「アンカー」有本恵子さんご両親インタビュー
■7/11放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
有本恵子さんのご両親、有本明弘さん・嘉代子さんご夫妻のインタビュー。
そして青山さんの拉致被害者への思い。
細かい相づちはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。
画像は“たか”さんがUPして下さった動画(最後のリンク集参照)から、キャプチャさせていただきました。
各画像をクリックすると、新規画面で拡大します。
内容紹介ここから____________________________
核めぐり動き始めた北朝鮮問題拉致被害者家族・有本夫妻に青山繁晴が緊急取材!
有本恵子さんのご両親、有本明弘さん・嘉代子さんご夫妻のインタビュー。
そして青山さんの拉致被害者への思い。
細かい相づちはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。
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山本浩之(キャスター)
「この後は青山さんの“ニュースDEズバリ”。今日は拉致問題ということなんですけども」
青山繁晴
「今日はもうズバリこれです(フリップ出す)」
<キーワード>
みんなで現場へ
青山繁晴
「“みんなで現場へ”。北朝鮮が核問題で動いているのは、みなさんご承知の通りですが、そうやって動けば動くほど、どんどん拉致問題が置き去りになってる。じゃあいったいどうしたらいいのか、それを考える時にやっぱり現場に立ち返ることが大事で、そのために僕が拉致被害者の家族の苦しみの現場に行ってまいりました。で、その時にみんなで、視聴者や国民の方といっしょにみんなで現場に行くつもりで行ってきましたので、ご覧いただきたいと思うんです」
山本浩之
「青山さんの緊急取材です。この後、CMをはさんで解説お願いします」
…………………………VTR開始…………………………
北朝鮮を巡るニュースが報道されるたびに、心をかき乱されてきた拉致被害者の家族たち。
有本明弘さん、嘉代子さんは、娘・恵子さんを北朝鮮に拉致され、孤独な闘いが19年にも及ぶ。
この1年、世界を揺るがした北朝鮮問題。
日本は、アメリカは、果たして何ができるのか。
青山繁晴
「全然お変わりないです……」(有本さん宅玄関で嘉代子さんと握手)
拉致被害者家族が、現在の心境を率直に語った。
…………………………VTR終了…………………………
<いったんCM>
山本浩之
「さ、今日の青山さんの“ニュースDEズバリ”は、拉致被害者・有本恵子さんのご実家を青山さんが先日、訪問されました。その模様をお伝えしたいと思います。さっそくお願いしたいと思うんですけども、今回の訪問から……」
青山繁晴
「はい。有本恵子ちゃんが、神戸市長田区の出身、ま、僕と幼稚園が同じなんですけど、それだけじゃなくて、実は有本さんのケースは拉致問題全体を解決するために、とっても大事なヒントを持ってるんです。で、そのヒントを活かして、これからどうしたらいいのか、それだけを考えるために今回行ったので、まずそのために、有本恵子ちゃんの誘拐というのがどういう事件だったのかを、きっちり振り返りたいと思います」
村西利恵(進行役)
「(年表を示しながら)はい。恵子さんはロンドンに留学していた1983年に、ヨーロッパで拉致されました。で、ここから5年間、家族は恵子さんと連絡が取れなくなるわけなんですが、1988年に、同じ拉致被害者・石岡亨さんの手紙で、恵子さんが北朝鮮にいるということがわかりました。ここから家族の恵子さんを取り戻すための19年間の闘いが始まったわけなんですが、今から5年前、当時の小泉総理が訪朝して、5人の拉致被害者が帰国した際に、北朝鮮からは有本恵子さんは死亡したと告げられました」
青山繁晴
「はい。で、今、村西さんが言ってくれた通りの経過なんですが、この中でね、実は一番大事なところはこの部分(年表の「よど号メンバー元妻」の箇所を示す)なんですね。小泉さんが行く半年前に、まず、よど号というのは、1970年に日航機よど号という飛行機をハイジャックして、日本人の男性たちが北朝鮮に行きました。その後に日本人の女性たちが北朝鮮にわざわざ入って、奥さんになった、つまり支援したわけですね。その奥さんの一人が日本に帰ってきて、『実は私は有本恵子さんを誘拐拉致いたしました』ということを法廷で証言したわけです。でね、それに関連して、このよど号のメンバーあるいは元の奥さんたちが、日本に帰って来つつあるわけですね。やっぱり最初は北朝鮮でいい目を見させてもらったけど、今は北朝鮮から冷たい扱いを受けてるから、日本に帰ってきて逮捕されたり、あるいは逮捕状が出てたりするわけです。その中から、有本恵子ちゃんについて重大な証言がこれ以外にも出てきてて、政府高官の証言によると、実は参院選が終わった後に、重大な動きが出るだろうとまで言ってるわけです。それを今日、みなさんにお話しすると同時に、ご両親に伝えたわけです。ご両親からは意外な反応も含めて帰ってきました。だからそのVTRを皆さんと一緒に見たいと思います」
…………………………VTR開始…………………………
(【 】はテロップです)
【2002年9月17日 拉致被害者5人生存8人死亡と発表】
アナウンサーの声
「有本恵子さんと横田めぐみさんの死去が確認されました……」
有本嘉代子(当日の会見)
「どういう死に方したのか、それだけはきっちりと聞こうと思っております。……残念でなりません」
有本さん夫妻が暮らす神戸市長田区。
この1年間、激しく揺れ動いた北朝鮮の問題を、お二人はどのように感じていたのでしょうか。
青山さんは1年半ぶりに訪ねました。
(有本家リビングルームにて)
青山繁晴
「1年半もご無沙汰してしまって」
有本嘉代子
「お世話になります」
青山繁晴
「もう気になって気になって、お会いしたいなと思ってて……」
有本嘉代子
「でもテレビでずっと見てますから(笑)」
青山繁晴
「ああ……(笑。頭下げる)」
有本嘉代子
「お元気そうで、見てますから」
青山繁晴
「前にお目にかかった1年半前と、今の、今日ですね、その間の出来事考えると、何か動きがないと報道しないから、北朝鮮の核とか6カ国協議とか、そういう話はいっぱい出るけど、拉致被害者や、それから被害者の家族の方が今どうされてて、で、日本国民や日本政府にどうしてほしいかって話が、この1年、ずいぶん減ったと思うんですよ」
有本嘉代子
「だからあの、この頃ね、よく言われるんですね。ほんとに、この、あの、『拉致が進展なくて、ほんとに気持ちの上で、イライラなさいますでしょ』と言うてる方があるんですね。で、『私たちも見とってね、イライラしてるんですよ』って、どこ行っても、何かの人が声かけて、そない言うて下さるんですけどね、私はそうじゃなくて、今ね、この、今まで運動してきた中でね、一番気が穏やかなんですよ」
青山繁晴
「ほぅー」
有本嘉代子
「あの、もう、相手があることでしょ。あの国がもう、どう動くかですけど、あの国が動かんことにはこれ、解決しないんですよ、絶対に」
青山繁晴
「まあはっきり言うと、あの体制が変わらなければ、解決はしないと思うんですけど、最終的には」
有本嘉代子
「だけど、国内はもうきちっと、することして下さってるという気持ちがあるのでね。一番今、心安らか言うたらおかしいですけれど、そんな気持ちです」
【2006年9月26日 安倍政権誕生】
去年9月、拉致問題の解決を掲げて安倍政権が誕生した。
最後の1人まで取り戻すという力強い言葉に、有本さんたちは新たな進展を期待していた。
有本明弘(当日のインタビュー)
「この、安倍さんが一番、私たちが期待できる総理やねん」
【北朝鮮 ミサイル発射】
しかし北朝鮮はミサイルを発射し、さらに10月には核実験を行うなど、世界を揺さぶり続けた。
北朝鮮の問題は拉致から核へ、人々の注目が移っていく。
(有本家リビングルームにて)
有本嘉代子
「私らもあんまりその、またその、結局向こうのやり口でやったな、ってぐらいしか思ってないねん。結局は脅しやね」
青山繁晴
「今、あの、ご両親がおっしゃった、しょうもない脅しがね、実に効いていると。現実に効いてるんですよ、あのミサイル実験、それから、その後のちゃちな核実験、それでアメリカ変わったわけでしょ」
【2007年2月14日 6カ国協議合意】
今年に入り急展開した6カ国協議では、アメリカは北朝鮮に譲歩を示し、ついにヒル国務次官補は北朝鮮を訪問した。
拉致問題を抱え強硬姿勢を貫く日本とは、対照的な行動だった。
(有本家リビングルームにて)
有本明弘
「譲歩、譲歩と……のような態勢しようや、にしようや……、今後またアメリカが軟弱なことするようやったら、日本もわかりやすう言うたら、金正日(きんしょうじつ)取るんか、日本取るんか、どっちやと、それぐらいの腰の据えた物の言い方もする必要あると思うし」
青山繁晴
「うん、うん」
留学先のヨーロッパから北朝鮮に拉致された有本恵子さん。
よど号事件メンバーの元妻が、恵子さんを北朝鮮工作員に引き渡したと、後に証言している。
そしてここ1〜2年、よど号関係者の日本への帰国が相次ぐ中、有本さん夫妻は、恵子さんに関する何らかの情報を待ち望んでいたのです。
(有本家リビングルームにて)
青山繁晴
「今日の僕の来た気持ちとしては、一番は、これからどうしましょうかと……」
有本嘉代子
「そうですね」
青山繁晴
「……いうことで、で、あの、ここにお伺いする直前、まさしく直前、さっきですね、あの、車の中から政府の中枢の人に電話をしまして、今、その有本恵子ちゃんの情報はどうなってるか……」
<いったんCM>
青山繁晴
「ここにお伺いする直前、まさしく直前、さっきですね、あの、車の中から政府の中枢の人に電話をしまして、あの、よど号グループと関係があった赤木容疑者が、日本に戻ってきて逮捕されましたね。で、今、調べてますね。想像してたよりはだいぶ喋ってる」
有本明弘
「んー」
有本嘉代子
「ああ、そうですか」
青山繁晴
「かなり喋り始めてる。で、特にヨーロッパで石岡さん、松木さんを誘拐したことは間違いない。あの二人については、確実な話をしたので、逮捕状すでに取りましたと」
【有本恵子さんと北朝鮮で一緒に暮らしていた石岡亨さん、松木薫さんの拉致事件で、よど号メンバーの妻2人を国際手配した】
青山繁晴
「有本恵子ちゃんの件については、これからの調べということになると。但しですね、今、ま、参議院選挙が近づいてて、どうも北朝鮮の方は、安倍さんが負けて首相変わるだろうということを、非常に期待してるようだと。ただ伝わってきてるのは、やっぱり北朝鮮は依然として、よど号妻を日本に返したい。どうしてかというと、アメリカとの話が急進展してて、ま、アメリカは要するに、妥協してしまったわけですけど、テロ国家の指定から外しそうな勢いになってるから、そのきっかけに使うために、よど号妻はもう返したい。参院選の後になったら、そう時間を置かずに動きが出てくるはずです、と。少なくとも恵子ちゃんの情報については、ある程度、今までより進展は期待できる。それはどうぞ伝えて下さい、ということだったんです」
さらに青山さんから拉致被害者家族会に、一つの提案が。
青山繁晴
「ヒル国務次官補は変なことしたの、間違いない。だから僕は解任しろと言ってるんですが、でも、そのバックには大統領がとにかく成果を上げてくれと、大きな大元の指示を出したから、これももう、もはや疑いようがないですね。そうするとね、一つはね、有本恵子ちゃんご夫妻(ご両親)を含めてね、このお二方を含めて、やっぱりブッシュ大統領にもう一回会うべきじゃないですか。『どうしたんですか、あの約束は』と。『最近、あなたの部下の部下の部下……』、ずっと下ですけど、ヒルさんなんて。『いったいこの行動はどうしたんですか。直接私たち被害者に説明してくれ』というのはあっていいんじゃないですか。日本の国会議員の中にも、一緒に行こうと言う人は、それは自民・民主問わずいると思います」
有本嘉代子
「それはあると思いますね」
【2006年4月 横田早紀江さん ブッシュ大統領訪問】
青山繁晴
「去年の4月に、横田早紀江さんに大統領が約束した約束は、重いはずですから、もう一回大統領に直接会って、お身体大変ですけど、何とか家族会から行ってもらって、家族会からも行ってもらって、大統領に直接会われる、もう拉致一本で行くという方が、僕はいいと思うんですよ」
有本嘉代子
「あの、ブッシュさんにもういっぺんアタックするというような方法しか、しょうがないのと違うかな、家族会としたら」
今、有本さん夫妻には、毎日欠かさず続けていることがあります。
遠い北朝鮮の恵子さんを思い、夕食の食卓に並んでいたものは――。
(有本家ダイニングルームにて、夕食)
青山繁晴
「(隣の席の明弘さんに)正直どうですか。おいしいですね。これ、支援者の、宮城県の支援者の方が送って下さったそうです」
有本嘉代子
「大吟醸って書いてあるからね」
(恵子さんの妹の郁子さんが帰宅、挨拶)
青山繁晴
「あ、こんにちは。どうもすいません。恵子ちゃんの妹さんですよね」
そこに帰ってきたのは、恵子さんとは1つ違いの妹、郁子さん。
青山繁晴
「今、恵子ちゃん、同じような感じなんですよね」
有本嘉代子
「いやー、全然似てないわ(笑)」
【恵子さんの陰膳】
青山繁晴
「これ、あの、有本恵子ちゃんの陰膳です。で、恵子ちゃんが行方が知れなくなってから、お母さん、これ……」
有本嘉代子
「そう、何年ぐらいになるかしら。食糧難や言うて、みなガリガリになっとったでしょ、みなが。ね、あんな子が映ってましたやん。ガリガリになって子供たちが……」
青山繁晴
「現地の食生活を心配されて、この陰膳を、晩ご飯だけじゃなくて、朝ご飯も、昼ご飯も、ずっとされるようになったそうですね。7〜8年ぐらいは経ってると……。恵子ちゃん、これ見たら食べたいだろうなと、正直僕は思いますけどもね。恵子ちゃんの陰膳と同じレンコンを、まずいただきます(食べる)。うーん、神戸の味が……」
有本嘉代子
「甘いでしょ。甘い。私がしたら甘い……(笑)」
青山繁晴
「あのね、いや、僕はほんとに、お世辞言わないですから。美味しいです」
いつの日か、恵子さんとこの食卓を囲みたい。
拉致問題の解決とはいったい何なのでしょうか。
今、私たちに問いかけられているのです。
…………………………VTR終了…………………………
青山繁晴
「はい、これが恵子ちゃん……、でね(涙)、あ、ごめんなさい。妹さん出てきたでしょ。ご家族から見たら、似てないとおっしゃってたけど、似てますよね」
山本浩之
「似てますねー」
青山繁晴
「恵子ちゃん、きっとその、さっきの郁子さんのような感じで、健康に暮らしてると僕らは思いたいんですね。それで、さっき陰膳が出てきたでしょ。陰膳って昔から日本にある習慣で、これを人情話、普通のそういう話だと僕も最初は思ってたんで、正直言うとね。しかしさっき言ってましたけど、あまりにも美味しかったの。で、お母さん、有本嘉代子さんはもう81才になられてて、80超えてるでしょ。で、僕も自分の母親が80超えてるんですけど、昔、若い時のような味付けはやっぱりだんだんできなくなってて、正直、僕の母親には言わないけれど、味変わったなと思うわけですよ。ところが有本嘉代子さん、81才の作られたあの陰膳の味がね、ほんとにレンコンだけじゃなくてオクラとかね、それからさっきのお魚とかね、えーって言うぐらい美味しかったんですよ。それで僕、あの時はただ美味しいと言って帰ったけど、東京に帰って土日過ごしてるうちに、たまたまあるお菓子屋さんと話する機会があってですね。そのお菓子というのは、『作る職人が、本当に誰か特定の人に食べさせたいなと思って作ったら、急に味が変わって、そのお菓子だけが売れるんですよ』ってことをね、東京のけっこう古いお菓子屋さんの話を聞いて、僕ははっと思い当たって、そうか、あれがあんなに美味しかったのは、お母さんが恵子ちゃんに食べさせたいからだったんだなと(涙)、正直僕は、それまで気がつかなくて、何て浅はかだと思いますけど、初めてわかったんですよ。それで、お母さん、さっき正直に言われてたでしょ。行方不明になってもう20年経ってるわけだけどね、20年以上経ってるわけだけど、陰膳始めたのは、実はまだ8年ぐらい前ですと、お母さん嘘つかない人だから、飾らないから、そう言われてたけど、その8年前っていうのは、北朝鮮の子供たちが飢えてるというのをテレビでたまたま見て、あ、自分たちは、『ひょっとして恵子はね、石岡さんという人と結婚して、ひょっとしてある部分で幸せなのかな』と思ってたけど、そうじゃなくて飢えてるんだということがわかって、そこから陰膳を作り始めたわけですね。そうすると、あの美味しい味、今日みんなで現場へ行きたいと最初に言いましたけど、ほんとにひとかけらでも、みんなにね、今日、佑月ちゃんにも、室井さんにもね、岡安さん(男性アナ)にもね、みんなにも食べてほしいと思うぐらいなんですよ。そうすると、僕らが拉致被害者の運命を考える時に、今、たった今、この時間もね、誘拐されていってまだ帰ってきてない100人を超えるであろう人々、小泉さんは5人は取り返してくれたけど、その後の再訪朝で家族を戻したためにそこで止まってしまった。じゃあ残されてしまった人々は、最近話も出なくなってる人々は、今どんな生活してるかというのは、僕も含めて、この僕も含めてね、ほんとはよくわかってなかったんじゃないかなと思うんですよ。だからあの陰膳がみんなに訴える意味っていうのは、ただの人情話じゃなくて、僕たちが本当に拉致被害者のことを考えてるのか、考えてないのかということを、僕、問いかけてると思うんです。それで今日、僕、あえて最後にこういうキーワードをみなさんに見せたいんです(フリップ出す)」
<キーワード>
眼
青山繁晴
「“眼”と書かせていただきましたが、実はあの、ロケをやってる時にですね、収録やってる時に、有本嘉代子さん、お母さんが、『ちょっと、ここカメラ止めて下さい』と言われたところがあったんです。それを、ごめんなさい、お母さん、ごめんなさいね。ここで僕、ある程度言ってしまいますが、実はね、この19年の闘いの中でね、拉致議連とかできましたね。国会議員の会で。それからメディアとか、いろんな人が味方するように見えるけれども、『じっと眼を見るとね、本気なのか、本気でないのかが、実はわかるんです』と。『最近、ますますそれがわかるようになりました』とおっしゃったんです。で、お母さんが挙げられた、眼を見て本気でわかる名前、これ、今どういう地位にあるかとか、そういうこと関係なく、お母さんのおっしゃった通り言うと、平沼赳夫さんとか、安倍晋三とか、それから中川昭一とか、そういう名前を挙げられました。で、お母さんはこういうお人柄なんで、じゃあ嘘だとわかる人の名前は、お母さんは決しておっしゃらなかった。だから僕は、本当はカメラを止める必要もなかったんじゃないかと思うんですが、それは政治家だけのことじゃなくて、最後は私たち国民が、どこまで一致して、政権がどう変わろうとです。選挙がどうなろうと、とにかく拉致被害者を最後の一人まで取り返す、その決意があるかどうかということなので、僕らはもう一度、これみなさん、もう一度見ていただきたいのは(キーワードを示す)、僕らの心の眼としてですね、心の中の眼として、今、北朝鮮に捕らわれたままの拉致被害者の方々の生活を、僕らの心の眼で本当に見てるのかどうかということをですね(涙)、もう一回言いますよ、僕自身の自省を込めて、今日はみなさんにお話ししたかったんです。ご両親は非常にさらりとお話しされてましたが、たとえば、『穏やかな気持ちでいます』っていうことは、待って待って、とにかく19年待ってきたんだから、1年間進まなくたって焦らないってことを言ってるだけで、その思い、秘めた思いというものを、僕らは心の眼で見届けて、支援したいと思います。すみません(涙)。こんな物の言い方になってしまいましたが、気持ちが通じたら、僕は嬉しいです」
山本浩之
「……はい。青山さんの“ニュースDEズバリ”でした」
____________________________内容紹介ここまで
今日も熱かった青山さんです。
陰膳のくだりは、涙なしには見られませんでした(T^T)
やりとりの中に、青山さんが1年半ぶりに有本ご夫妻を訪ねたというお話がありましたが、1年半前の番組の内容紹介が拙ブログに存在します。
今はもうないんですが、関西テレビの「2時ワクッ!」という番組です。司会は「アンカー」同様、山本浩之キャスターです。
よろしかったらご覧下さい。但し、前編はビデオ録れなかったのでかなり雑です。
・05/11/28付:青山氏の有本恵子さん拉致事件レポート(前編)
・05/12/5付:青山氏の有本恵子さん拉致事件レポート(後編)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
拉致問題絡みの記事をいくつか紹介しておきます。
■写真の人物は「日本語放送アナ」(TBS7/11)
今年3月にピョンヤンで撮影された写真に写っている人物が、拉致被害者である可能性があるとして政府が調査を進めている問題で、この人物は写真を撮影した際に、「日本語放送のアナウンサーをしている」と自己紹介をしていた事が明らかになりました。
(中略)
政府は、写真の人物が1988年に米子で失踪した特定失踪者の矢倉富康さんに酷似しているとして、この点でも調査を進めています。(11日16:50)
矢倉富康さんらしき男性が写っている写真は、特定失踪者問題調査会がこの9日に発表したものです(時事7/9)。
■救う会全国協議会ニュース(7/11)>各党の公約・マニフェストに見る「拉致問題」−参院選
参院選に向け公表された各党の公約・マニフェストの中で「拉致問題」がどのように取り上げられたかが要約されています。
■【正論】東京基督教大学教授・西岡力 北朝鮮人権法改正案の成立の意義(産経7/11)
あまり知られていない北朝鮮人権法改正案の成立の意義。
「拉致問題が解決されない限り経済支援をしないだけでなくアジア開発銀行などの融資に反対する」ことが法律で明記されました。
アジア開発銀行というのはマニラに本部があり、アジアの貧しい国に融資をしようというもので、歴代総裁は全て日本人。
2月14日放送の「アンカー」で、青山さんは「北朝鮮にとって一番儲かるのはアジア開発銀行からお金が出ること。もしアメリカが北朝鮮へのテロ支援国家指定を解除したら、日本がアジア開発銀行を通して北朝鮮に融資することになる」と心配されていました。
それが、今回の改正案成立により、アメリカのテロ支援国家指定制度が定めた制裁とほぼ同様の効果が生まれた――。
つまり、アメリカがこの先いくら北朝鮮に歩み寄ろうと、北朝鮮が狙っているアジア開発銀行などの国際金融機関からの融資は、大口出資国の日本の反対により不可能になるというメッセージを伝えられた――という、西岡力さんの解説です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■「お気楽くっくり」更新済
外反母趾について……(T^T)
今日もスクロールお疲れさまでした<(_ _)>
以下は「アンカー」関連リンク集です。
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※参考リンク
・ON THE ROAD : Aoyama 's Daily Essay(青山繁晴さんのブログ)
※動画ご提供
・国風(“たか”さんのサイト)
※拙ブログ関連エントリー/「アンカー」起こし
・06/5/11付:「アンカー」ポスト小泉を青山氏がズバリ
・6/15付:「アンカー」拉致問題に隠された北の陰謀by青山繁晴
・7/13付:「アンカー」北制裁とテロの危険性by青山繁晴
・7/20付:「アンカー」国連と北朝鮮&「ぷいぷい」韓国
・8/24付:『アンカー』北朝鮮核実験で日本の核武装論が高まる?
・8/31付:『アンカー』皇室はどうあるべきか?
・10/5付:「アンカー」安倍さんは家康〜北核実験宣言、訪中・訪韓、消費税など
・10/26付:「アンカー」金正日、逆襲の一手!?
・07/1/11付:「アンカー」山崎拓訪朝で拉致問題に異変?
・(おまけ)1/15付:「報道2001」山崎拓×青山繁晴
・1/17付:「アンカー」山崎拓訪朝で加藤紘一政権誕生?!
・1/24付:「アンカー」米朝妥協で日本はどうすれば?
・1/31付:「アンカー」米大統領選で日本の運命は&柳沢発言問題
・2/8付:「アンカー」外国人犯罪者の逃げ得を許すな
・2/14付:「アンカー」6カ国協議合意で今後の日朝関係は?
・2/19付:「アンカー」李英和教授の解説&総連の動画
・2/22付:「アンカー」安倍内閣改造の時期は?人事は?
・3/1付:「アンカー」韓国メディアが伝える北朝鮮 小さなニュースに宝あり
・3/8付:「アンカー」米国に告ぐ!ヒル国務次官補即刻解任せよ
・3/15付:「アンカー」安倍変身&慰安婦問題など
・3/23付:「アンカー」中東経済会議で北朝鮮問題
・3/29付:「アンカー」カタール報告 日本核武装を求める2大国
・4/5付:「アンカー」イラン戦争秒読みか?
・4/12付:「アンカー」BDA凍結資金解除と渡辺秀子さん親子事件
・4/19付:「アンカー」今年は参拝なし?温家宝 微笑の真相
・5/3付:「アンカー」安倍がブッシュに約束させた本当の事
・5/10付:「アンカー」日米報道の差 首脳会談・銃乱射・慰安婦
・5/17付:「アンカー」国民投票法成立 安倍首相の真の狙い
・5/24付:「アンカー」ペルー日本大使公邸人質事件の真実
・5/31付:「アンカー」安倍総理と二人きりで緊急会談
・6/7付:「アンカー」脱北家族の正体
・6/14付:「アンカー」朝鮮総連が公安調査庁元長官に本部売却
・6/21付:「アンカー」参議院選挙の行方
・6/28付:「アンカー」北問題で国務省幹部に直撃(付:慰安婦決議)
・7/5付:「アンカー」北の壮大な罠(付:久間大臣辞任)
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Comments
僕は横田めぐみさんの弟さんと同じ高校の卒業なので、めぐみさんの事件が他人事とは思えない事件だったりします。拉致被害者集会へ時間の許す限り何度か足へ運びましたが、それ以外ではどんな時も、ふとした事で拉致被害者達の事を頭をよぎります。そして、靖国神社へ参拝した時は、「拉致被害者を早期に帰国出来ますように」とお祈りをします。
僕が出来るのはそれくらいしかありませんから…。
でも、今度の選挙の時は、誰が本当に日本のために仕事をしてくれるのか、その点だけを見て
候補者を選ぼうと思ってます。
>今、北朝鮮に捕らわれたままの拉致被害者の方々の生活を、僕らの心の眼で本当に見てるのかどうか
そう問われると、正直自信はありません。深く自省したいと思います。
それと、1年半前の「2時ワクッ!」は今でも鮮明に覚えています。当時、わたしは関西地域に住んでいて、青山さんが出演される月曜日は欠かさずチェックしていました。その中でも、この時の特集が白眉ではないかと思います。
…それにしても、あれから1年半も経つのですね。この間、拉致問題は何の進展もなく、北朝鮮問題は逆に悪化。有本さんご夫妻をはじめ、拉致被害者・被害者家族のご心中を思うと、国民の一人として、申し訳ない気持ちで一杯になります。
憲法9条にしても、安倍政権にしても、「敵国扱い主張の反対」を選択していれば、まあ間違いない。
竹島より難しい拉致解決に取組む安倍さん、運もブレーンもあまり期待出来ない分、国民が支持するしかないですが。
くっくりさんの起こし、期待されてる分大変でしょうが、ご苦労様です。
安倍批判をされてる方たちの中には、青山さんの熱さを理解出来ない方も少なくないのでしょうね。
あと、お恥ずかしながら、ブルーリボンのサイトは初めて見ました。同じ日本人いえ、人としてできる支援はしたいですね。
安倍総理が粘り強く、着実に政策実現するのを、もどかしさ半面安心しております。
さて、90年代に白門に学んだ者として、公・社共、民主党の売国姿勢は血が沸騰しそうになります。 かといって国民新党は頂けません。ペマ教授、フジモリ大統領は実績はあるとして、二重国籍は論外ですし、国籍取得からの期間が短すぎます。 さらに、北海道選挙区の伊東秀子氏は、サヨクに他なりません。
新風に入れたいものの、安倍総理下野に成かねないと考えると、躊躇います。平沼総理という可能性が無いに等しく、町村氏を除き、健全な保守候補は小泉・安倍政権運営に連帯責任を追及される恐れあり。 クックリ氏を含め、読書諸子どの様に投じるお考えでしょうか。
同感です。
文字おこし、ご苦労様です。
今後とも、がんばってください。
これからも読ませていただきます。
小林よしのり氏の新作「平成攘夷論」のWEBコマーシャルです↓
http://www.shogakukan.co.jp/heiseijohi/movie/01/index.html
ブロガーやネットに対する誤解が少しは解けていると良いのですが・・
あの人は他の事はともかく歴史関係の話は役立つのですから。
関西の放送局改めて凄いですね。
どうやったら九州もそうなってくれるのか・・
でも私には泣く事くらいしか出来ないのかと、無力感に襲われますが・・・。ただただ、拉致被害者の方達を一人残らず日本へ返してくれる、それをずっと願うばかりです。
私は安倍自民党です。歴史認識では難がありますが。
いつも本当にお疲れ様です。
毎回ありがたく読ませていただいています。