「アンカー」小沢辞任劇場の舞台裏

■11/7放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

背景には何が?謎だらけの小沢辞任劇場・舞台裏を青山がズバリ

071107-00title.jpeg 党首会談→大連立打診→代表辞意表明会見→代表続投表明会見。
 この人はいったい何を考えておるのだろう?ってことで青山さんの解説です。
 青山さん手書きの「小沢邸見取り図」は必見!?(^_^;

 トップニュースは小沢さん、青山さんコーナーも小沢さんってことで、今日は番組冒頭から起こしました。

 実は「アンカー」の放送が始まる直前の時間帯に、民主党両院議員懇談会での小沢さんの発言というか会見が始まったらしいです。そこの部分だけVTRが何とか間に合ったみたいです。

 懇談会後に引き続き行われた記者会見は「アンカー」放送中に進行してたので(画面の隅に小さくLIVE画面が出ていました)、青山さん以下出演者はそれは見ていません。

 細かい相づちはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。
 画像は今日はニコニコ動画からキャプチャさせていただきました。
 各画像をクリックすると、新規画面で拡大します。


 内容紹介ここから____________________________
 
 …………………………VTR開始…………………………
 
(午後4時すぎ 民主党両院議員懇談会での発言)

民主党 小沢一郎代表
「(一礼してペーパー読み上げ)このたび党首会談をめぐりまして、国民の皆様、民主党の支持者の皆さん、党員の皆さん、そして同僚議員の皆様に多大のご迷惑をおかけしたことを、まず、心よりお詫びを申し上げます。そして皆様のご叱正をいただき、2日間、沈思黙考を、この身体にもう一度ムチを入れ、来たるべき衆議院の総選挙に私の政治生命の全てをかけ、皆さんとともに全力で戦いぬき、必ず勝利すると決意をいたした次第であります。どうぞよろしくお願いいたします(一礼、会場拍手)。もう皆様ご承知の通り、私は未だなお不器用で口下手な東北かたぎのままでございます。従いまして、どうしても説明不足になりがちであります。振り返ってみますと、それが今回の混乱の一因になったのではないかと思っております。当初から国民の皆様、党員、同僚議員の皆様に、私の思いを打ち明けて、丁寧に説明をするべきではないかと、なかったかと反省をいたしております。本日は国民皆さん、党員の皆さん、同僚の議員の皆さんに私の思いを率直に語ろう、そう決心いたしましてこの場に参りました。(VTR省略)次の総選挙で民主党政権を実現できなければ、本当に死んでも死にきれない、そういう思いで必死であります。(VTR省略)次の総選挙に勝つまで、ねじれを解消するまでお待ちいただきたいと言い続けられるのであろうかと。実際に臨時国会が始まると、国会の責任の半分を担う民主党の代表として、その思いが私の心の中で日に日に深くなってまいりました。この二つの課題を同時に解決する方法はないものだろうかと。自民党との政策協議で国民の生活が第一の政策が取り入れられ、場合によっては政権の一翼を担えば、私たちの主要政策が今、実現することができる、また政権担当能力を目に見える形で国民に示すことができる、そして日常活動を補うこともでき、総選挙で勝つ可能性が高まるのではないかと、そう考えました。(VTR省略)混乱が生じたことについて、けじめはつけなければいけなという、そういう私自身の思いが先に立ちまして、代表辞職願いを提出いたしました。(中略)皆様のご厚意に対し、私も新たな覚悟をもって応えなければなりません。私にもう一度代表を続けさせていただき、最後の決戦にあたらせていただきたいと思います。どうぞ皆様、協力、よろしく、ご協力をよろしくお願いいたします(一礼、会場拍手)」

 …………………………VTR終了…………………………
 
山本浩之(キャスター)
「こんにちは。『スーパーニュース アンカー』、山本浩之です。今日も7時までお付き合い下さい。今日水曜日のコメンテーターは室井佑月さん、青山繁晴さんです。どうぞよろしくお願いします」

室井・青山
「よろしくお願いします」

山本浩之
「ご覧いただきましたように、つい先ほど始まった民主党の両院議員懇談会で、これまでの経緯を小沢代表が語りました。突然の辞意表明から3日、ようやく本人が心中を語り謝罪するとともに、代表続投を明言したわけですかれども、今、ご覧になってて、室井さんいかがですか?」

室井佑月
「いや、何か、みんなが言うこと聞かなかったから、こう、わがままみたいになってるじゃない。でも私は小沢が好きだから、あの、ただのわがままじゃなくて、深い策略がその裏にあったというふうに思いたいんだけどね。でも何かその、小沢のわがままで右往左往しちゃう民主党って、やっぱりまだ不安だなって気がした」

山本浩之
「ええ、なるほど。ただ、小沢、小沢と何で呼び捨てにするんですか(一同笑)」

室井佑月
「すみません(笑)」

山本浩之
「えー、で、その今、開かれた発言の一部をVTRでご覧いただいたんですけど、同時に小沢代表は、参院選で大勝利したその瞬間から二つの思いがあったと。で、一つは、参院選では大勝したんだけど、その余勢をかって次の衆院選で勝てるほど甘くはないと。この9月から地方遊説を始めましたけども、この全国遊説でそれを肌で感じ取ったと。自民に負けない態勢をとらなければならないというふうに同時に思っていて、現状では衆院選で勝利するのは困難だと。そしてもう一つは、衆参ねじれ状態で、自分たちの、民主党の政策が実現しないと。そういう思いが強くあったというところから、今回の行動に走ったと。ただまあ、反省をすると同時に、これは青山さん、自分自身を不器用な人間だということを盛んに強調して、説明不足だったということを言ってましたね」

青山繁晴
「はい。いや、さっき室井さんも実は僕に言ってたんだけど、小沢さん自らね、東北の不器用と口下手でって、まあそういうふうに自分から言うようになったこと自体がね、ま、僕ら政治記者、小沢いっちゃんと呼んできたんですけど、いっちゃんもずいぶん変わったなと、なかなか策略家になったと思いましたよ。ただね、今日あの、小沢さんのいわば復帰会見としては、成功の会見でしょうね。で、キーワードをしっかり入れてて、次の総選挙に勝つことに政治生命を賭けると言い切ったので、連立模索の路線は転換して、対決路線で総選挙に突き進むんだと。だから選挙対策本部も今日立ち上げるんだと。そこで終始一貫してるんです、その点は。ところがね、一個やっぱ重大な問題があるのは、その小沢さんが夏の参議院選に勝った瞬間に、二つのことを思ったと。ヤマヒロさんが注目された通りでね、このままだと総選挙に勝てない、勝たなきゃいけないんだと。だから自民党と手を組んで、自民党の政権の中に入って政策実現するんだと。それ、普通に考えたらわけわかんないじゃないですか。しかも小選挙区ですよ、今。どっちか国民、選ばなきゃいけないのにね。この巨大な矛盾がそのままボコッと、逆にまた顔をもたげましたね」
 
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