『アンカー』北朝鮮核実験で日本の核武装論が高まる?
細切れぼやきは、大阪に投下された模擬原爆、『ちちんぷいぷい』で井筒めちゃくちゃ、南京事件裁判(中国での裁判)、仏メディアに日本大使館が抗議、などなど。
まずは表題の件。
『アンカー』の青山さんの解説、いろんな意味で意外でした。
まずは表題の件。
『アンカー』の青山さんの解説、いろんな意味で意外でした。
■『アンカー』北朝鮮核実験で日本の核武装論が高まる?
青山繁晴さんの「ニュースDEズバリ!」。青山さんの発言を中心に、内容を紹介します(あくまで要旨で一字一句この通りではありません)。
Yahoo!テレビより
北朝鮮に核実験の動き…金融制裁とテポドンの失敗で瀬戸際の金正日体制の行方は?放射能汚染が日本にも?独自情報で青山がズバリ
内容紹介ここから_________________________________
<VTR>
先月の弾道ミサイル発射で国際的な孤立をますます深めた北朝鮮。そんな中ある情報が。
北朝鮮が地下核実験を準備か?
米・ABCテレビが17日、北朝鮮が新たな地下施設で核実験の準備を進めている新たな兆候が見つかったと報じました。
中国との国境にほど近いプンゲヨクという場所で、疑わしい車両の動きや地下核実験に使われる大きなケーブルの束を車両から下ろしたことが確認されました。
このまま核実験を強行すれば、アジアの緊張が一気に高まるのは必至。
それどころか青山さんはこう指摘します。北朝鮮の核ミサイルに対抗するため、日本も核武装へと突き進むかもしれない。
ミサイル発射、地下核実験と世界を揺さぶり続ける北朝鮮。
いったい日本はどうなってしまうのか?
山本浩之アナ
「ほんとに最近きな臭い話が多い。つい先日も北朝鮮がミサイルを発射した時も、先制攻撃論ですか?…」
室井佑月
「安倍さんとか額賀さんがそれに近いこと言ってて…」
青山繁晴
「ええ、あのね、北朝鮮が核実験して使える核兵器を持ってしまうと、心配がある。アジアはどうなる、北朝鮮から何をされるかとたくさん心配があるんですが、今日は一番視聴者に聞いてほしいのは、日本にこそ向いてる心配な点がある。僕自身が一番心配してるのは、3年ぐらい前になるんですが、僕は物書きで時々論壇誌に論文を書くが、前に『日本は核武装すべきか』という特集が組まれたんです。京都大学の現職の先生が『日本は核武装すべきだ』と。僕は最後まで『否認します』と。『否認』とは『否定』よりも強く認めないと。その論文は、僕が過去に出した論文の中で一番嫌がらせの数が強かった。北朝鮮とかじゃなくて、日本国内から、『なぜそんなこと言うんだ、日本はいつでも核武装できるようにすべきだ』と、ドッと来たんです。テレビを見てる人は別として、少なくとも国会議員、いま言った先生とか、たくさんいる。で、僕が最初にまず見せたいのはこのキーワードです」
<フリップ>
【キーワード】 命ある限り核に反対
青山繁晴
「使命としても、天命としても反対する。理由は二つある。一つは、北朝鮮が核武装をします。早ければ年内に実験して持つ。中国はすでに実験して持ってます。そういう国から核兵器で狙われても、核に対しては核でしか対抗できないというのは思い込みです。十分、通常兵器で核に対抗できる。僕らの国というのは、アジアでたった一カ国、本当の民主主義を持ってる。国民国家である。国民共通の体験として広島、長崎がある。ただ悲惨な体験ではなく、戦わない人々を無差別に殺したというのを僕らは知ってるから。僕自身は日本の攻撃力を高めるべきという立場です。さっき出たけど、安倍さん、額賀さんはほんとは先制攻撃論じゃなく、日本の防衛力を高めようということ。僕はその立場に立つのに核兵器だけは反対。意味が違うから。無差別殺人だけはしてはいけない。具体的に考えていく最初は、VTRにあったように、報道ではぼやかしてるけど北朝鮮の核実験準備というのは実は本気だと」
女子アナがもう一度、最初のABCテレビのニュースをおさらい。パネルに北東アジアの地図を示しつつ。
青山繁晴
「いま言った報道がされてね、普通の人は、なぜケーブルの束が下ろされたら核実験なのかわからない。北朝鮮は去年5月にもうトンネルを掘ってる。奥に核兵器置いて埋め戻して爆発させる。ということは、この中にケーブルを通しておかないと起爆させられない。去年5月に作ったトンネルをいよいよ使うために、ケーブルを下ろした。アメリカの衛星から見て、掘り出した土の量、作業の様子からしてだいたいわかる。いよいよ使い始めるという兆候。7月5日にミサイル撃って、今度は核実験かと。いったい何のつもりかと。でも北朝鮮の視点に立って考えてみると、不思議ではない。ミサイルを撃っても何も変わってない。アメリカは全然交渉に出てこない。中国といっしょになって裏口座閉じて、お金がどんどんなくなる。立ち行かなくなるから、アメリカを引き出すにはどうしたらいい?軍部、特に金正日の本音は、アメリカは実は核兵器を持ってしまった国には突然優しくなる。インド、パキスタンが核兵器を持ったが、特にインドにはブッシュ大統領がわざわざ行って、核兵器を認めてますね。ということはまず、核兵器を持ってしまった国にはアメリカはひどいことはしなくなると、金正日は思い込んでると。これは中国の見方ですが、僕は当たってると思う。何をやっても交渉に出てこなかったのが、本当に使える核兵器を持ったら、アメリカは必ず出てくる。もう一つ。お金なくなってるでしょ。でも核実験を成功させたらイランに成功したデータを高く売ることができる。北朝鮮の立場から見たら、今回核実験に踏み切ろうとするのはわかるんですが。岡安さん(若手男性アナ)、3カ月前に北朝鮮は核保有宣言やったでしょ。後から調べてみたら、それは嘘じゃなくて本当に核兵器持ってる。のになぜ、北朝鮮はわざわざ実験するんでしょうか?」
岡安譲アナ
「(まじめな顔で)北朝鮮に知り合いいないからわからないです」
(山本アナが「何やそれ」とツッコミ←この番組はいつもこんなノリ)
青山繁晴
「岡安さんの答えは嫌いじゃないけど(笑)、今まで僕は岡安さんにヒントを送ってた。僕さっき言いましたよね。使える核兵器を持ったらと…」
室井佑月
「北朝鮮製というのが怪しいと思われてるから、うちのはこんないい製品なんだよと…」
青山繁晴
「それはね、当たってなくもない。が、これは日本国民にはもっとはっきりわかるはず。日本は2発、過去に実際に落とされてますよね。アメリカはあの時の戦争を早く終わらせるためにと言ってますが、僕もアメリカの学者といつも論争になるんですが、それは嘘です。戦争終わらせるためだったら広島に1発落とせばいいでしょ。なのに3日後に長崎にも落としたでしょ。なぜか。実は原子爆弾は2種類あるんです」
<パネル>
〈広島型原爆〉・ウラン ・大型 ・飛行機
〈長崎型原爆〉・プルトニウム ・小型 ・ミサイル
青山繁晴
「広島型のウランはでっかいから飛行機に積むしかない。長崎型はもっと進んだプルトニウムを使ってる。ミサイルの先端に積める。プルトニウムの大きさはせいぜい野球のボールぐらい。この周りに起爆装置がついてて、その上に大きな外枠がついてる。実際は僕の手を全部広げたぐらいだが、中心はボールぐらい。これだけで最低30万人が死ぬんです。だからそれを実験するために広島に1発、長崎に1発。広島型は単純だから実験は必要ない。広島に落とす前に実験はしなかった。長崎に落とす前に、アメリカは人類史上最初の核実験をした。北朝鮮が今まで持ってたのは広島型。飛行機にしか積めない。北朝鮮から爆撃機が上っていっても、アメリカ空軍にすぐ落とされるから、実際は持ってるだけで使えない。が、核実験やって小さいやつを開発できたら、ミサイルに積める。1カ月ちょっと前の7月5日に7発ミサイル連射しましたね。アメリカに届かそうというテポドン2号よりも、日本を狙ったノドンの改良型が大事だと僕は言った。あの改良型のノドンに小さい長崎型を積もうとしてる。さてそれで、もし核実験をやってしまったらどうなるかというのを考えたいんだが…」
<フリップ>
【キーワード】 日本こそ変わる
青山繁晴
「実は北朝鮮が核実験やったらアジア全体が変わるとかいろいろ心配されてるが、日本こそ変わってしまう恐れがある」
(CM)
山本浩之アナ
「北朝鮮の核実験が行われたら日本にどんな影響が?」
青山繁晴
「その前にまず国際社会がどうするか。海上封鎖して制裁する、アメリカが爆撃するかもしれない。が、実はもっと心配なのは日本。二つある。一つは実験そのものによって、地下の実験ですから、地上でキノコ雲出すのと違って影響ないというが、放射性物質は外に漏れる。フランスはムルロア環礁で地下核実験やったが、あのあたりの南国の島々で癌患者が増えてる。プンゲヨクから大阪まで近い。1000数百キロ。偏西風が吹いてるから、漏れ出した物質が日本を襲う」
山本浩之アナ
「黄砂よりもたくさん…?」
青山繁晴
「黄砂よりもたくさん降ってくる。北朝鮮は技術が未熟。お魚への影響もある。実験そのものが日本に影響する、目に見えない形で。何年か経ったら癌患者増えたり。もう一つは今日の本題で、北朝鮮の核実験をきっかけに日本であっという間に核武装論が高まるのを、僕は心配してる。推測で言ってるのでなく、現職の国会議員700何人に水面下でアンケートが公表されない前提で複数回行われていて、回答寄せた議員で、少ない時は6割、多い時は8割は『核武装する権利がある』『検討すべきだ』という声が、党派を超えて返ってきてる(一同驚き)。若い人は大半が『権利を持つべきだ』と。具体的に言うと、5年ぐらい前に僕は東大で臨時で講義しました。一番成績優秀だった女子学生は、『青山さんは、広島・長崎があるから核武装すべきでないと言うが、それはセンチメンタリズムじゃないですか。国家戦略から言ったら、中国は持ってて、北朝鮮も持てば、日本も核武装すべき』と。その時に『僕もそう思う』と言った学生らが、財務省や外務省など中央省庁に全て入っている。臨時講義として僕はどう言ったか。『センチメンタリズムじゃなく哲学だ、理念だ』と言った。講義には現職の自衛官も連れてった。日本を守ってるこういう人がいるんだと見せた。日本の防衛力は高めなきゃいけないが、それは戦うことを義務づけられた自衛官が戦うことを言うんであって、広島・長崎のように何の罪もない、義務を負ってない人を殺すことはしないというのは、国民国家、日本の理念。中国とも違う、北朝鮮とも違う。やがて朝鮮半島が統一して統一朝鮮が持ったとしても、それとは違う国で日本はいる。核武装しないのは理念である、と僕は言った」
山本浩之
「それで彼らはわかってくれたんですか?」
青山繁晴
「いちおうわかってくれた。が、中央省庁に入った彼らとメール交換をしたら、北朝鮮の核実験についても聞いたら、『やっぱりこういう時代が来たじゃないですか』という反応が返ってくる」
山本浩之
「わかってない奴、多いなー」
青山繁晴
「だから皆さん、議論して下さい。61年経った今、広島・長崎の体験は本当はなんなのか?と議論して下さい」
_________________________________内容紹介ここまで
「日本は核武装すべきだ」と言った京都大学の現職の先生って、ひょっとして中西輝政さんかな?(^_^;
青山さんの言いたいことはよくわかります。だけど、理念よりやはり日本国民の生命が優先されるべきじゃないかな、と。
敵国の罪もない人を殺すのは駄目だからと核武装しないことで、結果、自国の罪もない人が殺されちゃったらやっぱり駄目だと思うので。
青山さんは「日本の防衛力は高めるべきだ」という主張ですが、核武装に関してだけは、ちょっと乱暴な言い方すると護憲派の考え方に似てるかも?
「憲法9条の理念を大切にすべき」と主張する彼らの中には、こんなことを公共の電波で言っちゃう人もいるわけですよ。
「確かに憲法9条はアメリカに押しつけられたかもしれない。だけどとても美しい。もしどこかの国が侵略してきたら、黙って殺されたらいい。憲法を守って滅んだ良い民族がいたんだなと、世界中から思ってもらえる」
↑森永卓郎が、2〜3年前に『TVタックル』で実際に言ったことです。
日本は核兵器の恐ろしさを身をもって体験した唯一の国です。世界で唯一、核兵器の恐ろしさを知っているからこそ、二度と他国に使わせないために抑止力として持つべきだ、という哲学や理念が逆にあってもよいのでは?
だからと言って、私は核武装に諸手をあげて賛成というわけではありません。心はいつも揺れています。
三宅久之さんや志方俊之さんがよく言われてるのと同様(この方々も核武装には反対してます)、口先だけでいいから「日本はその気になればいつでも持てるんだぞ」という姿勢を、それとなく示しておくべきだと私は思います。
仮想敵国に「日本を怒らせたら怖いぞ。核兵器を持つかもしれないぞ」と思わせる。それが抑止力につながると思うんですが。
もっとも日本の核武装なんて、アメリカが絶対許さないでしょうけどね(T^T)
・・・・・・細切れぼやき・・・・・・
■模擬原爆
上の『アンカー』とは無関係です(^_^;
終戦直前に模擬原爆が実はうちの近所にも落とされたって話は聞いてた。石碑も何年か前にできたということも聞いてた。でも実際、見たことはありませんでした。
それが今日、取引先に行った帰りに野暮用があって、普段とは違う道を通ったら……あったぁぁぁ!大通りから住宅街に入ってすぐの場所に!
石碑ができて以降この付近を何度か通ったことはありますが、あまりにひっそりと建ってるもんだから全く気づきませんでした。
ここに石碑の写真があります。
・模擬原爆投下から61年犠牲者追悼 東住吉(朝日新聞7/27)
模擬原爆についての詳しい説明はこちらを。
・もう一つの「原爆」 大阪に落とされた模擬原爆(大阪日日新聞)
■『ちちんぷいぷい』本当に知ってますか?あの人のこと
途中から見たんだけど、ポスト小泉3人の特集かと思いきや、実質は安倍さんの悪口大会になってました。
私が見てない部分に街の声インタビューがあったようで、それを受ける形で井筒和幸が、「安倍は憲法9条変えるって言ってる。怖い。見た目が優しい感じやからって、オバチャンらが安倍を推す。気色悪い」と、嫌悪感丸出しの顔で発言。
その直後、司会の角淳一が「僕は谷垣さんがパッと見、普通な感じで一番理解できる」。つい今、井筒が「見た目で判断するな」って言ったとこなのに(^_^;
で、麻生さんの話も出たんですが、その時に井筒がまたトンデモ発言。「麻生セメントは戦時中はひどいことをした。強制連行した人を働かせてたと思いますよ」。
頭がクラクラしてきました……(T^T)
安倍さんは首相官邸に日本版NSC(国家安全保障会議)を設ける意向を明らかにしてますが、その話になった時はこんなやりとり。
石田英司
「いざ戦闘が始まったら防衛庁が動く。国家安全保障会議はその前までのことをやる」
桂南光
「そんなのが必要な方向に日本が動いてるってこと?」
井筒和幸
「こういうのが必要でない国にもっていくのが政治やろ!いつでもケンカしたるぞという方向に持っていくのがおかしい!」
さらに、安倍さんが解釈変更による「集団的自衛権の行使容認」を打ち出すとしている……については、こんなやりとり。
石田英司
「アメリカがやられたら日本が助けるということです」
井筒和幸
「やられたら、というのもおかしな言い方。アメリカがやったら、日本もいっしょについていくということ」
石田英司
「いや、自衛という言葉が入ってますから……。例えば国連軍で行ってて、日本が攻撃されたら自衛のために行くことはできるが、日米がいっしょにいてアメリカだけが撃たれてる、これは今の法律では日本は撃てない。だから集団的自衛権を……」
井筒和幸
「(鼻で笑って)横におって撃てないのがおかしい。横におったら撃つやないか。それを(日本を戦争に)巻き込んでいくのがこれ(集団的自衛権行使)や!」
石田英司
「いや、権利は持ってるけども撃ってはだめと現在はなってるんです。それを解釈変えて使えるようにしようと……」
普段かなり左に偏ってる石田が、今日はすごくまともに見えました。
井筒も南光も感情論でしかものを言わない。
今日は井筒がひどすぎて目立ってなかったけど、南光もこの番組でこれまでに「日本は昔、韓国にひどいことしたんやから、竹島は韓国にあげたらええねん」という発言を何度も繰り返してきた。
水曜は『ムーブ!』があまりに左に偏ってて嫌なので『ちちんぷいぷい』に避難してきたのに、もっとひどいもん見せられたわ〜(T^T)
■南京事件裁判 関連書籍著者らに160万元の賠償命令
【北京=福島香織】日中戦争中の南京事件(1937年)の生存者、夏淑琴さん(77)が日本で出版された関連書籍により名誉を傷つけられたとして、著者らに損害賠償を求めていた中国南京市玄武区人民法院(簡裁)での裁判で、同法院は23日、著者2人と出版社に対し、計160万元(約2400万円)の賠償や日中主要紙での謝罪広告掲載を命じる判決を言い渡した。
南京事件をめぐる対日訴訟が中国で行われた初の例での初勝訴という。ただ手続き上の問題もあり、判決内容がただちに執行されるわけではなさそうだ。
訴えられていたのは「『南京虐殺』の徹底検証」の著者、東中野修道・亜細亜大学教授と「『南京虐殺』への大疑問」の著者、松村俊夫さん、および出版社の展転社(東京都)。夏さんの弁護団が発表した声明によると、この2著書で、夏さんは「ニセ証言者」呼ばわりされ、名誉を著しく傷つけられたとして、2000年11月に提訴していた。判決では、原告の主張が全面的にみとめられ、筆者それぞれに80万元ずつの賠償金支払いと、人民日報など中国主要3紙および朝日、読売、産経の日本3紙での謝罪広告掲載を命じ、出版社には出版差し止めと回収、廃棄を命じた。公判中、被告側は「中国では身の安全が保証されない」として、出廷に応じなかった。
≪被告の出版社が反論≫
中国江蘇省南京市の裁判所が出した判決について、被告の展転社(藤本隆之社長・東京都文京区)は23日、「いわゆる“南京裁判”への我が社の立場」との声明を発表した。
声明は今回の判決について、「歴史事件への純粋な学術研究を政治的に抹殺しようとする意図に疑問を感じる。これは裁判の名を借りたわが国の『言論の自由』に対する挑戦であり、内政干渉以外のなにものではない」としたうえで、「そもそも国際裁判管轄権がない中国の法廷に出廷する義務はなく、国際法上裁判そのものが成立しない」と反論した。
また、同じく被告の東中野修道氏は産経新聞の取材に対し「中国の民法146条と日本の民法によれば、不法行為は不法行為が発生した地の法律で裁かれるべきであり、日本の法律に基づいて審議されるべきだ。従って南京の裁判所にはこの裁判を行う権限がない。法治国家に生きる人間として、この判決を認めるつもりはない」と語った。
(08/23 18:15)
プロパガンダでやってるのがバレバレ。さらに「中国には言論の自由はありません」って自爆!?(^_^;
なぜかちょっと前のこのニュースを思い出しました。北朝鮮が、脱北者支援してるNGO関係者や関西大学の李英和教授を「中朝国境地域で北朝鮮人を誘拐・拉致されている」として、日本政府に引き渡しを求めてきたってやつ。何となく似てません?(^_^;
■仏メディアが誤った日本報道 大使館が抗議
【パリ=山口昌子】在仏日本大使館はこのほど、18日放映のフランスの国営教育テレビ・フランス5のドキュメンタリー番組「過去の影」や16日発行で「レビジョニスト(歴史見直し論者)による挑発」などと報じた左派系紙リベラシオンに対し、「事実誤認がある」として抗議していたことが23日分かった。
フランス5がホームページ上で紹介した同番組の内容によると、番組では日中間の排他的経済水域(EEZ)の境界線画定問題や小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題などを取り上げ、日本で軍国主義が復活しているかのような印象を与える構成になっている。
日本大使館ではこれらの問題の事実誤認を指摘した文書を送ったほか、番組担当者と事前に協議したという。
リベラシオンは16日付の1面トップで首相の靖国神社への参拝写真と「歴史見直し主義者の挑発」との見出しを掲載したほか、2面から4面まで参拝反対の哲学者、加藤周一氏との会見記事を掲載するなど大特集を組んだ。同紙は18日付でも作家のミカエル・プラザン氏による「歴史の見直しに流れる日本」と題する寄稿文を掲載し、「過去に関する虚偽を増殖させている」と主張。
日本大使館は同紙編集局長宛に抗議文を送ったが、「局長は夏休み中」(同紙)ということで23日現在、返答はない。
(08/23 19:56)
誤った日本報道と言えば、特定アジアはフランスの比ではないと思うんですが、日本政府が抗議したって話はまず聞かないですね。
それにしても「左派系紙」はまだしも「国営テレビ」で偏向はどうかと。あ、 日本のNHKも偏向ひどいか。それも内向きに。……って、NHKは国営じゃなく公共放送ですけどね。
ちなみに左派系紙リベラシオンの16日付の記事というのは、↓こういうものでした。
◇極右ハイダー氏と共通/仏紙、靖国参拝を非難(リンク切れ)
【ロンドン16日共同】16日付のフランス紙リベラシオンは、靖国神社に参拝した小泉純一郎首相を、オーストリアの極右政治家ハイダー氏になぞらえて非難する社説を掲載した。
同紙は、2人の共通点として「急進的自由主義と過去への愛惜の思いに加え、人類に対する罪を擁護しようという傾向がある」と指摘。「ハイダー氏が権力の座に就き、(ナチス政権下の)ドイツ帝国の犠牲者らを愚弄(ぐろう)する様子を想像してみればいい。小泉首相のしたことはそれに近い」と批判した。
さらに参拝に反発する中国が軍事力を含めた国力を増強する現状にも触れた上で「(参拝は)日本のナショナリズムを攻撃的な方向に向けて再結集することになる」と分析。中国との付き合い方としては「最悪の方法」だとした。
(2006/08/16 23:45)
小泉さんが「極右」なら、日本人のほとんど全員「右翼」だと思う(^_^;
フランスで左派系紙と言えば「ルモンド」が思い浮かぶのですが、実は8・15小泉参拝についてはけっこうまともだったらしい。↓
◇靖国参拝「軍国主義とは無関係」 仏紙、客観的に報道(産経8/16)
16日付の仏主要紙ルモンドは15日の小泉純一郎首相の靖国神社参拝に関し、「北京とソウルへの挑戦」と指摘。中国、韓国が反対するなかでの参拝は両国の圧力に屈しない外交姿勢の表れとのとらえ方を示した。
また、同紙は首相が同日の全国戦没者追悼式で「アジア諸国の人々に対して多大な損害と苦痛を与えてきた」と述べて「深い反省」を表明したとし、首相の靖国神社参拝が軍国主義とは無関係なことも示唆するなど客観的に伝えている。(パリ 山口昌子)
(08/16 19:59)
■「小泉首相の方が100万倍まし」 福島氏が安倍長官を批判
社民党の福島瑞穂党首は23日午後の記者会見で、安倍晋三官房長官が政権構想に関連し憲法の政府解釈を変更して集団的自衛権行使の容認を模索する意向を示したことについて「歴代の首相の中でも集団的自衛権の行使が(現行)憲法下でできると明言した人はいない。小泉純一郎首相の方が安倍氏より100万倍ましだ」と批判した。
来夏の参院選での民主党との選挙協力に関しては「他党の公認候補を推薦することは絶対にないが、無所属という形で何かできるか検討しうる地域はある」と述べ、無所属統一候補の擁立はあり得るとの認識を示した。
(08/23 18:42)
今日一番笑ったニュース。「100万倍まし」ってあ〜た……(^_^;
加藤紘一も安倍さんについて、小泉さんと比較した批判を展開してますね。「安倍さんは東京裁判否定論が根底にあるので、小泉さんより事態は深刻だ」といったふうに。
小泉さんは国家観が希薄な印象だけど、安倍さんはそのへんかなり明確なので叩きやすいんでしょうね。
■【櫻井よしこ】日本と仲良くする気のない国と「仲良くしよう」というのは卑屈なだけ…中国とは「仲良くしたい」と思わなくて良い[8/23]
櫻井氏
中国と仲良くしたいと思わなくていい。中国とは緊張含みが常態で、それを苦にならないくらいでいいと思いますよ。今の中国は日本と仲良くする気はありませんから。仲良くする気がない国と仲良くしようというのは卑屈になるだけですから、ほどほどが一番良いと思いますね。中国の中の民主化の勢力を日本政府が支援するのは、あまりにも露骨でしょうが、何らかの形でその人たちを応援していくのを戦略として推進すべきだと思います。
産経朝刊8/23付紙面に載っていた櫻井よしこさんと北康利さんの対談です。
リンク先では起こされてませんが、8・15小泉参拝、白州次郎、皇室、難民……と話題が多岐に渡っていて面白かったです。
■夏休みの宿題をやってる気分(^^ゞ
こないだから下書きしてる靖国問題のまとめ的なエントリー(仮タイトル「靖国参拝反対派への反論」)、おかげさまでだいぶ進みましたが、かなり長文になりそうです。ブログの字数制限に引っかかって1本では収まりません。2本に分けてUPする予定です。
あんまり長いと読んでもらえないかも?と心配しつつも、「これだけは抑えておかねば」ってポイントが意外とたくさんあって……。いや、実は単にまとめ下手なのかもしれない……(T^T)
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takeshima dokdo dokto tokdo tokto
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Comments
核兵器という究極の戦略兵器の運用は基本外交力に依存するのでいまの日本に有効に運用できると思えないのですよね。
そして、核武装云々より先に行うべきステップを意図的に見逃しているような議論が最近メディアで多いのも気になります。
まず自衛隊をフツーの軍隊として機能できる兵科、兵器の充実。
早い話がせめて攻撃機、爆撃機、弾道ミサイル(通常弾頭)の装備が必要であるという話です。
でもコレ等はステップであると書きましたとおり核兵器の運用に繋がるという屁理屈も成立します。
核武装論を先に持ってくることで、敵ミサイル基地への攻撃から自衛隊の通常戦力の解釈拡充まで全否定する布石とされている気がしてなりませぬ。
ちなみに、同番組では、妊婦の気持ちを波立たせる目的か、皇室典範は即刻改正しろキャンペーンも行われてました。まあ、朝日は胎教に悪いから妊婦さんは見てないでしょうが。
靖国の将来も大切ですが、英霊に酬いる為には、国体の維持こそが最も大切。安倍さんは性格の優しさがウリだから、女性天皇を容認しそうですっごく心配。女性天皇を容認したら、後々、その子供が跡を継いだっていいじゃないかってことになるに決まってます。
ガーッと核武装してしまった後で、相互核廃棄を各国に促す、と。そこまでしないと、どの国も真面目に核の放棄なんて考えないと思います。
それ以前に…人間というのは「物理的に選択可能な手段を、倫理でやめさせることが出来ない」救われがたい宿業を背負った生き物なんですよね。国が核を捨てたところで、今度は国以外の組織が核を手に入れようとするでしょう。核を無効化できる手段が開発されない限り、日本は「核」から逃げるべきではないと思います。
「使命としても、天命としても反対する」って言葉が、宗教がかった言い回しでちょっと気になりました。
核保有自体はまだ時期尚早だとしても、「短時間で核兵器を開発し、実践配備する技術」を獲得するための長期プランは欲しいとこですね。
しかし・・・
核兵器を使用することの出来る
自由と相対することでしか、
核兵器を使用しないという「理念
」は実体を持たないような気がします。
今現在、核を使用しないという「理念」の実現者は、皮肉にも
核保有国のみなのではないでしょうか。
でもここで初めて知りました。
お盆に帰ってたんですよー…知ってたら行っておきたかったなぁ。
子供も大きくなってきたので、戦争のこと等々、色々な機会に話し合っています。
原爆が貨物用コンテナーに積み込まれそれが街中で爆発した場合の訓練模様が取材されていた。
米国ってやはり現実的だよ。
北朝鮮の核爆弾について、大型飛行機やミサイルを念頭に於いているが、船での輸送が一番確実性があるよ。現在でも北朝鮮からの貨物船は減ったとはいえかなりあるはず。国からもマスコミからも
この、船での輸送手段についてなにもコメントがないのは、どうゆうわけだろう。
ある意味抑止力としての価値はあるかもしれませんが、何よりもアメリカ軍が駐留してると言うのが一番でしょ。結局アメリカにおんぶに抱っこ。
核を持つと言うことに関して、個人的な感情レベルですが、どうもいただけない。
しかし、せめてアメリカ軍の核兵器持込や、憲法改正による防衛軍の明記及び集団自衛権のための国内法整備はすべきでしょう。
ttp://d.hatena.ne.jp/boutarou/20060823/1156298373
仮にそんな陰謀を企てたとしても思惑通りにすすむ保証はないのに現在一番得してるからと言ってそいつが首謀者とは限らんと思うんだが?
敵国の核戦力は自国の一部しか破壊できない場合、前者になり、
敵国の核戦力は自国に耐え難い破壊をもたらす場合後者になります。
前者では実際に報復の核攻撃を実施する準備は必要です。しかし、後者の場合、報復の実行と自国の壊滅はワンセットです(核をつかわせないために核を必ず報復に使う準備をする、つまり使わせないために持つのであり、同時に使わせないためには必ず使う意思を表明しなければならない、まるで禅問答のようであると、核戦略理論の専門家は嘆きます)。
日本で核武装を主張する人はせいぜい大量報復の次元でしか核をmていません。
北の核は大量報復の対象のレベルを脱却したと青山氏は見ているのでしょう。
現実主義の国際政治学者は、
相互確証破壊のレベルになった場合、核戦力を保持する国は限定的でないとかえって不安定になると見るのは一般的です。
日本だけ限定使用を前提とした中規模、小規模の核を持つのは有害でしょう。
北に先制攻撃をしない保障を与える検討を一時していました。
北で大量の地上戦力を動員したり
戦争準備に入れば、核を含めたあらゆる手段で対抗することを否定しないことではじめて核抑止はなりたっています。
これは核の傘を放棄するのと同じです。日本で核武装論の出るのを恐れてひっこめたようです。
日米の間で安全保障上のデカップリング(分断)の起こっている可能性は否定できません。
いわゆる保守の論客はなぜここを問題にしないのか、不思議です。
もちろん、北にそうした「普通の」戦争能力はもはやないとみるのは一般的でしょうけれど。
青山さんが言っているのはたぶん、一昨年くらいだったか、小林よしのりさんの「わしズム」に寄稿した時のことじゃないかな、と思います。
この時の特集には確か3人寄稿していて(今、手元に本がないので、記憶で書いてすみません)
、それぞれ興味深く読んだ覚えが。
いつも個別にレスを差し上げられず申し訳ありません。
兼業主夫さん:
東条さんKBS出演の件、情報ありがとうございます。
「台湾の声」にも同じテキストが来てました(棒太郎さんが先ですが)。
http://www.emaga.com/bn/?2006080081533383008935.3407
台湾人はやっぱ高金素梅だったんですね(^_^;
東条さんの出演が最初に紹介された産経8/19「ソウルからヨボセヨ」黒田勝弘さんの記事で、「台湾代表は手を振り上げて演説調の日本糾弾に終始し…」と書いてあったので、たぶんあの人だろうなーと思ってたら案の定(^_^;
核武装については理念よりも現実を優先するべきでしょう。いつでも持てるぞというだけでは最終的な抑止力にはなりません。
打たれてしまったら、いくら日本でも一日では準備できないですからね。
お説の通り、核の悲劇を体験している日本だからこそ二度と使わせないための抑止力が必要です。
靖国神社のまとめエントリーはとても楽しみにしています。
全く同感です。
先ずは非核三原則を廃止して、そちらがその気なら、日本もやるぞ…という姿勢くらいは見せておく必要があると思います。
今夜こそ靖国まとめエントリーをUPするぞ!と意気込んでたんですが、やっぱ間に合いそうにありません。ごめんなさい<(_ _)>
もうだいたい出来上がってて、細かい箇所を修正してるような段階なので(あいまいな箇所を本やネットでチェックしたり、あと構成の問題とか、誤字脱字チェックとか…)、明日の夜かいくら遅くても土日の間にはUPできると思います。
楽しみにして下さってる方もいらっしゃるみたいで、嬉しいやら怖いやら(^^ゞ。ほんと、単なるまとめ的なもので目新しいものじゃないと思うし、あんまり期待しないで下さいね(と逃げ道を作っておく気弱な私(T^T))
ってことで今夜も更新はお休みさせていただきます。すみません<(_ _)>
とか言いながら、「お気楽くっくり」の方は更新してます。
ワタシ的には非常に大きなニュースだったので、どうしても書きたかったんです。
http://kukkuri.jpn.org/boyaki_blog/
あ、そう言えばこのニュースも気になりますね。↓
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■共同通信が9月に平壌支局開設へ 現地採用の職員で運営
http://www.sankei.co.jp/news/060824/sei078.htm
共同通信社が9月1日に北朝鮮の平壌に支局を開設することが24日、明らかになった。日本のメディアでは初めての北朝鮮での支局開設となる。同社関係者によると、日本人記者は常駐させず、現地採用の職員による運営とするが、中国総局長の管轄化に置き、随時、北京や東京から記者を派遣する方針。
これまで平壌に支局を開設した外国メディアは中国国営の新華社通信や人民日報、ロシアのイタル・タス通信など旧東側陣営が中心だったが、今年5月に米AP通信の映像部門の系列会社「APTN」が旧西側メディアとして初めて開設した。APTNも常駐記者は置いていない。
日本政府関係者によれば、年内の平壌支局開設を目指していた共同通信社は今年に入ってから4月、6月、7月と頻繁に幹部らを平壌に派遣し、北朝鮮側と交渉を続けてきたという。
同社の田辺義雅総務局次長(広報担当)は産経新聞の取材に対し「今の時点では話せる段階ではない」と話している。
(08/24 21:06)
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以前から平壌に行ったり妙な動きをしてたけど、なるほどそういうことだったのかと。先を越された朝日新聞は悔しがってるんじゃないですかね(^_^;
だけど「現地採用の職員による運営」って……、工作員を呼び込むようなもんじゃないですか?(T^T)
核というのは使うためじゃなくて使われないために保有するものです。青山さんのように使うことを前提にして話をする人とは噛み合わないですね。
無差別殺人という点のみの批判では、通常兵器による無差別殺人と変わらず、青山氏の言及は不十分でしょう。
通常兵器と異なり、核兵器は無差別殺人を目的にした兵器。直接的被害と共に、胎児の被爆は勿論、戦争終結・平和回復した後までも放射能被害を与える兵器です。
核開発前の国際条約・ハーグ陸戦規則は、現在も有効ですが
第二二条[害敵手段の制限] 交戦者ハ、害敵手段ノ選択ニ付、無制限ノ権利ヲ有スルモノニ非ス。
第二三条[禁止事項]
イ 毒又ハ毒ヲ施シタル兵器ヲ使用スルコト
・・・
ホ 不必要ノ苦痛ヲ与フヘキ兵器、投射物其ノ他ノ物質ヲ使用スルコト
何れも違反しています。
核兵器の使用は、B級ではなく明らかなC級戦争犯罪です。
対日C級犯罪を犯した国家が、日本を戦犯国家として裁いた点については核の傘・・・留保するとして、現在核兵器を有する国家は、即ちC級犯罪行為を肯定する国家です。
C級犯罪予備国家の中共や仏に、建前とはいえ非核三原則を持つ日本を、戦犯国家と非難する・逆挑発する資格などありません。
勿論青山氏が言われる通り、防衛力増強や通常兵器の拡充で対抗出来ると思っています。
アメリカの核の傘も信じていません。
中国などが日本に核を落とした時、アメリカが核で報復など絶対に有り得ません。
それなのに、アメリカは安全保障を人質に、日本を利用・搾取し放題です。
「俺たち、結婚するんだから」と騙して金を毟りまくる結婚詐欺と一緒です。
いい加減、日本も核を持ち、アメリカの理不尽な要求に「NO!」と言うべきです。
数日前の「正論」で紹介されてましたが、私も買って読むつもりです。
ところで、「ある企業人」って誰なんでしょう?
知りたい・・・(*´Д`)ハァハァ
■【正論】入江隆則 説得力ある日本の核抑止力保持提案
■「中国の野望」看破した著者に共鳴
≪いずれ東アジアの軍事覇権≫
在米の評論家・伊藤貫氏の著書「中国の『核』が世界を制す」(PHP研究所)を読んだ。本書を読んで感動したある企業人が、2000人の日本人にこの本を配布してほしいと申し出られたそうで、たまたま私も贈呈を受けて読んだのである。その結果、私も深く感銘を受け、本書の主張に共鳴した。
http://www.sankei.co.jp/news/060820/morning/seiron.htm
2005年初頭頃
中国の台頭、あるいは東アジア共同体をめぐる議論が国内外で加熱してきた。『フォーリン・アフェアーズ』最新号では、フランシス・フクヤマとエリザベス・エコノミーが関連論文を掲載し、国内オピニオン誌も最新号で一斉にこの問題を取り上げた。
極めつけは『フォーリン・アフェアーズ』と並んで世界的な権威を持つ外交専門誌『フォーリン・ポリシー』(カーネギー国際平和財団発行)の最新号(2005年1月2月号)である。「クラッシュ・オブ・ザ・タイタンズ(巨人達の衝突)」と題するこの論文は、米国、そして台頭する中国のふたつのタイタンが衝突する運命にあるのかどうかをめぐって、米国地政学のタイタンであるズビグニュー・ブレジンスキーとジョン・ミアシャイアーが直接対決するという二重の衝突が見出せる。
ひよわな花である日本では、オピニオン誌でもインターネット上でも中国をめぐる感情論が飛び交っている。そのほとんどが冷静さ、冷徹さを欠いたものと言わざるを得ない。リアリズムに関する議論がアジアで最も遅れている日本で、抵抗があろうあろうことを承知の上で「クラッシュ・オブ・ザ・タイタンズ」の世界を描いてみたい。
■トライラテラリストの主張
ブレジンスキーは米中の衝突は避けられると説く。その理由として、中国首脳が軍事的に米国に挑戦しようとは思っておらず、中国はあくまでも経済発展と大国としての仲間入りを目指すものであり、対立的な外交政策をとれば、経済成長を崩壊させ、中国共産党を脅かすことになるため、特に2008年の北京オリンピックと2010年の上海万博に向けては慎重な外交政策が優勢になるだろうとしている。
確かに、中国の地域における役割が増し、その勢力範囲が発展すれば必然的に摩擦が生じる。また、米国のパワーが後退する可能性と日本の影響力の免れがたい衰退は、中国の地域における優越性を高めることになるものの、中国は米国に対抗できる軍事力は有しておらず、最小限の戦争抑止力程度でしかない。米国による封鎖によって石油の供給が止まれば、中国経済は麻痺することになるために衝突するとは思えないとした。
明らかに中国はインターナショナル・システムに同化しており、中国の影響力の慎重な拡がりこそがグローバルな優越性実現に向けた最も確かな道のりであると中国首脳は理解しているとブレジンスキーは見ている。
トライラテラル・コミッションの創設に関与した国際派ブレジンスキーならでは議論が繰り広げられ、日本政官財界のグローバリストも大喜びしそうな内容となっている。中国に対する「政冷経熱」は日本だけの現象ではないらしい。
■ミアシャイマーのゴジラ論
これに対して、その究極のゴールを世界のパワー・シェアを最大化し、システムを支配し、覇権を目指す攻撃的な存在として大国を位置付けるジョン・ミアシャイマーは、自らのオフェンシブ・リアリズムを中国に適応させ、中国は平和的に台頭することができないと断言する。そして、中国が来るべき2〜30年の間に劇的な経済成長を続けるならば、米国と中国は戦争への可能性をともなう程の緊張した安全保障上のライバルになると説く。その時、インド、日本、シンガポール、韓国、ロシア、ヴェトナムを含めた大部分の中国の隣国は中国のパワーを封じ込めるために米国と結び付くだろうと予測する。
そして、ブレジンスキーに対して一撃を加えるのである。インターナショナル・システムにおけるメイン・アクターはアナーキーの中に存在する国家であり、このシステムで大国が生き残る最良の方法は、潜在的ライバルと比較してできるだけ強力であることだ。国家が強力であればあるほど、他の国家が攻撃を仕掛ける可能性は少なくなるのだと言い切る。
追い打ちをかけるように、「なぜ、我々は中国が米国と異なる行動をとることを期待する?」「中国人は、西洋人と比べて、より理にかなっていて、より良心的で、より国家主義的ではなく、彼らの生き残りにも関心がないのか?」と冷徹に疑問を投げかけ、そんなことはありえないとしながら、「中国が米国と同じやり方で、覇権を目指すに決まっているではないか。」と断じるのである。
そして、中国がアジアを支配しようとすれば、米国の政策担当者がどのように反応するかは、明らかである。米国はライバルを寛大に扱うことはしないのだ。従って、米国は中国を封じ込め、最終的にはアジアを支配することがもはやできないぐらいにまでにパワーを弱めようとするだろう。米国は冷戦時代にソ連にふるまった同じ方法で中国に対処する可能性があるとした。
また、「中国首脳と中国人は過去一世紀に何があったかについて覚えている。日本は強力で中国は弱かった時のことだ」とした上で、名言が飛び出してくる。「国際政治のアナーキーな世界では、バンビちゃんであるより、ゴジラでいるほうがいいのだ」と。
■圧倒するミアシャイマー
誤解無きように付け加えれば、ミアシャイマーはゴジラのように中国が暴れ回り、他のアジアの国を征服する可能性は低いと見ている。
そして、ブレジンスキーへの攻撃の手は緩めない。経済分野における相互依存関係に対して、戦前のドイツと日本の事例を示しながら、経済に損害を与える時でさえ、時には経済的な考慮を無視し、かつ戦争を引き起こす要因が存在すると指摘しながら、ゴジラとなった中国はアジアから米国人を追い出し、地域を支配することになるのだと語る。
これに対して、ブレジンスキーは特に日本から米国を追い出すことが可能かどうかを指摘しながら、たとえ追い出すことができても、中国が強力かつ国家主義的で、核武装した日本が待ちかまえており、中国はそれを望まないと反論する。
しかし、ミアシャイマーは汚くて危険なビジネスとしての国際政治の世界で、ミアシャイマー自身が描く情勢はそんなかわいいものではないと締めくくるのである。
詳しくは原文を見ていただきたいが、ミアシャイマーが理論面でブレジンスキーを圧倒していることがわかる。これはブレジンスキーと違ってビジネスに毒されず、理想やイデオロギーや白人優位主義的な希望的観測を排除し、リアリストに徹する姿勢から生まれ出るものだろう。
しかし、ライジング・チャイナが将来の米国にとっての地政学的な脅威となることは、ふたりに共通しているのである
しかし、氏は、冷戦終焉直後に
「できるだけ沢山の国で核保有すればむしろ、核抑止はよりよく機能し、世界はいっそう安定する」と攻撃的リアリズムを主張して、ほぼすべての米国国際政治学会員から袋たたきにされた履歴をもっています。
金女史が、そこまで言って委員会で言っていた、進んでカードを捨てるべきではないという考え方ですね、口でやんわりと言うだけなら結構有効な方法かも。
あと、東大出の官僚の知人で原発を皇居に作っても良いという考えの人もいますから、青山氏の言うとおりに案外核武装論者は政府内には多いのかもね。
ところで、コーヒーブレイク
在日韓国人の人達も祖国のこういう振る舞いを非難したら信頼度アップに繋がるかもよ・・・無理だと思うけど。
http://bbs.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=69041
それなのに、アメリカは安全保障を人質に、日本を利用・搾取し放題です。
「俺たち、結婚するんだから」と騙して金を毟りまくる結婚詐欺と一緒です。
いい加減、日本も核を持ち、アメリカの理不尽な要求に「NO!」と言うべきです。
国益優先なのだから、米が対中核応戦しないかもというのは判りますが、それが核の傘・・・抑止力否定に繋がる訳でも無い。また、一応常任理事国の中国が非核国の日本に核攻撃するって、どんな2国間情勢?
また、北朝鮮には通常兵器による反撃で十分でしょうが、米が核応戦を躊躇う理由は?
ノムヒョンでもあるまいし、自主防衛コストも考えない反米ニューライト・・・が一番危ない。
被曝国日本として、核廃絶を反東京裁判プロパガンダにも利用できるというのに、・・・日本人は人が好いんでしょうが、くっくりさんが青山氏の解説に意外だったのが、意外でした。
被害者が被害者であることに存在意義を見出すように、敗者が敗者であることに存在意義を見出すように、そういった心的働き自体がある種の心の病なのだと思います。
核兵器の保持は「相互確証破壊」の当事者になることが出来るというだけで、十分すぎるほどの説得力があるものです。
今の段階では日本が核を保持することは極めて困難な状態でしょうが、日本が核を保持することの出来る国際環境とはどのような状態かを考えおけば、万が一、そのような好機に恵まれた時、俊敏に反応することが出来ると思います。
日本が核を持つことで起こり得る
「不安定」が、より大きな「不安定」を抑えることに貢献するというような国際世論はどのような情勢下で形成されるのか、またそのより大きな「不安定」を、米国の核では抑えられない状態とはどのような情勢下なのかを考えてみる必要があると思います。
自国の防衛を自主のみで、実現出来る国などそうはないでしょう。
だとするなら、「自主防衛」がどこからどこまでの範囲を指すのか
考えてみることも必要です。
また、自主防衛を選択するか、しないかよりも、自主防衛が必要な状況とはどのような場合か、を考えることの方がより重要ではないでしょうか。短期的に見れば、非常識な自主防衛論であっても、歴史的に長い視野で考えた場合にはどうしても避けて通ることの出来ない議論であると思います。
近視眼的に自主防衛論を「一番危ない」と断じるのは違和感があります。
長文、失礼しました。
在日が安部を侮辱するgifアニメのバナーを自分のブログに貼り付けて悦に入っている件や、
帰化した在日が「私生活のスキャンダルを探ってでも安部を引き摺り下ろす」と活字媒体で明言したのを思い出したりしてみた。
日本人のサヨクも頭は悪いが、在日はそれに輪をかけて頭が悪い。
自主防衛論と称して遅れてきた自称戦略理論家は日本にたくさんいるようですけれど、まずそのあたりからクリアーしていかないと、聞くべき理論にはなり得ないでしょうね。
何かあれば必ずやるぞと意思表示をあらかじめすること。
「先制攻撃をめぐる心理戦の暴発を避ける」
やるかやられるかのストレスに耐え切れずに自分から先制して、相手にも確証破壊を発動させてしまうを防ぐこと
矛盾するこの二つを両立しないと「核抑止」は成り立ちません。
ただやる気まんまんなだけでは通常戦力の延長でしか核をみていないことになります。
一方で、核武装の能力を誇示しても、あるいは保有しても、いざとなったら使う意思を「予め」表示していないと相手にされません。
この二つは矛盾しますので、米ソの政策担当者あるいは国民は苦しみぬきました。
国民を含めてそこまで覚悟はあるのでしょうか、あるいは、論理的で賢いでしょうか?
核抑止は、戦術的な侵略であってもかならず相互の全滅で終わるような大規模な戦略核の応酬になるぞ、と相手にわからせてはじめて成り立ちます。
ですから、相手の機甲部隊であっても戦術核で攻撃し、そこから戦略核の打ち合いへエスカレートする戦略論の梯子を用意しなければなりません。
核を使う意思を示す、とは何も敵国に打ち込む覚悟だけなのではなく、むしろ、主に自国内でも容赦なく使う強い覚悟を意味します。
九州なり北海道なりに敵の強襲上陸のあった場合、住民避難の完了しない時点で、侵攻を食い止めるために住民の犠牲を覚悟の上で使うことをためらわない、そこまでの強い意志表示をして、初めて威嚇の信憑性は保持されます。
(付帯損害 コラテラルダメージとして常識です)。
ヨーロッパで反核運動の盛んだった時代、核安全保障の見直しを求めたのは何も左翼だけではありませんでした。保守の論客も激しく論争したのです。
日本で核武装を論じる人にそこまで議論はありませんね。