「それでも中国と付き合いますか?」
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「テレビも新聞も五輪五輪ってうるさいよ!」「虐殺五輪なんか見たくねぇや!」って方は、この機会に読書なんかに勤しんではいかがでしょう?
あ、でも今日紹介させていただく本はどちらかと言えばそういう方よりもむしろ、中国が抱える様々な問題については忘却の彼方で「わーい、オリンピックだ、お祭りだ」って浮かれちゃってる方にお勧めしたいというのが本音ですが(^_^;
■それでも中国と付き合いますか?
山際 澄夫 (著) ワック出版
本体価格933円+税
というわけで、山際澄夫さんの新刊です。7月下旬に発売になりました。
「日中友好」=「日本の隷属」という厳然たる事実を突きつけ、今こそ「日中友好」と決別せよ!と警鐘を鳴らされています。
「WiLL」「諸君!」などに寄稿された中国関連の論文がまとめられており、書き下ろしも3本収録されています。
過去の論文にはやや古い物もありますが、変化があった物については、現状を追記してくれています。
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■それでも中国と付き合いますか?
山際 澄夫 (著) ワック出版
本体価格933円+税
というわけで、山際澄夫さんの新刊です。7月下旬に発売になりました。
「日中友好」=「日本の隷属」という厳然たる事実を突きつけ、今こそ「日中友好」と決別せよ!と警鐘を鳴らされています。
「WiLL」「諸君!」などに寄稿された中国関連の論文がまとめられており、書き下ろしも3本収録されています。
過去の論文にはやや古い物もありますが、変化があった物については、現状を追記してくれています。
◇まえがきより引用
本書は日本を侵略国だと決めつける中国の主張がいかにウソで固められたものであるのか、そしてそれにも関わらず、日本国を代表する福田康夫首相、小沢一郎民主党代表が中国に対してどれほど卑屈な言動をしているか、また、親中、媚中、屈中派と言われる政治家は誰で、その言動はどのようなものかなどを検証している。
さらに、朝日新聞、読売新聞といった巨大メディアがいかに中国に屈服しているかも具体的に述べた。
ここに収容されている論文は『WiLL』、『諸君!』などに掲載した論文に書き下ろしを加えたものだ。それぞれを書きながら脳裏から離れなかったことは、中国とどう向き合うかということである。
中国はどうしようもなく厄介な国である。人口は最大。「改革開放」の美名の一方、軍事大国で覇権主義、民度は低く道徳は最低である。その上、環境を悪化させ、資源を食いつくし、少数民族を虐殺し、北朝鮮を始めとして世界中でテロを支援している。
だが、逃げるわけにはいかない。
中国と当たり前の関係を確立するには、自虐としか言えない思考パターンから一刻も早く脱却することこそ急務であろう。それは戦後の呪縛となってきた“日中友好”などというスローガンと決別することでもある。
山際さんは指摘します。
5月の胡錦濤来日時、日中首脳会談で、チベット人虐殺から目をそむけ、北京五輪はおろか上海万博まで心配してみせるとは、福田康夫首相はまるで「中国の執事」のような物言いではないかと。
インド洋への自衛隊の補給艦の派遣継続をめぐって、同盟国のシーファー米大使の要請を新聞記者の目の前で断る傲慢さを演出した民主党の小沢一郎代表が、昨年12月、訪中し胡錦濤と会談した際の態度はまるで「皇帝への拝謁」であったと。
「チベット問題は中国の国内問題」「北京五輪で応援することがあれば、ご指示いただきたいと(中国側)にかねてから言ってきている」と述べた河野洋平衆院議長はまるで「(中共の)男めかけ」ではないかと。
たった一人だけ、チベット問題で胡錦濤に面と向かって強い憂慮を表明した政治家がいました。安倍前首相です。
が、そこに居合わせた元首相で安倍氏に続いて発言を重ねた人物はいませんでした。
山際さんは嘆きます。「何という国なのだろうか。これが自由とか人権、平和を掲げる国の政治家なのだろうか」!
中国に対して物が言えないのは、政治家だけではありません。
4月26日に行われた長野の聖火リレーで、中国人の暴行を取り締まらなかった日本の治安当局、つまり政府。
そして、その実態をほとんど伝えることのなかった日本のメディア。
日本人のけが人や被害は産経新聞が5月5日に報じるまで、まったくと言っていいほど報じられなかったのです。
憲法で自由な言論が保障されているはずの日本において、治安当局はチベットの自由を叫ぶ日本人を隔離し、封じ込めました。
一方で、中国人の行動は制限されることはありませんでした。たとえ法を犯していてもです。
警察官に中国人による傷害を訴えて無視された日本人青年は、ネットで「長野には中国人を除いて言論の自由も歩行の自由もなかった。日本は最低の国だ」と痛烈に批判したそうです。
そう、あの日、長野は「日本」ではなかったのです。法治国家ですらありませんでした。法を曲げてでも中国人に便宜が計られたのですから。
法の遵守よりも、日本国民の自由や権利や安全よりも、「日中友好」が優先された。
一党独裁国家による少数民族への虐殺、弾圧を見ない振りするばかりか、自国民を押さえ込んででも「日中友好」をアピールした。
これが“アジア一の民主主義国家”の取るべき態度なのでしょうか?
福田首相も政治家もメディアも、世界の動きを何にも分かっちゃいないのです。
四川大地震発生後、日本ではほとんど誰もチベットのことを語らない、報じない、そんなふうになってしまいました。
しかし、その間にもダライ・ラマ14世はヨーロッパ各国を巡り、要人の歓迎を受け続けているのです。北京五輪期間中はフランスを訪問中です(11日〜23日まで)。
(但し、サルコジ大統領は中国政府に配慮し、ダライ・ラマとは面会しないことを決めました。そのため国内では批判が沸き起こりました(読売8/8)。その後、中国に反発するクシュネル外相がダライ・ラマと20日に面会する見通しとなりました(日経8/15))
それにひきかえ、日本政府の対応はひどいものです。チベットと同じアジアの国であり、同じ仏教国でもあるというのに。
チベット蜂起が伝えられてまだ1カ月も経過しておらず、欧米はじめ世界中が中国への激しい非難で沸き立っていた4月10日、ダライ・ラマがアメリカに向かう途中、トランジット(乗り換え)で成田空港に立ち寄りました。
ダライ・ラマにとって、チベット蜂起後、初めての外国訪問です。トランジットとはいえ、日本が初めての訪問国となったのです。
おそらく世界中がダライ・ラマの発言とともに、日本の対応にも注目していたことでしょう。
なのに、あの時の我が政府や政治家の態度はどうでしたか?腫れ物に触るような、非常につれない態度でしたよね。
ある政府高官は「(ダライ・ラマが来日しても)トランジットなら問題ない」と述べたそうです。これは中国政府の指示をそのまま述べたものだったのかもしれません。
もちろん、日本にもチベット問題に真剣に取り組み、精力的に活動している政治家もいます。
たとえば民主党の松原仁衆院議員は、8月6日にダラムサラでダライ・ラマと会談したそうです(Web-Tab8/7)。
ちなみに松原議員は、長野の聖火リレーで日本人が中国人にボコボコにされた際の警察の対応等について、国会で質問もしています(動画こちら)。
が、肝心の政府の中に、チベット問題に積極的に取り組んでいる人がいるようには見えません。
メディアもそうです。ダライ・ラマに冷たい仕打ちをした局や記者が大勢いましたね。
特に、ダライ・ラマが日本に立ち寄った当日の夕方の、テレビ朝日のニュースはひどいものでした。YouTubeに動画がUPされたり、多くのブログさんが取り上げられたりしたので、覚えておられる方もいるでしょう。
ダライ・ラマの会見に出たテレビ朝日の記者は、このように伝えたのです。
『チベットでの暴動、聖火リレーの混乱という重大な政治問題を抱えた中での、自らのイメージをよくしようという狙いを感じさせる会見だった』
『サンフランシスコ(で行われた聖火リレー)がどうなったかは飛行機にいて知らないと、答えをはぐらかすような一面を見せました』
この件に関しては山際さんも怒り心頭で、このように述べています。
「これではまるで“犯人扱い”ではないか」
「ダライ・ラマは暴力による抵抗を訴えているわけでも、五輪のボイコットを呼びかけているわけでもない」
「中国の侵略で独立を奪われ、祖国を逃れて半世紀近くも亡命生活を送るダライ・ラマに接していながら、なぜこんな悪意に満ちた印象しか抱けなかったのだろうか」
私も不思議でなりません。なぜこれほどダライ・ラマに冷たくなれる日本人がいるのか?
中共が怖いのか?魂を抜かれてしまったのか?社の方針?それとも単にチベットについて無知なだけ?
こんな日本の現状を知ったら、人権に敏感な欧米の人たちは、そして何よりチベットやウイグルの人たちはどう感じるだろうか?
それを考えた時、私は恥ずかしさでいっぱいになるのです。
日本の報道を思い返してみますと、チベット問題は、四川大地震で吹き飛んでしまった感があります。
その四川大地震にしても、発生後しばらくは「様々な問題を抱える中国。北京五輪は無事開催できるのでしょうか」的な報道が多かったものの、ほどなく「もうすぐ北京五輪!楽しみですね!」と、浮かれモードに入ってしまいました。
(私の感覚としては、6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震で四川大地震が飛んでしまって、岩手・宮城内陸地震が落ち着いてきたあたりで、「北京五輪楽しみですね」方向に行ったような気がする)
チベット問題だけではありません。
日本の消費者の食の安全に直結した毒餃子問題。これについての中国側の対応はどうでしたか?日本側の対応はどうでしたか?
責任を日本になすりつけようとした中国の不誠実さ。それを受け、中国に厳しく迫るどころか「中国は前向きだ」とまで言った福田首相。
そんな中国や福田首相の対応に、日本国民もメディアも怒りを表明したのではなかったですか?
なのに、こちらも時間の経過とともに、すっかり下火になってしまいました。
続報がなかったので仕方ない面もあるのかもしれませんが、それにしても、あの時の怒りは一体どこに行ってしまったのだろう?と。
熱しやすく冷めやすいのは、日本人の悪い癖です。
中国側もそんな日本人の習性を見抜き、2月末(事件が発覚したのは1月末)の時点ですでに中国政府内には、日本人の「飽きっぽさ」を指摘、結論を急ぐ必要はないとの意見もあったそうです(産経2/28)。
そんな中国側の思惑通りに日本のメディアは動きました。毒餃子問題もチベット蜂起も四川大地震も、何事もなかったかのように、北京五輪モードに突入したのです。
「大気汚染が」「環境問題が」「食の安全が」「少数民族問題が」「暴動が」「テロが」と、アリバイ工作よろしくネガティブな前振りをすることはあっても、次の瞬間には「それはそれ。これはこれ。もうすぐ北京五輪!頑張れニッポン!」――。
ところが、北京五輪直前になって毒餃子問題が全く想定外の展開を見せたわけですね。開幕まであと2日というところまで来て、動きがあった。
製造元の「天洋食品」が事件後に中国国内で回収した餃子を食べた中国人が、メタミドホスによる中毒症状を起こしていたことが、明らかになったのです。
おいおい、中共よ。回収した餃子が中国国内で再度流通していたというズサンさもさることながら、さんざん「日本で混入した」と主張し、日本を貶めておいて、今さら何じゃそりゃ!
しかも未だに「すみませんでした」の一言もない。どういうこっちゃ!
もちろん毒餃子問題の諸悪の根源は中国側にあります。
が、ここでは【それでも中国と付き合いますか?】目線で、日本政府の対応を特に問題にしたいと思います。
中国側がこの新事実を日本側に通告したのは、北海道洞爺湖サミットの初日である7月7日の深夜だったとのことです。
が、日本政府はこの情報を公表せず、8月6日に読売新聞が報道するまで表沙汰にはなりませんでした。
百歩譲ってサミット期間中の公表が無理だったとしても、終了後速やかに公表すればよいものをしなかったということは、最低限、北京五輪が終わるまでは隠蔽しておこうってことで、政府内で話がまとまっていたんじゃないでしょうか。
読売の報道があった翌7日、高村外相は、新事実を非公開にしたのは中国政府からの要請によるものだったと述べ、首相もそのことを認めました。
高村外相は公表しなかった理由について、「今発表されてしまうと捜査に支障を来すので、これから捜査が進むまでは発表しないでくれとの縛りをかけた情報提供だった」(産経8/7)と説明しました。
はぁ?この説明、おかしくないですか?だって日本側の捜査はもう終結してるんですよ。
事情聴取や実況見分も終了し、商品の鑑定も完了し、中国側に伝えるべき情報も全部伝え済です。日本の警察がやれることは全部終えて、あとは中国次第なんですよ。
なのに、なぜ「今発表されてしまうと(中国側の)捜査に支障を来す」のでしょうか?理屈が通らんと思うのですが。
それとも中国の捜査というのは、日本の動き(世論の動向とか)に影響を受けたりする、そういう非科学的なものなんですか?(笑)
つーか、中共は、今発表されてしまうと「捜査」じゃなく「操作」に支障を来す――と、考えたんじゃないんですか?
高村外相の発言はごまかしでしかありません。
今度のことで国民のほとんどはこう受け取りました。「福田政権は日本の消費者よりも中国政府に配慮するんだな」と。
私たちもそりゃ、毒の混入先については、当初から中国が怪しいとは思ってましたよ。
思ってましたけど、この新情報が公表されれば、「ああ、これでもう間違いない。毒はやっぱり中国で混入されたんだ」ってことで、さらに安心感を得られるんですから。
消費者の気持ちを考えれば、やはり即刻公表すべきではなかったでしょうか。
とにかく日本の政府である以上は、中共の事情に配慮するよりも、まずは日本の消費者を優先してほしいものです(当たり前のことを言わせないでほしい)。
が、この件では、政府だけでなくメディアもひどかったですよね。
何せセンセーショナルなことですから、初日はさすがに新聞もテレビも「新事実発覚!」「やっぱり中国で混入したんじゃないか!」「福田政権は情報隠蔽なんかして、日本の消費者を何だと思ってるんだ!」と怒りとともに、それなりの報道はしました。
が、やはりもう次の日には、「それはそれ。これはこれ。いよいよ北京五輪!頑張れニッポン!」――。
次の日というのは、先ほど書いた、高村外相が「非公表は中国側の要請」だと明らかにした8月7日のことです。
いわば日本が中国の情報統制下に入っていることを露呈したわけで、どえらい問題だと思います。もっと大々的に報道すべき事じゃないんですか?
にも関わらず、まともに報道したメディアの少なかったこと!
これ、先日も拙ブログでちょこっと紹介しましたが、特にテレビはひどかった。
8月7日夜の各局報道番組から、高村発言のニュースに費やした時間を書き出しますと、NHK「ニュース9」は1分、TBS「NEWS23」は2分、フジ「ニュースJAPAN」は30秒。日テレ「ZERO」も数十秒。短すぎる!
また、高村発言より前になりますが、8月7日朝の「とくダネ!」もひどかった。
「毒餃子で新事実が発覚」「日本政府が隠蔽してた」と伝えたまではよかったけど(でも特集ではなくニュース紹介コーナーの1つという扱いだった)、締めにかかったところで、長谷川豊キャスターがこんなことをのたまったのです。
「しかし、これが出たのが北京五輪の2日前というタイミングで、福田政権にとってはラッキーでしたね。もし他の時期だったら大問題にされているところですよ」
はぁぁぁぁ?!
だったらあんたらメディアがもっと時間を割いて報道しろよ!率先して福田政権を追及しろよ!世論を喚起しろよ!
デイリースポーツVS小倉智昭 五輪メダル数でバトルって、こんなしょーもない企画を放送する暇があるのならば!
普段、政治家のちょっとした失言とか、しょーもないことをいちいち鬼の首を取ったみたいに叩きまくるくせに、何で今回は「福田政権はラッキーでしたね」「他の時期だったら大問題にされてますね」で終わりやねん!
それもこれも、「北京五輪が何より大事」ってスタンスだからでしょう。
国民の安全よりも優先すべき事なんてあるんですか?それじゃ福田政権とやってること変わりませんよ。
テレビがおかしいという点で言えば、8月5日に明らかになった、日本テレビと東京新聞の記者らが中国の武装警察に拘束され暴行を受けた事件で(後に判明したことですが、東京新聞記者は肋骨3本にひびが入って全治1カ月!)、その夜の日本テレビ「ZERO」もそりゃまぁひどかったです。
事件の概要をVTRも交えて伝え(日テレ記者が拘束された際の起こしは拙エントリー8/6付に)、実際に暴行された記者のインタビューも折り込みつつ、スタジオでは村尾キャスターが中国批判、「おお、日テレGJ!」と思わせた直後にですよ、他のニュースもCMも一切挟まずに、いきなり明るい音楽とともに、「さ、開幕まであと3日と迫りました北京オリンピック!北京の○○さんと中継がつながってます。○○さ〜ん!」――。
当の被害者である日テレですら、このノリですよ。信じられない!(この件については産経コラム「断」8/14付で潮匡人さんも少し述べておられます)
あと、これはテレビだけでなく新聞にも言えることですが、北京五輪が開幕して以降、各局各紙ともトップ項目は五輪の競技結果、つまり「日本人選手がどんな活躍をしたか」というものですよね。
もちろんそれは晴れがましいことであり、広く国民に知らせるべきでしょうが、それも時と場合によっては優先順位を変えるべきではないでしょうか。
たとえば、開会式の翌日に北京で発生した中国人による米国人観光客殺害事件、これなど本来はトップで伝え、国民に広く注意喚起すべき事ではなかったでしょうか。これから北京に渡って観戦に行くって人もたくさんいたわけですから。
ネットをやってる人は外務省のHPで渡航情報をチェックできますが、ネットやってない人は見られませんよね。
せめてNHKぐらいはトップで注意喚起すべきではなかったかと思うんですが、何せ中国様の犬HKですからねぇ。私が見た限り、このニュースは後に回されて目立たぬ形になってました。
――あ、すみません。長々と私の「ぼやき」ばっかり(^^ゞ
山際さんの本の紹介に戻ります。
この本のうちおよそ3分の2は日本の媚中政治家、媚中メディアへの批判がくり広げられているのですが、もちろん中国そのものへの批判も忘れてはいません。
むしろ、日本国内の媚中勢力の言動を検証することによって、中国がどれほど悪辣でしたたかな国であるか、どれほど深く対日洗脳工作を進めているかなどを浮かび上がらせていると言えます。
そして、第4章「中国の嘘八百、これだけの証拠」の前振りにて、山際さん曰く――
「中国がジョージ・オーウェルの『1984年』を地で行く大ウソつき国家であることは明白だろう。彼らは独裁政治の正当性を誇示するため歴史を改ざんし、国民に反日をすり込んでは日本から富と技術を絞り取るのだ」
その時々の自分たちの都合で主張を変えてきた中国共産党。独裁体制を守るためなら、歴史の捏造も自らの変節も意に介さない。
なのに、それにいちいち振り回される日本の政府、政治家、メディアの情けなさ。
いや、むしろ彼らは好きでそう振る舞っているのでしょう。中国様に「いい子、いい子」してほしいのでしょう。それが日本の隷属化に直結しているなどとは露にも思わず。
いやいや、実は彼らはそれを望んでいるのかもしれません。本気で日本が「中華人民共和国日本自治区」となることを望み、その工作を推進しているのかもしれません。
この本でも批判されている河野洋平、加藤紘一などは、そのメンバーの中心的人物なんでしょうね。
しかし工作テクニックは稚拙というか、もう素人目にもわかりやすい言動をこれまでくり返してますよね。
むしろ「一見してそうとは見えない」人物の方が工作に長けているんだろうと思うし、実際そういう人物が多数、すでに日本で日々活動をしているんだろうなと思います。
……って、考えると、改めて恐ろしくなってきますわ(T^T)
北京五輪期間中の今だからこそ、媚中政治家やメディアに惑わされることなく、中国の問題点を改めて整理してみることが肝要かと思います。
とにかく日中関係を見つめ直すにはもってこいの本。オススメです!
※拙ブログ関連エントリー
・1/22付:「これでも朝日新聞を読みますか?」
こちらも山際澄夫さんの良書です。2007年暮れに刊行されました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あと、ついでと言っては何ですが、もう1冊紹介したい本があります。
業田良家さんの「独裁君」です。
小林よしのりさん責任編集の「わしズム」で連載されていたコミックをまとめたものです。
私はいつも立ち読みで「独裁君」だけ読んでました(^^ゞ。
今回まとめて読めて嬉しいです。
独裁君こと「シャルル・ド・クサイ」が主人公。金正日がモデルです。ブラックユーモア満載で大笑いします。
同時収録の「シャルルの女」「シャルルの男」は超シリアス。北朝鮮人民の悲惨な現状がよく分かります。
が、何と言っても目玉は「慈悲と修羅」でしょう。チベットの悲劇をこちらも超シリアスに描いています。
本の帯には「チベット問題を取り上げた問題作『慈悲と修羅』収録」と書かれた下に、勝谷誠彦さんの次のような短い推薦文が記されています。
「全世界の人々がこの作品を読むことがチベットの人々の尊厳を護る」
ネットに画像が一部流出していたようなので(英語字幕が付けられてたのをYoutubeで見た記憶が…)、それでご覧になった方もおられるかもしれませんね。
・・・・・・・・・・細切れぼやき(1コだけ)・・・・・・・・・・
■調査捕鯨妨害:シー・シェパードの3人を国際手配 警視庁が逮捕状(毎日8/18)
米国の反捕鯨団体「シー・シェパード」(SS)が昨年2月、日本の調査捕鯨船団に妨害を繰り返したとして、警視庁公安部は18日、威力業務妨害容疑でSSメンバーの男3人の逮捕状を請求した。国際刑事警察機構(ICPO)を通じて3人を国際手配する方針。調査捕鯨船団への妨害行為が立件されるのは初めて。野放し状態だった妨害を未然に防止するためにも強い態度で臨んだとみられる。(以下略)
えらく時間がかかりましたが、とりあえずGJ!
実際のところ逮捕は難しいんでしょうけど、日本国として「おまえらいい加減にしろよ!」という意志は示しておかないとね。
夕方のフジテレビのニュースで、木村太郎さんが「シー・シェパードのHPを見ると、スポンサーのロゴがずらずら載ってる。日本で有名なスポーツメーカーなんかもある。シー・シェパードのスポンサーはテロを支援していることになる。威力業務妨害にあたるんじゃないか」みたいなことを言ってました。
以前にもシー・シェパードのスポンサー企業に抗議をしましょうって2ちゃんねるなどで盛り上がってたようですが、今回の逮捕状請求を受けて、再び盛り上がる気配?
シー・シェパードのスポンサーリストはこちらにあります。
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Comments
紹介、有難うです。
ロシア×グルジア紛争という大きな事件があったのに、扱いがなおざりで日本のジャーナリズムは本当に程度が低いです
になったと思います。
チャイナフリーはまだまだ続きますね;;
もう福田、高村ラインはやる事が
すべて裏目に出ておりますね。
スタッフも含めてアホなんでしょうね
高校野球も終わってムーブ!が再開されましたね。
毒ギョーザ事件の特集がありましたが、勝谷さんが「私は警察庁が非常に本気であるということを直接知っています。今から日本の警察はがんばるので楽しみにしていてください」と言っていたので、とても心強く感じました。
日本人はたしかに飽きっぽいね。でもギョーザ事件は別だと思います。くっくりさんも言われてるように、なにしろ消費者の安全に直結していますから。
官邸も外務省も日本人よりも中国大事、ここはもう警察に期待するしかないですね。情けないことですが・・・。
あるいは偽装国家中国国営テレビが報じるオリンピックは、ひょっとしたら全部偽者で、本当は土佐礼子さんがマラソン優勝しているのかしら?
ただ、そのマスコミのお陰で、家の親は、食品のチャイナー フリーのみならず、最近はカンコク フリーも行っているようです。親が言うには、「韓国産といっても、北朝鮮産かもしれないし、本当なら日本で捕れていた海産物を奪って日本で売っているかもしれないので、そんなところの品物は買わない。」だそうです。流石に私も、親の加速する嫌中・嫌韓にちょっと辟易しています。
後、2chで盛り上がっていると言えば、毎日新聞の捏造報道がありますが、これも、ほとんどテレビでは報道されていませんね。
毎日新聞叩きを叩くキャンペーンを貼るブログも出てきましたね。
どうもアクセスアップが目的のようにも見えるので、アドレス掲載は控えますが。
私も思いました。今でも思ってます。これから起こせばいいんです。
「それでも支那と付き合いますか?」私も探してみます。
マスコミのダメさ加減に関して、幻冬舎新著「ジャーナリズム崩壊」上杉隆
もお勧めします。
「あんた何様?日記」様で紹介(http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20080812)されていたので自分も買ってみたのですが、此方も如何に日本の報道が終わってるかが分かりますので予算に余裕があるのならばどうぞ。
毒餃子中毒を中国が連絡してきたというのは、何らかの理由で隠せないと思ったか、日本に通知するほうが得策と考えたせいではないでしょうか。例えば、洞爺湖でのチベット隠しとか日本は虐殺国家・中国を救ったわけですから、毒餃子中毒が中国で出たことを知らせてもお釣りが来るのではないでしょうか。いずれにしても五輪の陰でチベットもウイグルも弾圧は続いているわけでこの五輪が虐殺五輪であったことは間違いありませんね。そういう自覚が、メディアや政治家にまったくといっていいほど見られないのが残念です。
結構並んでますね。
私も読んでみようと思います。
バスケットボールの試合で
中国人がUSAコールを叫んでいるのには笑ってしまいました。
>本当なら日本で捕れていた海産物を奪って日本で売っているかもしれない
親御さんのおっしゃるとおりじゃないですか。日本人が嫌中・嫌韓になるのは当然だと思いますよ。
>unknown_protcol氏
ジャーナリズム崩壊はその通りだけど、著者が上杉ですか、、、(苦笑)
「上杉だけには言われたくない」
という全共闘世代が大半を占めるというマスコミ関係は多いでしょうね。
24日に北京五輪は終わるそうですが中国政府はあれに計7兆円注ぎ込んだそうですね。
この後が本当に恐ろしいですよ