、
硫黄島で、菅さんほんとは何をしたのか、あるいは何をしようとしてるのかっていうことについて、政府当局者に聞きますと、まあ胸が塞がるというか、あの、ちょっと、平常でいられないような、あの、証言が次々に飛び出しまして、それだからこそ、今日のキーワードはこれです(フリップ出す)」
山本浩之
「『何のためにやるのか』」
青山繁晴
「はい。あの、思い出しますと、ちょうど4年前の2006年12月に、この『アンカー』のカメラも一緒に、あの、本来は立入禁止の硫黄島に入りましたね。で、そこで、その、4年前から今に至るまで『アンカー』でも何度もやりましたし、僕個人も、
硫黄島の英霊に故郷に帰っていただこうってこと申しましたが、それは戦争を美化するためじゃなくて、あるいは戦争の思い出話をするためでもなくて、本当は、人間は自分のことだけじゃなくて、人のため、公のため、祖国のために生きるっていう生き方もあるんですよねっていうことを、みんなで確認したいから、だから遺骨に帰っていただきましょうと。英霊の方々に感謝するためにも帰っていただきましょうと。その、何のために、その、硫黄島に行き、硫黄島の英霊に帰っていただくのか、その目的が、実は菅政権が定めてないまま、あの、収集をしてるから、今からこのコーナーでお話しする悲しい証言も出てくるんじゃないかと思うんです。えー、今日はそのことを、文字どおり遺骨収集に当たってる政府当局者の生の証言から、皆さんと一緒に考えたいと思います」
山本浩之
「えー、詳しくはコマーシャルをはさんで、そのあとお伝えします」
(いったんCM)
山本浩之
「えー、最初のキーワードは『何のためにやるのか』。硫黄島の遺骨収集の実態について詳しい話をお願いします」
青山繁晴
「はい。えー、先ほど申しましたとおり、12月14日に、えー、菅さんが硫黄島に行かれました。えー、その時僕は、国際学会で発表するためにサンフランシスコにいましたので、僕も実は先ほどまで、その映像見なかったんです。で、先ほど見ましたけど、もう一度視聴者の方々と見てみましょう。はい」
…………………………VTR開始…………………………
今月14日、自衛隊の専用機で硫黄島を訪れた菅総理大臣は、新たに見つかった旧日本兵の集団埋葬地での遺骨収容作業を視察しました。
菅首相
「これで故郷に帰っていただけますね(合掌)」
今回視察したのは、政権発足後に自ら設置した、硫黄島からの遺骨帰還のための特命チームが、アメリカの国立公文書館で入手した資料に基づいて発見した集団埋葬地2カ所。この日までに、合わせて300柱ほどの遺骨が収容されており、さらに多くの遺骨が見つかる可能性があります。
菅首相(追悼式にて)
「引き続き、滑走路の下を含め、埋設地点を精査してまいります。一粒一粒の砂まで確かめ、一人でも多くの方のご帰還につなげるよう、全力を尽くすことをここに誓います」
2万2000人近い旧日本兵が戦死した硫黄島では、今も、およそ1万3000人の遺骨が残されています。
…………………………VTR終了…………………………