「アンカー」レベル7の真相&震災対応より延命優先の菅政権
※【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■4/13放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
“ニュースDEズバリ”コーナーが復活しました。
菅政権退陣で期間限定の救国一致内閣を。「レベル7」発表の裏にはアメリカのプレッシャーが。なぜコウナゴだけに高濃度の放射性物質が検出されたのか。「まだら汚染」を隠す官邸はひとでなしだと農水省幹部。などなど。
コーナー前に、震災及び原発関連のニュース報道&青山さんの解説がありましたので、まずこの部分を要旨のみ記述、続けてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。
本編は間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
内容紹介ここから____________________________
…………青山さんの解説(あくまで要旨)…………
( )内は山本浩之キャスターの発言です
■菅首相、震災復興について計画段階から野党に協力求める考え強調 辞任要求は拒否(04/12 21:01)
■民主党代議士会 統一地方選挙前半戦での敗北受け執行部の責任問う声相次ぐ(04/12 21:27)
■民主・小沢元代表、自らに近い議員約20人と会合 原発事故に対する政府の対応厳しく批判(04/13 01:25)
(記者会見で震災対応について強調した菅総理でしたが、復興は待ったなしです。1カ月が過ぎて菅政権それから菅総理もやはり総括というのが必要だと思うんですが)
僕は、ご承知のことと思いますが、震災の初期の段階から菅さん辞めるべきだと申してきて、この『アンカー』で金曜日の森田実さんもそう申されてたそうですね。僕や森田さんがそう言ってた頃は、むしろ言ったために嫌がらせもずいぶんあったんですが、もうあれから1カ月弱の間にもうすっかり常識みたいになってしまったですね。菅さんがいることによってむしろ人災が増えていて、はっきり言うと菅さんが1日総理を続ければ1年分の国益が失われると言わざるを得ないぐらいの状況になってます。それが皮肉なことに与野党超えて常識になりつつあるんですが、しかし現実の問題として、菅さん辞めるつもり全くないんですよ。
ということは、菅さんの意に反して辞めてもらわなきゃいけないから、ひとつにはやっぱり世論・国民が頑張らなきゃいけないということと、それから与野党超えて菅さんに辞めていただきたいとなってるんだという客観情勢を菅さんに分かってもらうしかない。
その上で、菅さんが辞任やむなしになったとすれば、そのあとのことの方がむしろ課題ですね。現実に今どうなってるかというと、民主党の中で菅さん辞めたら私総理やりたいと思ってる人は、僕は端的に言うと2人だと思ってます。前は3人だったんですよ。前の3人は岡田さん、原口さん、仙谷さんだったと考えてます。ところが岡田さんは統一地方選挙があまりにも惨敗して、とてもその可能性はないですね。残ってるのは実質、原口さんと仙谷さんになるんですが、民主党から今回また総理が出て、それでそのあとの国会運営どうなるかというと、結局ねじれ国会のままですから、復興予算を執行するための法律も通らなかったり、復興は待ったなしの状況なのに国会運営がろくにできなくて、それが遅れるってことになりますから。
ということは菅さんがもし、ついに責任を自覚されて辞められたとしたら、それが実現したとしたら、民主党から出るんじゃなくて、他の党か無所属から出なきゃいけないということだと思います。じゃあ自民党かといえば、申し訳ないけど谷垣さんが総理になったらまた別な意味のリーダーシップに課題が出てしまう。はっきり言うとリーダーシップ足りないと思いますから、そうするとじゃあ若い石破さんとか幹事長の石原伸晃さんに行くのかというと、今回は僕は若い総理はいけないと思うんですよ。
今回だけは若くて野心たっぷりでどうしても我欲が出てしまう総理というのは要らないんです。ほんとは普段から我欲の強い人は困るんですが、こういう時期は特に要らない。どうしてかというと、要するに救国一致内閣を作らないといけない。その時に我欲がある人がなってしまったら、要するに批判が出にくい救国一致内閣をずるずる続けられたら困るんですよ。端的に言うと、僕はやっぱり半年しかやらない内閣だと思います。その先はやる気がないと。
どうして半年かというと、先週も申しましたが、あえて解散総選挙を早くやるべきだと思います。つまり半年間の間に総理自ら我欲を捨てて、そういう閣僚も集めて、民間の力も使って、復興の基礎を固めて、福島原子力災害もその半年の間にいちおうの落ち着きを取り戻して、その上で解散総選挙をやって、しかし被災地に迷惑のかかる選挙のやり方じゃなくて、つまり名前連呼だけの選挙はやめて復興の政策だけを問う選挙にし、しかも投票所に行かなくても、例えば避難所にいても、あるいは自分の住んでる地域と違う所に、遠くに、例えば関西に避難してても投票できる選挙をやって、で、半年間の間に我欲のない政治をやってもらう。
(その我欲のない人っていうのはどなたですか?)
この部分だけは僕の個人的意見ですが、平沼赳夫さんしかないと思ってます。平沼さんには僕はもともとかなり批判的です。『アンカー』でも、たちあがれ日本を作られた時に、こういう野合を呼ぶような政党作りはよくないと申しました。そのために与謝野さんの迷走も僕は起きたと思ってるわけですけど、しかし平沼赳夫さん、我欲を持たない、今お持ちでないってことについては、直接お話しした印象からも僕は確信してるんですね。この時期にですよ、たった今この国難の中で我欲を持っておられない方だと思います。それから大病をなさって、その意味からも、やっぱり大病超えていくと、僕もガンの手術して改めて思うんですが、やっぱりそれは人間にとってひとつの転機で、僕がそうなれてるわけじゃありませんが、平沼さんはやっぱり大病をむしろ活かして、かつての野心満々の若手の頃の平沼さんと違う人です。しかもたちあがれ日本という非常に小さな政党のトップですから、まあ無所属に近いと言ってもいい。
(そうすると今、平沼さんの名前が出ましたが、そういった方をサポートする優秀な人材が必要になってきます。かつて日本政界にはそういった方いらっしゃったと思うんですが、その復興の実行部隊の長になって差配できるような、そういう政治家っていうのはどうでしょう?)
これは官僚OBも含めて、非政治家だと思いますね。憲法の定めによれば、閣僚の半分は国会議員以外から選ぶことができますので。で、阪神淡路大震災の体験を踏まえれば、あの時に復興委員会ありましたよね。復興委員会は官僚を上手に使った面がありました。完璧ではなかったけれども。だから今、官僚OBも含めてって言ったのは、官僚組織、今もう政治主導の名の下に滅茶苦茶になってる官僚組織を立て直していける人を復興担当大臣に据えて、それも一元化して、全責任は総理が、平沼さんでなくても総理がとって、権限は全部、復興担当大臣が実務は担うという体制が必要だと思います。
(確かにそうですね。昨日の会見で菅総理が言ったのは、復旧でなくて復興だと。これはかつて後藤新平が言ったことをそのままなぞらえただけのことなので、本当の実行力、リーダーシップのとれる方に先頭に立ってもらいたいと思います)
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■4/13放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
原発事故最悪の“レベル7”に・震災対応より延命優先菅政権を青山ズバリ!

菅政権退陣で期間限定の救国一致内閣を。「レベル7」発表の裏にはアメリカのプレッシャーが。なぜコウナゴだけに高濃度の放射性物質が検出されたのか。「まだら汚染」を隠す官邸はひとでなしだと農水省幹部。などなど。
コーナー前に、震災及び原発関連のニュース報道&青山さんの解説がありましたので、まずこの部分を要旨のみ記述、続けてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。
本編は間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
内容紹介ここから____________________________
…………青山さんの解説(あくまで要旨)…………
( )内は山本浩之キャスターの発言です
■菅首相、震災復興について計画段階から野党に協力求める考え強調 辞任要求は拒否(04/12 21:01)
■民主党代議士会 統一地方選挙前半戦での敗北受け執行部の責任問う声相次ぐ(04/12 21:27)
■民主・小沢元代表、自らに近い議員約20人と会合 原発事故に対する政府の対応厳しく批判(04/13 01:25)
(記者会見で震災対応について強調した菅総理でしたが、復興は待ったなしです。1カ月が過ぎて菅政権それから菅総理もやはり総括というのが必要だと思うんですが)
僕は、ご承知のことと思いますが、震災の初期の段階から菅さん辞めるべきだと申してきて、この『アンカー』で金曜日の森田実さんもそう申されてたそうですね。僕や森田さんがそう言ってた頃は、むしろ言ったために嫌がらせもずいぶんあったんですが、もうあれから1カ月弱の間にもうすっかり常識みたいになってしまったですね。菅さんがいることによってむしろ人災が増えていて、はっきり言うと菅さんが1日総理を続ければ1年分の国益が失われると言わざるを得ないぐらいの状況になってます。それが皮肉なことに与野党超えて常識になりつつあるんですが、しかし現実の問題として、菅さん辞めるつもり全くないんですよ。
ということは、菅さんの意に反して辞めてもらわなきゃいけないから、ひとつにはやっぱり世論・国民が頑張らなきゃいけないということと、それから与野党超えて菅さんに辞めていただきたいとなってるんだという客観情勢を菅さんに分かってもらうしかない。
その上で、菅さんが辞任やむなしになったとすれば、そのあとのことの方がむしろ課題ですね。現実に今どうなってるかというと、民主党の中で菅さん辞めたら私総理やりたいと思ってる人は、僕は端的に言うと2人だと思ってます。前は3人だったんですよ。前の3人は岡田さん、原口さん、仙谷さんだったと考えてます。ところが岡田さんは統一地方選挙があまりにも惨敗して、とてもその可能性はないですね。残ってるのは実質、原口さんと仙谷さんになるんですが、民主党から今回また総理が出て、それでそのあとの国会運営どうなるかというと、結局ねじれ国会のままですから、復興予算を執行するための法律も通らなかったり、復興は待ったなしの状況なのに国会運営がろくにできなくて、それが遅れるってことになりますから。
ということは菅さんがもし、ついに責任を自覚されて辞められたとしたら、それが実現したとしたら、民主党から出るんじゃなくて、他の党か無所属から出なきゃいけないということだと思います。じゃあ自民党かといえば、申し訳ないけど谷垣さんが総理になったらまた別な意味のリーダーシップに課題が出てしまう。はっきり言うとリーダーシップ足りないと思いますから、そうするとじゃあ若い石破さんとか幹事長の石原伸晃さんに行くのかというと、今回は僕は若い総理はいけないと思うんですよ。
今回だけは若くて野心たっぷりでどうしても我欲が出てしまう総理というのは要らないんです。ほんとは普段から我欲の強い人は困るんですが、こういう時期は特に要らない。どうしてかというと、要するに救国一致内閣を作らないといけない。その時に我欲がある人がなってしまったら、要するに批判が出にくい救国一致内閣をずるずる続けられたら困るんですよ。端的に言うと、僕はやっぱり半年しかやらない内閣だと思います。その先はやる気がないと。
どうして半年かというと、先週も申しましたが、あえて解散総選挙を早くやるべきだと思います。つまり半年間の間に総理自ら我欲を捨てて、そういう閣僚も集めて、民間の力も使って、復興の基礎を固めて、福島原子力災害もその半年の間にいちおうの落ち着きを取り戻して、その上で解散総選挙をやって、しかし被災地に迷惑のかかる選挙のやり方じゃなくて、つまり名前連呼だけの選挙はやめて復興の政策だけを問う選挙にし、しかも投票所に行かなくても、例えば避難所にいても、あるいは自分の住んでる地域と違う所に、遠くに、例えば関西に避難してても投票できる選挙をやって、で、半年間の間に我欲のない政治をやってもらう。
(その我欲のない人っていうのはどなたですか?)
この部分だけは僕の個人的意見ですが、平沼赳夫さんしかないと思ってます。平沼さんには僕はもともとかなり批判的です。『アンカー』でも、たちあがれ日本を作られた時に、こういう野合を呼ぶような政党作りはよくないと申しました。そのために与謝野さんの迷走も僕は起きたと思ってるわけですけど、しかし平沼赳夫さん、我欲を持たない、今お持ちでないってことについては、直接お話しした印象からも僕は確信してるんですね。この時期にですよ、たった今この国難の中で我欲を持っておられない方だと思います。それから大病をなさって、その意味からも、やっぱり大病超えていくと、僕もガンの手術して改めて思うんですが、やっぱりそれは人間にとってひとつの転機で、僕がそうなれてるわけじゃありませんが、平沼さんはやっぱり大病をむしろ活かして、かつての野心満々の若手の頃の平沼さんと違う人です。しかもたちあがれ日本という非常に小さな政党のトップですから、まあ無所属に近いと言ってもいい。
(そうすると今、平沼さんの名前が出ましたが、そういった方をサポートする優秀な人材が必要になってきます。かつて日本政界にはそういった方いらっしゃったと思うんですが、その復興の実行部隊の長になって差配できるような、そういう政治家っていうのはどうでしょう?)
これは官僚OBも含めて、非政治家だと思いますね。憲法の定めによれば、閣僚の半分は国会議員以外から選ぶことができますので。で、阪神淡路大震災の体験を踏まえれば、あの時に復興委員会ありましたよね。復興委員会は官僚を上手に使った面がありました。完璧ではなかったけれども。だから今、官僚OBも含めてって言ったのは、官僚組織、今もう政治主導の名の下に滅茶苦茶になってる官僚組織を立て直していける人を復興担当大臣に据えて、それも一元化して、全責任は総理が、平沼さんでなくても総理がとって、権限は全部、復興担当大臣が実務は担うという体制が必要だと思います。
(確かにそうですね。昨日の会見で菅総理が言ったのは、復旧でなくて復興だと。これはかつて後藤新平が言ったことをそのままなぞらえただけのことなので、本当の実行力、リーダーシップのとれる方に先頭に立ってもらいたいと思います)
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