「アンカー」オバマ“核廃絶”は実現可能か?

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■8/12放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

オバマの“核廃絶”演説に広島・長崎の市長も期待表明・実現可能?青山ズバリ

090812-15kakusan.jpg 日本の核武装には絶対反対の青山さんですが、オバマ大統領のプラハでの「核なき世界」演説については非常に懐疑的です。

 なお、先週に続き今週もメインキャスターの山本浩之キャスターは夏休み。岡安譲キャスターが代わりを努めています。で、もう一人、先週に引き続き林弘典キャスターも同席。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________
 
岡安譲
「青山さんのコーナーなんですが、えー、先週はマニフェストでした。今週はどんな話題をしていただけるんでしょうか」

青山繁晴
「はい。あのー、今週、予感されてる方も、これかなと思ってらっしゃる方もいるんではないかと思うんですけれどね。というのは、この1週間考えていただくと、毎年のことなんだけども、やっぱり重大なことありましたよね。それはあの、皆さんご承知の広島、長崎の原爆記念日であって、64回目の夏がやってきたわけですけれども、今年の広島、長崎の平和記念式典は、もう過去とは全然違う大きなことがありましたよね。それは今年の4月5日にチェコのプラハという所で、オバマ大統領が核なき世界ということを、世界最大の核大国のアメリカが核なき世界ってことを言ったと。で、それについて、たとえば広島の秋葉市長などはですね、もう絶賛する、もうオバマさんと手を組むことが一番なんだという雰囲気を非常に強く出された。で、これは実はその、普通の国民の方々、あの、それは広島、長崎、被爆地の方々もほんと含めてだと思いますけど、普通の国民、つまり豊かな常識、健全な常識を持ってる国民こそ、大丈夫なのかなって疑問をほんとは持たれたと思うんですよ。そんなにオバマさんを持ち上げて、それが本当にその、被爆者の願いである核なき世界にほんとに結びつくのか。それほどオバマさんの言ってること、当てになるのかってことを、みんなほんとは思われたと思うんですよ。ところがね、なかなかね、そういうふうに言いにくいんですよ。こういうその、美しい言葉で語られることっていうのはですね。であると同時にその、すごく核という大事な問題なんですね。だから今日のキーワードはあえてこうさせていただきました(フリップ出す)」

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岡安譲
「『美しいバラ』」
 
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「アンカー」外交&安保は?各党マニフェスト点検とクリントン訪朝

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■8/5放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

外交&安保は?各党マニフェスト青山点検

090805-16shamin.jpg 各党マニフェストが出揃いましたが、外交・安全保障はどう記述されているのかを、民主党と自民党を中心に青山さんが比較し、問題点を提起。

 コーナー前に、クリントン元米大統領訪朝のニュース及び青山さんの解説がありました。そこの解説は箇条書き、続いてコーナー導入部〜本編は完全起こしでお送りいたします。

 なお、本日はメインキャスターの山本浩之キャスターが夏休みにつき、岡安譲キャスターが代わりを努めています。で、もう一人、ふだんはいない林弘典キャスターも同席。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________
 
米・クリントン元大統領北朝鮮電撃訪問、女性記者とともに帰国の途に(FNN8/5)

 …………以下、青山さんの解説(要旨)…………

●アメリカ政府が公式に言っている「これは私的な訪問です」は嘘。チャーター機の莫大なお金は誰が払う?クリントンさんがポケットマネーから出すとは考えにくい。帰りに給油だといって米軍基地に寄った。これは私的な訪問か?

●これらはいろんな説明つけるのかもしれないが、逃れられないことが1個あって、クリントン元大統領が行く前に、ヒラリー・クリントン国務長官つまり政府の一員がこういうふうに言った。2人の記者の問題については北朝鮮が恩赦を出してくれることを期待すると。ということは、2人を拘束したのは正しいんだと、それに対して処罰したのもやむを得ないんだと。いわばボールを投げてから夫のクリントン元大統領が行ってるから、要するにアメリカ政府が北朝鮮との交渉で道筋作ったところでクリントン元大統領が行ってることは明らか。これを私的な訪問と言う自体が、同盟国であり北朝鮮の脅威を受けている日本に対して無礼なことだと思う。

●どうしてそんな嘘をつかなきゃいけないかというと、アメリカには一種のトラウマがあって、訪朝は2回目。カーター元大統領が94年に行った時、行って下さいとお願いしたのはまさしくクリントン。この後カーターは金日成国家主席と会談して、その時、何と北朝鮮は核開発をやめると合意した。やめる代わりに原子力の平和利用するから軽水炉の原子炉作る、それ全部、日本やアメリカや韓国が作ってくれと。要は日本の技術力とお金を期待した。そして実際に北朝鮮で工事をやって、それが途中で突然北朝鮮が濃縮ウランを開発、つまりウラン型の原爆を開発してるという趣旨の発言をして、後で否定はしたが、それで工事が止まった。今、日本政府は、外務省HPを見たら分かるが、北朝鮮にカネを返せと求めていますとなってる。返すわけはない。

●今回またそれと同じことをくり返してる。それも北朝鮮が2人の女性記者という人質を使って同じくり返しを企んでると分かってるのに、やるということだから、いや、私的な訪問でとなってる。もっと深い部分でどうしてなのかというのは、この後コーナーで。

 …………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………

岡安譲
「だから私たちの日本の立場も含めてですね、この後の青山さんのコーナーも実はこのクリントン元大統領の訪朝が非常に深く関わっている」

青山繁晴
「はい。その通りで、あの、この後コーナーに行きたいんですけど、ちょっとあの、皆さんがやっぱり関心強いこと1つ付け加えておくと、要するに朝鮮中央通信を始めとした朝鮮メディアが伝えてるその、今回の写真でやっぱりおかしいなと思われたと思うんですね」

村西利恵
「健康状態の悪化が伝えられていたのに…」

青山繁晴
「ええ、あの、これちょっと打ち合わせなしでやってるから出るかどうか分かりませんが、その、座ってる写真のクリントンさんとその、金正日さんのこの大きさの違いとですよ、あの、立ってお2人が映ってる写真とあの、これ全然ね」

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青山繁晴
これ(立ってる写真)だとそんなに背が違わないように見えるじゃないですか」

村西利恵
「しかも血色もいいように見えるんですよね」

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青山繁晴
「で、これ(座ってる写真)だとすごく大きさが違うように見えるでしょ。それで僕はあの、クリントン大統領には実際にあの、2回お会いしてますけれども、あの、背はまあアメリカ人としては普通プラスアルファぐらいだけど、全体にすっごいでかいんですよ。グリズリーみたいにでかい」

岡安譲
「クマ。ええ」

青山繁晴
「で、金正日さんと会ったことはないけども、金正日さんが小柄だってのは世界でよく分かってるわけだから、座ってる時にはちょっと操作しにくいから、立ってる写真についてやっぱり操作したんじゃないかなって疑惑は、早くもその、各国の当局がこれ関心持って調べてるわけですよ。調べてるけどね、あの、何が言いたいかというと、要するに北朝鮮の宣伝にそうやって使われてますよということなんですよ。今後も使われますというところがね、この写真からも窺えますねということなんです」

岡安譲
「だからほんとにそういう意味ではアメリカは北朝鮮の術中にはまってほしくはないんですが、ま、今回もう行ってしまったものはしょうがないとして、じゃあ私たち日本の立場は一体どうなるんであろうと」

青山繁晴
「はい。でね、これは前回のカーター訪朝の時より悪くなってんですよ。というのはね、カーター訪朝の時はさっき言った通り、日本の技術力やカネを引き出されようした。それはけしからんけれども、でも日本の存在感すごい大きかったわけじゃないですか。要するに日本がいなかったら北朝鮮問題は解決できないってことでもあった。今回は全然もう日本と関係なくやってるわけです」

岡安譲
「全く無関係の……」

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青山繁晴
「はい。だから日本の存在抜きにしてアメリカは動いてるってことで、その、94年の時より、15年前よりもすごく悪くなってるってことなんですよね。で、その上で、いいですか、あの、今日のコーナーに入っていきたいと思うんですけれども、今日の“ニュースDEズバリ”コーナーは先週皆さんにお約束した通り、あの、マニフェストをやりたいんですね。あの、各党ようやく出揃いましたから。で、出揃ったマニフェストを全部積み上げたらこれぐらい(両手で20cmぐらいの高さを示して)になるわけですけどね、その中でその、外交・安全保障だけ取り出すとだいたいこれぐらい(上の画像参照)の厚さになるわけですよね。この外交・安全保障のことに今日はあの、絞ってやりたいと思います。それどうしてかというと、まさしくこれが理由です(フリップ出す)」

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岡安譲
「『クリントン・ショック』」

青山繁晴
「はい。あの、今、お話ししました通り、その、クリントンさんの今回の訪朝というのは、日本にとってはこれ、クリントン・ショックとしてあえて受け止めるべきだと思ってます。すなわちもう世界の中で日本の存在感が失われていってて、あの、アメリカみたいな同盟国からもその存在感が失われてて、日本抜きでアジアの問題が解決されようとしてる。そういう時にその、この総選挙で外交・安保を争点にしないでいいんでしょうかということ、それを中心に考えたいと思います」

岡安譲
「はい。日本の未来を大きく左右する安全保障について、コマーシャルのあと青山さんの解説です」

(いったんCM)

岡安譲
「クリントン元大統領の電撃訪朝はまさに日本の安全保障上、クリントン・ショックとも言うべきで、今こそ日本の安全保障が議論されるべきなんだということを青山さんは先ほどおっしゃいました。それでは詳しい解説をお願いします」

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青山繁晴
「はい。あの、こうやってようやく各党のマニフェストが出揃ってきたんですけど、あの、今日最初にね、安全保障の話に行く前にね、一言やっぱり皆さんにお話ししておきたいと思うのは、このマニフェストって言葉ね、これほんとは嫌ですね」

村西利恵
「なぜですか?」

青山繁晴
「何で日本の選挙にこうやって外来語を使わなきゃいけないのか。あの、さっきの裁判員制度じゃないですけど、僕これあの、当初から反対で、今も反対なんですよ。ただ、まあもうしょうがない(笑)。あの、こうなったら定着させるしかしょうがないでしょうが、それだけによけいね、これやっぱり原点をもう1回、一瞬だけ確認しておきたいんですけどね、これマニフェストってこの、ここにちょうど文字がありますけどね」

村西利恵
「綴りがあります、はい」

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青山繁晴
「これあの、普通の英語だったらここまで(tまで)ですけど、最後にO(オー)が付いてる。これもともとイタリア語が始まりですね。で、マニフェストってそのイタリア語の意味は、あの、英語で言うとDeclaration、日本語で言うと宣言っていうことであって、つまりあの、こういう理念をはっきり宣言しますよと、パチッとこういう原則を決めてしまって、だからこの原則の下にいろんな個別の政策がぶら下がりますよっていうことなんですね。従って安全保障に限らず、あの、このマニフェスト、あの、特に今回の総選挙では、たとえばあの、子供のいらっしゃるご家庭にどういう手当を行うかというのがね、ま、各党その、やっぱり出し合いみたいになってて、そこは競争になってるでしょ。でも、たとえばそのことについてマニフェストの本来の姿で言うと、たとえば日本の人口はこれから減ると言われてるけれども、しかしたとえば1億人まではね、減ってもしょうがないけど、ここは絶対に確保すると、ね。ま、それが9000万人でもいいですけど、その、ちゃんと合理的な理由をつけて、たとえば1億人だけは絶対確保しますと。で、そのためにはどうするかと。で、この1億人ってたとえば数字があって、そのためにはその、私たち、たとえば僕自身も増税にも耐えて、その1億人を守るためにこういう負担をしますというふうにやるべきなんですね。その肝心なその理念、この国のその、姿っていうものについてのやっぱりマニフェストはあの、全体に弱いなというのがやっぱり感じますね」
 
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「TVタックル」張景子の( ゚Д゚) ハァ?発言集その2(付:本澤二郎氏)

■8/3放送「TVタックル」北朝鮮&中国

「暴発寸前!?北朝鮮の核&後継者…中国マネーが日本買収&資源略奪格差暴動!!(秘)民族問題」
出演者:ビートたけし・阿川佐和子・大竹まこと・三宅久之・王曙光・張景子・金慶珠・勝谷誠彦・本沢二郎・江口ともみ(当日のテレビ欄より)

 本日は張景子さんの( ゚Д゚) ハァ?発言集です。
 他の出演者によるツッコミ付き(1箇所だけ私くっくりのツッコミ)。

 敬称略。あくまで要旨です。
 そのうちネットで動画が出回るかもしれませんので、正確な発言はそちらでご確認を。
 
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「アンカー」米中急接近とウイグルその後(付:民主マニフェスト)

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■7/29放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

どうなる政権選択…総選挙まであと32日に・注目選挙を青山ズバリ

090729-08busou.jpg  当日のテレビ欄はこうなってましたが、今日の主なテーマは米中戦略・経済対話、それからウイグル暴動のその後。青山さんが言われるように、米中接近については日本でも総選挙の争点になるべきものなのですが。

 コーナー前に、27日に出された民主党のマニフェストについて青山さんの解説がありましたので、そこから起こします。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________
 
自民党、幼児教育の無償化などを柱にした衆議院選挙マニフェスト案まとめる(FNN7/29)

 …………など、政治関連のニュースVTRの後…………

山本浩之
「ま、いろんな話があろうかと思いますけれども、教育費に関しては各党ともこの、続々と無料化といったものを打ち出してますよね。これについてはどういうふうにお考えですか」

青山繁晴
「あのー、どこの党も、ま、横を睨んでね、教育費あるいは子供に対する手厚い補助っていうものを重視してるなあ、もう票狙いだなあっていう批判は当然出ると思うんですが、僕はちょっとそこは考えが違っててですね、あの、これだけ子供が少なくなっていく時代に対抗して、その、あえて子供がいて、子供を育ててる家庭はちょっと特別扱いに見えても、その、保護しましょうっていうね、国民合意がだいぶできてきたと思うんですよ。で、もちろん子供のいない家庭もいる家庭も全く同じ家庭の値打ちなので、そこはあの、いらうことはできないんですけどもね。あの、だけども子供のいない家庭であったり、あるいは僕のようにもう子供がもうけっこう大きくなっちゃった家庭であっても、今現在子供を育てている家庭を大事にしましょうという国民合意ができてきたから、どの党もそれを盛り込むということになってるんで、やっぱり問題はその、財源をどうしますかっていうことでね」

山本浩之
「そうですね、ええ」

青山繁晴
「で、これはあの1つ、ま、自民党はまだ正式発表の2日前なわけですけど、その、今の段階で僕は不満があるのはその、民主党にいわば対抗して消費税の増税を匂わせたのはいいんですけど、それが依然として検討とか準備ってことになってるわけですね。だけど自由民主党ってもう半世紀以上も政権を担ってきて、税制もさんざんその、実地にやってきたわけですから、これ消費税をその、目的税にしてですね、その、少子化対策とか、あるいは福祉のために使うっていうものにするんだったら、消費税は引き上げますとはっきり有権者に示すべきで、で、それ示してくれるとですね、たとえばその民主党のマニフェストの欠点も、つまり有権者から見たら分かりにくいって、財源問題分かりにくいって欠点もね、ある意味、その、民主党のためじゃなくて有権者のために分かりやすくするんですよ。というのは、自民党の方はその、長い政権を担ってきた経験と責任によって、もう消費税ってものははっきり言うと。で、民主党の方は、いや、消費税を入れる前に無駄遣いが実は隠されてるから、無駄遣やめましょうと。だけど民主党はこれ新しくやるから、やっぱりやってみなきゃ分からない不確かなところがあると。すると有権者の側は、今までの実績を評価して安定的に考える方を選ぶのか、それともちょっとリスクはあるけれども新しいやり方を選ぶのかって、こうはっきりするじゃないですか。ちょっと昔の保守と革新ぐらいはっきりするわけですね」

山本浩之
「確かにそうですね」

青山繁晴
「こういうふうにはっきりさせてくれるのがマニフェストの値打ちだから、まず自民党の方から消費税の引き上げをその、準備とか検討じゃなくてはっきりさせることが大事だと思います。あと2日あるんだから」

山本浩之
「政権与党としてやはりそういうふうな骨格、新たな骨格作りっていうものに対してはっきりと明言するべきだと思うんですね。で、その野党の民主党の方はですね、ま、言ってみたら新しく初めて家を建てるのにですね、まだ予算の見積もりもできてないのに、その、たとえば壁紙は何色にしましょうとか、えっと、玄関の明かりはこういうグレードの物でとかって、そういうことばっかり言わされてるみたいで、もっとその予算、だって見積もりオーバーしてたらできないわけですし。で、それよりも基礎がちゃんとなってるのかとか、耐震補強きちんとできてるんかっていうところまで言ってほしいですね」

青山繁晴
「んー、そうなんですね。で、あの、民主党の財源案ていうのは、その、無駄を省いてやったら16兆8000億出るって言うけど、その、出なかったらどうするんですかっていう担保がないんですね」

山本浩之
「ええ、ええ」

青山繁晴
「だからさっきバージョン2って話がありましたけどね。その、何か50ページぐらいになるってことは、今23ページですからね、倍以上になるわけですよ。だからもし17兆円弱が出なかった時にどうしますか、それをこないだはその、政調会長の直嶋さんが今、政府がやってる施策をそれ、やめて、そこでお金出すんだってなこと言ったけど、そうするとたとえば防衛費がいきなりドンと削られたりってことにもなる。すると、そういうことに関心強い有権者は不安を持つ。だからそうじゃなくて、あの、無駄を出せなかった時はどうするかっていうとこまで踏み込んでほしいですね」

山本浩之
「だから与党にも野党にもそれぐらいやっぱり厳しい目でみんなが見てるということなんでしょうけれど、それに関してもう1点なんですけれども、今日、民主党の鳩山代表がインド洋での海上自衛隊給油活動について、民主党が政権を獲得した場合は、法律の期限が切れる来年1月で終了させる考えを示したと。これはどうなんですか」

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青山繁晴
「これはね、あの、これがバージョン2出さなきゃいけない大きな理由だと思うんですよ。実は最大の理由だろうと思うんですね。というのはあの、今、民主党は月曜日に出したマニフェストって、何と安全保障の言葉が一言もない。1箇所もないんですよ。で、あるのは外交っていう項目だけですけど、それはその23ページ、一番最後の方に出てきて、それまでこうやってあの、今(VTRを)見て下さってるように色刷りなんですが、その、最後の外交のページだけ白黒になってるんですね」

村西利恵
「なぜかそうなんですね」

青山繁晴
「ええ。それなぜかって理由があってね。こういうところ赤くやってんのは、その、5つの約束っていうところは、こう赤で強調してるんですね。ところが外交・安全保障は国民に約束ができてないから、だから赤く塗れなかったってのが実態なんですね。で、その後にたくさん批判が出て、あの、批判ていうのはその、たとえば連立の相手かもしれない社民党から、これじゃ組めないって話がまた出てきたから、やっぱりその、インド洋から自衛隊引き揚げましょうってことになったわけですよ。するとあの、イラクにはもう自衛隊いないし、インド洋からも引き揚げると。そうすると日本の国際貢献どうするんですか、日米同盟どうするんですかってことをもう1回立て直さないといけないんですね。それでバージョン2だと思うんですが、これはちょっとね、やっぱり政権を担おうかって政党が外交安保についてこの様子っていうのは、やっぱりあの」

山本浩之
「いやー、はっきり聞きたいですね、そのへんは」

青山繁晴
「ええ、有権者はきびしい目で見ると思いますね、はい」

山本浩之
「そうですね。ま、あの経済問題だけではなくって、外交問題も待ったなしの状況に来ていると言えると思うんですけれども、この日本が衆院選に向けて政治空白とも言える間にですね、アメリカと中国が接近して友好な関係をアピールしております」

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「米中戦略・経済対話」2日目 核の不拡散や環境問題など幅広い話し合いが行われる(FNN7/29)
米中戦略・経済対話閉幕 クリントン国務長官、両国の親密ぶりをアピール(FNN7/29)

 …………など、米中戦略・経済対話関連ニュースVTRの後…………

山本浩之
「この2日間の戦略・経済対話、青山さんはどういうふうにご覧になってましたか」

青山繁晴
「んー、あの、今のね、VTRのアナウンスでもね、その、米中の親密ぶりをアピールというね、ありましたけど、ちょっとそういう見方ははっきり言って甘いと思うんですよ。いや、この番組だけじゃなくて、もうメディアはずっとそういうふうにやってるでしょ?これアメリカと中国は何となく仲良くやってますねっていうような、そんな生やさしい話じゃなくて、一言で言うと、アメリカ合衆国がサミットを否定したってことですよ。こないだイタリアのラクイラでね、そのG8、サミットやったばっかりでしょ。で、サミットっていうのは本来はまず数が少ない、それがメリットで、数が少なくて自由と民主主義で考え方が同じで、だからその、国連は192カ国もあって話がまとまらない。だけどサミットは数が少なくて考えが同じだから、ちゃんと考えまとまって実行できると。だから世界にとって貢献するっていうのがサミットだったわけですね。ところがロシアがサミットに入ってきたからだんだん話がおかしくなって、考え方が違う、数もどんどん増えていく、もうサミットの決定力がなくなってきた。じゃあもう1回やり直そうかになった時に、アメリカが選んだのは中国選んだわけですよ」

一同
「はぁー」

青山繁晴
「中国はいくら経済が強くなっても共産党の独裁なんですよ。それ、自由と民主主義のアメリカとその、共産党独裁の中国で世界を決めていきましょうと。ほんとは考え方は違うのに、これ無理に同じことにしなきゃいけないから、当然アメリカが人権問題などと追及できるはずはなくなったわけですよ。もう追及できない。あの、ヒラリーさんが少しその、ウイグルについて触れたりしてますけど、これははっきり言って世界に対するリップサービスでね、中国は、いやそれ内政問題ですって言ったら、ああそうですかで終わったのが実態ですから、これはあの、私たちが今まで見てきた枠組みを変える話であるから、アメリカと中国がニコニコ仲良くやってますね、ワシントンっていう遠い所でやってますね、あの、大阪から、東京から遠いですね、いや、全然違う、これ日本の運命に関わる話ですよ」

山本浩之
「そんな状況にあって、ま、もちろんその選挙ってことになりますと、その前後2カ月、あるいは2カ月以上ですね、空白があるっていうふうに言われますけれども、いくらその政治空白の状況だからって言って、じゃあ日本のその政治のリーダーたちがですね、どういうふうな考えでいるのかっていうのは、私たちは心配になるわけですけどもね」

青山繁晴
「これがね、あの、他の国だと選挙やってる時にこうやってその、アメリカと中国が急にくっついたりすると、これがすぐ争点になってですよ、これをどうするのかっていうのを必ず与野党の政治家は発言しなきゃいけなくなって、それが選挙の争点になるんですが、日本だと政治空白ってことになっちゃうわけですよ」

山本浩之
「そうですねー」

青山繁晴
「ええ、だからね、僕たち有権者の方も考え方変えなきゃいけないんですよ。政治空白だから今発言ないのはしょうがないんじゃなくて、ちょうど選挙の時にアメリカと中国の新しい動きができたんだから、麻生さん鳩山さん考えを聞かせて下さいよと記者の方も追及しなきゃいけないんだけど、ほとんどそういう質問出てないですよね、はい」

山本浩之
「で、今日この後の青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーでも、引き続き米中関係についてのお話だと…」

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青山繁晴
「はい。で、まずね、あの、その話に入る前に1つ視聴者の方々にお話しておきたいんですけどね。あの、僕のところにも、ま、番組にもきっとそうだと思いますけど、なぜ衆議院が解散になった後に、その、この“ニュースDEズバリ”のコーナーで政治を扱わなくなったのかと。で、これは実はあの、視聴者の皆さん、実はここにヤマヒロさん、今ニコニコ座ってますが、夕べ怒鳴り合いをしましてね、スタッフと一緒に。僕は机叩いたりして、ヤマヒロさんもムキになったりして(ヤマヒロ笑)、ごめんなさい、ね、あの、お互いにすごいやり合ったんですよ。それどうしてかというと、僕は解散になったからよけいに視聴者にはね、その、政治のをどう見るかっていうことが必要になる、その、投票する時に必要だから」

山本浩之
「おっしゃる通りです」

青山繁晴
「で、ところがヤマヒロさんはやっぱりテレビ局の立場として、あくまで公平を期さなきゃいけないから、たとえば民主党だけ、自民党だけ、あるいは他の党、社民党とかね、共産党どうすんですか、国民新党どうすんですかって話を全部やらなきゃいけないから、それ難しいでしょってことで、こう揉み合いしたんですが、それであの、私たちが合意、夕べ遅くに合意したのはですね、とりあえずマニフェストについてその、あと明後日(31日)に自民党が出したらそれで揃いますね。揃ったらあの、来週のこのコーナーでその、マニフェストを扱います。で、今日はまだ自民党のマニフェストが正式に出てないから、今日はやっぱりその米中のことをやりたいんですね(くっくり注:実は民主党のマニフェストも正式には出ていなかったのです。最後の私の雑感を参照)。で、どうしてやりたいかというと、それさっきのヤマヒロさんの質問に関連して、選挙中だから、むしろこの、外交的な大きなことが起きたら、それをその政治家がどう判断してくれるのか、それは有権者にとっても大事なことだからその意味を見たいんですね。で、その意味を見る時に、今日のキーワードはこれです(フリップ出す)」

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山本浩之
『戦後最大級の事件』

青山繁晴
「はい。これあの、戦後っていうのは、日本はアメリカに戦争で負けてから、とにかくアメリカと仲良くしましょうって国造りやってきた面は否定できない。ところがそのアメリカが今、日本を見なくて中国を見てるわけですよね。だからこれはもちろんその、誇張だって言う人は出るでしょうが、いや、しかしこれは例えばね、1972年にニクソンが中国に突然行った時にね、日本の頭越しに行ったわけですよ。ニクソン大統領は合衆国から中国に突然。それと似た話なんで、これはね、誇張じゃなくてね、むしろ大きく捉えた方が僕は正しいと思うので、どうしてこうまで言わなきゃいけないのかってことを、この後しっかり具体的に見たいと思います」
 
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「アンカー」新・朝鮮戦争の準備?北で何が起きているのか?

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■7/22放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

北朝鮮で何が起きているのか?金総書記の思惑は?青山がズバリ

090722-16new.jpeg 今週は解散総選挙の話題だろうと予想してたんですが、見事に意表をつかれました(^^ゞ

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
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 …………衆議院解散で廃案となった主な法案について伝えた後…………

山本浩之
「実はこの後の青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーもですね、えー、ここにまあありますけれども、貨物検査特別措置法案、これに関してまあ北朝鮮のお話をいただけるということですけれども」

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青山繁晴
「そうですね。さっき、あの、村西さんから説明あった通り、この貨物検査特別措置法案ていうのは、それだけ見たら何のことか分かんないけど、ほんとは要するに北朝鮮の船が、えー、たとえば核開発に使うような物を積んでないか、あるいは国連の制裁決議で、えー、輸出入しちゃいけないって物が含まれてないかどうか、その船を国連で、国連の決議で調べられるようにしましょうってこと、国際社会で決めて、日本はそれを一番プッシュしたんだから」

山本浩之
「そうですね」

青山繁晴
「日本自身もできるようにしましょうっていう法律なわけですね、法案なわけですね。それができなかったってことは、ふつう国際社会から見たら、日本は一体どういう国なのかということになりますし、それから北朝鮮に対しても、日本は結局何もできない国なんだという間違ったメッセージを送ってしまうということで、問題だと言われてるわけですね。それはさっきあの、家族会の方が言われた通りなんですが、ただですね、あの、実はこれ成立してても、本当はほとんど使えない法案だったんですね」

村西利恵
「えっ」

青山繁晴
「というのは、その、北朝鮮の船で北朝鮮関係の物資、物資を運んでるってこう分かっててですね、あるいは判断できて、それを検査しようとしたら、まずその、北朝鮮の許可をもらわなきゃいけないと」

山本浩之
「そうですね」

青山繁晴
「で、なおかつ船長の許可ももらわなきゃいけない。で、なぜか北朝鮮と船長がご親切にも許可出してくれたら、今度は海上自衛隊じゃなくて、海上保安庁が行かなきゃいけない。しかし、あの、国民はみんな覚えてると思うんですが、不審船事件があった時にですよ、その、海上保安庁が立ち向かったんですけど、北朝鮮の側はこの、肩にかついだロケット弾を撃ったんですね。あの時、波がこうだったから(上下してたから)たまたま下のところに海上保安庁の船がいたから通りすぎたんで、本当は北朝鮮のあの船の武装の重さから考えると、海上保安官、怖くて行けないわけですよ。だから本当は与野党ともに、その意味が分かってこの法案を成立させようとしてたのかなというようにね、僕は非常に疑問に思うんですが、それは一つには、その、北朝鮮で今、本当は何が起こってるかっていうのを日本の国会議員、政治家が、実は知らないと思うんですよ。これは逆に言うとですね、日本でも、日本がこれ全部知らないわけじゃなくて、日本でも知ってるところはあるんですよ。たとえば防衛省、自衛隊ね、それから警察庁外事情報部を中心としたいわゆるインテリジェンス、情報機関。この自衛隊側と警察がこれ、北朝鮮をかなり知っててですね、今言った問題もけっこう知ってるのに、政治家に伝えない。政治家って、首相官邸とか省庁にも大臣にもあんまり伝えてないんですよ」

山本浩之
「へえー」

青山繁晴
すっごい不信感を持ってるわけですよ」

山本浩之
「そうですか」

青山繁晴
「はい。で、そういうその、たとえば防衛省、自衛隊とか警察庁外事情報部含めて、日本のそういう国家機関が何を心配してるかというと、これです(フリップ出す)」

090722-02frip.jpeg

山本浩之
「『新・朝鮮戦争』」

青山繁晴
「はい。これあの、これ報道番組ですしね、その、まさか根拠のないこの、誇張した話をしてるんじゃなくて、あの、実際に特に防衛省の中に、ありは米軍とか韓国軍の中にその、今の北朝鮮情勢っていうのは、独裁者の後継者が決まるって話だけじゃなくて、本当はこれの準備、新しい朝鮮戦争の準備というべきものが進んでるんじゃないかってこと、非常に心配されてるわけですね。で、これは実はその、総選挙で私たち有権者が考えなきゃいけないことにもつながってくるんで、今日はこのお話を踏み込んで一緒に考えたいと思います」

山本浩之
「なぜ新たな朝鮮戦争が起きる危険性があるのか。コマーシャルのあと青山さんの解説です」

(いったんCM)
 
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「アンカー」民主政権は買えないby海外の経済アナリスト

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■7/15放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

麻生首相異例の“解散宣言”の舞台裏を青山がズバリ

090715-22kanryou.jpeg 「民公政権」になれば長期政権になる。
 海外の経済アナリストは「中長期的には民主党政権は買わない」。理由は「官僚政治打破どころか今までより悪くなる」「財源問題も解決しない」。
 他に、初の日教組出身文部科学大臣誕生!?についても。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________

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自民・中川元幹事長や加藤元幹事長ら、16日の両院議員総会の開催を目指すことで一致(FNN7/15)
麻生首相に都議選惨敗などの総括求める声渦巻く 自民各派閥事務総長、執行部に申し入れ(FNN7/15)

 …………など、政治関連のニュースVTRの後…………

山本浩之
「うん、まあ今日は島村宜伸さんがついに怒りましたけれども(VTRの最後に島村氏が麻生降ろしについて「いい加減にしてくれと。両院議員総会を持たれても目的は何なんですか。いやが応でも8月30日選挙なんだから、もう大人に戻ってもらって。どうしても勝手気ままにやりたいなら、出て自由にやったらいい」とぶら下がりで発言)、この今日、昨日今日の動きっていうのは青山さんはどういうふうにご覧になりますか」

青山繁晴
「まずね、あの、今VTRの最後に映った島村ギシンさんね、あの、宜伸(よしのぶ)さん、あの、温厚な人なんですよ、すっごい。で、今の本気で怒ってましたよね。本気で怒った島村さん、僕、久し振りに見ましたが、まああえて言えば正論ですよね。というのはね、両院議員総会かそれに代わるものを開けって今、署名活動をやってるわけですよね。それをね、たとえばさっき加藤紘一さんはね、このVTRの中で、いや、総理がその、決然とした姿勢を示して、総理のもとで戦えるようにっていう雰囲気のこと言ったじゃないですか。だけど本当はこれは加藤さん本当のことを言って下さいよという話で、これは麻生降ろしなんですよ。加藤紘一さんも旗を振ってる、ね。だから両院議員総会を開いたら、そこで麻生総理を吊し上げて、そのまま一気にその、総裁選やれとかいうことになだれ込もうっていう腹、その腹がもろに見えてるわけですね。で、その1つの例としてですね、これ実際にあの、さっきのVTRにもありましたけどね、今あの、こういう紙、まあこれファックスで流すわけ。どうしてファックスかというと、もう解散だというので、衆議院議員の大半の方は選挙区帰っちゃってるわけですね」

村西利恵
「地元に」

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青山繁晴
「だからその署名活動してる人は、たとえば参議院議員が中心になったりしてるわけですけど、ファックスで送ってるんですが、これ見ていただくとね、たとえばこれ、こういう宛先になってますよね。その、平成研究会っていう宛先になってますよね。ちょっと(カメラ)大きくしていただいて」

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青山繁晴
「で、こっちはまた違っててですね、えー、自民党の各議員の各位ってなってるわけですね。だから宛先が違うんだけれども、この宛先が違う、中身も微妙に違う紙をよく読んだら、同じこの紙に署名して送ってくれと。両院議員総会開けと。だからこれ実は作戦をやっててですね、今までその塩崎さんとか、一部の人が中心になってやってたら反発が非常に強いと。あるいは中川秀直さんに対しても反発が強いと。だもんで、こうバラバラにばらしてですね、その、誰に向けてんのか一見わからないようにして、本当はその麻生降ろしに集約されるようにするというね」

村西利恵
「へえー」

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青山繁晴
「まあこれ、上手い作戦というべきなのか、姑息な作戦というべきなのか、よくわかりませんが。で、もう1つ見ていただくとですね、ここの下に呼びかけ人があるんですが、これ重なってる人と重なってない人がいて、重なってる人の中にたとえば、ここ見えますね」

山本浩之
船田元さん

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青山繁晴
「船田さんの名前がありますね。それからこっちの方にもですね、ここに船田さんの名前がありますね。で、実はこの船田さんが今、隠れたキーパーソンになってて、これ船田さんて要するのあの、経世会の、今、津島派の事務総長なんですね。で、大きな派閥の事務総長、つまり実務トップということに加えて、船田さんて冷静な人として評価あるわけです。みんながわりと信用できる。だから塩崎さんとか中川さんみたいに敵が多い人じゃなくて、この船田さんみたいに、どっちかと言えば当たり障りのない人をトップに、前面に出して、なおかつ津島派、経世会が乗っかってるよと見せるというね、これあの、相当したたかなその、麻生降ろしの作戦になってるわけですよ」

村西利恵
「えー」

青山繁晴
「したがって麻生さんがこのまま無事に解散総選挙やれるかどうかは、僕はまだわからないと思います。で、今、文字通り多数派工作の世界なんですね。どっちが多数確保できるか。それあの、今これ15日の5時、夕方5時10分ですけど、今日の夜中の11時12時それから1時ぐらいに、だいたい勝負が決まってくると思うんですよ。で、もし降ろす側が勝ったら、その、明日か、たぶん明日ですね、明日の木曜日にその両院議員総会かそれに代わるものをやるかどうかってことになる。だからほんとにギリギリの日ですけどね」

山本浩之
「あのー、ま、政治家の世界っていうのは首班指名から始まって、何でもそうですけど多数決ですよね。数があの、多い方が勝ち、最終的に勝ちになるんですけれども、こういう動きっていうのは、あのー、ま、その、今晩がヤマではありますが、どういうようにご覧になりますか」

青山繁晴
「あのー、僕自身も麻生総理の政権運営や、あるいはその政策について批判いろいろ持ってますけどね、しかし日本国の総理総裁がサミットに行って、そのあと衆議院解散総選挙を明言したあとにね、ま、こういうその、宛先を変えてみたり、色んな手を使って、その、しかもまるで総理の激励会みたいに加藤紘一さんなんか言っときながら、裏では降ろすんだと、これ止めた方がいいですよ。はっきり言って恥ずかしいと思いますよ、僕は」

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山本浩之
「あの、4年前の選挙の時に、小泉さんという圧倒的なこう、もうスター首相ですよね。その人を自民党の顔に立てて選挙を戦って、自民党だけで296ですか、そんだけ勝った、その残像がまだ残ってるんじゃないんですかね。つまり、顔を変えることによって、自分たちがどうやって、ま、表向き党が、党がって言いますけどれども、自分たちが生き残るためのですね、その、ま、最後のこれ手段ですよね。で、こういうことっていうのは政党政治としてですね、本来の姿なのかどうかっていうのをね、もう一度やっぱり考えてほしいんですよね」

青山繁晴
「あの、今ね、ヤマヒロさんがおっしゃったこと、いくつかこう大事なポイントあるんですけどね、時間がないから1個だけ、ヤマヒロさんに僕が今、一番共感したところを言うとね、党が党が、自民党のためにと、保守政治のためにって言いながら、自分が、自分がなんですよ、本当は。それで300人ぐらいの人がこう、いわばバブルで議席を得ちゃった。いったん議席とったらですね、もうここしがみついてるわけですよ(テーブルにしがみつく仕草)」

山本浩之
「ですねー」

青山繁晴
「私だけは落ちたくないと。それはもう政党政治もそうだけど、政治そのものにとっておかしいんですよ。あなた(議員)が大事なんじゃなくて、国民と国家が大事なんだから、あなた落ちるんだったら落ちなさいよっていうことなんですよ。それなのに、自分のための動きになってるという、それが僕はおかしいと思いますね」

山本浩之
「やっぱり国民の目から見て、しらけてしまうんですよね。こういう動きというのは」

青山繁晴
「まあよけい自民党の票を減らしますよ、これはね」

山本浩之
「で、このあとの“ニュースDEズバリ”のコーナーなんですが、引き続き総選挙に向けたお話だというふうに伺っています」

青山繁晴
「はい。で、あの、今も申しましたけど、その、麻生総理は来週の火曜日に解散してですね、で、そのあと憲法上の規定の40日を丸々取って、8月30日に投票だと。これ普通あり得ないんですよ。というのは普通は解散てのは総理がやる、つまり政権与党側がやる、つまり自分のいいタイミングやるから、解散したらなるべく早く選挙やりたいわけです。情勢が変わらないうちに。それが憲法上ギリギリの遠くにやるってことは、つまりほんとは麻生総理も自分で選択したんじゃない、追い込まれて決めざるを得なかったってことになるんですね。で、今日のキーワードなんですが、実はあの、このコーナーでまあいつもキーワードをお示ししてるんですけど、これは実はこの本番前の数分前にこう、スタッフはみんなわかってますけど、ほんとに直前に書くんですね。で、いわゆる使い回しはしないんですよ。過去に書いたものは使わないんですが、今日に限り、過去に書いたキーワードをそのまま使いたいと思います(フリップ出す)」

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山本浩之
「『8月30日まで何を考える?』」

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青山繁晴
「はい。ちょっとこれね、裏を見せちゃいますとね、ここに2009年2月25日って(一同笑)、これあの、ほんとに2009年、今年の2月25日に放送した時に、これ使ったキーワードで、その時は要するに半年先に解散になりますよと、いや、ごめんなさい、半年先に総選挙、投票になりますよと。だからそれまで半年間ありますから、有権者の人、僕たち有権者は一生懸命考えましょうねってことで、これを出したんですが、ま、いよいよ迫ってきたんですけど、それでも、それでもまだ40日、4〜50日あるわけですから、さあ、もう迫ってきた、今は何を考えるかってことを、皆さんとこのあと一緒に改めて考えたいと思います」

山本浩之
「わかりました。えー、それでは、コマーシャルをはさんで青山さんの解説です」

(いったんCM)
 
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「アンカー」報道されないウイグル暴動の真実

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■7/8放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

ウイグル大規模暴動で死者多数・中国で何が起きているのか?青山がズバリ!

090708-21frip.jpeg ネットでは当たり前の情報かもしれません。
 が、関西ローカルとはいえ地上波でよくぞここまで!青山さんGJ!

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
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中国・新疆ウイグル自治区暴動 民族間の対立が際立ち緊迫した状況続く(FNN7/8)
ラクイラサミット 中国・胡錦涛国家主席、新疆ウイグル自治区の暴動受け急きょ帰国へ(FNN7/8)

 ……などウイグル暴動関連のニュースを伝えたあと……

(現地ウルムチの山口浩史記者とスタジオのやりとりを途中から起こし)

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山口記者
「……今はあの、取材証などをですね、発行していまして、それを持っているとある程度自由には取材できているなという印象は受けます」

青山繁晴
「ある程度っていうのは、まああの、エリアが一定範囲内ってことですね?」

山口記者
「そうですね。というよりもですね、あのー、まああの、道でですね、普段インタビューしたりするっていう行為はだいぶ自由になったということですね」

青山繁晴
「その、街の中にどんどん入っていって、たとえば家庭の中にお訪ねして声を聞くようなことはどうですか?」

山口記者
「……(音声が突然途絶える)」

山本浩之
「今ちょっと音声が途切れてますよ。山口さん、聞こえますか?…あ、ちょっとあの、移動しながらの電話かもしれないですね。あの、電話が不安定になってる…」

青山繁晴
「あと、内容次第でつないだり切ったりってこともあるかもしれませんね」

山本浩之
「なるほど、まあ今タイミングが、そういうタイミングでしたからね」

青山繁晴
「まあそれは分かりませんが」

山本浩之
「そういうこともあるかもしれませんけども。ではいったんこの電話中継、置きたいと思います。まあ青山さん、あの、ほんとに目が離せない状況が続いていて、その中で中国の胡錦濤主席がサミットを中止して帰国するという、これはもう異例な事態ですよね」

青山繁晴
「これはもうほんとにあの、異例っていうか、その、これも全くびっくりな話なんですね。というのは、今回のイタリアのサミットというのは中国にとってはいわば特別なサミットで、あの、サミットってまだ実は中国は正式メンバーじゃありません。で、今後それを一気に乗り越えてアメリカと中国だけのいわゆるG2にしようかっていう勢いで乗り込んだんですね。だから胡錦濤さんは実は7月の5日にもう早々入って、サミットは8日からなのに、それも中国の経済人300人連れて乗り込んでるんですね」

山本浩之
「そうですねー」

青山繁晴
「中国の経済だけが世界の希望なんだと、その、世界の金融危機を克服するのは中国のお陰なんだってことを見せつけて、で、なおかつ例えば今日あたりは新興国と話をして、地球温暖化についても新興国のまとめ役をやると。非常に重大な事だったのに突如帰ったんですね。で、これはあの、さすがとも言えるんですよ。やっぱりあの、中国の決断の早さ。特に胡錦濤国家主席の決断の早さを物語ってる。で、なぜその早い決断をしたかというと、これ実はウイグル人の問題でなくなってるっていうか、ウイグル人だけの問題じゃなくて、実は漢人の方に、その、大きな動きが出てて、その、2005年4月のね、反日暴動を思い出していただくとよく分かるんですよ。その、反日感情に火がついて、その、漢人がわーっとこういうような、あの、大きな暴動を起こしていくと、実は今の中国に対するあの、不満が漢人の中に、中国人の中にありますからね。それに火がつくとですよ、もう、例えばウイグル人だけだとせいぜい人口900万ぐらいなわけです、本当は。ところが漢人全体に火がつくともちろん何億という話になるわけですから」

山本浩之
「それを一番恐れてる」

青山繁晴
「ええ。で、そのために、陣頭指揮を取るために胡錦濤さんは決断して中国に帰ったんであって、あの、報道に出てくる、その、サミットで他の首脳に追及されるの嫌だからっていうふうに書いてありますが、それは僕は本当は、ま、いわばサブの理由に過ぎないと思いますよ。だって…」

山本浩之
「一つ間違うと、そうすると国家的な、これ危機だというふうに胡錦濤さんは感じ取って、すぐに帰国を決断したということなんですか?」

青山繁晴
「うん、ていうか、すでにあの、建国以来の危機になりかねないっていう判断をズバッと下したんじゃないかと思いますね」

山本浩之
「なるほど。さ、そこで今日の“ニュースDEズバリ”のコーナーでも、引き続きこのウイグル暴動についてのお話、青山さんから伝えてもらいたいと思いますが…」

青山繁晴
「はい。あの、今、現地のウルムチで、ま、苦労しながら取材している山口記者のレポートもあったんですけれどもね、あのー、今回はプレスツアーも含め、プレスツアーってのは、ま、記者をまとめて現地に送り込むってことですけど、連れて行くっていうことですけど、中国側が非常に、ま、いわば積極的に情報を統制してるわけですね。情報を公開してるとはやっぱりとても言えないですよ。好きな取材させてるわけじゃありませんから。で、こういう時にはやっぱりあの、私たちはバランスの取れた、その、情報をなるべく集めなきゃいけないってことが大事だと思うんですよね。で、あの、時間は厳しいけど一つだけ申せば、例えばその、日本の新聞の中にはですね、中国の公安当局はこう言ったってカギカッコでそのまま引用してる記事まであってですよ、そこにはウイグル人が扇動したんだっていうことがね、そのまま引用されてるわけですよ。普通、読者みんなバーッと新聞読むわけですから、公安当局者はどっかに飛んじゃってですよ、カギカッコの中だけが頭に残るから、そういうその報道ぶりってやっぱりおかしいと思います。だからその、今日のコーナーではこれで行きたいと思います(フリップ出す)」

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山本浩之
「『生の声を聴く』」

青山繁晴
「はい。生の声、すなわちウイグル人の直接の声を聞きましたので、それを皆さんと一緒にこの番組の中で聞きたいと思います」

山本浩之
「それではコマーシャルを挟んで青山さんの解説です」

(いったんCM)

 …………………………VTR開始…………………………

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 今月5日、中国西部の新疆ウイグル自治区でウイグル族による大規模暴動が発生したと中国メディアが伝えた。
 最新の国営新華社通信によれば、156人が死亡し、1434人が拘束されたという。

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 中国政府は亡命ウイグル族の組織「世界ウイグル会議」が暴動を呼びかけたとして非難する一方、発生翌日には海外メディアの取材を許可する異例の対応を取った。

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山口浩史記者(中国・新疆ウイグル自治区)
「規制によって通じなくなったインターネットがここでのみ使える他、現地を取材するプレスツアーなども用意されています」
 
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「アンカー」麻生総理“ぶれ”裏事情 旗印を掲げると潰される日本政治

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■7/1放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

激変政局、求心力低下の麻生首相党内に“不穏"な動き、ウラ事情を青山ズバリ

090701-20sokuhou.jpeg 今日はちょっと珍しい物を見ちゃいました。麻生政権の今後の政治日程を青山さんが解説していたまさにその時、ニュース速報が……!

 今日はもう最初から最後までほとんどずっと政治の話で、青山さんのコメントもたっぷりだったんですが、全部起こす余力がありません(T^T)

 “ニュースDEズバリ”コーナーはいつも通り完全起こし、その直前の民主党・鳩山代表の“故人”献金問題についての青山さんのコメントは後ほど箇条書き、ということで。
 今日の“ニュースDEズバリ”では最後に青山さん、なかなか良いこと言われてるんで(いや、いつもそれなりに良いこと言われてますが)、最後まで読んでって下さいね。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
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麻生首相、総選挙態勢強化のため人事断行の意向 党内反発で閣僚補充にとどまる可能性も(FNN7/1)
宮崎・東国原知事、「入閣で調整」との報道について「まだ話を聞いていない」(FNN7/1)
「故人」献金問題 民主・鳩山代表が国会内で会見 事実関係を認めて関係者に謝罪(FNN7/1)

 ……など、政治関連のニュース報道及び青山さんの解説の後……

山本浩之
「さ、そしてこの後、青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーに行きたいと思いますけれども、あの、政局、ほんとに何がどうなってるのかがよく分からない。そこへもってきて、麻生さんのあの、えー、まあ性格というか、どういうふうに今後、舵を取っていくんだろうと。全く分かんないんですよ。今日はたっぷりとお願いしたいと思います」

青山繁晴
「はい。あの、今ヤマヒロさんが言われた通り、その、もう政局ほんとぐちゃぐちゃになっててですね、一方で世界は動いてるから、これ『アンカー』のこのコーナーで政局、今週で連続3週目なんですね」

一同
「そうですね」

青山繁晴
「今までそういうことなかったと思うんですが、もう今週はやっぱりやらざるをえない。で、やらざるをえない時に大事なことは、こうごちゃごちゃしてるけども、しかし報道されてることはなぜか横並び。同じことなんですね、残念ながら。ところが、その中に隠された事実があって、その隠された事実が何なのかを、まず今日は客観的に見ることから始めて、最後にしかし、その全ての根っこは何なんでしょうってことをお話ししたいんですね。で、まずその隠された事実を見ていくと、こういう言葉が浮かんできます(フリップ出す)」

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山本浩之
「『きのうの敵は今日の友』」

青山繁晴
「はい。これあの、世の中でもよく言われることですが、この、政界はこの度合いが激しくて、もうさっきまでほんとにその、許し合えない仲だった人が実は今ガチッと結びついて、それが実は麻生おろしにつながっているというお話をしたいと思います」

山本浩之
「分かりました。えー、ではコマーシャルを挟んで青山さんの解説です」

(いったんCM)

 …………………………VTR開始…………………………

 「解散については私が決める」
 こう繰り返すばかりだった麻生総理大臣が先週木曜日、初めて一歩踏み込んだ発言をした。

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【6月25日(木)】
「解散の時期を今日申し上げることはありません。しかしそう遠くない日だと思います」

 さらに総理は会見で、解散前に党役員人事にも着手することを示唆したため、自民党内からは激しい反発の声が。

 そして土曜日の夜、細田幹事長との会談が行われた。
 麻生総理は党役員人事について——

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【6月27日(土)】
「やると言ったことはない。外野が勝手に作り上げているだけだ」と説明。

 いったんは党内人事の話は打ち消されたかに見えた。

 しかし、今週に入ってからの麻生総理の発言は一転。

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【6月29日(月)】
「人事について考えていません。現時点では考えていませんと…」

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【6月30日(火)】
「しかるべき時にしかるべき方をと、前から考えてはいました」

 わずか1日でころっと変わる総理の発言。
 麻生おろしの声が高まる中、麻生政権はもはや漂流状態に?
 大きく揺れ動いた麻生総理の胸中にはいったい何があったのか。
 報道されない真相にズバリ青山が迫ります。

 …………………………VTR終了…………………………

山本浩之
「はい。1つめのキーワードは『きのうの敵は今日の友』と、まあ政治の世界ではそれが多いんだと青山さんはおっしゃいますよね。確かに最近の政治家の方々はそれを、ま、カメラの前でも露骨にこうね、感情を出したりするんで、ある程度は分かりやすいんですけど、ただ政局がどうなっているのか、水面下でどんなやり取りがあって、その中がこじれていってるのか、さっぱり分かんないんですよね。今日はたっぷりとお願いしたいと思います」

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青山繁晴
「はい。はい、まずあの、崖っぷちにあることは間違いない麻生政権が、この1週間何があったのかと。それで今のVTRでもその、麻生さんの発言がこう、ずいぶんぶれてるんじゃないかということはね」

村西利恵
「二転三転、四転五転ぐらい、はい」

青山繁晴
「はい。もうそれが、そればっかりメディアはあふれてるわけですけども、さっき、あの、言いました通り、本当の本当のことは表に出てないと。で、それをまず一番新しいところ、昨日の動きから見ていきましょう。はい、まず出していただけますか」
 
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「アンカー」外国人地方参政権で民公連立政権へ!?

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 まずは一言ご挨拶を。
 6/23付記事にコメントを頂いた皆様、ありがとうございます。個別にお返事を差し上げられなくて申し訳ありません。
 「くっくり通信」時代からの常連さんから、10周年の日に偶然お越し頂いた方まで、幅広く大勢の方から温かいメッセージを頂戴し感激しております。
 と同時に、プレッシャーから解放されたのか、だいぶ気が楽になりました。今後は本当に気張らずぼちぼち続けさせていただきますので、改めて皆様、何卒宜しくお願い申し上げます<(_ _)>

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■6/24放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

小泉改革から転換?迫る総選挙…2大政党政策のポイントを青山ズバリ解説

090624-17gaikoku.jpeg 今日の青山さんの解説、「関西ローカルだからここまで言える」の典型!?
 先週もちらっと出た「外国人地方参政権」です。民団と公明党(創価学会)と民主党が外国人参政権でつながって民公連立政権誕生か!?日本はまさに暗黒の時代に入ろうとしているのかもしれません。

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与謝野財務相、迂回(うかい)献金報道に「政治資金規正法上、問題はない」(FNN6/24)
宮崎・東国原知事出馬要請条件に与党幹部から厳しい意見 大阪・橋下知事はエール(FNN6/24)

 ……など、政治関連のニュースを伝えた後……

山本浩之
「さ、そしてこの後の“ニュースDEズバリ”のコーナーなんですが、今週も引き続き政治に関する話題だと…」

青山繁晴
「はい。あのー、ま、総選挙近づいてですね、あの、国民の、あるいは有権者のその、ほんとの関心事っていうのはね、今このニュースにあったドタバタも、そりゃあの関心あるでしょうけど、やっぱり政策なんですよね」

山本浩之
「はい、はい」

青山繁晴
「これから自分たちの生活、それから生活だけじゃなくて、この国の外交安保も含めて、どうなるのか関心は深い。それなのに、マニフェストが未だに二大政党どちらにもない。で、民主党は今月末、自民党は来月の初めまでにマニフェストを作るということになってますが、去年の9月から、すぐ総選挙じゃないかって話がこれだけあってですよ」

山本浩之
「そうですね」

青山繁晴
「両方とも未だに作ってないってこと自体が、ほんとは両方とも実は選挙やる気なかったのかということになるんですが、ま、いちおう今、普通のメディアの構えはね、あえて言うと、一般的にはメディアの構えは、マニフェストが間もなく出るから、出たらそこでいろいろ論評しようになってますが、僕はそれ違うと思うんですよ。今、マニフェストができる前、できる直前のその党内の動きっていうのは、本当はその政党の本音を表している。それで今日のキーワードはあえてこれにいたしました(フリップ出す)」

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山本浩之
「『政党はおしまい』」

青山繁晴
「はい、すみません、これね、無理に刺激的なこと言ってるんじゃなくてですね、それからもちろん、政党というものそのものが全部お終いになったら、民主主義終わりです。基本的に議会制民主主義は政党政治なんで。そうじゃなくて、既成政党はもう実はお終いっていうことを、このマニフェスト作りの土壇場が物語ってるんじゃないかと。それを皆さんと一緒に、事実を見たいと思います」

山本浩之
「はい。詳しくはコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」

(いったんCM)

 …………………………VTR開始…………………………

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 総選挙が近づき、本格的にマニフェスト作りの大詰め作業に入った自民・民主の両党。
 マニフェストとは、選挙で政党・候補者が掲げる具体的な公約のこと。

 しかし連日、自民党はある政策をめぐり大揺れだった。

【【【【【骨太の方針】】】】】

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<2006年>
Q:骨太の方針2006が了承されたが

小泉純一郎首相(当時)
「ま、よく皆さん努力してくれた結果ですね。(VTR中略)画期的なことだと思いますので」

 小泉改革の象徴とされ流行語大賞を受賞した、政府の経済財政運営指針、骨太の方針。

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 これを踏まえて、今回政府が示した骨太の方針2009は、社会保障費の伸びを毎年度2200億円抑制する方針に、このままでは衆院選が戦えないなどと異論が相次いだ。

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 結局、昨日、総務会の3回目の会合で、安心・安全を確保するために「社会保障費の必要な修復をする」との文言を加え、社会保障費の自然増を認めることとなった。

 しかし、歳出削減路線の事実上の転換となる内容だけに、野党からは批判の声も。

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<昨日(6月23日)>
鳩山由紀夫 代表
「もともと、ま、骨太というか、骨もボロボロになってるなと」

 今日は来るべき総選挙を前に、政策作りで揺れる二大政党の本音をズバリ解説します。

 …………………………VTR終了…………………………

山本浩之
「ま、各党のマニフェスト作りが大詰めを迎えている中、その作成段階だからこそ見えてくる政党の姿。これは一体どういうものなのでしょうか。さっそく解説お願いしたいと思います」

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青山繁晴
「はい。今日はね、まずこれをちょっとちらっと見ていただけますか。これ、前回の、4年前の郵政総選挙の時のマニフェストですね。自民党はあの、今よりかなり若い小泉さんが表紙なんですけど、ここに、郵政民営化は改革の本丸となってて、ま、今の日本郵政人事も含めて、この揺れ方見るとね、まあこれだけ変わっちゃったなってことも分かるし、それから民主党の方は、これ当時の岡田さん…」
 
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「アンカー」麻生降ろしの裏側&民主も政権誕生でもアキレス腱

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■6/17放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

党首討論麻生vs鳩山が再び対決・麻生降ろしが再燃か?“鳩の乱”民主党にも新火種か?青山ズバリ

090617-16minshu.jpeg 自民党批判(麻生降ろしを画策してる連中&麻生さんの脇の甘さ)がメインで、後半は民主党批判というか、民主党が政権を取った場合の心配(外国人参政権の話も)。ま、一言で言うと自民党もひどいが民主党もひどいと。でも最後に麻生政権の実績のお話も一つ。

 あと、17日は今国会2度目の党首討論が開かれましたが、それについての青山さんのコメントも最後に要約で付けました。

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党首討論 民主・鳩山代表、郵政問題追及 麻生首相「政府介入は最小限に」と反論(FNN6/17)
鳩山前総務相の辞任めぐり、自民党議員から説明求める声 「大政奉還」求める声も(FNN6/16)

 ……など、政治関連のニュースを伝えた後……

山本浩之
「はい。えーまあ、自民党内からも厳しい麻生降ろしの声って言いますか、批判の声が相次いでいますけれども、どういう風にお聞きになりましたか」

青山繁晴
「まあ、現職総理の目の前でね、その、与党の若手議員(古川禎久議員)がまあ、あの、面罵するような批判するというのはもちろん、この今の麻生政権の衰退を物語ってるんですけど、まあでも、まあ広く言えばね、それが言える国、民主主義の国っていうことになると思うんですよ。但しですよ、その、大政奉還っていう言葉は、ああいう使い方するっていうのは、僕はこれちょっと個人的意見ですけど許せないですけどね。鳩山邦夫さんは(古川議員が)歴史に詳しいからとおっしゃってたけど、歴史に詳しいならですよ、大政奉還ていうのは皆さんご承知の通りね、徳川家の政治を朝廷にお戻しするってことですから。この、この今のこの体たらくの政治でね、この、この朝廷に戻したその歴史のほんとに重大な場面のことを、こんなに軽々にたとえていいんですか、これ。こういう軽薄な言葉遣いで政治やられるとですね、政治がおかしくなっちゃいますよ。政治は言葉ですから」

山本浩之
「麻生総理もおっしゃってましたけど、どこに奉還するんだって言ってましたね」

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青山繁晴
「ええ。いや、だから麻生総理はそれをもっとはっきり言ったほうがいいわけですよ、それだったら」

山本浩之
「確かにそうですね」

青山繁晴
「民主党に行くってことを奉還って言ってるわけでしょ?」

山本浩之
「ええ、それは少なくとも間違いですからね、言葉の上でも」

青山繁晴
「そんな奇怪な発言ないですよ。何か胸張ってね、面白い発言してるんだって感じで、あの、おっしゃってましたがね、おかしいですよ、これは」

山本浩之
「なるほど。で、このあと“ニュースDEズバリ”のコーナーでもですね、政局の行方について青山さんに解説をしていただきますが」

青山繁晴
「はい。あの、今のそのニュースにも関連しますけどね。ついこないだまで、えー、まあこれだけ政治がいろいろ、ま、情けない混乱の仕方をしてても、それでもいちおう麻生総理と鳩山由紀夫代表で総選挙やるんだなってことは、やっと有権者の胸の中にストーンと落ちてきたのに、この日本郵政の社長人事っていう、いわばたった一つのことでですね、もう分かんなくなってきてるわけですね」

山本浩之
「そうですね」

青山繁晴
「分かんなくなってきてるというよりは、その、今のニュースでも分かる通り、もう麻生さんで総選挙はどうもできないっていうか、自民党がやらせない雰囲気なんだなというの、分かりますよね。その上で今日の皆さんにお示しする最初のキーワードは、あえてこれです(フリップ出す)

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山本浩之
「『罠にはめられた』」

村西利恵
「罠……」

青山繁晴
「はい。これ、はめられた人は麻生総理です。で、はめたのは自由民主党そのもの。要するに自民党の中から麻生さんを罠にはめてる。しかし、はめられた麻生さんが可哀相って話じゃないんですよ。一国の総理ですから。はめられたこと自体が総理の資質を疑わせるものですが、これはあんまりにもこれ、ある意味こう水面下だけでやってる話だから、もう今日はもう全部皆さんにお示ししたいと思います」

山本浩之
「分かりました。ではコマーシャルを挟んで青山さんの解説です」

(いったんCM)

山本浩之
「日本郵政の人事問題をめぐって、麻生総理は盟友の鳩山総務大臣の首を切ってまで事態の収拾を図ろうとした。しかし目下それは裏目に出てると。で、このような状況を招いたのはどういうことなのかと。青山さんの一つ目のキーワードは、麻生総理が『罠にはめられた』んだと。罠にはめたのは自由民主党。どういうことなんでしょうか。さっそくお願いします」

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青山繁晴
「はい。あの、今のヤマヒロさんのお話にもありましたけど、足元の自民党が麻生総理に罠を仕掛けると。これあの、逆に言うとですよ、その、仕掛けざるをえないほど、この麻生さんでは総選挙戦えないっていう、まあ危機感が自由民主党の中にもう深く広く広がっているということですよね。で、いったいどうしてそうなったのか。もちろんこの、ここに出てる日本郵政の問題なんですけど、何が一番、日本郵政の社長人事で結局問題だったのか、ちょっと出していただけますか」

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村西利恵
「鳩山前総務大臣が退任会見で、麻生総理から2月頃送られてきた後任人事リストの存在を暴露しました」

青山繁晴
「はい。これ実は、ま、日本郵政のこの社長人事の問題ってのは、ほんとは根っこのところは、たとえば、かんぽの宿の売却にあたった西川社長は正しかったのか、正しくなかったのかっていうね、ほんとはいわばその中身の問題だったわけですよね」

一同
「はい」

青山繁晴
「だからその裏にあるものをちゃんと情報公開しなさいっていうこともあったはずなのに、もうこの件でね、話がこう、もう全然変わっちゃったんですよ。というのは、この鳩山邦夫総務大臣を事実上麻生さんが切った時に、会見で鳩山邦夫さんからですね、実は麻生さんから2月頃にちゃんと後任の人の名前までリストアップしたメモを渡されて、あの、やってくれと言われたんだと。つまり麻生さんは西川さんを切るつもりだったと。そうやってその、いわばハシゴをかけてですよ、その鳩山邦夫さんはそのハシゴ登っていって、さあ、わあわあやってたら、気がついたら麻生さんはハシゴ持ったままどっかに行っちゃってたと。これあの、世の中の人は誰でもこのハシゴ外すっていうのはね、その、自分たちの仕事の世界でもよく起きることだから、これをトップにやられたらかなわんってみんな思うわけですよ。で、これがその、一般の国民にとって、あの、かんぽの宿もそうだけど、一番分かりやすい、これはちょっとおかしいんじゃないかって話になってしまったわけですね。で、しかもこれに対して麻生総理が最初何とおっしゃったかっていうと、まああの記者団のぶら下がりって取材ではありますけれどね、ま、正式な場ではないという気持ちなのかもしれないけど、実質的には正式な場ですよ。そこでノーコメント、ノーコメントと言われたわけですよ。ノーコメントってこれ、ごまかすのかって話になってたら、次にはこう言われたわけですよね。はい」
 
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