<< 韓国のW杯も終わったわけだが | main | 「ムーブ!」民団・総連和解は“白紙状態” >>

靖国最高裁判決〜朝日が地団駄踏んでます

首相の靖国訴訟、原告の敗訴確定 「法的利益の侵害なし」(6/23)
 一昨日紹介したこのニュース。
 やっぱり朝日新聞が社説でイチャモンつけて来ました(私の予想よりは1日遅れでしたが)。いちいちツッコミ入れるのもウザイけど、スルーするのも何かヤダ。
 というわけで、まいります。
 
朝日社説6/25:靖国参拝 肩すかしの最高裁判決
 靖国神社に小泉首相が参拝したことは、憲法が定める政教分離の原則に違反するのかどうか。この問いに、最高裁は合憲か違憲かを判断しないまま原告の請求を退けた。
 身内を靖国神社にまつられた日本と韓国の遺族らが、「01年の首相の参拝によって精神的な苦痛を受けた」として、損害賠償を求めていた。憲法違反の首相の参拝は身内をどのようにまつるかを決める遺族の権利を侵す、というのだ。
 最高裁が示したのは、他人が特定の神社に参拝することで不快の念を抱いたとしても、ただちに損害賠償の対象にはならない。そんな理屈である。首相の靖国参拝に対する司法判断を求めて提訴した原告には、肩すかしの判決となった。
 一連の靖国参拝訴訟では、地裁や高裁で、「首相の参拝は違憲」という判決と、憲法判断をしない判決に二分されている。だからこそ、初めての最高裁の判断が注目されていた。政教分離という憲法の大原則について最高裁が判断を避け続ければ、「憲法の番人」としての役割を果たせないのではないか。
 憲法は「国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない」と定めている。首相の行動が、過去の歴史を踏まえて導き出されたこの規定に反していないかどうかを厳格に判断する。それが裁判所の頂点に立つ最高裁の使命ではなかったか。
 でなければ、首相らが政教分離に反する行いをしたと国民が考えたとき、どこに訴えたらいいのだろう。
 小泉首相は「判決は妥当だ」「哀悼の念をもって靖国神社に参拝するのは憲法違反だとは思っていない」と述べたが、誤解しないでほしい。最高裁は「参拝は合憲」とお墨付きを与えたのではない。
 私たちは、首相に靖国神社の参拝をやめるよう求めてきた。
 靖国神社は終戦まで国家神道の中心にあり、軍国主義のシンボルだった。今の首相が戦没者を弔う場所として、ふさわしいとは思えない。
 A級戦犯がまつられていることには、中国や韓国が激しく反発している。侵略戦争や植民地支配の被害者という立場からすれば、当然のことだろう。
 対外的な問題だけでなく、首相の靖国参拝には政教分離に反するのでないかという憲法問題がつきまとっている。自民、公明、民主3党の有志議員による国立追悼施設の提言も、首相の靖国参拝に関して「憲法違反の疑いがある」との見解を示している。
 最高裁は97年、愛媛県が靖国神社に納めた玉串料などの公費支出について「宗教的活動にあたる」として、違憲判決を出した。政府と自治体、参拝と玉串料という違いはあるが、政教分離原則を厳格に考えれば、靖国参拝についても違憲判断が出てもおかしくない。
 いずれにせよ、最高裁は首相の靖国参拝を認めたわけではない。首相には、それを忘れないでもらいたい。

 負け犬の遠吠えにしか聞こえないんですけど(^_^;
 軍国主義だの中韓だの出してこなきゃ批判できない時点で朝日の「負け」でしょ。

 最高裁は「判断を避けた」んじゃなくて、「司法が踏み込むべきことではない」と判断したんだと思いますよ。
 なぜなら一連の靖国訴訟は原告が政治目的で起こしてるのが明らかだから。
 このあたり朝日などサヨクメディアは絶対に触れませんが、後ほど紹介する産経社説は団体名までちゃんと明記して批判しています。
 
 「首相らが政教分離に反する行いをしたと国民が考えたとき、どこに訴えたらいいのだろう」とな?
 日本には選挙制度があります。「首相は憲法違反だ、こんなのは許せない!」と思うんであれば、選挙で落とせばいいのでは。
 実際この前の総選挙でも、朝日新聞は小泉自民党が負けるよう(民主党が勝つよう)必死でプロパガンダしてなかったっけ?(^_^;

 司法はメディアとは違います。司法がプロパガンダに乗っかったり、ましてや自らプロパガンダ発信したりしてはいけないでしょう。
 もっとも、「傍論」という裁判官の独り言制度(判決とは直接関係のない、裁判官の意見表明)を利用して「僕は違憲だと思いま〜す」ってプロパガンダ発信しちゃった裁判官がこれまでに2名ほどいたようですが、大多数の裁判官はそんな節操のないことはしてません(こちらの一覧表を参照)。
 
 で、その2名のうちの1名(昨年9月末の大阪高裁、大谷正治裁判長)が「僕は違憲だと思いま〜す」と言った時、朝日社説は「司法の判断がこれだけ分かれた以上、参拝を強行すべきではない。外国からの批判とは別の話である」と言ってたのよ。
 (朝日社説05/10/1:靖国違憲判決 参拝をやめる潮時だ を参照)

 ところが今日の社説は、「A級戦犯がまつられていることには、中国や韓国が激しく反発している。侵略戦争や植民地支配の被害者という立場からすれば、当然のことだろう。 対外的な問題だけでなく、……」。
 おろ?「外国からの批判とは別の話」じゃなかったの?

 もう一つ細かいツッコミをさせてもらえば……
 今日の朝日社説は「一連の靖国参拝訴訟では、地裁や高裁で、『首相の参拝は違憲』という判決と、憲法判断をしない判決に二分されている」。
 昨年10/1の朝日社説も「司法の判断がこれだけ分かれた以上、……」。
 これらはあまりにも偏った表現じゃないですか?
 先ほど紹介した一覧表を見ればわかる通り、圧倒的多数は「憲法判断をしていない」んですから。

 「靖国神社は終戦まで国家神道の中心にあり、軍国主義のシンボルだった」?
 仮に昔はそうだったとしても、今はそうじゃないでしょ。
 小泉首相はもちろん他の閣僚も、遺族も一般国民も、慰霊のため、また平和を祈念してお参りしてるのであってね。

 あとこれも昔から疑問に思ってることなんですが、憲法の「国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない」を厳格に適用せよと言うのなら、宗教系の私立学校に国が補助金を出したり、宗教的文化財である神社やお寺などの建造物や仏像等を保全するために国が補助金を出したりすることも、憲法違反になるのではないでしょうか?

 それにしても朝日社説は「私たちは〜〜してきた」って言い回しがお好きね。
 この言い回しは本当によく出てきますが、「私たち」って誰やねん?と首を捻ることが度々あります。まさか「読者」や「国民」まで勝手に含めてたりしないでしょうね〜(-.-#)って。

 そのへん、毎日新聞はまだマシ。
 歴史認識が朝日新聞と似ていて「小朝日」と揶揄されることが多い毎日新聞ですが、主語が誰なのかはちゃんと書いてあります。

毎日社説6/24:首相靖国参拝 やはり総裁選の大争点だ
 毎日新聞は、この政教分離問題がある点も含め、再三、首相に参拝自粛を求めてきた。

 朝日社説へのツッコミはここまで。
 ↓お口直しにどうぞ。

産経社説6/25:靖国最高裁判決 首相は堂々と昇殿参拝を
 小泉純一郎首相の靖国神社参拝をめぐる訴訟で、最高裁は「原告らの法的利益が侵害されたとはいえない」として原告側の上告を棄却した。極めて妥当な司法の判断といえるであろう。
 判決理由で裁判長は「人が神社に参拝する行為自体は、他人の信仰生活などに対して圧迫、干渉を加えるものではない」としたうえで、「内閣総理大臣が靖国神社を参拝した場合でも異なるものではない」と指摘した。
 また、原告は首相の靖国参拝が憲法の政教分離原則に反するとして違憲の確認を求めていたが、「それ以外の点について判断するまでもない。訴えの利益がない」として憲法判断をせず、原告の違憲確認要求を却下した。
 簡明にして要を得た判決である。憲法学者の中には、「傍論で憲法判断を示してもよかった」という意見もあるが、主文と関係のない傍論には法的拘束力がなく、あえて憲法判断に踏み込む必要はないだろう。
 原告団は日韓の戦没者遺族ら278人で構成され、「小泉首相靖国参拝違憲アジア訴訟団」と称している。1審・大阪地裁では、傍聴席から野次が飛び、静粛な雰囲気が妨げられたこともある。ほかにも、全国各地で同じような靖国訴訟が起こされており、裁判所を政治闘争の場に利用することは許されない。
 政界では、9月の自民党総裁選に向け、いわゆる「A級戦犯」分祀(ぶんし)論や靖国神社の非宗教法人化論、無宗教の国立追悼施設の提言など、靖国問題を大きな争点にしようとする動きが活発になっている。靖国神社は遺族らが静かに戦没者を慰霊、追悼する場である。政争の具とすることは避けたい。
 小泉首相は毎年1回の靖国参拝を続けてきた。昨年10月だけ、一般参拝者と同様、スーツ姿で社頭参拝し、一拝して黙祷(もくとう)した。その前月、大阪高裁が傍論で首相の靖国参拝を違憲とする判断を示したため、公人でなく私人としての参拝を強調したようだ。
 今回の最高裁判決は、首相の靖国参拝の公私の区別には触れていないが、首相就任後初の平成13年8月の参拝について判断したものだ。そのとき、小泉首相はモーニング姿で「内閣総理大臣」と記帳し、昇殿参拝した。このように堂々と参拝してほしい。

※参考リンク
 ・小泉首相靖国参拝違憲アジア訴訟団
  代表者(事務局長)は菱木政晴氏。お暇な方はググッてみて下さい。マスコミが伝えないいろんなことがわかります。

 社説はここまで。
 以下、靖国関連で片山参院幹事長と麻生外相の発言紹介。

<自民総裁選>片山参院幹事長「靖国問題棚上げを」
 自民党の片山虎之助参院幹事長は25日、宇都宮市内で講演し、9月の党総裁選について「靖国神社参拝問題が大きなテーマになろうとしているのは不幸なことだ。できれば、一時凍結にするか棚上げにし、議論しない」と述べ、靖国問題は争点にすべきでないとの考えを示した。同神社のA級戦犯分祀(ぶんし)論を展開する古賀誠元幹事長らをけん制した発言とみられる。
 片山氏は講演で、23日に中国の唐家セン(「セン」は王へんに旋)国務委員と会談した際、「日本と中国には政治的な障害が残っているので取り除くよう頑張ってほしい」と、首相の靖国参拝自粛を促す発言があったことを紹介したうえで「靖国問題が不信の中心なので、不信は脇に置いて、お互いに信頼や友好提携のきずなを築いたうえで靖国問題や歴史全般を考えるべきではないか」と述べた。【西田進一郎】
(毎日新聞) - 6月25日21時48分更新

 「一時凍結」とか「棚上げ」とか、本来そういう問題じゃない(問題になる方がおかしい)と思いますが、とりあえず片山さんGJ!

靖国神社の法人格変更、政府も検討すべき…麻生外相
 麻生外相は25日のNHK報道番組で、靖国神社のあり方について、「政治の圧力でなく、靖国神社側の意向で、宗教法人格を別のしかるべき法人格に直す。その時、A級戦犯を分祀(ぶんし)しろという意見と、するなという意見で世論が分かれると思うので、(政府も)検討すべきだ」と述べた。
 靖国神社が自主的に特殊法人などになった場合、A級戦犯分祀で国の関与が可能になることから、法人格変更に期待を示したものだ。
(読売新聞) - 6月25日23時10分更新

 番組見てなかったんでようわからん。ご覧になった方、教えて下さい。麻生さんは結局A級戦犯をどうしたいんですか?
 私のモヤモヤは春からずっと続いてます。麻生さんは靖国関連で度々発言されてますが、本音がさっぱりわからん。恣意的な報道が多いせいもあるんでしょうけど。


※拙ブログ関連エントリー(上記で紹介したエントリーとダブリあり)
 ・1/17付:何度でも言う。靖国を外交問題にしたのは朝日新聞!
 ・4/3付:中国が頼りにする「七人のサムライ」
 ・4/6付:中国の分断作戦は政治家より先に世論が参っちゃいそうで怖い
 ・4/11付:靖国問題〜小沢の狙いは?麻生の真意は?
 ・5/3付:朝日新聞曰く「東京裁判を知らない人が靖国参拝に賛成している」
 ・5/10付:「朝ズバッ!」アメリカを利用する媚中派・加藤紘一
 ・5/12付:経済同友会のお花畑度は朝日新聞以上?
  (朝日新聞がケント・カルダー氏のインタビューを本人の意を曲げて掲載した件も)
 ・5/14付:朝日新聞の露骨さとハイド議員について
 ・5/18付:関西経済同友会はまともなこと言ってる
 ・5/19付:中共・朝日・小沢・公明党・経済同友会!反論あるなら言うてみ!
 ・5/20付:中国の「上策」に惑わされるな
 ・5/22付:米国を靖国問題に引きずり込もうとするサヨクの「下策」
 ・5/27付:靖国参拝はローマ教皇庁も認めた慣行
 ・6/4付:靖国問題〜稲田朋美さんのGJ論文
 ・6/9付:産経、靖国関連記事ラッシュ
 ・6/18付:朝日社説〜福田と書かずに福田を応援
 ・6/20付:「朝ズバッ!」再びアメリカを利用する媚中派・加藤紘一

このブログが面白かったらクリックして下さい→人気blogランキングへ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

!!男系維持に同意される皆さん、ぜひご協力下さい!!
◇男系維持の方法はある!国会議員やメディアにお知らせしましょう◇
皇室伝統バナー●皇室の伝統と歴史を守ろう。男系維持する方法あります。●
有志の皆様が作って下さった国会議員のメールアドレス帳はこちら。
国会議員&新聞週刊誌ワイドショー等メディアのアドレス帳はこちら(zipファイル)。
メールアドレス帳は「スパイ防止法案上程」「人権擁護法案阻止」「外国人参政権阻止」「北朝鮮への経済制裁要望」等にも是非ご活用下さい。

★賛同ブログさま募集中★拙ブログに掲載させていただきます。詳しくはこちらの茶文字部分を。

★★★毒吐き@てっくさんが旧宮家復籍キャンペーンフラッシュ作成にあたり、カンパを募集されています★★★
かなり大規模な計画になりそうです。いろんな著名人が噛んでます。これ以上は企業秘密。まだまだカンパ募集中です!

「島根県の竹島英文ページを検索に引っ掛かり易くする作戦」もよろしく。
takeshima dokdo dokto tokdo tokto
________________________________________________
★トラックバックを下さる方へ
サーバー不調につき、「トラックバック承認機能」は現在ストップさせています。トラックバックを送信してすぐに反映されない場合、こちらで受信できていない可能性大です。もう一度送信なさって下さい。それでも反映されない場合は、コメント欄にURLを書き込んでトラックバックの代用として下さい。お手数をおかけしますが宜しくお願いします。

★コメント(投稿)を下さる方へ
サーバー不調につき、なかなかコメントが反映されない場合があります。根気強く更新ボタンを押していただけたら幸いです。初めてコメント下さる方は、こちらのガイドラインに一度目を通されてから宜しくお願いします。
朝日新聞 | comments (19) | trackbacks (1)

Comments

今更の話題ですが、コメントせずにはいられません(笑)。

首相の靖国参拝が憲法に定められた政教分離の原則に抵触するか否かということと、A級戦犯合祀や中韓の反発は、全く別次元のお話なんですが、朝日の社説は本当に無茶苦茶ですね。

「A級戦犯が合祀されている靖国は軍国主義の象徴で、そこへの参拝は戦前の軍国主義の復活とアジアへの挑発を意味する」という中韓の無知極まりない主張をそのまま垂れ流すとは、まさに『中韓のプロパガンダ新聞』としか言いようがありません。ま、事実そうなんですが。

麻生さんも応援しているんですが、最近A級戦犯分祀を言い始めるてますね。靖国を切り捨ててでも総理総裁の椅子がほしいのか?と疑いたくなりますが、真相はどうなのでしょうか。ちょっと真意を測りかねます。
桜竹梅 | 2006/06/26 04:36 AM
この朝日新聞社説の批判記事書きました。http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/36776184.html
KABU | 2006/06/26 07:23 AM
一言

朝日新聞が悔しがる様子は
ザマアねえな!m9(^Д^)プギャーッ

でつ。

所詮は反政府過激派御用達新聞の戯言です┐(´ー`)┌
abusan | 2006/06/26 09:40 AM
こんにちは。
25日(日)のNHKの報道番組観てました。きちんではないけど^^;

麻生さんはA級戦犯をどうするべきかの明言は避けていました。
アナウンサーに突っ込まれていましたが。

麻生さんは、まずは靖国神社が宗教法人を自ら取り下げて国に管理を戻すことが重要だと訴えていました。
麻生さんの言い方だと神主さんもその意向があると言っていました。

A級戦犯という言葉は口に出しましたが、それは管理を戻した後も国民(世論)がA級戦犯を分祀するべき、するべきでないと騒いでいるならば、そのとき改めて話しあえばいいということでした。

後は、もう少し遺族や英霊のために静かにそっとしておいてほしいとも言っていたような。(これは、私の記憶違いかもしれない、、、)

後は総裁選のお話してましたね。今のところ思い出せるのはこれぐらいです。

そうそう妻が言っていましたが、麻生さんが総理になるのは、、、とのことです。しゃべり方がボソボソしていて分かりにくいのが特に嫌らしいです。
あきすて1218 | 2006/06/26 10:36 AM
・靖国神社の非宗教法人化について
NHK日曜討論での麻生氏発言の趣旨は、A級戦犯を分祀しなければ、公人(首相、天皇陛下等)は靖国神社に参拝できない。A級戦犯を分祀するためには、非宗教法人化する必要がある、でした。
法的な詳しい説明もしていたのですが、私の知識では無理なので、誰かテキストでupしてくれる事を期待。
nami | 2006/06/26 12:53 PM
そうですか。そのようなことも言われていましたか。
私が聞いていたときには確かに前述発言をしていたのですが。

残念なことに録画していないので、どなたかにテキスト起こししていただくのが正確ですね。
あきすて1218 | 2006/06/26 04:03 PM
麻生さんは、「天皇陛下がご参拝できるようにする」というのを最重要としていて、そのためなら分祀もアリ、という考えなのでしょうかねえ。
でもそれって、認識が充分でないのでは。A級戦犯の合祀と陛下が参拝をやめられたのには、直接関係はないですもんね。誰か周りのひとが、麻生さんに教えてあげないのかしら。

で。首相の靖国参拝が憲法違反かどうかについての議論なんて、するのであれば、現憲法が制定されてから初めて首相が参拝するときに(どなたか知りませんが)、そもそも議論しておくべきでしょう。何をいまさらです。
当時、そのような議論があったかどうか存じませんが、なかったのであれば、そんなこと誰も違憲だなんて思わなかったからではないでしょうか?

まあ、靖国神社はGHQによって一宗教法人に「格下げ」されたわけですから、もっと特別な位置づけにするべきなのかもしれませんね。
ふじっこ | 2006/06/26 04:42 PM
もういい加減に「A級戦犯」って単語は元にもどして本当の言葉にしましょうよ。あれは、「犯種A、B、C」ってことでしょうに。ぜんぜん捉えられ方が変になりますよ。
rock | 2006/06/26 07:52 PM
くっくり様
あきすて1218様
nami様

 昨日のNHK日曜討論、アジア外交と靖国参拝に関する部分のテキスト起こしをしました。トラックバックが上手くいかなかったので、コメントの名前欄にリンクしておきます。檀君様のところの動画とともにチェックしてみて下さい。
sok | 2006/06/26 09:31 PM
麻生さんの良さが解かる人は”通”だと思います。
しかし、最近の(A級戦犯)分祀を示唆する発言は変節と、とられても仕方ない気がします。
”英霊を最高の栄誉をもって祀るため、靖国神社を国家護持とする。”
と、なれば賛成ですが、
”分祀しやすくするために国の管理にする”
と、どうしても聞こえてしまい、危機感を覚えます。

故三木総理が「私人の立場で参拝」などと余計なことを言ってから、
天皇は公人か私人か?と不毛な議論となり、それから、昭和天皇は御親拝なさっていないのですよね。

ちなみに、故三木総理は
「憲法を変えないために自民党に入った」
のだそうです。奥さんの睦子さんが、語っていました。
ことだま | 2006/06/26 10:12 PM
敗戦まで、靖国は確か国営で、単なる一宗教法人では無かったと聞いたような気がします。
麻生さんは、そういう昔のスタイルを復活させようとしているのではないか、と思っているのですが。

国営の靖国神社になるのなら、まあそれはそれでいいかと思っています。
azz | 2006/06/26 10:20 PM
「私たち」って誰やねん?
それは中国共産党と、北朝鮮の将軍様と、韓国の大統領とその支持者達だと素直に考えればいいのでは。日本国民は当然、入っておりません。
これは左翼特有の言葉の使い方でして、昔の極左暴力集団や過激派の機関紙などは主語はいつも「我々は」とか「私達は」とかでしたよ。
日和見 | 2006/06/26 11:19 PM
皆さん、多数コメントいただきありがとうございます。
いつも個別にレスを差し上げられず申し訳ありません。

「日曜討論」の内容を教えて下さった皆さん、ありがとうございます。

sokさん、テキスト起こし、お疲れ様です。
ここのコメント欄がきっかけでわざわざ起こして下さったんですね。本当にありがとうございます。
今日付エントリーで改めて紹介させていただきました。
くっくり | 2006/06/27 01:51 AM
azzさんやその他の方々も仰っていますが、おそらく麻生さんは靖国神社の国有化を考えておられるのではないでしょうか。
僕は、この麻生さんの案に大賛成です。
なぜなら、国のために亡くなられた方々の追悼を一宗教法人に「丸投げ」することは国の責務の放棄だと思いますから。
ただ、神社のままで国有化することは政教分離に反してしまいますので、靖国神社を多宗教の施設に変えたあとに国有化するべきだと思います。
多宗教施設化は、今後、国のために亡くなられる方々(もちろんそういう事態は起こらないほうがいいのですが)の信教の自由に対する配慮も可能となります。
上坂冬子さんも同じような考えを述べられておられました。
asatte_no_houkou | 2006/06/27 02:19 AM
トラバさせていただきました。

> 「首相らが政教分離に反する行いをしたと国民が考えたとき、どこに訴えたらいいのだろう」とな?
 日本には選挙制度があります。「首相は憲法違反だ、こんなのは許せない!」と思うんであれば、選挙で落とせばいいのでは。

いや全くその通り。全部裁判所が決めるんだったら国会は要りませんよ。
真実一郎 | 2006/06/27 09:28 AM
元労働省の方から、ブログにコメントをいただきましたので転載します。

hamachan 『わたしも専門外のことにコメントしてぼろが出るとこわいのですが・・・、
行政組織論的にいうと、戦中の陸軍省、海軍省は、戦後第一復員省、第二復員省になり、厚生省援護局になっていったわけですから、その所管の旧国立靖国神社は、戦後の政教分離により厚生省所管の国立靖国霊堂となり、その後独立行政法人靖国慰霊機構となるという推移であってもおかしくなかったのではないかと思います。
ちなみに、旧労働省所管の労災で亡くなった方々を慰霊するみころも霊堂というのが、独立行政法人労働者健康福祉機構に設置されています。靖国のようなハイリーポリティカルな話とは違うだろうといわれるかも知れませんが、広い意味で日本社会のために殉職した方を国家の機能として慰霊するところであるという点では共通するようにも思われます。』 (2006/06/27 09:25)
nami | 2006/06/27 01:40 PM
くっくり様
 こちらこそ、昨年はお世話になりました。ただのテキスト起こしが、くっくり様にメールしたことでハブサイトに発展して、ハングル訳して下さった方が現れて、その広がりに驚かされました。ありがとうございました。

 日曜討論での発言だけでは、麻生さんが分祀論者とは断言できないですね。遺族の高年齢化、靖国神社を維持する主体については、現実的な政治の課題だろうと思います。
sok | 2006/06/27 05:56 PM
産経いいなあ、ほっとする日本の良心だw
朝日は、我田引水すぎて疲れる。。
kmura | 2006/06/27 09:20 PM
>>でなければ、首相らが政教分離に反する行いをしたと国民が考えたとき、どこに訴えたらいいのだろう。


そこまでいうなら社民党に政権とらせろよ。裁判所は政治闘争の場所ではないでつよ。

ぼやきさんのところにくると自分がまともな人間だと思えます。それとぼやきさん、ブログは無理してアップしないでね。自分が楽しむことが第一ですよ。僕も疲れてもう休止中です。
こんちわ | 2006/07/01 11:37 PM

Comment Form

Trackbacks

靖國訴訟、最高裁が妥当な判断を下す | 草莽崛起 ーPRIDE OF JAPAN | 2006/06/26 10:20 AM
【主張】靖国最高裁判決 首相は堂々と昇殿参拝を(産経新聞 主張 6/25) 6月23日、?國訴訟の最高裁の判決があり、大阪高裁が言い渡した判決に対して、上告棄却と判断された。これで平成13年11月1日に提訴されたいわゆる