「アンカー」守屋逮捕でどうなる日米防衛疑獄
■11/28放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
ラテ欄は上記のようになってましたが、皆さんご存知の通り、今日(11/28)、守屋前防衛事務次官は逮捕されました。守屋氏の妻も逮捕されました。官僚の妻が逮捕されるのは異例のことらしいです。
防衛利権の問題(青山さんは「日米防衛疑獄」と命名されてるようですが)は今後、どう発展していくのでしょうか。捜査の手は政治家にまで伸びるのでしょうか。青山さんの解説です。
コーナーの前に関連ニュースが伝えられましたので、そこから起こします。
細かい相づちはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。
画像は“元祖たか”さんがUPして下さった映像(最後のリンク集参照)から、キャプチャさせていただきました。
各画像をクリックすると、新規画面で拡大します。
内容紹介ここから____________________________
山本浩之
「数えきれないゴルフ接待はついに防衛省の汚職事件に発展しました。守屋前防衛事務次官が先ほど逮捕されました」
村西利恵
「東京地検特捜部は今日、守屋前次官と妻を収賄容疑で逮捕しました。防衛省のドンと言われた守屋前次官。出頭直前、FNNの取材に心境を語っています」
…………………………VTR開始…………………………
記者
「守屋前事務次官を乗せた車が今、出発します。東京地検特捜部に出頭するものと見られます」
山田洋行の元専務から過剰な接待を受けていたとされる守屋武昌前防衛事務次官が今日、収賄の疑いで東京地検特捜部に逮捕されました。
また特捜部は、一緒に接待を受けていたとされる守屋容疑者の妻・幸子容疑者も共犯に問えるとして、同じく逮捕しました。
山田洋行の元専務・宮崎元伸容疑者から300回を超えるゴルフ接待などを受けていたとされる守屋容疑者。
発言は徐々に変わっていきました。
【今年8月・道すがら】
記者
「接待は?」
守屋前次官
「(ゴルフバッグ持って歩いている)そんなことないよ。そんなこと知らん。[VTR中略]そんなことを一般に言っていて、どうして人をそんなふうにおとしめるんだよ」
【先月29日・証人喚問】
守屋前次官
「便宜供与であったという認識は、私はございません」
【今月15日・証人喚問】
守屋前次官
「えー、久間先生と、あのー、額賀先生ではなかったかと思っております」
ついに元防衛閣僚の実名を挙げたことで、今回の汚職は政治家ルートにも発展するのでしょうか?
守屋容疑者は今朝、東京地検特捜部に出頭する直前、FNNの電話取材に応じ、逮捕前の心境をこう語りました。
【けさ8時頃・電話取材】
守屋前次官
「俺もだんだん疲れてるからさ」
記者
「今どんな心境って感じですか?」
守屋前次官
「いや、どんな心境も何もないよ。平常心で。うん。家族とみんなで話してます。家族で乗り切って生きていかないとだめだって時だから」
かつての防衛省のトップが逮捕されるという異例の事態に、政府からもとまどいの声があがっています。
町村官房長官
「事務次官という、大変、事務方のトップ、重い職責にあった者が逮捕されたということは、防衛行政に対する国民の信頼を大きく失墜させるものとして、極めて遺憾なことあると。[VTR中略]かなり俗人的な問題もそこにはあるのではなかろうかと……」
【午後2時すぎ・自衛隊の幹部会】
福田康夫首相
「最近、社会で大きく取り沙汰されている事柄により、長年にわたり築かれてきた防衛省、自衛隊に対する国民の信頼が大きく揺らいでいることは、本当に残念でたまりません」
今日、防衛省では、自衛隊の幹部が一堂に集まる幹部会が――。
福田総理大臣や石破防衛大臣も出席し訓辞を述べる、年に1度の日に逮捕されることになった守屋容疑者。
特捜部は今後カネの流れを調べ、防衛利権の解明を進める方針です。
…………………………VTR終了…………………………
山本浩之
「えー、室井さんは今日の逮捕をどのように見つめていましたか」
室井佑月
「いや、よく、あの人ね、証人喚問でね、便宜は一切なかったみたいに、堂々とあんな嘘がつけたなあと思ったのが一つと、あ、よかった、思ってたよりまごまごしなくて、早く逮捕になったんで、よかったなと思って。あの、名前が挙がってる政治家の人たちとかも、証拠とか隠したりしそうじゃない?長くなると。守屋さん逮捕から。またそこから先があるわけでしょう?だからよかったなと思いました」
山本浩之
「なるほどね。まだはっきりとどのような便宜があったかどうかはわからないですね。そのゴルフ接待を受けたということが賄賂だと、今日は東京地検がそれでまた逮捕に……」
室井佑月
「これからどこまで喋るかだよね。ほんとのことをね」
山本浩之
「そうですね。で、守屋容疑者をめぐる疑惑っていうのはたくさんあるんですが」
村西利恵
「はい。こちらにまとめてみました。上から見ていきます。まず、ゴルフや飲食接待について。98年4月からのおよそ8年間に300回以上のゴルフなど、金額の合計は1500万円以上になります。そして現金の授受については、還暦祝いに山田洋行元専務・宮崎容疑者から現金20万円を受け取ったことが明らかになっています。さらに妻への接待については、ゴルフ、飲食接待の同伴だけでなく、妻単独での接待も明らかになっている他、防衛庁幹部の婦人会の会合で使った飲食代金を山田洋行に負担させていたこともわかっています」
山本浩之
「だから夫婦で逮捕ってことになったんですね、今日」
村西利恵
「共犯とされましたけれども。そしてこれらの接待への見返りではないかと見られているのが、下の赤い部分です。まず、次期輸送機、CXのエンジン選定の取り計らいですね。自ら議長を務める装備審査会議で、CXエンジンのメーカーを、山田洋行が代理店契約を結んでいたGE、ゼネラルエレクトリックに決定。その後、山田洋行を退社した宮崎容疑者が作った日本ミライズへ発注させるため、宮崎容疑者に有利な発言をくり返しました。さらにそれ以前には、不正な水増し請求のもみ消し疑惑というのも浮上していて、2001年末に山田洋行の防衛装備品の代金水増し請求がわかった際、山田洋行の社員が守屋容疑者に相談して、その後防衛庁は異例の処分見送りを決めたということなんです」
山本浩之
「ま、これだけ数々の疑惑が浮かんでおります。で、守屋氏がゴルフバッグをかついでインタビューに答えていたのが10月19日ですから、10月11月と、ま、疑惑がこれだけ取り沙汰されていたんですけれども、ちょっと今から2週間前の『アンカー』のオンエアをご覧いただきたいと思います」
山本浩之
「今から2週間前のこれは放送です。で、この時点で11月28日、守屋前次官を逮捕というですね、放送をした番組はないっていうか、別に『アンカー』の自慢をしてるわけじゃなくて、これは青山さんの独自情報だったわけですよね?」
守屋氏を強制捜査へ…額賀財務相への接待は?防衛利権の闇を青山がズバリ
ラテ欄は上記のようになってましたが、皆さんご存知の通り、今日(11/28)、守屋前防衛事務次官は逮捕されました。守屋氏の妻も逮捕されました。官僚の妻が逮捕されるのは異例のことらしいです。
防衛利権の問題(青山さんは「日米防衛疑獄」と命名されてるようですが)は今後、どう発展していくのでしょうか。捜査の手は政治家にまで伸びるのでしょうか。青山さんの解説です。
コーナーの前に関連ニュースが伝えられましたので、そこから起こします。
細かい相づちはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。
画像は“元祖たか”さんがUPして下さった映像(最後のリンク集参照)から、キャプチャさせていただきました。
各画像をクリックすると、新規画面で拡大します。
内容紹介ここから____________________________
山本浩之
「数えきれないゴルフ接待はついに防衛省の汚職事件に発展しました。守屋前防衛事務次官が先ほど逮捕されました」
村西利恵
「東京地検特捜部は今日、守屋前次官と妻を収賄容疑で逮捕しました。防衛省のドンと言われた守屋前次官。出頭直前、FNNの取材に心境を語っています」
…………………………VTR開始…………………………
記者
「守屋前事務次官を乗せた車が今、出発します。東京地検特捜部に出頭するものと見られます」
山田洋行の元専務から過剰な接待を受けていたとされる守屋武昌前防衛事務次官が今日、収賄の疑いで東京地検特捜部に逮捕されました。
また特捜部は、一緒に接待を受けていたとされる守屋容疑者の妻・幸子容疑者も共犯に問えるとして、同じく逮捕しました。
山田洋行の元専務・宮崎元伸容疑者から300回を超えるゴルフ接待などを受けていたとされる守屋容疑者。
発言は徐々に変わっていきました。
【今年8月・道すがら】
記者
「接待は?」
守屋前次官
「(ゴルフバッグ持って歩いている)そんなことないよ。そんなこと知らん。[VTR中略]そんなことを一般に言っていて、どうして人をそんなふうにおとしめるんだよ」
【先月29日・証人喚問】
守屋前次官
「便宜供与であったという認識は、私はございません」
【今月15日・証人喚問】
守屋前次官
「えー、久間先生と、あのー、額賀先生ではなかったかと思っております」
ついに元防衛閣僚の実名を挙げたことで、今回の汚職は政治家ルートにも発展するのでしょうか?
守屋容疑者は今朝、東京地検特捜部に出頭する直前、FNNの電話取材に応じ、逮捕前の心境をこう語りました。
【けさ8時頃・電話取材】
守屋前次官
「俺もだんだん疲れてるからさ」
記者
「今どんな心境って感じですか?」
守屋前次官
「いや、どんな心境も何もないよ。平常心で。うん。家族とみんなで話してます。家族で乗り切って生きていかないとだめだって時だから」
かつての防衛省のトップが逮捕されるという異例の事態に、政府からもとまどいの声があがっています。
町村官房長官
「事務次官という、大変、事務方のトップ、重い職責にあった者が逮捕されたということは、防衛行政に対する国民の信頼を大きく失墜させるものとして、極めて遺憾なことあると。[VTR中略]かなり俗人的な問題もそこにはあるのではなかろうかと……」
【午後2時すぎ・自衛隊の幹部会】
福田康夫首相
「最近、社会で大きく取り沙汰されている事柄により、長年にわたり築かれてきた防衛省、自衛隊に対する国民の信頼が大きく揺らいでいることは、本当に残念でたまりません」
今日、防衛省では、自衛隊の幹部が一堂に集まる幹部会が――。
福田総理大臣や石破防衛大臣も出席し訓辞を述べる、年に1度の日に逮捕されることになった守屋容疑者。
特捜部は今後カネの流れを調べ、防衛利権の解明を進める方針です。
…………………………VTR終了…………………………
山本浩之
「えー、室井さんは今日の逮捕をどのように見つめていましたか」
室井佑月
「いや、よく、あの人ね、証人喚問でね、便宜は一切なかったみたいに、堂々とあんな嘘がつけたなあと思ったのが一つと、あ、よかった、思ってたよりまごまごしなくて、早く逮捕になったんで、よかったなと思って。あの、名前が挙がってる政治家の人たちとかも、証拠とか隠したりしそうじゃない?長くなると。守屋さん逮捕から。またそこから先があるわけでしょう?だからよかったなと思いました」
山本浩之
「なるほどね。まだはっきりとどのような便宜があったかどうかはわからないですね。そのゴルフ接待を受けたということが賄賂だと、今日は東京地検がそれでまた逮捕に……」
室井佑月
「これからどこまで喋るかだよね。ほんとのことをね」
山本浩之
「そうですね。で、守屋容疑者をめぐる疑惑っていうのはたくさんあるんですが」
村西利恵
「はい。こちらにまとめてみました。上から見ていきます。まず、ゴルフや飲食接待について。98年4月からのおよそ8年間に300回以上のゴルフなど、金額の合計は1500万円以上になります。そして現金の授受については、還暦祝いに山田洋行元専務・宮崎容疑者から現金20万円を受け取ったことが明らかになっています。さらに妻への接待については、ゴルフ、飲食接待の同伴だけでなく、妻単独での接待も明らかになっている他、防衛庁幹部の婦人会の会合で使った飲食代金を山田洋行に負担させていたこともわかっています」
山本浩之
「だから夫婦で逮捕ってことになったんですね、今日」
村西利恵
「共犯とされましたけれども。そしてこれらの接待への見返りではないかと見られているのが、下の赤い部分です。まず、次期輸送機、CXのエンジン選定の取り計らいですね。自ら議長を務める装備審査会議で、CXエンジンのメーカーを、山田洋行が代理店契約を結んでいたGE、ゼネラルエレクトリックに決定。その後、山田洋行を退社した宮崎容疑者が作った日本ミライズへ発注させるため、宮崎容疑者に有利な発言をくり返しました。さらにそれ以前には、不正な水増し請求のもみ消し疑惑というのも浮上していて、2001年末に山田洋行の防衛装備品の代金水増し請求がわかった際、山田洋行の社員が守屋容疑者に相談して、その後防衛庁は異例の処分見送りを決めたということなんです」
山本浩之
「ま、これだけ数々の疑惑が浮かんでおります。で、守屋氏がゴルフバッグをかついでインタビューに答えていたのが10月19日ですから、10月11月と、ま、疑惑がこれだけ取り沙汰されていたんですけれども、ちょっと今から2週間前の『アンカー』のオンエアをご覧いただきたいと思います」
……………………11月14日のVTR開始……………………
村西利恵
「青山さんが入手した、捜査当局が描いている追及の流れ、こちらです」
青山繁晴
「検察の狙いははっきりしててですね。宮崎さんは賄賂を送りましたね、守屋さんは賄賂を受け取りましたね、それを立件したいからで。宮崎容疑者を徹底的に調べてるところなんです。で、20日間の拘置を終えた頃に再逮捕。そしてそれとほぼ同時に守屋さんをついに収賄で逮捕すると。実はこれもまだ準備段階に過ぎなくて、いよいよ年明けから政治家に行くであろうと、そういう話なんですね」
筆者注★このVTRはけっこう細切れ編集されてますので、正確な内容については11/15付:「アンカー」日米防衛疑獄(付:金正男パリに現る)のテキストをご覧下さい。
……………………11月14日のVTR終了……………………
山本浩之
「今から2週間前のこれは放送です。で、この時点で11月28日、守屋前次官を逮捕というですね、放送をした番組はないっていうか、別に『アンカー』の自慢をしてるわけじゃなくて、これは青山さんの独自情報だったわけですよね?」
青山繁晴
「うん。まあ、僕に話をしてくれた捜査関係者は極めて的確なことを教えてくれたということですし、ま、一昨日にその方とまた会ったんですけど、一昨日ですから、今日を指さして、『明日、だから前に言った通り、11月28日に逮捕だよ』ということはもう一度言われてましたね。ただ、今、村西さんが出してくれてるそれで言うとね、その、こういう大事件の容疑っていうのは、最初ちっちゃい容疑から入っていって、そこからいわゆる本件、本物に入っていくんですね」
村西利恵
「そうですね。今回もゴルフ旅行など、12回、計389万円相当を賄賂と認定し、逮捕したということですよね」
山本浩之
「直接の容疑ですね」
青山繁晴
「で、その表の中で現金の受け渡し、還暦祝い20万円と。これ、あの、ご覧になってる一般国民の方々も、20万ぽっちだけなのかなと皆さん思われるでしょう。それで前にこの番組でお話しした、守屋さんに僕が電話したら、守屋さんの方から、『青山さん、5000万もらったって話は嘘だからね』と突然言った……」
山本浩之
「向こうの方から言った」
青山繁晴
「で、その5000万円について捜査側が今、大きな関心を持ってて、防衛省の中で部下に頼んで運用してたって妙な話もそれに絡んでるんじゃないかと。だからそれに絡んで、防衛省内の他の幹部、それもキャリアの幹部が新たに逮捕される可能性もあります」
山本浩之
「ですからこの不正、腐敗にどこまでメスを入れることができるのかと。その突破口が今日の逮捕に結びついたわけなんですけれども、そういう点で言うと、例のあの問題ですね。額賀大臣の宴席に同席していたのかいなかったのかという、あの、それだけだと小さい話だと思いますけれども、このニュース、行きたいと思います。間違いなく言えるのは、どちらかが大嘘をついているということです」
村西利恵
「今日、参議院では新テロ特措法案が審議入り。与野党一歩も譲らない構えですが、額賀大臣の問題も双方それぞれ根拠を出し、全面対決となっています」
…………………………VTR開始…………………………
【今日・参院本会議】
福田康夫首相
「速やかな可決成立と補給支援活動の早期再開に全力を尽くしてまいりたいと思います」
今朝、東京地検が守屋前防衛事務次官への取り調べを始めたのと時を同じくして、参議院本会議では、インド洋で海上自衛隊の給油活動を再開するための新テロ対策特別措置法案がようやく審議入りしました。
政府与党は今国会での成立を目指しますが、会期は来月15日まで。
会期中の成立は極めて困難と見られています。
一方、連日国会をにぎわせるのは、額賀財務大臣の宴席同席疑惑。
昨日、自民党は、宴席の日に額賀大臣が別の場所にいたという証拠写真などを公開。余裕の感すら――。
自民党 伊吹幹事長
「ま、運よくか悪くかはあれなんだけど、時間の入った集合写真まで撮ってるんですね。デジカメ写真で(笑)。で、そのあと、次の勉強会に行かれて。[VTR中略]全てテープに録ってるんですね」
ただ公開されたのは、写真1枚と議事録だけで、テープについては現在自民党で調査中とのこと。
これには民主党もすかさず反論。
民主党 山岡国対委員長
「アリバイを作ろうと思えば、今、もう数字はデジタルなので、いくらでも入りますからね。その数字は必ずしも信憑性はないと」
また民主党は、これまで与党に情報源や根拠を問われながらも明らかにしてこなかった情報提供者が、何と、守屋前次官であることを発表。
この事実を知った額賀大臣は――。
額賀財務相
「えっ!」
記者
「(民主党は)守屋さんから聞いて、大臣がその宴席に同席していたと」
額賀財務相
「いや、私、それ聞いてませんから。本当ですか?」
国会では――。
民主などの野党は昨日、額賀・守屋両氏の証人喚問を来月3日に行うことを、与党議員欠席の中で強行議決しました。
自民党 鈴木参院国対委員長
「多数党が提案をすればこれが通ってしまうという、大変、私は、数の横暴というか。[VTR中略]誰が見ても理不尽な、そして参議院の権威を失墜した、私は議決のあり方だと、憤りも感じております」
額賀財務相
「民主党とね、単独でやられるというのは、ちょっと、いささかどうですかね」
自民・民主両党が証拠を提示し合うという異例の展開。
お互い一歩も譲らないまま、証人喚問の日を迎えることになりそうです。
記者
「証人喚問ではどのようなお話をされたいと思いますか」
額賀財務相
「………」(エレベーターのドア閉まる)
…………………………VTR終了…………………………
山本浩之
「室井さんはこの手の推理小説のようなものは、お書きにならないですか?」
室井佑月
「ない……(笑)」
山本浩之
「ここにいた人が10キロ離れた所で会合に出ていた!(一同笑)」
室井佑月
「でもどっちかは絶対嘘……」
山本浩之
「大嘘ですよ、これはどっちかが」
室井佑月
「でもそれにしても、守屋さんみたいな人をのさばらせたってことについてね、与党である自民党ってのは責任あるわけじゃない?民主党ってすっごい大チャンスなのに、何をまごまごしてるんだろうかと思って、どっちかというと民主党に腹が立ってくんね」
青山繁晴
「それは要するに、くだらないことやってる場合じゃない……」
室井佑月
「そう、何でもっとあの、解散まで追い込むことできるような内容なんじゃないの?うまく使うとって思うじゃない?なのに何か小さな、騒ぐ、小さな集まりの……」
青山繁晴
「正しい感覚だと思いますよ。宴席にいるだけですなわち罪じゃありませんからね。そしたら国会議員、福田さんも全部逮捕されなきゃいけない話になっちゃうから」
山本浩之
「ただ、これ、宴席に出ていたのか出ていなかったのか、そういう情報も持ってるんですか?」
青山繁晴
「正直ね、この件は僕もわかりません。というのはさっき、額賀さんがね、その、民主党の情報源は守屋さんと聞いて、『えっ』て顔になってたでしょ?」
山本浩之
「あの、ちょっとあわてぶりは……」
青山繁晴
「あの顔の理由は僕はわかります。というのは、守屋さんが天皇と呼ばれて防衛省で辣腕、権力をふるってた頃にね、額賀さんとだけはすっごい良かったんです。ところが守屋さんと、今、入院中の久間さんなんか大げんかしてたんですよ。だから額賀さんにしたら、『俺だけが守屋をかばってたのに、なぜお前は裏切るんだ』と。そういう顔なんですよ」
山本浩之
「なるほどね」
室井佑月
「だから接待に同席してたってさ、その先をもう早くやってほしいよね」
青山繁晴
「それはその通り」
山本浩之
「だから証人喚問を来月の3日というふうに設定しましたよね。額賀大臣の。で、この場合、『宴席に出ていませんでした』と今、言い切るでしょう、このままの流れで行くと。もし万が一、青山さんもそれについては真偽はわからないとおっしゃいますけれども、もし出ていたということが仮にわかったとしたらですよ、これ、偽証罪ですよ」
青山繁晴
「もちろんですよ。もちろんだし、だから財務大臣は当然辞めなきゃいけないし、福田内閣も傾きますよ。大変なことです」
山本浩之
「ということになりますよね。そういう意味では、昨日のこの番組も含めて、いろんな番組でさんざん、去年の12月4日のその動きについてやってますけども」
青山繁晴
「だけどね、僕がわからないと言ったもう一つの理由はね、その、額賀さんが行った行かないと言われてる宴席にいたジム・アワーね、僕はあの人の息子さんとは仲いいんですけれども、いずれにしてもジム・アワーって正直者でけっこう有名な人なんですよ。で、そのジム・アワーが『額賀さんと個人的な宴席、ともにしたことはない、一度もない』って言ってるわけでしょう。言ってるんですよ、現に」
山本浩之
「わりと早い時点で言いましたね」
青山繁晴
「はい。だからその、嘘をつくはずない人が嘘はつかないだろうし、だからあの、守屋さんが陥れたいならそれは額賀さんじゃないはずだし、だから二重三重に嘘でないはずのところに嘘が隠されてるようなね。わけわかんない」
室井佑月
「だけど民主党だってさ、偽メール問題で大問題になっちゃったんだからさ。あんな赤っ恥かいたわけじゃない?だから」
山本浩之
「もう同じようなことはしないという気持ちでいると思います。だけどその件だけじゃなくて、ほんとはもっともっと大きいところに行きたいわけじゃないですか。私たちは知りたいわけじゃないですか。ただ、このあと、青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナー、私まだ大枠しか伺ってないんですけれども、それで行くと、この去年の12月4日の、その額賀大臣の行動云々と言って騒いでるというのは、あんまり意味がないのかなと思ってきたりもするんです」
青山繁晴
「まあね、さっき、室井さんの感覚を健全と僕、言った通りね、つまり宴席だけにこだわるならそれはおかしいんですが、その宴席を通じて、やあやあとやりながら、襖の向こうではお金の受け渡しをしてとか、そういうのがもしあったら大変ってことですよね。今日の守屋さんの逮捕もね、防衛庁、防衛省の汚職で業者以外に役人が逮捕されたのが、これ実は初めてだから、それでも意味あるんだけど、やっぱりみんなの関心は、これから政界に行くのか行かないのかということなんですよ。ところが今ね、当事者である政界の中ではね、どうも我々には来ないと、つまり政治家には摘発の手が及ばないんじゃないかって話が盛んにされてて、それで一昨日、その、11・28守屋逮捕まで、かつて教えてくれた捜査関係者にあえてお会いしたんですよ。そうするとね、もう、表情はこれだったです(フリップ出す)」
山本浩之
「『苦悩し苦闘する検察』……」
青山繁晴
「ええ。僕、あの、あの人のあれだけ悩む顔を見たこともないし、だけど眼の光はとっても強くて、検察ははっきり言って今、大きな圧力を受けてて。政界全体から。だけどそれをどうしても今回ははね返すんだという、その力も感じたんですね。その中身をお話ししたいと思います」
山本浩之
「じっくりと伺いたいと思います。いったんコマーシャルです」
(いったんCM)
山本浩之
「はい、“ニュースDEズバリ”です。室井さん、さっき青山さんの言葉の中に、今回の防衛疑惑で政治家の逮捕はないという永田町の空気があるって……」
室井佑月
「永田町はどうかわかんないけどさ。あたしたちの空気の中ではそんなこと許されない……」
山本浩之
「いや、私たち、やる気満々ですからね」
室井佑月
「だってほら、山形の建設業者にさ、口利きがあったとかって言ってる人とかも出て来ちゃってるわけでしょ」
(筆者注★太田述正元仙台防衛施設局長の告発のこと。こちら参照)
山本浩之
「出てましたね、そう言えば。あの話はどうなるのかっていうのもわかりませんし。それでは、なぜ検察が苦闘しているのか、青山さん、そこからお願いします」
青山繁晴
「はい。まずね、これからさらに踏み込んでお話ししますから、あの、やっぱり、いわば永遠のルールに基づいて、情報源の取得について一言お断りしておきたいと思うんですが、まず、あの、僕がこういう情報を得てるっていうのはもちろん複数の司法関係者ですし、検察庁の現役とも限りません。それから、拷問されても、どのような立場にいて、どんな名前ですかというのは永遠に言いません。で、たとえば、4〜5人から聞いた話をあえて1人にまとめて言ってる場合もありますから、ただ1人の、たとえば現役の検事に聞いてるというような誤解はぜひ持たないでいただきたいと、視聴者の方々に持たないでいただきたい……」
室井佑月
「わかりました。次、行って下さい(一同笑)」
山本浩之
「焦るなって!(笑)」
青山繁晴
「(笑)次行くんですけど、次行く時にやっぱり確認したいのは、もともと東京地検特捜部は今回の事件で何を狙ってるのか。それ、実は2週間前の放送ですでに指摘をしたんですけど、ちょっとおさらいしたいんです」
村西利恵
「特捜部の狙いは、『航空自衛隊の次期輸送機(CX)エンジンを選ぶときの日米要人の汚職』なんだと。これ、2週間前にも使った言葉ですけれども」
青山繁晴
「はい。で、ここに実際に航空自衛隊の次の輸送機が映ってるんですけど(画像の左下部分)、このエンジンですね。こっちにもう1基あります。そのエンジンが日本製じゃなくてアメリカ製だと。だからそこに商社というものも絡むし、それから実はアメリカの要人たちも絡んだ汚職事件じゃないかということは、東京地検特捜部は性根を入れて狙ってるってことをまず一つ。それから次にこれですね」
村西利恵
「その狙いの本命がいて、『アメリカに嫌われた旧田中派の政治家』なんだということをお話しいただきました」
青山繁晴
「これ、たった2行の言葉なんですけど、意味するところはかなり深くてですね。まず、今起きていることとして、今回の捜査の一つの特徴は、東京地検特捜部が腕利きの検事をアメリカにすでに送って、アメリカから大量の資料を得て帰ったらしいと。あえて『らしい』と申しますがね。で、その時にアメリカの元国防長官も含めた要人のいろんな、ひょっとしたらおかしいのかなという点もあったけれども、まさかそういう人たち、逮捕できないから、アメリカのそういうことは最後まで追及しない代わりに、日本で要人を逮捕できるだけの証拠をアメリカから提供してもらう。こういう構図になってるわけです。で、これはヤマヒロさんだったらすぐに思い出すでしょうけども、1976年、ロッキード事件。田中角栄、当時大変な権力をふるっていた角さん、田中角栄元総理が逮捕されたロッキード事件と構図が基本的に同じです。で、今回もこの田中派の、もともと田中派だった政治家たち、これは自民党にも民主党にも国民新党にもいるわけですけど、そういうのを検察がターゲットにしてるって意味をですね、31年前に田中角栄という大物を逮捕したけれども、それで利権構造が壊れたんじゃなくて、むしろ旧田中派、そのあと竹下派と、ずっと続いてきた、今の津島派に至るまでのこの長い流れの中でですね、むしろ巧妙になってきて、利権そのものがこう深く上手になってしまったと。ってことがあるから、さっきコーナーの入口で申した、ものすごい決意の眼だということも申したわけです、関係者はですね。で、その時にやっぱ検察は勝たなきゃいけないから、勝つにはどうしたらいいかというと、アメリカに嫌われてる政治家であれば、アメリカは資料出すという現実もどうもあるようです。で、じゃあこれが具体的にどういう人たちかというのは、まさしく室井さんが今、待ってるところなんですが、今日はズバリここまで申したいと思います」
村西利恵
「青山さん曰く、『捜査対象は5人の政治家』」
一同
「5人……」
青山繁晴
「今後増えるかもしれませんが、現在、相当調べが進んでるのは、僕の知る限りですよ、5人です。そしてさらに大事なことは、そのうち1人はすでに任意で事情を聞かれました。任意同行を求められ、調べがありました。名前は聞いてますが申せません。但しその政治家は自由民主党です。で、この自由民主党のこの政治家は、その任意の調べに対して、『自分は潔白だけれども疑われても仕方のない点はあったかもしれない』というニュアンスのことを、調べでどうも申したようです。で、しかしですね、皆さん、ここも肝心なところで、その1人というのは実は他の4人とは違う。何が違うかというと、はっきり言って一番小者だし、それから出合い頭にたまたま重要な地位に就いたために、たまたま山田洋行ないしは日本ミライズの側から、その賄賂と思われるものが渡されて、それをぱくっと受け取っちゃったというね、出合い頭。しかし残り4人の方はもっともっと深い構造的な腐敗に関係してるかもしれないと」
山本浩之
「がっつり行ってたってやつですね」
室井佑月
「あたしね、何となく今言った人は誰かもわかる。で、だけどわかんないのが、こないだ(2週間前のこの番組で)青山さんが言ったね、自分はアメリカから好かれてるっていうふうに思ってる政治家っていうのが、誰かわかんない。でもほんとは嫌われてるって」
青山繁晴
「うん、あの、今のはわからないようでわかる質問なんですね。それで今の室井さんの質問に関して言うとね、たとえばこういう具体例があるんです。えー、んー、防衛族の大物で、えー、ある人間を仲介者に立てて、アメリカのラムズフェルド国防長官、もう解任されました、イラク戦争起こした国防長官ですね、だから解任された。そのラムズフェルド国防長官に会いたいと申し入れをして、で、ラムズフェルド国防長官がようやくOKをして、わざわざ昼食会を用意して、そして僕らがちょうど今立ってるようにね、ラムズフェルドさんが立って挨拶してる真っ最中に、その席から党の防衛族の大物と仲介者が出て行っちゃったわけです。で、ラムズフェルドさんは火を吹いて怒った。何で出て行ったか。その出て行った先は、アメリカの大手の航空機メーカーだったわけです。つまりそっちの利権を優先したということで、アメリカはその人に大変怒ってて。そして皆さんですね、今、仲介者と言いましたね。この仲介者が実質的なトップを務める場所を、すでに東京地検特捜部は家宅捜索いたしました。それはここです」
村西利恵
「ズバリということなんですが、『日米平和・文化交流協会』……」
山本浩之
「あの建物って……」
青山繁晴
「そうです。よく、詳しいですね、ヤマヒロさん」
山本浩之
「昨日夜、別のニュースで見ましたからね(一同笑)」
青山繁晴
「これ、あの、国会の裏手にあるパレロワイヤルっていう高級マンションなんですが、政治家がたくさん事務所を持ってて、有名なのは金丸信さんっていう亡くなった大物がここに金塊を隠してたと有名になったパレロワイヤル」
山本浩之
「ありましたねー」
青山繁晴
「その一番上の階にこの協会があるんですが、これもやっぱり日米で、実はここに名簿があるんですけど、ここに、これ、あの、公開されてます、実は。ホームページ見れば、視聴者の方、ご覧になれますよ。その中に日米の要人がたくさん含まれていて、この中に一人だけ常勤理事の方がいらっしゃって。で、その方がさっき言ったラムズフェルド国防長官との会合も含めてセットした人なんですね。ですから、そういうことからも東京地検特捜部の関心がどこにあるかというのは、実は皆さんの目でもわかるわけですね。で、わかります?今の話」
(筆者注★「日米平和・文化交流協会」の理事名簿はここに載ってます)
山本浩之
「わかります。で、ちょっといいですか。去年の12月4日のその勉強会っていうのは、この建物の中で行われてたんでしょ?」
青山繁晴
「いや、あの、建物もそうです、建物もそうだし」
山本浩之
「ここに向かったって言ってますよね、自民党は」
青山繁晴
「ヤマヒロさんはいいこと言ってくれたんですが、額賀さんが今、その、『ジム・アワーその他の宴会には出なかったよ、私はどこに行ってたかというと、ここ(日米平和・文化交流協会)の勉強会だ』と、はっきり言ってるんですよ。これ、常識で考えたらね、今、家宅捜索を受けたような所を、額賀さん、もちろん知ってますよ、それ公開されてんだから。それなのに、わざわざそこの勉強会に行った。わざわざそんな」
村西利恵
「それ、アリバイに使ってますもんね」
青山繁晴
「ね、そんなリスキーなことを何でやるのか、不思議に思うでしょ。思うでしょうが、あとで皆さんね、インターネットで公開されてるから見て下さい。その、この中には自民党だけでなくて、野党側の有名な政治家も含まれてるから。額賀さんとしては、ここに民主党も、あるいは国民新党、その時にその勉強会に誰が出てたのかはほんとはわかりません。僕もまだわかりませんが、出てるかもしれないよと。いわば額賀さんは脅しをかけてるわけですよ」
一同
「へえー」
青山繁晴
「だから実はこの事件の闇は、利権構造の闇と実はその宴席の問題は本当は絡んでるわけで、だから僕は室井さんが健全な感覚と行ってるのは、出た出ないだけじゃなくて、こういう深い所に行かないといけないでしょうと。でも行こうとしたら、自分の党の関係者いるかもしれないというのが問題なんです」
室井佑月
「そうだったのか。あたしは全然違うところで、勉強会っていうのがそもそも怪しいと思ってたの(一同笑)」
山本浩之
「まあ、まあいいよ、あったからいいじゃないですか、今までね」
青山繁晴
「それで今の話全体にお聞きになると、いや、それだったら捜査はむしろ進んでるじゃないかということを思われるかもしれませんが、もうここ数日間、守屋さんの逮捕が近づいたこの数日間、もうけっこう政治家、与野党問わず、それからはっきり言うとジャーナリストの方からも電話がかかってきて、『結局、政界には行かないらしいですね』と、もう押し付けるように言うわけですよ。要するに、『お前、政界に行くという話するな』と僕に圧力かけてる人が、僕はそうとしか思えないぐらいに言ってくるわけです。だからもう一度言いますが、一昨日、あの、人目はあるけれども、その大事な人にお会いしました。で、さっき申した通り、非常に苦悩の表情なんですが、その苦悩の理由をはっきり行ってくれました。一つめ、これです」
村西利恵
「『巧妙な手口』……」
青山繁晴
「はい。すなわちですね、さっき言いました、31年前に田中角栄さんが逮捕されて、あの時は段ボールに入れた5億円を受け取ったっていう話があって、以降、そういうやばい手口は使わない。巧妙な、たとえばお金の受け渡しがあっても迂回、迂回、迂回して、もとのお金が何だかわからなくなってるようなやり方にどうもなってるらしくて、未だにさっき言った5人の政治家、そのうちの1人は別として、残りの4人の構造的なことに関わってるかもしれない人たちについては、いつどこで、どのようなものを受け取ったのかというのが、未だに事実が確定できないでいる。それを打ち破るにはどうしたらいいのか。もちろん最初に逮捕した宮崎元伸さん、賄賂を送った側、送ったとみられる側をさらに厳しく追及し、そして守屋さんを追及していくことになるんですけど、手口が巧妙になってる。実はもう一つ、それから今、地検が苦悩してるのがあって、それはこれなんです」
村西利恵
「東京地検が悩んでいる理由の2つめ、『通年国会』。なぜ国会が特捜部を悩ませるのかというところなんですが、CMのあと、詳しく解説していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「東京地検特捜部の苦悩、その2は『通年国会』。青山さん、続きをお願いします」
青山繁晴
「はい。皆さん今ご存知の通り、臨時国会を開いててですね。すでに1回延長されました。で、再延長がなければ、12月の15日で国会終わるんですね。で、もともとはそういう日程だから、検察のもともとの狙いの日程はこういう日程です」
青山繁晴
「今日、守屋さんを収賄の疑いで逮捕しました。で、もし裁判所の許可が出れば、最大20日間拘置して調べることができます。12月17日まで20日間調べられますが、この調べというのはこれは、政界に行くための準備もあるけれども、やっぱり守屋さん本人の汚職を確定する方に力が割かれます。ということは、政界との関わりを追及するにはやっぱり再逮捕しなきゃいけない。20日間切れた翌日の18日頃に再逮捕、いちおうクエスチョンマークですけど、したいということですね。で、それを行うと、やっぱりまた裁判所が認めてくれたら最大20日間拘置できますから、正月を越して1月6日まで調べることができる。で、この中で政治家とどう関わりましたということがかなり出てきたらですね、ちょうどこれタイミング合うのは、国会が12月15日で無事に終わってたら、次の国会は1月下旬にならないと開かれませんから、国会が開かれてない間に、この1月中旬から下旬の間に政治家を立件、あるいは強制捜査、あるいは場合によっては逮捕というようになるわけです。ところが今、新テロ特措法を理由にして国会が再延長されるかもしれない状況になってますね。再延長されたらどうなるか」
青山繁晴
「これ、国会延長されると、単なる延長じゃなくて、通常国会までつながっちゃって、お正月もなくずっと国会やってるってことになるわけですね。で、皆さん、知ってる人も多いと思いますが、国会がずっとやってると、つまり国会が開いてると、実は国会議員というのは基本的に逮捕できないんです。その法律、ちょっと出して下さい」
村西利恵
「はい。国会法で定められているんですが、『各議院の議員は、院外における現行犯罪の場合を除いて、会期中、その院の許諾がなければ逮捕されない』と」
青山繁晴
「はい。あの、日本の法律はこうやって難しい言葉を使うのが好きですね。これ、許諾、要するに国会が許してくれないとだめだと。国会開いてる間は、国会が認めないと逮捕できない。これ、本来は、なぜこういう定めがあるかというとですね、国会が政府の気に入らない法律、政府にとって都合が悪いけど国民には必要な法律を作ろうとする時に、捜査機関も政府の一部ですから、それ逮捕して、その法律を作らせないということあっちゃいけないから、そういう、いわば高尚な理念に基づいて、逮捕しちゃいけないようになってるのに、今やそうじゃなくて、国会には、汚い汚職をやった場合も、国会開会中は国会が認めないと逮捕できないことになってるわけです」
村西利恵
「いわば守られてる」
青山繁晴
「守られてる。で、さらに大事なポイントはですね、それでも検察が逮捕しようとするならば、この議員をですね、こういう理由で逮捕したいんですって証拠をですね、国会に見せなきゃいけない。手の内を全部さらけ出さなきゃいけない。皆さん、思い出して下さい。僕は今日あえて、捜査線上に上ってる政治家を、1人じゃなくて5人だと申しました。で、最初はもちろん1人なんですよ。検察は今、増員しても30人しか特捜検事いませんから、30人でまず1人を固めてですね、この1人についてこれですって言ったら、他の人も含めてみんな情報がばれちゃうじゃないですか」
一同
「ああー」
青山繁晴
「ということは、捜査側から見たらですね、新テロ特措法ということが理由になってて、それから宴会がどうした何やで国会争ってるように見えるけど、ほんとは与野党一致して、通年国会をやって、国会議員は誰も逮捕されないようにしてるように見えると。で、それを乗り越えていくには、つまり国会全体を相手に回してやっていくっていうのは、検察にとっては大変な苦悩があるということなんです。そして最後に大事なことはですね、ま、検事も人の子と言いますか、泣く子も黙る東京地検特捜部も、やっぱり世論の後押しがあるのかないのかというのは、大きくこれから左右します。国会がなぜ強いかというと、国民から選ばれた代表だからという建前があるから強いんで、その代表の阻止を吹き飛ばして検察がやるには、やっぱり国民が後ろから支えてくれなきゃいけない。その時に判断するのが世論ですけど、皆さん、世論が判断していただく時にですね、ちょっと一番最初のあれを出して下さい」
青山繁晴
「今日の僕の話をもう一回思い出して下さい。この番組ではずっと『日米防衛疑獄』と言ってるわけですね。日米と言ってるわけです。さっき言いましたね。航空自衛隊の輸送機のエンジンがなぜかアメリカ製で、いつまでもアメリカ製で、それからさっきの日米文化・平和交流協会もですね、日本とアメリカをつなぐ役割をやってて云々かんぬん、それから実は検察には隠れた目標があって、航空自衛隊の輸送機だけじゃなくて、ほんとのほんとの本丸はそれを超えて沖縄なんです。沖縄の米軍基地は今、大きく再編されようとしてる。普天間の海兵隊が名護に移る。そこで莫大な利権がすでにい動いてて、それが本丸で、さっきの5人の中のうちの1人はそこがターゲットになってるわけです。そうすると……」
山本浩之
「いやあ、知りたいですねえ。やってほしいですね、それは」
青山繁晴
「その通り。だから日本が戦争に負けてから62年間、ずっといわばほったらかしにしてきた日米関係の闇を、これで追及することができるのか。そこにメスが本当に初めて入るのかどうか。その分かれ目だから、世論が判断していただく時に、日米関係をフェアなものにするために何が必要かということを、皆さんに考えていただきたいんです」
山本浩之
「それは私たちはそういう気でいますよね、少なくとも。いかがですか」
室井佑月
「うん、もちろん検察のこと応援してるし、あたしはもうどこまで明らかになるか、すごい楽しみにしてる」
山本浩之
「守屋って男1人が何回ゴルフしようがですね……」
室井佑月
「関係ないよ」
青山繁晴
「だけどね、室井さんね、この62年間ね、こういう日米でやってきたってことは、実は社会全体、経済全体がそれで成り立ってるわけで……」
一同
「う〜ん」
青山繁晴
「そこをやろうとするというのは、ほんとはものすごいプレッシャーで。さっき言った、『政界には来ないんだ、青山くん』って電話かかってくるのも、『お前、そんなことまでやって大丈夫なのか』と僕への脅しなわけですから、だから大変ですよ、検察が受けてるプレッシャーも」
室井佑月
「でも本当に悪い奴を捕まえてもらいたいよね」
青山繁晴
「その通りです、はい」
山本浩之
「そこまで行ってほしいですよね。東京地検特捜部の皆さん、がんばって下さい!(ちょっとヤケ気味)(一同笑)」
____________________________内容紹介ここまで
本文中でも紹介した「日米平和・文化交流協会」のサイトに載っている理事名簿(2007年8月6日更新)ですが、同じものが外務省のサイトにも載ってて、こちらの日付は「2007年10月31日現在」です。
で、青山さんが言ってた「一人だけ常勤理事の方がいらっしゃって。で、その方がさっき言ったラムズフェルド国防長官との会合も含めてセットした人」――この常勤理事が誰なのかというと、名簿ご覧いただいたらわかるように、秋山直紀氏ですね。
どういう人かっていうのは、皆さん個々にググッてみて下さい。私は知らなかったけど、すでにあちこちで名前が出てきてるみたいです(^_^;
今日もスクロールお疲れさまでした<(_ _)>
※参考リンク
ON THE ROAD : Aoyama 's Daily Essay(青山繁晴さんのブログ)
※映像ご提供
国風(“元祖たか”さんのサイト)
いつもお世話になっています。UPありがとうございます。
※拙ブログ関連エントリー/「アンカー」起こし
こちらからどうぞ。
★このブログが面白かったらクリックして下さい→
★ご面倒でなければこちらも→
「うん。まあ、僕に話をしてくれた捜査関係者は極めて的確なことを教えてくれたということですし、ま、一昨日にその方とまた会ったんですけど、一昨日ですから、今日を指さして、『明日、だから前に言った通り、11月28日に逮捕だよ』ということはもう一度言われてましたね。ただ、今、村西さんが出してくれてるそれで言うとね、その、こういう大事件の容疑っていうのは、最初ちっちゃい容疑から入っていって、そこからいわゆる本件、本物に入っていくんですね」
村西利恵
「そうですね。今回もゴルフ旅行など、12回、計389万円相当を賄賂と認定し、逮捕したということですよね」
山本浩之
「直接の容疑ですね」
青山繁晴
「で、その表の中で現金の受け渡し、還暦祝い20万円と。これ、あの、ご覧になってる一般国民の方々も、20万ぽっちだけなのかなと皆さん思われるでしょう。それで前にこの番組でお話しした、守屋さんに僕が電話したら、守屋さんの方から、『青山さん、5000万もらったって話は嘘だからね』と突然言った……」
山本浩之
「向こうの方から言った」
青山繁晴
「で、その5000万円について捜査側が今、大きな関心を持ってて、防衛省の中で部下に頼んで運用してたって妙な話もそれに絡んでるんじゃないかと。だからそれに絡んで、防衛省内の他の幹部、それもキャリアの幹部が新たに逮捕される可能性もあります」
山本浩之
「ですからこの不正、腐敗にどこまでメスを入れることができるのかと。その突破口が今日の逮捕に結びついたわけなんですけれども、そういう点で言うと、例のあの問題ですね。額賀大臣の宴席に同席していたのかいなかったのかという、あの、それだけだと小さい話だと思いますけれども、このニュース、行きたいと思います。間違いなく言えるのは、どちらかが大嘘をついているということです」
村西利恵
「今日、参議院では新テロ特措法案が審議入り。与野党一歩も譲らない構えですが、額賀大臣の問題も双方それぞれ根拠を出し、全面対決となっています」
…………………………VTR開始…………………………
【今日・参院本会議】
福田康夫首相
「速やかな可決成立と補給支援活動の早期再開に全力を尽くしてまいりたいと思います」
今朝、東京地検が守屋前防衛事務次官への取り調べを始めたのと時を同じくして、参議院本会議では、インド洋で海上自衛隊の給油活動を再開するための新テロ対策特別措置法案がようやく審議入りしました。
政府与党は今国会での成立を目指しますが、会期は来月15日まで。
会期中の成立は極めて困難と見られています。
一方、連日国会をにぎわせるのは、額賀財務大臣の宴席同席疑惑。
昨日、自民党は、宴席の日に額賀大臣が別の場所にいたという証拠写真などを公開。余裕の感すら――。
自民党 伊吹幹事長
「ま、運よくか悪くかはあれなんだけど、時間の入った集合写真まで撮ってるんですね。デジカメ写真で(笑)。で、そのあと、次の勉強会に行かれて。[VTR中略]全てテープに録ってるんですね」
ただ公開されたのは、写真1枚と議事録だけで、テープについては現在自民党で調査中とのこと。
これには民主党もすかさず反論。
民主党 山岡国対委員長
「アリバイを作ろうと思えば、今、もう数字はデジタルなので、いくらでも入りますからね。その数字は必ずしも信憑性はないと」
また民主党は、これまで与党に情報源や根拠を問われながらも明らかにしてこなかった情報提供者が、何と、守屋前次官であることを発表。
この事実を知った額賀大臣は――。
額賀財務相
「えっ!」
記者
「(民主党は)守屋さんから聞いて、大臣がその宴席に同席していたと」
額賀財務相
「いや、私、それ聞いてませんから。本当ですか?」
国会では――。
民主などの野党は昨日、額賀・守屋両氏の証人喚問を来月3日に行うことを、与党議員欠席の中で強行議決しました。
自民党 鈴木参院国対委員長
「多数党が提案をすればこれが通ってしまうという、大変、私は、数の横暴というか。[VTR中略]誰が見ても理不尽な、そして参議院の権威を失墜した、私は議決のあり方だと、憤りも感じております」
額賀財務相
「民主党とね、単独でやられるというのは、ちょっと、いささかどうですかね」
自民・民主両党が証拠を提示し合うという異例の展開。
お互い一歩も譲らないまま、証人喚問の日を迎えることになりそうです。
記者
「証人喚問ではどのようなお話をされたいと思いますか」
額賀財務相
「………」(エレベーターのドア閉まる)
…………………………VTR終了…………………………
山本浩之
「室井さんはこの手の推理小説のようなものは、お書きにならないですか?」
室井佑月
「ない……(笑)」
山本浩之
「ここにいた人が10キロ離れた所で会合に出ていた!(一同笑)」
室井佑月
「でもどっちかは絶対嘘……」
山本浩之
「大嘘ですよ、これはどっちかが」
室井佑月
「でもそれにしても、守屋さんみたいな人をのさばらせたってことについてね、与党である自民党ってのは責任あるわけじゃない?民主党ってすっごい大チャンスなのに、何をまごまごしてるんだろうかと思って、どっちかというと民主党に腹が立ってくんね」
青山繁晴
「それは要するに、くだらないことやってる場合じゃない……」
室井佑月
「そう、何でもっとあの、解散まで追い込むことできるような内容なんじゃないの?うまく使うとって思うじゃない?なのに何か小さな、騒ぐ、小さな集まりの……」
青山繁晴
「正しい感覚だと思いますよ。宴席にいるだけですなわち罪じゃありませんからね。そしたら国会議員、福田さんも全部逮捕されなきゃいけない話になっちゃうから」
山本浩之
「ただ、これ、宴席に出ていたのか出ていなかったのか、そういう情報も持ってるんですか?」
青山繁晴
「正直ね、この件は僕もわかりません。というのはさっき、額賀さんがね、その、民主党の情報源は守屋さんと聞いて、『えっ』て顔になってたでしょ?」
山本浩之
「あの、ちょっとあわてぶりは……」
青山繁晴
「あの顔の理由は僕はわかります。というのは、守屋さんが天皇と呼ばれて防衛省で辣腕、権力をふるってた頃にね、額賀さんとだけはすっごい良かったんです。ところが守屋さんと、今、入院中の久間さんなんか大げんかしてたんですよ。だから額賀さんにしたら、『俺だけが守屋をかばってたのに、なぜお前は裏切るんだ』と。そういう顔なんですよ」
山本浩之
「なるほどね」
室井佑月
「だから接待に同席してたってさ、その先をもう早くやってほしいよね」
青山繁晴
「それはその通り」
山本浩之
「だから証人喚問を来月の3日というふうに設定しましたよね。額賀大臣の。で、この場合、『宴席に出ていませんでした』と今、言い切るでしょう、このままの流れで行くと。もし万が一、青山さんもそれについては真偽はわからないとおっしゃいますけれども、もし出ていたということが仮にわかったとしたらですよ、これ、偽証罪ですよ」
青山繁晴
「もちろんですよ。もちろんだし、だから財務大臣は当然辞めなきゃいけないし、福田内閣も傾きますよ。大変なことです」
山本浩之
「ということになりますよね。そういう意味では、昨日のこの番組も含めて、いろんな番組でさんざん、去年の12月4日のその動きについてやってますけども」
青山繁晴
「だけどね、僕がわからないと言ったもう一つの理由はね、その、額賀さんが行った行かないと言われてる宴席にいたジム・アワーね、僕はあの人の息子さんとは仲いいんですけれども、いずれにしてもジム・アワーって正直者でけっこう有名な人なんですよ。で、そのジム・アワーが『額賀さんと個人的な宴席、ともにしたことはない、一度もない』って言ってるわけでしょう。言ってるんですよ、現に」
山本浩之
「わりと早い時点で言いましたね」
青山繁晴
「はい。だからその、嘘をつくはずない人が嘘はつかないだろうし、だからあの、守屋さんが陥れたいならそれは額賀さんじゃないはずだし、だから二重三重に嘘でないはずのところに嘘が隠されてるようなね。わけわかんない」
室井佑月
「だけど民主党だってさ、偽メール問題で大問題になっちゃったんだからさ。あんな赤っ恥かいたわけじゃない?だから」
山本浩之
「もう同じようなことはしないという気持ちでいると思います。だけどその件だけじゃなくて、ほんとはもっともっと大きいところに行きたいわけじゃないですか。私たちは知りたいわけじゃないですか。ただ、このあと、青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナー、私まだ大枠しか伺ってないんですけれども、それで行くと、この去年の12月4日の、その額賀大臣の行動云々と言って騒いでるというのは、あんまり意味がないのかなと思ってきたりもするんです」
青山繁晴
「まあね、さっき、室井さんの感覚を健全と僕、言った通りね、つまり宴席だけにこだわるならそれはおかしいんですが、その宴席を通じて、やあやあとやりながら、襖の向こうではお金の受け渡しをしてとか、そういうのがもしあったら大変ってことですよね。今日の守屋さんの逮捕もね、防衛庁、防衛省の汚職で業者以外に役人が逮捕されたのが、これ実は初めてだから、それでも意味あるんだけど、やっぱりみんなの関心は、これから政界に行くのか行かないのかということなんですよ。ところが今ね、当事者である政界の中ではね、どうも我々には来ないと、つまり政治家には摘発の手が及ばないんじゃないかって話が盛んにされてて、それで一昨日、その、11・28守屋逮捕まで、かつて教えてくれた捜査関係者にあえてお会いしたんですよ。そうするとね、もう、表情はこれだったです(フリップ出す)」
<キーワード>
苦悩し苦闘する検察
山本浩之
「『苦悩し苦闘する検察』……」
青山繁晴
「ええ。僕、あの、あの人のあれだけ悩む顔を見たこともないし、だけど眼の光はとっても強くて、検察ははっきり言って今、大きな圧力を受けてて。政界全体から。だけどそれをどうしても今回ははね返すんだという、その力も感じたんですね。その中身をお話ししたいと思います」
山本浩之
「じっくりと伺いたいと思います。いったんコマーシャルです」
(いったんCM)
山本浩之
「はい、“ニュースDEズバリ”です。室井さん、さっき青山さんの言葉の中に、今回の防衛疑惑で政治家の逮捕はないという永田町の空気があるって……」
室井佑月
「永田町はどうかわかんないけどさ。あたしたちの空気の中ではそんなこと許されない……」
山本浩之
「いや、私たち、やる気満々ですからね」
室井佑月
「だってほら、山形の建設業者にさ、口利きがあったとかって言ってる人とかも出て来ちゃってるわけでしょ」
(筆者注★太田述正元仙台防衛施設局長の告発のこと。こちら参照)
山本浩之
「出てましたね、そう言えば。あの話はどうなるのかっていうのもわかりませんし。それでは、なぜ検察が苦闘しているのか、青山さん、そこからお願いします」
青山繁晴
「はい。まずね、これからさらに踏み込んでお話ししますから、あの、やっぱり、いわば永遠のルールに基づいて、情報源の取得について一言お断りしておきたいと思うんですが、まず、あの、僕がこういう情報を得てるっていうのはもちろん複数の司法関係者ですし、検察庁の現役とも限りません。それから、拷問されても、どのような立場にいて、どんな名前ですかというのは永遠に言いません。で、たとえば、4〜5人から聞いた話をあえて1人にまとめて言ってる場合もありますから、ただ1人の、たとえば現役の検事に聞いてるというような誤解はぜひ持たないでいただきたいと、視聴者の方々に持たないでいただきたい……」
室井佑月
「わかりました。次、行って下さい(一同笑)」
山本浩之
「焦るなって!(笑)」
青山繁晴
「(笑)次行くんですけど、次行く時にやっぱり確認したいのは、もともと東京地検特捜部は今回の事件で何を狙ってるのか。それ、実は2週間前の放送ですでに指摘をしたんですけど、ちょっとおさらいしたいんです」
村西利恵
「特捜部の狙いは、『航空自衛隊の次期輸送機(CX)エンジンを選ぶときの日米要人の汚職』なんだと。これ、2週間前にも使った言葉ですけれども」
青山繁晴
「はい。で、ここに実際に航空自衛隊の次の輸送機が映ってるんですけど(画像の左下部分)、このエンジンですね。こっちにもう1基あります。そのエンジンが日本製じゃなくてアメリカ製だと。だからそこに商社というものも絡むし、それから実はアメリカの要人たちも絡んだ汚職事件じゃないかということは、東京地検特捜部は性根を入れて狙ってるってことをまず一つ。それから次にこれですね」
村西利恵
「その狙いの本命がいて、『アメリカに嫌われた旧田中派の政治家』なんだということをお話しいただきました」
青山繁晴
「これ、たった2行の言葉なんですけど、意味するところはかなり深くてですね。まず、今起きていることとして、今回の捜査の一つの特徴は、東京地検特捜部が腕利きの検事をアメリカにすでに送って、アメリカから大量の資料を得て帰ったらしいと。あえて『らしい』と申しますがね。で、その時にアメリカの元国防長官も含めた要人のいろんな、ひょっとしたらおかしいのかなという点もあったけれども、まさかそういう人たち、逮捕できないから、アメリカのそういうことは最後まで追及しない代わりに、日本で要人を逮捕できるだけの証拠をアメリカから提供してもらう。こういう構図になってるわけです。で、これはヤマヒロさんだったらすぐに思い出すでしょうけども、1976年、ロッキード事件。田中角栄、当時大変な権力をふるっていた角さん、田中角栄元総理が逮捕されたロッキード事件と構図が基本的に同じです。で、今回もこの田中派の、もともと田中派だった政治家たち、これは自民党にも民主党にも国民新党にもいるわけですけど、そういうのを検察がターゲットにしてるって意味をですね、31年前に田中角栄という大物を逮捕したけれども、それで利権構造が壊れたんじゃなくて、むしろ旧田中派、そのあと竹下派と、ずっと続いてきた、今の津島派に至るまでのこの長い流れの中でですね、むしろ巧妙になってきて、利権そのものがこう深く上手になってしまったと。ってことがあるから、さっきコーナーの入口で申した、ものすごい決意の眼だということも申したわけです、関係者はですね。で、その時にやっぱ検察は勝たなきゃいけないから、勝つにはどうしたらいいかというと、アメリカに嫌われてる政治家であれば、アメリカは資料出すという現実もどうもあるようです。で、じゃあこれが具体的にどういう人たちかというのは、まさしく室井さんが今、待ってるところなんですが、今日はズバリここまで申したいと思います」
村西利恵
「青山さん曰く、『捜査対象は5人の政治家』」
一同
「5人……」
青山繁晴
「今後増えるかもしれませんが、現在、相当調べが進んでるのは、僕の知る限りですよ、5人です。そしてさらに大事なことは、そのうち1人はすでに任意で事情を聞かれました。任意同行を求められ、調べがありました。名前は聞いてますが申せません。但しその政治家は自由民主党です。で、この自由民主党のこの政治家は、その任意の調べに対して、『自分は潔白だけれども疑われても仕方のない点はあったかもしれない』というニュアンスのことを、調べでどうも申したようです。で、しかしですね、皆さん、ここも肝心なところで、その1人というのは実は他の4人とは違う。何が違うかというと、はっきり言って一番小者だし、それから出合い頭にたまたま重要な地位に就いたために、たまたま山田洋行ないしは日本ミライズの側から、その賄賂と思われるものが渡されて、それをぱくっと受け取っちゃったというね、出合い頭。しかし残り4人の方はもっともっと深い構造的な腐敗に関係してるかもしれないと」
山本浩之
「がっつり行ってたってやつですね」
室井佑月
「あたしね、何となく今言った人は誰かもわかる。で、だけどわかんないのが、こないだ(2週間前のこの番組で)青山さんが言ったね、自分はアメリカから好かれてるっていうふうに思ってる政治家っていうのが、誰かわかんない。でもほんとは嫌われてるって」
青山繁晴
「うん、あの、今のはわからないようでわかる質問なんですね。それで今の室井さんの質問に関して言うとね、たとえばこういう具体例があるんです。えー、んー、防衛族の大物で、えー、ある人間を仲介者に立てて、アメリカのラムズフェルド国防長官、もう解任されました、イラク戦争起こした国防長官ですね、だから解任された。そのラムズフェルド国防長官に会いたいと申し入れをして、で、ラムズフェルド国防長官がようやくOKをして、わざわざ昼食会を用意して、そして僕らがちょうど今立ってるようにね、ラムズフェルドさんが立って挨拶してる真っ最中に、その席から党の防衛族の大物と仲介者が出て行っちゃったわけです。で、ラムズフェルドさんは火を吹いて怒った。何で出て行ったか。その出て行った先は、アメリカの大手の航空機メーカーだったわけです。つまりそっちの利権を優先したということで、アメリカはその人に大変怒ってて。そして皆さんですね、今、仲介者と言いましたね。この仲介者が実質的なトップを務める場所を、すでに東京地検特捜部は家宅捜索いたしました。それはここです」
村西利恵
「ズバリということなんですが、『日米平和・文化交流協会』……」
山本浩之
「あの建物って……」
青山繁晴
「そうです。よく、詳しいですね、ヤマヒロさん」
山本浩之
「昨日夜、別のニュースで見ましたからね(一同笑)」
青山繁晴
「これ、あの、国会の裏手にあるパレロワイヤルっていう高級マンションなんですが、政治家がたくさん事務所を持ってて、有名なのは金丸信さんっていう亡くなった大物がここに金塊を隠してたと有名になったパレロワイヤル」
山本浩之
「ありましたねー」
青山繁晴
「その一番上の階にこの協会があるんですが、これもやっぱり日米で、実はここに名簿があるんですけど、ここに、これ、あの、公開されてます、実は。ホームページ見れば、視聴者の方、ご覧になれますよ。その中に日米の要人がたくさん含まれていて、この中に一人だけ常勤理事の方がいらっしゃって。で、その方がさっき言ったラムズフェルド国防長官との会合も含めてセットした人なんですね。ですから、そういうことからも東京地検特捜部の関心がどこにあるかというのは、実は皆さんの目でもわかるわけですね。で、わかります?今の話」
(筆者注★「日米平和・文化交流協会」の理事名簿はここに載ってます)
山本浩之
「わかります。で、ちょっといいですか。去年の12月4日のその勉強会っていうのは、この建物の中で行われてたんでしょ?」
青山繁晴
「いや、あの、建物もそうです、建物もそうだし」
山本浩之
「ここに向かったって言ってますよね、自民党は」
青山繁晴
「ヤマヒロさんはいいこと言ってくれたんですが、額賀さんが今、その、『ジム・アワーその他の宴会には出なかったよ、私はどこに行ってたかというと、ここ(日米平和・文化交流協会)の勉強会だ』と、はっきり言ってるんですよ。これ、常識で考えたらね、今、家宅捜索を受けたような所を、額賀さん、もちろん知ってますよ、それ公開されてんだから。それなのに、わざわざそこの勉強会に行った。わざわざそんな」
村西利恵
「それ、アリバイに使ってますもんね」
青山繁晴
「ね、そんなリスキーなことを何でやるのか、不思議に思うでしょ。思うでしょうが、あとで皆さんね、インターネットで公開されてるから見て下さい。その、この中には自民党だけでなくて、野党側の有名な政治家も含まれてるから。額賀さんとしては、ここに民主党も、あるいは国民新党、その時にその勉強会に誰が出てたのかはほんとはわかりません。僕もまだわかりませんが、出てるかもしれないよと。いわば額賀さんは脅しをかけてるわけですよ」
一同
「へえー」
青山繁晴
「だから実はこの事件の闇は、利権構造の闇と実はその宴席の問題は本当は絡んでるわけで、だから僕は室井さんが健全な感覚と行ってるのは、出た出ないだけじゃなくて、こういう深い所に行かないといけないでしょうと。でも行こうとしたら、自分の党の関係者いるかもしれないというのが問題なんです」
室井佑月
「そうだったのか。あたしは全然違うところで、勉強会っていうのがそもそも怪しいと思ってたの(一同笑)」
山本浩之
「まあ、まあいいよ、あったからいいじゃないですか、今までね」
青山繁晴
「それで今の話全体にお聞きになると、いや、それだったら捜査はむしろ進んでるじゃないかということを思われるかもしれませんが、もうここ数日間、守屋さんの逮捕が近づいたこの数日間、もうけっこう政治家、与野党問わず、それからはっきり言うとジャーナリストの方からも電話がかかってきて、『結局、政界には行かないらしいですね』と、もう押し付けるように言うわけですよ。要するに、『お前、政界に行くという話するな』と僕に圧力かけてる人が、僕はそうとしか思えないぐらいに言ってくるわけです。だからもう一度言いますが、一昨日、あの、人目はあるけれども、その大事な人にお会いしました。で、さっき申した通り、非常に苦悩の表情なんですが、その苦悩の理由をはっきり行ってくれました。一つめ、これです」
村西利恵
「『巧妙な手口』……」
青山繁晴
「はい。すなわちですね、さっき言いました、31年前に田中角栄さんが逮捕されて、あの時は段ボールに入れた5億円を受け取ったっていう話があって、以降、そういうやばい手口は使わない。巧妙な、たとえばお金の受け渡しがあっても迂回、迂回、迂回して、もとのお金が何だかわからなくなってるようなやり方にどうもなってるらしくて、未だにさっき言った5人の政治家、そのうちの1人は別として、残りの4人の構造的なことに関わってるかもしれない人たちについては、いつどこで、どのようなものを受け取ったのかというのが、未だに事実が確定できないでいる。それを打ち破るにはどうしたらいいのか。もちろん最初に逮捕した宮崎元伸さん、賄賂を送った側、送ったとみられる側をさらに厳しく追及し、そして守屋さんを追及していくことになるんですけど、手口が巧妙になってる。実はもう一つ、それから今、地検が苦悩してるのがあって、それはこれなんです」
村西利恵
「東京地検が悩んでいる理由の2つめ、『通年国会』。なぜ国会が特捜部を悩ませるのかというところなんですが、CMのあと、詳しく解説していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「東京地検特捜部の苦悩、その2は『通年国会』。青山さん、続きをお願いします」
青山繁晴
「はい。皆さん今ご存知の通り、臨時国会を開いててですね。すでに1回延長されました。で、再延長がなければ、12月の15日で国会終わるんですね。で、もともとはそういう日程だから、検察のもともとの狙いの日程はこういう日程です」
青山繁晴
「今日、守屋さんを収賄の疑いで逮捕しました。で、もし裁判所の許可が出れば、最大20日間拘置して調べることができます。12月17日まで20日間調べられますが、この調べというのはこれは、政界に行くための準備もあるけれども、やっぱり守屋さん本人の汚職を確定する方に力が割かれます。ということは、政界との関わりを追及するにはやっぱり再逮捕しなきゃいけない。20日間切れた翌日の18日頃に再逮捕、いちおうクエスチョンマークですけど、したいということですね。で、それを行うと、やっぱりまた裁判所が認めてくれたら最大20日間拘置できますから、正月を越して1月6日まで調べることができる。で、この中で政治家とどう関わりましたということがかなり出てきたらですね、ちょうどこれタイミング合うのは、国会が12月15日で無事に終わってたら、次の国会は1月下旬にならないと開かれませんから、国会が開かれてない間に、この1月中旬から下旬の間に政治家を立件、あるいは強制捜査、あるいは場合によっては逮捕というようになるわけです。ところが今、新テロ特措法を理由にして国会が再延長されるかもしれない状況になってますね。再延長されたらどうなるか」
青山繁晴
「これ、国会延長されると、単なる延長じゃなくて、通常国会までつながっちゃって、お正月もなくずっと国会やってるってことになるわけですね。で、皆さん、知ってる人も多いと思いますが、国会がずっとやってると、つまり国会が開いてると、実は国会議員というのは基本的に逮捕できないんです。その法律、ちょっと出して下さい」
村西利恵
「はい。国会法で定められているんですが、『各議院の議員は、院外における現行犯罪の場合を除いて、会期中、その院の許諾がなければ逮捕されない』と」
青山繁晴
「はい。あの、日本の法律はこうやって難しい言葉を使うのが好きですね。これ、許諾、要するに国会が許してくれないとだめだと。国会開いてる間は、国会が認めないと逮捕できない。これ、本来は、なぜこういう定めがあるかというとですね、国会が政府の気に入らない法律、政府にとって都合が悪いけど国民には必要な法律を作ろうとする時に、捜査機関も政府の一部ですから、それ逮捕して、その法律を作らせないということあっちゃいけないから、そういう、いわば高尚な理念に基づいて、逮捕しちゃいけないようになってるのに、今やそうじゃなくて、国会には、汚い汚職をやった場合も、国会開会中は国会が認めないと逮捕できないことになってるわけです」
村西利恵
「いわば守られてる」
青山繁晴
「守られてる。で、さらに大事なポイントはですね、それでも検察が逮捕しようとするならば、この議員をですね、こういう理由で逮捕したいんですって証拠をですね、国会に見せなきゃいけない。手の内を全部さらけ出さなきゃいけない。皆さん、思い出して下さい。僕は今日あえて、捜査線上に上ってる政治家を、1人じゃなくて5人だと申しました。で、最初はもちろん1人なんですよ。検察は今、増員しても30人しか特捜検事いませんから、30人でまず1人を固めてですね、この1人についてこれですって言ったら、他の人も含めてみんな情報がばれちゃうじゃないですか」
一同
「ああー」
青山繁晴
「ということは、捜査側から見たらですね、新テロ特措法ということが理由になってて、それから宴会がどうした何やで国会争ってるように見えるけど、ほんとは与野党一致して、通年国会をやって、国会議員は誰も逮捕されないようにしてるように見えると。で、それを乗り越えていくには、つまり国会全体を相手に回してやっていくっていうのは、検察にとっては大変な苦悩があるということなんです。そして最後に大事なことはですね、ま、検事も人の子と言いますか、泣く子も黙る東京地検特捜部も、やっぱり世論の後押しがあるのかないのかというのは、大きくこれから左右します。国会がなぜ強いかというと、国民から選ばれた代表だからという建前があるから強いんで、その代表の阻止を吹き飛ばして検察がやるには、やっぱり国民が後ろから支えてくれなきゃいけない。その時に判断するのが世論ですけど、皆さん、世論が判断していただく時にですね、ちょっと一番最初のあれを出して下さい」
青山繁晴
「今日の僕の話をもう一回思い出して下さい。この番組ではずっと『日米防衛疑獄』と言ってるわけですね。日米と言ってるわけです。さっき言いましたね。航空自衛隊の輸送機のエンジンがなぜかアメリカ製で、いつまでもアメリカ製で、それからさっきの日米文化・平和交流協会もですね、日本とアメリカをつなぐ役割をやってて云々かんぬん、それから実は検察には隠れた目標があって、航空自衛隊の輸送機だけじゃなくて、ほんとのほんとの本丸はそれを超えて沖縄なんです。沖縄の米軍基地は今、大きく再編されようとしてる。普天間の海兵隊が名護に移る。そこで莫大な利権がすでにい動いてて、それが本丸で、さっきの5人の中のうちの1人はそこがターゲットになってるわけです。そうすると……」
山本浩之
「いやあ、知りたいですねえ。やってほしいですね、それは」
青山繁晴
「その通り。だから日本が戦争に負けてから62年間、ずっといわばほったらかしにしてきた日米関係の闇を、これで追及することができるのか。そこにメスが本当に初めて入るのかどうか。その分かれ目だから、世論が判断していただく時に、日米関係をフェアなものにするために何が必要かということを、皆さんに考えていただきたいんです」
山本浩之
「それは私たちはそういう気でいますよね、少なくとも。いかがですか」
室井佑月
「うん、もちろん検察のこと応援してるし、あたしはもうどこまで明らかになるか、すごい楽しみにしてる」
山本浩之
「守屋って男1人が何回ゴルフしようがですね……」
室井佑月
「関係ないよ」
青山繁晴
「だけどね、室井さんね、この62年間ね、こういう日米でやってきたってことは、実は社会全体、経済全体がそれで成り立ってるわけで……」
一同
「う〜ん」
青山繁晴
「そこをやろうとするというのは、ほんとはものすごいプレッシャーで。さっき言った、『政界には来ないんだ、青山くん』って電話かかってくるのも、『お前、そんなことまでやって大丈夫なのか』と僕への脅しなわけですから、だから大変ですよ、検察が受けてるプレッシャーも」
室井佑月
「でも本当に悪い奴を捕まえてもらいたいよね」
青山繁晴
「その通りです、はい」
山本浩之
「そこまで行ってほしいですよね。東京地検特捜部の皆さん、がんばって下さい!(ちょっとヤケ気味)(一同笑)」
____________________________内容紹介ここまで
本文中でも紹介した「日米平和・文化交流協会」のサイトに載っている理事名簿(2007年8月6日更新)ですが、同じものが外務省のサイトにも載ってて、こちらの日付は「2007年10月31日現在」です。
で、青山さんが言ってた「一人だけ常勤理事の方がいらっしゃって。で、その方がさっき言ったラムズフェルド国防長官との会合も含めてセットした人」――この常勤理事が誰なのかというと、名簿ご覧いただいたらわかるように、秋山直紀氏ですね。
どういう人かっていうのは、皆さん個々にググッてみて下さい。私は知らなかったけど、すでにあちこちで名前が出てきてるみたいです(^_^;
今日もスクロールお疲れさまでした<(_ _)>
※参考リンク
ON THE ROAD : Aoyama 's Daily Essay(青山繁晴さんのブログ)
※映像ご提供
国風(“元祖たか”さんのサイト)
いつもお世話になっています。UPありがとうございます。
※拙ブログ関連エントリー/「アンカー」起こし
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Comments
結局本丸までにはいかないでしょうね。かつて故金丸から金の延べ棒を分けてもらったとも言われる小沢民も「オヤジ(田中)のようにはならない」とほざいているとも言われてますし、奴はかなり神経質なほど巧妙ですから。ちゅうかこれまでも世田谷の土地問題、山田洋行の献金問題も、あまりに不自然過ぎる報道ぶりですから、この場もすり抜けていくんでしょうな。過去のゼネコン問題だって、東京地検を相手にしながらもうまく隠滅処理されちゃったし。(=_=;)
故田中崇拝のF元代議士も過去から装備品調達背任事件に絡んどったし、国民新党のWもジェネラルも芋づるのように掘られ、民主Mまで及ぶかな?どちらにせよ既に手を打って防火壁を降ろしてしまった小沢民までは難しいでしょうね。国会サボって党の為の地方行脚と称し、実は口封じ、口裏合わせ、隠滅処理に必死だったりして…。
日米平和・文化交流協会ばかりが注目がされてしまったら、他の関連する団体への視線が逸らされてしまいそう。(余談ながら日本国防協会設立に福田の親父が関わっていたってのは今回、初めて知りました。)ま、他の団体の場合は団体そのものの善し悪しじゃなくて、そこを通じてどう利用していたかが重要なんですが。よって直「名を連ねる=全員が悪」ではないので先走った勘繰りにはくれぐれもご注意を。(!o!)
名簿と言えば、古かったんだろうけど、戦略研究フォーラムの幹部から、最近まであった小沢民の名前がいつの間にか消えてたり〜。(-_-)
防衛利権なんて言ってしまえば、沖縄の基地がどうとかよりも、最終的にすべてアメリカが一番ぼったくって荒稼ぎしているシステムだから、日本の中でやったってコップの中の泥仕合にしかならないような…。戦後60云年というより、日米修好通商条約締結の頃の150年前から既に外交姿勢が低かったし、かの大戦でさらにというところでしょうか。
日本は武器を製造しても大量に売る市場を持たないから不利。だから下請けに留められ、足元見られて高く売りつけられてしまう。根本は日本が自存自衛の力を持たなければどうしようもないという結論ですね。(-_-;)
私欲を貪って稼ぐのはまだ小悪人の域ですけど、なによりも質が悪いのは国を売り、他国の先兵となって同胞を騙し、裏切り、資金を蓄えている輩は大悪人ですな。(=o=#)
なんだかんだ今回、一時、盛り上がるように見せかけながら、与野党ガチンコのフリして八百長でグダグダ終わらせ、両陣の推進勢力がフォローにまわって、外国人参政権、人権擁護法などをどさくさに紛れて通されてしまうのでは?と危惧しますな〜。
対岸に並べられた武器を警戒する間に、内側から堀を埋め立てられて乗っ取られてしまってはどうしようもない。
見させていただいています。
こういった利権問題、
日米だけでなく、日中でも
間違いなくあるはずだと
思うのですが、私は守屋氏が
どうこうよりも先にそっちの
売国奴連中をたたいてほしいです。
すでに始まっているみたいです。(--;
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/405037
いつものごとく、素早い書き起こしおつかれさまです。
ちょっと、このトピからずれるかもしれませんが。。。
う〜ん、このごろの青山さんのコーナー、わたしはあんまり共感が持てないのです。
というのは、青山さんって、その独自の情報ソース(今回もそうだけど)をつかって、青山さんの経験からくる独自の視点で、他の人が気づかない、注意を落としやすいポイントを指摘してくれて、そこにわたしも含めて視聴者がなにがしかヒントを得て考えさせてくれる、というのが持ち味・魅力なのに、最近はその情報ソースからの情報(リーク?)を、伝えてるだけ。悪く言えば、垂れ流しているだけのような気がするのです。
多分、こういう事は青山さんのブログに書き込んだ方がいいかもですが、今回のコーナーも示唆にとんだ部分は、室井さん始め素人の方(わたしたち視聴者の代弁者代わり)との会話からって言うのが、どうもなあと思ったので、ひょっとしてこのコメ欄が伸びないのは、皆さんそう感じているのかなと。。。
それにつけても、今回は野党側が、とくに民主党が、ひょっとするとこれはいつものブーメランかと早くも気づいた様相を呈してきて、どこまで突っ込んだ事が出来るか注視しておかなくてはだめですね。
ああ、なんかグダグダに成ってしまいました、ご容赦を。
これは次期輸送機ですが今使っているのがC-1になります。
・最大積載量
C-1 8?
C-X 30? 3.75倍
・航続距離(積載時)
C-1 1700km
C-X 6500km 3.82倍
C-Xの初飛行 2007年12月以降を予定
結構性能良いですよね。
自衛隊が使えるようになるとかなり便利ですよね。
(既に知っていたらスマソ)
・最大積載量
C-1 8トン
C-X 30トン 3.75倍
私もsssさんの仰られることに首肯する部分が大いにあります。「このごろ」というのが具体的には分かりませんが、少なくとも最近テーマに取り上げられている防衛省ネタに関して言えば、全く同感です。
で、青山さんの問題意識を推測すると、「日米防衛疑獄」と名付けられている点から「日米関係をフェアなものにする」ことなんでしょうね。それはつまり、トーイさん御指摘のとおり「根本は日本が自存自衛の力を持たなければどうしようもないという結論ですね」。この一語に尽きます。
国防は国家の根幹である。しかし、日本は国防の中枢を米に握られている。だから、戦後ニッポンの根幹を問う意味でも、自前の国防力を担うようになるためにも、今回の「日米防衛疑獄」を明らかにしなけれがならない、というような考えではないかと、勝手に想像。
でも、なんか入口論の「疑獄」で時間が取られてしまっていて、結局、情報屋と変わらないじゃんという点が不満に感じてしまいます。(個人的には、コメ数が伸びなくても、コメ欄が荒れるよりマシかなと思いますが。どちらにしても記録に残りづらい映像媒体のテキスト化はそれ自体貴重ですから、継続が大事かと)
あと、この国には軍事大国・中国という問題がありますから、本当に心配。中国は核保有国というだけでなく、通常戦力でも急速に近代化しています。遠からず「質の日本vs量の中国」という構図が崩壊し、質・量ともに中国に凌駕されてしまう日が来るでしょう。しかも、今回の問題で防衛省の「庁」降格を唱える反日・売国分子もいますし。
逆に、今回の「日米防衛疑獄」が国防論の一里塚になってくれればと願わずにはいられません。
些細なことですが…。町村官房長官の「かなり俗人的な問題もそこにはあるのではなかろうかと……」という部分の「俗人的」は多分「属人的」でしょうね。ここはVTRのテロップがそうなっていたので、文字起こしの観点からすると、もちろん何の問題もないことは承知しております。