「アンカー」前原大臣処分の深層と小沢幹事長の焦り
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■3/3放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
前半の前原大臣のところは、何か頭の体操みたいな感じで面白かったです(^^ゞ
コーナー前に、北教組の事件を中心に政治とカネの問題について青山さんの解説がありました。まずこの部分を要旨のみ記述、続けてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。
コーナー本編は間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。
内容紹介ここから____________________________
■2010年度予算参院審議 3閣僚が委員会に遅刻、野党が激しく抗議 冒頭から波乱の展開(FNN3/3)
他に、参議院予算委員会での西田議員や義家議員らの質問、北教組の事件などなど政局のニュースを報道。
※教組の裏金問題を受け、小沢幹事長は3月2日、政治資金規正法改正のため与野党の協議機関を設けることを明らかに。しかし小沢氏は「組合員だって政治活動を国民の一人としてできるのは当たり前」と、労組のあり方については問題ないとの認識を明らかにした。
…………青山さんの解説(あくまで要旨)…………
( )内は山本浩之キャスターの発言です
(北教組の違法献金問題は大変大きな問題だと思うが?)
この事件自体、今まで噂ではあったものを初めて白日の下に晒すという意味でも、非常に大きな事件。ただやっぱり氷山の一角という話になるが、氷山の下の方が今後どうなるかもやっぱり僕ら注目しなきゃいけない。
というのは、僕もサラリーマンだったが、こういう方多いと思うが、会社に入ると自動的に労働組合に入ると。で、給料から組合費を引かれると。しかしその集められたお金で、組合の上の方、特に専従の方のような上の方でどういうことやってるかというのは、普通のサラリーマンはそんなに知らない。
で、教職員組合に限らず、いろんな組織で、民主党の支持母体になってる組合の中にも、実は古くから話や噂がある所はたくさんある。そこに全部捜査が及ぶのは無理なので、大事なことはやっぱり自浄努力。
僕がそうだったように、末端の何も知らない組合員の方々も、もう一度こういう自分たちの組合費がどういうふうに使われてるのか。
で、明らかに組合員丸抱えの議員がいて、それを労組出身の議員と言ってるが、労働組合と言いながらそうやって2つに分かれてる。組合費取られるだけの普通のかつての僕のような組合員と、それからお金を使って議員を押し出して行くような所と。
だから(VTRで)小沢さんの言った政治活動というのは、むしろそっちの方のちょっとプロみたいな話になってる。そこが分かれてあるのが当たり前みたいに、実は僕らのような普通のサラリーマンは思ってきたわけだが、それがそうじゃないんじゃないかってことが初めて出てきた事件でもある。
だからもちろん教職員組合という特別な問題はあるが、それプラスもうちょっと広げて国民の問題として考えた方がいいと思う。
(先ほど自浄努力とおっしゃいましたよね。今回、小林議員のことでこれだけ逮捕者が出て、本人は進退については言及してないが、せめて、今まで知らなかったと言うのであれば、今までどういう実態があったかを自分で調べて、その上ではっきりしたことが分かれば、もう潔く辞めることになるかもしれないし、そういったことも全く触れないで、ただ進退には触れないっていうのは、国会議員としてもおかしい)
おかしい。操り人形みたいに自分の意志がないように見える。それともうひとつ、これはあまりにもこの政権にとって良くないなと思うのは、もうミエミエなことがあって、要するに今、議員辞職したら、4月に補選やらなきゃいけないと。そうすると、今の状況だときっと補選で負けるだろうから、これ3月16日以降に辞職したら、補選は夏の参議院選と一緒になる。それを狙ってるというのがあまりにもバレバレ。
そういうことも含めて、政権交代したはずが結局同じなんだなということで、有権者、国民に失望を与える政治はこれ以上やってほしくない。
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■3/3放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
加速する親小沢派VS反小沢派のせめぎあい…選挙控え政局は?青山ズバリ!
前半の前原大臣のところは、何か頭の体操みたいな感じで面白かったです(^^ゞ
コーナー前に、北教組の事件を中心に政治とカネの問題について青山さんの解説がありました。まずこの部分を要旨のみ記述、続けてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。
コーナー本編は間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。
内容紹介ここから____________________________
■2010年度予算参院審議 3閣僚が委員会に遅刻、野党が激しく抗議 冒頭から波乱の展開(FNN3/3)
他に、参議院予算委員会での西田議員や義家議員らの質問、北教組の事件などなど政局のニュースを報道。
※教組の裏金問題を受け、小沢幹事長は3月2日、政治資金規正法改正のため与野党の協議機関を設けることを明らかに。しかし小沢氏は「組合員だって政治活動を国民の一人としてできるのは当たり前」と、労組のあり方については問題ないとの認識を明らかにした。
…………青山さんの解説(あくまで要旨)…………
( )内は山本浩之キャスターの発言です
(北教組の違法献金問題は大変大きな問題だと思うが?)
この事件自体、今まで噂ではあったものを初めて白日の下に晒すという意味でも、非常に大きな事件。ただやっぱり氷山の一角という話になるが、氷山の下の方が今後どうなるかもやっぱり僕ら注目しなきゃいけない。
というのは、僕もサラリーマンだったが、こういう方多いと思うが、会社に入ると自動的に労働組合に入ると。で、給料から組合費を引かれると。しかしその集められたお金で、組合の上の方、特に専従の方のような上の方でどういうことやってるかというのは、普通のサラリーマンはそんなに知らない。
で、教職員組合に限らず、いろんな組織で、民主党の支持母体になってる組合の中にも、実は古くから話や噂がある所はたくさんある。そこに全部捜査が及ぶのは無理なので、大事なことはやっぱり自浄努力。
僕がそうだったように、末端の何も知らない組合員の方々も、もう一度こういう自分たちの組合費がどういうふうに使われてるのか。
で、明らかに組合員丸抱えの議員がいて、それを労組出身の議員と言ってるが、労働組合と言いながらそうやって2つに分かれてる。組合費取られるだけの普通のかつての僕のような組合員と、それからお金を使って議員を押し出して行くような所と。
だから(VTRで)小沢さんの言った政治活動というのは、むしろそっちの方のちょっとプロみたいな話になってる。そこが分かれてあるのが当たり前みたいに、実は僕らのような普通のサラリーマンは思ってきたわけだが、それがそうじゃないんじゃないかってことが初めて出てきた事件でもある。
だからもちろん教職員組合という特別な問題はあるが、それプラスもうちょっと広げて国民の問題として考えた方がいいと思う。
(先ほど自浄努力とおっしゃいましたよね。今回、小林議員のことでこれだけ逮捕者が出て、本人は進退については言及してないが、せめて、今まで知らなかったと言うのであれば、今までどういう実態があったかを自分で調べて、その上ではっきりしたことが分かれば、もう潔く辞めることになるかもしれないし、そういったことも全く触れないで、ただ進退には触れないっていうのは、国会議員としてもおかしい)
おかしい。操り人形みたいに自分の意志がないように見える。それともうひとつ、これはあまりにもこの政権にとって良くないなと思うのは、もうミエミエなことがあって、要するに今、議員辞職したら、4月に補選やらなきゃいけないと。そうすると、今の状況だときっと補選で負けるだろうから、これ3月16日以降に辞職したら、補選は夏の参議院選と一緒になる。それを狙ってるというのがあまりにもバレバレ。
そういうことも含めて、政権交代したはずが結局同じなんだなということで、有権者、国民に失望を与える政治はこれ以上やってほしくない。
(これによってH2O(エイチツーオー)と言う人もいますが。鳩山さん、北教組、小沢さん。政治とカネ問題が噴出する中で、例の企業・団体献金の禁止に向けたことに進めると、鳩山さんも小沢さんも言ってるが?)
これは噴飯物でしょう。だって昨日(3月2日)小沢さんと鳩山さんが会談して、そのお2人が疑惑の真っ只中にまだいる。ちっとも問題解決してない。
で、自分たちのことは置いておいて、今後起きないように新たな企業・団体献金の禁止をやりましょうって、それは一般社会ではまずご当人が身を処してから、辞めてから、次の人が今後起きないようにやるというのが、普通の世の中の健全な常識で、何で総理大臣や与党の幹事長が世間の健全な常識に従わなくていいのか。こんなおかしな話はない。
(どの口が何を言うってよく言いますが、まさにその通りですね)
その通りだし、やっぱりこの件で一番は小沢さんよりもむしろ鳩山さんだと思う。小沢さんは一政党の幹事長だが、鳩山さんは総理大臣。国民のモラルも代表するはずだから、次世代の子供たちのためにも、何度も言ってるが、ご本人が身を処して辞めるべき。そうすると色んなことが次々に定まってくる。
…………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………
山本浩之
「さ、そしてこのあと、今日は青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーに移りたいと思いますけれども、今日はどのようなお話を」
青山繁晴
「あの、今こうヤマヒロさんと、あの、僕と話してたような政治とお金の問題でもゴチャゴチャはあるんですけど、でも一方で予算審議は実は粛々と進んでてですよ、もうあの、予算が衆議院を通過しまして、えー、本予算は年度内に成立するってこと決まったわけですよ。で、そうすると実はこう、色々言われながらも、その、民主党政権の中はこうずっと上手く行ってるように見えて、実はそうじゃなくて、その、これは小沢さんの問題をめぐって、さっき鳩山さんの問題強調しましたが、小沢さんをめぐって重大な動きが裏で進行しててですね。今日のキーワードはこれです(フリップ出す)」
山本浩之
「『肉を切らせて骨を断つ』」
青山繁晴
「はい。これあの、はっきり申しますと、この骨っていうのは小沢さんです。つまり小沢さんを断とうとして自らの肉を切らせようとしてる重要な地位にある人が、この政権の中にいると。そのことを具体的にこのあと皆さんと一緒に考えたいと思います」
山本浩之
「ではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」
(いったんCM)
山本浩之
「えー、民主党内では、小沢幹事長と反小沢の激しいせめぎ合いが、えー、展開されているということなんですけれども、さっそく解説お願いしたいと思います」
青山繁晴
「はい。あの、皆さん、3月になりましてですね、あの、今年の冬、寒かったんで、こう気分が何となく、こう温かく、柔らかくなってくる気分なんですが、でも政治について言うとですよ、この3月ってやっぱり、皆さん思い出すと思うんですけど、去年の3月、西松事件で大騒ぎだったわけですよね。で、その時はまだ政権交代前だったんですが、要するに政権交代前から交代後も、ずーっと去年の3月から1年間、この小沢さんとお金の問題ばっかりやってるわけですよ。で、そうするとやっぱり政権交代前に、その、フェアな意味で期待してきた有権者、多くの有権者の方々もやっぱり嫌気が差してるってやっぱりあって、もう最近、民主党は地方選挙でもう大敗ばっかりしてるわけですね。で、従って、その、参議院選挙がだんだん近付いてくると、その鳩山総理の問題よりも、その、小沢さんの方を何とかしたいっていうのがですね、その、政権の内部で起きてくるわけです。僕は個人的にはまず鳩山さんが身を処するべきだと思いますけど、実際に民主党の中を見てると、もう、まず小沢さんを何とかしたいというのが明らかに感じられる。で、その動きでですね、実は重大な動きがあったんですが、今、青山は何を例に出すんだろうと視聴者の方思われると思うんですが、ちょっと意外なことが実はその動きなんです。はい、出して下さい」
村西利恵
「はい。前原国土交通大臣が昨日(3月2日)個所付け問題で『口頭注意』の処分を受けました」
青山繁晴
「はい。これ、えー、ここに小沢はずしへの大きな布石か?と書いてあって、え?前原さんが注意された話が…」
村西利恵
「どうつながるのかと」
青山繁晴
「何でそうなのかということ、皆さん思われると思いますけれども、ちょっとその、前原さんの実際の弁明の様子、見ていただけますか」
村西利恵
「処分を受けた前原大臣の会見の映像、まずはご覧下さい」
…………………………VTR開始…………………………
【きのう(3月2日)】
前原誠司 国交相
「仮配分の問題に関しまして、今、総理から、口頭の注意をいただきました。(VTR中略)取り扱いについて、十分な周知徹底がなされていなかったということについては、政務三役、特に責任者は私でございますので、私に瑕疵があったと考えております。それに対する処分・口頭注意だと厳粛に受け止めたいと思います」
…………………………VTR終了…………………………
青山繁晴
「はい。あの、皆さん今見ていただいたように、国交大臣の前原さんが、私に瑕疵、つまり傷があったと、問題があったってこと言われて、厳粛に受け止めなきゃいけない、受け止めますってことまでおっしゃってんですから、要は前原さんがやられたっていう話ですね、に、普通見えるわけですよね。で、この、総理から現職の閣僚が、あの、ま、この場合は口頭注意ですから、大した、大きな処分ではないけれども、でもやっぱり意味としては非常に大きなものがあるわけですね。で、普通に考えたら、前原さんがその、反小沢であるのは最近非常に明確になってますね。だんだんみんな物を言わなくなってるだけで、前原さんは依然として、小沢幹事長は参院選考えたら自ら判断されるだろうと言ってて、要するにあんた自分で考えて辞めなさいと言ってるのは同じで、それ変わってないわけですよね。で、そうするとこのニュースは、普通に考えると、鳩山さんはまぁいつもこうやって洞ヶ峠(ほらがとうげ)でね、どっちが有利か、こうご覧になってるわけですから、今はその、小沢さんの側に立って、その、前原さんをちょっとガツンと…、ガツンとってそんなことまでなくて…」
村西利恵
「こらしめるというか」
青山繁晴
「ちょっといじめてみたというように見えるんですが、そう見えつつも、これあの、普通の国民の方々も、ほんとにそうか?ちょっと違う話があるんじゃないかって何となくね、あの、日本国民賢いですから、僕、感じてらっしゃるんじゃないかと思うんですよ。それで当然その、僕も突っ込んだ取材をいたしました。その結果を今お話しするんですが、その前に当然、この個所付けってね、これほんとは業界用語ですよ、もともとね、建設業のね。だからこの個所付け問題って何なのか。今まであまり皆さん聞いたことないと思いますから、それをちょっと、ちょっと確かめましょう」
村西利恵
「はい。個所付けとは、国の公共事業予算をどの都道府県の、どの道路・ダム・橋などに割り当てるかを示すことで、ま、地方自治体にとっては最大の関心事とも言えますね」
青山繁晴
「はい。で、皆さんご承知の通り、この公共事業というものが厳しくなって、だんだん予算がまぁ今までよりも削られていったと。ダムの工事も中止になるようになったと。で、これがその、限られた予算の中でどこの道路、どこのダム、どこの橋については、こうみんなが陳情した結果、その陳情の結果として、どこに具体的に予算が降りてくるか、割り付けられるか、振り付けられるかってのは当然、あの、重大な関心事になるんですね。で、これあの、自由民主党時代、自由民主党の政権時代どうだったかというと、自民党の政権もうはっきり言って利益誘導でしたから、その、色んな有力政治家が動いたりして、あの、要するにその政治家の力量によって変わってしまうと。利益を誘導していって選挙を有利にすると」
山本浩之
「ええ、族議員とかね」
青山繁晴
「はい、族議員、おっしゃる通りで、そういうことは確かにありましたが、でも基本的にはこれ当然予算を使うのは国交省が使うわけですから、あの、基本的には国交省がやってたわけですよ。それが今回その、国会審議などを通じて明らかになったのは、何とその、民主党の幹事長室から、この、地方自治体に、あなたの所の道路は、あるいはダムは、橋はこうなったってことが、それも予算が成立する前に、ほんとは審議もろくにしてない段階で、幹事長室から、もうこうなりましたと、あんたの所のダムはこれやれるになったんだよっていう、伝わったってことがあって、それで問題になったわけですね。で、だから処分てことになるんですが、ここで一番その重要な事実、今まで報じられてませんが、重要な事実を確認しました。それは何かというとこれです」
村西利恵
「官邸などの総理の側近によると、前原大臣から処分を申し出た(一同驚き)。どういうことですか」
青山繁晴
「はい。これあの、普通に考えたらですね、あの、例えば会社にお勤めの方だったら、あの、要するにかわいい部下が、上司にね、私が悪うございましたから、私を処分して下さいって、それあの、たまにだけど会社であることで、その時はその、この部下がね、何らかの思惑があって、つまり上司に良く思われたいとか、ね、あの、そういう場合なわけですよ。で、あの、人間のやることですから実は同じようなことで、これ、実はその、前原さんが実際にあの、さっき自分に瑕疵があって、厳粛に受け止めるとおっしゃっていて、それはもちろん嘘とは言わないけれども、違う思惑は実はありました。僕あえて今、断言いたしますが。それどうして断言できるかというとですよ、これあの、実は2人(鳩山と前原)で会った時間があるんです。その2人で会った時間にですね、その、前原国交大臣から鳩山総理に重大な一言をおっしゃってるんです。はい、出して下さい」
村西利恵
「『小沢的』なるものを排除すべき(一同驚き)」
青山繁晴
「もう私たちの新しい政権というものは、小沢さんを排除しろとは言ってないんですよ、だけど小沢的なるもの、つまりあの、自民党時代と違うっていうか、自民党時代よりももっと露骨な、つまり小沢幹事長とその側近だけの幹事長室だけがその予算を割り振ることができる、そこには国交省も関与できない、実質。そのような露骨な利益誘導をやってたら政権交代の意味がないっていう意味なんですよ。もう一回言いますが、小沢さん個人を排除するとは言ってないけど、小沢的なるものを排除すべきだということを言いながら処分を申し出た。ということはその、実はこの2つがどう結びつくかというと、前原大臣には違う狙いがあったっていうことですね。その狙いは何かというと、これです」
村西利恵
「予算の割り振りの権限を幹事長室から国土交通省へ戻す」
青山繁晴
「はい。これは非常に肝心な、大事なことで、僕らの生活にも直接響く肝心なことでね。皆さんあの、政権交代があってから、その、小沢さんがいわば剛腕ぶりを発揮した、それはたくさん報道されてますね。というのは、ありとあらゆる工事の全ての陳情を、つまり自治体の首長だろうが、例えば企業だったりですよ、それからあの、色んな団体だったり、どこでも、誰でも、その陳情は全部小沢さんの手元に来る。幹事長だけに来て、どっかの役所に行って、例えば国交省に行って局長に会っても駄目、事務次官に会っても駄目、誰に会っても駄目、とにかく幹事長室だけに、その、全部集中するということをやってきたんですね。ところがですよ、今回、処分の問題ですね。なぜ処分されるかというと権限があるからですね。権限があって責任が生じるから、何かあったら処分されるんですね。ということは、小沢さんがこれまで一所懸命積み上げてきたことからしたらですよ、今回その、予算が成立する前に、その、都道府県に対して幹事長室からその話が行ったんですから、当然処分を受けるのは幹事長室の人たちです。あるいは小沢幹事長であったり、副幹事長であるはずなんです。それを前原さんが、そうじゃなくて、いや、私が処分を受けるって言ったってことはですよ、権限はここ(小沢幹事長)にないんだと」
一同
「ああー、そうかー」
青山繁晴
「本来は国土交通省、ね、その、役人じゃなくて国土交通省の政務三役、大臣、前原さん、ね、副大臣、政務官にあるはずでしょう?と。だから私を処分してくれって言ったわけですよ」
村西利恵
「幹事長室が処分されてしまうと権限があるって認めてしまうと」
山本浩之
「あれですよねー。CMでもこんなフレーズあったけど、『あったまいい〜』ってやつですよ、これ(一同笑)」
村西利恵
「上手なやり方ですよね」
岡安譲
「高等戦術ですよ、これ」
山本浩之
「だってこういう既成事実をひとつ作った。それによってもう出来ないわけですから」
青山繁晴
「はい。で、これはね、あくまでスターティングポイントで、これからまぁほんとの闘争が始まるわけですけど、当然、今、小沢さんシーンとしてるでしょ。それはそうですよ。前原じゃなくて俺を処分してくれと、そんなこと今言える状況じゃない。そしては鳩山さんはこうやって見てですね、うん、これは前原さん頭いいな、ちょっとここはこう乗っかろうかというので(一同笑)、とりあえず、で、しかも口頭注意だよと、ね、大したことないってのを小沢さんにも言えるし、という動きなんですよ。で、これに対してですよ、当然、小沢さんが今言った通り、いや、処分は俺にしてくれってことを言えない代わりに、違うことをやって反撃しなきゃいけないから、ここで僕は長年小沢さんを見てきて、あの、こういう小沢一郎さんは僕初めてだと思ってるんですが、こういうことを始めました。はい」
村西利恵
「それが小沢幹事長のリスキーな賭け。5月に訪米すると言っている問題ですね」
青山繁晴
「はい。これあの、まずね、皆さんちょっと字は小さいけど、これ見ていただきたいのは、リスキーな賭け。小沢一郎さんて人は僕は20年来見てきた限りで言うと、賭けをしない人です。ギャンブルは、小泉純一郎さんの専売特許なんですよ。あれ天才ギャンブラーですからね。だいたい家がもともと博徒ですから。小沢さんてね、ギャンブルやらないんですよ。皆さん時間はなくてもね、ひとつこれ聞いていただきたいのは、小沢さんの今の地位がどこから生まれたかというと、自民党から飛び出したでしょ。自民党割ったんですよ。しかし、あれ自民党から真っ先に割ったんじゃないんですよ。あの時、小沢さんはその、賭けが出来ない、リスキーなことはやらない人だから、実は様子見てた。様子見て、はっきり言うとぐずぐずしてたらですよ、突然、今の鳩山由紀夫さんや、それから皆さん覚えてますね、滋賀の武村正義さん、ね」
山本浩之
「さきがけですよね」
青山繁晴
「はい。それからあの、兵庫の渡海さん、こういう方々が新党さきがけ、まさしく先駆けて自民党飛び出したんですよ。びっくりして小沢さんは、ああ、もう自分も早くしなきゃいけないっていうんで、あの、羽田さんを急に表に出してですよ、自民党割ったんで、つまり賭けは出来ない、しない人だったんですよ。それが今になって初めてリスキーな賭けを、この小沢さんが始めてしまった。ひとつは、アメリカに対して私は5月に訪米すると言って、これは2つの点でみんなびっくりしたんですね。5月に訪米ですから。普天間を俺が解決してやるべーというふうにみんな聞こえて、え、そんなこと小沢さんが乗り出したからといって、あの普天間問題が解決するのか、ずいぶんリスキーなことをやるんだとびっくりした上に、さらにオバマ大統領に、中国の胡錦濤国家主席がそうだったように、時間を取ってくれと、ことを要求した。アメリカが、そんな中国と同じことやるわけはないのに、どうしてこんな賭けをするのかというので、実はみんなこれびっくりしてるわけですよ。びっくりしてるってことは隙があるから、その、さっきの前原国交大臣のような、あの、新しい考えのヒントも実は生むわけですね。そして、これ実は今どうなってるかというと、『アンカー』で何回かお話ししましたが、これもう最新の話はいつも確認してるんですが、今一番最新の話はこうです」
村西利恵
「アメリカのインテリジェンスは、小沢幹事長はカネで失脚するとみている(一同驚き)」
青山繁晴
「はい。まぁインテリジェンスと、ここ柔らかく書いたんですが、もちろんたとえばCIAを含めてですね、そしてこの日本には、あの、スパイ防止法がありませんし、その、拉致事件も含めて北朝鮮の工作員の人はいっぱいいるし、それだけじゃなくて、アメリカのCIAも含めて諸国のインテリジェンスはかなり自由に動いてるわけですよね。で、その情報として僕は少なくとも取材で知る限りは、小沢さんはいずれカネで失脚すると、カネの問題で。これはアメリカもよく知ってて、例えば検察審査会はおそらく強制起訴になるだろうと。それから今の脱税捜査続いてますが、これもその、ほんとに事件になるかどうかは別にして、やっぱりいずれ失脚するんじゃないかと、ま、これはアメリカ人の思い込みもあるんですよ。アメリカからしたら、政治家が脱税とかに疑惑があったら必ず失脚するからってのもあるんだけど、いずれにしても、これはね、あの、事件がどうなるかっていう客観的な話をしてるんじゃなくて、アメリカがそうみてるってことが大事なんですよ。脱税した大物政治家がそのままいられるわけはないとアメリカは思ってるから、つまりオバマさんと会わせる可能性は極めて少ないから、たとえばひとつの案として政府が招待するんじゃなくて、もう議会が招待することに話を変えましょうかって言ってるわけです。そうすると最終的に小沢さんはこれに乗っかれない、つまり訪米できないかもしれない。これだけ訪米したいって言っておきながら出来ないとなると、これは小沢さんにとって非常に大きなピンチになります。で、それがいつ来るかというと、5月の訪米の問題だから、つまり来月の4月の前半にこのことは決まってくるだろうから、実はその時に、今はね、今は皆さん、あの、今日お気づきの通り、裏の動きですけど、来月の4月初めぐらいには表の動きになってくるかもしれないってことなんですね。それも小沢さん分かってるから、小沢さんもちろん毎日毎日、この計画はどうなってるか調べてるから、警戒してるから、実はもう1個あるんです。はい、これです(フリップ出す)」
村西利恵
「ここでズバリキーワードは『もうひとつの危険な賭け』。小沢幹事長が仕掛けるもうひとつの賭けとは一体何なのか。CMのあと解説していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「えー、青山さんの話によると、小沢さんは賭けに出ていると。そのリスキーな賭け、もうひとつの危険すぎる賭け、何なんでしょうか」
青山繁晴
「はい。あの、もうひとつの賭けっていうのは、これあえて言うと珍しく、新聞や、テレビはちょっと分からないですけど、新聞にはもう露骨に出たんですよね。えー、それちょっと出していただけますか」
村西利恵
「先月の26日、小沢幹事長が創価学会の幹部と会談したと報じられました」
青山繁晴
「はい。これまぁはっきり言うと、関西テレビは非常に気を遣って創価学会幹部しか書いてないんだけど、新聞には創価学会の前会長の実名までドーンと出てるわけですね。で、公明党や創価学会の側はこれ基本的には否定、公明党っていうか創価学会がこれを否定してるから、それでまぁこういう書きぶりになってるんですけど、新聞にはもう実名が出てしまってですね。で、さっき言いました通り、あの、これ急に新聞に実名まで出たわけですけど、実はこの『アンカー』のコーナーでは、もうずーっと前から、小沢さんは公明党と接触してますよ…」
村西利恵
「青山さん、おっしゃってましたね」
青山繁晴
「それもあの、学会のトップとちゃんと会ってますよってことを言ってきてですね、これがあの、突然こう表でも出たわけですよ。で、突然出たってことは、誰か出した人がいるんですよね。だから新聞も、つまりあの、普段、はっきり言うと、よく言えば慎重、悪く言うとなかなか書ききらない新聞が書いたっていうのは、誰かがこれ流してくれってのがやっぱり基本的にはあったんですね。で、それを調べてみたら意外にもこれなんです」
村西利恵
「この情報を流したのは小沢さんサイド(一同驚き)」
青山繁晴
「はい。で、ここに複数の公明党議員って書いてんですが、えー、ここに書いてる限りで言うと、これは僕に話したんじゃなくて、実は僕なりに公明党の知り合いに確認はしましたけどね、その前に実は現職閣僚の人が、その公明党の議員複数に、これは会って、えー、この、新聞に、学会の幹部、幹部っていうか首脳陣ですね、名前まで出ちゃってるけど、これどういういきさつなんですかと聞いたら、その閣僚に対して、いや、この情報は小沢さんの側から、あの、いわばリークした形、流してるんですよ。これもね、今まで僕の知ってる小沢一郎さんにはこんなことないですよ。その、この『アンカー』でもうほんとは一番最初は2年前ぐらい前にも言ったんじゃないですか、小沢さんとその公明、創価学会の首脳が接触したって話をした時にも、小沢さん側からそんな話一切出なかったですよね。で、だいたい誰と会ったってことを言わない人だから、小沢さんは今までの地位を築いてきた面もあるのに、今回これを出したっていうことで、実はその閣僚とその公明党の幹部の話には、もう1個別の言葉が実はあったんです。はい、出して下さい」
村西利恵
「小沢さんは焦っている」
青山繁晴
「はい。これはあの、実は、その、この話をどっからお聞きしたかというと、はっきり言うと、この閣僚の方から聞きました。その、よく知ってる公明党の議員たちと話してると、意見が一致したんですと。その、小沢さんは今まで見たことないほど焦ってるよねと。で、それ僕も正直なところ、ま、今の小沢さんの表情からも実はこれ皆さんもお感じだと思いますけれどね、あの、これもニュースのひとつの見方であって、その、単に表情が変わってるなっていうだけじゃなくて、バラバラに出てくる、突然新聞にその創価学会の実名の名前が出て、会ったねって出たりすることと、その、小沢さんの表情っていうものを、皆さんやっぱり何となく頭の中で一致させれて、と思うんですが、そうやって一致させていって、自分なりにそれ考えることはとても大事だと思いますね。で、この小沢さんの焦りっていうのはどっから来てるかというとですよ、実はやっぱりその、参議院選挙が近付いてきてるってことがあって、近付いてきてると、その、何が問題かというと、小沢さん勢いのあった時に、要するに1つの選挙区で、衆議院選挙で2人、民主党の候補を立てますと。で、現職プラスもう1人を立てるということをいわば公約したわけですね。これに、びっくりしたことに現職閣僚が反旗を翻してて、あの防衛大臣の北沢さん、皆さん普天間問題でよくお顔をご覧になってる、今(画面に)映ってますけどね、もうこのお顔は防衛大臣になる前と今とでは全然違うでしょ。もう皆さんお馴染みになってます。その立場を踏まえつつ北沢さんが、私の選挙区でもう1人立ててもらっては困るということを、これご本人がはっきり言ったわけですよ。それからたとえばこの近畿圏で言うと、あの、強い議員の福山哲郎さんのところで、これは福山さんご本人が言ったわけじゃないけれども、福山陣営からは、うちももう1人立ててもらうってのは困ると言ってるわけですね。で、これはもちろん根拠があって、今日このコーナーの最初に申しました通り、今年の3月からずーっと1年間、その、政治とカネの問題やってるわけですから、そして長崎県知事選挙をはじめ大敗してるわけだから、2人は無理だろうと、共倒れになったらどうするんだと。そしたら小沢さんとしてはいわば、あえて言うと禁じ手を使うしかない。それは何かというと、自由民主党がかつて使った手と同じで、学会をあてにすると。そしてもう1つこれはじつはですね、隠された読みがあって、その夏の参議院選挙っていうのは、本当は投票率が落ちるんじゃないかというのを小沢さんサイドはみてるんですよ。というのはもうみんな嫌気が差してるから、その、民主党の支持者もなかなか選挙に行かないから、投票率が落ちると当然、創価学会のようにその、強い組織を持ってるとこが有利になると」
青山繁晴
「でもこれが、これが、その、正しい読みじゃなくてリスキーな賭けだというのはですよ、これはその、今、この顔が出てる中でですね、これ小沢さんここにいらっしゃって、この4人の人(岡田・前原・仙谷・枝野)は全員、今、閣僚ですけど、枝野さんも含めて、反小沢あるいは非小沢ですね。こういう方々から見るとですよ、その、自民党が失敗した禁じ手をなぜもう一度使おうとするのかと。つまり民主党のイメージがそれで変わってしまうと。公明党と手を組むとですよ。そうじゃなくて、無党派層に訴える民主党でなきゃいけないのに、それをやるってことはもう参議院選挙は小沢さんに任せられないという党内の世論を、こういう方々がかき立てる、その理由になるわけですよ。だから小沢さん、非常にリスキーなのにそこに踏み込んでいて、だからそこでこの、バシっとぶつかってる状態になって、この(パネルに)ぼんやり浮かんでますが、鳩山さんが、もうこうやってその、様子を見てるっていうのが、その、今現在の姿なんですよ。で、あの、今日最後に申せば、そういうその、政権の姿でいいんでしょうかっていうことです。政治とカネと、そして選挙にどうやって勝つかの話ばっかりになるっていうのは、僕、話してて、この辺でちょっと血が下に流れ、あの、良くない意味で流れ落ちるような感じがするのは、あの、要するに血の気が引くっていうのか、がっかりしたわけですよ。その、僕自身は民主党に投票したわけじゃありませんけど、でも民意を大事にするのが民主主義ですから、みんなが期待して政権交代したのにやってることはこれかと、いうのが、今この絵だっていうことは言わざるを得ないです」
山本浩之
「なるほど。あの、小沢さんとそれから反小沢の動き、まぁ一寸先は闇って言いますから、青山さんをもってしても、この先まぁこういった戦い、水面下での動き、どういう結果になるかってのはこれは予測がつかない…?」
青山繁晴
「つきませんが、あの、さっき申した通り、意外にも勝負所は早くて、4月の前半に、本当のまあ、本当の意味での最初の勝負所が来るんじゃないか、そして中長期的に言えば、小沢さんの失脚ってのは僕は最終的には避けられないだろうと思っています。そしてあの、もう時間ないですけど、最後にひとつだけ言えばね、こういう方々(反小沢)がね、やっぱり小沢さんが自分で辞めるってこと期待してるんですよ。でもこれあえて申しますが、参議院選挙までは少なくとも小沢さん辞めませんよ。だから総理のことを僕は言ってるんですよ。これ小沢さんに、その、辞めさせることができるのはこの人しかいないんですよ。で、その時に自分が辞めてね、いわば道連れで辞めてもらうしか、僕はその、今の政権が立ち直るきっかけは、もうそれしかないと思ってます」
山本浩之
「ただね、小沢さんのまぁ目的というか、最終的には自民党を壊すことだっていう話がこのコーナーでも再三出てるじゃないですか。そうすると小沢さんがその地位にしがみつくんではなくて、自分の幹事長職をなげうってでも、最終的に夏の参議院選挙、民主党が勝つという図式を作り上げれば、あの、なげうつという見方もありますけども、それでもなげない?」
青山繁晴
「ええ。あの、今回は参議院選挙終わるまでは幹事長から、僕、降りないんじゃないかと思ってます。いや、もちろんそれ分かりませんよ。あの、例えばね、副幹事長の中の細野豪志さんを立てて、自分がその裏に回ってコントロールするってことも、あの、もちろん選択肢には入れてると思いますけど、しかし今の小沢さんのその、普段にないリスキーなやり方を見てるとね、やっぱり、それだと、あの、脱税捜査も進むんじゃないかっていう」
山本浩之
「なるほど」
青山繁晴
「そのリスクを逆に感じてるんじゃないかと、感じてらっしゃるんじゃないかと思いますね。幹事長でいれば、つまり財務省もある程度プレッシャーをかけられて、それも抑えられるけど、降りたら危ないと思われたんじゃないでしょうか」
山本浩之
「はい。ありがとうございました。“ニュースDEズバリ”でした」
____________________________内容紹介ここまで
3閣僚の遅刻には呆れました。1人ならまだしも3人って。聞いたことないですよね。予算の成立が事実上決まった次の日ですし、気が緩んでると批判されても仕方ないでしょう。
そのうちの1人、原口総務大臣はスケジュール表をカメラに示して、審議開始が8時50分のところを9時と間違って記されていたと言い訳してましたね。確かに事務方のミス等はあったんでしょう。
が、私なんかの感覚では、9時開始なら8時50分には議場にいろよ!と。
永田町の常識は知りませんが、一般社会の、会社や学校の常識では、少し早めに来て仕事なり勉強なりの準備をするのが普通でしょう。
それを原口さんは、8時52分ごろに、まだTwitter(ツイッター)に書き込みしてたというじゃないですか(産経3/3)。
参考までに、これは昨年4月の記事。
・小沢氏は? 「遅刻が多い」と民主議員退席 参院厚労委が流会に(産経09/4/14)
ちなみに、原口さんって社会人経験がないんですよね。
前原さんもそうですし、社会人経験がない議員さんって他にもたくさんいるようですが、私から見るとまずそのへんが、ある種の「心許なさ」みたいなものを感じてしまうというか(T^T)
皆さん、今週も東京地方検察庁に応援メールを!小沢氏の逃げ得を許すな!
・お問い合わせコーナー(メールフォーム)
http://www.kensatsu.go.jp/kakuchou/tokyo/08_support.html
・電話:03-3592-5611(代表)
「日本解体法案」への抗議・要請もお忘れなく!
民主党政権になってからほんと気の休まる暇がないですね(T^T)
★外国人地方参政権付与法案を阻止しましょう。
抗議・応援・要請先テンプレはこちら。情報交換の場として掲示板もご利用下さい。
★選択的夫婦別姓法案を阻止しましょう。
署名用紙とチラシ配布中。
※拙ブログ関連エントリー
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんのブログです。ご本人に直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
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これは噴飯物でしょう。だって昨日(3月2日)小沢さんと鳩山さんが会談して、そのお2人が疑惑の真っ只中にまだいる。ちっとも問題解決してない。
で、自分たちのことは置いておいて、今後起きないように新たな企業・団体献金の禁止をやりましょうって、それは一般社会ではまずご当人が身を処してから、辞めてから、次の人が今後起きないようにやるというのが、普通の世の中の健全な常識で、何で総理大臣や与党の幹事長が世間の健全な常識に従わなくていいのか。こんなおかしな話はない。
(どの口が何を言うってよく言いますが、まさにその通りですね)
その通りだし、やっぱりこの件で一番は小沢さんよりもむしろ鳩山さんだと思う。小沢さんは一政党の幹事長だが、鳩山さんは総理大臣。国民のモラルも代表するはずだから、次世代の子供たちのためにも、何度も言ってるが、ご本人が身を処して辞めるべき。そうすると色んなことが次々に定まってくる。
…………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………
山本浩之
「さ、そしてこのあと、今日は青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーに移りたいと思いますけれども、今日はどのようなお話を」
青山繁晴
「あの、今こうヤマヒロさんと、あの、僕と話してたような政治とお金の問題でもゴチャゴチャはあるんですけど、でも一方で予算審議は実は粛々と進んでてですよ、もうあの、予算が衆議院を通過しまして、えー、本予算は年度内に成立するってこと決まったわけですよ。で、そうすると実はこう、色々言われながらも、その、民主党政権の中はこうずっと上手く行ってるように見えて、実はそうじゃなくて、その、これは小沢さんの問題をめぐって、さっき鳩山さんの問題強調しましたが、小沢さんをめぐって重大な動きが裏で進行しててですね。今日のキーワードはこれです(フリップ出す)」
山本浩之
「『肉を切らせて骨を断つ』」
青山繁晴
「はい。これあの、はっきり申しますと、この骨っていうのは小沢さんです。つまり小沢さんを断とうとして自らの肉を切らせようとしてる重要な地位にある人が、この政権の中にいると。そのことを具体的にこのあと皆さんと一緒に考えたいと思います」
山本浩之
「ではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」
(いったんCM)
山本浩之
「えー、民主党内では、小沢幹事長と反小沢の激しいせめぎ合いが、えー、展開されているということなんですけれども、さっそく解説お願いしたいと思います」
青山繁晴
「はい。あの、皆さん、3月になりましてですね、あの、今年の冬、寒かったんで、こう気分が何となく、こう温かく、柔らかくなってくる気分なんですが、でも政治について言うとですよ、この3月ってやっぱり、皆さん思い出すと思うんですけど、去年の3月、西松事件で大騒ぎだったわけですよね。で、その時はまだ政権交代前だったんですが、要するに政権交代前から交代後も、ずーっと去年の3月から1年間、この小沢さんとお金の問題ばっかりやってるわけですよ。で、そうするとやっぱり政権交代前に、その、フェアな意味で期待してきた有権者、多くの有権者の方々もやっぱり嫌気が差してるってやっぱりあって、もう最近、民主党は地方選挙でもう大敗ばっかりしてるわけですね。で、従って、その、参議院選挙がだんだん近付いてくると、その鳩山総理の問題よりも、その、小沢さんの方を何とかしたいっていうのがですね、その、政権の内部で起きてくるわけです。僕は個人的にはまず鳩山さんが身を処するべきだと思いますけど、実際に民主党の中を見てると、もう、まず小沢さんを何とかしたいというのが明らかに感じられる。で、その動きでですね、実は重大な動きがあったんですが、今、青山は何を例に出すんだろうと視聴者の方思われると思うんですが、ちょっと意外なことが実はその動きなんです。はい、出して下さい」
村西利恵
「はい。前原国土交通大臣が昨日(3月2日)個所付け問題で『口頭注意』の処分を受けました」
青山繁晴
「はい。これ、えー、ここに小沢はずしへの大きな布石か?と書いてあって、え?前原さんが注意された話が…」
村西利恵
「どうつながるのかと」
青山繁晴
「何でそうなのかということ、皆さん思われると思いますけれども、ちょっとその、前原さんの実際の弁明の様子、見ていただけますか」
村西利恵
「処分を受けた前原大臣の会見の映像、まずはご覧下さい」
…………………………VTR開始…………………………
【きのう(3月2日)】
前原誠司 国交相
「仮配分の問題に関しまして、今、総理から、口頭の注意をいただきました。(VTR中略)取り扱いについて、十分な周知徹底がなされていなかったということについては、政務三役、特に責任者は私でございますので、私に瑕疵があったと考えております。それに対する処分・口頭注意だと厳粛に受け止めたいと思います」
…………………………VTR終了…………………………
青山繁晴
「はい。あの、皆さん今見ていただいたように、国交大臣の前原さんが、私に瑕疵、つまり傷があったと、問題があったってこと言われて、厳粛に受け止めなきゃいけない、受け止めますってことまでおっしゃってんですから、要は前原さんがやられたっていう話ですね、に、普通見えるわけですよね。で、この、総理から現職の閣僚が、あの、ま、この場合は口頭注意ですから、大した、大きな処分ではないけれども、でもやっぱり意味としては非常に大きなものがあるわけですね。で、普通に考えたら、前原さんがその、反小沢であるのは最近非常に明確になってますね。だんだんみんな物を言わなくなってるだけで、前原さんは依然として、小沢幹事長は参院選考えたら自ら判断されるだろうと言ってて、要するにあんた自分で考えて辞めなさいと言ってるのは同じで、それ変わってないわけですよね。で、そうするとこのニュースは、普通に考えると、鳩山さんはまぁいつもこうやって洞ヶ峠(ほらがとうげ)でね、どっちが有利か、こうご覧になってるわけですから、今はその、小沢さんの側に立って、その、前原さんをちょっとガツンと…、ガツンとってそんなことまでなくて…」
村西利恵
「こらしめるというか」
青山繁晴
「ちょっといじめてみたというように見えるんですが、そう見えつつも、これあの、普通の国民の方々も、ほんとにそうか?ちょっと違う話があるんじゃないかって何となくね、あの、日本国民賢いですから、僕、感じてらっしゃるんじゃないかと思うんですよ。それで当然その、僕も突っ込んだ取材をいたしました。その結果を今お話しするんですが、その前に当然、この個所付けってね、これほんとは業界用語ですよ、もともとね、建設業のね。だからこの個所付け問題って何なのか。今まであまり皆さん聞いたことないと思いますから、それをちょっと、ちょっと確かめましょう」
村西利恵
「はい。個所付けとは、国の公共事業予算をどの都道府県の、どの道路・ダム・橋などに割り当てるかを示すことで、ま、地方自治体にとっては最大の関心事とも言えますね」
青山繁晴
「はい。で、皆さんご承知の通り、この公共事業というものが厳しくなって、だんだん予算がまぁ今までよりも削られていったと。ダムの工事も中止になるようになったと。で、これがその、限られた予算の中でどこの道路、どこのダム、どこの橋については、こうみんなが陳情した結果、その陳情の結果として、どこに具体的に予算が降りてくるか、割り付けられるか、振り付けられるかってのは当然、あの、重大な関心事になるんですね。で、これあの、自由民主党時代、自由民主党の政権時代どうだったかというと、自民党の政権もうはっきり言って利益誘導でしたから、その、色んな有力政治家が動いたりして、あの、要するにその政治家の力量によって変わってしまうと。利益を誘導していって選挙を有利にすると」
山本浩之
「ええ、族議員とかね」
青山繁晴
「はい、族議員、おっしゃる通りで、そういうことは確かにありましたが、でも基本的にはこれ当然予算を使うのは国交省が使うわけですから、あの、基本的には国交省がやってたわけですよ。それが今回その、国会審議などを通じて明らかになったのは、何とその、民主党の幹事長室から、この、地方自治体に、あなたの所の道路は、あるいはダムは、橋はこうなったってことが、それも予算が成立する前に、ほんとは審議もろくにしてない段階で、幹事長室から、もうこうなりましたと、あんたの所のダムはこれやれるになったんだよっていう、伝わったってことがあって、それで問題になったわけですね。で、だから処分てことになるんですが、ここで一番その重要な事実、今まで報じられてませんが、重要な事実を確認しました。それは何かというとこれです」
村西利恵
「官邸などの総理の側近によると、前原大臣から処分を申し出た(一同驚き)。どういうことですか」
青山繁晴
「はい。これあの、普通に考えたらですね、あの、例えば会社にお勤めの方だったら、あの、要するにかわいい部下が、上司にね、私が悪うございましたから、私を処分して下さいって、それあの、たまにだけど会社であることで、その時はその、この部下がね、何らかの思惑があって、つまり上司に良く思われたいとか、ね、あの、そういう場合なわけですよ。で、あの、人間のやることですから実は同じようなことで、これ、実はその、前原さんが実際にあの、さっき自分に瑕疵があって、厳粛に受け止めるとおっしゃっていて、それはもちろん嘘とは言わないけれども、違う思惑は実はありました。僕あえて今、断言いたしますが。それどうして断言できるかというとですよ、これあの、実は2人(鳩山と前原)で会った時間があるんです。その2人で会った時間にですね、その、前原国交大臣から鳩山総理に重大な一言をおっしゃってるんです。はい、出して下さい」
村西利恵
「『小沢的』なるものを排除すべき(一同驚き)」
青山繁晴
「もう私たちの新しい政権というものは、小沢さんを排除しろとは言ってないんですよ、だけど小沢的なるもの、つまりあの、自民党時代と違うっていうか、自民党時代よりももっと露骨な、つまり小沢幹事長とその側近だけの幹事長室だけがその予算を割り振ることができる、そこには国交省も関与できない、実質。そのような露骨な利益誘導をやってたら政権交代の意味がないっていう意味なんですよ。もう一回言いますが、小沢さん個人を排除するとは言ってないけど、小沢的なるものを排除すべきだということを言いながら処分を申し出た。ということはその、実はこの2つがどう結びつくかというと、前原大臣には違う狙いがあったっていうことですね。その狙いは何かというと、これです」
村西利恵
「予算の割り振りの権限を幹事長室から国土交通省へ戻す」
青山繁晴
「はい。これは非常に肝心な、大事なことで、僕らの生活にも直接響く肝心なことでね。皆さんあの、政権交代があってから、その、小沢さんがいわば剛腕ぶりを発揮した、それはたくさん報道されてますね。というのは、ありとあらゆる工事の全ての陳情を、つまり自治体の首長だろうが、例えば企業だったりですよ、それからあの、色んな団体だったり、どこでも、誰でも、その陳情は全部小沢さんの手元に来る。幹事長だけに来て、どっかの役所に行って、例えば国交省に行って局長に会っても駄目、事務次官に会っても駄目、誰に会っても駄目、とにかく幹事長室だけに、その、全部集中するということをやってきたんですね。ところがですよ、今回、処分の問題ですね。なぜ処分されるかというと権限があるからですね。権限があって責任が生じるから、何かあったら処分されるんですね。ということは、小沢さんがこれまで一所懸命積み上げてきたことからしたらですよ、今回その、予算が成立する前に、その、都道府県に対して幹事長室からその話が行ったんですから、当然処分を受けるのは幹事長室の人たちです。あるいは小沢幹事長であったり、副幹事長であるはずなんです。それを前原さんが、そうじゃなくて、いや、私が処分を受けるって言ったってことはですよ、権限はここ(小沢幹事長)にないんだと」
一同
「ああー、そうかー」
青山繁晴
「本来は国土交通省、ね、その、役人じゃなくて国土交通省の政務三役、大臣、前原さん、ね、副大臣、政務官にあるはずでしょう?と。だから私を処分してくれって言ったわけですよ」
村西利恵
「幹事長室が処分されてしまうと権限があるって認めてしまうと」
山本浩之
「あれですよねー。CMでもこんなフレーズあったけど、『あったまいい〜』ってやつですよ、これ(一同笑)」
村西利恵
「上手なやり方ですよね」
岡安譲
「高等戦術ですよ、これ」
山本浩之
「だってこういう既成事実をひとつ作った。それによってもう出来ないわけですから」
青山繁晴
「はい。で、これはね、あくまでスターティングポイントで、これからまぁほんとの闘争が始まるわけですけど、当然、今、小沢さんシーンとしてるでしょ。それはそうですよ。前原じゃなくて俺を処分してくれと、そんなこと今言える状況じゃない。そしては鳩山さんはこうやって見てですね、うん、これは前原さん頭いいな、ちょっとここはこう乗っかろうかというので(一同笑)、とりあえず、で、しかも口頭注意だよと、ね、大したことないってのを小沢さんにも言えるし、という動きなんですよ。で、これに対してですよ、当然、小沢さんが今言った通り、いや、処分は俺にしてくれってことを言えない代わりに、違うことをやって反撃しなきゃいけないから、ここで僕は長年小沢さんを見てきて、あの、こういう小沢一郎さんは僕初めてだと思ってるんですが、こういうことを始めました。はい」
村西利恵
「それが小沢幹事長のリスキーな賭け。5月に訪米すると言っている問題ですね」
青山繁晴
「はい。これあの、まずね、皆さんちょっと字は小さいけど、これ見ていただきたいのは、リスキーな賭け。小沢一郎さんて人は僕は20年来見てきた限りで言うと、賭けをしない人です。ギャンブルは、小泉純一郎さんの専売特許なんですよ。あれ天才ギャンブラーですからね。だいたい家がもともと博徒ですから。小沢さんてね、ギャンブルやらないんですよ。皆さん時間はなくてもね、ひとつこれ聞いていただきたいのは、小沢さんの今の地位がどこから生まれたかというと、自民党から飛び出したでしょ。自民党割ったんですよ。しかし、あれ自民党から真っ先に割ったんじゃないんですよ。あの時、小沢さんはその、賭けが出来ない、リスキーなことはやらない人だから、実は様子見てた。様子見て、はっきり言うとぐずぐずしてたらですよ、突然、今の鳩山由紀夫さんや、それから皆さん覚えてますね、滋賀の武村正義さん、ね」
山本浩之
「さきがけですよね」
青山繁晴
「はい。それからあの、兵庫の渡海さん、こういう方々が新党さきがけ、まさしく先駆けて自民党飛び出したんですよ。びっくりして小沢さんは、ああ、もう自分も早くしなきゃいけないっていうんで、あの、羽田さんを急に表に出してですよ、自民党割ったんで、つまり賭けは出来ない、しない人だったんですよ。それが今になって初めてリスキーな賭けを、この小沢さんが始めてしまった。ひとつは、アメリカに対して私は5月に訪米すると言って、これは2つの点でみんなびっくりしたんですね。5月に訪米ですから。普天間を俺が解決してやるべーというふうにみんな聞こえて、え、そんなこと小沢さんが乗り出したからといって、あの普天間問題が解決するのか、ずいぶんリスキーなことをやるんだとびっくりした上に、さらにオバマ大統領に、中国の胡錦濤国家主席がそうだったように、時間を取ってくれと、ことを要求した。アメリカが、そんな中国と同じことやるわけはないのに、どうしてこんな賭けをするのかというので、実はみんなこれびっくりしてるわけですよ。びっくりしてるってことは隙があるから、その、さっきの前原国交大臣のような、あの、新しい考えのヒントも実は生むわけですね。そして、これ実は今どうなってるかというと、『アンカー』で何回かお話ししましたが、これもう最新の話はいつも確認してるんですが、今一番最新の話はこうです」
村西利恵
「アメリカのインテリジェンスは、小沢幹事長はカネで失脚するとみている(一同驚き)」
青山繁晴
「はい。まぁインテリジェンスと、ここ柔らかく書いたんですが、もちろんたとえばCIAを含めてですね、そしてこの日本には、あの、スパイ防止法がありませんし、その、拉致事件も含めて北朝鮮の工作員の人はいっぱいいるし、それだけじゃなくて、アメリカのCIAも含めて諸国のインテリジェンスはかなり自由に動いてるわけですよね。で、その情報として僕は少なくとも取材で知る限りは、小沢さんはいずれカネで失脚すると、カネの問題で。これはアメリカもよく知ってて、例えば検察審査会はおそらく強制起訴になるだろうと。それから今の脱税捜査続いてますが、これもその、ほんとに事件になるかどうかは別にして、やっぱりいずれ失脚するんじゃないかと、ま、これはアメリカ人の思い込みもあるんですよ。アメリカからしたら、政治家が脱税とかに疑惑があったら必ず失脚するからってのもあるんだけど、いずれにしても、これはね、あの、事件がどうなるかっていう客観的な話をしてるんじゃなくて、アメリカがそうみてるってことが大事なんですよ。脱税した大物政治家がそのままいられるわけはないとアメリカは思ってるから、つまりオバマさんと会わせる可能性は極めて少ないから、たとえばひとつの案として政府が招待するんじゃなくて、もう議会が招待することに話を変えましょうかって言ってるわけです。そうすると最終的に小沢さんはこれに乗っかれない、つまり訪米できないかもしれない。これだけ訪米したいって言っておきながら出来ないとなると、これは小沢さんにとって非常に大きなピンチになります。で、それがいつ来るかというと、5月の訪米の問題だから、つまり来月の4月の前半にこのことは決まってくるだろうから、実はその時に、今はね、今は皆さん、あの、今日お気づきの通り、裏の動きですけど、来月の4月初めぐらいには表の動きになってくるかもしれないってことなんですね。それも小沢さん分かってるから、小沢さんもちろん毎日毎日、この計画はどうなってるか調べてるから、警戒してるから、実はもう1個あるんです。はい、これです(フリップ出す)」
村西利恵
「ここでズバリキーワードは『もうひとつの危険な賭け』。小沢幹事長が仕掛けるもうひとつの賭けとは一体何なのか。CMのあと解説していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「えー、青山さんの話によると、小沢さんは賭けに出ていると。そのリスキーな賭け、もうひとつの危険すぎる賭け、何なんでしょうか」
青山繁晴
「はい。あの、もうひとつの賭けっていうのは、これあえて言うと珍しく、新聞や、テレビはちょっと分からないですけど、新聞にはもう露骨に出たんですよね。えー、それちょっと出していただけますか」
村西利恵
「先月の26日、小沢幹事長が創価学会の幹部と会談したと報じられました」
青山繁晴
「はい。これまぁはっきり言うと、関西テレビは非常に気を遣って創価学会幹部しか書いてないんだけど、新聞には創価学会の前会長の実名までドーンと出てるわけですね。で、公明党や創価学会の側はこれ基本的には否定、公明党っていうか創価学会がこれを否定してるから、それでまぁこういう書きぶりになってるんですけど、新聞にはもう実名が出てしまってですね。で、さっき言いました通り、あの、これ急に新聞に実名まで出たわけですけど、実はこの『アンカー』のコーナーでは、もうずーっと前から、小沢さんは公明党と接触してますよ…」
村西利恵
「青山さん、おっしゃってましたね」
青山繁晴
「それもあの、学会のトップとちゃんと会ってますよってことを言ってきてですね、これがあの、突然こう表でも出たわけですよ。で、突然出たってことは、誰か出した人がいるんですよね。だから新聞も、つまりあの、普段、はっきり言うと、よく言えば慎重、悪く言うとなかなか書ききらない新聞が書いたっていうのは、誰かがこれ流してくれってのがやっぱり基本的にはあったんですね。で、それを調べてみたら意外にもこれなんです」
村西利恵
「この情報を流したのは小沢さんサイド(一同驚き)」
青山繁晴
「はい。で、ここに複数の公明党議員って書いてんですが、えー、ここに書いてる限りで言うと、これは僕に話したんじゃなくて、実は僕なりに公明党の知り合いに確認はしましたけどね、その前に実は現職閣僚の人が、その公明党の議員複数に、これは会って、えー、この、新聞に、学会の幹部、幹部っていうか首脳陣ですね、名前まで出ちゃってるけど、これどういういきさつなんですかと聞いたら、その閣僚に対して、いや、この情報は小沢さんの側から、あの、いわばリークした形、流してるんですよ。これもね、今まで僕の知ってる小沢一郎さんにはこんなことないですよ。その、この『アンカー』でもうほんとは一番最初は2年前ぐらい前にも言ったんじゃないですか、小沢さんとその公明、創価学会の首脳が接触したって話をした時にも、小沢さん側からそんな話一切出なかったですよね。で、だいたい誰と会ったってことを言わない人だから、小沢さんは今までの地位を築いてきた面もあるのに、今回これを出したっていうことで、実はその閣僚とその公明党の幹部の話には、もう1個別の言葉が実はあったんです。はい、出して下さい」
村西利恵
「小沢さんは焦っている」
青山繁晴
「はい。これはあの、実は、その、この話をどっからお聞きしたかというと、はっきり言うと、この閣僚の方から聞きました。その、よく知ってる公明党の議員たちと話してると、意見が一致したんですと。その、小沢さんは今まで見たことないほど焦ってるよねと。で、それ僕も正直なところ、ま、今の小沢さんの表情からも実はこれ皆さんもお感じだと思いますけれどね、あの、これもニュースのひとつの見方であって、その、単に表情が変わってるなっていうだけじゃなくて、バラバラに出てくる、突然新聞にその創価学会の実名の名前が出て、会ったねって出たりすることと、その、小沢さんの表情っていうものを、皆さんやっぱり何となく頭の中で一致させれて、と思うんですが、そうやって一致させていって、自分なりにそれ考えることはとても大事だと思いますね。で、この小沢さんの焦りっていうのはどっから来てるかというとですよ、実はやっぱりその、参議院選挙が近付いてきてるってことがあって、近付いてきてると、その、何が問題かというと、小沢さん勢いのあった時に、要するに1つの選挙区で、衆議院選挙で2人、民主党の候補を立てますと。で、現職プラスもう1人を立てるということをいわば公約したわけですね。これに、びっくりしたことに現職閣僚が反旗を翻してて、あの防衛大臣の北沢さん、皆さん普天間問題でよくお顔をご覧になってる、今(画面に)映ってますけどね、もうこのお顔は防衛大臣になる前と今とでは全然違うでしょ。もう皆さんお馴染みになってます。その立場を踏まえつつ北沢さんが、私の選挙区でもう1人立ててもらっては困るということを、これご本人がはっきり言ったわけですよ。それからたとえばこの近畿圏で言うと、あの、強い議員の福山哲郎さんのところで、これは福山さんご本人が言ったわけじゃないけれども、福山陣営からは、うちももう1人立ててもらうってのは困ると言ってるわけですね。で、これはもちろん根拠があって、今日このコーナーの最初に申しました通り、今年の3月からずーっと1年間、その、政治とカネの問題やってるわけですから、そして長崎県知事選挙をはじめ大敗してるわけだから、2人は無理だろうと、共倒れになったらどうするんだと。そしたら小沢さんとしてはいわば、あえて言うと禁じ手を使うしかない。それは何かというと、自由民主党がかつて使った手と同じで、学会をあてにすると。そしてもう1つこれはじつはですね、隠された読みがあって、その夏の参議院選挙っていうのは、本当は投票率が落ちるんじゃないかというのを小沢さんサイドはみてるんですよ。というのはもうみんな嫌気が差してるから、その、民主党の支持者もなかなか選挙に行かないから、投票率が落ちると当然、創価学会のようにその、強い組織を持ってるとこが有利になると」
青山繁晴
「でもこれが、これが、その、正しい読みじゃなくてリスキーな賭けだというのはですよ、これはその、今、この顔が出てる中でですね、これ小沢さんここにいらっしゃって、この4人の人(岡田・前原・仙谷・枝野)は全員、今、閣僚ですけど、枝野さんも含めて、反小沢あるいは非小沢ですね。こういう方々から見るとですよ、その、自民党が失敗した禁じ手をなぜもう一度使おうとするのかと。つまり民主党のイメージがそれで変わってしまうと。公明党と手を組むとですよ。そうじゃなくて、無党派層に訴える民主党でなきゃいけないのに、それをやるってことはもう参議院選挙は小沢さんに任せられないという党内の世論を、こういう方々がかき立てる、その理由になるわけですよ。だから小沢さん、非常にリスキーなのにそこに踏み込んでいて、だからそこでこの、バシっとぶつかってる状態になって、この(パネルに)ぼんやり浮かんでますが、鳩山さんが、もうこうやってその、様子を見てるっていうのが、その、今現在の姿なんですよ。で、あの、今日最後に申せば、そういうその、政権の姿でいいんでしょうかっていうことです。政治とカネと、そして選挙にどうやって勝つかの話ばっかりになるっていうのは、僕、話してて、この辺でちょっと血が下に流れ、あの、良くない意味で流れ落ちるような感じがするのは、あの、要するに血の気が引くっていうのか、がっかりしたわけですよ。その、僕自身は民主党に投票したわけじゃありませんけど、でも民意を大事にするのが民主主義ですから、みんなが期待して政権交代したのにやってることはこれかと、いうのが、今この絵だっていうことは言わざるを得ないです」
山本浩之
「なるほど。あの、小沢さんとそれから反小沢の動き、まぁ一寸先は闇って言いますから、青山さんをもってしても、この先まぁこういった戦い、水面下での動き、どういう結果になるかってのはこれは予測がつかない…?」
青山繁晴
「つきませんが、あの、さっき申した通り、意外にも勝負所は早くて、4月の前半に、本当のまあ、本当の意味での最初の勝負所が来るんじゃないか、そして中長期的に言えば、小沢さんの失脚ってのは僕は最終的には避けられないだろうと思っています。そしてあの、もう時間ないですけど、最後にひとつだけ言えばね、こういう方々(反小沢)がね、やっぱり小沢さんが自分で辞めるってこと期待してるんですよ。でもこれあえて申しますが、参議院選挙までは少なくとも小沢さん辞めませんよ。だから総理のことを僕は言ってるんですよ。これ小沢さんに、その、辞めさせることができるのはこの人しかいないんですよ。で、その時に自分が辞めてね、いわば道連れで辞めてもらうしか、僕はその、今の政権が立ち直るきっかけは、もうそれしかないと思ってます」
山本浩之
「ただね、小沢さんのまぁ目的というか、最終的には自民党を壊すことだっていう話がこのコーナーでも再三出てるじゃないですか。そうすると小沢さんがその地位にしがみつくんではなくて、自分の幹事長職をなげうってでも、最終的に夏の参議院選挙、民主党が勝つという図式を作り上げれば、あの、なげうつという見方もありますけども、それでもなげない?」
青山繁晴
「ええ。あの、今回は参議院選挙終わるまでは幹事長から、僕、降りないんじゃないかと思ってます。いや、もちろんそれ分かりませんよ。あの、例えばね、副幹事長の中の細野豪志さんを立てて、自分がその裏に回ってコントロールするってことも、あの、もちろん選択肢には入れてると思いますけど、しかし今の小沢さんのその、普段にないリスキーなやり方を見てるとね、やっぱり、それだと、あの、脱税捜査も進むんじゃないかっていう」
山本浩之
「なるほど」
青山繁晴
「そのリスクを逆に感じてるんじゃないかと、感じてらっしゃるんじゃないかと思いますね。幹事長でいれば、つまり財務省もある程度プレッシャーをかけられて、それも抑えられるけど、降りたら危ないと思われたんじゃないでしょうか」
山本浩之
「はい。ありがとうございました。“ニュースDEズバリ”でした」
____________________________内容紹介ここまで
3閣僚の遅刻には呆れました。1人ならまだしも3人って。聞いたことないですよね。予算の成立が事実上決まった次の日ですし、気が緩んでると批判されても仕方ないでしょう。
そのうちの1人、原口総務大臣はスケジュール表をカメラに示して、審議開始が8時50分のところを9時と間違って記されていたと言い訳してましたね。確かに事務方のミス等はあったんでしょう。
が、私なんかの感覚では、9時開始なら8時50分には議場にいろよ!と。
永田町の常識は知りませんが、一般社会の、会社や学校の常識では、少し早めに来て仕事なり勉強なりの準備をするのが普通でしょう。
それを原口さんは、8時52分ごろに、まだTwitter(ツイッター)に書き込みしてたというじゃないですか(産経3/3)。
参考までに、これは昨年4月の記事。
・小沢氏は? 「遅刻が多い」と民主議員退席 参院厚労委が流会に(産経09/4/14)
ちなみに、原口さんって社会人経験がないんですよね。
前原さんもそうですし、社会人経験がない議員さんって他にもたくさんいるようですが、私から見るとまずそのへんが、ある種の「心許なさ」みたいなものを感じてしまうというか(T^T)
皆さん、今週も東京地方検察庁に応援メールを!小沢氏の逃げ得を許すな!
・お問い合わせコーナー(メールフォーム)
http://www.kensatsu.go.jp/kakuchou/tokyo/08_support.html
・電話:03-3592-5611(代表)
「日本解体法案」への抗議・要請もお忘れなく!
民主党政権になってからほんと気の休まる暇がないですね(T^T)
★外国人地方参政権付与法案を阻止しましょう。
抗議・応援・要請先テンプレはこちら。情報交換の場として掲示板もご利用下さい。
★選択的夫婦別姓法案を阻止しましょう。
署名用紙とチラシ配布中。
※拙ブログ関連エントリー
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんのブログです。ご本人に直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
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