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■12/2放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
母親からの巨額資金“何も聞いていない”関与否定で鳩山政権に影響は?青山がズバリ
最近元気がなさそうに見受けられますが、実はこれも「貴種流離譚」作戦の一環だったりして?
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。
コーナーの前に、第2次補正予算などについて青山さんの解説がありました。この部分は要旨のみ記述、続いてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。
内容紹介ここから____________________________
■第2次補正予算7兆円規模になる見通し
■鳩山邦夫元総務相も母親から月1500万円
■鳩山総理への事情聴取せず上申書を求める方向 贈与にあたると見て捜査
…………上記ニュース報道のあと青山さんの解説(
あくまで要旨)…………
( )内は山本浩之キャスターの発言です
●第2次補正予算7兆円規模になる見通し
ちょっと大きな目でもってふり返ると分かりやすくなる。1か月ちょっと前は政府も内閣も日銀もデフレとか全然言ってなかった。が、最近になってまず政府が突然デフレ宣言して、同時に菅さんが日銀は何もしてないじゃないかっていうようなことを言われた。だから政府が突然デフレ宣言したのは日銀への圧力だなとみんな思ったら、その時は日銀はデフレとは思ってないと言った。だから日銀は独立で行くなと思ったら、この一両日またひっくり返って、白川総裁がやっぱりデフレと言ってもいいと変わった。その結果、日銀は量的緩和、市中に日銀が積極的にお金を出していくことを、10兆円といういわば蓋を被せた、中途半端な量的緩和をやると。それから金利も3か月ぐらいの金利についてちょっと下げると。
ちょっと政府につき合うような緩和をやった。2次補正の7兆円も2.7兆から膨らんだというのは、日銀だけでデフレや円高に対応できるわけないから、政府が少し上積みしなきゃいけないと。双方が合わせただけに見える。それがマーケットにインパクトあるかというと、ほとんどマーケットは感じてない。それから鳩山総理は国民に希望を持っていただくような第2次補正を含めた経済対策にしたいと言っているが、だいたい第2次補正というものの性格からしても、それが7兆になったから急に、デフレや円高のショックに対して新しい希望を持つ人はあまりいないだろう。
(補正というとどうしても応急手当というイメージがあるが、事業仕分けというものを受けて多くの方は来年度予算に政府としてどういう予算の使い方をするんだろうというところに、注目が行くと思うんだが)
その通りだが、さっき事前にヤマヒロさんと話した時に、ヤマヒロさんがうまいこと言われて、「去年の年越しに対するものみたいなものですね」と。年越しにしても中途半端であるのは事実で、鳩山政権の弱点は外交安保とよく言われるけど、それよりやっぱり
経済金融の方に思い切った大胆な成長戦略が出てこないというのが一番の問題。マーケットの反応見てもそういう弱点が感じられる今の作業。まだ全部確定したわけじゃありませんが。
●鳩山邦夫元総務相にも母親から月1500万円
(発覚する前の段階で、お兄ちゃんの方に資金提供したら、まあ弟にもというのはずっと噂されていて、それが表に出てきたと)
ただ、まず言っとかなきゃいけないのは、VTRの中で否認という文字が出ていたが、鳩山邦夫さんは否認してるとは言えない。お兄さんと同じように「分からない、見たこともない」と言ってる。だから自民党と民主党というよりも鳩山家、もっとはっきり言うと
鳩山一族の長い長い習慣の中におかしなことがあるということを感じざるをえない。
…………以下、“ニュースDEズバリ”
全文起こし…………
山本浩之
「そこで、これあの、巨額の偽装献金問題です。で、事がやはり現職の総理大臣に絡んでいるだけにですね、えー、今日このあとの青山さんのコーナーでも、えー、解説をしていただきたいというふうに思うんですけれども」
青山繁晴
「はい。あの、今ヤマヒロさん言われた通り、その、私たちの現職の総理に偽装献金事件っていう、まあ今までちょっと聞いたことないような事件が浮上してるわけですね。で、それについてまあ新聞の報道ぶり、あるいはテレビもそうですけれども、その、鳩山さんの、あの、言葉が変だから、その、いわゆるよく言われる宇宙人みたいな言葉を言って、あの、何か知らないって言ったり、あるいはブレたりするんで、あの、ある新聞にはこう書いてありました。
鳩山総理は自分自身の発言で自分を追い込んでると。これ違うと思います」
山本浩之
「ああ、そうですか」
青山繁晴
「
全く逆だと思います。どう逆かというと、今日のキーワードはこれです(フリップ出す)」
山本浩之
「『ハトヤマ語』」
青山繁晴
「はい。あの、他のことについてはともかく、
この偽装献金事件については、いわばニュー・ハトヤマ語なんですよ。総理大臣になる前の鳩山さんからは想像もできないような、非常によく計算された、したたかで、しかも大胆な言葉を使って、うまく自分の考えてる最低限の落とし所に今、持っていってるというのが、この現状だと思います」
山本浩之
「そのあたりは、まあ青山さんはずっと政治記者をされれて、昔から鳩山由紀夫さんのこともよくご存知ですから」
青山繁晴
「ええ。あの、鳩山由紀夫さんとはもう20年を超えるその、取材相手であり、ま、知り合いでもあるわけで、あの、本当にこの、総理になられてから2か月ちょっとの間に、ハトヤマ語ってのを新たに作られたな、但し偽装献金事件に関してだけなんですよ。はい。たとえば外交安保でそういう言葉が出てるわけではない。外交安保の言葉は前と同じなんですよね。で、これを具体的に、実際に鳩山さんがおっしゃった言葉をみんなで一緒に見ながら、検証したいと思います」
山本浩之
「ではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」
(いったんCM)
山本浩之
「さあ、偽装献金問題です。鳩山総理、非常にしたたかな戦術で対処しているということなんですけれども、さっそくその詳しい中身についてお話、お願いしたいと思います」
青山繁晴
「はい。あの、皆さんここに、ま、特捜部、東京地検特捜部は総理に話を聴くこと自体、もう見送りの模様ということ書いてありましてね。あの、視聴者、国民の中にいろんなご意見あると思いますけれども、まあ甘いなと思う人もいるでしょう。当然だと思う人もいるかもしれませんが。あの、この特捜部を含めた検察当局にこのごろ話を聞いててですね、時々出てくる言葉があってね、それ何かというと、青山さん、
この国は性善説で、内閣総理大臣って悪いことをしないっていう国になってるんですよと。これ何のことかというとですね、憲法の75条にですね、内閣って章の一番最後のところに、大臣は、国務大臣はその在任中に、つまり国会開いてる開いてない関係なく、その、大臣でいる間、その、内閣総理大臣、
内閣総理大臣が認めない限りは、いかなる訴追も受けないと、まあ訴追受けないって書いてあるわけです。訴追っていうのは、何をしてもその、司法当局にやられないと。で、これはね、つまり、この国では内閣総理大臣もその国務大臣のうちのひとりなんですよ。で、その中で一番偉いだけなんですね。で、他の大臣が何か悪いことしても、この内閣総理大臣が認めなかったら訴追も受けませんよと。ということは、この内閣総理大臣は自分が訴追の対象になるなんてことはありえないって話になってるわけですよ」
一同
「うんうん」