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【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■11/14放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
年内解散総選挙は本当にある?野田総理の真の狙いと政界の裏を青山ズバリ

放送開始の約2時間前、党首討論で野田首相が、条件付きで11月16日の解散を明言。
NHKの中継見てて私もびっくりしましたが、青山さんもたいそうびっくりされたようです(^_^;
今回は、これを伝えたストレートニュースの解説部分から文字に起こしています。
コーナー前半は、野田さんの決断の『3つの疑問』。なぜ『急に』、『TPPを争点』にする、『年内の解散総選挙』を決断したのか?
そして今回のTPP騒ぎではっきり出てきた、戦後の「日本政治の正体」とは?
後半は、小沢一郎氏が第二審無罪判決と、第三極の動き。
最後に、国会に提出された人権救済法案についても。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
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内容紹介ここから____________________________
※党首討論で野田首相が「定数削減確約なら11月16日に解散する」と明言、及びそれに関連したストレートニュースのあと

山本浩之
「はい。党首討論が行われたのは、今からわずか2時間ほど前のことなんですけれども、昨日、一気に野田おろしの声が上がったかと思いきや、今日は、もうびっくりしましたね。16日、解散。総理大臣があの場で、公言しました」
青山繁晴
「ええ。僕も驚きました、正直。あの、総理大臣が事前に、衆議院解散の日を口にするってことは実はあります。でもそれは、与党のたとえば幹事長と深い信頼関係があって幹事長だけに耳打ちするとか、あるいは本当の自分の側近や、あるいは信頼できる長老に話する、それはずーっとあったんですよ。しかし、党首討論、テレビ中継が入った公開の国会の場で、いきなり内閣総理大臣が、いついつ解散しますと言って、それが明後日だっていうのは…」
山本浩之
「そうですねえ」
青山繁晴
「
これはもう、空前絶後ですね。あの、もちろん初めてだし、今後もないと思いますよ」
山本浩之
「なるほど」
青山繁晴
「で、
その本当の背景は、いかにこの野田さんが追い詰められているかっていうことですね。その、解散したいっていうことを、輿石幹事長に特に明言したあと、もう内閣総辞職に向かって、あの、党の外の小沢さんも加わって、そして、たとえば執行部の中の、細野豪志政調会長まで本当は実質的に加わって、この『アンカー』で先に指摘しました通り、
解散よりも野田さんを辞めさせる、総辞職のほうに向かって走り出しているから、もうとにかく余計な工作がこれ以上できないように、明後日なんですよ。そのかわり安倍さんと、公明党の山口さんに伝えたかったのは、この2日の間に、とにかく解散できるようにしてくれと。赤字国債出せるようにして下さい」
山本浩之
「そりゃまあそうですね」
青山繁晴
「そして、その、定数についても、その、削減は来年の通常国会でまた議論するでいいけれども、是正については、つまり0増5減、それについてはこの2日間でとにかく終わらせてくれと、それから社会保障国民会議のメンバーも2日の間に決めてくれっていうことを、お願いしてる、党首討論でしたね」
山本浩之
「さあ、これ、収まらないのは当然、民主党内ってことになりますが」
青山繁晴
「うん、
これはもう究極のチキンレースで、どっちが度胸あるかですね。で、たとえば、その、解散っていうのは、実は内閣総理大臣の専権事項ってことばっかり言われるけれども、実は法の定めによって、閣議で決めなきゃいけないんです。で、日本の閣議ってのは多数決でもなければ、総理大臣がえいやっと決められるんでもなくて、一人でも例外があっちゃいけない。閣僚全員が、総理大臣もそのうちの一人に過ぎない、全員一致しないと何事も決められないって定めになってますから」
山本浩之
「今まで反対した大臣いましたけれど」
青山繁晴
「いました。あの、小泉さんが郵政解散やろうとした時に、島村宜伸(ぎしん。正しくはよしのぶ)さんっていう、大臣が反対して、小泉さんは島村さんを解任して、自らが兼ねて、兼任して、そして解散を決めたんですね」
山本浩之
「あの時、一人でしたね」
青山繁晴
「一人です。今回は逆に、賛成してくれると、今から言えるのは閣僚の中で言うと、前原さんですね、まず。それからたぶん岡田副総理は大丈夫でしょう。それから藤村官房長官も女房役としておそらく賛成してくれるだろうけど、その3人ぐらいで、ヘタをするとあと全員反対かもしれない。そうすると、それを、もちろんその憲法上は、全員罷免して、その場で、その全員兼ねて、その場で、解散決定することは可能ですけれども、しかし、
全員一致っていうことを法が謳ってるのに、大半の閣僚が反対してるのにそれ全部切ってしまっていいのかっていうことがですね、問題になりますから、その、つまり、具体的に言うと、閣僚をどれだけ説得できるのか。そして閣僚のほうは解散してもらいたくないんだったら、その、どれぐらい自分たちの多数派工作できるのか。それがもう始まってますね、その勝負が」
山本浩之
「なるほど。ま、それにしても解散すると、必ず総選挙、あ、もうだいぶ私も落ち着いてきて声が戻ってきましたけれども(冒頭ちょっと声がかすれていたヤマヒロさん)…」
青山繁晴
「いやいや、あの、リアルでよかったです…」
山本浩之
「総選挙があるわけです。そうなると、政策を前面に押し立てて、ま、公約も含めてですけれど、選挙ってものを戦わなければいけませんね。民主党、TPPひとつとっても真っ二つに今、分かれてますね」