「アンカー」レベル7の真相&震災対応より延命優先の菅政権

【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

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■4/13放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

原発事故最悪の“レベル7”に・震災対応より延命優先菅政権を青山ズバリ!

110413-10hitode.jpg “ニュースDEズバリ”コーナーが復活しました。

 菅政権退陣で期間限定の救国一致内閣を。「レベル7」発表の裏にはアメリカのプレッシャーが。なぜコウナゴだけに高濃度の放射性物質が検出されたのか。「まだら汚染」を隠す官邸はひとでなしだと農水省幹部。などなど。

 コーナー前に、震災及び原発関連のニュース報道&青山さんの解説がありましたので、まずこの部分を要旨のみ記述、続けてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。

 本編は間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。

 内容紹介ここから____________________________

 …………青山さんの解説(あくまで要旨)…………
    (  )内は山本浩之キャスターの発言です

菅首相、震災復興について計画段階から野党に協力求める考え強調 辞任要求は拒否(04/12 21:01)
民主党代議士会 統一地方選挙前半戦での敗北受け執行部の責任問う声相次ぐ(04/12 21:27)
民主・小沢元代表、自らに近い議員約20人と会合 原発事故に対する政府の対応厳しく批判(04/13 01:25)

(記者会見で震災対応について強調した菅総理でしたが、復興は待ったなしです。1カ月が過ぎて菅政権それから菅総理もやはり総括というのが必要だと思うんですが)

 僕は、ご承知のことと思いますが、震災の初期の段階から菅さん辞めるべきだと申してきて、この『アンカー』で金曜日の森田実さんもそう申されてたそうですね。僕や森田さんがそう言ってた頃は、むしろ言ったために嫌がらせもずいぶんあったんですが、もうあれから1カ月弱の間にもうすっかり常識みたいになってしまったですね。菅さんがいることによってむしろ人災が増えていて、はっきり言うと菅さんが1日総理を続ければ1年分の国益が失われると言わざるを得ないぐらいの状況になってます。それが皮肉なことに与野党超えて常識になりつつあるんですが、しかし現実の問題として、菅さん辞めるつもり全くないんですよ。

 ということは、菅さんの意に反して辞めてもらわなきゃいけないから、ひとつにはやっぱり世論・国民が頑張らなきゃいけないということと、それから与野党超えて菅さんに辞めていただきたいとなってるんだという客観情勢を菅さんに分かってもらうしかない。

 その上で、菅さんが辞任やむなしになったとすれば、そのあとのことの方がむしろ課題ですね。現実に今どうなってるかというと、民主党の中で菅さん辞めたら私総理やりたいと思ってる人は、僕は端的に言うと2人だと思ってます。前は3人だったんですよ。前の3人は岡田さん、原口さん、仙谷さんだったと考えてます。ところが岡田さんは統一地方選挙があまりにも惨敗して、とてもその可能性はないですね。残ってるのは実質、原口さんと仙谷さんになるんですが、民主党から今回また総理が出て、それでそのあとの国会運営どうなるかというと、結局ねじれ国会のままですから、復興予算を執行するための法律も通らなかったり、復興は待ったなしの状況なのに国会運営がろくにできなくて、それが遅れるってことになりますから。

 ということは菅さんがもし、ついに責任を自覚されて辞められたとしたら、それが実現したとしたら、民主党から出るんじゃなくて、他の党か無所属から出なきゃいけないということだと思います。じゃあ自民党かといえば、申し訳ないけど谷垣さんが総理になったらまた別な意味のリーダーシップに課題が出てしまう。はっきり言うとリーダーシップ足りないと思いますから、そうするとじゃあ若い石破さんとか幹事長の石原伸晃さんに行くのかというと、今回は僕は若い総理はいけないと思うんですよ。

 今回だけは若くて野心たっぷりでどうしても我欲が出てしまう総理というのは要らないんです。ほんとは普段から我欲の強い人は困るんですが、こういう時期は特に要らない。どうしてかというと、要するに救国一致内閣を作らないといけない。その時に我欲がある人がなってしまったら、要するに批判が出にくい救国一致内閣をずるずる続けられたら困るんですよ。端的に言うと、僕はやっぱり半年しかやらない内閣だと思います。その先はやる気がないと。

 どうして半年かというと、先週も申しましたが、あえて解散総選挙を早くやるべきだと思います。つまり半年間の間に総理自ら我欲を捨てて、そういう閣僚も集めて、民間の力も使って、復興の基礎を固めて、福島原子力災害もその半年の間にいちおうの落ち着きを取り戻して、その上で解散総選挙をやって、しかし被災地に迷惑のかかる選挙のやり方じゃなくて、つまり名前連呼だけの選挙はやめて復興の政策だけを問う選挙にし、しかも投票所に行かなくても、例えば避難所にいても、あるいは自分の住んでる地域と違う所に、遠くに、例えば関西に避難してても投票できる選挙をやって、で、半年間の間に我欲のない政治をやってもらう。

(その我欲のない人っていうのはどなたですか?)

 この部分だけは僕の個人的意見ですが、平沼赳夫さんしかないと思ってます。平沼さんには僕はもともとかなり批判的です。『アンカー』でも、たちあがれ日本を作られた時に、こういう野合を呼ぶような政党作りはよくないと申しました。そのために与謝野さんの迷走も僕は起きたと思ってるわけですけど、しかし平沼赳夫さん、我欲を持たない、今お持ちでないってことについては、直接お話しした印象からも僕は確信してるんですね。この時期にですよ、たった今この国難の中で我欲を持っておられない方だと思います。それから大病をなさって、その意味からも、やっぱり大病超えていくと、僕もガンの手術して改めて思うんですが、やっぱりそれは人間にとってひとつの転機で、僕がそうなれてるわけじゃありませんが、平沼さんはやっぱり大病をむしろ活かして、かつての野心満々の若手の頃の平沼さんと違う人です。しかもたちあがれ日本という非常に小さな政党のトップですから、まあ無所属に近いと言ってもいい。

(そうすると今、平沼さんの名前が出ましたが、そういった方をサポートする優秀な人材が必要になってきます。かつて日本政界にはそういった方いらっしゃったと思うんですが、その復興の実行部隊の長になって差配できるような、そういう政治家っていうのはどうでしょう?)

 これは官僚OBも含めて、非政治家だと思いますね。憲法の定めによれば、閣僚の半分は国会議員以外から選ぶことができますので。で、阪神淡路大震災の体験を踏まえれば、あの時に復興委員会ありましたよね。復興委員会は官僚を上手に使った面がありました。完璧ではなかったけれども。だから今、官僚OBも含めてって言ったのは、官僚組織、今もう政治主導の名の下に滅茶苦茶になってる官僚組織を立て直していける人を復興担当大臣に据えて、それも一元化して、全責任は総理が、平沼さんでなくても総理がとって、権限は全部、復興担当大臣が実務は担うという体制が必要だと思います。

(確かにそうですね。昨日の会見で菅総理が言ったのは、復旧でなくて復興だと。これはかつて後藤新平が言ったことをそのままなぞらえただけのことなので、本当の実行力、リーダーシップのとれる方に先頭に立ってもらいたいと思います)
 
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「アンカー」原発対応 官邸未だ機能せず&エネルギー政策 青山繁晴×和田武

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■4/6放送「アンカー」

原発事故放射性物質の流出続く▽夏の電力不足…どう乗り切る?エネルギー政策の大転換を提言!

110406-10waao.jpg 4月から「アンカー」は、以前より5分前倒しの午後4時48分スタートとなりました。

 青山繁晴さんは出演されたものの、今週も“ニュースDEズバリ”のコーナーはありませんでした。てか、青山さんよく喋ってくれて番組全体がコーナーみたいな勢い?(^_^;
 前半は青山さんが単独でニュース解説。菅政権では原発事故は収束させられない、その理由がよく分かります。
 後半はゲストに日本環境学会会長の和田武氏を迎え、今後のエネルギー政策のあり方について。
 以上のスタジオのやりとり部分を丸ごと起こします。

 とはいえ、今週も長かったのでかなり手を抜かせてもらいました。ごめんなさい。特に、電力不足にまつわる説明(岡安譲キャスターの解説と飯田哲也氏のインタビューVTR)は概要程度にしています。
 また、先週同様、間投詞、言い直し、相づち、前振りやツッコミ等、本筋に支障のない限りカットしています。言葉尻が曖昧な箇所もあります。が、大筋は間違いないと思います。
 画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________

福島第1原発事故 高濃度の放射性物質含む水の海への流出止まる 東京電力が確認(04/06 13:20)
福島第1原発事故 韓国、事前報告なしに汚染水が海へ放出されたことについて憂慮示す(04/06 01:27)
福島第1原発事故 全漁連・服部会長ら、東電・勝俣会長に汚染水放出中止求める抗議文(04/06 13:00)

山本浩之
「(枝野官房長官の漁業関係者に対してのコメントについて)もともと納得が得られないことを当然だと思っているんだったら、やっぱり手順を踏んでやらなきゃいけなかったんじゃないかなと思いますけれども、低濃度とはいえ汚染水を水に流すという、昨日その一報をお伝えした時、ドキッとしながらお伝えしたんですけれども」

青山繁晴
「水の問題っていうか海が汚されていく問題というのは、実は2つあるわけですね。1つは濃度の高い、放射性線量の比較的多めの汚染された水がどこから出てるのか分からない状態で海にどんどん出ていった。もう1つは、低レベルの放射性物質だから、本当はそんなに大きな害はないと思われるけれども、でも意図的に放射性物質を普段より多く含んだ水を流したということ。実はこの2つとも人災なんですよ。1つめの高濃度の水の問題は、どなたがお考えになっても、こういう破壊された状況の中の原発にどんどん放水していったわけですよね。それも自衛官、警察官、消防官が指示されて危険を冒して放水してくれて、ようやく、そんなに異常な高熱にならなくてすんでるんですが、それだけ水を叩き込めば、水があふれてくるのは誰でも分かるわけですよ。僕は内閣の原子力委員会の専門部会の専門委員ですから、その水の問題っていうのはもちろん僕だけじゃなくて、専門委員の方々が何人もそれを言ってきたが、言っても、それこそ砂に水が染み込むようにどこかで消えちゃうんですよ。伝わらない。で、官邸の中にむちゃくちゃ人があふれかえってて、色んな、何とか会議みたいなのがあって、どこかで必ず消えていって結局何にも実行されないんですよ

山本浩之
「例えば具体的に青山さんが、それを言ったその内容っていうのはどういう…」

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青山繁晴
「つまり水があふれていきますから、これは当然、外部からポンプを入れて出さなきゃいけない。出さなきゃいけないと言っても、タンカーであろうがメガフロートであろうがどこであろうが満杯になるから、これ循環させなきゃいけませんよと、僕だけが言ってるんじゃなくて、ちょっとこの番組で言いましたが、実際の指揮の一部を警察庁という、本来原子力と関係ない所がとってて、つまり保安院が全然信用できないから。だから警察庁の中からもアメリカのNRC、核規制委員会って言うんですけど、本来、保安院と相談するところですが、アメリカ政府は保安院を全然信用してないから、何と警察庁と相談した結果、やっぱり水を回しましょうと。それも原発にもともとある緊急炉心システム、ECCSって言うんですけど、そういうのはもうダメじゃないですかと。それを復旧させるメンツばっかりこだわってないで、もう外のポンプでやりましょうっていうことを、僕だけじゃなくて何人もの人が言ってきたわけです。それぞれのルートで。政府の中からも、僕のように外からも。ところが、消えていって結局何も行われないから。さっき絵が出ましたが、要するに原発の下の所に、石とか砂を砕いて基礎を造ってるわけですよね、当然、発電所建てるために。そこの部分に染みていって、石の隙間から海に出ていったっていう、いわば当たり前のことが起きてるだけなんです。これはもう原子力工学じゃなくて、土木の世界ですね。隙間を埋めていったらそれは止まりますよ。しかし止まっただけであふれ返ってる水は実はまだそのままなわけです。従って2つめの問題が出てきて、要は、原発の中には非常に放射線量の多い場所と、実は低レベルになってて本当は環境に大きな負荷はかからない、人間を傷つけたりしませんって程度になった物と、廃棄物にもいろんな種類があるわけです。その比較的放射線量の少ない所を空にしたいと。濃いやつをそこに入れなきゃいけないから。だから空にするためにそれを海に流しますよというのがその2つめの問題なんです。ということは、これも人災だというのは、回すことを早くやってれば、タンクを空にする必要がないから、そのタンクの中の物はそのままそこにあればいいわけですよ。海にわざわざ出すことはなかった

山本浩之
「じゃあ出す必要なかった?」

青山繁晴
「出す必要なかったんですよ、ちゃんと仕事してれば」

村西利恵
「先週、青山さん、循環させないといけないと仰ってましたけど、今日この時点でも動いてないんですか」

青山繁晴
「あの時僕こう言ったでしょ。政府は発表してないけど、枝野さん言ってないけど、これ本命なんですと。あの時ね、もうやる寸前まで行ったんですよ。それがすーっと消えたんで、僕はほんとに怒って、この1週間の間に。この菅政権は官邸の中に4つのプロジェクトチームって作ったじゃないですか。細野豪志さんを筆頭に、それぞれ政治家がついて。その4人のうちの1人に電話をして、『あなたこの話知ってるでしょ?だってあなた担当なんだから。これどうしたの?』って聞いたら、『いや、初めて聞いた』って言うわけです

山本浩之
「えっ!?責任者が?」

青山繁晴
「ええ。彼ね、それで、はっきり言うと民主党の中では一番信頼できる政治家なんですよ。それで僕は、『あなたみたいな人でもそうなのか』って言ったら、『私は確かに官邸には行ってるよ、でも仕事がないんだよと」

山本浩之
「ええっ…」

青山繁晴
『情報も来ないし、何かどこかに情報はたくさんあって、いろんな参与の方とかいて、情報ぐるぐる回ってるらしいけど、俺のとこ来ないんだよ』と言うから、『あなた自分で警察庁に電話しなさいよ』と言ったんですよ、僕は」

山本浩之
「はあー」

青山繁晴
「そしたら警察庁は、やっぱり本来原子力の主管官庁じゃないし、やっぱり遠慮して人を通してその政治家に入れてたんですが、それどっかで消えてんですよ、やっぱり。だから船頭多くして船山に登る、要するに方角を間違ってしまうことが現に起きてて、全て人災なんですよ。しかしその上でね、ロシアと中国に僕はあのように言われる筋合いは全然ないと思ってますよ。どうしてかというと、例えばロシアは旧ソ連が1991年つぶれたあとに、ウラジオストック、つまり日本海を通じて日本に大量の放射性物質がやってくるそのウラジオストックの港に原子力潜水艦を勝手に放置して、あるいは処理する時に輪切りをして、そこから大量の放射性物質が出ていったんですよ。それがあんまりひどいから、何と私たちの税金を出して、ソ連の原潜ですよ、日本に脅威を与えてた

山本浩之
「それを日本がやった、お金で」

青山繁晴
その時に出てきた放射線量の多さなんて、今回の比じゃないんですよ。それから中国も、ほとんど公表してないけどもウイグルを中心にした少数民族のいらっしゃる所で核開発をたくさんやって、大気中にたくさんの放射性物質が出て、日本にもたくさん降り注いだわけですよ。だからどこ調べてもほんとはそれ出てくるんであって、だから少なくとも今回、もちろんロシアであっても中国であっても事前通告しなかった日本政府は全く間違いだけれど、しかし、それを置いても中国、ロシアにはこんなこと言われる筋合いはない。せいぜい言えても韓国ぐらいですよ。しかし韓国もこの機に竹島で色んな物つくり出すっていうのも、これは右手で支援、左手でひっぱたくっていうのは、ま、これ実は中韓露を責めて言ってるんじゃなくて、外国の常識なんですよ。これがむしろ。だから日本政府の対応は、本当はこういう時に、そうですか、ごめんなさいごめんなさいって言ってるだけじゃなくて、言うべきことは言わなきゃいけないんです

山本浩之
「今の話、よく分かりました。前段であった、官邸が機能してないと。専門家からのそういう緊急の提言とか提案とかいったものが伝わっていない。じゃあ政治家は何をしてるんだということになるんですけれども、この震災をきっかけに再び動き出してるのが民主党の大連立構想」
 
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「アンカー」原発事故で政府のズサン対応 青山繁晴×安斎育郎

【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

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■3/30放送「アンカー」

作業難航福島第一原発で今何が起きている?高濃度の放射性物質の影響は?内部被ばくを防ぐ方法原発事故に対する政府のズサン対応青山解説

110330-08karada.jpg 今週の関西テレビ「アンカー」は1時間前倒しの午後3時55分スタート4時52分頃までの放送。それ以降は東京から「スーパーニュース」が放送されました。

 青山繁晴さんは出演されたものの、今週も“ニュースDEズバリ”のコーナーはありませんでした。
 ただ、今週も福島第一原発事故の特集をかなりの時間をとってやってました。
 スタジオのやりとり部分を丸ごと起こします。

 今週のゲストは放射線防護学が専門の安斎育郎氏です。原発事故対応について「隠すな、嘘つくな、過小評価に陥るな」という三原則が守られていないと、安斎氏は主張しています。

 とはいえ、今回もちょっと長かったので先週同様いつもより少し手を抜かせてもらいました。ごめんなさい。具体的には間投詞(「あの」「その」など)と、言い直し等はカットしてます。相づちも支障のない限りカットしています。言葉尻が曖昧な箇所もあります。が、大筋は間違いないと思います。
 画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________

さいたま市に避難中の福島・双葉町の住民約1,300人、加須市の廃校に避難所移転へ(03/30 12:52)

山本浩之
「20日目を迎えて、今後どうなるのか、不安なことだらけだと思うんですけれどもね。何かその、被災者の方にいいお話というか、提示してあげていきたいもんなんですけどね」

青山繁晴
「20日経ってなお安定しないどころか、時間が経ったために、今このニュースの冒頭でありましたとおり、避難してる場所を次から次へと移らなきゃいけないと。で、しかも廃校になった学校に入っていただくっていうのも、本当はかなり無残な話だと思うんですね」

山本浩之
「そうです。緊急避難ではないんですからね。そこで生活をしてもらわなきゃいけないわけですからね」

青山繁晴
「おっしゃるとおりなんですね。さっきのおばあさんも生活の安定を望んでああいうふうにおっしゃってたと思うんですが。実は現実的な提案がひとつありまして、たまたま今、僕、東京に住んでますけれども、皆さんご承知のとおり、東京都は石原都知事が失敗をして、東京オリンピックを誘致するはずが誘致できなかったですよね。で、あの時に、選手村をお台場の東側に造るってことで、もうきっちり造成も終わって、東京の都心にすごい近いですから、もうすぐに選手村を建てられる状況になってるわけです。で、そこに、予定された通りの選手村を建てただけで、1万7000人の被災された方々が、そこで普通に生活できるんですね

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青山繁晴
「ちょっとこれ予想図見ていただくとですね、これオリンピック誘致した時に東京都が世界に配ったやつなんですよ。で、これ適当に書いてあるんじゃなくて、具体的に計画見ますとね、例えば概要としてですね、『利便性に優れ、水と緑豊かな31ヘクタールの快適な環境の中で、ヘルシーでおいしい和食やバラエティ豊かな食事も提供されて、1万7000人の選手たちが楽しく生活できる』って書いてあるわけですよ。これ、実は僕はこのあたりよく行く所なんですけど、もう、ただ空いてるだけなんですよ。だから石原さんは自らの失政を謙虚に顧みて、もう直ちにこれを造るべきだと思ってるわけです

村西利恵
「これだけ計画があったら、すぐ取り掛かれるっていうことですよね」

青山繁晴
「すぐ取り掛かれると思います。で、この計画を見るとですね、当時、仮設の整備費としては126億円なんですよ。あの膨大な都政から見たらすぐ出せますから、従って、ここに孤立したコミュニティを造るんじゃなくて、やがてはこの中に、今の、住んでる都民も優先的に住める環境も作って、融合することが大事ですが、とりあえずここですとね、自らの意思で、あくまで故郷にいたいんだけども当面の生活できないって方、手を挙げた方はここに入っていただくってことをすぐやっていただきたいんですね。今、都知事選の真っ只中ですが、そんなこと関係ないです。選挙やってたら政治が停滞するんじゃ話になりません、本末転倒ですから、すぐにこれをやっていただきたいと思ってます」

山本浩之
「できることは何でもやってほしいなというふうに思います。次は福島第一原発に関するニュースです。次々と出てくる問題に解決策はあるのでしょうか」

村西利恵
「東京電力の勝俣会長は先ほど、福島第1原子力発電所の事故後、初めて会見を開き、謝罪しました」

福島第1原発事故 東電・勝俣会長、1号機から4号機を廃炉にせざるを得ないと明言(03/30 18:46)
福島第1原発事故 政府、建屋に特殊な布をかぶせて放射性物質拡散防ぐ案など検討(03/30 11:48)

山本浩之
「ここでは青山さんに今後の対策についてまずお伺いしようかなっていうふうに思ってたんですけれども、今その勝俣会長の会見を聞いていて、どうですかね、まずさは感じていないとか、ベストを尽くしたとかっていうのは、この局面で、まあやっと会長として出てきてですね、ま、社長が入院されたっていうことですから会長として出てきて、あの、福島県民の人たち、あるいは将来、風評被害を招くかもしれない近隣の農業や水産業に関わる方々、ああいう会見を今この時点で聞いて、どんな気持ちでいるのかなと」

青山繁晴
「いや、どんな気持ちどころか、もう烈火の怒りを感じますよ」

山本浩之
「ですよねぇ」

青山繁晴
「これはね、今回の原子力災害の非常に大きな特徴で、現場の名もなき人は命まで懸けて戦ってるのに、この東電の勝俣会長も、それから入院なさってるっていう清水社長もですね、清水社長が前に計画停電の件で会見して、それも大混乱だったけれども、原子力災害について今まで20日間の間、一度も会見しなかったんですよ」

山本浩之
「ええ、そうですね」

青山繁晴
「で、民間の東電もそうであるならば、政府の側もですよ、原子力安全・保安院に寺坂って院長がいるんですが、寺坂さんって、みんな顔わかんないでしょう?」

山本浩之
「見たことないですね」

青山繁晴
「全く会見しないで、西山さんていう審議官だけ会見してるでしょ。それから例えば原子力安全委員長の斑目(まだらめ)さんていう方もですよ、会見なさったのはもうずっと遅くなってからであってね。こうやってトップがもう全く逃げてですよ、それで現場の人たちは命がけでやってるっていうのがね、今回の特徴で、これ、原子力の問題であると同時に、やっぱり日本社会はここまで堕ちてるのかっていうふうに思わざるを得ないですよ。だから勝俣会長が言った、まずさはないっていうのは、それは現場は一生懸命やってるわけで、あなたがまずいんですよ、それ本当は。それは誰だって…」
 
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「アンカー」福島第一原発の今後 青山繁晴×住田健二

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■3/23放送「アンカー」

原発事故住民避難と農作物出荷停止…今後どうなる?青山解説

110323-06stu.jpg 今週の「アンカー」は約2時間前倒しの午後3時スタート4時までの放送。4時以降は東京の「スーパーニュースSP」をやってました。

 青山繁晴さんは出演されたものの、“ニュースDEズバリ”のコーナーはありませんでした。
 ただ、今週は、1999年の東海村JCO臨界事故の際に作業に当たった住田健二氏とともに、福島第一原発事故の特集を、番組のほぼ全体の時間をとってやってました。
 そのスタジオのやりとり部分を丸ごと起こします。

 とはいえ、今回やはり長かったのでいつもより少し手を抜かせてもらいました。ごめんなさい。具体的には間投詞(「あの」「その」など)と、言い直し等はカットしてます。相づちも支障のない限りカットしています。言葉尻が曖昧な箇所もあります。が、大筋は間違いないと思います。
 画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。


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東日本大震災 津波で延期となった小学校の卒業式が避難所の中学校で行われる(03/23 13:17)

山本浩之
「被災地で卒業式が無事に行われるなど、いくつかの明るい話題も入ってきてはいるんですけれども、青山さん、この13日目を迎えても、改善されない多くの問題っていうのは残されてますよね」

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青山繁晴
「ほんとにどれから話そうかっていうぐらい、危機管理の上からもたくさんの問題あるんですけど、ひとつ具体的なお話しますと、一両日ぐらい前にですね、長野県の佐久市っていうきれいな街があるんですね、水のきれいな街があって、そこの柳田さんていう若手の市長さんからお電話いただいて、その市長さんと僕は長い付き合いなんですが、今回の震災にあたって、この長野県の佐久市から、選りすぐりの消防官を17人被災地に送ったと。ところが行ってから、5人はとりあえず仕事あるけど、残りの12人の消防官は仕事がなくて、膝を抱えて毎日座ってるような状況ですと。で、その市長さんが総務省とか首相官邸にいくら働きかけても全然、何も動いてくれないと。で、これが自分の市だけだといいんだけれども、実は自治体の横の連絡で聞くと、被災地以外の所から送り込んだ消防官やあるいは消防団員の方も含めて、仕事ができない状況だと。つまり、とりまとめる人がいないというか、はっきり言うと、中央の政府が機能してないということですと。で、これを何とかメディアの力も使って、政府にそういうふうにさせて下さいという話がありました。で、実はこの市長さんだけじゃなくて、それを聞いて僕はそれなりに調べたところ、やはり自治体から被災地に向かった人々が仕事できないで苦しんでいると、いうことがあるんですね。で、これは今言ったのは自治体の職員の方々ですが、それ以外に普通の市民のボランティアの方々がいますね。このボランティアを束ねるってことで、菅総理がいろんな人事をおやりになってるんですけど、その中に辻元清美さんをボランティア担当の首相補佐官に任命しましたね。ところが私の知る限り、辻元さんはこのボランティアの全体像がつかめずにいると。つまりボランティアがどこにどう集められていて、しかも実はボランティアの集まってる所で仕事がなくてやっぱりずっと待ってる人がいるっていうのは、これはところどころメディアに出てくるんですが、その全体像を実は担当の首相補佐官になったところの辻元さんがつかめていないと。つまり被災地以外からの援助として差し延べられた人材が生かされていないっていうことをですね、たとえばすぐに解消しなきゃいけない問題として、考えるべきだと思います」
 
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地震翌日収録「たかじんNOマネー」政治がやるべきこと

東日本大震災
【募金受付まとめ】東北地方太平洋沖地震 被災地に手助けを!

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■3月13日(日)放送 テレビ大阪「たかじんNOマネー」

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 東日本大震災発生から2日後の3月13日。
 関西地方もまだテレビはNHK、民放ともに終日地震関連番組を放送していましたが、テレビ大阪(テレビ東京系列)だけはちょっと違っていました。

 青山繁晴さんも出演されたテレビ大阪「たかじんNOマネー」3月13日放送分から、東日本大震災についてやりとりされた箇所を起こしておきます。
 放送があったこと自体ご存知ない方が多かったらしく(無理もありません。私も夫が気づいてくれたので録画できました)、リクエストが複数来ました。

 青山さんのブログのお見舞いと仮報告(2011年03月12日 11時59分12秒)の内容から察するに、放送は13日ですが、収録日時は12日の午後です。

 この日のゲストは飯島勲さん、竹中平蔵さん。
 メインテーマは、小泉首相の時代を振り返りつつ政治家のリーダーシップについて語る、というものでした。

 本来ならこの日のゲストは松木安太郎さんと元木大介さんのはずだったんですが(前回3月5日放送時の「次回予告」では少なくともそうなっていました)、地震発生に伴い内容を変更、緊急スペシャル放送という形になりました。放送時間帯も変更されていました。

 起こしでは間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はテレビ画面をデジカメで撮影したものを使いました。粗くてすみません。

※分かりにくいかもしれませんが、青山さんは腕に喪章を巻いておられます。


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青山繁晴「ニュースの見方」菅首相では危機は乗り越えられない

 【募金受付まとめ】東北地方太平洋沖地震 被災地に手助けを!

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 3月16日の「アンカー」青山繁晴さんの“ニュースDEズバリ”コーナーはお休みでした。
 ご本人のブログでも予告されてましたので(遺書ならざる遺書 その番外編(2011年03月15日 03時05分46秒))、すでにご存知の方も多いと思いますが。

 というか、「アンカー」は番組自体がお休みだったんです。
 関西テレビは地震発生以降、基本的にフジテレビと同じ番組をずっと放送しています(火曜日あたりから深夜は独自番組を放送し始めたようですが)。

 「アンカー」も少なくとも今週いっぱいはお休みのようで、青山さんによれば、関テレ側から「来週、再来週もどうなるか分かりません」という言葉があったとのことです(上記青山さんのエントリーを参照)。

 それはそれとして、実は青山さんは「アンカー」放送日と同じ毎週水曜日の朝、RKBラジオ「中西一清スタミナラジオ」に電話出演されています。
 「ニュースの見方」というコーナーです。

 その音声は番組サイトから聴くことができます。
 YouTubeでも聴くことができます。「青山繁晴」「ニュースの見方」で検索して下さい。

 毎週「アンカー」とほぼ同じ内容のお話をされているらしいので(「アンカー」より時間は短いですが)、私はこれまで「スタミナラジオ」はあまり聴いたことがありませんでした。

 が、さすがに今日(3月16日)の分は聴きました。
 以下、その文字起こしです。

 「アンカー」起こしと同様、間投詞などもできるだけ再現&細かい相づちは支障のない限りカットしています。


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「アンカー」闇社会と政治家“黒いカネ”須田氏追及(付:土肥氏竹島問題)

■3/9放送「アンカー」須田慎一郎さんのコーナー

闇勢力が政治家狙う“黒いカネ”徹底追及

110309-03s.jpg 青山繁晴さんは腸閉塞(イレウス)を発症されたことにより、今週は番組をお休みされました。
 詳細は青山さんのブログ3/8付をご覧下さい。

 番組の冒頭、山本浩之キャスターの説明はこのようなものでした。
 「水曜コメンテーターの青山繁晴さんは、今週の月曜日の時点で体調不良、ということでしたので、今週の出演は控えていただきました」

 スタジオには須田慎一郎さんと島村洋子さんが出演されました。
 代わりと言ってはなんですが、今日は須田慎一郎さんのコーナーを起こすことにしました。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はテレビ画面をデジカメで撮影したものを使いました。粗くてすみません。


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「アンカー」中国・米国戦々恐々!中東・北アフリカの民主化ドミノ

【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

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■3/2放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

どこまで波及?中国と北朝鮮が戦々恐々…中東・北アフリカの民主化ドミノ緊迫情勢を青山ズバリ

110302-09nai.jpg 中東・北アフリカの民主化運動の波及を怖れ、抑え込みに躍起の中共。が、その中共が怖れているのは漢人ではなく、インターネットでもなく、実は……。

 コーナー前に、リビア情勢のニュース報道&青山さんの解説がありましたので、まずこの部分を要旨のみ記述、続けてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。

 本編は間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________

 …………青山さんの解説(あくまで要旨)…………
    (  )内は山本浩之キャスターの発言です

リビア反政府デモ 英政府などがNATO部隊をリビアに派遣する検討に入ったもよう(FNN3/2)
リビア反政府勢力衝突 カダフィ政権に対する国際社会の圧力、強さ増す(FNN3/2)

(チュニジアやエジプトと違って、リビアに対しては、国際社会がどのように関わっていくかが今後の大きなポイントになると思いますが?)

 リビアに関しては最新ニュースでかなりびっくりしてることがあって、今VTRにちょっと半分だけ出てきたが、皆さんご承知のとおり、カダフィ大佐の命令によって、何とリビア空軍が自国民を爆撃してるというとんでもないことがあって、これはあまりにもむごすぎるというので、イギリスを中心にヨーロッパ諸国が飛行禁止空域を作りましょうと。意味ちょっと分かりにくいですが、リビアは自分の国なのに、その上をリビアの飛行機、空軍だろうが民間機だろうが飛んじゃいけないというのを、国際社会が作ってしまうんですね。

 これ、かつてアメリカで戦争になる前のイラクで、イラクの北と南はイラクの飛行機は飛んではならぬ、アメリカの戦闘機は飛んでいいっていうね。ところが今回ヨーロッパがそれを言ったら、アメリカは、ゲーツ国防長官が、VTRに出てきましたが、ほんとの言葉は出てこなくて、ゲーツさん何て言ったかというと、これできないと言ったんですよ。で、そんなところにアメリカの力を回したら、アフガニスタンどうなるんだと。あるいはペルシャ湾どうなると。だからやれませんと言って、さらにアメリカの制服組トップのマレンさんていう統合参謀本部議長、トップの人が、やっぱりそんなことやるんだったら、リビアの防空能力、つまり地対空ミサイルとかも破壊しなきゃいけないからできませんと言ったわけですよ。これアメリカはかつてイラクで勝手にやっときながら、今回は嫌だってわけですね。だからいかにアメリカが今、中東で追い込まれているかが最新ニュースでよく分かる。

 それからもうひとつ、国際社会ってことについて言うと、さっきアメリカの国連大使が、リビアを、人権を監視する委員会から排除すると、これすごいことなんだっていうふうに彼女、力入れて言ってましたが、ご冗談でしょう。今までリビアは国連の人権監視の側だったのかと、思うのが普通であって、リビアが一体、他国の人権をどうやって指摘するんだと。

 だから、日本では国連って清く正しく美しいものと学校でも教えてるし、一般社会でも思う向きもあるけど、とんでもない。国連の現場へ行くとこのようにいい加減な二重基準、三重基準であって、醜いぶつかり合い、ほんとは醜いというのは不正確で、国益はどうせぶつかるわけですよ。だからこれを機会に、国連をはじめとする国際社会への見方を、僕らは変えていく良い機会だなと思ってます。

 …………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………

山本浩之
「そこで、今日の青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーでも、この北アフリカそして中東情勢に関連した、お話だというふうに伺っております」

青山繁晴
「はい。あの、今まで正直中東でいろんなことがあっても、その、油や、その、電気代を心配する人はいてもですね、その、動きそのものを心配されることってあんまりなかったんですよ」

一同
「そうですね」

青山繁晴
「ところが、それ今は全然違って、その、中東からドーッとこう中国や、その、アジアにも来てるんじゃないかっていう、その、心配事がありますね。で、今日はそのお話をしたいんですが、今日のキーワードは、番組始まって以来、こっから聞こえてくる(上を指さす。音楽が流れ始める。ドヴォルザークの交響曲第9番の第2楽章。「家路」などの愛唱歌としても知られている)。いいタイミングで出てくれました(笑)」

山本浩之
「あ、ドヴォルザークの新世界…」

青山繁晴
「そうです。これ、ミュージックキーワード、っていうことで、えー、初めての試みですが…」

山本浩之
「最近そうやって何か、演出まで関わってきてるんですか(笑)。この前は何か立ち上がって、手広げてましたからね。『アラビアのロレンス』の時…(2月2日放送分参照)」

青山繁晴
「ガンを切ってから、あ、それは切る前か、切る前後からちょっと別人になったかもしれませんが(笑)。えー、今日のキーワードはこのドヴォルザークの『新世界から』(新世界より)って曲にちなみまして、これです(フリップ出す)」

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山本浩之
「『新世界 THE New World』」

青山繁晴
「はい。えー、つまり、中東から始まった動きっていうのは、私たちの世界全体が新しくなることにつながる。その中には中国の不安もあれば、日本の大きな変革につながることもある。えー、希望も踏まえながら、今日はそのお話をいたしたいと思います」

山本浩之
「はい、ではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」

(いったんCM)

 …………………………VTR開始…………………………

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 チュニジアのジャスミン革命を発端に、中東や北アフリカで拡大する反体制デモ。
 遠く離れた中国でも、民主化を求める集会がインターネットで呼びかけられ、先月20日、北京や上海など13の都市が厳戒態勢に包まれた。

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(先月20日上海)
中国人青年A
「中国での一党独裁は早く終わってほしい」

周囲の人々
「(口々に)そうだ。よく言った!」

 各地で、呼びかけに応じて集まった若者が警察署に連行され、市民と警官とがもみ合いに……。

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(先月20日天津)
中国人青年B
「国民には言論・集会・団体を組織する自由があると、憲法35条に書いてあるじゃないか」

 さらに翌週には、集会の呼びかけは27の都市に拡大。

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 少数民族ウイグル族との衝突が懸念される新疆ウイグル自治区のウルムチでも、厳戒態勢がとられた。

 世界に広がろうとしている民主化の嵐。
 中国、そして世界はどのように変わろうとしているのか。
 青山繁晴がズバリ解説します。

 …………………………VTR終了…………………………
 
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「アンカー」中東激変で資源外交見直しを&菅首相描く政局シナリオ

【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

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■2/23放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

菅首相描くシナリオ解散は?混迷する政局その動きを青山ズバリ

110223-22ao.jpg 手術明けの青山さん、今日は関西テレビの東京支社から中継で生出演されました。お元気そうに見えましたが、まだ痛みがかなりあるのでは…。どうか無理はなさらないように…(T^T)
 (手術の件については、青山さんのブログをご覧下さい)

 大阪のスタジオには、松原聡さんが出演されました。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 今週は動画が見つからなかったので、画像はテレビをデジカメで撮影しました。粗くて申し訳ありません。


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「アンカー」東谷暁氏が解説“報道されないTPPの真実”(2)終

 2/22(火)の「竹島の日」記念行事に激励メッセージを送っていただけませんか?詳しくはこちらを。

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100216-03uso.jpg「アンカー」東谷暁氏が解説“報道されないTPPの真実”(1)の続きです。

(CM明け)

山本浩之
「狙われるのは日本の農地と、それから農業法人というキーワードが出てまいりました。アメリカは日本をどう飲み込むのか。続きをお願いしたいと思います」
 
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