「アンカー」放射性廃棄物どう処理?政治は目を背けず向かい合え

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■6/22放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

被災地襲う次の問題放射性廃棄物どう処理無策の菅政権・衝撃の事実を青山がズバリ!

110622-14nannen.jpg 青山繁晴さんのブログですでに発表済ですのでご存知の方も多いでしょうが、青山さんの義理のお母様が6月16日に亡くなりました。今日22日が告別式で青山さんは喪主を務められました。そのため、青山さんは東京の関西テレビのスタジオから“ニュースDEズバリ”コーナーのみ出演されました。

 今日のトップニュースは「50日間会期延長案で与野党合意したのに70日間延長で衆院本会議で議決」だったんですが、残念ながら青山さんの解説はなし。

 でも大阪でスタジオ出演された田中秀征さん(福山大学客員教授で元衆院議員。細川元首相の首相特別補佐で 「新党さきがけ」の理論的指導者だった)が、代わりにと言っては失礼ですが、バシッとコメントして下さいましたので、その要旨を最後に付けます。

 青山さんのコーナーは、間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。

※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。また画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。


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「アンカー」中越戦争の危機!中国の南シナ海での動きは尖閣への布石

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■6/15放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

武力衝突の危機!領有権めぐり中国とベトナムの対立再燃…青山がズバリ!

110615-19taifuu.jpg これは南シナ海だけでなく、日本の海の危機にもつながってくる話なんですから、メディアは本来もっと大きく報道すべきなんですが、おしなべて扱いは小さいですよね。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。

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「アンカー」不信任案ドタバタ劇の真相&大連立のキーパーソン

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■6/8放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

大連立へ動き出した民主&自民思惑は?ポスト菅は?激動政局を青山ズバリ

110608-11yamaoka.jpg 前半は、不信任案ドタバタ劇の真相。鳩山さんだけでなくメディアもまんまと乗せられ、菅さんの延命工作に組み込まれてしまいました。
 後半は、大連立構想の行方。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。

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山本浩之
「大連立の行方、これについてはこのあとの、青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーで詳しく解説をしていただけるということです」

青山繁晴
「はい。えっと、今ヤマヒロさんおっしゃった通り、今日はその、大連立の問題については、これからどうなるかっていうのはコーナーの中でやりたいんですけども。まあでもそれにしても、視聴者・国民の方がきっと思ってらっしゃるのは、いろいろ分からないことが多すぎるということであり、それから6月2日のその内閣不信任案の騒ぎがあったあとに、その夜からあの、私に来たE-mail、あるいは個人のブログに書き込まれたコメントを拝見しますと、もう日本を捨てたいと、日本を出ていきたい、具体的に、アメリカに移住したいと、それから例えば中国に引っ越したいっていう人もいて、あの、決して冗談でお書きになってるんじゃなくて、心のかなり深い部分から出てる気配があって、あの、僕は非常に悲しくも思いましたが、むしろ国民の感覚の方がやっぱり健全だと思ったんですよ。というのは、政界、永田町はもう次の大連立がどうのこうのの話になってるけど、国民は6月2日に、こういう酷い事があったっていうのを忘れてないわけですよね。で、その上で今日は、しかし祖国を捨てたりする前に、やっぱり僕らは、この謎が多すぎる、この6月2日以降の事について正確な、事実経過をつかみませんかと。それを一緒に今日はやっていきたいんですけれども、キーワードはこれです(フリップ出す)」

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山本浩之
「『裏切り者は裏切られる』」

青山繁晴
「はい。誰が裏切り、裏切られたのかっていうことも含めて、一緒に事実を追い求めたいと思います」

山本浩之
「分かりました。ではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」

(いったんCM)

山本浩之
「ま、大連立という話に加速度が増したり、あるいは急にブレーキがかかったりしておりますけれども、国民の多くはですね、被災地復興のために、ま、大連立でも何でもいいから、とにかくスピードを上げて、政治を本気でやれと、いう思いでいる方、多いと思うんですね。ただ、その大連立の行方に行く前に、先ほど青山さんおっしゃってたように、まずは、6月2日以降、本当は何があったのかと。こちらからまずは解説していただきたいと思います」

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青山繁晴
「はい。ま、今、ヤマヒロさんおっしゃった通り、6月2日以降、今日6月8日ですからだいたい1週間経ったわけですけどね。やっぱりその動きの原点は6月2日そのものなんですよ。で、6月2日の夜にドッと僕にメールが来たことで分かるように、やっぱり一番異常なのは6月2日なんですよ。というのは衆議院本会議を午後1時にやるはずで、その時には、あの、内閣不信任案が可決されて、そして6月2日当日に衆議院解散になるんじゃないかってことで、報道があふれてたわけですよね。それが、ころっとひっくり返って、ひっくり返ったのはなぜなのかっていうのがこの1週間ずっとたくさん報道されたはずなのに、実は謎が謎のまま残ってしまってる。報道のあり方も含めて、その検証がまず第一だと思いますから、やっぱり当日のことをちょっと見てみましょう。はい」
 
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「アンカー」心が無い菅政権&内閣不信任案の行方は?

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■6/1放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

党首討論内閣不信任案の行方は▽故郷を失う村民たちの思いは…“計画的避難区域”の村を青山が取材!広がる政府不信

110601-21soumu.jpg 青山さんが計画的避難区域となった飯舘村を取材。村長さんは菅政権の対応を「心が無い」と批判。
 後半は内閣不信任決議案の行方など政局について。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
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山本浩之
「そして、今日のこのあとの“ニュースDEズバリ”のコーナーなんですけれども、今日は、被災地、それから政局のお話というふうに伺っております」

青山繁晴
「はい。あの、被災の現場というのは、特に原子力災害についての現場、を中心にですね、この『アンカー』でも何度もお届けしました。で、今日も、被災地のうちのひとつの、福島県飯舘村という所、もうこの村、あの、僕も最初は馴染みなかったですけど、特に昨日今日の報道で皆さんお馴染みだと思うんですね。というのは、一番最後に避難しろと言われた地域で、えー、そして未だに、この6000村の人口の中で、あ、いや、ごめんなさい、6000人の村の人口の中で、まだ1400人ぐらいが、実は期限を過ぎても残ってらっしゃるってとこなんですが、あの、そこを一昨日、訪れてきました。ま、あの、大嵐だったんですけれども。で、訪れてよく分かったのは、この菅政権が、その被災地の人々に本当は、何をしてきたのかっていうことが、僕は胸をえぐられる気持ちで実は村長や、あるいは農家の方にお話を聞いてまいりました。今日のキーワードは、あえてこれです(フリップ出す)」

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山本浩之
『心が無い』

青山繁晴
「はい。これ実は、皆さん今から見ていただく、この、飯舘村のとても温厚な村長さんが、絞り出すようにおっしゃった言葉なんです。この政権には心が無いんじゃないかってことをおっしゃいました。それを今の内閣不信任案の動きとも合わせながら、つまり政局のことにも触れながら、皆さんと一緒に考えたいと思います」

山本浩之
「ではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」

(いったんCM)

山本浩之
「えー、被災地、それから原発構内はじめとして、青山さんはこれまで現場の実情を、たびたび伝えてもらっております。今回は福島県飯舘村。心が無いとおっしゃった村長さん、その胸の内とは。さっそくお願いします」

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青山繁晴
「はい。あの、僕はまあ何十年現場主義を貫いてきたんで、当然、現場の証言が一番大事だと思うんですけど。ちょっとね、これ盛り沢山の絵なんですけどね、大事なとこいくつかあって」

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青山繁晴
「これすっごい台風で、今、傘が飛んでく寸前なんですが、実際このあと傘、傘飛んでいったんですが、この顔はですね、顔しかめてるけど、傘が心配なんじゃなくて、これガイガーカウンターを、この役場の前のコンクリートに当ててるんですよ」

山本浩之
「はあはあはあ」

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青山繁晴
「その数字に僕はぎょっとした。これ(モニター画像の中央上)役場なんですけれどね。そしてこれは(右上)この中で酪農農家を訪ねた。そしてこれ(右下)土壌なんですけど。ま、そういった真実を、今日お伝えしていきたいと思いますが。まずやっぱり飯舘村ってどんな所って、皆さんと一緒に見たいですね」

村西利恵
「飯舘村の位置を、地図でご覧下さい」

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青山繁晴
「はい。これ、えー、福島の浜通りって言って、もともとは非常に豪快な、太平洋に面した、こっち太平洋ですね、所なんですが。だいたいこのあたり(内陸部)に福島市、あるわけですよね、県庁所在地が。そして、問題の福島第一原発があって、あの、これもう皆さんお馴染みの絵になったと思いますけど、菅政権はずっとこの同心円でやってるわけですね。20km圏内は最初、避難区域と言って、今は警戒区域と言って、誰も入れなくなった。そして30km圏内は屋内にいて下さいってことを、ずっとあの、途中までやってたわけですよね。で、これ見ていただくと、飯舘村っていうのは、ここから外れてるわけですよ。で、えー、役場、村役場からこの福島第一原発ですと、40kmぐらいなんですね。だもんで、実はここに書いてありますが、この震災の当日以降、3月11日からしばらくの間、このあたりからですね、こういう指定された所から、どっと飯舘村に、人は避難していったんですよ。で、それを一生懸命、飯舘村が、その、お世話していたら、10日ぐらいしたら、突然、これ真夜中に、県から電話がかかってきたそうです、村長にですね。実は水が飲めないんだと、言われて、もう村長ほんとに仰天して、翌日の朝から、その、村の広報車を回して、水を飲まないで下さいっていう、回って、もう村民は、じゃあどうしたらいいんだと。その、朝ご飯の仕度とか」
 
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「アンカー」海水注入中断問題 菅首相 自分の嘘で『出口なし』

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■5/25放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

空白55分海水注入中断は誰が?責任逃れ終始の菅政権その内幕を青山ズバリ

110525-08tumero.jpg 福島第一原発の海水注入中断問題における菅首相の嘘、さらにはもっと深刻な問題があることを、青山さんが取材をもとに解説します。そしてこれは「出口なし」、すなわちどう転んでも菅さんの責任は免れない事態となります。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
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(まずは導入部でニュースVTR)

福島第1原発事故 IAEA調査団、関係者のヒアリングなど本格的な調査開始(05/25 13:11)
海水注入中断問題 枝野官房長官、東電から保安院に事前報告があったことを明らかに(05/25 12:06)
福島第1原発海水注入中断問題 注入3時間以上前に原子力安全・保安院にファクスで報告(05/25 12:08)

山本浩之
「この海水注入をめぐる問題については、このあとの青山さんのコーナーで詳しくお伝えしていただくんですけれども、今日もまた、一時帰宅が行われておりますけれども、これについてはどういうふうにご覧になりますか」

青山繁晴
「いや、もうこういう一律に一時帰宅させてっていうやり方は、もういい加減やめたらどうだと思うんですね。これあの、前にこの『アンカー』で、あの、お話ししましたけれども、要はこういうその、同心円に基づいてですね、ここに福島第一原発があって、その20kmっていう同心円に基づいて、その同心円の中は汚染されてるから、避難しなきゃいけないと、そしてあの、帰すのは2時間だけで、そして70cm四方のビニールの中に、入る物だけ持って帰ってよいと、それやってるわけですよね。ところがこの一時帰宅の一番最初の川内村というのは、あの、『アンカー』でお話しした通り、そのビニールの中に、あの、例えばご位牌とか、そういう物を入れて帰ったけれども、ご位牌は、もう警察の調べでも、2カ月間、ずっと大気に事実上晒されてたのに、全然汚染されてなかった。だから汚染されてない村なのに、2時間だけしか帰れないってことが世界に宣伝されて、もうこの一時帰宅やる度に、あの、ここはもうこのような、その、すごい格好をしてですよ、2時間しかいられない、持ち物もちょっとしか持って帰れない、汚染されてるんだってことを、いちいちいちいちこうやって世界に宣伝されてるわけですよ。しかしそのあと住民は戻って、農作物も作らなきゃいけないし、工場も動かさなきゃいけないんですよ。それを同心円っていうのは間違いだと認めたくないため、らしいんですが、それずっと続けるっていうのは、一体この国のその政治ってどうなってるんだろうと思うんですよ。お誕生会とかやってる場合じゃないですよ、合同誕生会とか言って、さっきのニュースで…(小沢一郎氏と渡部恒三氏の合同誕生会がトップニュースで報道された)」

山本浩之
「そうですね。で、12日のこの海水注入をめぐる問題について、今日は青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーで詳しく解説をしていただくことになってます」

青山繁晴
「はい。それはあの、皆さんその一時帰宅の問題以外に、今のVTRをご覧になっていて、その、言った言わないとか、紙の隅に書いてあったとか、一体こう、知恵を集めたはずの人たちが、何をやってるんだと思われると思うんですよね。で、あの、その根っこのところに何があるかっていうのを今日皆さんと一緒に考えたいんですが、その第一はこれです(フリップ出す)」

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山本浩之
「『総理の嘘』」

青山繁晴
「はい。あの、日本では政治家っていうのは嘘をつくのが普通のように思われてしまってるわけですけれども、しかしその、私たちが民主的な手続きで選んだ内閣総理大臣というのは、これは日本の政治にあっても嘘は駄目なんです。内閣総理大臣が嘘をついたとなると、これは致命的なんですが、これ丁寧に調べていって、そして、えー、特に政府内部の証言を集めていくと、総理大臣自身が嘘をついたと、言わざるを得ない、考えざるを得ない、証拠が、実はいくつも見つかりました。そのことを、皆さんと一緒に考えていきたいと思います」

山本浩之
「コマーシャルのあと、さっそく青山さんの解説です」

(いったんCM)

山本浩之
「はい。えー、今週初め、国会では野党が菅政権の震災対応、ま、とりわけ原発事故の対応を追及していましたけれども、決定打不足の感は否めませんでした。しかし、青山さんによると今回、総理の嘘が明らかになったと。さっそく解説をお願いしたいと思います」

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青山繁晴
「はい。えっと、今ヤマヒロさん言われた通り、国会のような表の場では、その、福島第一原発の1号炉に対して、海水を入れてせっかく冷やしてたのに、それが中断された、それは誰の責任なんだっていうのがこう大騒ぎになってんですが、ほんとはそれよりもっと深刻な大問題がありますということを考えていきます。まずは、えー、今、今言った表の世界、国会では何が問題にされてるのかというのをちょっと見てみましょう」

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村西利恵
「おとといの衆議院特別委員会で、自民党の谷垣総裁が、『再臨界の危険性が官邸で議論されていたから、海水注入を中断したのではないか?』と質問したのに対して、菅総理は、『注入の時も止める時も、私どもに東電から直接報告はなかった。報告がないものを「止めろ」とか「止めるな」とか言うはずがない。私やメンバーが止めたことは全くありません』と答えました」

青山繁晴
「はい。これちょっと、このやり取りだけではやっぱり分かりにくいと思いますから、全体どうなってるかっていうのをちょっと出して下さい」

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村西利恵
「地震発生翌日の3月12日、福島第一原発1号機をめぐっての、この表の左側が官邸の対応、そして表の右側が現場の対応、これを時系列にしたものです」

青山繁晴
「はい。これ12日ですから、地震・津波が襲ってきた翌日なんですよね。で、11日の当日から、実は緊急時の炉心冷却システムってもともと原発を冷やすためのシステムが、もう駄目になっていって、だから、もうとにかく水を、もうぶっかけて、その、冷やしましょうってことになってたけれども、12日の午後3時前になって、水がなくなっちゃって、これいったん止まっちゃったんですよね。で、それが影響して、この、おおごとの水素爆発が起きてしまった。これが起きたために、今の放射性物質の漏洩も、主として起きたわけですけれども。で、真水がなくなった以上は、ま、ずいぶん時間空いてるけれども、海の水を代わりに入れ始めたと。海の水は目の前にたくさんあるわけですよね。これ真水どうしてなくなったかというと、もともと、消火系統、つまり火事を消すためのラインを使って水を入れてたから、消火用のタンクって実はそのうちなくなるわけですよ。で、それに比べて海の水は目の前に無尽蔵にあるから。それせっかく入れ始めてたのに、それが止められてしまったと。そして55分間、その何も冷やされない状態になって、やっとそのあと、再開になったんだと。じゃあその、止めたのは、誰のせいなのかと。で、これ止まる前に、これ首相官邸なんです、これね、首相官邸の、その、総理大臣の応接室、で、こういう20分間の会議が開かれてたということなんですね。で、その会議で、えー、出席してた、会議に出席してた、原子力安全委員会の斑目委員長、これ何かもう有名人になっちゃいましたけどね、あの、亀井静香さんに、デタラメ委員長を辞めさせろなんてことを言われたりした、その斑目さんが、こういう発言したんだと、官邸側は言ってるんですね。はい、出して下さい」
 
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「アンカー」菅・小沢抜きの連立政権を目指す超党派の動き

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■5/18放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

原発事故責任逃れ…2次補正は先送り…政権に居座る菅首相を青山ズバリ!

110518-14nuki.jpg 久しぶりに政局の解説です。
 その前に、先週金曜日(5/13)に青山さんが参議院予算委員会に参考人として出席しましたが、そこに至った経緯についても。

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(まずは導入部でニュースVTR)

民自両党の中堅・若手議員による震災・原発対応をテーマに連携する議連が発足(05/18 02:13)
政府・与党内で第2次補正予算案の一部を前倒しし今国会に提出する案が浮上(05/17 21:32)
政府与党の一部から2次補正提出などの考え 自民・石破氏「不信任妨げる理由にならず」(05/18 20:11)

山本浩之
「さて、この政治に関するお話、今日の青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーは、政治の話を詳しく解説していただくことになってます」

青山繁晴
「そうなんですね。あの、福島原子力災害は、まだその最中にありますし、復興もようやくこれから始まるのかな、というぐらいの段階なんですけれどね、今日はもうあえて政治、政局の話をコーナーで取り上げざるを得ないと思うんです。というのは、あの、正直言いまして、僕自身の予測よりも何か急速に、その、物事が動いていて、これはもう必ず国民のチェックが入らなきゃいけない、タイミングだと思います。で、今日のキーワードはこれです(フリップ出す)」

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山本浩之
「『ばればれ』」

青山繁晴
「はい。これ何がばればれかというと、その、今、いろいろニュース、出ましたね。で、視聴者、国民の方も、もう気がついておられると思うんですが、もう全て一点に実は目的が集中してて、とにかく内閣不信任案が出たら困ると、それがなるべく出ないように工作したいってことであって、その菅さんの意図がばればれだということなんですが、例えば1.5次補正なる奇怪なものを出してですよ、そんな中途半端なものを出して、財源は、それ、だから分からないと言ってるだろう、というような記者会見をしたりですよ。要するに財源がよく分からないまま、中途半端な補正予算を出すというのは、会期延長少しならやりますよと、そして野党の言う通り補正予算も少し出しますよと、だから内閣不信任案は勘弁して下さいねって意味であり、そして例えば昨日、えー、菅さんわざわざ共産党の志位委員長を官邸に呼んで、会談しましたね。それで志位さんは共産党の考え方を紙にまとめて、お渡しになったわけですけど、菅さんとしては、共産党の言うことを少し聞きますから、内閣不信任案もし出た場合には反対して下さいねと、そういう話ですね。それから先ほど入った新しいニュースですと、えー、復興基本法案を審議するためにですね、こともあって、その、6月1日に、谷垣総裁や、自民党の谷垣総裁や、あるいは公明党の山口さんというトップ、それから菅総理が党首討論をやろうということになりましたと。これもじゃあ6月1日までは、内閣不信任案出ませんねと、いうことで、要するに、ばればれの話なわけです。で、この話でお分かりの通り、じゃあその、福島原子力災害とか、あるいは被災地の方々への、政治ってのは一体どこに行ったのかということを含めて、今日皆さんと一緒に、そこを、今日は考えてまいりたいと思います」

山本浩之
「分かりました。ではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」

(いったんCM)

山本浩之
「えー、今日の“ニュースDEズバリ”のコーナーは、久々に政局のお話ということなんですが、その前に、青山さんに1つ伺っておきたいことがありまして。先週の金曜日に、今、青山さんの後ろにも映ってますけれども、あのー、参議院の予算委員会で参考人として行かれてました。これはあの、一体どういう経緯で招かれたのか。その辺りから伺いたいと思います」

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青山繁晴
「そうですね。あの、これ、先週金曜日の午後2時半ぐらいからでしたから、ご覧になってない方も多いと思いますんで…」

村西利恵
「VTRをご用意しました。どうぞ」

 …………………………VTR開始…………………………

(参院予算委員会 今月13日)

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自民党 衛藤晟一参院議員
「専門家の立場から、いわば、どこまでが天災でどこからが人災だったのかということをですね、1回、ぜひ聞かせていただきたいと、いう具合に思います」

前田武志委員長
「原子力委員会専門委員、青山参考人」

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青山繁晴
「えー、今、衛藤先生からお話ありました通り、4月の22日金曜日に、福島第一原発の現状に、現場に、行ってまいりました。えー、福島第一原発の吉田昌郎(まさお)所長の許可のもと、現場を…」
(この日の国会における青山さんの発言の全文起こしが拙エントリー5/13付にあります)

 …………………………VTR終了…………………………
 
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「アンカー」原発停止要請のウラ側 菅政権『統治セズ』&南三陸町レポ

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■5/11放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

浜岡原発停止を要請した菅首相突然の決定のウラ側…保身?外部圧力?その背景を青山がズバリ!

110511-22zu.jpg 前半は菅首相の突然の浜岡原発停止要請のウラ側。後半は被災地・南三陸町取材報告。

 ちなみに浜岡原発停止要請については、5/7付エントリーで4/20放送「アンカー」青山さんの解説を引かせてもらったんですが、今日の「アンカー」でもこの箇所がプレイバック。経産省幹部によれば、やはり停止要請は菅さんが勝手にやったことだそうで…(T^T)

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山本浩之
「さ、そして、えー、このあと、青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーに移りますけれども、今日ももちろん、震災に関連したお話です」

青山繁晴
「はい。あの、このごろ、特にその震災の中でも福島原子力災害に関して、えー、その政府の動き、いくつかありましたね。例えば今、ずっと話題になったその浜岡の原子炉、とにかく全部止めるって要請を出した。それから昨日、福島県の川内村っていう警戒区域になってる所に、住民の方々を一時的に、お帰りいただくと、いうことありましたね。で、これをその、報道の仕方によっては、何か政権、お上の側からですね、配慮があって、その、良いことも行われていると、いうふうな受け止めもあるんじゃないかと思うんですけれどもね。しかし、これを私はこのように考えてております」

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山本浩之
「『統治セズ』」

青山繁晴
「はい。これどっかで聞いたなと、いうふうに思われるかもしれません。これはその通りであって、ちょっとこれ後ろを向けますとね(フリップを裏返しにして見せる)、えー、ここに、見えますか、ちょっと映していただけ…」

山本浩之
「はい、出てますね」

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青山繁晴
「えー、2010年の5月12日、つまりちょうど1年前なんですが、1年前の鳩山政権の口蹄疫という大きな危機、農家の方々が苦しんだあの危機に対して、僕は怒りを込めて、この政権は統治能力を失ってると申しました。そして、その現在の危機についても、実は、浜岡の問題に加えて、この警戒区域に2時間だけ、住民を帰したことが実は本当は、統治能力を失ってることなんだということを、これも今日も具体的に皆さんと一緒に考えていきたいと思います」

山本浩之
「ではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」

(いったんCM)

山本浩之
「さ、ひとつめのキーワードは『統治セズ』。ちょうど1年前と同じキーワードでした。さっそく解説お願いしたいと思います」

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青山繁晴
「はい。あの、仮にも、私たちの選挙で選ばれた政権に対して、統治せずって言うのは、もうほんとによほどの覚悟を持って申し上げています。で、今、直近の問題として、その浜岡のことと、それから皆さんの、こう気持ちに今一番新しいのは、避難住民の方々の一時帰宅の問題だと思うんですね。こちらから入っていきたいんですが、ちょっと出していただけますか」

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村西利恵
「昨日から警戒区域内への一時帰宅が始まりました」

青山繁晴
「はい。これ、あの、昨日から今日にかけても、延々、あの、TVを中心に報道されてですね。何かこう同情するかのような報道とかですね、まあちょっとは帰れてよかったですねっていう、ことにとどまってるんですが、僕はそのメディアの報道ぶりも、はっきり言って実にひどいと思います。どうしてかと言うと、この一時帰宅っていうのは、基本的にこれです」

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村西利恵
「青山さんによると、これは実はおかしい。2時間滞在という根拠がないし、そもそも川内村は汚染地域なのかという疑問がある」

青山繁晴
「はい。まずあの、2時間滞在っていうふうに、ま、役人から言われてですね、あの、ほんとに、日本国民まじめですから、まじめで誠実なんで、その通り2時間きちんと守られたわけですね。これまあちなみにアメリカ合衆国の国民だったら、自分、銃持ってることもあって、こんな2時間だけ自分の家に行けって言ったら、で、根拠を示さなかったら、たぶん撃ち殺しますよ、その役人をですね。ところが日本では誓約書書けって言われても、一部不満をおっしゃってもですね、誓約書まで書いて2時間守られた。そしてその結果、皆さんどうだったかはご存知ですよね」

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青山繁晴
「あの線量計をつけておられます、あの、これ(防護服姿の写真示して)トランシーバーですけど、この中に線量計をつけておられますけどね。その線量計によるとですよ、一番少ない方で1マイクロシーベルトですね。そして一番高い方でも10マイクロシーベルトですね。すなわち、その、健康に被害が出る被爆とはとても思えないわけですね。そしてちなみに、私は、あの、今ここに簡単な絵ですけど出てますけど、ここに福島第一原発があって、この、僕は50kmの所からですね、ま、郡山の辺りから車で一人でずっと入っていって、ところどころ降りて線量計をつけたままずっと入っていって、そして川内村はほんとは20km圏内のごく一部、えっと、半分以下なわけですよね。で、あの、その中、もっともっと奥の、その第一原発の正門の所まで行ったわけです。この構内に入るのはその1週間あとですね。4月15日にここまで行きました。行って、そして、いた時間は夜明けから昼前までですから、だいたい、えー、6時間半から7時間ぐらいいたわけですよ。で、だから2時間どころじゃないわけですよ。で、僕の、全ての線量はですよ、23マイクロシーベルトだったわけです。だから、2時間に区切られる、まず根拠がないわけですね。で、根拠を示さないまま、それを受け入れろと。つまり、こういう非常に、こう、ま、大袈裟なと、あえて言いますが、その、防護服も着せられてて、マスクもさせられて、で、その上で2時間ていうのは実は根拠がない。で、2時間しか滞在できなかったから、住民にとっては例えば、そのペットの問題も含めてですよ、あるいは家畜の問題も含めて十分なことはできなかったんですね。で、その上にですね、より深刻なのは、果たして川内村は汚染地域なのかと。これ皆さん、僕いつもこの『アンカー』のこのコーナーで、あの、普通のニュースの中に、実はヒントが隠されていますってこと申してますが、皆さんこの、お手元これ見ていただくと分かるように、ご存知ですね、70cm四方のビニール袋を入れられて、この2時間の間にその、今(VTRが)映ってますね、自分で持って帰りたい物を持って帰ってくれと言われたわけですね。そして、この中の物も、全部スクリーニングって言いまして、その被爆量を調査したところ、全て除染の必要がない、すなわち汚染されてないってことが、全ての物について確認されたんですね。その上で皆さん、お考えいただくと、地域の住民は避難なさいましたが、この持ち帰られた物は2カ月間、そのままだったんですね」
 
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「アンカー」原発取材続報 - 政権からの圧力!しかし現場には成果も

【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

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■5/4放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

命をかけた防災無線津波被害の漁師の思い青山が被災地を取材!

110504-19hosono.jpg テレビ欄は上記のようになっていましたが、急きょ内容変更。

 先週4/27のこのコーナーで、青山さんの福島原発構内の取材及び吉田所長のインタビューが放映されましたが(他局でも流れましたが)、これに関連して、5/2放送「TVタックル」で、青山さんが「副大臣から圧力があった」と暴露されたのをご存知の方も多いでしょう。
 さらに細野豪志首相補佐官が、青山さんの原発取材について「政府としてではなく、個人として入った。今後はないようにする」と不快感を示した、という報道もありました(読売5/3)。
 今日はこの一連の「圧力」問題と、取材ビデオ放映が現場にもたらした「成果」についてです。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。

※引用転載はご自由に。事前連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。また画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。


 内容紹介ここから____________________________

山本浩之
「このあとは青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーです。今日は、先週の続報、というふうに伺いました。」

青山繁晴
「そうですね。あの、今日はゴールデンウィークの祝日ですから、普段この『アンカー』をご覧になれない方もご覧になってると思うんですけど、先週、えー、私が福島第一原発の構内に入ってきまして、その映像と、それから吉田さんていう所長のお話を放送したんですね。で、ヤマヒロさんおっしゃった通り、その続報なんですが、ま、今日のキーワードはこれです(フリップ出す)」

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山本浩之
『政権からの圧力、現場への成果』

青山繁晴
「はい。これ、あの、もちろんいつもと同じように全く具体的にかつ、ありのままに放送いたしますが。政権、ま、政権なんですけど、政権の一部から、圧力がかかってきてると同時に、実は、現場へのと書きましたが、今、福島第一原発の現場で戦っている人々にとっては、実は成果もありました。その希望の話も含めて、皆さんと一緒に考えたいと思います」

山本浩之
「えー、ではコマーシャルをはさんで、青山さんの解説です」

(いったんCM)

山本浩之
「今日のこのコーナーではですね、先週にもお話しいただきましたけど、あの、南三陸町、被災地のこの現状について、お伝えする予定でした。今朝の朝刊のテレビ欄にもそういうふうに予告はしておりましたけれども、急きょ内容を変更されたと。一体何があったのか。さっそく解説していただきます」

110504-02title.jpg

青山繁晴
「はい。あの、今、ヤマヒロさん言われた通り、先週の放送のあと、1週間の間にずいぶんと色んなことはありました。その中に、あの、やっぱり国民に知っていただきたい大事なことがありますから、それを今日、しっかりやりたいと思います。普段よりちょっと時間長くかかっちゃうかもしれないんですが。で、まずは、先週流したその映像をですね、繰り返しになりますけれども、先週ご覧になれなかった方も多いんじゃないかと思うんで、ちょっとすごく短くしましたけど、ちょっとまずそれを流して下さい」

村西利恵
「青山さんが許可を得て撮影された、福島第一原発の事故現場の映像です。どうぞ」

 …………………………VTR開始…………………………

(前回放送分「青山が見た福島第一原発」より)



青山繁晴
「1週間前は中に入りませんでしたが、今回は許可を得て、中にこのまま入っていきます」



青山繁晴
「今、福島第一原子力発電所の正門です。みんなピリピリとモラル高く仕事をしてるなという印象です」



【N:出迎えてくれたのは、福島第一原子力発電所の所長、吉田昌郎(よしだまさお)さん。】

青山繁晴
「わー、すごい」



【N:ここが事故に対処する最前線、緊急時対策本部。事故の拡大を防ぎ、事態の収束に向けて全力で作業する人々の素顔が、そこにはありました。】

吉田所長
「こちらがいちおうセンターテーブルでございまして、復旧だとか発電だとかそういう班の班長クラスがここにおりまして、それをサポートする人間が周りをこう取り囲んでる形で、情報はこちらで全員で共有すると、いう形になってます」



東電社員
「これ正面の道路が2号機と3号機の間の道路になりまして、あの、すぐ先が海になっています」

青山繁晴
「いやー、凄まじいなー、ここの現場は」

東電社員
「右手にあの、上がひしゃげた形の3号機が見えてます」



東電社員
「今あの、機械を使ってですね、使用済み燃料プールに、あの、水を供給している作業の最中です」

青山繁晴
「はい。ちょ、ちょっと、できたら止まれます?」

東電社員
「瓦礫の線量が高いんでもうちょっと先で…」

青山繁晴
「はい、分かりました」



【N:破壊された4号機の原子炉建屋への搬入口。】



【N:3号機では、使用済み核燃料プールへの注水作業が、この日も行われていました。】



青山繁晴
「これはもう中が全部むき出しですね」

東電社員
「ええ、たぶん津波でやられてしまったんだと思います」

青山繁晴
「このように根こそぎ、むしり取られたようになってたり」

東電社員
「クレーンとかトラックが、地面にこう突き刺さったみたいに…」



青山繁晴
「えー、これはすごいですね」



吉田所長
「次、同じ、同程度のですね、地震もしくは津波が来るというのは、私どもにとっても致命的だと思っております。で、特に津波でございますね。(VTR中略)1号機、2号機、3号機の建屋の中に、非常に高い線量のですね、廃液がございますので、ここに海水が混じって、それが外に出ていかないか、というところがやはり一番重要だと思ってます」

 …………………………VTR終了…………………………

青山繁晴
「はい。あの、改めて確認しておきたいんですけれども、4月22日の金曜日に、まず、この福島第一原発に向かう途中、東電の作業車の中で、横にいた東電のエンジニア、この人は、ま、課長さんですから、ま、東電の幹部の1人と言ってもいいですね。今日は、このちっこい、家庭用ですけどムービーカメラと、それからこの写真機で、これあの、クレジットカードのポイントでもらったカメラだったんですけど、この2つで、えー、撮影してもいいですか?と聞きました。いいですね?じゃなくて、いいですか?。つまり、押しつけたんじゃなくて。すると、ああ、構いませんと、おっしゃって。だからその正門の所もずーっとこう写していきまして。で、皆さんご覧になった、キーマンの吉田所長とお会いした時に、もう一度、吉田所長に、吉田所長のお話も、構内も、撮っていいですか?と聞きましたら、ああ、全く構いませんと、その、おっしゃっていただいて。そして撮ってる最中に、吉田所長から、これはテレビでも放映するんですか?と。放送じゃなくて放映とおっしゃいましたが。で、僕は、これは、あの、関テレ(関西テレビ)のこの『アンカー』を念頭に、『アンカー』に何も約束してたわけじゃないし、何の契約もないけれども、『アンカー』を念頭に、放送しますと言いましたら、吉田さんが、ああ分かりましたと、言われて、了解を得て、了解を得て撮って、了解を得て放送したわけですね。で、放送しましたら、例えば海外から、その、大きな反響もあって、アメリカのテレビなどに、アメリカのテレビなどは、もっと混乱してるはずだと、言うから、映像ちゃんと見て下さいと、作業員はちゃんとモラル高くやってるでしょと、いうことを言って、あの、海外で言われるようなことは、もう日本では起きてないんですと、今は立ち直って頑張ってますって話をしてたら、その日本政府の中からは、どういう反応があったかというと、こういう反応なんです。はい、出して下さい」
 
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「アンカー」福島第1原発構内と所長を青山が取材 最大の問題は5・6号機

【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

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■4/27放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

福島第一原発所長が初めて語る壮絶40日!最前線で闘う職員たちは今…緊迫の構内を青山が取材

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 内閣府の原子力委員会の原子力防護専門部会の専門委員、原子力の政策大綱の策定委員、経産省の総合資源エネルギー調査会の委員と、3つの公職に就いておられる青山繁晴さんが、福島第一原発構内を単独取材。

 実は同日夜放送のFNNニュースでも、この青山さんの取材映像がほぼ同じ形で、吉田所長のインタビューとともに放映されました(「アンカー」では放映されなかった部分も少しあったようです。気になる方はFNNニュースのサイトの映像も合わせてご覧下さい)。
 しかも青山さんご本人がフジテレビのスタジオに登場。びっくりしました。
 ただ、5号機6号機の話はFNNでは出なかったですね。時間がなかったんでしょうか?あるいは東京ではそれは言うなって止められたんでしょうか?

 ところで今回、取材ロケの部分、及びスタジオでの原発構内地図の解説部分は、実を言うと文字起こしでは大変伝えづらいです。できれば皆様には動画を見ていただきたいです(最後のリンク集の「淡交」さんを参照)。

 コーナー前に、震災及び原発関連のニュース報道&青山さんの解説がありましたので、まずこの部分を要旨のみ記述、続けてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。

 本編は間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。

※後で修正をすることが多々ありますので、引用転載の際は必ずこちらのURLを添えておいて下さい。


 内容紹介ここから____________________________

 …………青山さんの解説(あくまで要旨)…………
    (  )内は山本浩之キャスターの発言です

東日本大震災 被災者支援策として税負担軽減措置盛り込んだ税制特例法、可決・成立(04/27 12:56)
菅首相と距離を置く民主党議員らが勉強会 田中 真紀子議員「菅さんの能力の限界」(04/27 01:07)

(今の政治家のこのパワーゲームというか権力闘争というのは何なんでしょうね。本当に復興最優先で、それ以外のことはとにかく全部置いてでも、東北を何とかしなきゃと思ってる人たちは、バッヂを付けてる人の中でどのぐらいいるんでしょうね?)

 1割でしょうね。ほんとに自分の問題として考えてる人。1割って適当に言ってるんじゃなく、僕が電話とかで話してる相手が政治家の場合に、だいたい1割ぐらい。でもこれ逆に、1割の人はもはやバッヂも選挙も関係なく、これで頑張ったら次の選挙が有利になるってことをもう全く外してやってる人が1割確実にいるんですよ。60から70人ぐらいの国会議員はそうだから、僕は決して希望を棄てる政治でもないと思います、その点では。

 ただこの政治の動きでひとつ余計なこと言うと、小沢グループから菅おろしをやるために勉強会ってまた作りましたよね。日本語を壊すのもいい加減にしてもらいたい。勉強会でも何でもなくて、ヤマヒロさんが言ったパワーゲーム、権力闘争のための道具、集まり、派閥ですよね。別に勉強してるわけじゃない。自民党政権時代もいっぱいあったが、民主党政権になってから、このは鳩山さんが『思い、思い』って言って、僕も物書きのはしくれですが、思いって言葉使えなくなっちゃったですよ。今度はもう勉強会っていうのもまともに使えないのかということも含めて、9割方もう権力闘争になってるってことは確かにありますね。

(それでも、とにかくこのあとの政治の動きはどうなっていくのか、見通しは?)

 具体的に言うと、自民党は谷垣さんが大連立に一時期、色気があったがもう無理です。これだけ原子力災害と復興に関して政権が力を発揮できないと、その政権と組んで大連立なんかできない。ではどうするかというと、やはり内閣不信任案が出て、それに乗っかるってことを自民党は期待している。乗っかると言っても、今、僕の表現ちょっとおかしかったですけど、内閣不信任案って本来は野党が出すもので、自民党側から出したいが、その時に民主党側から必ず賛同してくれなきゃいけない。それが今、小沢グループが中心になってるでしょ、それ受け入れられないんですよ。

 今日あった陸山会事件の公判でも、水谷建設の元社長が、小沢さんの秘書だった石川議員にお金をどうやって渡したか、具体的に法廷でも証言してる。一方の石川議員はじめ小沢陣営側はただ頑強に否定するだけですから、裁判官の心証としては小沢さんは決して有利じゃない、不利だと思うんですね。

 だから余計に自民党としては小沢グループの動きに乗るわけにいかないから、実は水面下で仙谷・前原ラインと手を組めないかと。さっき乗っかると言ったのはこのこと。このラインが党内でまず動いて、与党のまま不信任案はおそらく出せないから、いったん脱党して、その動きがあったら自民党はそこに内閣不信任案を出して、そこで一緒に乗っかって菅政権を倒して、新たな連立政権を実際には考えてるんですよね。

(よく分かりましたが、本当にそこから、政治家というのはやらなきゃいけない問題なのかと。昨日も仮設住宅がこんなに遅れそうだと、お盆までかかるてなことを総理が言ってる。本気になって政治家が中心になって中央官庁の官僚ほんとに使いこなせば、お盆までかかる必要は絶対にないんですよ。それを例えば補正予算、一次、二次ってその財源どうするって、民主党の中にも真面目な議員がたくさんいて、建設的な意見を閣内に対してぶつけてるが、何の相手にもされないって言うんですよね。そんな議論全てすっ飛ばして、何で内閣不信任案とかそういう話からまず盛り上がってしまうんでしょう)

 それは全く正論だと思いますが、現実の話として、現政権ではもう復興できないですよ。僕は被災地に24日(土)に入りまして、つくづく実感しました。小野寺五典議員と一緒に彼の地元回りましたが、彼が自民党議員だから回ったんじゃなくて、彼はまさしく良心派だから。彼も菅さん個人とか政局で怒ってるんじゃなくて、とにかく、ここに、高台に土地があるのに、なぜ仮設住宅が建たないのかってことも含めて、彼も国会の中でいくら言っても通らないと。となるとやっぱり政権を変えて、自分の野心だけを考えない政権、あえて言うと、憲法によれば、内閣は総理以外は半分民間人でいい。民間の中から私利私欲にとらわれない人を選んで、新しい政権を作ることも含めて、やっぱりさっさと新政権作らないと復興自体が遅れると思います。

その辺は同感なんです。菅さんじゃもうダメだってことは分かってるんです。だけど土日ストップするじゃないですか。GWも何の動きもないですよ、きっと。つまり自分たちの選挙区に戻るだけでしょ。どうして3月11日から24時間体制でずっとこれまで走らないのかと。政治家って、さっき1割の方は本気だとおっしゃいましたが、9割なんて、全然考えてないですよ、この国のことを真剣に)

 ま、9割の人は自分の選挙のことを考えてるわけですよ。



福島第1原発事故 1号機の格納容器を水で満たす「水棺」に向けた作業本格化へ(04/27 06:13)
福島第1原発事故 全漁連など首相官邸訪れ、菅首相に汚染水海洋投棄について強く抗議(04/27 12:44)
福島第1原発事故 枝野官房長官、東京電力の賠償額上限設定は「許されない」と強く否定(04/27 14:11)

(全漁連の会長は今日は菅総理に抗議を行いましたが、この補償問題については?)

 こないだの土曜日に南三陸町を回った時に、宮城県漁協の人たちにじっくり話を聞いた。僕が会った漁業者の方々は、ホヤとかカキとかワカメとかを養殖なさってた。全部津波にさらわれてしまったが、仕事を再建するためにはまず海の中に沈んでる瓦礫、その中にはご遺体も含まれてるかもしれない。ガソリンを出す車も間違いなく含まれてる、それを引き揚げる前に、まずどれぐらいどこにあるのかを発見しなきゃいけないが、漁業者でできるわけがない。必ず国の支援を受けなきゃいけない。僕はたまたま水中ソナーの研究に関わってたので、それが使えないのかと思ったが、実はその技術、僕と連携してる東京大学の先生に聞いても、遺体捜索ですでに出払っていて、しばらくは使えないんですよ。でもいずれにしても水中を見れる技術が必要で、それには高い技術力と莫大なお金かかるから、それも含めて補償の中なんですよ。

 ということは、良し悪しでじゃなくて東京電力という民間企業だけでできるはずはなくて、必ず国が関わらなきゃいけない。しかもこれは枝野さんが言った通りで、上限があるってことはあり得ませんから、従って東電を国営化しなくても補償、賠償については国が関わるってことは、私たちの負担割合に関わってくると。だからみんなの問題であるということなんですね。

 …………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………
 
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「アンカー」アレバ社は信用できない&福島原発周辺で青山が見た現実

【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

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■4/20放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

避難住民募る政府への不信感…人消えた福島原発周辺青山が見た厳しい現実

110420-18v4.jpg 青山さんが福島第一原発周辺の取材に行かれました。

 コーナー前に、震災及び原発関連のニュース報道&青山さんの解説がありましたので、まずこの部分を要旨のみ記述、続けてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。

 本編は間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。

※後で修正をすることが多々ありますので、引用転載の際は必ずこちらのURLを添えておいて下さい。


 内容紹介ここから____________________________

 …………青山さんの解説(あくまで要旨)…………
    (  )内は山本浩之キャスターの発言です

復興財源めぐり政府・民主党内で消費税増税案浮上 自民・石原幹事長は反対明言(04/19 17:44)
桜井財務副大臣、メルマガで菅首相を批判 国会での対応などに問題あるとの認識示す(04/20 21:24)

(復興財源としてのこの消費増税の問題については、昨日の「アンカー」で私、大反対ということをきちっと申し上げましたので、今日は自分の意見は言いません。これについて青山さんは、どういうお考えなのかなと聞いてみたいというふうに思っていました)

 ヤマヒロさんに限らず、復興財源を消費税引き上げで賄いたいって言われたら、日本中の人が不思議に思うんじゃないですか?だって被災者の方々も消費税の増税分を支払うのか?となるわけですよ。玄葉大臣が、いや、やり方はあるとおっしゃってるが、そのやり方って、例えば被災された方が元々の住まいにずっといらっしゃるならまだしも、実際はいろんな所に分散して避難されてる。それから例えばご商売とか旅行もされることが今後あり得るわけで、ということはどこかにいちいち私は被災者だと証明書でも出せっていう意味なのか。もしそれやるんだったら、当然これ役人が太るわけですよ。国税庁や財務省の役人をもっと増やさなきゃいけないということになるわけで、玄葉発言はそういう役人の思惑と絡んでるんじゃないかとやっぱりどうしても考えざるを得なくなってくる。

 もうひとつは、長い付き合いの財務省の人に今朝電話で話を聞いたら、本音は2段階なんですよね。つまり復興を仮に2、3年と見て、その間は復興財源として消費税引き上げておいて、そしておそらくは今の消費税が8%ぐらいになってて、やがて復興の目途がついたら、今度はかねてから問題の社会保障の財源にしましょうということに話を持っていくと。すでに8%なってるんだからその時に10%になっても抵抗が少なくなってるだろうと。これが本音なんですよね。要するに菅さんがやっぱり関係してると思います。菅さんは財務省の手の平にいるのはみんなよく分かってる話で。

 そういういわば便乗型の増税を考えてるから、財務省の中にいる桜井副大臣が怒ってしまったってことなんですよ。桜井さんは、別にほめるつもりないけど、宮城選出で元々まじめなお医者様なので、はったりを言ったりする人ではないので、こういう地味な大人しい人から話が出てきたってことは、偉い人が言ったっていうよりも注目すべきことだと思います。

(消費税増税については、数カ月ぐらい前からずっとそういう流れを作ろうとする動きがあって、復興に名を借りて、そういう企み、目論見があるんだとしたら許されることではないし、増税の前にやることはあるかないかをきちんと議論してほしい。そういうことをすっ飛ばして与党が党内で先走って、それはやっぱり反対論というか、亀井さんのような発言もありましたが出てきますよ)

 当然、じゃあ財源どうするのかという話、出てきますよね。正直僕も考え中ですが、例えば僕自身が税金をたくさん払うっていうのは、もちろんそうしたいです。だから増税が全部いけないって話に国民もなってるんじゃなくて、なぜそれが消費税なのかと、それが一番おかしいじゃないかというのが素朴な疑問だし、それは大事なだと思います。

福島第1原発事故 枝野官房長官、避難指示区域を「警戒区域」に切り替える方向で調整(04/20 11:52)
福島第1原発事故 政府、東京電力が確実に賠償金を支払うための専門組織立ち上げを検討(04/20 14:09)
仏アレバCEO「汚染水処理、十分に可能」(04/19 産経新聞)

(汚染水の放射性物質の濃度を低くする作業については、フランスのアレバ社の技術を取り入れるということなんですが)

 東電や日本政府がこういう現状だから、フランスやアメリカの手を借りると安心だという雰囲気が日本にけっこう広がってて、特に高名な評論家やそういう方々が、フランスやアメリカが入ってくれるからという感じでおっしゃってるでしょ。よく現実を見てほしいと思うんですが、アレバはフランスの国策会社で、国が9割方株を持ってる。アレバの技術を使ってる核技術施設はすでに日本にあるんですよ。それは青森県の六ヶ所村の核燃料サイクル施設、あるいは核燃料の再処理工場なんですが、これフランスの技術を入れたためにずるずるいつまでも稼働できなくて、もう20回近く先延ばしになってですよ。で、元々の費用は7600億円でできるはずが、何と2兆2000億になってるんです、すでに。これ日本国民が知らなくて、国際社会ではほんとに有名な話で、このロベルジョンさん(CEO)も含めて、国際社会ではもうフランスは六ヶ所村を食い物にしてると言ってるわけですよ。

(普通だったら大クレームですよね)

 関係者だけクレーム言ってるが、国民や政府からのクレームは聞こえてこないわけですよ。青森でそういうことをやってるフランスに福島でお願いするというのは、国際社会の反応は、へえー、日本はよっぽどお金あるのかなという。

(しかも費用の交渉は後回しにすると)

 どれだけ高い請求書が来るのかと。つまり今、「これだけの費用だったらやってくれますね」って契約して仕事するのを、後回しにしてまずやってくれと日本が頼んだことになってますよね。あとから何を請求されても文句言えないじゃないですか。

(善意で言ってくれてるのかと…)←ここのみ村西キャスター

 善意じゃありません。フランスの国に善意なんかありません。国際社会にそもそも善意なんかありませんから。

(今そんなこと言ってる場合じゃないって言われたら、普通は安くやってくれると…)

 安くやってくれるか、ひょっとしたらボランティアっていう考え方もあるのかもしれないが、とんでもないですよ。それと費用だけじゃなくて、じゃあアレバの技術で本当に例えば高濃度の汚染水の移送、汚染処理が全部できるのか。六ヶ所村の技術を見たら不安と言わざるを得ないので、これアレバがやるからいいよねっていうんじゃなくて、政府も私たち国民も当然監視しなきゃいけない。具体的には、例えば原子力安全・保安院ももう困った存在になってますが、保安院の中には技術者がちゃんといるわけだから、ちゃんと現場に行ってアレバと一緒に見て下さいねと、放射線を怖れて行かないんじゃなくてちゃんと行って下さいねということを、改めて申したいと思います。

 …………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………

山本浩之
「そして、このあとの“ニュースDEズバリ”のコーナーです。えー、このコーナーでも引き続き今日も原発事故関連のお話ということを伺っております」

青山繁晴
「はい。あの、実はさっきのニュースにこれも関係あるんですけれども、あの、皆さんご存知の通り、この発電所から20km、30kmの所は、ま、立ち入り○○は制限されてて、やがてこれが、特に20kmについてはもう入れなくなると。法的に一切、一切でもないですけど、許可を得ない限り入れないってことになってくるんですね。で、実はあの、この番組でお話ししました通り、私は原子力委員会の原子力防護専門部会の専門委員ですから、当然、特にその、避難地域の現状がどうなってるのかを、この目で見て、この手で触ってこなきゃいけないっていう責任をずっと感じておりました。で、警戒区域になる前に入らなきゃいけないと思いまして、実はこれ、ちゃんと許可を得た上で、先週の金曜日、4月15日に入ってまいりました。で、その時に、あの、実は一筋の希望というものも、その端緒というものを掴んだ、気持ちもしております。で、その話を今日のコーナーでいたしたいんですが、でももうひとつですね、この原子力災害については、その、こないだ日曜日に工程表なるものが発表されて、じゃあ少し前に進み出したのか、じゃあ最悪の事態は免れたのかということを、それを知りたいって人も多いと思うんですね。ですからあの、コーナーは今日は2つ柱があって、もう1つの柱について、今も考えなきゃいけない最悪の事態は何なのか、そのキーワードはこれです(フリップ出す)」
 
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