「アンカー」小沢氏に見限られた鳩山首相?ポスト鳩山は?

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★★★天皇陛下会見特例問題について★★★
遠藤健太郎氏によれば、外務省は「完全に民主党上層部主導で、担当職員にアドヴァイスの余地すら与えられなかった」「抗議してほしい」と言っているそうです。電話やEメールより当面は書簡かFAXが有効だそうです。
文書の作成ポイント、送付先、文例などは*〔しーたろう〕の意見書文例 :“外務省の抗議要請”に応じた意見書*を参考になさって下さい。

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■12/23放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

公約違反鳩山総理の命運いかに・小沢氏との関係急速に悪化…青山がズバリ!

091223-14mondai.jpg 小沢氏が自ら権力を増大させている理由とは?鳩山総理のKYぶりに小沢側近も唖然?鳩山総理が辞任せねばならない理由とは?現職閣僚が小沢氏に反旗?そしてポスト鳩山は?
 今週も目が離せません。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________

 ……予算編成大詰めなど、政治関連のニュースを伝えた後……

山本浩之
「さ、そしてこのあと青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーも、引き続き政治に関連したお話だと」

青山繁晴
「はい。で、今ヤマヒロさんが政治のお話と言われたんですけど、ま、この年末はやっぱり予算編成にみんなの、国民みんなの神経、目線が集中してですよ、でも例年と違うのはですね、ま、その自民党時代の儀式みたいな予算編成と違う面もあるけど、何やらその、鳩山さんと小沢さんの間に、火花が飛んでるのか、いや、手を組んでるのか、よく分からないようなぐちゃぐちゃな状況が続いてると。で、その中でこの予算編成が行われた。結局何が進行してるのかっていうのがね、あの、皆さん、ご関心事のひとつじゃないかと思うんです。で、今日はそれを解き明かしていきたい、一緒に考えていきたいんですけども、今日のキーワードは、あえてこれです(フリップ出す)」

091223-01frip.jpg

山本浩之
「『総理の首』」

青山繁晴
「はい。これあの、ま、んー、刺激的に書いたつもりは実はなくてですね、リアルなキーワードとして書きました。というのは、はっきり言うと鳩山さんのこの首が、総理としての首が、もうすごく涼しくなってる。で、その上での予算編成であったということも含めて、お話ししたいと思います」

山本浩之
「はい。では、コマーシャルをはさんで青山さんの解説です」

(いったんCM)

 …………………………VTR開始…………………………

 きのう鳩山政権は来年度の税制改正について閣議決定。
 しかし鳩山総理大臣は、ここにたどりつくまで迷走を繰り返していた。
 
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「アンカー」マイケル・ムーア監督インタビュー

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★★★天皇陛下会見特例問題について★★★
遠藤健太郎氏によれば、外務省は「完全に民主党上層部主導で、担当職員にアドヴァイスの余地すら与えられなかった」「抗議してほしい」と言っているそうです。電話やEメールより当面は書簡かFAXが有効だそうです。
民主党本部 〒100-8914 東京都千代田区永田町1丁目11-1
      FAX:03-3595-9961

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■12/16放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

緊急対談青山×M・ムーア監督、こんな世界に誰がした・金持ち優遇社会はNO

091216-19risou.jpg 青山さんは海外出張(エネルギー関係の学会出席)のためお休みで、“ニュースDEズバリ”コーナーのVTR出演のみ。
 スタジオには和田秀樹さんが来られてました。

 あと山本浩之キャスターも15日、16日とお休み。ネットでは、天皇陛下会見特例問題で小沢幹事長を批判した14日の発言(前エントリー参照)が原因で民主党に圧力かけられたのでは?などと言われたりしているようですが、そうじゃなくて忌引きです。実のお父さまが亡くなられたそうです(青山繁晴さんのブログ12/15付参照)。
 司会は岡安譲キャスターが務めました。
 
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「アンカー」普天間問題で鳩山私案も、すでに辺野古も無理?

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■12/9放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

米は激怒普天間移設の結論は?鳩山首相が先送りした先に何が?青山ズバリ

091209-10an.jpg 今日は突然、阪神の赤星さんの引退会見が入ってきたので、トップニュース群のうち1〜2本カットされてるかもしれません。コーナーはちゃんとありました。青山さん、けっこう時間とって赤星さんの話をされてました。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。

 コーナー前に鳩山兄弟の脱税問題、コーナー後に拉致被害者家族と岡田外相面談について青山さんの解説がありました。まずこの部分を要旨のみ記述、続けてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。


 内容紹介ここから____________________________

鳩山邦夫元総務相、母親からの資金提供を認める 「贈与税を支払いたい」(FNN12/9)
鳩山首相、鳩山元総務相の贈与税納付意向を受け自らも修正申告などの措置とる考え(FNN12/9)
拉致被害者家族らが岡田外相と面会 被害者生存を前提で交渉を推し進めるよう訴え(FNN12/9)

 …………上記ニュース報道について青山さんの解説(あくまで要旨)…………
    (  )内は山本浩之キャスターの発言です

●鳩山兄弟の脱税問題

(もはや政治資金規制法云々ではなく脱税疑惑なわけで、今まで出てる話が全部事実だとすると、かなり悪質?)
 極めて悪質。現職の総理であるお兄さんと元主要閣僚であった弟さんが脱税したと認めてるのと同じ。石破さんも指摘したが、追徴課税に応じてそれで終わりということには絶対ならないし、そんなことで終わらせたら国民に示しもつかない。たまたま資産を作った方が生前贈与しても、あるいは死後の相続であっても、税金払わないで、ばれた時に払えばいいとなれば、国家の根幹を揺るがす。

 ただ邦夫さんの発言はもちろん総理にとって大打撃だが、邦夫さんのもきちんと精査すべき。野党だからいいとはならない。たとえばお母さんからお金をもらってたことを事実上認め、脱税もまさしく認めてる。しかし同時に兄と違って政治資金収支報告書には一点の曇りもないと。犯罪行為は行ってない、そこは兄と違うと。これは正直分からない。というのは毎月お母さんから1500万円、合計9億円もらってたんでしょ。一点の曇りもないというのであれば、政治資金収支報告書に記載されてるわけですね、お母さんからと。そうするとまず個人の献金の上限を当然超えることになるし、政治家が政治資金収支報告書を全然見ないんですか?いちおう見るはずじゃないですか。見たら、ここにお母さんがあると、しかも上限超えてると、おかしいからやめましょうとなるはず。つまりお母さんの現金が他のものに化けたんじゃないかというのは誰だって考えるでしょ。それがたとえば総理の故人献金のように極端な例があるのかないのかわからないが、他の人に化けさせてあったらそれは偽装献金。従ってこれは自民党としても石破さんが言うだけじゃなくて、きちんと精査すべきだし、額は分かんないから適当に兄に言ってることの上(マキシマム)に合わせましたと。これは信じられない発言。元総務大臣でしょう。本人がやる気がないなら、自民党が責任を持って政治資金収支報告書の中身を見せなきゃいけない。

●岡田外相 拉致被害者家族と面会

 飯塚さんは非常に言葉を選んでいるが、大臣とズレを感じたという意味だと思う。核・ミサイル・拉致を包括的に解決したいということにこだわるというのは、どっちかいうと拉致もワン・オブ・ゼムの問題なんだという言い方にどうしても聞こえるから、そこでズレを感じられたんだけど、「注視していく」という言葉に何とか抑えられて、いわば外務大臣といい関係に持っていきたいということだと思う。言いたいことをあえて呑み込まれてということだと思う。

 その上で申せば、岡田外務大臣が拉致被害者の家族と初めて会ったこと自体はそれなりに意味がある。北朝鮮は調子よく外交やってるように見えるが、経済はもうめちゃくちゃな状態で、突然通貨の切り下げをやってる。アメリカといくら交渉やっても、北朝鮮はお金くれるのは日本だと思ってる。だから突然北朝鮮の側から例によって1人2人返して終わりにしたい、それでカネくれと言ってくる可能性ある。それがある得る前に、外務大臣に対して家族の思いを伝える機会があったのはそれなりに意味があった。

 僕は胸に迫る記憶があって、有本さんご夫妻は最初、恵子ちゃんが誘拐されたこと分かっても、外務省に行ったら「国交がない国だから分からない」と門前払いされて、そのあと警察庁に行って、安倍さんのアドバイスに従って行って、やっと少し相手にされ始めたということがあった。この話を逆にすると、やはり外務省というものを巻き込んで引き込んで、ほんとは包括的解決とかそんなこと言ってるんじゃなくて、拉致は拉致でガンガンやるんだということを外務省に分からせないといけないから、そういう意味でも、岡田さんに気持ちを直接伝える機会があったのは、とりあえず動きがない中でマシなことかなと。

 岡田さんは外務大臣本来の仕事ができてない。拉致問題、北朝鮮問題とかロシア問題、やれてないが、やりたい意欲はあるから、いざとなったら(普天間問題で)辞める覚悟もだんだんされてるようだから、拉致問題をいわば自分の大事な仕事にして下さい。核とミサイルと言ってると他の国と歩調合わせないといけなくなるが、これは日本の問題なので、拉致をずばりやっていただきたいと思う。

 …………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………

山本浩之
「(阪神の赤星選手引退会見生中継のあと)今日の青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーにこのあと行くわけですが、今日は青山さん、どのような話題ですか」

青山繁晴
「はい、まぁ、すみません、ちょっと今その、赤星選手のね、脊髄の損傷っていうのはちょっとびっくりしたんですけど、ちょっと一言だけ言っていいですか」

山本浩之
「はい、どうぞ」

青山繁晴
「あの、首の痛みっていうふうに伝えられてたのが、今、ご本人はその、腕に障害が出てるっていう意味のこともおっしゃいましたよね。腕は思わしくないと」

山本浩之
「うん、腕がまだ思わしくないって言ってましたね」

青山繁晴
「そうでしょう。だから首の痛みってのはほんとはそうじゃなくて、その、脊髄っていうのは文字通り神経系の中心ですから、あの、そこが損傷の度合によっては、それこそあの、麻痺に至ることもあるわけで。だから単なる引退じゃなくて、壮絶なその、戦いの結果、これから闘病生活も始まるという会見ですよね」

山本浩之
「そうですね」

青山繁晴
「それなのにほんとにあの、こう淡々と明るくね、あの、言われてて、あの、僕ショックを受けると同時に、あの、正直こんな言い方いいかどうか分かりませんけど、感動しましたね。やっぱりスポーツ選手で一流の人ってこうやって、何て言うのかな、あの、こうやってあの、身体が小さくて、比較的あんまり頑丈に見えない人でも、覚悟は定まってんだなあというふうに僕は思って、あの、見ましたですね」

山本浩之
「そうですね。まぁちょっと言葉が出ないというか、あの、やっぱりファンて、まあ私は阪神ファンですけども、大の阪神ファンですけど、ファンてやっぱり勝手なもので、勝手にその、赤星さんが怪我を治してですね、また出てくるもんだともう、まぁ、ばっかり思ってたんですね、今朝の今朝まで。だからあの、ブログにも負けないっていうふうに、まぁ11月にもね、お書きになっていて。で、その9月12日の怪我自体がこの、そんなに症状が想像を絶するほどひどかったんだって、今、赤星さんの口から直接聞いて、あの、ねぇ、言葉が出ないんですよね」

村西利恵
「でもファンもその思いですし、本人もまた戻れると思ってやってたっていうことですから、やっぱり、ねえ、うん」

青山繁晴
「まぁその、鍛え上げた身体だけれども、やっぱり小さい身体で全力で走ってプレーしてたから、こういうことになったということなんですけどね。まぁ今、でも顔色なんかも良かったし、あの、良くなられると思いますし、あの…」

山本浩之
「身長170センチなんですよ。ですからまぁ、プロ野球の中ではおそらく一番小さい部類に入って…」

青山繁晴
「公称で170でしょ。だから168とかだったかもしれないですけどね。相当無理して頑張って…」

山本浩之
「まぁその、それだけね、身体の小さい選手がこんなにタイガースというチームを引っ張ってきて、えー、何か突然のことだったんで、すみません、ちょっと私は言葉が見つからないんですよね。えー、6時台にまたね、詳しくお伝えしたいと思いますけど」

青山繁晴
「いや、僕も正直すんなりコーナーに入るって気がとてもしなかったもんで。あの、まぁ今日、鳩山さんの、鳩山総理の話をコーナーでもするんです。で、さっきは、その、お母さんから小遣いもらってた、それ脱税したてたっていう、ま、情けない話をね、ニュースで報じなきゃいけなくて、で、もうひとつの鳩山さんめぐる今、大問題って普天間の問題ですよ。で、まあこの赤星さんの、赤星選手のその、決然たる覚悟のある会見聞いたあとに、何かこんなんするのはほんとは嫌なんですけどね、一国の総理がその、たとえば日米関係に関わる普天間についても、ころころころころ、この1週間、発言変わったというのを視聴者の方、国民の方も強い印象持っておられると思うんです」

山本浩之
「真意が全く分かんないです」

青山繁晴
「はい。で、ただですね、今日のコーナーで僕、申したいのは、この、そりゃ鳩山さんが宇宙人で変わってるからなんだということに、すり替えたくないと。あの、先週も申しましたけど、その、僕たちの深い部分から生み出してしまったその、究極の政治家の姿じゃないかと。あの、日本人の良いところが表れてるのがたとえば赤星さんで、で、もうどうにもならない、あの、僕自身も含めて、こういうところ良くないなってのが集まってしまったのが今の総理じゃないか、というお話をあえてしたいと思います。で、その、今その、鳩山さんだけじゃなくて、政権全体が、普天間の問題を解決したいといろいろ努力してる人がいるのも事実です。しかし今日のキーワードはそれ全部合わせてこれです(フリップ出す)」

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山本浩之
「『幻』」

青山繁晴
「はい。特に鳩山さんが追っかけてることは幻じゃないのかということを、一緒に考えたいと思います」

山本浩之
「はい。ではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」

(いったんCM)
 
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「アンカー」鳩山偽装献金 したたかさの裏に演出家と“貴種流離譚”

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■12/2放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

母親からの巨額資金“何も聞いていない”関与否定で鳩山政権に影響は?青山がズバリ

091202-07v.jpg 最近元気がなさそうに見受けられますが、実はこれも「貴種流離譚」作戦の一環だったりして?

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。

 コーナーの前に、第2次補正予算などについて青山さんの解説がありました。この部分は要旨のみ記述、続いてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。


 内容紹介ここから____________________________

■第2次補正予算7兆円規模になる見通し
■鳩山邦夫元総務相も母親から月1500万円
■鳩山総理への事情聴取せず上申書を求める方向 贈与にあたると見て捜査

 …………上記ニュース報道のあと青山さんの解説(あくまで要旨)…………
    (  )内は山本浩之キャスターの発言です

●第2次補正予算7兆円規模になる見通し

 ちょっと大きな目でもってふり返ると分かりやすくなる。1か月ちょっと前は政府も内閣も日銀もデフレとか全然言ってなかった。が、最近になってまず政府が突然デフレ宣言して、同時に菅さんが日銀は何もしてないじゃないかっていうようなことを言われた。だから政府が突然デフレ宣言したのは日銀への圧力だなとみんな思ったら、その時は日銀はデフレとは思ってないと言った。だから日銀は独立で行くなと思ったら、この一両日またひっくり返って、白川総裁がやっぱりデフレと言ってもいいと変わった。その結果、日銀は量的緩和、市中に日銀が積極的にお金を出していくことを、10兆円といういわば蓋を被せた、中途半端な量的緩和をやると。それから金利も3か月ぐらいの金利についてちょっと下げると。ちょっと政府につき合うような緩和をやった。2次補正の7兆円も2.7兆から膨らんだというのは、日銀だけでデフレや円高に対応できるわけないから、政府が少し上積みしなきゃいけないと。双方が合わせただけに見える。それがマーケットにインパクトあるかというと、ほとんどマーケットは感じてない。それから鳩山総理は国民に希望を持っていただくような第2次補正を含めた経済対策にしたいと言っているが、だいたい第2次補正というものの性格からしても、それが7兆になったから急に、デフレや円高のショックに対して新しい希望を持つ人はあまりいないだろう。

(補正というとどうしても応急手当というイメージがあるが、事業仕分けというものを受けて多くの方は来年度予算に政府としてどういう予算の使い方をするんだろうというところに、注目が行くと思うんだが)

 その通りだが、さっき事前にヤマヒロさんと話した時に、ヤマヒロさんがうまいこと言われて、「去年の年越しに対するものみたいなものですね」と。年越しにしても中途半端であるのは事実で、鳩山政権の弱点は外交安保とよく言われるけど、それよりやっぱり経済金融の方に思い切った大胆な成長戦略が出てこないというのが一番の問題。マーケットの反応見てもそういう弱点が感じられる今の作業。まだ全部確定したわけじゃありませんが。

●鳩山邦夫元総務相にも母親から月1500万円

(発覚する前の段階で、お兄ちゃんの方に資金提供したら、まあ弟にもというのはずっと噂されていて、それが表に出てきたと)

 ただ、まず言っとかなきゃいけないのは、VTRの中で否認という文字が出ていたが、鳩山邦夫さんは否認してるとは言えない。お兄さんと同じように「分からない、見たこともない」と言ってる。だから自民党と民主党というよりも鳩山家、もっとはっきり言うと鳩山一族の長い長い習慣の中におかしなことがあるということを感じざるをえない。
 
 …………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………
 
山本浩之
「そこで、これあの、巨額の偽装献金問題です。で、事がやはり現職の総理大臣に絡んでいるだけにですね、えー、今日このあとの青山さんのコーナーでも、えー、解説をしていただきたいというふうに思うんですけれども」

青山繁晴
「はい。あの、今ヤマヒロさん言われた通り、その、私たちの現職の総理に偽装献金事件っていう、まあ今までちょっと聞いたことないような事件が浮上してるわけですね。で、それについてまあ新聞の報道ぶり、あるいはテレビもそうですけれども、その、鳩山さんの、あの、言葉が変だから、その、いわゆるよく言われる宇宙人みたいな言葉を言って、あの、何か知らないって言ったり、あるいはブレたりするんで、あの、ある新聞にはこう書いてありました。鳩山総理は自分自身の発言で自分を追い込んでると。これ違うと思います

山本浩之
「ああ、そうですか」

青山繁晴
全く逆だと思います。どう逆かというと、今日のキーワードはこれです(フリップ出す)」

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山本浩之
「『ハトヤマ語』」

青山繁晴
「はい。あの、他のことについてはともかく、この偽装献金事件については、いわばニュー・ハトヤマ語なんですよ。総理大臣になる前の鳩山さんからは想像もできないような、非常によく計算された、したたかで、しかも大胆な言葉を使って、うまく自分の考えてる最低限の落とし所に今、持っていってるというのが、この現状だと思います」

山本浩之
「そのあたりは、まあ青山さんはずっと政治記者をされれて、昔から鳩山由紀夫さんのこともよくご存知ですから」

青山繁晴
「ええ。あの、鳩山由紀夫さんとはもう20年を超えるその、取材相手であり、ま、知り合いでもあるわけで、あの、本当にこの、総理になられてから2か月ちょっとの間に、ハトヤマ語ってのを新たに作られたな、但し偽装献金事件に関してだけなんですよ。はい。たとえば外交安保でそういう言葉が出てるわけではない。外交安保の言葉は前と同じなんですよね。で、これを具体的に、実際に鳩山さんがおっしゃった言葉をみんなで一緒に見ながら、検証したいと思います」

山本浩之
「ではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」

(いったんCM)

山本浩之
「さあ、偽装献金問題です。鳩山総理、非常にしたたかな戦術で対処しているということなんですけれども、さっそくその詳しい中身についてお話、お願いしたいと思います」

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青山繁晴
「はい。あの、皆さんここに、ま、特捜部、東京地検特捜部は総理に話を聴くこと自体、もう見送りの模様ということ書いてありましてね。あの、視聴者、国民の中にいろんなご意見あると思いますけれども、まあ甘いなと思う人もいるでしょう。当然だと思う人もいるかもしれませんが。あの、この特捜部を含めた検察当局にこのごろ話を聞いててですね、時々出てくる言葉があってね、それ何かというと、青山さん、この国は性善説で、内閣総理大臣って悪いことをしないっていう国になってるんですよと。これ何のことかというとですね、憲法の75条にですね、内閣って章の一番最後のところに、大臣は、国務大臣はその在任中に、つまり国会開いてる開いてない関係なく、その、大臣でいる間、その、内閣総理大臣、内閣総理大臣が認めない限りは、いかなる訴追も受けないと、まあ訴追受けないって書いてあるわけです。訴追っていうのは、何をしてもその、司法当局にやられないと。で、これはね、つまり、この国では内閣総理大臣もその国務大臣のうちのひとりなんですよ。で、その中で一番偉いだけなんですね。で、他の大臣が何か悪いことしても、この内閣総理大臣が認めなかったら訴追も受けませんよと。ということは、この内閣総理大臣は自分が訴追の対象になるなんてことはありえないって話になってるわけですよ」

一同
「うんうん」
 
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夫婦別姓は封建制度への逆行!昨年の「たかじん非常事態宣言」より

■08/12/8放送 読売テレビ「たかじんTV非常事態宣言」夫婦別姓

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 現在、保守派の間で外国人地方参政権(及び外国人住民基本法)と並んで大変危惧されているのが、選択的夫婦別姓制度の導入です。

 鳩山連立政権の中でも、とりわけ福島瑞穂消費者・少子化担当大臣と千葉景子法務大臣がこの制度の導入に意欲を見せています。
 導入については慎重の声も多く、世論調査でも賛否が二分されているのですが、お二方ともそんなことは全く意に介さない様子。
 福島大臣は11月23日のテレビ番組で「丁寧に話せば分かってくれる人は多いと思う」と述べ、改めて意欲を示したそうです(毎日11/24)。

 外国人地方参政権についてはテレビでもちょくちょく取り上げられるようになりましたが(東京の番組はまだ少ない?)、夫婦別姓についてはこれまでのところ、さほどピックアップした番組はないように思います。

 実は昨年12月、関西の今はなき「たかじんTV非常事態宣言」という番組で、夫婦別姓が取り上げられたことがありました。
 宮崎哲弥さんが保守派とはまた違った視点から夫婦別姓反対を唱えており、なるほど、そういう考え方もあるのかと感心したのですが、残念ながらその時のやりとりはこちらでテキスト化していませんでした。

 というのも、その日の番組の前半に国籍法改正(改悪)がらみで河野太郎議員が電話出演しており、当時はちょうどその問題でネット全体が盛り上がっている最中でしたので、その前半部分だけを起こして(こちらの拙エントリー参照)、後半の夫婦別姓については概要をちょこっと紹介したのみでテキスト起こしは見送ってしまったのです。

 あの時起こしておけばよかったなぁと後悔しつつ、試しに先日YouTubeを覗いてみたら、な、なんと「民主党が夫婦別姓の法案を提出するようなので参考にどうぞ」ということで、この9月に再UPされているのを発見!UPされた方GJ!(≧∇≦)
 動画はまたいつ消えてしまうかわかりませんし、この機に急ぎテキスト化しておくことにしました。

※この日の出演者は以下の皆さん。
 やしきたかじん、宮崎哲弥、勝谷誠彦、
 森武史(読売テレビアナ)、脇浜紀子(読売テレビアナ)……敬称略。
※細かい相づち、間投詞、言い直し、ツッコミはカット。言葉尻など曖昧な箇所あり。また複数の人がいっぺんに喋ることが多いので、そのへんも曖昧。それ以外は完璧だと思います。
※画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________
 
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「アンカー」鳩山&小沢政治資金問題と民主党の観測気球

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■11/25放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

鳩山献金立件へ…“カネ”問題抱える鳩山×小沢会談で国会は?青山ズバリ

091125-09rakusa.jpg 「鳩山首相の献金問題で元秘書を立件へ」という24日付朝日新聞記事は、民主党が打ち上げた観測気球だった!?
 検察は鳩山さんよりも小沢さんの悪質性に注目しているようですが、これまた一筋縄には行かないようです(T^T)

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。

 コーナーの前に、「事業仕分け」、国会正常化について青山さんの解説がありました。この部分は要旨のみ記載、続いてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。


 内容紹介ここから____________________________

「事業仕分け」後半戦2日目 地球温暖化防止推進事業の一部に「廃止」の結論(FNN11/25)
「事業仕分け」 ノーベル化学賞・野依氏、次世代スパコン「凍結」論を強く批判(FNN11/25)
与党側強行採決で混乱の続いていた国会、自民・公明両党が委員会審議に復帰 正常化(FNN11/25)
鳩山首相偽装献金問題 虚偽献金の元手の一部、鳩山首相の母親が提供した資金の疑い(FNN11/25)

 …………上記ニュース報道のあと青山さんの解説(あくまで要旨)…………
    (  )内は山本浩之キャスターの発言です

●事業仕分け

 野依さん(ノーベル化学賞受賞者)が「スパコンの世界トップを他国にもしとられたら、科学技術の一番の脳の部分を他国に依存しなきゃいけなくなるから、日本は実質、属国みたいになるんですよ」ということをおっしゃってる。蓮紡さんの「世界1位になることにどういう意味があるのか」という発言に対する強い怒りの表明。僕は野依さんの意見に全く同感。
 それと、野依さんがおっしゃった、そもそもコストと投資が違うってことを分かってないんじゃないかと。今はまだはっきりしないが、この国の希望と未来に投資するという考え方が分かってない、ということをおっしゃってる。その意味でも同感。
 但し、野依さんはできれば自民党の会合でなく、政治的に利用されかねない所でなく、もう一度フェアな場所で発言していただきたい。
 【引用者注:このあと、夜、野依さんらノーベル賞受賞者4人と数学のフィールズ賞受賞者1人がそろって会見し、事業仕分けに異議を唱える声明を公表しました】

(ノーベル受賞者が連名で今日にも声明を出そうという動きがある。天下りの話などメスを入れてもらいたい部分もあるし、仕分け事業そのものは効の部分もたくさんあるが、その上でたとえば先々週の前半の部分での、若手研究者育成のための170億円も削減の方向になってるが、これは京大で、益川さんが受賞された時に、同じように研究されてる20代の研究者、ほとんど無給でやってると。研究費も最長で5年しか付かない。そんな状況の中でも170億円今はついてる、これが削減という方向になると、人的育成がお先真っ暗になる

 今ヤマヒロさんが言われたところが、実はある意味スパコンと同じかそれ以上に大切なところ。たぶん仕分け人は日本の研究者の驚くべき薄給ぶりとか、研究環境の悪さや、将来に展望が描けないということが分かってない、知らないんじゃないか。仕分けの議論1時間のために50時間勉強してると言うが、じゃあ研究機関や大学の現場はいつ歩いたか。

 仕分け人は「あなた誰に聞いたんだ」と言ってるから、仕分け人にこっちが聞きたい。劣悪な環境の中で、家族を養えるかどうかも分からないまま、それでも技術のために献身してる研究者がいる。それが歩いた上でどこか削るなら分かるが、何か資料だけ、しかも財務省の出した資料だけ見て、「これ結果出てませんから」と言うのは、京都大学の山中伸弥教授も、5年後10年後、先生は20年30年って言わなかった、5年後の日本がどうなるか、私は心を痛めてるとおっしゃった。それをほんとに政権側は謙虚に受け止めるべき。

●国会正常化

(混乱していた国会が動き出したが、党首討論とか集中審議とか言われてるが、全部話し合いはついたのか?)

 僕が自民、民主複数の方に聞いてる限りでは、手を握ったと。「握り」ができた。だから、水面下でも事実上妥協案が成立してるというふうに聞いてる、今朝の段階では。というのは、まず党首討論の場を作ってくれと野党から話があった。それ以外に、政治とカネの問題、鳩山さんや小沢さんのカネの問題や普天間のような問題について、集中的な審議をやってくれと特に自民党から要求が出てたが、集中審議の方はもうやらない、党首討論だけやりますと。今朝聞いた限りでは、12月2日(水)に実現するだろうという話だった。

(集中審議で政治とカネ、普天間の問題についても、ここはぜひ国会の場でやってほしいと思うが)

 はっきり言うと、今の国会現場はやっぱり民主党の方が圧倒的に優勢で、とても自民党は集中審議まで要求できる環境にない。党首討論ははっきり言うと谷垣さんが甘く見られてる。相手が谷垣さんだから、ま、やってもいいかと民主党は考えて、そこで決着させて国会動き出したと。但し、郵政民営化見直し関連の法案でまたぶつかるから、どうせ第2ラウンドがある。それもあっていったん手を握ったってこともある。会期の延長はもう間違いのないところだと思う。

 それで、さっき総理と小沢さんが珍しく会食したとやってたが、会談と新聞など伝えてるところもあるが、そんなもんじゃないと思う。本当は今の政権のスポンサーである京セラの稲森さんがセットして、政権交代からずいぶん時間経ってるけどお祝いしましょうって集まって、で、その籍で鳩山さんが「会期延長なさるそうですが、いつぐらいまでですか?」と。鳩山さんは国会を小沢さんに任しちゃったから、小沢さんに聞いた。
 そしたら小沢さんは「わからんな」と。「わかりません」じゃなく「わからんな」という言い方をしたと聞いた。びっくりした。小沢さんが「わからんな」と言う時は、「何聞いてんだ、あなたは」という意味。
 
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「アンカー」鳩山外交は日本背信か(付:事業仕分けと米中会談)

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■11/18放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

迷走する普天間と日米首脳会談・鳩山外交は友愛ならぬ背信か?青山がズバリ

091118-05futari.jpg 普天間移設問題におけるゴタゴタは、日米同盟だけでなく国際社会における日本の信頼も失墜させています。
 その流れで外務省と防衛省の政務三役の中に2人、すでに辞表を用意している人が!?

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。

 コーナーの前に、「事業仕分け」、米中首脳会談について青山さんの解説がありました。この部分は要旨のみ記載、続いてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。


 内容紹介ここから____________________________

行政刷新会議「事業仕分け」 第1ラウンド終了 概算要求の削減額、4,380億円余りに(FNN11/18)
自民・小泉 進次郎衆院議員、内閣委員会で当選後初の質問(FNN11/18)
米中首脳会談 新時代における米中関係の進展をうたった共同声明発表(FNN11/18)

 …………上記ニュース報道のあと青山さんの解説(あくまで要旨)…………
    (  )内は山本浩之キャスターの発言です

●事業仕分けについて

 非常に深い関心を持って見ている。小泉進次郎さんの質問にもあったが、天下りを繰り返していわゆる渡りをやって、そのたびに多額の退職金をいただいていくと。そういうお金がどういうからくりでどんな予算に潜り込ませてあったのかというのが、かなり国民の前に出てきたというようなことは高く評価したい。その上で、今のような仕分けを続けていくのには大きな疑問が2つある。

 1つは、仕分け人の中に民間人がたくさん含まれていること。あくまでも予算は法に基づいて作られるもので、法的資格のない民間人がこれを削れと言う根拠はどこにあるのか。それをそのまま認めるとしたら法治国家の意味がなくなる。最終的には財務省がやるからいいと言ったら、じゃあこれは見せかけかということになる。

 しかも、仕分け人の民間人の中にたとえば外資系の方がいる。外資系の日本人も米国人もいる。外資系だから直ちに悪いと言うつもりはないが、外資系の人々も含めて民間人は普通は利害関係がある。たとえばこの予算を削って、日本のこの部分が成長できなくなったら、喜ぶ外国もあるかもしれないわけですから。その民間人が今、仕分けている予算について利害関係を持ってないことが必要だが、持ってないという証明は可能なのか。少なくとも今そういうことをちゃんと調べた形跡がないというのは、重大な疑問を持たざるをえない。

 このままやっていくと、たとえば国民が心配している中の1つが科学技術予算。いろんなメディアでも指摘されているが、みんなの共通の思いとして、科学技術というのはそもそもすぐ結果が出るはずないだろうと。すぐ結果が出ないものであっても、試行錯誤を繰り返して失敗を重ねて、失敗の巨大な山の上に次の成功があるというのが科学技術じゃないのか。それなのに今、結果が出ないからといって切るというのは、むしろこの日本の力を貶めて、日本は科学技術立国しかないのに、その未来を断ち切るんじゃないかという心配が非常にある。

(どなたか委員が言った「トヨタがF1から撤退したように」と、そういうことと同じに考えていいんですかって話ですよね)
 全く同感で、民間はすぐ期末ごとに利益を出さなきゃいけない。しかしそれではできない部分があって、それは特に科学技術のような時間がかかるもので、だから国家がやるんで、だから僕たちは税金を払っている。それが国家というものの根幹だから、それをひっくり返す話になるから。これは民主党支持するしないに関わらず、国民も疑問を持ってるから、仕分けの後半が始まる前に、この件は少なくとも仙谷さんですむ話じゃなくて、総理も含めてこの件の説明はあるべきだと思う。

 自民党の姿勢にも大きな疑問を感じてて、谷川秀善さん(参院幹事長)が「おもろいな」と、「自民党も早くからやりゃよかった」と言う気持ちは分からないでもないが、たとえばさっきの民間の仕分け人が利害関係があるのかないのかということについて、自民党はなぜ調べないのか。評論家集団じゃないので、実務に携わるはずの政治家がなぜ調べないのか。幹事長の大島理森さんが「これはパフォーマンスじゃないのか」と言ったが、そんなことは誰でも言える。幹事長なら会見する前に民間の仕分け人の仕事の内容とか調べて、当然自分の身も切らなきゃいけない。たとえば今、仕分け人になってる外資系の外国人(フェルドマン氏?)は竹中さんのブレーンだったりするわけですよ。だから自民党も自ら切るところがあって、その上で批判すべきは批判する。でないと、今の自民党はただ評論家のように横で言ってるだけでしょ。

●米中首脳会談について

 オバマさんは笑顔もさわやかでフレッシュなイメージでいいが、本音を言うと、がっかりしてます。オバマさん、だらしない。1つの例をあげると、胡錦濤国家主席と2時間半会談、鳩山さんより1時間長い、それはアメリカの自由だからいい。が、問題はそのあとの共同記者会見で、記者の質問全面禁止。記者が質問できないでなぜ記者会見ですか。それはもう独裁者が好きなことだけ言って民に知らしめて、はい終わりということでしょ。全部確認できてないが、今までの米中首脳会談で、記者の質問やめてくれという中国側の要求に屈服して、合衆国大統領も質問受けることができなくて、記者だんまりのまま会見終わらないといけないって、これ初めてでしょう。

(アメリカのメディアも会見には参加したが、不満の声は?)
 不満の声は僕の知り合いからも聞こえた。あなた方もだらしないと。日本のメディア頑張ってるとは正直言えないが、しかし表現の自由、報道の自由の元祖のようなアメリカがこんな会見でいいのか。

(たとえば天皇陛下に対して90度の礼をとったオバマ大統領に対して、共和党支持のメディアから批判する声が出てる。オバマさんの行為は自然な行為と受け取る方が自然だと思う。が、米中共同記者会見については質問も封じられてる。この方がものすごく異常)
 天皇陛下への礼の批判は一部。ヤマヒロさんの言うとおりで、日本は天皇陛下のことも含めて、ぼろくそに言われても黙ってるだろうと。でも中国は、会見おかしいと言ったら何するか分からないという、みんな中国に対して遠慮してる、その象徴になってる。だからさっき、記者会見のあとに故宮に行った時、ちょっと声聞こえた、必死に質問してる声が。共同会見で聞けなかったから。オバマさんは聞こえてたけど知らん顔。これはアメリカと中国だけの問題じゃなくて、私たちの世界の価値観が下手すると変わっていくことになる。独裁体制の方がうまくいくんだ、その証拠にアメリカは屈服してるじゃないかということにつながりかねないから、これはアメリカも、日本も声をあげないといけない。

 中国がしたたかだなと思うのは、記者に質問させないという強権だけじゃなくて、見事に胡錦濤さんはオバマさんに助け船を出してる。共同会見で「両国は違いがあって当然なんです」「そういうこと会談でも言いましたよ」と、これを言ってくれたから、オバマさんはやっとチベットと一言は言えたんです。ダライ・ラマさんと対話してくれと言えたから、いちおうお国に帰れるようになってる。そうすると、掌の上で載っけられてるってことになる。

 …………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………
 
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「アンカー」外国人地方参政権と外国人住民基本法で日本侵食

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 外国人地方参政権法案ですが、どうやら今国会での提出は見送られそうです。
 産経新聞11/11 10:03付によれば、「山岡氏ら関係議員に国民から多くの抗議が寄せられたり、党内保守系議員が反発したことも提出を見送る理由となったようだ」とありますから、皆さんの電話やFAXやメールが大きな力になったことは間違いないでしょう。
 皆さん、本当にお疲れ様でした<(_ _)>

 ただ、拙エントリー11/9付:【緊急】なぜ今、外国人地方参政権?【抗議・要請先付】にも書かせていただいたように、民主党を中心とした政権が続く限り、遅かれ早かれまたこの外国人地方参政権の法案が表舞台に登場してくるのは確実です。

 時事通信11/12 0:33付によれば、法案が今国会で見送る見通しであると伝えるとともに、政府・民主党の首脳会議で「法案提出の是非や提出する場合の内容、時期などの判断を小沢一郎幹事長に一任することを決めた」とあります。

 ということで、小沢氏としては来年の通常国会に提出する方向で進めてくると思います。っていうか、この人はもともとそれを目指してたわけですしね。
 今後も気を抜かず、“小鳩政権”の動向を厳しくチェックしていきましょう。

 あと私はすっかりチェックを怠っていましたが、民主党の円より子議員が推進している外国人住民基本法が最近ネットで大変話題になっています。

 中身を見ますと、もうめちゃ危険な条文だらけ。たとえば——

第 1 条(目的と定義)
(2) この法律の適用において「外国人住民」とは、在留資格、滞在期限その他在留に伴う条件の如何に関係なく、日本国籍を保持することなく、日本国内に在住する者をいう。

 →不法入国者や不法滞在者などにも適用されるってこと?!

第 5 条(永住資格)
(4) 外国人住民で引き続き5年以上居住している者は、申請により永住資格が付与される。

 →不法入国者や不法滞在者でも5年住めば永住資格が付与される?!

第 21 条(参政権)
永住の資格を有し、もしくは引き続き3年以上住所を有する外国人住民は、当該地方公共団体の議会の議員および長の選挙に参加する権利を有する。

 →これって外国人地方参政権より緩くないですか?!

 まだ「請願」の段階ではありますが、過去に何度か提出されており、しかもこれまでは審議未了で来ていたのが、民主党政権実現により現実味を帯びてきているというのが現状のようです。

 民主党にとって実はこの外国人住民基本法こそが本命でないか、今回の外国人地方参政権騒動(?)は、外国人住民基本法をこっそり通すための目くらましではないか、という声まであります。

花うさぎの「世界は腹黒い」さん>11/5付:「外国人住民基本法」を許すな!
 外国人住民基本法(「外国人住民基本法」制定に関する請願)の内容をまだご存知ない方は、ぜひこちらに目を通して下さい。

気まぐれJokerのほのぼの日記さん>11/3付:Evil Presence(5ED)
 この方の考察によれば、「恐ろしい事に、外国人住民基本法1つで全てが完結しているのだ!」。まず、不法滞在者を法律の効力下に置く。不法滞在であろうとなかろうと資格審査なく永住権を取得させる。対象が極悪犯罪者であろうとなかろうと『永住権』さえ取得していれば国外追放しない。こんなふうに周りを固めた上で、日本の政府によって滞在と国内外移動の自由が保障され、さらに公務につく権利を与え、自治・政治に参加させ、参政権も付与する。これにて日本乗っ取り完了!{{ (>_<) }}

 さて、我らが青山さんも非常に危機感を抱いておられるようで、今週の「アンカー」では外国人地方参政権、それから何とこの外国人住民基本法も取り上げてくれました!GJ!(≧∇≦)

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■11/11放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

初来日は実質1日…オバマ“中国重視”に日本は?青山がズバリ

091111-11sansei.jpg テレビ欄ではこのようになってたので、まさかこういった話が出るとは思ってませんでした。
 外国人地方参政権はともかく外国人住民基本法がテレビで取り上げられるのは、現時点では極めて稀ではないでしょうか。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。

 コーナーの前に、アメリカのボズワース特別代表の訪朝発表などのニュースについて、青山さんの解説がありました。この部分は要旨のみ記載、続いてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。


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米国務省、6カ国協議再開に向けボズワース特別代表のピョンヤン年内派遣を発表(FNN11/11)
朝鮮半島西側の海上で北朝鮮の警備艇と韓国軍の艦艇が銃撃戦 北朝鮮が謝罪要求(FNN11/10)
米・陸軍基地銃乱射事件 亡くなった13人の追悼式 オバマ大統領が遺族を前に演説(FNN11/11)

 …………上記ニュース報道のあと青山さんの解説(あくまで要旨)…………

(アメリカ政府高官の訪朝が年内と発表され、米朝協議が注目されるが?)
 国務省から正式な発表があった、ボズワースさんが行くと。時期は明示されてないがおそらく年内。ということは随分前から北朝鮮とすり合わせをやってまとまって発表に至った。そう考えると韓国と北朝鮮の銃撃戦というのはボズワース訪朝が決まってから起きた。普通に見ると北側が艦船を南下させて、韓国側が最初は警告したがそれを突き破って下りてきた、つまり挑発したと。ボスワースが平壌に来るとわかってて挑発したんだとしたら、アメリカはすでに相手の土俵にのせられつつある。しかも第三国でなく平壌にわざわざ行く。国務省は要するに検証可能な非核化をやるために行くんだと言ったが、そんな話に最初なるわけない。おそらく、こないだ韓国海軍から挑発受けたんだと、朝鮮半島の平和がまずないと、それを実現して、米軍も撤退すべきだと、平和になったから初めて核の話ができるんだというペースになる。それとわかってて行くんだなと。

(年内に米朝協議が行われるとしてアメリカの見通しは?具体的に期待できるものは?)
 僕も全部の情報をつかんでるわけでないが、今のところどういう見通し立ってるという話は全然聞いてない。当然ボスワースさんが年内に行くってことは、年が明けたら次はヒラリー国務長官、最終的にはオバマ大統領が行くという話で、まずボズワースが行くわけだから。そう考えると、オバマ政権の協調や対話に基づく外交路線は世界から強い支持を受けているし、アフガンとか、基地の銃撃問題もアルカイダの影がちらちらして深刻だが、評価を受けてる。が、一番大事な北朝鮮、日本にとって一番大事なところが、オバマ政権の外交が問われるから、これは日本は横で見てるんじゃなくて、日本の国益、アジアの安定にも関係するから、日本はアメリカにものを言わなきゃいけない。ボスワースさんが訪朝する前に。

 …………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………
 
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「アンカー」海外から注目される鳩山首相辞任リスク

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■11/4放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

新政権の“闇の首相”影響力はどこまで…鳩山首相を襲うリスク青山ズバリ

091104-14daijoubu.jpg 鳩山総理の「友愛」はやはり海外では通用しないようです。それどころか「1月か3月で総理を辞めるのでは」という声まで。小沢さんもそういう厳しい情勢は分かってるらしい。

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 コーナーの前に、衆議院予算委員会2日目、鳩山総理の答弁(主に政治献金問題)について青山さんの解説がありました。この部分は要旨のみ記載、続いてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。


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衆院予算委 鳩山首相、鳩山家の資産管理会社資金が偽装献金に流用されていたと認める(FNN11/4)

 …………上記ニュース報道のあと青山さんの解説(あくまで要旨)…………

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 (鳩山総理の政治献金問題について、一番注目されることは?)
 今日の予算委員会も中身は充実していた。重要なやりとりがいくつもあったが、中でもいわゆる偽装献金事件で総理自ら新事実をおっしゃった。というのは、自民党側からの追及は、亡くなった人からの献金が偽装されていたというだけじゃなくて、名前を記す必要のない年間5万円以下の小口献金について今日は追及厳しかったが、そこに関連して総理は新たに、もう解雇してる元の公設第一秘書、一番大事な大番頭だった人が総理に、政治資金が足りないから総理自身のお金を貸してくれと、それを使わせてくれと言ったことは、自分は実は理解していたと。従って自分のお金を資産管理会社から政治献金としていわば流用することについては、そうですねという書類に署名しましたと。これはびっくりしました。但し総理は弁明をされてて、自分としては政治家が自分自身の政治活動について自分で寄付するのは上限1000万円以下だという条件はわかってたと。が、それを超えてる部分については、秘書がきっと適切に処理してくれるだろうと自分は思ってたから、そこの不正部分については自分は知らないとおっしゃったんですが、しかしご自分のお金が少なくともイレギュラーな形で、違法とまで認識あったとはもちろんおっしゃいませんが、普通はそういうことあまりない形で流用されてるってことは自分は知ってましたと認めたに等しい。さらに総理はそういうお金はあくまで自分のお金であって、親族から来たお金でないと確信してるとおっしゃったが、これはつまり、たとえば自分に対して、いわば相続税を払わないでもらったお金じゃないってことをわざわざ弁明されてる。従って今日の予算委員会のこの部分の質疑を聞いてると、やっぱり政権にとっては非常に重い問題だなと感じざるを得なかった。

 (小口献金に関しては解任された元公設秘書が、4年間に1億3000万円あまりの一部が鳩山総理からの資産だったということを認めているので、これも含めてこの問題について集中審議という形になるのか?今、要請はしてるようだが)
 本来なら、やましいことがないなら集中審議に応じて、今日総理自ら踏み込んで答弁されたように、今までみたいに、捜査やってるから何も説明できませんと言うだけじゃなくて、国会開いているんですから必要だと思いますけど、民主党はそれを受けるのは苦しいだろう。

 (総理は監督責任の是非については東京地検の捜査に委ねたいと言った、ということは、捜査の進展如何では何らかの責任をとる?)
 そこも僕は大変驚いた。普通はあのような発言を総理がされれば、いずれ辞めることもありますよっていう発言に聞こえる。周りに電話してみたら、いや、責任取って辞めるかもしれないともちろん言ってるのではない。普通は総理の責任発言といったらもう辞めるしかなくなる。横綱が勝てなくなったら辞めるしかないのと同じ。が、鳩山さんはそこはどうも感覚が違うんだと。だから元公設第一秘書という重要な人がもう違法を認めてるわけで、何らかの法的処分はおそらくあるだろうと。その時に辞めるんじゃなくてたとえば謝罪会見をするとか、公式コメントを出すとか、要するに辞任以外の責任の取り方を考えてる。

 (野党時代は責任を追及する立場にあった。政治家の言葉には重みがあると言い続けてきたが?)
 あえて鳩山さんの心中を図れば、辞めないためには一定の責任を認めて辞める代わりの責任の取り方を、まあ政権交代初めてだし、国民の支持はあるし、それで行ってみようかということじゃないかなと思う。ただ、それが果たして世論に通用するのか。支持率はややもう下がり気味になってることもあって、この事件は民主党にとってはやはり大きい。

 (そういう意味では、予算委員会の場であまり総理にはっきりと責任論まで言ってほしくないというのが、民主党の本音だと思うが?)
 民主党の人に聞いても両方ある。あのまま逃げてるだけでは、特に期待かけられて政権交代したのに、これじゃひどいじゃないかという意見もある。と同時に、突っぱねるんだったら最後まで突っぱねてくれよという意見も。民主党の中でせめぎ合いがかなり激しくなってきてる。

 (普天間移設問題も揺れているが、日米外相会談が今日正式に取りやめが決まった。平野官房長官の話では、国会日程の調整が困難になったというのが理由に挙げられているが真相は?)
 少なくとも私が聞いた範囲では、国会審議の都合はもちろん影響あるが、ほんとの根っこはそうじゃなくて、オバマさんがもうすぐ来る。その前に日本側から外務大臣がわざわざワシントンに行ってヒラリー国務長官と話をしたいと言ったから、アメリカは喜んだ。つまりやっぱり日米首脳会談に合わせて決着を図るという意味だろうと思ったら、そうじゃなくて、外相会談やるためのすり合わせをしたら、嘉手納と普天間の統合をしたいってことをやっぱり言いたいんだと言ったから、アメリカがびっくりした。それだったら外相会談できないという話になって、それで岡田さんの真意を外務省も掴みきれないところがあって、ぐちゃぐちゃになって時間切れというのが、僕の理解してる真相。

 …………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………

山本浩之
「さ、それではこのあとは久し振りですね、青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーにまいりたいと思います。今日はどのようなお話を」

青山繁晴
「はい。あの、久し振りって1週抜けただけなんですけれども(笑)」

山本浩之
「あ、そうですね(笑)」

青山繁晴
「あの、どうして抜けたかというと、あの、これ久し振りにちょっと僕、海外に行って来まして、それでその、海外に行ったっていうのは、あの、もちろん最近この『アンカー』の影響で、もう一つ、ま、近畿大学で教えてる影響で、なかなか海外に行けなくなってですね」
 
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「アンカー」学園祭で若者の疑問にズバリ(付:国会論戦スタート)

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■10/28放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

青山繁晴が学園祭で若者の疑問にズバリ!

091028-03title.jpg 青山さんは海外出張のためお休みで、“ニュースDEズバリ”コーナーのVTR出演のみでした。スタジオには和田秀樹さんが来られてました。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 青字はナレーションです。
 画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。

 ところで、今日(10/28)は国会で所信表明演説に対する代表質問が始まりましたね。青山さんの見解をぜひ聞きたかったのに残念です(T^T)
 代わりにと言っては何ですが、この代表質問については最後に私の雑感をつけました。


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