古事記を語り継ぐ浅野温子さんを応援します

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 「SAPIO」最新号にて、女優・浅野温子さんの新連載【浅野温子の古事記を旅する】が始まりました。
 神話の語り部として全国の神社を巡る浅野さんが誘(いざな)う神話の旅です。

 ……読者皆様の中にはもしかしたら、元祖トレンディー女優の浅野温子さんと「古事記」が結びつかなくて、「えっ?」と思われる方もおられるかもしれませんね。
 
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日本人の習慣の由来 「ビーバップ!ハイヒール」より

■5/7放送 ABC(朝日放送)「ビーバップ!ハイヒール」知らんかった!日本人の習慣

0900508-5tukimi.jpg 毎週木曜深夜に関西で放送している“知的好奇心バラエティ”です。
 「世界の車窓から」の後の時間帯にやってます。

 私はこの番組はこれまであまり見たことがなかったんですが、この日は何だか面白そうだったので見てみました。

 日本人が無意識に行っている習慣やならわし。なぜそうするのか?意外と理由は知られていませんよね。
 今日はこの番組の中身をざっくりとですが、まとめてみます。
 
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追悼 上坂冬子さん

 1コ前のエントリーの最後に少し紹介しましたが、作家の上坂冬子さんが今月14日、お亡くなりになりました。

 産経新聞は上坂さんが連載を持たれていたこともあって、関連記事が充実しています。

日本人の矜持守り抜く 上坂冬子さん死去(産経4/17)
軸のぶれない姿勢に敬服 張富士夫トヨタ自動車取締役会長 上坂冬子さん死去(産経4/17)
上坂冬子さんを悼む㈰—佐藤愛子さん「よかったわね」(産経4/18朝刊)
産経抄(産経4/19)
【老いの一喝】ノンフィクション作家・上坂冬子 枝葉末節な禁煙の理由(産経4/20)(遺稿)
注)3本目の記事は産経WEBにはなく紙面掲載のみのようです。紙面を起こされている風流庵さんのブログにリンクを貼らせていただきました。

 また、上坂さんは5年ほど前から月刊「正論」誌上に「今月の自問自答」というエッセーを連載されていました。
 訃報を知って、私は手元にあったバックナンバーを全て(但し毎月買っていたわけではないので、ところどころ欠けていますが)読み返してみました。
 本当に惜しい方を亡くしたなぁと、改めて惜別の念が沸き上がってきました。
 
 そこで今回は追悼の意も込めまして、その中から私が特に感じ入った文章をいくつか抜粋引用させていただくことにしました。
 上坂さんのメッセージを、皆様もどうか受け取って下さい。

※赤い文字強調は引用者によります。


2005年2月号【今さら惜しい命でもない】
 《引用者注:2004年11月15日、ロシアのプーチン大統領が二島返還を公言したことについて》

 すでに何度もいってきたことだが、旧ソ連のスターリンが日本の敗戦後に攻めてきて、四島を占領したことを私は腹に据えかねている。百五十年前に日露通好条約を締結して四島の外側に国境線を引いて以来、この国境線を変えねばならない事実は何一つおきていない。なのに、いまさら何でプーチン大統領はあんなことをいうのかと私は憤懣(ふんまん)やる方ないのだが、実は残念ながらプーチン大統領の発言は全くのデタラメと断言できない経緯も、あるにはある。

 一九五六年の日ソ共同宣言の文面は次の通りだ。
 「…歯舞群島及び色丹島を日本に引き渡す事に同意する。ただしこれらの諸島は、日本とソビエトとの間の平和条約が締結された後に現実に引き渡されるものとする」

 何のことはない。平和条約を締結したら二島を返してやるよ、と書かれているのである。しかもこの宣言を二か月後に日本は批准しているのだ。何という手ぬかりかと私は地団駄踏む思いだ。百五十年前の条約はともかく、五十年前に両国で共同宣言を批准したではないかといわれれば、日本としてしどろもどろにならざるを得ない部分がないわけではない。

 それにしても、何でおろかにもこんな宣言を日本は批准してしまったのか。外交音痴にもホドがあると怒り狂うのはわけないが、実はあのとき、日本はのっぴきならない事情をせおっていた。大量の日本人がソ連に拉致されていたのである。戦後に有無をいわせず拉致され、労働力として使われた六十万人もの日本人がいたことは、よく知られている通りで、数の上では北朝鮮の比ではない。

 つまり人質を取られた上での領土交渉であった。たしかに悶着(もんちゃく)のタネとなるような文面の宣言を批准したのは日本の失敗にはちがいないが、あの共同宣言の二か月後に日本人抑留者の恩赦が発表され(さらっておいて何が恩赦だ!)、戦後十一年目にようやく最後に残った千二十五人の日本人の帰国にこぎつけたのである。

 だが、あのときはあのとき、いまはいまだ。あんな状況の下で決めた宣言にこだわるなら、こちらも六十万人を拉致したことの補償を要求しようじゃないか。

 私自身は去年、本籍地を国後島に移した。一九八二年に制定された「特別措置法」にしたがって移したのだから政府に責任もってもらわねば治まりがつかぬ。もし二島返還で納得するなら私は、我が本籍地を取り戻すまで国会前でハンストを決行するのみだ。

 いまさら惜しい命でもない。


2005年5月号【ゴネ得を許すな】
 相手のあることだから、ニッチもサッチもいかないところに追い込まれたのはすべて日本の手落ちだとはいわないけれど、ロシアといい北朝鮮といい、言いたい放題いわせ過ぎていやしないか。

 私にはスターリンに始まるロシアのトップと、金正日という異常な指導者のゴネ得方式に、日本は殆ど無抵抗に振り回されているかの如く見える。

 三月二十六日から、自民党の全国代表が根室に集って、北方領土に関する勉強会を開くと聞いた。公明党や民主党も計画中とか。この原稿が活字になるころには、正当なかたちで勉強の成果があらわれるのを期待したい。

 勉強会もいいけれど、北方領土問題の筋書きはあっけないほど単純で、六十年前、日本が短波放送で全世界に向かって降伏を宣言し、これを聞いて各国が攻撃を止めたのに、スターリンだけが日本の降伏を無視して四島を占領して以来六十年間居すわって動かない。

 この無法な状況を解決するには論理よりも迫力しかないだろう。日本にはそれが欠けている。それが欠けているからこそ、四島が駄目なら二島でどうだと叩き売りの論理が横行するのだ。

 年末から年始にかけて屋久島に行ってきた。印象に残ったことが二つある。一つは島の小学校の校門前に、一対の立派な門松がたっていたことである。ああ、かつて日本では年の始めをこうして一斉に祝ったものだと感動した。もう一つ印象的だったのは、その小学校の前に「きまりはキチンと守りましょう」と書いた貼り紙があったことである。世界遺産としての自然を誇る地として、人間社会の基本にかかわる単純明快な教えが貼り出されていたことに、私は懐かしさと同時に虚を突かれたような緊張を感じた。

 そう、外交の基本はきまりをキチンと守らせることにある。ゴネ得を許さぬことであろう。相手が悪すぎるからというのは理由にならない。悪いヤツには悪いヤツ向けの手荒な対応をとらずして、何が外交か。

 
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さくらさくら今咲きほこる(写真と和歌)

 写真は4月7日夕刻に筆者が近所の公園で撮影したものです。
 (大阪は4月6日が満開だったそうです)

 写真だけだと寂しいんで、桜に関する和歌も付けました。
 絵と内容が一致しないのはご愛敬ということで……(^^ゞ

 どちらかと言えば「お気楽くっくり」向けの記事ですが、あえてこちらに。
 だって北のミサイル発射映像とか発射直後の衛星写真とか、テレビをつければこんなんばっかり見せられて、皆さん、気ぃ悪いでしょ(T^T)

 どうかこちらでお口直しならぬ、お目直しを。
 (あまり綺麗に撮れてなくて申し訳ないですが)

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【花の色は 移りにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせし間に】
「長雨にうたれて、すっかり色あせてしまった花(桜)を眺めています。その花の色のように、あなたの心も変わってしまったのですね。わたしが、あなたの来ない日々をむなしく過ごしている間に…」
 小野小町
 
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外国人から見た日本と日本人(10)

 北朝鮮が今日にもミサイル発射か?という状況ですが、かまわず行きます。
 (北ミサイルに関するコメントはできればここではなく、関連する記事につけて下さい)


 「外国人から見た日本と日本人」第10弾です。
 ついにこのシリーズも2ケタ突入(^o^)!

 今回も有名な人、さほど有名でない人、戦争に関連するもの、関連しないもの、新しいもの、古いもの、各種取り混ぜております(敬称略)。
 
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桜と日本人の感性

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 そろそろ桜の季節ですね〜(^o^)
 この時期になると何だかワクワクしちゃうって方も多いんじゃないでしょうか。

 あ、でも花粉症の季節と重なっちゃってイマイチって方もおられるかも……。私も軽く花粉症(というか年中アレルギー)なのでその気持ち、少しだけ分かります(T^T)

 今日はYouTubeから桜にまつわる楽曲特集をお送りします。なるたけ映像的にも楽しめるものをピックアップしました。
 あと、桜と日本人にまつわるお話なんかもいろいろと。
 
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日本人であること、あろうとすること

「竹島プロジェクト」進行中。
詳細は「さくら日和」さんもしくは拙ブログ1/24付を。


竹島プロジェクト style=

 いよいよ「竹島の日」。2月22日(日)午後1時から4時まで、島根県などが主催する島根県民会館中ホール(島根県松江市殿町158)にて「竹島の日」記念行事が行われます(詳細はこちらのPDFファイルを)。遠方在住のため参加できない皆様、当日会場に激励の祝電を送りませんか?電話の他にネットやコンビニからも申し込めるそうです。


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 「WiLL」09年3月号掲載【わが記者生活53年、決別の辞】。

 産経新聞の「産経抄」を2004年まで30年以上にわたって担当した石井英夫さんが、08年12月25日、産経新聞社社論会議で話された内容を再録したものです。

 その中にとても気になったくだりがありました。
 
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外国人から見た日本と日本人(9)

「竹島プロジェクト」進行中。
詳細は「さくら日和」さんもしくは拙ブログ1/24付を。


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 「外国人から見た日本と日本人」第9弾です。

 今回も有名な人、さほど有名でない人、戦争に関連するもの、関連しないもの、新しいもの、古いもの、各種取り混ぜております(敬称略)。
 
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「たけしの“教科書に載らない”日本人の謎」良かったです

090103-01title.jpeg■1/3放送 日テレ「たけしの“教科書に載らない”日本人の謎」

「たけしの教科書に載らない日本人の謎」2010年
「たけしの教科書に載らない日本人の謎」2011年(仏教)
「たけしの教科書に載らない日本人の謎」2012年(日本語)

【当日のテレビ欄より】
篤姫はなぜ上野の山に眠るのか 初詣では神社と寺どちらに行くべきなのか?日本人の心を徹底解明▽史上初天皇の正月をCG再現▽たけし初の伊勢参り人生観変わる▽なだぎ1人7役再現で熱演▽松坂慶子感動…死後も江戸守る将軍と御台所

【出演者】
MC:ビートたけし
ゲスト:松坂慶子・市川亀治郎・里田まい・東国原英夫・荒俣宏・竹田恒泰
ナビゲーター:羽鳥慎一(NTV)
ナレーター:垂木勉・来宮良子

 まさかこういう番組を地上波で、それもゴールデンの時間帯に観られるとは思いませんでした。
 2時間強の放送でしたが、見逃してしまった皆さんのために、ギュギュッと凝縮してまとめてみました(敬称略)。


 大ざっぱな内容紹介ここから_________________________
 
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外国人から見た日本と日本人(8)

 本日は天皇陛下の御誕生日ですね。
 ご病状が気にかかる今日この頃ですが、くれぐれもお大事にあそばされますよう心よりお祈り申し上げます。

 祈りを込めつつ、久々に「外国人から見た日本と日本人」第8弾です。
 今回も有名なもの、さほど有名でないもの、戦争に関連するもの、関連しないもの、新しいもの、古いもの、各種取り混ぜております(敬称略)。

 まずは「つかみ」ってことで、9月29日に行われた麻生太郎内閣総理大臣の所信表明演説より、以下の言葉をお送りいたします。

 「日本は、明るくなければなりません。幕末、我が国を訪れた外国人という外国人が、驚嘆とともに書きつけた記録の数々を通じて、わたしども日本人とは、決して豊かでないにもかかわらず、実によく笑い、微笑む国民だったことを知っています。この性質は、今に脈々受け継がれているはずであります。蘇らせなくてはなりません
 
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