「アンカー」北朝鮮問題で米中はどう動く?
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■6/10放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
核実験、ミサイル、後継者問題、米国人記者拘束など、近頃何かと騒がしい北朝鮮。中国、アメリカは今後どう出るのか?
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。
内容紹介ここから____________________________
■北朝鮮核実験 国連安保理制裁決議案の詰めの協議も最終合意に至らず(FNN6/10)
■外務省・斎木大洋州局長、オバマ政権のアジア政策担当者と対北朝鮮政策について会談(FNN6/10)
■北朝鮮・金正日総書記の健康、再び悪化 先週から体調崩しピョンヤンの病院で治療か(FNN6/10)
……など、北朝鮮関連のニュースを伝えた後……
山本浩之
「この北朝鮮の問題についてはこの後のコーナーで、まあたっぷりとお話しをお伺いするんですけれども、あの、明日にも採択されようとしている国連安保理決議についてなんですが、やはり焦点は北朝鮮船籍の検査っていいますか、貨物検査、これがどういう形で行われるようになるのかっていうこところだと思うんです、ひとつはね」
青山繁晴
「ええ。その通りなんですが、あの、もうあえて端的に言うとですね、やっぱり今回も国連決議は頼みにならないってことですよ。その、今ヤマヒロさんがおっしゃった貨物検査、すなわち臨検をまあとにかく一応は盛り込んだ決議採択になるでしょうが、でもそれはそれぞれの領海内で頑張ってやって下さいねっていう、おそらくそういうトーンに落ち着くと思うんですよ。中国・ロシアのその姿勢を見てるとね。で、すなわち公海上でやらないわけですよね。で、公海上でやる時はその、船を持ってる国の許可を得て下さいと。それ、北朝鮮だったら北朝鮮の許可を得なきゃいけない」
山本浩之
「許可得なきゃいけませんね」

青山繁晴
「ま、できるわけないってことになるわけですよ。ということは、やっぱり2006年10月の核実験のあとの国連決議1718と同じように、何かかっこいい決議が出たけれども大して変わらないってことになる。もうそれが判ってるから、本当はあの、さっきの斎木さんね、日本の外務省の斎木さんの話も、要するに日米で金融制裁を別途やりますというの言ってるのと同じじゃないですか。だからもうやっぱり国連は頼みにならないよって、これは斎木さん、けっこうあれ本音で言っちゃってると思うんですよね。で、金融制裁については本当は、アメリカのガイトナー財務長官がすでに中国との協議をもう終えてるって話がありますから、そこにまあ日本が乗っかって、中国の暗黙の了解のもと金融制裁をやると。で、皆さん思い出していただくと、北朝鮮に対する制裁で唯一、金融制裁だけがその、例のマカオのバンコデルタアジアっていうの思い出しますよね。思い出していただけると思うんですけど、唯一効果があったから、やっぱりそっちに行くわけですよね。まあこれは実は国連ていうシステムにとっても、けっこうな打撃だと思いますよ。結局役に立たないなあと。はい」
山本浩之
「(笑)これ、だけどその、制裁決議いつになるのかっていうと、こう待ってるわけですけれども、今の話、まあ前から青山さん、それ指摘されてましたけれども。ただ、そうなってくると、このところ色々と個別に北朝鮮をめぐる、まあきな臭い動きってのはあって、ちょっと今までの北朝鮮を取り巻く動きとは、明らかにこう空気も何もかもこう変わってきたんじゃないかなと思ってる方は多いと思うんですけれども」
青山繁晴
「おっしゃる通り」
山本浩之
「そんな中で今日はこのあと“ニュースDEズバリ”のコーナー、やはりこの問題について」
青山繁晴
「はい、はい。で、あの、今のヤマヒロさんのお話に関連して申せばですね、あの、64年前、1945年に第二次世界大戦が終わって、そこで戦後の枠組みできたわけですよね。国連もできたし、えー、まあそれから、しばらく経ってから北朝鮮や韓国もできたわけですよね。そういうものが、こう音を立ててその、変わっていく、ないしは崩れていくってことなんですよ。だから国連が悪いって話してるんじゃなくて、たとえば北朝鮮のその、たとえばその近未来の崩壊も含めて、その、そういうことと、国連がもう使えなくなってきたと。やっぱり全部が制度疲労を起こしてるんだということなんですよね」
山本浩之
「なるほど」
青山繁晴
「で、今のことに関連して申せば、その、ヤマヒロさんがおっしゃった通り、もうこの1週間、10日ぐらい北朝鮮の話があふれかえって、細かいところまでいっぱい出てきてるんですが、こういう時にこそ私たちはこの姿勢が大事じゃないかなと思うんです(フリップ出す)」

山本浩之
「『突き放せ』と…」
青山繁晴
「はい。これ突き放すっていうのは何を突き放すかっていうかというと、要するに情報を突き放せってことなんですよ。もう、ガーッとこう、あの、この、この番組もテレビ番組ですけどね、こうあの、視聴者の方々に、こう国民の方々に、こうやっていっぱい情報来てるわけでしょ。それを全部まともに聞いてたら、もう何が何だか判らなくなって、大きな流れが見えなくなります。さっきお話ししたように。それもういったんドンと突き放してみたらですね、案外、ああ、結局、結局っていうか要するにこういうことなんだと。で、私たちはこういう歴史の変わり目に今生きてて、それを僕たちで作れるんだという意識に変わるんじゃないかなと。その話を今日はいたしたいと思います」
山本浩之
「では、コマーシャルを挟んで青山さんの解説です」
(いったんCM)
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■6/10放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
金総書記後継者と粛清の真相は・記者拘束でアメリカはどう動く?青山ズバリ

間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。
内容紹介ここから____________________________
■北朝鮮核実験 国連安保理制裁決議案の詰めの協議も最終合意に至らず(FNN6/10)
■外務省・斎木大洋州局長、オバマ政権のアジア政策担当者と対北朝鮮政策について会談(FNN6/10)
■北朝鮮・金正日総書記の健康、再び悪化 先週から体調崩しピョンヤンの病院で治療か(FNN6/10)
……など、北朝鮮関連のニュースを伝えた後……
山本浩之
「この北朝鮮の問題についてはこの後のコーナーで、まあたっぷりとお話しをお伺いするんですけれども、あの、明日にも採択されようとしている国連安保理決議についてなんですが、やはり焦点は北朝鮮船籍の検査っていいますか、貨物検査、これがどういう形で行われるようになるのかっていうこところだと思うんです、ひとつはね」
青山繁晴
「ええ。その通りなんですが、あの、もうあえて端的に言うとですね、やっぱり今回も国連決議は頼みにならないってことですよ。その、今ヤマヒロさんがおっしゃった貨物検査、すなわち臨検をまあとにかく一応は盛り込んだ決議採択になるでしょうが、でもそれはそれぞれの領海内で頑張ってやって下さいねっていう、おそらくそういうトーンに落ち着くと思うんですよ。中国・ロシアのその姿勢を見てるとね。で、すなわち公海上でやらないわけですよね。で、公海上でやる時はその、船を持ってる国の許可を得て下さいと。それ、北朝鮮だったら北朝鮮の許可を得なきゃいけない」
山本浩之
「許可得なきゃいけませんね」

青山繁晴
「ま、できるわけないってことになるわけですよ。ということは、やっぱり2006年10月の核実験のあとの国連決議1718と同じように、何かかっこいい決議が出たけれども大して変わらないってことになる。もうそれが判ってるから、本当はあの、さっきの斎木さんね、日本の外務省の斎木さんの話も、要するに日米で金融制裁を別途やりますというの言ってるのと同じじゃないですか。だからもうやっぱり国連は頼みにならないよって、これは斎木さん、けっこうあれ本音で言っちゃってると思うんですよね。で、金融制裁については本当は、アメリカのガイトナー財務長官がすでに中国との協議をもう終えてるって話がありますから、そこにまあ日本が乗っかって、中国の暗黙の了解のもと金融制裁をやると。で、皆さん思い出していただくと、北朝鮮に対する制裁で唯一、金融制裁だけがその、例のマカオのバンコデルタアジアっていうの思い出しますよね。思い出していただけると思うんですけど、唯一効果があったから、やっぱりそっちに行くわけですよね。まあこれは実は国連ていうシステムにとっても、けっこうな打撃だと思いますよ。結局役に立たないなあと。はい」
山本浩之
「(笑)これ、だけどその、制裁決議いつになるのかっていうと、こう待ってるわけですけれども、今の話、まあ前から青山さん、それ指摘されてましたけれども。ただ、そうなってくると、このところ色々と個別に北朝鮮をめぐる、まあきな臭い動きってのはあって、ちょっと今までの北朝鮮を取り巻く動きとは、明らかにこう空気も何もかもこう変わってきたんじゃないかなと思ってる方は多いと思うんですけれども」
青山繁晴
「おっしゃる通り」
山本浩之
「そんな中で今日はこのあと“ニュースDEズバリ”のコーナー、やはりこの問題について」
青山繁晴
「はい、はい。で、あの、今のヤマヒロさんのお話に関連して申せばですね、あの、64年前、1945年に第二次世界大戦が終わって、そこで戦後の枠組みできたわけですよね。国連もできたし、えー、まあそれから、しばらく経ってから北朝鮮や韓国もできたわけですよね。そういうものが、こう音を立ててその、変わっていく、ないしは崩れていくってことなんですよ。だから国連が悪いって話してるんじゃなくて、たとえば北朝鮮のその、たとえばその近未来の崩壊も含めて、その、そういうことと、国連がもう使えなくなってきたと。やっぱり全部が制度疲労を起こしてるんだということなんですよね」
山本浩之
「なるほど」
青山繁晴
「で、今のことに関連して申せば、その、ヤマヒロさんがおっしゃった通り、もうこの1週間、10日ぐらい北朝鮮の話があふれかえって、細かいところまでいっぱい出てきてるんですが、こういう時にこそ私たちはこの姿勢が大事じゃないかなと思うんです(フリップ出す)」

山本浩之
「『突き放せ』と…」
青山繁晴
「はい。これ突き放すっていうのは何を突き放すかっていうかというと、要するに情報を突き放せってことなんですよ。もう、ガーッとこう、あの、この、この番組もテレビ番組ですけどね、こうあの、視聴者の方々に、こう国民の方々に、こうやっていっぱい情報来てるわけでしょ。それを全部まともに聞いてたら、もう何が何だか判らなくなって、大きな流れが見えなくなります。さっきお話ししたように。それもういったんドンと突き放してみたらですね、案外、ああ、結局、結局っていうか要するにこういうことなんだと。で、私たちはこういう歴史の変わり目に今生きてて、それを僕たちで作れるんだという意識に変わるんじゃないかなと。その話を今日はいたしたいと思います」
山本浩之
「では、コマーシャルを挟んで青山さんの解説です」
(いったんCM)