安倍さんとアインシュタインと拉致と慰安婦と靖国と

 何やら思わせぶりな表題になってしまいましたが、要するに今日も細切れでザザッと……です(^_^;


■まずはお知らせ

 ブログのメニューに設置してあるアンケート「生まれ変わっても日本人になりたい?」ですが、来週金曜日(10月6日)をもって受付を終了させていただくことにしました。

 受付終了後、数日内に、既にログ落ちしてしまった分も含め皆様からいただいた全コメントを、ブログで紹介しようと考えています。
 但し、9/25付拙エントリー:生まれ変わっても日本人になりたいですか?の【追記9/25 22:35】で書いたように、アンケート設置直後にいただいた何十件か分のコメントは、こちらで保存する前にログ落ちしてしまって復旧不可能のため、その分は紹介できません。大変申し訳ありません<(_ _)>


 お待たせしました、本題です(^o^)


■安倍総理の所信表明演説

 テレビで生で見ましたが、なかなか力強くて良かったと思います。
 首相官邸HPに全文が掲載されています。
 その中から、私が特に安倍さんらしさを感じた箇所を引用。
 
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今日は細切れ…台湾の話題も

 今日は細切れでザザッと。
 安倍内閣支持率、世耕補佐官提案に内閣記者会は抗議、テレ朝所得隠し、小泉さん訪台?、その他盛りだくさん。


■安倍内閣支持率、出ました

安倍内閣支持率65% 51%が「靖国参拝自粛を」(共同)
安倍内閣支持率63%、戦後3位の高水準 本社世論調査(朝日)
毎日世論調査:安倍内閣支持率 歴代3位の67%(毎日)
安倍内閣の支持率70・3%、歴代3位…読売世論調査(読売)
安倍内閣の支持率71%、発足時で2位・本社世論調査(日経)
「安倍内閣支持率65%…靖国参拝支持51%」(朝鮮日報)

 朝鮮日報は共同通信の焼き直しですが、見出しが間違ってますね(^_^;

 高支持率のスタートとなった安倍内閣ですが、ネット支持率は低いみたい。こちらの調査では「期待しない」と答えたのが7割以上。
 って、これは安倍内閣じゃなく安倍首相の支持率ですけどね。
 
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朝日の「アジア外交が心配」は少なくとも来夏まで続くわけで(笑)

 今日は後半で『アンカー』青山繁晴さんの発言も紹介します。
 まずは、安倍新内閣誕生で各紙社説・コラムが来てますので、リンク貼っときますね。

朝日社説9/27:安倍内閣発足 果たしてどこへ行く
読売社説9/27:[安倍政権船出]「時代の課題にこたえられるか」
毎日社説9/27:安倍政権発足 改革の熱気が伝わらない
産経社説9/27:安倍新内閣 国益守るシステム築け 期待したい官邸の機能強化
日経社説9/27:安倍内閣は官邸主導で改革実績を示せ
中日(東京)社説9/27:「重し」のない危うさ 安倍新内閣が発足

天声人語9/27
編集手帳9/27
余録9/27
春秋(日経)9/27
中日春秋9/27
筆洗9/27

 ↓これはオマケ。GJだったので。台湾人じゃなく中国人の言葉ですよ。

産経9/27「正論」国際教養大学学長・中嶋嶺雄 安倍首相は小泉外交の理念継承を
 私は去る8月下旬、恒例の中国での定点観測に出かけた。今回は時間の関係で北京と上海のみであったが、林立するビル街とは対照的な不潔と貧困が併存していることなど、従来の認識を改める必要を全く感じなかった。
 しかし最大の収穫は、北京空港からのタクシーの運転手が乗り込むや否や、「小泉首相はけしからん。東条は悪人だ」と語りかけてきたのに、靖国神社についてもA級戦犯についても全く無知であったのに対し、帰途の運転手は北京の乱開発を批判し、「『日本精神』は素晴らしい。小泉首相は立派だ。堂々と靖国を参拝した。日本には日本の道理があるべきだ(日本応該有日本的道理)」という言葉を聞いたことであった。
 この事実を安倍首相は是非尊重してほしいものである。


 朝日に限ったことじゃないけど、どんな人事しても叩くんですよね。
 「仲良しクラブ」とか「論功行賞」とか言われてますが、仮に各派閥から均等に選んでたら、「派閥政治の復活」って絶対に叩いてたでしょ。
 
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安倍内閣船出、小泉さんお疲れさまでした

 「お気楽くっくり」を更新しました。丹波哲郎さん逝く。

 さて、安倍新内閣の閣僚が決まりました。

<安倍新内閣>財務・尾身氏、文部科学・伊吹氏など決まる
 26日午後の衆参両院本会議の首相指名選挙で第90代首相に選出された安倍晋三新首相は、公明党の神崎武法代表との与党党首会談を経て閣僚人事を決めた。同夕の皇居での任命式などの後、安倍新内閣が正式に発足し、同夜、初閣議を開く。安倍内閣の顔ぶれは次の通り。

▽総理=安倍晋三
▽総務=菅義偉(丹羽・古賀)
▽法務=長勢甚遠(森)
▽外務=麻生太郎(河野)
▽財務=尾身幸次(森)
▽国土交通=冬柴鉄三(公明党)
▽環境=若林正俊(参、森)
▽官房・拉致問題=塩崎恭久(丹羽・古賀)
▽国家公安・防災=溝手顕正(参、丹羽・古賀)
▽防衛=久間章生(津島)
▽文部科学=伊吹文明(伊吹)
▽厚生労働=柳沢伯夫(丹羽・古賀)
▽農林水産=松岡利勝(伊吹)
▽経済産業=甘利明(山崎)
▽金融・再チャレンジ=山本有二(高村)
▽規制改革・公務員制度改革・道州制=佐田玄一郎(津島)
▽沖縄・北方・イノベーション・少子化=高市早苗(森)
▽経済財政=大田弘子(民間)

 ※敬称略。カッコ内の公明党、民間のほかは自民党の派閥。参は参院議員。
(毎日新聞) - 9月26日16時30分更新

 ぱっと見た感じ、あまり変な人は入ってないというか、なかなかよろしいんじゃないですか?という印象です。
 私の知らない人も多いけど、安倍さんがやりやすい布陣になってるような気がします。一人ちょっと心配な人もいますが……(後述)。
 
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生まれ変わっても日本人になりたいですか?

 細切れぼやきは、自民三役決まる、小沢代表入院、本多勝一表彰、ドラフト。


 まずは表題の件。
 突然ですが、この度アンケートを設置しました。

 「生まれ変わっても日本人になりたい?」

 本館からもミラーサイトからも投票することができます。
 投票は一人一回限りです。
 コメントは任意です。全角100文字以内でお願いします。

 投票しなくても投票結果及びコメントを閲覧することができます。
 アンケートボックスの右下に3つ並んでいるアイコンのうち、一番左の虫眼鏡アイコンをクリックして下さい。

 で、何でこんなもんを急に設置したかというと、↓きっかけはこの記事。

3人に2人「生まれ変わるなら中国人以外に…」
 サイトでアンケート/編集者は解雇
 産経9/25大阪版2面(ネットソースなし)
 【北京=野口東秀】「生まれ変わっても中国人になりたい?」−。中国の大手ニュースサイト「網易」がこんなアンケートをしたところ、約3人に2人が「なりたくない」と答えた。中国共産党支配と政策に対する人民の不満を浮き彫りにした形だ。香港紙「蘋果日報」などによると、今月16日、サイトの編集者2人が突然解雇されたという。愛国主義教育を推し進める党中央宣伝部など当局の意向に沿わなかったためとみられる。

 このサイトは今月4日から13日までネット上でアンケートを実施、約1万1000人が参加した。その結果、「中国人に生まれ変わりたくない」という答えが約64%に達したのに対し、「中国人にもう一度なりたい」との回答は約36%にとどまった。「生まれ変わりたい」人のうち「中国には悠久の歴史、文化があるから」と答えたのは約7%だった。

 「生まれ変わりたくない」理由は、「中国人として尊厳が持てない」が約38%、「マイホームを持てないため、幸福感がない」が約18%だった。なかには「私は中国を愛しているが、中国が私を愛してくれない」という回答もあった。
 「生まれ変わりたくない」人のうち、「今度は香港人になりたい」という人は、「中国には人権がない。独裁があるだけで、言論が抑圧されている」と指摘した。
 このほか、「親を養い、子供を育て、家のローンを払う。収入は悪くないはずなのに生活は良くならない」「乱れた社会、人が希望を持てない社会。100回生まれ変わっても中国人にはなりたくない」という声も聞かれた。

 実はこのアンケートについては、すでに先週、ちょこっとだけ伝えられてました。
「また中国人に生まれたいか」Webアンケートで解雇(ZAKZAK)

 そういや韓国の各種アンケートでも、「生まれ変わるなら韓国人以外がいい」って声が時々聞かれますね。

 ↓その一例
 
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国旗・国歌、混乱させてるのは教師の方です

 「お気楽くっくり」を更新しました。今回の主役は宮崎哲弥さん。
 ♪どうしてテッちゃん なぜだかテッちゃん へんだな へんだな テッちゃん♪
 (↑元歌知ってる人はかなりの年齢(^_^;)

 今日は表題1本で、細切れぼやきは無し。

 9/21付エントリー(1コ前のエントリー)の細切れぼやきで、ちょこっと触れたこのニュース……国旗・国歌義務化は違法 都教委通達、思想良心の自由侵害 東京地裁判決

 各紙社説が来ていますので、紹介&ツッコミ入れさせていただきます。
 産経・読売VS朝日・中日(東京) という図式になってます。
 毎日と日経はなし。日経はともかく毎日は何で?(←エントリーの一番下に追記)
 
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安倍憎し、だけど朝日も生みの親

 細切れぼやきは、東京地裁「国旗掲揚時の起立強制は違憲」、小泉メルマガ最終号。

 まずは安倍新総裁誕生で各紙社説が来てますので、それを。

朝日社説9/21:安倍新総裁 不安いっぱいの船出
読売社説9/21:[安倍新自民総裁]「『圧勝』を政権運営に生かせるか」
毎日社説9/21:安倍新総裁 気負わず柔軟に若さ生かせ
産経社説9/21:安倍新総裁 国民守る国造りが使命 ぶれない政治姿勢を貫け
日経社説9/21:安倍新総裁は首相主導で公約実行を
中日(東京)社説9/21:時計の針をどっちに回す 自民新総裁に安倍氏 

 昨日の拙エントリーにて、北朝鮮金融制裁発動がテーマの各紙社説の読み比べをやりました(細切れぼやき参照)。そこで私は「朝日だけ明らかにトーンが違う」と書きましたが、今日の社説もやはり朝日だけが異質な印象。
 タイトルからいきなり<安倍新総裁 不安いっぱいの船出>ですもん。直球を通り越してビーンボール……(T^T)

 各紙ざっと読んでみたんですが、朝日だけでなく他紙も安倍さんの歴史認識については「注文」をつけてはいます(産経除く)。特に毎日と中日はひどいです。それでもまだ朝日よりもマシに見えるのはなぜだろう?

 それはおそらく、他紙は歴史認識だけではなく党と閣僚の人事、経済や財政などの政策課題、10月の衆院補選や来年の参院選などにも言及してるからでしょう。
 が、朝日にはそれがありません。

 他紙にもツッコミたいんだけど、時間の余裕がないので朝日だけ。
 
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安倍新総裁誕生で青山さんのファンタジー

 細切れぼやきは、北朝鮮金融制裁発動で各紙社説、田中真紀子、タイのクーデター。

 まずは本題。今日はこれしかないでしょう。

<自民総裁選>安倍氏選出 麻生、谷垣両氏を大差で破る
 自民党総裁選は20日、党所属国会議員の投票と地方票の開票の結果、安倍晋三官房長官(51)が麻生太郎外相(66)と谷垣禎一財務相(61)を大差で破り、第21代総裁に選出された。51歳での総裁就任は戦後最年少で、任期は09年9月30日までの3年間。安倍氏は25日に党役員人事を行い、26日召集の臨時国会の冒頭、衆参両院本会議で小泉純一郎首相の後継首相に指名され、同日中に新内閣を発足させる。
 得票数は、安倍氏464票、麻生氏136票、谷垣氏102票、無効1票だった。
 安倍氏の得票率は66%にのぼったが、陣営が目標としていた500票をかなり下回る結果になった。麻生、谷垣両氏が100票を超す得票だったことも加え、得票結果は今後の人事や安倍氏の政権運営に微妙な影響を与えそうだ。
 20日は午前10時から19日に締め切られた党員投票による地方票(300票)の開票が各都道府県連で順次スタート。午後2時から党本部で国会議員(403票)が投票し、これらを合わせた開票結果が同3時ごろに発表された。選挙結果は党大会に代わる両院議員総会に報告された。
 党員票の投票率は前回(03年)の69.33%を下回るとみられており、安倍氏の独走に党員の関心が低かったことを示すことになりそうだ。
(毎日新聞) - 9月20日15時6分更新

 内訳は以下の通りでした。

  1位 安倍 議員票267 党員票197 合計464
  2位 麻生 議員票69 党員票67 合計136
  3位 谷垣 議員票66 党員票36 合計102
  (議員票で無効1票。「安倍晋太郎」と書かれてあったそう)
 
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金正日拉致謝罪から4年…やっと来た金融制裁

 細切れぼやきは「サハリン2」事業停止、朝日社説。

 まずは表題の件。

 ……2002年9月17日。
 そう、小泉首相が初めて訪朝し、金正日と首脳会談を行った日。
 私は朝から落ち着きませんでした。
 日本政府がその時点で認定していた8件11人の拉致被害者の安否が、北朝鮮側から示されることになっていたからです。

 私が特に気になっていたのは横田めぐみさんの安否でした。
 しかし北朝鮮の回答は、「めぐみさんは死亡している」。
 私と同い年のあの可愛い女の子が、連れ去られた異国の地ですでに亡くなっているというのか!?
 その瞬間、サーッと血の気が引きました。そして涙がこぼれました。
 もちろん私はめぐみさんとは会ったことはありません。だけど、大事な幼なじみの死を知らされたような、そんな気持ちになったのです。

 地村さんご夫妻、蓮池さんご夫妻、そして政府認定の中に入っていなかった曽我ひとみさん、この5名だけが生存していると、北朝鮮は発表しました。
 亡くなった人と生きている人との差はどこから来たのか。その「線引き」の意味を私はいずれ知ることになるんですが、当時はまだ知る由もありませんでした。

 だって、いくら何でも一国の政府が(日本政府は北朝鮮を国とは認めていないが)人の生死について嘘をつくなんて思いもしなかったし、ましてや書類を捏造してまでこちらを騙そうとするなんて、本当に夢にも思わなかったんです。
 これは私だけでなく日本国民ほぼ全員がそうだったと思います。

 だけど今は、日本国民の誰もが北朝鮮がどういう国であるかを知っています。
 国全体がいわば収容所であり、国民全体がいわば演技者であり、拉致監禁、偽札製造、麻薬製造・密輸などの犯罪を、国ぐるみで現在進行形で行っている国だということを知っています。

 それなのに、未だ拉致問題は解決できずにいます。最初に帰国した5名とそのご家族だけしか奪還できていません。めぐみさんの偽遺骨問題以降、膠着状態が続いています。もどかしくてなりません。

 この4年間、私もあれこれ考えましたよ。妄想ですけどね。
 北朝鮮が拉致した中にアメリカ人はいないのか?もしいたら、アメリカが「拉致被害者返さないと空爆するぞゴルァ」と言ってくれるのに。日本はほんと情けない国だ、憲法9条さえなければ!……等々。

 とにかく、北朝鮮のこれまでのやり口を見てきた日本国民の多くが、めぐみさん初め多くの拉致被害者は今も生存していると考えているでしょう。
 日朝国交正常化を早く実現したい勢力、すなわち拉致問題を早く幕引きしたい勢力を除けば。

 そんな日本の筆頭メディアと言えば朝日新聞です。
 今でこそ少しはマシになっていますが、2002年9月18日付の記事なんて、今読み返してみてもすごいですよ。
 
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拉致問題 | comments (17) | trackbacks (4)

ハイド氏らは一部の限られた存在ですよ、朝日さん。

 だ〜!忙しい!世間は3連休だというのに〜(T^T)
 仕事も忙しいけど、プライベートでも色々と野暮用がありまして、ニュース巡回もままなりません。
 でも今日はこれだけは紹介しておきたいという記事が。

朝日社説9/17:靖国批判 米国からの問いかけ
 米下院の外交委員会が、日本の歴史問題で公聴会を開いた。テーマは小泉首相の靖国参拝をきっかけに悪化した日本と中国、韓国との関係だ。
 ブッシュ政権は、歴史問題については「日本の国内問題」としてノーコメントを貫いてきた。一委員会とはいえ、米国の立法府で取り上げられるのは異例のことである。
 与党共和党のハイド外交委員長は、靖国神社の戦争博物館「遊就館」を取り上げた。「日本がアジア・太平洋の人々を西洋帝国主義のくびきから解放するために戦争を始めた、と若者に教えている。私が会った日本の占領を体験した人は、だれも日本軍を解放軍とみていない」
 民主党の幹部ラントス議員は、東条英機元首相らA級戦犯が合祀(ごうし)されている靖国神社の首相参拝を批判した。「戦犯に敬意を払うことはモラルの崩壊だ。日本のような偉大な国家にふさわしくない。この慣行はやめるべきだ」
 ハイド氏は太平洋戦争の従軍経験があり、ラントス氏はナチス・ドイツのホロコーストの生き残りである。そうした体験もあってのことだろう。
 この主張が米国を代表する見方というわけではない。公聴会で「米国は介入すべきではない」と発言したグリーン前国家安全保障会議上級アジア部長のように、問題を日米関係に波及させないよう求める声もある。
 だが、ハイド氏らを一部の限られた存在と片づけるのは間違いだ。このような公聴会が開かれたこと自体、靖国をめぐる米国の空気の変化を物語っているのかもしれない。
 米国の日本専門家の間でも、明らかに靖国批判が広がっている。
 日中関係の冷え込みは米国のアジア戦略に好ましくない、という分析的な判断からだけではない。「自存自衛の戦争であり、侵略ではない」「東京裁判は認めない」といった主張が首相の靖国参拝で勢いづいたことに対し、あの戦争の当事者である米国に困惑と反発が生まれているのだ。問われているのは、やはり日本の歴史認識である。
 小泉首相は靖国参拝を批判するのは中国と韓国だけだと言い続けてきたが、それは政府の公式発言に限っての話だ。首相の参拝を批判するシンガポールのゴー・チョクトン上級相(前首相)は「この件に関して日本は外交的に孤立している」と明言している。
 「内政干渉」と退けるのは筋違いだろう。彼らが問題にしているのは、彼らも戦い、あるいは巻き込まれた戦争についての歴史認識だからだ。
 日本は、戦前の軍国主義を否定し、米占領下で民主主義に生まれ変わった。そんな日米同盟の原点をなおざりにするのは看過できない。米議会の論議はそう問いかけているのではないか。
 「自由と民主主義」の連帯を次の政権も掲げるのなら、米国からの問いかけをきちんと受け止めるべきである。

 だが、ちょっと待ってほしい。心配のしすぎではないか。
 (↑朝日の常套句(^_^;)
 
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