「アンカー」鳩山外交は日本背信か(付:事業仕分けと米中会談)
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■11/18放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
普天間移設問題におけるゴタゴタは、日米同盟だけでなく国際社会における日本の信頼も失墜させています。
その流れで外務省と防衛省の政務三役の中に2人、すでに辞表を用意している人が!?
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。
コーナーの前に、「事業仕分け」、米中首脳会談について青山さんの解説がありました。この部分は要旨のみ記載、続いてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。
内容紹介ここから____________________________
■行政刷新会議「事業仕分け」 第1ラウンド終了 概算要求の削減額、4,380億円余りに(FNN11/18)
■自民・小泉 進次郎衆院議員、内閣委員会で当選後初の質問(FNN11/18)
■米中首脳会談 新時代における米中関係の進展をうたった共同声明発表(FNN11/18)
…………上記ニュース報道のあと青山さんの解説(あくまで要旨)…………
( )内は山本浩之キャスターの発言です
●事業仕分けについて
非常に深い関心を持って見ている。小泉進次郎さんの質問にもあったが、天下りを繰り返していわゆる渡りをやって、そのたびに多額の退職金をいただいていくと。そういうお金がどういうからくりでどんな予算に潜り込ませてあったのかというのが、かなり国民の前に出てきたというようなことは高く評価したい。その上で、今のような仕分けを続けていくのには大きな疑問が2つある。
1つは、仕分け人の中に民間人がたくさん含まれていること。あくまでも予算は法に基づいて作られるもので、法的資格のない民間人がこれを削れと言う根拠はどこにあるのか。それをそのまま認めるとしたら法治国家の意味がなくなる。最終的には財務省がやるからいいと言ったら、じゃあこれは見せかけかということになる。
しかも、仕分け人の民間人の中にたとえば外資系の方がいる。外資系の日本人も米国人もいる。外資系だから直ちに悪いと言うつもりはないが、外資系の人々も含めて民間人は普通は利害関係がある。たとえばこの予算を削って、日本のこの部分が成長できなくなったら、喜ぶ外国もあるかもしれないわけですから。その民間人が今、仕分けている予算について利害関係を持ってないことが必要だが、持ってないという証明は可能なのか。少なくとも今そういうことをちゃんと調べた形跡がないというのは、重大な疑問を持たざるをえない。
このままやっていくと、たとえば国民が心配している中の1つが科学技術予算。いろんなメディアでも指摘されているが、みんなの共通の思いとして、科学技術というのはそもそもすぐ結果が出るはずないだろうと。すぐ結果が出ないものであっても、試行錯誤を繰り返して失敗を重ねて、失敗の巨大な山の上に次の成功があるというのが科学技術じゃないのか。それなのに今、結果が出ないからといって切るというのは、むしろこの日本の力を貶めて、日本は科学技術立国しかないのに、その未来を断ち切るんじゃないかという心配が非常にある。
(どなたか委員が言った「トヨタがF1から撤退したように」と、そういうことと同じに考えていいんですかって話ですよね)
全く同感で、民間はすぐ期末ごとに利益を出さなきゃいけない。しかしそれではできない部分があって、それは特に科学技術のような時間がかかるもので、だから国家がやるんで、だから僕たちは税金を払っている。それが国家というものの根幹だから、それをひっくり返す話になるから。これは民主党支持するしないに関わらず、国民も疑問を持ってるから、仕分けの後半が始まる前に、この件は少なくとも仙谷さんですむ話じゃなくて、総理も含めてこの件の説明はあるべきだと思う。
自民党の姿勢にも大きな疑問を感じてて、谷川秀善さん(参院幹事長)が「おもろいな」と、「自民党も早くからやりゃよかった」と言う気持ちは分からないでもないが、たとえばさっきの民間の仕分け人が利害関係があるのかないのかということについて、自民党はなぜ調べないのか。評論家集団じゃないので、実務に携わるはずの政治家がなぜ調べないのか。幹事長の大島理森さんが「これはパフォーマンスじゃないのか」と言ったが、そんなことは誰でも言える。幹事長なら会見する前に民間の仕分け人の仕事の内容とか調べて、当然自分の身も切らなきゃいけない。たとえば今、仕分け人になってる外資系の外国人(フェルドマン氏?)は竹中さんのブレーンだったりするわけですよ。だから自民党も自ら切るところがあって、その上で批判すべきは批判する。でないと、今の自民党はただ評論家のように横で言ってるだけでしょ。
●米中首脳会談について
オバマさんは笑顔もさわやかでフレッシュなイメージでいいが、本音を言うと、がっかりしてます。オバマさん、だらしない。1つの例をあげると、胡錦濤国家主席と2時間半会談、鳩山さんより1時間長い、それはアメリカの自由だからいい。が、問題はそのあとの共同記者会見で、記者の質問全面禁止。記者が質問できないでなぜ記者会見ですか。それはもう独裁者が好きなことだけ言って民に知らしめて、はい終わりということでしょ。全部確認できてないが、今までの米中首脳会談で、記者の質問やめてくれという中国側の要求に屈服して、合衆国大統領も質問受けることができなくて、記者だんまりのまま会見終わらないといけないって、これ初めてでしょう。
(アメリカのメディアも会見には参加したが、不満の声は?)
不満の声は僕の知り合いからも聞こえた。あなた方もだらしないと。日本のメディア頑張ってるとは正直言えないが、しかし表現の自由、報道の自由の元祖のようなアメリカがこんな会見でいいのか。
(たとえば天皇陛下に対して90度の礼をとったオバマ大統領に対して、共和党支持のメディアから批判する声が出てる。オバマさんの行為は自然な行為と受け取る方が自然だと思う。が、米中共同記者会見については質問も封じられてる。この方がものすごく異常)
天皇陛下への礼の批判は一部。ヤマヒロさんの言うとおりで、日本は天皇陛下のことも含めて、ぼろくそに言われても黙ってるだろうと。でも中国は、会見おかしいと言ったら何するか分からないという、みんな中国に対して遠慮してる、その象徴になってる。だからさっき、記者会見のあとに故宮に行った時、ちょっと声聞こえた、必死に質問してる声が。共同会見で聞けなかったから。オバマさんは聞こえてたけど知らん顔。これはアメリカと中国だけの問題じゃなくて、私たちの世界の価値観が下手すると変わっていくことになる。独裁体制の方がうまくいくんだ、その証拠にアメリカは屈服してるじゃないかということにつながりかねないから、これはアメリカも、日本も声をあげないといけない。
中国がしたたかだなと思うのは、記者に質問させないという強権だけじゃなくて、見事に胡錦濤さんはオバマさんに助け船を出してる。共同会見で「両国は違いがあって当然なんです」「そういうこと会談でも言いましたよ」と、これを言ってくれたから、オバマさんはやっとチベットと一言は言えたんです。ダライ・ラマさんと対話してくれと言えたから、いちおうお国に帰れるようになってる。そうすると、掌の上で載っけられてるってことになる。
…………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………
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■11/18放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
迷走する普天間と日米首脳会談・鳩山外交は友愛ならぬ背信か?青山がズバリ

その流れで外務省と防衛省の政務三役の中に2人、すでに辞表を用意している人が!?
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画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。
コーナーの前に、「事業仕分け」、米中首脳会談について青山さんの解説がありました。この部分は要旨のみ記載、続いてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。
内容紹介ここから____________________________
■行政刷新会議「事業仕分け」 第1ラウンド終了 概算要求の削減額、4,380億円余りに(FNN11/18)
■自民・小泉 進次郎衆院議員、内閣委員会で当選後初の質問(FNN11/18)
■米中首脳会談 新時代における米中関係の進展をうたった共同声明発表(FNN11/18)
…………上記ニュース報道のあと青山さんの解説(あくまで要旨)…………
( )内は山本浩之キャスターの発言です
●事業仕分けについて
非常に深い関心を持って見ている。小泉進次郎さんの質問にもあったが、天下りを繰り返していわゆる渡りをやって、そのたびに多額の退職金をいただいていくと。そういうお金がどういうからくりでどんな予算に潜り込ませてあったのかというのが、かなり国民の前に出てきたというようなことは高く評価したい。その上で、今のような仕分けを続けていくのには大きな疑問が2つある。
1つは、仕分け人の中に民間人がたくさん含まれていること。あくまでも予算は法に基づいて作られるもので、法的資格のない民間人がこれを削れと言う根拠はどこにあるのか。それをそのまま認めるとしたら法治国家の意味がなくなる。最終的には財務省がやるからいいと言ったら、じゃあこれは見せかけかということになる。
しかも、仕分け人の民間人の中にたとえば外資系の方がいる。外資系の日本人も米国人もいる。外資系だから直ちに悪いと言うつもりはないが、外資系の人々も含めて民間人は普通は利害関係がある。たとえばこの予算を削って、日本のこの部分が成長できなくなったら、喜ぶ外国もあるかもしれないわけですから。その民間人が今、仕分けている予算について利害関係を持ってないことが必要だが、持ってないという証明は可能なのか。少なくとも今そういうことをちゃんと調べた形跡がないというのは、重大な疑問を持たざるをえない。
このままやっていくと、たとえば国民が心配している中の1つが科学技術予算。いろんなメディアでも指摘されているが、みんなの共通の思いとして、科学技術というのはそもそもすぐ結果が出るはずないだろうと。すぐ結果が出ないものであっても、試行錯誤を繰り返して失敗を重ねて、失敗の巨大な山の上に次の成功があるというのが科学技術じゃないのか。それなのに今、結果が出ないからといって切るというのは、むしろこの日本の力を貶めて、日本は科学技術立国しかないのに、その未来を断ち切るんじゃないかという心配が非常にある。
(どなたか委員が言った「トヨタがF1から撤退したように」と、そういうことと同じに考えていいんですかって話ですよね)
全く同感で、民間はすぐ期末ごとに利益を出さなきゃいけない。しかしそれではできない部分があって、それは特に科学技術のような時間がかかるもので、だから国家がやるんで、だから僕たちは税金を払っている。それが国家というものの根幹だから、それをひっくり返す話になるから。これは民主党支持するしないに関わらず、国民も疑問を持ってるから、仕分けの後半が始まる前に、この件は少なくとも仙谷さんですむ話じゃなくて、総理も含めてこの件の説明はあるべきだと思う。
自民党の姿勢にも大きな疑問を感じてて、谷川秀善さん(参院幹事長)が「おもろいな」と、「自民党も早くからやりゃよかった」と言う気持ちは分からないでもないが、たとえばさっきの民間の仕分け人が利害関係があるのかないのかということについて、自民党はなぜ調べないのか。評論家集団じゃないので、実務に携わるはずの政治家がなぜ調べないのか。幹事長の大島理森さんが「これはパフォーマンスじゃないのか」と言ったが、そんなことは誰でも言える。幹事長なら会見する前に民間の仕分け人の仕事の内容とか調べて、当然自分の身も切らなきゃいけない。たとえば今、仕分け人になってる外資系の外国人(フェルドマン氏?)は竹中さんのブレーンだったりするわけですよ。だから自民党も自ら切るところがあって、その上で批判すべきは批判する。でないと、今の自民党はただ評論家のように横で言ってるだけでしょ。
●米中首脳会談について
オバマさんは笑顔もさわやかでフレッシュなイメージでいいが、本音を言うと、がっかりしてます。オバマさん、だらしない。1つの例をあげると、胡錦濤国家主席と2時間半会談、鳩山さんより1時間長い、それはアメリカの自由だからいい。が、問題はそのあとの共同記者会見で、記者の質問全面禁止。記者が質問できないでなぜ記者会見ですか。それはもう独裁者が好きなことだけ言って民に知らしめて、はい終わりということでしょ。全部確認できてないが、今までの米中首脳会談で、記者の質問やめてくれという中国側の要求に屈服して、合衆国大統領も質問受けることができなくて、記者だんまりのまま会見終わらないといけないって、これ初めてでしょう。
(アメリカのメディアも会見には参加したが、不満の声は?)
不満の声は僕の知り合いからも聞こえた。あなた方もだらしないと。日本のメディア頑張ってるとは正直言えないが、しかし表現の自由、報道の自由の元祖のようなアメリカがこんな会見でいいのか。
(たとえば天皇陛下に対して90度の礼をとったオバマ大統領に対して、共和党支持のメディアから批判する声が出てる。オバマさんの行為は自然な行為と受け取る方が自然だと思う。が、米中共同記者会見については質問も封じられてる。この方がものすごく異常)
天皇陛下への礼の批判は一部。ヤマヒロさんの言うとおりで、日本は天皇陛下のことも含めて、ぼろくそに言われても黙ってるだろうと。でも中国は、会見おかしいと言ったら何するか分からないという、みんな中国に対して遠慮してる、その象徴になってる。だからさっき、記者会見のあとに故宮に行った時、ちょっと声聞こえた、必死に質問してる声が。共同会見で聞けなかったから。オバマさんは聞こえてたけど知らん顔。これはアメリカと中国だけの問題じゃなくて、私たちの世界の価値観が下手すると変わっていくことになる。独裁体制の方がうまくいくんだ、その証拠にアメリカは屈服してるじゃないかということにつながりかねないから、これはアメリカも、日本も声をあげないといけない。
中国がしたたかだなと思うのは、記者に質問させないという強権だけじゃなくて、見事に胡錦濤さんはオバマさんに助け船を出してる。共同会見で「両国は違いがあって当然なんです」「そういうこと会談でも言いましたよ」と、これを言ってくれたから、オバマさんはやっとチベットと一言は言えたんです。ダライ・ラマさんと対話してくれと言えたから、いちおうお国に帰れるようになってる。そうすると、掌の上で載っけられてるってことになる。
…………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………
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