朝日の「安倍ジレンマ」はまだまだ続く?

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 【日経】緊急特集>北朝鮮、核実験実施


 日本政府は昨夜(10/11)、追加制裁を決定しました。

入港・輸入を全面禁止、政府が北朝鮮追加制裁を決定
 政府は11日、首相官邸で北朝鮮の核実験実施発表に対する制裁措置に関し、関係閣僚会議と安全保障会議を開き、日本独自の追加制裁措置を決定した。
 追加制裁は〈1〉北朝鮮籍船舶の入港禁止〈2〉北朝鮮からの輸入全面禁止〈3〉北朝鮮籍を有する者の入国原則禁止――が柱。政府は他国に比べて厳しい制裁の発動を目指したとしており、13日の閣議で正式決定し、翌14日から6か月間の期限付きで発動する。
 安倍首相は、追加制裁の発表後、記者団に「国民の安全と日本の平和を守るための措置だ。国連安全保障理事会の場で制裁が決議されれば、さらに追加的措置を検討したい」と語った。
 政府は今回、追加制裁を発動する理由として「北朝鮮が核実験実施を発表した」「ミサイル開発と併せ日本の安全保障上の脅威が倍加した」という安全保障上の理由に加え、「北朝鮮が拉致問題に対して何ら誠意ある対応を見せない」ことを挙げた。
(読売新聞) - 10月12日2時6分更新

 重村智計教授によれば、(1)と(2)は絶大な効果があると。
 なぜなら日朝貿易は中国、韓国より金額は少ないが、北朝鮮から見て日本との貿易が唯一黒字が出ているから。また日本からの自転車・トラックは中国への重要な輸出品だし、マツタケ貿易の利益の100億円が金正日の資金源になっているから、とのこと。

 但し、抜け穴がある。それは迂回貿易。中韓など第三国を経由した輸入。迂回貿易は今回の制裁で増加する可能性が高い。
 日本政府は北に立ち寄った第三国の船舶の入港禁止を検討しているが、これには中韓の協力が不可欠となる。
 ……やはり中韓次第か。アテになりそうにないな〜(T^T)

 たとえば韓国。
 日本では「北朝鮮の核実験実施表明を非難する決議」が衆参とも全会一致で可決されましたが、韓国は↓こんな状態だそうです。

<北朝鮮核実験>韓国国会が非難決議採択 難航の末に
 【ソウル中島哲夫】韓国国会は12日、「北朝鮮の核実験と核保有の主張を決して容認できず、今後発生するすべての責任は北朝鮮にある」とする非難決議を採択した。しかし聯合ニュースによると、与党ウリ党の議員らが「米国の責任」への言及がないなどと反対し、表決に参加したのも在職議員297人のうち184人に過ぎず、結果は賛成150、反対18、棄権16。圧倒的な非難の声にはならなかった。
(以下略)
(毎日新聞) - 10月12日19時45分更新


 ↓日本では、テロの脅威がいよいよ現実味を帯びてきそうです。
 
北工作員のテロ警戒、警察・自衛隊の態勢を強化
 政府は11日、北朝鮮への制裁強化に伴い、北朝鮮工作員が日本国内でテロを引き起こす可能性が高まると判断して、国内の治安警戒レベルを強化した。
 警察庁は各都道府県警に対し、危機管理と即応態勢の強化を求めるとともに、同日、同庁次長を本部長とする「警備対策本部」を設置した。
 防衛庁・自衛隊も各部隊に緊急事態に即応できるよう指示した。
(以下略)
(読売新聞) - 10月12日3時21分更新

 ここで拙エントリー7/13付:「アンカー」北制裁とテロの危険性by青山繁晴より、青山さんの言葉を再掲。

 「制裁をやる以上は、街の声でもあったように、実弾撃ってきたりしないか、戦争にならないのかという心配は確かにあるが、それだけだったら、防衛庁がんばれとか、小泉さんや、次の人がんばれという話だけだが、実際、北が次にやることは、弾頭にミサイル入れて撃つことはほとんどない。アメリカが反撃して北がなくなるから。
 ありそうなのはテロ。テロはほとんど証拠が残らない。お金もかからないし、日本にはすでに北の工作員がたくさん入っている。大事なことは、北のテロだという証拠は何も残さないテロをする。プロですから。でも今やるのはあの国しかないと僕たちは思う。でも証拠がないから、国連でも、米軍も何もできないから。すると北に対してはこわいから、『拉致問題やめよう、安倍さんが制裁と言ったの間違いだったのでは』というふうに話が行くのを、北は期待してる。
 僕が言いたいのは、ミサイルを防ぐのは政府の仕事だが、テロを防ぐのはどこの国でも5割以上市民の側。例えば電車に乗る時、ある程度の不便は我慢して、チェックしてもらうの面倒くさいけど、こっちは客だけど、いいですよとチェックしてもらう。あるいは、自分の乗った車両は一通り見てみるとか、工夫によってある程度防げるから、皆さんやってほしい。制裁を受ける北から見たら、日本は加害者に見える。だから僕らはテロを一番警戒しましょう」


 ……ここから表題の件。
 朝日新聞なんか相手にしてる場合じゃないかもしれんけど、いちおう。
 
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朝日の「アジア外交が心配」は少なくとも来夏まで続くわけで(笑)

 今日は後半で『アンカー』青山繁晴さんの発言も紹介します。
 まずは、安倍新内閣誕生で各紙社説・コラムが来てますので、リンク貼っときますね。

朝日社説9/27:安倍内閣発足 果たしてどこへ行く
読売社説9/27:[安倍政権船出]「時代の課題にこたえられるか」
毎日社説9/27:安倍政権発足 改革の熱気が伝わらない
産経社説9/27:安倍新内閣 国益守るシステム築け 期待したい官邸の機能強化
日経社説9/27:安倍内閣は官邸主導で改革実績を示せ
中日(東京)社説9/27:「重し」のない危うさ 安倍新内閣が発足

天声人語9/27
編集手帳9/27
余録9/27
春秋(日経)9/27
中日春秋9/27
筆洗9/27

 ↓これはオマケ。GJだったので。台湾人じゃなく中国人の言葉ですよ。

産経9/27「正論」国際教養大学学長・中嶋嶺雄 安倍首相は小泉外交の理念継承を
 私は去る8月下旬、恒例の中国での定点観測に出かけた。今回は時間の関係で北京と上海のみであったが、林立するビル街とは対照的な不潔と貧困が併存していることなど、従来の認識を改める必要を全く感じなかった。
 しかし最大の収穫は、北京空港からのタクシーの運転手が乗り込むや否や、「小泉首相はけしからん。東条は悪人だ」と語りかけてきたのに、靖国神社についてもA級戦犯についても全く無知であったのに対し、帰途の運転手は北京の乱開発を批判し、「『日本精神』は素晴らしい。小泉首相は立派だ。堂々と靖国を参拝した。日本には日本の道理があるべきだ(日本応該有日本的道理)」という言葉を聞いたことであった。
 この事実を安倍首相は是非尊重してほしいものである。


 朝日に限ったことじゃないけど、どんな人事しても叩くんですよね。
 「仲良しクラブ」とか「論功行賞」とか言われてますが、仮に各派閥から均等に選んでたら、「派閥政治の復活」って絶対に叩いてたでしょ。
 
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安倍憎し、だけど朝日も生みの親

 細切れぼやきは、東京地裁「国旗掲揚時の起立強制は違憲」、小泉メルマガ最終号。

 まずは安倍新総裁誕生で各紙社説が来てますので、それを。

朝日社説9/21:安倍新総裁 不安いっぱいの船出
読売社説9/21:[安倍新自民総裁]「『圧勝』を政権運営に生かせるか」
毎日社説9/21:安倍新総裁 気負わず柔軟に若さ生かせ
産経社説9/21:安倍新総裁 国民守る国造りが使命 ぶれない政治姿勢を貫け
日経社説9/21:安倍新総裁は首相主導で公約実行を
中日(東京)社説9/21:時計の針をどっちに回す 自民新総裁に安倍氏 

 昨日の拙エントリーにて、北朝鮮金融制裁発動がテーマの各紙社説の読み比べをやりました(細切れぼやき参照)。そこで私は「朝日だけ明らかにトーンが違う」と書きましたが、今日の社説もやはり朝日だけが異質な印象。
 タイトルからいきなり<安倍新総裁 不安いっぱいの船出>ですもん。直球を通り越してビーンボール……(T^T)

 各紙ざっと読んでみたんですが、朝日だけでなく他紙も安倍さんの歴史認識については「注文」をつけてはいます(産経除く)。特に毎日と中日はひどいです。それでもまだ朝日よりもマシに見えるのはなぜだろう?

 それはおそらく、他紙は歴史認識だけではなく党と閣僚の人事、経済や財政などの政策課題、10月の衆院補選や来年の参院選などにも言及してるからでしょう。
 が、朝日にはそれがありません。

 他紙にもツッコミたいんだけど、時間の余裕がないので朝日だけ。
 
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ハイド氏らは一部の限られた存在ですよ、朝日さん。

 だ〜!忙しい!世間は3連休だというのに〜(T^T)
 仕事も忙しいけど、プライベートでも色々と野暮用がありまして、ニュース巡回もままなりません。
 でも今日はこれだけは紹介しておきたいという記事が。

朝日社説9/17:靖国批判 米国からの問いかけ
 米下院の外交委員会が、日本の歴史問題で公聴会を開いた。テーマは小泉首相の靖国参拝をきっかけに悪化した日本と中国、韓国との関係だ。
 ブッシュ政権は、歴史問題については「日本の国内問題」としてノーコメントを貫いてきた。一委員会とはいえ、米国の立法府で取り上げられるのは異例のことである。
 与党共和党のハイド外交委員長は、靖国神社の戦争博物館「遊就館」を取り上げた。「日本がアジア・太平洋の人々を西洋帝国主義のくびきから解放するために戦争を始めた、と若者に教えている。私が会った日本の占領を体験した人は、だれも日本軍を解放軍とみていない」
 民主党の幹部ラントス議員は、東条英機元首相らA級戦犯が合祀(ごうし)されている靖国神社の首相参拝を批判した。「戦犯に敬意を払うことはモラルの崩壊だ。日本のような偉大な国家にふさわしくない。この慣行はやめるべきだ」
 ハイド氏は太平洋戦争の従軍経験があり、ラントス氏はナチス・ドイツのホロコーストの生き残りである。そうした体験もあってのことだろう。
 この主張が米国を代表する見方というわけではない。公聴会で「米国は介入すべきではない」と発言したグリーン前国家安全保障会議上級アジア部長のように、問題を日米関係に波及させないよう求める声もある。
 だが、ハイド氏らを一部の限られた存在と片づけるのは間違いだ。このような公聴会が開かれたこと自体、靖国をめぐる米国の空気の変化を物語っているのかもしれない。
 米国の日本専門家の間でも、明らかに靖国批判が広がっている。
 日中関係の冷え込みは米国のアジア戦略に好ましくない、という分析的な判断からだけではない。「自存自衛の戦争であり、侵略ではない」「東京裁判は認めない」といった主張が首相の靖国参拝で勢いづいたことに対し、あの戦争の当事者である米国に困惑と反発が生まれているのだ。問われているのは、やはり日本の歴史認識である。
 小泉首相は靖国参拝を批判するのは中国と韓国だけだと言い続けてきたが、それは政府の公式発言に限っての話だ。首相の参拝を批判するシンガポールのゴー・チョクトン上級相(前首相)は「この件に関して日本は外交的に孤立している」と明言している。
 「内政干渉」と退けるのは筋違いだろう。彼らが問題にしているのは、彼らも戦い、あるいは巻き込まれた戦争についての歴史認識だからだ。
 日本は、戦前の軍国主義を否定し、米占領下で民主主義に生まれ変わった。そんな日米同盟の原点をなおざりにするのは看過できない。米議会の論議はそう問いかけているのではないか。
 「自由と民主主義」の連帯を次の政権も掲げるのなら、米国からの問いかけをきちんと受け止めるべきである。

 だが、ちょっと待ってほしい。心配のしすぎではないか。
 (↑朝日の常套句(^_^;)
 
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朝日新聞、安倍批判から自民党批判にシフト?

 細切れぼやきは、『ブロードキャスター』皇位継承問題、黒田勝弘氏のコラム「皇室と王」、中国の河川の汚染。


 表題の件。まずは産経抄から見てやっておくんなせぇ。

産経抄9/9
 傷口に塩をすり込み、焚(た)き火に油を注ぐ者がいる。これを「騒動師」と呼んだのはどの作家だったか。実は同業記者の中にも騒動師がいて、正義を振り回し、良心を売りにするから始末が悪い。
 ▼彼らは首相の靖国参拝を自民党総裁選の争点へと誘導したが、とんと盛り上がらない。世論の風向きが「参拝も悪くない」に傾いたからだ。当の中国も、靖国批判が過ぎて日本国内に嫌中ムードをつくってしまった。いまは日本のメディアに乗せられた愚かさを悔いていよう。
 ▼この騒動師、今度は「歴史認識」「村山談話」を踏み絵に、総裁候補から答えを引き出そうとする。狙いは、先の戦争に対する「痛切な反省」と「心からのお詫(わ)び」を否定させ、中韓の敵意を鼓舞することだ。安倍官房長官が「後世の史家に任せる」と答えると、振り上げた拳の下ろしどころがない。
 ▼歴史を善悪で決めつけるのは、いかにも安物の正義である。かつて社会党の佐々木更三氏が中国の毛沢東主席に侵略を謝罪したところ、「皇軍の力なくしては権力を奪えなかった」と逆に感謝された。共産党の敵は自国の国民党だった。歴史認識が権力の都合でコロコロ変わる実例である。
 ▼中国要人が「歴史認識」を言い出したのも、日本メディアが火付け役だ。昭和57年に、文部省が教科書検定で「侵略」を「進出」に書き直させたと報じた。これが全くの誤報なのに、中国の反日行動に火がつく。親日的だった実力者、トウ小平氏の追い落としに長老派が利用したからだ。以後、親日は中国要人の鬼門になった。
 ▼かつて“名筆”山本夏彦さんは自国の非を暴いて直(ちょく)とするのは、良心的だからであると皮肉った。実直、直情ばかりでは政治芸のあやが分からない。

 騒動師の代表格はもちろん「あの新聞」ですが、振り上げた拳の下ろしどころがまだ見つからないみたいですね。
 今日(9/9)の社説は2本とも安倍批判を含んでるんだけど、何とも中途半端な印象です。
 
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週刊新潮「中韓を煽った朝日『靖国社説』変節60年」

【9/2 15:00追記】人気blogランキングに復帰できたようです。ランキングサイト側から一切連絡はありませんが、複数の方のコメントで知ることができました。教えて下さった皆様、ありがとうございます。
但し以前のIDはやはり削除されており、新しいIDでのランキング参加となります。1からのスタートになりますが、何卒ご声援のほどよろしくお願い申し上げます(とか言ってまた消えたらどうしよう……(^_^;)。
バナーも新しいIDのものをメニューに復活させましたが、過去のエントリー本文中のバナーは以前のIDのままなので、今後手直ししていくつもりです。【追記ここまで】
【9/2 15:35追記】バナーを貼り直したとたん、また「無効」になってしまったようです。原因は例によってさっぱりわかりません。とりあえずお知らせまで<(_ _)>
【9/2 18:20追記】その後の経過についてはこのエントリーのコメント欄のexod-USさんと私とのやりとりをご覧下さい(でもやっぱり原因不明(T^T))。

 「お気楽くっくり」を更新しました。重くならない程度に自殺の話。

 細切れぼやきは、富田メモで夫人インタビュー、朝日新聞の石原都知事叩き、産経抄で人権擁護法案、安倍さん立候補正式表明で『報ステ』など。
 
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朝日購読をやめたことで親と戦争を語り合うことができた私

 今日はやや手抜きです<(_ _)>
 細切れぼやきは『たかじんのそこまで言って委員会』をちょこっと。

 まずは朝日新聞の社説。連日ご苦労なことです(-.-#)
 
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必死の朝日!だけどまたハシゴはずされた(笑)

 細切れぼやきは、『アンカー』富田メモ、北の大使が中国外務省前で……、在日のみなさんへの手紙、長崎原爆の日。

 まずは朝日新聞の社説から。
 今日もまた靖国ですか。安倍批判ですか。ほんと、しつこいですな。きっと戦前もこんなふうに朝日は国民を煽ってたんだろうなぁ……。
 
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朝日変節まとめ

 「お気楽くっくり」を更新しました。
 『デスノート』で嫌な盛り上がり方をしてしまった(T^T)

 今日の細切れぼやきは、『ムーブ!』富田メモで勝谷さん、北の5人入国拒否、日経社員逮捕など。

 まずは表題の件。
 朝日新聞って、ほんっと言うことコロコロ変わりますね。
 ちょっとまとめときます。
 
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靖国最高裁判決〜朝日が地団駄踏んでます

首相の靖国訴訟、原告の敗訴確定 「法的利益の侵害なし」(6/23)
 一昨日紹介したこのニュース。
 やっぱり朝日新聞が社説でイチャモンつけて来ました(私の予想よりは1日遅れでしたが)。いちいちツッコミ入れるのもウザイけど、スルーするのも何かヤダ。
 というわけで、まいります。
 
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