「アンカー」普天間問題は世界戦略から見よ&核密約問題と安全保障
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■3/10放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
最後に外国人地方参政権の話も出てきます。
コーナー前に、日米間の密約問題について青山さんの解説がありました。まずこの部分を要旨のみ記述、続けてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。
コーナー本編は間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。
内容紹介ここから____________________________
■日米間の密約問題 外務省の有識者委員会「核密約あった」 岡田外相「極めて遺憾」(FNN3/9)
■日米間の密約問題 自民・安倍元首相「当時の指導者が日本を守るために判断したと思う」(FNN3/9)
■日米間の密約問題 鳩山首相、「非核三原則はこれまで通り堅持する」と強調(FNN3/9)
…………青山さんの解説(あくまで要旨)…………
( )内は山本浩之キャスターの発言です
(政権交代によって明らかになったわけで、それはそれで1つの大きな成果と言えると思うが、じゃあ密約を認定してそれで終わりなのかと。鳩山総理は非核3原則を堅持するとおっしゃるが、この持ち込ませずという原則が崩れてしまってる中、どうしてそれを堅持するということが言えるんでしょうか?)
過去のことよりも、じゃあそれを受けてこれからどうするのかが一番大事。ヤマヒロさんが解説してくれた通り、鳩山総理は非核3原則を堅持すると言われて、で、その理由というのは、もうどうせ核を積んだアメリカの軍艦や潜水艦は来ないと思ってらっしゃるが、これ思い込みなんです。
というのは、確かにブッシュ政権の時代に戦術核…、核兵器というのは、大きい遠くまで飛ぶ物と、わりと小ぶりで近くに使う物と2つあって、戦略核兵器と、戦術核兵器と言う。この戦術の方はもう冷戦が終わったんだから、軍艦や潜水艦にはもう基本的には積みませんということをブッシュ政権が言ったのは確かなんですよ。が、戦術核兵器の方はそのままで、実際に大きな戦略核ミサイルを積んだ潜水艦は世界中を自由に動き回ってるわけですね。
日米安保条約がある限り、戦術核兵器を積んだ核兵器がいつ来ないとも限らない。すると鳩山総理は、どうせ来ないから非核3原則は別に変えなくてもいいよと言うのは、つまり特定の評論家とか学者に吹き込まれたことを聞きかじりで信じてるだけなんですよ。
そうすると現実にこれから何が起きるかというと、たとえばもうさっそく横須賀の市長さんが、「密約がなくなった上で非核3原則は堅持って言うんだから、要するに持ち込ませないってことですよね。だからこれから横須賀にアメリカ軍の船がやって来る時には、核を積んでるか積んでないのか日本政府は一つ一つ確認して下さいよ」と今日、外務省に言ったわけですよ。
ところが、こんなものアメリカ軍に聞いて、そうです、これは積んでませんと言うわけはない。というのは、アメリカは、はっきりとどの船に核を積んでるか積んでないのかと言わない、これが核の抑止力だと言ってて、何と岡田外務大臣も同じことをおっしゃってるわけですよ。そうすると、もうすでによく分かんない話になってる。
(だから横須賀市長は、納得できないんだというふうにおっしゃってますよね?)
納得できないし、これから困ったことになる。密約という曖昧な話じゃなくて、表に出て行き詰まる話になるわけですよ。
もう一つ大事なことは、密約を否定あるいは暴露した上で、持ち込ませずという原則を守るということは、もう来るなということですよね。アメリカの戦術核を積んだ船は来るなってことですね。ところが、この密約が結ばれた時代っていうのは冷戦の時代で、米ソの核戦争が起きるかもしれないって時代だった。それに日本は巻き込まれちゃ困ると。だから、アメリカが核持って来るのを日本は公然と認めてるわけじゃないよ、ソ連それ分かってねっていう、いわば苦し紛れの密約だったわけですね。
それが時代が変わって、冷戦終わってソ連がなくなって、逆に北朝鮮がいわゆる戦術核を持ち、そして中国は長年、戦術核を日本に向けて照準を合わせてきたんですね。そうするとアメリカの戦術核が日本に来ないってことは、このバランスが崩れるわけですね。つまり核兵器って何が大事かというと、使わないことが大事で、お互いに見せ合ってるから怖くて使えないという抑止力が働いてきたんですが、これ崩れるってことは、非核3原則堅持って平和のためだと総理は思ってらっしゃるんでしょうが、これ逆にリスクを今日から高めているんですよ。
そのことに、リアルな安全保障というものを分からない総理大臣っていうのはこれ、政治とカネの問題を別にして、困ったもんだなというのが、正直な僕の受け止めです。
…………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………
★選択的夫婦別姓法案もお忘れなく!署名用紙とチラシ配布中。
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■3/10放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
重大局面の普天間…その本質を青山ズバリ
最後に外国人地方参政権の話も出てきます。
コーナー前に、日米間の密約問題について青山さんの解説がありました。まずこの部分を要旨のみ記述、続けてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。
コーナー本編は間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。
内容紹介ここから____________________________
■日米間の密約問題 外務省の有識者委員会「核密約あった」 岡田外相「極めて遺憾」(FNN3/9)
■日米間の密約問題 自民・安倍元首相「当時の指導者が日本を守るために判断したと思う」(FNN3/9)
■日米間の密約問題 鳩山首相、「非核三原則はこれまで通り堅持する」と強調(FNN3/9)
…………青山さんの解説(あくまで要旨)…………
( )内は山本浩之キャスターの発言です
(政権交代によって明らかになったわけで、それはそれで1つの大きな成果と言えると思うが、じゃあ密約を認定してそれで終わりなのかと。鳩山総理は非核3原則を堅持するとおっしゃるが、この持ち込ませずという原則が崩れてしまってる中、どうしてそれを堅持するということが言えるんでしょうか?)
過去のことよりも、じゃあそれを受けてこれからどうするのかが一番大事。ヤマヒロさんが解説してくれた通り、鳩山総理は非核3原則を堅持すると言われて、で、その理由というのは、もうどうせ核を積んだアメリカの軍艦や潜水艦は来ないと思ってらっしゃるが、これ思い込みなんです。
というのは、確かにブッシュ政権の時代に戦術核…、核兵器というのは、大きい遠くまで飛ぶ物と、わりと小ぶりで近くに使う物と2つあって、戦略核兵器と、戦術核兵器と言う。この戦術の方はもう冷戦が終わったんだから、軍艦や潜水艦にはもう基本的には積みませんということをブッシュ政権が言ったのは確かなんですよ。が、戦術核兵器の方はそのままで、実際に大きな戦略核ミサイルを積んだ潜水艦は世界中を自由に動き回ってるわけですね。
日米安保条約がある限り、戦術核兵器を積んだ核兵器がいつ来ないとも限らない。すると鳩山総理は、どうせ来ないから非核3原則は別に変えなくてもいいよと言うのは、つまり特定の評論家とか学者に吹き込まれたことを聞きかじりで信じてるだけなんですよ。
そうすると現実にこれから何が起きるかというと、たとえばもうさっそく横須賀の市長さんが、「密約がなくなった上で非核3原則は堅持って言うんだから、要するに持ち込ませないってことですよね。だからこれから横須賀にアメリカ軍の船がやって来る時には、核を積んでるか積んでないのか日本政府は一つ一つ確認して下さいよ」と今日、外務省に言ったわけですよ。
ところが、こんなものアメリカ軍に聞いて、そうです、これは積んでませんと言うわけはない。というのは、アメリカは、はっきりとどの船に核を積んでるか積んでないのかと言わない、これが核の抑止力だと言ってて、何と岡田外務大臣も同じことをおっしゃってるわけですよ。そうすると、もうすでによく分かんない話になってる。
(だから横須賀市長は、納得できないんだというふうにおっしゃってますよね?)
納得できないし、これから困ったことになる。密約という曖昧な話じゃなくて、表に出て行き詰まる話になるわけですよ。
もう一つ大事なことは、密約を否定あるいは暴露した上で、持ち込ませずという原則を守るということは、もう来るなということですよね。アメリカの戦術核を積んだ船は来るなってことですね。ところが、この密約が結ばれた時代っていうのは冷戦の時代で、米ソの核戦争が起きるかもしれないって時代だった。それに日本は巻き込まれちゃ困ると。だから、アメリカが核持って来るのを日本は公然と認めてるわけじゃないよ、ソ連それ分かってねっていう、いわば苦し紛れの密約だったわけですね。
それが時代が変わって、冷戦終わってソ連がなくなって、逆に北朝鮮がいわゆる戦術核を持ち、そして中国は長年、戦術核を日本に向けて照準を合わせてきたんですね。そうするとアメリカの戦術核が日本に来ないってことは、このバランスが崩れるわけですね。つまり核兵器って何が大事かというと、使わないことが大事で、お互いに見せ合ってるから怖くて使えないという抑止力が働いてきたんですが、これ崩れるってことは、非核3原則堅持って平和のためだと総理は思ってらっしゃるんでしょうが、これ逆にリスクを今日から高めているんですよ。
そのことに、リアルな安全保障というものを分からない総理大臣っていうのはこれ、政治とカネの問題を別にして、困ったもんだなというのが、正直な僕の受け止めです。
…………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………
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