豪新首相に親中派のラッド氏
私としたことが風邪を引いてしまいました。
23日は丸1日寝てました(まさに勤労感謝の日にピッタリの過ごし方?)。
おかげでだいぶマシになりましたが、まだ鼻がグズグズしてます。
それでなくても急に寒くなったし、空気も乾燥してますし、気をつけてはいたんですが、やはりどこかで油断があったんでしょうね。
皆さんもどうかお気をつけ下さいね。
今日はほんとは別の記事をUPする予定だったんですが、オーストラリアの総選挙の結果が出たようなので、急きょ変更しました。
だもんでちょっと手抜きですが、許されて!<(_ _)>
野党(労働党)が与党(保守連合)に圧勝し、11年ぶりに政権奪回したそうです。
23日は丸1日寝てました(まさに勤労感謝の日にピッタリの過ごし方?)。
おかげでだいぶマシになりましたが、まだ鼻がグズグズしてます。
それでなくても急に寒くなったし、空気も乾燥してますし、気をつけてはいたんですが、やはりどこかで油断があったんでしょうね。
皆さんもどうかお気をつけ下さいね。
今日はほんとは別の記事をUPする予定だったんですが、オーストラリアの総選挙の結果が出たようなので、急きょ変更しました。
だもんでちょっと手抜きですが、許されて!<(_ _)>
野党(労働党)が与党(保守連合)に圧勝し、11年ぶりに政権奪回したそうです。
■豪下院選で労働党が大勝、11年半ぶり政権奪回(読売11/25)
オーストラリアと言われても、内情をご存知ない方が多いんじゃないでしょうか。
私も実はほとんど知りません。はっきり言ってさほど関心もないし……(っていうか、特定アジアのウォッチに忙しくて、それ以外に構ってる暇があまりない!?)。
ただ、オーストラリアといえば、10日前にこういうニュースがありましてね。
■<オーストラリア>野党が日本の捕鯨監視で軍隊派遣を主張(毎日11/15)
ちょ、ちょっと。軍隊まで出して日本の捕鯨船を「臨検」「拿捕」とな!?穏やかでないですな。
これをたまたま見ていた私、「今度の総選挙で野党が勝ったら、日本はヤバイんでないかい?」と秘かに心配してたんです。
そしたらやっぱり野党が勝ってしまいました。
で、先ほどネットでニュースを読み込んでましたら――
はっきり言って、捕鯨どころの騒ぎではないですよ。何と、ラッド労働党党首は親中派だというではないですか!
以下、各社ニュースからまとめてみました。
ラッド党首はオーストラリア国立大で中国語と中国史を学び、80年代に外交官として北京に駐在した経験があり、中国との太いパイプを持っています。
何と「陸克文」という中国名まで持っているそうです。
さらに長女は今年、中国系男性と結婚。長男、次男も中国語を勉強中。
家族ぐるみで親中派!わちゃ〜!(T^T)
となると、アジア外交は当然変わりますね。ハワード首相は対日外交重視でしたが、ラッド党首は対中外交重視になるでしょう。
とりあえず、今年3月に調印した日豪安保共同宣言の枠組みについては、現状維持の消極的な姿勢に転換するとみられています。
実はオーストラリアは移民が増え続けており、今や国民の4人に1人が国外出身者だそうです。当然、中国系移民も増えていますから、今回の選挙も中国通のラッド党首に有利に働いたと言えます。
(ちなみについに今年、中国が日本を抜いて、豪州の貿易相手国のトップに躍り出たそうです)
厳しい移民政策を取ってきたハワード首相は移民層に人気がなく、それも与党敗北の原因となったようです。
もっとも、ハワード政権には「失政」と呼べるものがなく、特に経済面は良かったとのこと。
英紙フィナンシャル・タイムズは、「ハワード政権の経済実績にはほとんど欠点がない。在任中の11年間、国内総生産(GDP)は成長を続け、失業率は33年ぶりの低さだ」と高く評価していました。
現状維持思考が強いという豪州国民ですが、「経済成長の果実が庶民に行き渡っていない。だからこそ政権交代が必要なのだ」というラッド党首の論理が浸透。ハワード政権には景気拡大が逆にあだとなった格好であると。
また、与党の長期政権にはいささか飽きた――「イッツ・タイム症候群」という理由なき国民感情というのも、与党敗北の原因とされているようです。
あと、年齢も大きく作用したようです。ハワード首相が68歳なのに比べ、ラッド党首は50歳と若いから。
労働党が政権を取っても対米外交重視路線は不変のようですが、ただ、イラク政策では転換しそうです。
「テロとの戦い」を当初から支えた日本の小泉政権、イギリスのブレア政権が相次いで退陣。ブッシュ大統領の最後の盟友ともいえるハワード首相も去ることになり、ブッシュ政権はますます辛くなりそうです。
すでに労働党は、イラク周辺に展開する約1500人の豪軍のうち戦闘部隊550人を撤退させ、バグダッド駐在外交官の警護など限定的な関与にとどめる考えを示しているとのこと。
日本にとって何か良いことはないのか?
労働党は京都議定書に批准すると公約に掲げてるので、それは明るい要素なのかもしれません。でも、他には今のところ何もなさそう……(T^T)
ちなみに中国の胡錦濤は9月にオーストラリアを訪問した際、ラッド党首とも会談していたそうです。野党党首との会談は異例のことで、政権交代を見越しての会談だった模様。
ここのところ何だか中国に風が吹いてるような感じが……。
日本の首相は親中派の福田さんに変わったし、オーストラリアも次期首相が親中派のラッドさんに決まったし。
あ〜、風邪がぶり返しそう!!
とりあえず日本の捕鯨船が心配です……(T^T)
※参考記事
・豪“失政なき政権”敗北…イッツ・タイム症候群(産経11/24)
・<オーストラリア>総選挙 ハワード長期政権に国民「飽き」(毎日11/24)
・<オーストラリア>新首相に就任するラッド氏は親中国派(毎日11/24)
・<オーストラリア>総選挙 中国は労働党勝利を歓迎(毎日11/24)
・自らも落選の見通し=ハワード豪首相(時事通信11/25)
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【シドニー=新居益】オーストラリア連邦議会(上下両院)選挙は24日、投開票が行われ、焦点の下院選挙(定数150)で、ケビン・ラッド党首(50)率いる最大野党・労働党が過半数を大きく超える議席を獲得して大勝し、11年半ぶりに政権を奪回した。
小泉元首相、英国のブレア前首相に続き、「有志連合」としてブッシュ米大統領の対イラク政策を支えたハワード政権(保守連合)は幕を閉じる。ラッド新政権は、米国との同盟を外交の基軸としながら、イラク駐留部隊の部分撤退や京都議定書の批准など、ハワード路線の軌道修正を図る。
ラッド党首は同日夜、豪東部ブリスベーンで演説し、「私は国家のリーダーシップの責任を引き受ける用意がある」と勝利宣言した。
25日午前0時30分(日本時間24日午後10時30分)現在の国営ABCテレビの最終議席予想は、労働党が86、保守連合が62。改選前の議席は労働党が59、保守連合が87だった。
(2007年11月25日0時55分 読売新聞)
オーストラリアと言われても、内情をご存知ない方が多いんじゃないでしょうか。
私も実はほとんど知りません。はっきり言ってさほど関心もないし……(っていうか、特定アジアのウォッチに忙しくて、それ以外に構ってる暇があまりない!?)。
ただ、オーストラリアといえば、10日前にこういうニュースがありましてね。
■<オーストラリア>野党が日本の捕鯨監視で軍隊派遣を主張(毎日11/15)
【ジャカルタ井田純】オーストラリアの野党・労働党の報道官は15日、豪州近海での日本の調査捕鯨監視のために、軍偵察機などを派遣すべきだとの方針を示した。同国では今月24日の総選挙で、労働党が11年半ぶりに勝利する可能性が高まっている。
AAP通信などによると、労働党で外交問題を担当するマクレランド報道官は15日、記者団に対し「捕鯨船の活動を監視するため、適切な場合には豪軍を派遣する。現在は全く監視が行われておらず、証拠を集めることが重要だ」と述べた。
豪州はこれまでも反捕鯨の姿勢をとってきたが、現在のハワード政権は日本との関係を重視する立場から、軍派遣などの強硬措置は避けてきた。これに対しラッド労働党党首は、より厳しい対応をとるよう政府に一貫して要求。同党は5月に、軍艦船を送って捕鯨船に対する臨検や拿捕(だほ)を行う計画を表明し、これを「軍に海賊行為をさせるようなもの」と環境相が批判するなど論争になっていた。
ちょ、ちょっと。軍隊まで出して日本の捕鯨船を「臨検」「拿捕」とな!?穏やかでないですな。
これをたまたま見ていた私、「今度の総選挙で野党が勝ったら、日本はヤバイんでないかい?」と秘かに心配してたんです。
そしたらやっぱり野党が勝ってしまいました。
で、先ほどネットでニュースを読み込んでましたら――
はっきり言って、捕鯨どころの騒ぎではないですよ。何と、ラッド労働党党首は親中派だというではないですか!
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ラッド党首はオーストラリア国立大で中国語と中国史を学び、80年代に外交官として北京に駐在した経験があり、中国との太いパイプを持っています。
何と「陸克文」という中国名まで持っているそうです。
さらに長女は今年、中国系男性と結婚。長男、次男も中国語を勉強中。
家族ぐるみで親中派!わちゃ〜!(T^T)
となると、アジア外交は当然変わりますね。ハワード首相は対日外交重視でしたが、ラッド党首は対中外交重視になるでしょう。
とりあえず、今年3月に調印した日豪安保共同宣言の枠組みについては、現状維持の消極的な姿勢に転換するとみられています。
実はオーストラリアは移民が増え続けており、今や国民の4人に1人が国外出身者だそうです。当然、中国系移民も増えていますから、今回の選挙も中国通のラッド党首に有利に働いたと言えます。
(ちなみについに今年、中国が日本を抜いて、豪州の貿易相手国のトップに躍り出たそうです)
厳しい移民政策を取ってきたハワード首相は移民層に人気がなく、それも与党敗北の原因となったようです。
もっとも、ハワード政権には「失政」と呼べるものがなく、特に経済面は良かったとのこと。
英紙フィナンシャル・タイムズは、「ハワード政権の経済実績にはほとんど欠点がない。在任中の11年間、国内総生産(GDP)は成長を続け、失業率は33年ぶりの低さだ」と高く評価していました。
現状維持思考が強いという豪州国民ですが、「経済成長の果実が庶民に行き渡っていない。だからこそ政権交代が必要なのだ」というラッド党首の論理が浸透。ハワード政権には景気拡大が逆にあだとなった格好であると。
また、与党の長期政権にはいささか飽きた――「イッツ・タイム症候群」という理由なき国民感情というのも、与党敗北の原因とされているようです。
あと、年齢も大きく作用したようです。ハワード首相が68歳なのに比べ、ラッド党首は50歳と若いから。
労働党が政権を取っても対米外交重視路線は不変のようですが、ただ、イラク政策では転換しそうです。
「テロとの戦い」を当初から支えた日本の小泉政権、イギリスのブレア政権が相次いで退陣。ブッシュ大統領の最後の盟友ともいえるハワード首相も去ることになり、ブッシュ政権はますます辛くなりそうです。
すでに労働党は、イラク周辺に展開する約1500人の豪軍のうち戦闘部隊550人を撤退させ、バグダッド駐在外交官の警護など限定的な関与にとどめる考えを示しているとのこと。
日本にとって何か良いことはないのか?
労働党は京都議定書に批准すると公約に掲げてるので、それは明るい要素なのかもしれません。でも、他には今のところ何もなさそう……(T^T)
ちなみに中国の胡錦濤は9月にオーストラリアを訪問した際、ラッド党首とも会談していたそうです。野党党首との会談は異例のことで、政権交代を見越しての会談だった模様。
ここのところ何だか中国に風が吹いてるような感じが……。
日本の首相は親中派の福田さんに変わったし、オーストラリアも次期首相が親中派のラッドさんに決まったし。
あ〜、風邪がぶり返しそう!!
とりあえず日本の捕鯨船が心配です……(T^T)
※参考記事
・豪“失政なき政権”敗北…イッツ・タイム症候群(産経11/24)
・<オーストラリア>総選挙 ハワード長期政権に国民「飽き」(毎日11/24)
・<オーストラリア>新首相に就任するラッド氏は親中国派(毎日11/24)
・<オーストラリア>総選挙 中国は労働党勝利を歓迎(毎日11/24)
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Comments
この捕鯨のニュースを見た時は、また、いつものことかと気にも留めませんでした。まさか、ラッド党首が、よりによって親中派だったとは思いもよらなかった。知らないということが、どれほど恐ろしいことなのか、改めて痛感させられます。
この問題は、捕鯨だけの問題だけではなく、まぐろ等の水産資源を巡る日本vs中&豪の全面戦争に突入しそうですね。これまでは、日・中・豪の三すくみによる水産資源を巡る綱引きだったのが、完全な対立構造になるかもしれないなんて夢にも思いませんでした。それでなくても、日本は、同じ買い手として中国より劣勢っだったのに、これで中西部太平洋の水産資源を中&豪に牛耳られるのではないかと心配です。
それにしても、まさかこのような形で、もう一つとは別に、農林水産省にエールを送る理由ができるとは思いませんでした。もう一つというのは、先日、「自民党が、お米の生産調整を守らなかった農家に対する罰則を設ける法律を検討している」というニュースが載っていました(朝日新聞11/22付)。もっとも、農水省の官僚は抵抗している様ですが、福田政権は何を考えているのやら? ただ、赤城さんが、ばんそうこう事件で袋叩きにされた時に、「マスコミは日本の農業を潰したな」と思いながら見ていました。そして、こうなることは、その時に分かっていました。でも、こんな時期にそんなことを言わなくてもいいです、まったく!
ともかく、この2つの問題では、農水省の官僚にエールを送ります。
ハワード政権は経済面に光るものがあり、財政収支は98年以降(01年は除いて)黒字転換させ、失業率も4.3%、GDP成長率も堅調と、オーストラリア国民にとっては満足のいくものではないでしょうか。労働党政権になっても、経済政策ではこれをほぼ踏襲するものになるのではないかと思います。
労使関係での差異はあるものの減税対策でも両陣営大差はないし、それより専ら、外交方針・政策での変化はあり得る事と思います。くっくりさんのエントリーでも記されている通り、中国系移民の増加で中国と懇ろになる事が予想されています。また、ラッド党首自身が、大学で中国史・中国語専攻、外務省に入省後、中国大使館に勤務、プライベートでも中国色が強いですね。
ただオーストラリアは、アメリカとの関係を重視してきたので、親中の申し子・完全なる中国の舎弟となる事はないのでは。労働党の公約によれば、イラク撤退は段階的ですし、一方でアフガンには兵員を増派するし、又、対米重視もあるので、アメリカと中国の兼ね合い、局地的には親中という事があると思います。
しかし日本の影響力低下は否めません。日豪安保や日米豪戦略対話は引き続き維持にしろ対話を図るなりして、経済面でも更なる関係強化を図るべきでしょう。
日本の鉄鉱需要はオーストラリアから約6割が供給されています。長年のオーストラリアとの取引実績、開発協力で磐石と言えますが、ここ最近、中国がオーストラリアへ鉄鉱石確保の触手を伸ばしてきています。日本はこれまでの関係にあぐらをかく事無く、中国の進出→鉱物市場の活況と位置づけて、更なる権益確保に励むのが良いと思います。
更に、オーストラリアでは甚大なる旱魃に悩まされています。水不足は深刻で一部地域では、畑に地割れが生じたり、灌漑農水の供給停止を検討、穀物生産は平年の2〜3割減(個別では6〜8割減)、畜産農家では痩せ細った家畜を次々と射殺、自身も自殺、水道水が枯渇し下水を再利用する検討と惨憺たる現状です。これに対して政府は財政支出等対策に乗り出していますが、甚大な事から心許ないです。
そこで、日本としては、資金援助や環境技術支援を行い、これまた関係の強化を図るべきです。
捕鯨船というシャラクサイ問題がありますが、これらによって関係強化、いわば、全体的な利害関係を絡める・強化する事によって、一つの問題が必要以上にこじれないように仕向けるのが良いと思います。オーストラリアの内と外から主張すると共に、ある程度の捕鯨の自粛をチラつかせてカタをつけられれば。
親中路線を指をくわえて見守るのも癪ですし、オーストラリア国内に日本の足場・影響力を強めるのが急務と存じます。
まあ、日本とオーストラリアは同じ民主主義国家ですが、他国であり、もともと中国に対する姿勢には温度差があります。今後、一喜一憂はあると思います。
お風邪を召した様で。ここ最近、寒いですね。このコメントを書き込む時でさえ、ガタガタと震える指でカタカタと、ガタガタな内容になってしまいました。
なるべく、部屋を暖かくすると共に、こまめに水分を取って養生なされるのが宜しいかと思います。
お大事に。
“胡錦濤政”権最強の布陣が誕生しそうですね。
胡錦濤氏が「日本軽視」、「反日OK」のサインを出した場合には、各国がそれに追従する可能性もあるのでしょうかね?
反日狂祖江沢民政権の時よりは、はるかにマシだとは思いますが…(少し不安)
そんな中、韓国だけが反北親日政権が誕生しそうだという…これって「法則発動」?w
>対米重視もあるので、アメリカと中国の兼ね合い、局地的には親中という事があると思います。
確かに、フランスのシラク前大統領も、自他共に認める大の「親日家」でしたが、やっている事は「中国重視」「対中武器禁輸解除の支持」でした。
相撲好きで日本に愛人がいても、シュレーダーと一緒になって“媚中”していたのですから、「親日」「反日」というのは、案外当てにならないと思うのです。
*「確かに、フランスのシラク前大統領も、自他共に認める大の「親日家」でしたが、やっている事は「中国重視」「対中武器禁輸解除の支持」でした。相撲好きで日本に愛人がいても、シュレーダーと一緒になって“媚中”していたのですから、「親日」「反日」というのは、案外当てにならないと思うのです。 」*このエピソードは、普通親日はあてにならないけど、反日はあてになるということだと思うんですが。
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/06/html/d83128.html
まぁ、彼等の工作活動が実を結んだとも言えますね。
オーストラリアはウラン鉱石の産地でもありますから、慢性的電力不足に悩む中国政府にはこの展開はたまらないでしょう。
今回のオーストラリアの政変を、早速、日本国内の政変に結び付けたがる向きがあるようですが、福田自民の次はもっと媚中派の民主党政権になる可能性もありますから油断はできませんよ。
基本的には大きな失政がなく11年半にも及んだハワード政権が飽きられ国民のバランス感覚から過去に消費税を乗り切った政権が今回の総選挙に敗れたと思います。
環太平洋国家で民主主義の同士国である豪州は我国や世界にとっても重要ですから、政府も豪州における中国の動向への情報収集や日豪の同志的戦略的な外交関係構築へ向けて優秀な外交官を送り出すべきでしょう。
私も昨日からショックで。ダンナはもちろんハワードおじさんに入れたのに。。。
やはり保守政党として、当たり前ですが彼の政策は経営者側に立っていると見られたようだし、そう宣伝されてました。組合の力で。
ただ、安倍さんのときも感じたのですが、国のために一番大事なこと、まずは経済を良くするのと、教育を立て直して努力した人が報われる社会にしようとしてたんですがね、ハワード氏は。職種別の給料を細かく定めたりしたんです。学も手に職もない人はお金が得られない。だけどある人は正当によい給料がもらえる、というふうにしたんです。ただ、もちろん日本と同じで、目先の利益が一番大事な人たちはそっぽ向いた感じです。
ちなみにオーストラリア出身のメディア王マードックの現嫁も思いっきり中国人ですからねえ。すごいですよ。彼らの影響力は。中国も二重国籍は禁止なのですが、日本人移民と違ってためらいなく外国籍になりますからねえ。。。
いつも個別にレスを差し上げられず申し訳ありません。
私はほんとオーストラリアのことは知らないので、今回いただいた皆さんのコメント、本当に勉強になりました<(_ _)>
cobberさん:
こちらこそご無沙汰しております。ブログも拝見いたしました。現地のお声を生で聞けて大変参考になりました。
http://plaza.rakuten.co.jp/cobber/
オーストラリアは選挙行かないと罰金なんですね。日本もそうでもしないと投票率上がらないかも。
私も最近、安倍さんの突然の辞任、福田さんの総理就任、大阪市長に労組に支持されてる素人の平松さんが選ばれたりと、次々ショッキングな出来事が続いた上に、今回のオーストラリア総選挙の結果がこれですから、もう本当に言葉を失う状態です(T^T)
ありえない…(親中派っていったい何が楽しいのか(とほほ))。
中国人て究極の個人主義だと思うんですけど、中華帝国の覇権なんてありえるんでしょうか。多分国益ではなく自分たちの利益だけを目的に行動しているような気がしますが。
昨日聖徳太子のドラマをやっていましたが、中国と距離を置くことこそ大切なのにね。
オーストラリアも愚かなもの、ついに中国面にはまったか(笑)。
くっくりさん、お体お大事に。
私も今日は風邪気味でビタミンCを飲みながら仕事やってます。
(…って、仕事中にコメントするなっちゅうに!)
最近ブログ巡回もままらない私ですが、政治ブログランキングの上位を見る限りは、確かにあまり見当たらないような。まぁ他にもいろいろ大事なニュースありますしね(^_^;
おれんじさん、コメントありがとうございます。
先ほど「報ステ」見てたら加藤工作員がめっちゃ嬉しそうな顔してたので、吹いてしまいました(^◇^;)。聖徳太子はビデオ録りましたので後日ゆっくり見ようと思います。
おかげさまで風邪はもうほとんどよくなりました。まだちょっと鼻が詰まって苦しいですけど(^^ゞ。お見舞いメッセージ下さった皆さん、ありがとうございました。
「聖徳太子」民放の番組ですが民放らしくない番組でした。割とよかったです! 所々ウンチクを入れたドキュメンタリー風の構成でした。
「聖徳太子」不在説もあるらしいですね! 日本人が偶像として作った伝説上の人物とか!
TBさせてもらいました。
お体ご自愛下さいませ。今後ともどうぞ宜しく。
返信ありがとうございます。3日遅れで大変申し訳ありません。
親〜とか反〜は必ずしも当てはまるとは限りませんね。組織は多様性というか、同床異夢というか、それなりに人が居れば人夫々考え方や立場が違うものです。そこに属する諸勢力の力関係や、現状に根ざした判断で親〜政策・反〜政策ばかりではありません。なんというのでしょうか、人間関係の様に複雑と思います。うまく考えが纏まらなくて、乱文申し訳ありません。
シラク氏の件に関しては、公と私ですか。シラク氏個人は東アジアの文化、ひっくるめて日本の文化を非常に愛してくれていますが、それはシラク氏自身、私であって、公のフランスという国家としては、戦略・国益の観点や諸外国との利害関係から、公と私が必ずしもマッチしない、転じて、「親日」「反日」というのは、案外当てにならないという形で解釈しています。
尚、先のコメント中の「局地的には親中…」につきましては、この「局地的」の意味を誤用致しました。米と中国の兼ね合いの中で、中国側の立場に立ってアメリカに臨むのではなく、「時として・時には」、米と中国、同時に関係を持つ、時には中国寄りの行動や中国からの働きかけに応じ易い、日本にとって都合の悪い事も起こり得るという事で、ここに訂正並びにお詫び申し上げます。
ちなみに、鳩山兄の件ですが。小耳に挟んだ程度なので、その件に関しては分かりかねます。しかし、ドイツのメルケルさんがチベット絡みで動いている様ですから、メルケル氏とは考えは違えども、鳩山兄にしても、何かしらの彼なりの考えがあるのでしょうね。
再度チャレンジしましたが、うまく纏まらずコメントが座礁致しました。救命ボート代わりの大意としては、世の中諸行無常であって、親〜・反〜もまた絶対的ではありません(狂信者は除く)。親〜といってもその国の戦略があるので、その都度・その選択肢によっては、損得勘定の観点から・諸外国との利害関係から、必ずしも当てにはなりません。また、国内では夫々のカラーや背後関係(外国とのパイプやロビー活動を受ける等)を持つ諸勢力(派閥や団体等)の権力闘争があるので、国の意思決定はその趨勢によっては親〜で在り続ける訳でもなく、常に親〜姿勢を取る事はありません。
まあ、他人は自分の期待通りには動かないものです。その国・各国で経済活動で得た関係や外交的結びつきを維持・強化し、それをパイプやホットラインとして、日本の政策や意見が受け入れられる橋頭堡としていく、もしくは不利益な行為をしようとする場合は、パイプを通じてロビー活動やホットラインで対話を行い、その行為を阻止・牽制、行った際はその気勢を削いでいくべきです、という事です。
最後ですが、これはすごい・・・さんへ。重ね重ね返信が遅れて申し訳ございません。そして、拙文を御覧になって頂き、ありがとうございます。
以下から。
「
オーストラリアは今後、京都議定書をはじめ環境問題に取り組むとか。旱魃に水不足で協力する口実になります。
」
雪斎の随想録〜今回の豪州の選挙・日豪関係の考察
豪州の転機
http://sessai.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_87c7.html
豪州の転機・続
http://sessai.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_862c.html
雪斎氏(urlは上記から)は今回の豪州の選挙を考察されている中で、時事通信、毎日新聞の以下の記事に触れています。
時事通信〜保守連合、上院も過半数割れ=労働党は少数政党の協力必要に−豪総選挙
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date3&k=2007112600579
雪斎氏曰く『結局、「ねじれ議会」の運営に苦労しなければならないのは、ラッド新政権も同じのようである。』
この状況下で、豪州の議会運営や、その水面下で日本に限らず、豪州を舞台にした諸国のロビー活動があると思います。
毎日新聞(毎日jp)〜経団連:「環境への取り組み歓迎」豪州新政権に御手洗会長
http://mainichi.jp/select/biz/news/20071127k0000m020023000c.html
利に聡い経団連の方々が早速動いている様です。豪州は農作物だけでなく、電気・水道料金が寝上がる公算が高い様なので、これを機に関係強化に努めるだけでなく、やはり外交官やエージェントを派遣するべきでしょう。
また、最近ではウランの注目度が高い様です。埋蔵量は世界の3割と屈指であり、輸出国としては、ロシアやインド、中国と需要は高いです。しかし、供給が追いつかない様で、州政府の対応もありますが、鉱石だけでは心許ないですし、ここは一つ開発協力させて頂くのが宜しいかと思います。
豪州は、農業や資源の供給で財を成していますが、製造業は弱いです。昨今の資源高でこの製造業を補う輸入品が値上がりするかもしれません。日本の技術、豪州の資源で互恵関係を築けたら良いですね。現実的に考えるなら、豪州には豪州の都合・戦略はあるでしょうし、首相といえども、関係諸国の中の一カ国に傾倒すれば他国は黙っていないでしょうから、政党内の派閥間の様に、豪州内で諸国間の綱引きはあるので、日本としてもきっちりと足場を固めてこれに備えたいですね。
そういえば、豪州に触手を伸ばしている中国。アフガニスタンやイラクにも手を伸ばしている様です。手広いですね。