後世へ残したい!陸前高田の女子高生の震災体験談

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 今日ご紹介するのは、以下のサイト様で取り上げられた記事です。

がんばれ日本!!「p4j」> 2011年08月15日11:50 by coodoo 【後世へ残したい】陸前高田の女子高生 @naoming830 さんがツイートした「震災の日」

 陸前高田で被災された女子高生@naoming830さんの3月11日の体験談です。
 7月にツイート発信されたものを、上記サイトさんがまとめられました。
 今日はこれを全文転載させていただきます。

※原文(ツイート)は途中から句読点が省かれており、少々読みづらくなっています。読みやすいよう、こちらで句読点や改行を入れるなど編集作業をさせていただきました。
※勝手ながら太字強調などもこちらでさせていただきました。
※明かな誤字は修正させていただきました(ex.自信発生→地震発生)。
※画像はイメージですが、いずれも陸前高田のものです。


 かなりの長文ですが、拙ブログで毎週やっている「アンカー」起こしよりは短いです。
 どうか最後までお読み下さい。


 ツイート編集後全文ここから_______________________
 
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自衛隊を鼓舞した被災地の子供たちの手紙

 3・11からまもなく半年になります。

 被災地の復旧・復興がなかなか進まず、未だ多くの被災者の方が苦しんでおられることに心が痛みます。
 政府・与党の対応全般に失望を覚えている方は、それこそ被災地のみならず全国に大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

 一方で、被災地において自衛隊、消防、警察、地元行政、ボランティア等々が行ってきた災害支援活動はめざましいものでした。

 特に自衛隊は約2万人の人命を救い、約1万体のご遺体を収容し、約3万トンの水と約500万食の食事を支援するなどしました。
 が、彼らの奮闘は、こうした数字だけでは推し量ることができません。

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 1カ月ほど前ですが、「SAPIO」8.17/24号でこんな特集が組まれました。

■【日本人が忘れてはいけない「3・11後」を支えた人々の「奮闘の記録」】震災と闘う自衛官が「背負うもの」〈120人の証言〉

 東日本大震災の現場で奮闘された自衛官の方々120人の証言が掲載されています。
 匿名の方もおられますが、多くは実名での証言です。

 今日はこの特集の中から、私が特に感動を覚え、皆様にぜひお伝えしたいと思ったエピソードを1本紹介します。
 被災した子供たちが自衛隊員に送った感謝の手紙がテーマです。


※起こしで引用した画像は、「うみ」ちゃんの手紙を除き全てこちらでセレクトしたイメージ画像です(但し、いずれもその土地の物です)。


 起こしここから____________________________
 
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【終戦の日2011】外国人から見た日本と日本人(30)

※このシリーズの一覧を作ってあります。
 【一覧】外国人から見た日本と日本人

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 「外国人から見た日本と日本人」。第30弾です。

 ここしばらくこのシリーズは東日本大震災関連のものを紹介してきましたが、今回は終戦の日にちなみ(もう日付は変わってしまいましたが)、それにふさわしいと思うものを集めてみました。

※過去に紹介したものも若干混じっています。新規は■、紹介済は○です。


トニー・マラーノ=通称「テキサス親父」。イタリア系アメリカ人。ニューヨーク市ブルックリンのイタリア人コミュニティーで育つ。大学では歴史学を専攻。AT&Tに30年間勤務後リタイア、現在は悠々自適の生活。“PropagandaBuster”の名でYouTubeにチャンネルを主催。世界の抱える問題に独自の視点から批評を加えて、注目を集める。「テキサス親父」とは日本のファンがつけたあだ名。
zakzak>11/7/22付:テキサス親父の日本訪問記(1)より

 大阪で一泊した後、われわれは広島に向かった。広島に着くと早速、路面電車に乗り、広島の平和記念公園に向かった。電車を降りてまず、俺は「原爆ドーム」と書かれた看板を目にした。正直なところ、俺は見るからにアメリカ人であるわけだから、ここを見て回ることには若干の気後れを感じた。でもそうした考えはただの杞憂でしかなかったことを俺はすぐに知った。記念写真を撮ろうとカメラをカバンから出すと、近くで路面電車を待っていた女学生たちが、ポーズをとり、手を振り、そして笑顔を見せてくれたんだ。彼女たちの温かさに俺は救われた気分になったよ。

 われわれはその日、60年以上前にこの地で起きた悲劇に思いを馳せ、心に痛みを感じ続けながらも何時間もその記念公園と記念館を見て回った。そして、その間多くの日本人の生徒とすれ違うことがあったんだが、一度たりとも俺たちに対して敵意が向けられることはなかった。

 記念公園では、数百人もの子どもたちがいるのを目にしたが、彼らの態度にも俺は感銘を受けた。世界中のどこでも、子どもは叫び、はしゃぎ、そして走り回るものだが、そこではそういう光景を見ることはできなかった。これは、日本人の子どもが他の国の子どもたちと違うからではないんだ。彼らは、自分たちが今歩いている場所を理解していて、それに対して、敬意を表していただけなんだ。上空は開けており、壁も見あたらなかったが、周囲の人の態度を見て、俺は自分が今、聖堂か教会の中にいるかのような錯覚を覚えた。

 このことから見えてくるのは、はるか前に起きたあの悲劇が、この国では決して風化されてなどいないということだ。しかも、彼らは怒りや憎しみによってそれを記憶にとどめているわけではないんだ。そこにあるのは、戦死者や、戦争で苦しんだ人たちに向けた、純粋な敬意なのさ。

 戦争が始まってから終戦のその日まで、両国はまさに全面戦争にあり、お互い、相手の国を完全に打倒することしか考えていなかった。人類史に刻まれるべきでない凶行もあった。しかし、今では両国の結び付きは強固なものとなり、その友情は壊れがたいものとなっている。俺がこのことを書くのは、アジアの多くの国が日本への敵意を明らかにするためだけにいまだに戦争の恐怖を利用しているのとは対照的な道を、両国が歩んでいることを強調しておきたいからなんだ。
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【東日本大震災-8】外国人から見た日本と日本人(29)

※このシリーズの一覧を作ってあります。
 【一覧】外国人から見た日本と日本人

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 「外国人から見た日本と日本人」。第29弾です。
 3/15付:【東日本大震災】外国人から見た日本と日本人(22)
 3/22付:【東日本大震災-2】外国人から見た日本と日本人(23)
 3/28付:【東日本大震災-3】外国人から見た日本と日本人(24)
 4/16付:【東日本大震災-4】外国人から見た日本と日本人(25)
 4/25付:【東日本大震災-5】外国人から見た日本と日本人(26)
 6/6付:【東日本大震災-6】外国人から見た日本と日本人(27)
 7/11付:【東日本大震災-7】外国人から見た日本と日本人(28)
 に引き続き、震災編パート8となります。


海外の反応 - なでしこジャパン、W杯初優勝!-(「とりいそぎ。」7/18)
本日は、なでしこジャパン。こちらから。

Japan Shocks World & US, Wins 2-2
<引用者注:リンク先の動画はすでに削除されています。下の画像はイメージです>

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女子ワールド・カップ、栄冠は日本女子チームへ

日曜、日本が女子ワールド・カップで初優勝をとげた。決勝戦で2度リードされながら追いつき、PK戦をものにして、米国をくだした。
(中略)

コメントはこの記事についたものとこちらから。コメントの流れは、試合前→試合後です。

<引用者注:コメントは抜粋。全文は「とりいそぎ。」さんの元記事を>

■米国に日本が負けたらって思うと、この子たちと日本がかわいそうで…。……地震でもサッカーでも、日本の人たちの努力ってのは、本当にハッとさせられるよね。

■日本に住んで4年目。ここの文化も人間も大好きだ。だから、どっちを応援していいものか迷ってる。良い試合になること、ケンカにならないことを祈るだけ。

■日本を慰めるためにも、勝たせてやろうよ。……とは思わんぞ。

■すごい試合になりそうだ。3-2で米国の勝ちと見た。

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この勝利は、日本中の人々を元気づける後押しだ。平和で愛すべき日本の人々。彼らは地震と津波で壊滅的な被害を受けたけど、この価値あるトロフィーで喜びを見出せる。復興の兆しだよ。おめでとう。

■グレートな試合だった!おめでとう、日本!オランダより、平和の願いをこめて。

■ワオ。なんともまあ、見応えのある試合だったよ。最後のPK戦にいたるまで、…グレートな試合だった!

■ドイツから賛辞を。2015年にカナダでまた会おう!

■今回のワールド・カップでの日本チームを見てて、ウルグアイを思い出したよ。……僕はどっちのチームにも懐疑的だった。でも、彼らはワールド・カップで多くのことを成し遂げた。……日本、おめでとう。

■すごい試合だったよな。よくやったよ、なでしこ!!!

■南アフリカから、日本となでしこにおめでとう。

■日本は、心の底から勝利を必要としてたんだ。特に、今年の日本は。グッジョブ、レディース!

日本には良いことだったよ。日本は試練を体験してきた。震災の中で多くのヒーローが生まれたが、みな控えめで多くを語ろうとしなかった。明るい日の光をちょっとぐらい浴びたっていい。おめでとう、日本の女子サッカーチーム!

■台湾から、日本おめでとう!神の祝福があらんことを!

■あああ。米国チームは、自分たちより身体的に小さいチームに勝てなかったことを恥じるべきだと思うね。

■最高の勝利じゃないか。

■理由はいくつかあるんだけど、僕的には、日本の男子チームもいずれ同じようなことになるだろうなって感じてるんだよね。

■おめでとう!日本!本当に、勝利にふさわしいチームだった。ブラジルから!

■体の小さなチームが、体のデカいチームを打ち負かした。グレートなチームだよ、日本よ。侍の血なんだろうな、きっと。マジメに一徹にがんばる!っていう。侍チームって呼ぼう。

■決勝戦はマジで感動したよ。

■おめでとう!キミたちのおかげで、さらにアジア人であることに誇りをもてた!キミたちはやつらに「対等じゃもうないよ、私たちのほうが上なんだ!」って示してくれた。ありがとう、日本。

日本には、こういう幸せな時間が必要だったんだよ。おめでとう、レディース。

■グレートな試合、グレートなチーム。

■本当にうれしい。自国のチームが負けたのにうれしいなんて、人生はじめて。がんばれ、日本!!!!

世界が日本を見守ってる。震災からの復興を祈ってる。日本が、祖国を導く良いリーダーに恵まれることを願ってるよ。とにかく、日本人以外にこの勝利にふさわしい素晴らしい人たちはいないだろ。

■心を元気にするためにも、日本にはこの優勝は必要。よくやった、レディース。

■中国からおめでとう!素晴らしい勝利だった。がんばれ、アジア!

■映画の『ロッキー』を思い出したよ。

■日本チームの追いつく力には脱帽した。良い仕事をしたね。おめでとう。

よくやったよね。日本の女性たちは。震災の被害でひどいことになったけど、幸せなことが起こったんだ。たくさんのキスを日本チームみんなに。

■マジで強烈な試合だった。こんな凄い試合を見せてくれたことに感謝したい。ちょっと悲しいのは、PK戦で米国チームの心が折れてしまったこと。それ以外は、最高のゲームだったよ。


Wall Street Journalもちらりと読んでまいりました↓。

■僕たちは日本人から、逆境の中でも集中すること、チームが一体になること、最後のホイッスルが鳴るまで諦めないことを学べるはずだ。

■よくやった!と言いたいよ。もちろん、米国に勝ってほしかった。でも、ここ数ヶ月、苦難を耐え抜いてる日本が勝ったということが気分が良いんだ。この勝利が日本にとって少しでも喜びになればいいと思う。もちろん、この勝利を喜ばない人はいないと思うけどね。だって、祖国にトロフィーを持ち帰れるんだもの。本当におめでとう。


YOUTUBEのほうも、同じような感じです↓。

■日本はこの勝利にふさわしい。米国チームもやれるだけのことはすべてやったんだ。誇りに思うべきだ。涙目になってる僕の娘に今こそ古い言葉を教えてあげなくちゃいけない。「負けたときは、口数少なく。勝利のときはもっと少なく」。

■コーナーキックからのプレイがすごいよ。氷上の奇跡だった。彼女たちが決勝までくることすらみんな予想してなかった。日本人が体験してきたことを思えば、よけいに凄いって思うよ。

■澤が最高だな。

■ワオ。昨日、試合を全部見てた。苦しい試合だった。2点取られたけど、なでしこは精神力で誰よりも勝ってたね。諦めなかった。このタイトルにふさわしいよ。男子チームもいつか同じように優勝できるといいね。

■米国が勝つほうに賭けてたんだ。日本に勝ってほしいとは思ってたけど、日本の女の子たちがよもやグリンガ(訳注:スペイン語圏でアメリカ人の女性を呼ぶ言葉)に勝つとは思わないだろ?

■どっちを応援していたにしろ、ファンタスティックなゲームだったよ。アナウンサーも言ってたけど、サッカーの試合以上のなにかがあった。


全体的に、震災の後ということで、日本にとって元気の源になるのではというコメントが目だっていたように思います。
いや、本当にうれしく、勇気づけられるニュースでしたなあ…。
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教科書から消えた唱歌・童謡

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 「なでしこジャパン」世界一おめでとう!
 続きは「お気楽くっくり」にて。

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 ちょっと前になりますが……
 国旗国歌について取り上げた7/2付拙エントリーに、こんなコメントをいただきました。

息子が少年野球をやっていた時、大会の開会式で君が代を歌わないお母さんがいました。
その後インターネットでいろいろ知るようになってから、彼女が歌わなかったのは北海道出身だったせいかな、と考えるようになりました。残念な事ですが・・・

日の丸、君が代はすばらしい国旗国歌だと思います。

文部省唱歌の「ひのまる」は今でも学校で習うのでしょうか。
「白地に赤く 日の丸そめて ああ美しい 日本の旗は」
子供たちに大きな声で歌ってほしいです。

ケンカタバミ | 2011/07/02 09:55 PM

 「ひのまる」!懐かしいですねー!(≧∇≦)
 YouTubeに戦前のバージョンを見つけました。

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■小學唱歌 日の丸の旗 (一年生)
  http://www.youtube.com/watch?v=B4Ct9YwroPE

   白地に赤く
   日の丸染めて
   ああうつくしや
   日本の旗は

   朝日の昇る
   勢(いきおい)見せて
   ああ勇ましや
   日本の旗は

 
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【東日本大震災-7】外国人から見た日本と日本人(28)

※このシリーズの一覧を作ってあります。
 【一覧】外国人から見た日本と日本人

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 「外国人から見た日本と日本人」。第28弾です。
 3/15付:【東日本大震災】外国人から見た日本と日本人(22)
 3/22付:【東日本大震災-2】外国人から見た日本と日本人(23)
 3/28付:【東日本大震災-3】外国人から見た日本と日本人(24)
 4/16付:【東日本大震災-4】外国人から見た日本と日本人(25)
 4/25付:【東日本大震災-5】外国人から見た日本と日本人(26)
 6/6付:【東日本大震災-6】外国人から見た日本と日本人(27)
 に引き続き、震災編パート7となります。


■米オレゴン州ユージンの日刊紙「レジスター・ガード」5月11日付 メリサ・クラブ
 1964年に日本で生まれ、16歳まで日本に住んでいたアメリカ人女性、メリサ・クラブによる記事(投稿?)

 「ガマン」と「シカタガナイ」という概念は、いま被災地で起きていることを理解するのに不可欠である。日本の子供たちは、大きなことだけではなく、日ごろのちょっとした課題に対して、1日に何回もこの言葉を口にする。アイスクリームを落としてしまったときに「シカタガナイ」と言い、宿題が難しすぎるときには「ガマン、ガマン」と口にする。

 冷静さは日本文化の中心をなす。でも決して辛辣さはない。愛情のこもった口調で言われる。

 さらに日本文化の中心的な精神は、親切さと、そこから来る安心感だ。少なくとも私にとってその精神はこの国(アメリカ)では想像できない。もちろんここユージンをはじめとして、アメリカでも多くの親切な行為を経験したが、私が日本で経験した親切はユニークであった。

 8歳のとき、私は電車を2回とバスを使って、渋谷駅を通って毎日通学していた。助けが必要なとき、いつも誰かが助けてくれた。ドアも鍵をかけたことがない。物を失くしても不思議なことに元の状態で戻ってきた。電車でくしゃみをするとティッシュがさっと渡された。傘がないときは誰かが一緒に入れてくれた。(中略)

 この危機に略奪がないことや、お互いの協力や無私無欲であることについてのいろいろな記事を読むと、私は日本人の冷静さと親切さに感銘を受けてしまう。このふたつの要素は、私がいるアメリカ社会では欠陥があるが、どんな社会のなかでもより大きな真実として存在するものである。

■米紙「ワシントン・ポスト」3月16日付【3重のカタストロフィで増える犠牲者に直撃する:尊厳、礼儀正しさ、強靱さを見せる】チコ・ハーラン記者
 日本はパラドックスの国であるが、第二次世界大戦後の最大の危機をdecorum(礼儀正しさ)で対処し、秩序をもってカオスと戦っているように見える。津波で破壊された大槌町の家の上にはフェリー・ボートが乗っかっているが、避難所では、靴は入り口できちんと脱ぎ、ゴミもリサイクル用に分別されている。略奪や犯罪のレベルが上昇している証拠はひとつもなく、日本人は長蛇の列で待ちながら冷静さを示している。

 頑固なまでの礼儀正しさとグループのコンセンサスを重んじる心も示されている。ツイッター使用者は、足止めを食らった人や家がなくなった人がおにぎりを分け合っている話を発信している。車で北に向かう人は10時間車に乗ることになるが、クラクションを鳴らす人は誰もいない。(中略)

 福島市のスーパーマーケットの支配人であるチョーナン・ヒデノリは言う。
 「みんなどういう状況かわかっているから、お互いのつらさもわかっている」
 そこでは店が開くまで、数百人の人が何時間も待っていた。
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保守系識者諸氏が見た震災(2)

 5/9付:保守系識者諸氏が見た震災(1)の続きです。

 実はだいぶ前にまとめてあったんですが、タイミングを逸してUPが大幅に遅れてしまいました<(_ _)>

※写真はイメージです。本文とは直接関係ありません(一部を除く)。

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【昨年の12月、アメリカの国防長官だったウィリアム・ペリー氏の回想録を読んでいて、つぎの箇所が心に焼きついた。ペリー氏は日本の敗戦から2年あとの1947年に東京に足を踏み入れ、つづいて沖縄に向かった。18歳のかれは沖縄の地図を作製する陸軍部隊に所属していた。東京はまだ見渡す限り焼け野原であり、沖縄はさらにひどかった。多くの日本人との交遊のなかで、戦争の過酷さに衝撃を受けたペリー氏がもうひとつ感じたのは日本人の「潔さ」ということだった。
 私はうなずいた。日本人の自制心のなかには潔さがある、いま未曾有の国難に直面している人びとのだれもがそれを持っているのだと私は改めて考える。】

<『正論』2011年5月号 鳥居民「自制心のなかの『潔さ』」>
 
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今、武士道精神がニッポンを救う!「ビーバップ!ハイヒール」より

■6月2日放送「ビーバップ!ハイヒール」
 〜今、武士道精神がニッポンを救う!!〜

010613-08nichirophoto1.jpg 拙ブログの読者様にはおなじみのエピソードが大半だとは思いますが、これを地上波で放送したことに大きな意義があると思います。

 木曜深夜11時台の放送にもかかわらず、2桁の視聴率をとるという関西の人気番組です。

 例によって、番組の中身をまとめてみました。

【出演者】
ハイヒール(リンゴ・モモコ)
筒井康隆、江川達也、たむらけんじ
ブラックマヨネーズ(小杉・吉田)
小泉エリ、岡元昇(ABCアナウンサー)
笠谷和比古(ゲスト。歴史学者。国際日本文化研究センター教授。国立国文学研究資料館史料館助手、国際日本文化研究センター助教授を経て現職。専攻は日本近世史・武家社会論。著書『主君「押込」の構造—近世大名と家臣団』で1988年サントリー学芸賞を受賞)


 内容紹介ここから____________________________
 
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【東日本大震災-6】外国人から見た日本と日本人(27)

※このシリーズの一覧を作ってあります。
 【一覧】外国人から見た日本と日本人

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 「外国人から見た日本と日本人」。第27弾です。
 3/15付:【東日本大震災】外国人から見た日本と日本人(22)
 3/22付:【東日本大震災-2】外国人から見た日本と日本人(23)
 3/28付:【東日本大震災-3】外国人から見た日本と日本人(24)
 4/16付:【東日本大震災-4】外国人から見た日本と日本人(25)
 4/25付:【東日本大震災-5】外国人から見た日本と日本人(26)
 に引き続き、震災編パート6となります。

 だいぶ前にまとめてあったんですが、ここのところ政局に気を取られて、UPが大幅に遅れてしまいました<(_ _)>


発信箱:忘れない=福本容子(論説室)(毎日4/8 2:23)(リンク切れ)
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 「ニッポンは今どうなってますか?」

 地震の後、アハメド・カリールさん(49)の携帯は、本国からの電話で鳴りっぱなしだった。本国とはインド洋の島国モルディブ。カリールさんはその駐日大使だ。

 男性の声、女性の声、子どもの声。知らない人ばかり。とにかく心配していることだけ伝えると、名前も言わず1分足らずで切れる。「国際電話で長く話すお金がないんですね」(大使)。それでも1週間、毎日2回かけてくる女性の声もあった。

 モルディブでも地震直後に、テレビやラジオを通じた被災者支援キャンペーンが始まった。大使の電話番号が画面で紹介され、それを見て直接電話をしてきたらしい。

 キャンペーンでは大統領もスポーツ選手も歌手も、協力を呼びかけ続けた。36時間で700万ルフィヤの義援金が集まった。人口31万人の国民の多くは貧しく、約4600万円の義援金は「記録的」。お金が出せない人はツナの缶詰を持ってきた。

 ツナ缶は国内の業者が引き取り、塩水ではなくオイル漬け、缶切りなしで開けられるプルトップの日本特別仕様に替えられた。69万個。国民1人あたり2個以上だ。

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 2万人が参加した首都での追悼行進。国家元首が亡くなった時でも1日限りの半旗掲揚が閣議決定で3日間に。「前代未聞のことばかりです」。支援は今も届き続ける。

 合言葉は「日本に恩返しを」。

 こちらはほとんど知らなかったけれど、モルディブの人たちは日本にとても感謝しているという。小中学校や、04年のインド洋大津波から首都を守った防波堤などが日本のお金(政府開発援助)で造られたこと、国を支えるマグロ・カツオ漁や水産加工業が日本の技術と資本で発展した歴史……。

 忘れずにいてくれたのがうれしい。今度は日本が深く心に刻む。

日本に恩返し…インドネシアの元留学生が支援活動(読売4/21 18:17)
 インドネシアで、日本留学経験を持つ人たちが、東日本大震災の被災者を支援しようと精力的に活動している。

 中心になっているのは、約1500人が加入する「プルサダ(元日本留学生協会)」。会員らは大震災の発生後、「お世話になった日本にどう恩返ししようか」と話し合い、4月上旬にはチャリティーコンサートを開いた。コンサートには、ジャズサックス奏者の渡辺貞夫さんが出演を買って出て、日本でも流行したインドネシアの名曲「ブンガワン・ソロ」などを演奏。渡辺さんは「日本への愛着と連帯意識の強さを感じた」と感謝の言葉を述べていた。

 プルサダのラフマット・ゴーベル会長は「日本はパートナーというより家族。困難に直面した日本のために行動するのは当たり前」と話し、今後は被災地の子どもたちへの支援も行いたいとしている。(ジャカルタ 林英彰)

地震多いパプア「日本へ恩返し」 被災地へ義援金(朝日5/16 14:43)
 東日本大震災の被災地を支援しようと、地震や津波が多い南太平洋の島国パプアニューギニアの高校生や教員らが義援金を集めた。「いつも助けてくれる日本へ恩返し」とTシャツの売り上げや街頭募金など計約350万円を被災地に贈る。

 首都ポートモレスビーの国立高校の生徒や、日本で教育研修を受けた政府関係者らが、現地の日本人会とともに集めた。

 英語と現地語、日本語で「がんばれ日本」と書いたTシャツ約1600枚を学校やスーパーの店頭などで販売。高校で集めた寄付約70万円と合わせ計約350万円が集まった。

 大震災の津波の映像は、地元テレビでも報道された。パプアで教育支援を続けてきた伊藤明徳さん(45)は「『Tシャツは買えないから』とポケットからありったけの硬貨を寄付してくれた男の子もいた」と話した。

 パプアでは1998年には津波で2千人以上が犠牲になった。(鈴木彩子)

タイ政府、日本へ発電施設移送(産経3/29 18:38)
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 東日本大震災に伴う福島第1原発事故を受け、タイのエネルギー省と電力公社(EGAT)は29日、東京など首都圏での深刻な電力不足に対処するため、ガスタービン発電機2基と付帯設備一式を東京電力に5年間貸与すると発表した。発電施設を丸ごと移設する形で、2基で約24万4000世帯への電力供給が可能という。

 日本への搬送や施設の組立、点検などを請け負う三菱重工によると、ガスタービン発電機だけで1基約450トンで、これほど大がかりな設備を海外から移設するのは異例という。

 三菱重工の技術者らが29日から作業を開始し、4月末に搬出、5月中旬ごろ日本に到着する予定。設備は東京周辺に設置する見込みで、夏の電力需要の増加に対応できるよう、8月ごろまでの稼働を目指す。

※続報です。
東日本大震災:タイが無償貸与、ガスタービン発電施設が川崎港に到着 /神奈川(毎日5/21)

台湾の匿名企業が、原発作業にあたる50名宛てに1億5000万円を寄付していた(ロケットニュース24 4/17)
福島第一原発で懸命の復旧作業が続いています。依然予断を許さない状態が続いているですが、震災発生直後に現場で作業に当たっていた作業員50名の存在は、海外でも注目されました。当時「最後の砦の50人」と言われながらも、その名が明かされず、米紙ニューヨーク・タイムズなどの外信では、勇敢と称えられていました。

その彼らと家族宛てに、台湾のとある企業が、1億5000万円を寄付をしていたのです。

この事実は、3月19日付けの台湾版ヤフー「Yahoo!奇摩」で報じられていたものです。それによると、この日、テレビでチャイティ番組が行われており、番組の司会者の沈春華さんは、番組開始早々に次のように伝えました。

「今、秘密の募金をお知らせします。この匿名の善意は、人に知られないように、自分の名前を公開しないように求めていますから、誰かは言えませんが、匿名での募金です」

として、

「彼は、自分の生命の危険を顧みず、発電所の中に入った50人の勇士のために、この寄付を勇士の家族に寄贈しました。この寄付によって、彼らが自らを守ることができるように、5000万元(1億5000万円)を寄贈しました」。

寄付先についての説明は掲載されていないのですが、50人のもとに届けられることを願います。

寄稿:Pouch

参照元:Yahoo!奇摩(中文)
http://tw.news.yahoo.com/article/url/d/a/110319/8/2ob34.html
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保守系識者諸氏が見た震災(1)

 東日本大震災を、保守系の識者諸氏はどう見たか。
 新聞や雑誌から、私が「これは」と思ったものをまとめてみました。
 今後、数回に分けてUPしていく予定です。

※写真はイメージです。本文とは直接関係ありません。

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【試練のときこそ、人物や社会、国家の真価が問われるが、今回の大災害は日本人の真価を巧まずして明らかにした。だからこそ、およそすべての諸外国が日本人を讃えた。日本人もまた、自らの中に埋もれていた勁(つよ)さと勇気に改めて気づかされた。私たちがどんな国民であったか、日本人の真価は何であったかという民族の記憶が、肉親や友人を失った極限状況の中で蘇った。
 同時に、この国難の中で、私たちは祖国について根源的な問いを突きつけられた。わが国政府はなぜ、国難に当たって、事実上機能しなかったのかという問いだ。
 立派な国民とお粗末な政府という対比が生じた理由について、多くの国民はすでに真剣に考え始め、そして気がついた>と、私は思う。戦後わが国政府は日本国の生き残りを担保する力を他国に依存するあまり、自力で困難な局面を切り開き、乗り越えることを、ずっと、忘れてきた。依存と甘えの中に、日本国は埋没してきたのだ。大災害に直面して首相を筆頭に政府はひたすら右往左往せざるを得なかったのは当然の結果だった。
 であれば、私たちはいまこそ、戦後体制と決別し、日本国らしい日本国の再建に向けて雄々しく立ち上がらなければならない。そして被災した人々の克己心と勇気が、国難を乗り越え、勁く思慮深い国家の再建は可能なのだと、全国民に教えてくれている。彼らの立派さが全国民を勇気づけてくれている。日本国の再生と、真に日本らしい価値観の蘇りを実現することが、いま、生かされている私たちの責任と義務であり、夢である。

<『東日本大震災1カ月の全記録 闘う日本』櫻井よしこ 巻頭言>
 
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