拙ブログで以前
「朝日新聞の捏造・放火の歴史」というのをまとめたことがあります。
捏造といえば新聞業界ではダントツで朝日新聞の印象が強いのですが、テレビ業界ではどうか?
最近、関西テレビ「発掘あるある大事典2」の捏造が大きな問題となりましたが、数の多さ、インパクト、政治に与える影響、そういったもので比較すると、関西テレビよりもTBSの方がなんぼか悪質ではないか?と私には思えてなりません。
そこで今日は「TBSの捏造・不祥事の歴史」をまとめてみました。
(一部の画像はクリックにより新規画面で拡大されます)
<<<<<TBSの捏造・不祥事の歴史>>>>>
【07/4/3:2007.2.25「華麗なる一族」でサブリミナル?…の項を新たに追加】
【07/4/6:2007.4.2- 収録中の事故を隠していたことが発覚…の項に追記】
【07/4/6:2007.2.11&4.1 同一人物が複数の街頭インタビューに登場…の項に追記】
【07/4/6:1968.3 成田事件…の項を新たに追加】
【07/4/18:2007.3.28- 不二家不祥事で事実と異なる…の項に追記】
【07/4/19:2007.4.2- 収録中の事故を隠していたことが発覚…の項に追記】
【07/4/26:2007.3.28- 不二家不祥事で事実と異なる…の項に追記】
【07/6/6:2007.6.3- 「ハニカミ王子」盗聴問題…の項を新たに追加】
【07/6/8:2007.3.28- 不二家不祥事で事実と異なる…の項に追記】
【07/8/6:2007.3.28- 不二家不祥事で事実と異なる…の項に追記】
【07/8/7:2007.3.28- 不二家不祥事で事実と異なる…の項に追記】
【07/8/18:2007.3.28- 不二家不祥事で事実と異なる…の項に追記】
【07/9/6:2007.3.28- 不二家不祥事で事実と異なる…の項に追記】
●1968.3 成田事件
成田闘争を取材していたTBS報道部のマイクロバスが、プラカードを持った反対同盟の婦人数名を便乗させ、警察の検問にかかって止められた事件。
政府・自民党がTBSを激しく非難。TBSは担当記者、報道局幹部への処分をおこなった。
元「ニュース23」デスクで現在TBS報道局長の金平茂紀氏は1997年にこう語っている。
「メディアによっては(1996年のビデオ問題は)『TBS事件』と略称されたけれども、去年以前は、『TBS事件』といえば即『TBS成田事件』を指していた。
68年3月、成田空港反対同盟の婦人行動隊のおばちゃん達と『プラカード』をTBSの取材用マイクロバスで運び、『報道の公正と中立を踏み外した』として袋叩きにあった『事件』だ」
なおネットの一部では、この事件によって報道番組「ニュースコープ」のキャスターだった田英夫氏(後に社会党から出馬、参議院議員となる)が解任されたと記述されているようだが、
田英夫氏の解任とこの事件とは無関係である。
田氏が解任に至ったのは、ベトナム戦争現地取材「ハノイ・田英夫の証言」(1967年10月放送)がきっかけである。
放映日の8日後、TBS今道社長ら幹部は自民党本部に呼ばれ番組批判を受けた。なぜ田氏のような偏向した人物を北ベトナムに送り込んだのか(アメリカは南ベトナムを支援していた)と詰問された今道社長は、ニュース源に記者を送ってなにが悪いかという意味の反論をしたという。
田氏解任の件では抵抗した今道社長も、その後起こった成田事件により関係者の大処分に踏み切らざるをえなくなった。
注)この事件に関してはネット上にさほど資料がなく、ここで参考にしたサイトは全てTBS側、あるいは「左」側から語られたものであることを付記しておく。
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すべてを疑え!! MAMO's Site>放送事件史「田中角栄」≪後編≫
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TBS>新・調査情報 passingtime 1997/11-12 no.008(TBSの金平茂紀氏のページ)
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幻視>06/12/7付:喪失されたパトス
●1995.5 サブリミナル問題
オウム真理教事件報道が過熱する最中、1995年5月に放送された
「報道特集」のオウム関連特集の中で、
教団代表の麻原彰晃の顔などが無関係な場面で何度も挿入された。
TBSはサブリミナル手法を番組テーマを際立たせる手法として用いたと説明したが、非難が集中。
旧郵政省が厳重注意を行い、TBSは「視聴者が感知できない映像使用はアンフェアであった」と謝罪した。
「否定的なものを肯定的に変える効果がある」とされるサブリミナルは、この3年後、民放連の放送基準で「公正とはいえず、放送に適さない」として禁止された。
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サブリミナル効果(Wikipedia)
●1996.10.19- 坂本弁護士一家殺害事件のビデオ問題
1995年10月19日、日本テレビの報道により、1989年11月4日に発生したオウム真理教被害者弁護団の坂本堤弁護士一家殺害事件に、TBSの情報番組スタッフが関与したことが発覚。
殺害の9日前、
坂本弁護士インタビュー未放送ビデオをオウムの幹部である早川、上祐、青山に視聴させ、これが殺害の引き金となった。
ところが、
TBS側は当初「ビデオを見せた事実はなかった」と事実を隠蔽していた。
3月11日に「オウム真理教幹部にビデオを見せた事実は確認できず」とする社内調査結果を発表し、その後、19日の
衆議院法務委員会での大川常務(当時)の参考人招致でも重ねて全面否定していた。
しかし、23日にオウム真理教の早川被告のメモの全容が判明、それを受け、25日、磯崎社長が緊急記者会見を行い、「ビデオを見せた」と認め、関係者の処分を発表した。
その後、検証特番の放映、ワイドショーの打ち切り、深夜番組の5日間停止、報道番組の時間短縮などの自粛措置をとった。
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TBSビデオ問題(Wikipedia)
●1996.5.10- サンディエゴ事件報道で被害者夫人を犯人扱い
1996年5月8日、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ市で、アルツハイマー病の研究をしていたS教授父娘が、何者かによって射殺される事件が発生した。
この事件に関し、5月10日放送の
「ニュースの森」、5月19日の
「関口宏のサンデーモーニング」が事実とは違う報道を行った。
事件当時、フランスのニースに滞在していた
S教授夫人が事件に関与していたのではないかという予断に基づいて、誤報や犯人視報道を繰り広げたのだった。
1997年9月、S教授夫人はBRC(放送と人権等権利に関する委員会)に対して、TBSの事件報道により、名誉、プライバシー等が侵害されたとして「権利侵害」の救済を求める申立を行った。
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BRC(放送と人権等権利に関する委員会)>委員会決定>第2号 サンディエゴ事件報道 TBS