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「アンカー」北の壮大な罠(付:久間大臣辞任)

6月下旬から、別人を装い多数のHNを使ってコメントされる方が出没しています。皆様方におかれましては、「このコメントは何か変だな」と思ったら相手をせず、スルーして下さい。


■7/4放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

金総書記が拉致再調査を指示?一方でミサイル実験…“北の壮大なワナ”とは?青山繁晴がズバリ

070704-1title.jpeg 青山さんコーナーに行く前のニュースコーナーで、久間大臣辞任のニュースが取り上げられましたので、そこでの各人の発言もざっとですが紹介しておきます。

 青山さんコーナーの方は細かい相づちはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。
 画像は“たか”さんがUPして下さった動画(最後のリンク集参照)から、キャプチャさせていただきました。
 各画像をクリックすると、新規画面で拡大します。

 
 内容紹介ここから____________________________
 
 
■昨日の(7/3の)久間大臣辞任のニュースについて

室井佑月
「久間さんはまた何か絶対しでかすと思った。ぽろぽろ余計な発言をするから。けっこうびっくりしたのが、最初、イラク戦争を非難して、で、今回アメリカ寄りの発言。あの人の主義主張はどこにあるんだろう?」

青山繁晴
「久間さんは政治記者時代からよく知ってて、今もよく知ってる。室井さんが鋭いのは、失言魔と言ったでしょ。久間さんは安倍政権になってから突然、失言魔に変わった。それまでの久間さんは失言がないどころか、防衛大臣になるまで自民党の総務会長だったでしょ、その時には政治を一番知ってる男と言われてて、安倍内閣ができた時、久間さんだけが政治をわかってると言われた人なんです。突然、安倍政権になって失言魔に変わったのは、さっきの安倍さんの表情で出てるなと思ったんだけど、安倍さんとの間に表に出ないいきさつがあって、実は小泉さんが任期延長しないで勇退するとなった時に、久間さんは手を挙げたんです。総理大臣やりたいと。総裁選に立候補すると。久間さんそれまではプライド高かったけど、そしたら同じ派閥、今の津島派の中から、『総理大臣というのは安倍みたいにかっこよくて、サミット行って見栄えする奴がなるんだ。あんたみたいなかっこ悪いのが総裁選に出られるか』と、派閥の人から言われたんですよ。久間さん、すごくその時傷ついた」

室井佑月
「それで卑屈になっちゃった?」

青山繁晴
「卑屈になったんじゃなくて、その時にそういういきさつまだ知らずに、安倍さんが総理になったじゃないですか、プリンスとして。久間さんの派閥に言われたから、久間さんを防衛大臣にしたが、それで恨みが派閥に向かうんじゃなくて、安倍さんに向かって、『何だこの野郎、自分だけ苦労を知らずに、プリンスプリンスって総理になって。ほんとは俺の方が上なんだ』という意識がすごくあって、だもんで室井さんがさっき言った、発言が二転三転してるじゃないかというのと関係するんですが、安倍さんと違うことを言いたかったんです。安倍さんはずっとイラク戦争の批判をしてないじゃないですか、未だに。だから『いや、俺の方がほんとは良識あるんだ』というのを見せるために。あれは確信犯です」

室井佑月
「安倍さん、若いからなめられてるとこあるんじゃないの?だって久間さんだけでなく柳沢さんだってぽろっと……」

青山繁晴
「その通り。こういう人間的なことが案外、政治の本当の動機になったりする。内閣の安倍さんの人選が悪いというのは確かにある。自殺する閣僚まで出たんだから。もともと松岡さん、危ないと言われてたわけだから。それと同時に、すーっと軽くなっちゃって、小泉さんがすーっと押し上げたから。久間さんと同じような鬱々とした気持ちを持った人は、実は閣僚の中に他にもいるわけです

山本浩之(キャスター)
「久間さんがそういうふうな思いでいるというのを、当の安倍さんは知らないわけない……」

青山繁晴
「つい最近まで知らなかった」

山本浩之
「でも発言とか見ると、これは俺に忠誠を誓ってるなとは思えない……」

青山繁晴
「いや、腹に一物あるなとは安倍さんも思ってたんですよ。けど、久間さんが手を挙げたなんか知らなかった」

室井佑月
「そいういうことがあるにしても、安倍さんの方が今は上の位置にいるわけでしょ。それにしても歴代の総理大臣よりも、危機っていうことに関して大変だなという気持ちがのろい気がする」

青山繁晴
「なぜすぐに辞めさせなかったの、辞めさせるんだったら、こうやってあとで態度変わるなんておかしいってことでしょ?それ、国民みんなも気持ちあると思う。これは安倍さん、今回は明らかに大きなミスをしたと思う。どうしてかというと、柳沢大臣、『女性は産む機械』と言った柳沢さんを守り通したじゃないですか。実は年金問題が出るまでは、安倍さんはよく守ったと、『安倍は甘ちゃんだと思ってたのに、柳沢をよく守った』と自民党内部では急に支持が上がった。数少ない成功体験。そこにこだわってて、久間さんの発言が出た時に、中身をよく確かめないで、移動中だったということもあるんだけど、守ろうとした。後で全文見たら、これはひどいなとなった。どうにかしなきゃいけないと。安倍さん、本当は公明党から要求されたと新聞は書いてあるけど、本当に最初に要求したのは身内の参院自民党なんです。東京の保坂三蔵さんという参院議員が、真っ先に『辞めさせるべきだ』と言ったでしょ。で、そういう久間さんの派閥の中の問題やら、自分がミスったことやら、参院自民党という仲間にやられたことやら、何やらかんやらで、安倍さんのああいう顔になった」

山本浩之
「ただ歴代の総理大臣の中で、いくら窮地に陥っても、ああいうぶら下がり会見での表情は滅多に見られるもんじゃないですよ」

青山繁晴
「その通り。総理大臣というのは、たとえ地が裂けようとも顔色変えちゃいけないから。その通りですが、僕はあえて思うが、安倍さんはもっと正直に自分を出して、久間さんにものすごく怒ってるわけだから、怒りもこの際だから出した方がいいと思いますよ」

山本浩之
「参院選への影響というのは?」

青山繁晴
「それは当然ありますよ。さっきの室井さんの疑問も含めて、この総理大臣は危機に弱いんじゃないかってこと、有権者は賢いですから、それは影響あります」

室井佑月
「この問題だけじゃないもん。年金についても対応遅かったもん」

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■ここから北朝鮮関連ニュース
 
 重病説が言われている金正日が中国のヨウケツチ外相と会談。
 2カ月ぶりに公の場に姿を現したというニュース。
 
 会談で核問題に触れた後、金正日は「朝鮮半島情勢に緩和の兆しが出てきた。各国は初期段階措置を履行しなければならない」と発言。
 また自ら合意事項を守る見返りに、重油供給を確実に行うよう求めた。
 今月中にも開かれる予定の6カ国協議に北朝鮮がどのような情勢で臨むのか注目が集まる。

山本浩之
「金正日総書記は重病説が出てたが、実際のところは?」

青山繁晴
「今の映像も日本の治安当局の担当官が繰り返し調べてるが、僕が今聞いてる中間的な結論でいうと、病気は病気。でも20何メートルしか歩けないというのはイギリスの大衆紙の報道だけで、あの大衆紙は前から嘘が多いから、本当でないと日本の治安当局は見てました。健康状態は良くはないが、中国のトウカセンさんと会った時よりはやや良くなってる。ただ短時間の会談ですし、全く健在だったということではない。一部に替え玉説が出てますが、僕も日本当局もそうは見ていない」

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■ここから青山さんコーナー

山本浩之
「さて、この後は、青山さんがニュースの裏側を解説する“ニュースDEズバリ”なんですが、このニュースに引き続き、今週は北朝鮮の話題というふうに伺っておりますが」

青山繁晴
「まさしく皆さん見ていただいたニュース、金正日さんと中国の新しい外務大臣のヨウケツチさんの会ったニュース、今の報道でも今朝の新聞各紙も、要するに金正日さんが寧辺(ヨンビョン)の核施設の停止を自ら言ったんだ、という話になってる。本当はそうじゃないという話をしたい。というのは、そんなもん中国は最初からわかってるわけですよ。寧辺の核施設なんかどうでもいいこともわかってる。中国もほんとは、ああやって中国の外相と金正日との映像を見せる裏には、実はこれがあるって話をしたいんです」

<キーワード>
 壮大な罠

青山繁晴
「もちろん金正日さんが仕掛けたものだが、中国はすでにそれに乗ってて、アメリカも残念ながら実質乗ってて、日本だけが追い込まれようとしている罠だということを、お話ししたいと思います」

(いったんCM)

 …………………………VTR開始…………………………

 先週(6月28日)、拉致問題に関するあるニュースが流された。

070704-2vtrkimu.jpeg
 金正日総書記が拉致問題について徹底的な調査を行うよう指示したと、ロイター通信が伝えたのだ。

 これまで拉致問題は解決済みと主張してきた北朝鮮に、何が起きようとしているのか。

 これに先立ち北朝鮮を訪問したアメリカのヒル国務次官補は、先月25日、北朝鮮側にある提案をしていたことを明らかにした。

 それは韓国・北朝鮮・中国・アメリカによる――

070704-3vtrchousen.jpeg 【朝鮮半島の恒久的平和体制を目指す枠組み】

 朝鮮戦争を名実ともに終結させるため、北朝鮮も原則的にこれを支持したという。

 その一方で――

070704-4misairu.jpeg 【北朝鮮、弾道ミサイル発射】

 先月27日、北朝鮮はミサイル3発を発射した。
 これに対しアメリカ政府は、「6カ国協議が微妙な時期に来ている時に深く憂慮している」と北朝鮮を非難。

 わずか1週間で強硬な姿勢と柔軟な態度という、正反対の動きを見せた北朝鮮。
 そこには世界をあざむく大きな罠が仕掛けられていると、青山氏は言うのです。

 そこで今日の“ニュースDEズバリ”は、北朝鮮とアメリカの本当の狙いを、青山繁晴がズバリ解説します。

 …………………………VTR終了…………………………

山本浩之
「今のような一連の動きというのは、北朝鮮は今に始まったことじゃなくて、つかみづらいんだけど、裏には壮大な罠があるというのが、今日のテーマです。さっそくよろしくお願いします」

青山繁晴
「はい。前にも言ったと思うんですけど、このコーナーの大切な目的の一つは、視聴者の方々にニュースから自分でヒントをつかんで、自分なりにその背後にあるものを見ていただく習慣を、できればつけていただくことだと言いましたね。さっき言いました、金正日総書記と中国の新しい外務大臣ヨウケツチさんとの会談に戻りますと、あの時、金正日さんはキーワードを言ってるんです。『朝鮮半島に緩和の兆しがある』と言ったわけです。その上で、寧辺のこととか他の国も守ってくれ云々言ってるわけですね。で、朝鮮半島情勢に緩和の兆しがあると言って、中国がわざわざ新華社電で、中国側から世界に流したわけです。つまり『朝鮮半島で非常に大きな動きが始まってるぞ、それは実は世界中がとにかく拍手をしないといけない動きを我々は作っているんだぞ、そして日本よ、安倍よ、お前だけ取り残されることになるぞ』というメッセージを、実はあの会談は送ってる。その大きなことって何なのか」

070704-5yakusoku1.jpeg村西利恵(進行役)
「『ヒルさんの訪朝で交わされた2つのウラ約束』、これは先週お話しいただきましたよね。『北朝鮮のNPT復帰』が1つ、あると」

青山繁晴
「これね、順番をもう一度思い出していただくと、金正日さんが出てきて、中国の外相に会う前に、ヒルさんが電撃的に訪朝しましたね。ということはヒルさん、つまりアメリカと北朝鮮が何かの約束をして、その後に中国の外相が行ってそれを認める形。ということは、ここで、北朝鮮・アメリカ・中国という3者連合ができあがるという話ですね。そのうちの一つが先週言った、この北朝鮮のNPT。ちょっと難しげに見えるけど、そう難しくないです。核兵器が広がるのを防止する条約に戻りましょうということです、と」

村西利恵
「でも青山さん、これはあんまり意味ないとおっしゃってましたよね」(先週の「アンカー」参照)。

青山繁晴
「これがどうしてわかったかというと、僕がまず、ヒルさんを辞めさせろと、国務省の幹部に会いに行って、解任を要求しました。その時に国務省幹部が、『言ってることがわからないわけじゃないが、ヒルだって北朝鮮に行った時、成果があるんだ』と言って、これ(NPT復帰)を出してきたんです。僕が言ったのは、いや、それでも辞めさせなければいけない、これは目くらましだと。つまり、もともと北朝鮮はNPTにいて、それを隠れ蓑にして、核開発を何十年やってきて、だから去年10月の核実験になったんだ、と。そこで作ったチャチな核兵器はアメリカにとっては脅威にならないもんだが、隣の日本にとっては脅威になるから日本はだめなんだから、この人には辞めてもらわなければならないと言った。そして国務省幹部が言ったのはこの件だけだったんです。ところがその後にヒルさん自身がVTRにあったように、ヒントを持ち出してきたわけですよ。ヒルさんが持ち出したその4つの話、先に出して下さい」

070704-6hiruhatugen.jpeg青山繁晴
「はい。これね、ヒルさんが北朝鮮に行ってからアメリカに帰って、ワシントンでアメリカ人の記者向けに会見した中で飛び出した話なんですね。それまで日本は全然知りませんでした。それは何かというと、自分(ヒル)は北朝鮮に行ってる時にこういうこと話し合ったんだ、と。つまり“朝鮮半島の恒久的な平和態勢を話し合う”、何のことかこれだけではわからない。それから“アメリカと北朝鮮、中国、それから韓国、4者による会合を開催”。日本側は『え!?』。僕の知り合いの外務省のある局長も実際に『え!?』と言ったそうです。どうしてかというと、6カ国協議じゃないのか?と。何で4者なんだ?と」

村西利恵
「減らされてますね。日本とロシアが入ってない」

青山繁晴
「大きなヒントがVTRにあったんだけど、要は朝鮮戦争を初めて終わらせるってことを言ってるわけです。朝鮮半島というのは、1950年に朝鮮戦争が始まりました。どうしてかというと、5年前に1945年に、これは若い人のために言ってるんですが、第二次世界大戦が終わりましたね。せっかく終わったら、今度は東西冷戦が始まって、当時のソ連とか中国の影響下にあった北朝鮮と、アメリカの影響下にあった韓国が、朝鮮半島の取り合いをして戦争になった。しかし中国軍が出てきたこともあって、戦争が最後まで終わらずに1953年に休戦になってる。そのまま。まだ戦争は終わってない、半世紀以上。休戦してるだけ。こちら(南)はいちおう国連軍になってて、ほんとは米韓だけです、実質的には。だけど北朝鮮・中国と国連軍との間で休戦協定結んで、ここに板門店という有名な場所があるでしょ。皆さんもある程度近づけますよ。僕ももちろん行きましたけど、韓国軍と北朝鮮軍がにらみ合ってる形になってるわけですね。これを終わらせるというのは当然、歴史の教科書に載る話だから、アメリカにとってはプラスになる。しかもその話し合いというのは、朝鮮戦争の当事者だけだから、米軍と韓国軍、北朝鮮軍と中国軍ですから、だからロシアと日本は関係ないわけです。だから6カ国協議はすでにこれで意味がなくなった。で、6カ国協議にいた日本とロシアはどうなったかというと、ロシアはさっさと『この4カ国協議、すばらしいですね』と言っちゃったわけです。つまり日本だけが取り残されてるわけです。もう一回さっきのウラ約束のプロジェクターに戻ってもらうと、これはむしろ確認のような話ですけども、これ(画面上で伏せてある2つめの箇所)開けていただくともうわかりますよね」

070704-7yakusoku2.jpeg村西利恵
『朝鮮戦争を休戦から終結へ』。これもヒルさんの訪朝で交わされていたウラの約束……」

青山繁晴
「但し両方(NPT復帰、朝鮮戦争終結)とも同じ条件がついてて、『アメリカよ、お前が北朝鮮の敵視政策をやめるんだったら、これ、北朝鮮は両方ともやるぞ』ということなんです。アメリカが敵視政策をやめるってことは、つまりテロ国家の指定から外して、拉致問題は解決しなくても外せよっていうことなんですよ。だから日本は置き去りになってるわけですけど……」

山本浩之
「だから、日本が置き去りになってるってのは、でもどうしてなんだろう?と思うんですよ。その朝鮮戦争の当事者でないにせよ、すぐ隣の国にいます。拉致問題でも大きな関わりのあることなのに、どうして日本だけ蚊帳の外に置かれないといけないのか?日本政府はどうしてそれを知りえないのか?という疑問は湧いてきますよね」

青山繁晴
「その通りですね。その疑問に答える前にもう一つだけ言っといていいですか?というのは、日本以外の国にとっては、これ、いい話じゃないですか。というのは北朝鮮にとっては、今の北朝鮮のまま、これ認めてもらえるということですね。両方(NPT復帰、朝鮮戦争終結)とも。アメリカ、ブッシュ政権にとっても、特に朝鮮戦争を終わらせるというのは、任期8年間のうち何も外交の成果なかったのに、最後に逆転サヨナラ満塁ホームランが出るように、歴史の本に載ることになる。中国にとっても、朝鮮半島が金正日さんが言った通り何となく緩和されれば、北京五輪、上海万博できる。みんな良いことになる。ところが日本だけはこれは困る。どうしてかというと、まずこの核は日本にとっては脅威だ。それから朝鮮戦争終わって、これで何もかも良いってことになってしまったら、日本の新聞も『そうですね、平和が来ましたね、良かったですね』って言って、え?拉致はどこに行ったの!?と(一同、うなづく)。ということは、日本だけがこれ、このままでいいってわけにはいかない。だからもし、最初から日本が話し合いに出てきたら、日本は『ちょっと待って、ちょっと待って』と。安倍さんもさっきの任命問題とかたくさんあるけど、拉致問題だけはぶれてないわけだから。日本はずっと『いや、それはやめろ、やめろ』と邪魔をする。邪魔をする奴は最初にのけといて、情報も与えないで、どんどん話を進めてるから、こういう状態になってるわけです。その上で、僕、先週申したのは、ヒルは僕が解任要求してるような人ですが、いちおう日本に寄って、日本政府の高官と会おうとしたという話をしましたね。で、国務省の幹部は、『青山さん、ヒルを解任しろというあなたの意見を、日本政府の意見でもあると個人的に解釈して、本国の上の方に、大統領やライス国務長官に伝えます。その代わり、ヒルも日本に何らかの説明しようとしたのに、外務省の担当局長しか会ってくれなかった。それはやっぱり話して議論するべきじゃないかということを、官邸に伝えてくれ』と僕、言われたわけです。そして先週水曜から今日に至るまでの間に、安倍さんの側にこれ、伝えました。伝えてわかったのは、ヒルさんは具体的に、塩崎官房長官に面会を申し込んでいたんです。塩崎さんが安倍さんに相談しないまま、これを断りました

山本浩之
「塩崎さんの判断で?」

村西利恵
「えー、何でですか?」

青山繁晴
「塩崎さんの判断は、僕は全部が理解できないとは言わない。塩崎さんは『こういう無言の抵抗のやり方もあるでしょう』と」

村西利恵
「ヒルさんのやったことに対して、納得がいかないから突っぱねたってことですか?」

青山繁晴
「そう。会わないということが返事だと。『そもそもヒルさんは自分より格下』だと。『外務省の局長クラスなんだから、そんな偉そうに、会うって言うな』ってことで、実は突っぱねた。僕は、いや、その判断は全部がわからないわけじゃないけど、やっぱり間違いだ。というのは、この人(ヒル)に会って、なるべくテレビカメラの前で、国民の目がある所で、あなたのやってることはおかしいじゃないかと。日本が拉致を持ち出すと困るから、予めどけといてやるというのはおかしいじゃないかと言うべきでしたね、ということは伝えました。でもこれでまだ勝負が終わりというわけじゃない。というのは、やっぱり拉致問題をどうにかしなきゃいけないのは、実は北朝鮮だって同じことなんです。というのは、北朝鮮はこうやって、要するに見栄えのいいとこばっかり並んでるけど、じゃあね、今、飢え死にが出てる所で、お金はどっから出てくるのか。お金は中国・アメリカだけじゃ足りなくて、やっぱり日本のお金が出てこなきゃいけないから、だから拉致問題も何とか日本が屈服する形、ゼロ回答じゃなく、ちょこっと回答を出したら日本が屈服できるような仕掛けも、北朝鮮はちゃんとやってる

070704-8ratifuuji.jpeg村西利恵
「日本の拉致問題を封じる2つの動きとして、青山さんが挙げたのは、『金正日総書記が日本人拉致の徹底調査を指示したこと』、これ、先月29日のことです。それから『アメリカ下院外交委員会が従軍慰安婦の非難決議を可決したこと』、これも先月(26日)でしたね」

青山繁晴
「これもね、視聴者の方々あるいは国民の方々がニュース見る時に、こういうことに気がついていただきたいなと。気がついてる人、多いと思いますよ。さらに気がついてほしいのは、みんなおかしいと思ったでしょ?金正日さんは2002年9月17日に、小泉さんが訪朝した時に、拉致問題を認めたその人じゃないですか。金正日さんは『あんなもんは跳ね上がりがやった』と行ったけど、世界中が本人が指示してるんだと知ってますよ。その人がもう一回、徹底調査を指示した。これ何のことだ?変だなと思うでしょ」

村西利恵
「終わったことだ、とずっと言い続けてきましたもんね」

青山繁晴
「それは、金正日、この独裁者が言いたいのは、終わったことだというのは、じゃあやめた方がいいと。だから将軍様が自ら直接指示したんだと。そこで1人か2人、やっぱりたまたま見つかったというのが出てくるよ、やがてその、ほんとは100人超えているであろう拉致被害者の中から、自分の都合のいい、返せる人、自分たちの秘密をとことんは知らない人、工作活動に向いてなかった人だけ返すということを、やがてやるぞと。つまり妥協案を出すよということを、日本に対してもうほんとはメッセージ出してるわけです。で、ほんとはアメリカ、中国、ロシアに対しても、こういう形でやるんだよということを、メッセージ出してるわけですね。しかもそれだけじゃなくて、このように準備したのは、この番組でも言いましたが、慰安婦問題が当然アメリカで出てきたと。何十年も前の話が、しかも関係のないアメリカで出てきたのはどうしてか?というと、実はロビイストというのがワシントンにいて、北朝鮮だけじゃなく、韓国や中国のロビイストまでガンガン金を使って、マイケル・ホンダ議員も含めて工作をやって、この決議をやった。これどういう意味かというと、今、僕はワシントンでも非常に嫌な立場になってるわけです。僕は、こういう決議おかしいというワシントン・ポストの広告に賛同してますからね。大げんかです。しかしね、大げんかに本当は意味あるんだけど、それちょっと置いておいて、この狙いは何かというと、この1人や2人、3人じゃ足りない、最後の1人まで返せという要求を安倍政権は当然しますが、その時に備えてね、『いや、(日本は)何万人もの慰安婦を性の奴隷にしたんだ』と。これ、もちろん事実はありませんよ。事実じゃないけどそれを言って、むしろ北朝鮮の方が我慢してるんだと。韓国もいっしょになって我慢してるんだってことを、すでにアメリカ下院で世論を作ってしまってるわけです。だから北朝鮮としては、『日本よ、安倍よ、お前が最大の味方だと思っていたアメリカの議会がすでに、1人、2人で我慢しろという決議じゃないか、これは。何を突っ張ってるんだ』ということを、これは実は仕掛けをやってるわけです。……さて、この話で終わったら真っ暗です。日本だけ追い込まれてね。だから今日は、この後にお話ししたいのはこれです」

<キーワード>
 拉致の具体的な解決は?

青山繁晴
「今までは、最後の1人まで取り返すのが解決だ、とだけ言ってきました。じゃあ具体的にどうするか、今まで言ってきませんでした。もうそれ言わなきゃいけないと思うので、この後にお話しします」

(いったんCM)

070704-9ratikaiketu.jpeg青山繁晴
「最後の1人まで私たちの同胞を取り返すのが解決だ、何度も言いましたね。安倍さんもこの点は全く同じです。ところが今まで言えなかったことは、その最後の1人が誰なのか。私たちにはわからないんですよ。安倍総理にも、日本の治安当局にもわからない。いったい誰が、全体で何人、本当は拉致されてて、その最後の1人は誰を指すのか、ほんとはわからないわけです。これをね、例えば一部の批判でね、拉致被害者の認定が遅すぎる、例えば松本京子さんをようやく認定したのは遅すぎるという話はあるんですが、僕は警察の味方をもちろんするわけじゃないですが、僕はここ、理解できるのは、1人でも間違って認定してしまったら、本当は他の理由で行方不明になったのに、間違えて認定してしまったら、北朝鮮は絶対そこに付け込んできて、『ほら、日本の言ってることはデタラメじゃないか』と必ず言ってくるから、ものすごい慎重に、全ての家族関係も、全ての可能性を10年20年かけて、ようやく認定してるわけです。これを国内でやってる限りは状況は変わらないわけです。じゃあどうしたらいい?ヤマヒロさん」

山本浩之
「北朝鮮に行くんですか?」

青山繁晴
北朝鮮に行くしかないんです。これを一つは、もちろん日本は警察が中心になってずっと調べてきたわけですから、途中、まだろくに調べてなかったから、新たな被害者も出てしまったんだけど、警察の中には客観的に言って反省もあるから、彼らは命の危険があっても北朝鮮に行って調べる用意はあります。その時に、日本は戦争をしない国ですから、自衛隊が守って行くわけにはいかないのだから、誰に守ってもらうかというと、これは国際機関しかないんです。そうすると、日本は今まで国連は素晴らしいと言ってるだけで、国連の機関を十分使うことをしなかった。お金を払ってるだけで、逆に活用することしなかったでしょ。しかし国連の中には人権委員会もあれば、例えば国連直接じゃなくても、アムネスティもあれば、そういう国際機関と一緒になって、しかしコアは日本の、命をかけて行く警察官という調査隊を派遣するしかない。これがけっこう具体的な話というのはどうしてかというと、さっきのNPTに復帰とか、朝鮮戦争が終わりますとかいう話を、日本は嫌だと言えないでしょ?日本の新聞も『素晴らしい』と書かなきゃいけないでしょ。しかし同時に、この国際機関がちゃんと後ろについた日本の調査団を受け入れろと言った時に、北朝鮮、これ嫌だと言えないんですよ。あるいはアメリカや中国は、そんなものは入れてはよくないとは言えないわけです。日本が世界に反対されないでできるのは、このただ一点だけなんです。だからもう安倍政権は、最後の1人までという抽象的なこと言ってるだけじゃなくて、具体的な調査団の組織にすぐに入るべきで、国連とすぐに調整に入るべきだと僕は思ってます」

山本浩之
「そのためにはほんとに横のつながりというか、格下が言ってこようが何言ってこようが、会わないとダメですね。チャンネルをきちんと持ち続けないとダメですよね」

青山繁晴
「その通りです。だからヒルさんをガタガタガタと揺すって、情報出させることが必要なんです。彼が今、一番情報持ってるわけですから」

山本浩之
「ありがとうございました。青山さんの“ニュースDEズバリ”でした」


 ____________________________内容紹介ここまで


 塩崎官房長官はヒル国務次官補に抗議のメッセージを送るため、あえて彼と会わないという選択をした、という青山さんのお話でしたね。
 そういうやり方を私も全否定するわけではないですが、やはり安倍さんに相談もせずにというのはいかがなものかと……。

 青山さんが最後に言ってたように、それこそヒルの胸ぐらをつかんで「おのれは北で一体何をしてきたんじゃ〜!吐け〜!」って責め立てた方が良かったのかも……。

 あと、青山さんは今回、拉致解決の具体策を提示したわけですが、たとえバックに国際機関に付いていたとしても、今の体制の北朝鮮に行くのはどうなのかな?本当に行きたい場所には行かせてもらえず、結局うやむやに……ってことになっちゃわないですかね?

 ところで、横田滋さんがまた入院されたそうです。心配です。
 拉致被害者ご家族の皆さんがお元気なうちに、早く、本当に1日でも早く、拉致被害者を取り返してほしい。今の私にはそれしか言えません(T^T)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「お気楽くっくり」更新済

 オールスターについて。
 本編で書き忘れたけど、掲載チラシは2002年制作です。


 今日もスクロールお疲れさまでした<(_ _)>
 以下は「アンカー」関連リンク集です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※参考リンク
ON THE ROAD : Aoyama 's Daily Essay(青山繁晴さんのブログ)

※動画ご提供
国風(“たか”さんのサイト)

※拙ブログ関連エントリー/「アンカー」起こし
06/5/11付:「アンカー」ポスト小泉を青山氏がズバリ
6/15付:「アンカー」拉致問題に隠された北の陰謀by青山繁晴
7/13付:「アンカー」北制裁とテロの危険性by青山繁晴
7/20付:「アンカー」国連と北朝鮮&「ぷいぷい」韓国
8/24付:『アンカー』北朝鮮核実験で日本の核武装論が高まる?
8/31付:『アンカー』皇室はどうあるべきか?
10/5付:「アンカー」安倍さんは家康〜北核実験宣言、訪中・訪韓、消費税など
10/26付:「アンカー」金正日、逆襲の一手!?
07/1/11付:「アンカー」山崎拓訪朝で拉致問題に異変?
・(おまけ)1/15付:「報道2001」山崎拓×青山繁晴
1/17付:「アンカー」山崎拓訪朝で加藤紘一政権誕生?!
1/24付:「アンカー」米朝妥協で日本はどうすれば?
1/31付:「アンカー」米大統領選で日本の運命は&柳沢発言問題
2/8付:「アンカー」外国人犯罪者の逃げ得を許すな
2/14付:「アンカー」6カ国協議合意で今後の日朝関係は?
2/19付:「アンカー」李英和教授の解説&総連の動画
2/22付:「アンカー」安倍内閣改造の時期は?人事は?
3/1付:「アンカー」韓国メディアが伝える北朝鮮 小さなニュースに宝あり
3/8付:「アンカー」米国に告ぐ!ヒル国務次官補即刻解任せよ
3/15付:「アンカー」安倍変身&慰安婦問題など
3/23付:「アンカー」中東経済会議で北朝鮮問題
3/29付:「アンカー」カタール報告 日本核武装を求める2大国
4/5付:「アンカー」イラン戦争秒読みか?
4/12付:「アンカー」BDA凍結資金解除と渡辺秀子さん親子事件
4/19付:「アンカー」今年は参拝なし?温家宝 微笑の真相
5/3付:「アンカー」安倍がブッシュに約束させた本当の事
5/10付:「アンカー」日米報道の差 首脳会談・銃乱射・慰安婦
5/17付:「アンカー」国民投票法成立 安倍首相の真の狙い
5/24付:「アンカー」ペルー日本大使公邸人質事件の真実
5/31付:「アンカー」安倍総理と二人きりで緊急会談
6/7付:「アンカー」脱北家族の正体
6/14付:「アンカー」朝鮮総連が公安調査庁元長官に本部売却
6/21付:「アンカー」参議院選挙の行方
6/28付:「アンカー」北問題で国務省幹部に直撃(付:慰安婦決議)


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Comments

無言の抵抗とか会わないことが抗議の証とかっていうのも、日本人的な考え方なんでしょうね。ヒル自身は日本政府から何も文句は言われていないと思っていたりして。
『ヒルは格下』なんだったら上の立場からガッツンガッツン言ってやればいいのに。


民主のネクスト法務大臣、平岡の暴言釈明について、HPの掲載文「配慮を欠いた質問をしたことを申し訳なく思い、深くお詫び申し上げたいと思います。」の中の「配慮を欠いた質問」とはどの部分かと言うことについて電突しました。
以下は要約。なお、ネットで公開することを伝え忘れたので、対応してくれた方の名前はイニシャルにしてあります。

初めに岩国事務所へ電話。出たのは秘書のM氏。
HPやテレビでの発言を把握していない様子、聞いてもすぐに文章を探せ出せなかった。
東京事務所の方が詳しいと言うことで電話番号を聞き(既に調べていたけど)「東京事務所に聞く際に誰の紹介か分かった方がいい」ということで名前を聞き出す。

国会事務所へ電話。初めはおばさんで担当がいないようなことを言っていたが「先に岩国事務所へ電話したところ東京事務所の方が詳しいと秘書のM氏から紹介された」と言うと、男の人(I氏)に代わった。

「テレビでの平岡議員の発言やHPの文について尋ねたい。内容は把握しているか。」
平岡事務所:「把握している。」(こちらはすぐに取り出せていた)
「HPの掲載文に「配慮を欠いた質問をしたことを申し訳なく思い、深くお詫び申し上げたいと思います」とある。
この「配慮を欠いた質問」とは発言のどの部分か。」
平岡事務所:「平岡本人でないと分からない。」
「把握していないのか。」
平岡事務所:「だが、質問とあるため「死の恐怖を味あわせてやりたいってことですか?」という辺りではないか。」

「「加害者にも事情がある」と言う部分は質問ではないですね。」

平岡事務所:「確かに質問ではない。」

「では、この「加害者にも事情がある」と言う発言については申し訳ないとは思っていないと言うことか。」

平岡事務所:「そのとおり。」

http://www.urban.ne.jp/home/hideoh29/0707/070702.html
釈明文。ちなみにお詫びしたいと「思っている」だけで、お詫びしてはいません。青木さんご本人にもなんの連絡もしていないそうです。
Keiz | 2007/07/05 04:18 AM
くっくりさん、ご苦労様です。

 慰安婦カードを思うと、特アや愚かな米、それ以上に反日日本人に腹立たしい想いがするけれども、「それでも切れず諦めず」の横田さんから学ぶ所は多いのでしょう。
 体調不良と聞くと、胸が痛くなるけれども、そんな「気」が結構利くかもしれないから、復帰されると信じてます。

 Keizさん支持とは別にして、昔は双方そんな事される・出来ると思ってなかったわけだから、どんな批判があろうと良い方向であるのは確か。

>平岡事務所:「そのとおり。」

 この辺りで、ネットスキルはド素人(w。
福原 | 2007/07/05 04:54 AM
阿比留さんのブログのコメントでは、以下のよう。

コメント:(テレビのコメンテーターの話として)どうやら久間氏は安倍さんが気に入らなかった、というお話しでした

阿比留さん:久間氏は、自身は首相になれないタイプであることはよく理解しているし、一方で隠然たる政治力は発揮したいと考えるタイプであるように思います。
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/214815/#cmt

北朝鮮に調査団を送るといっても、強制捜査はできないし、ウソ、ゴマカシを山と言われて帰ってくるしかない。 それよりは、日本も核兵器を持ったほうがよいと思います。

北朝鮮がセコセコと外交努力をしてるのですから、日本も外交努力ってのを積み上げるべきなんです。
たか | 2007/07/05 11:03 AM
くっくりさん、はじめまして。
産経izaのブロガーさんから、こちらをご紹介いただいて、訪ねてまいりました。
実は私のブログで、この青山氏のニュースDEズバリを取り上げたんですが、集中して見ていられない状況だったので、書いた内容に自信が持てなかったんです。
今、読ませていただいて、私の誤りは、
「中国は北京五輪の成功、米国は朝鮮戦争終結による功績、そして北朝鮮の望みは核保有。」
という内容だけでしたが、他にいくつか抜けてたのを思い出しました。
くっくりさんのおかげで、間違った内容のエントリをあげずに済みました。
また、他にも読みたいものだらけですので、じっくり拝見させていただきます。
本当にありがとうございました。
こにゃんこ | 2007/07/05 12:15 PM
くっくりさん、いつもご苦労様です。ハードな話題を明るくつたえるくっくりさんのそのガッツに敬服しております。
日本はずしの4カ国協議で「朝鮮戦争を終わらせる」そうですが、これは私には最近特に急騰しているレアメタル獲得のためにする手打ち式のような気がします。米国はもともと自国には関係のない日本人拉致問題も北の核問題も北朝鮮利権を獲得するという本音の前にはどうでも良いのではないでしょうか。米国人の興味のない慰安婦問題も国益に適えば事実関係なく日本への非難決議をする国ですからね。もともと米国はそういう国なのではないでしょうか。北のレアメタルについてはここをみてください。
http://www.bund.org/opinion/20050615-3.htm
mm | 2007/07/05 03:47 PM
もし戦争が終わっても韓国と北は別の国として存在するでしょうね
統一できる訳がない
経済格差が余りにも大きい
韓国に北を支える経済力はない
そこで日本に金を出せと言ってくるでしょうが拉致問題が解決するまで金は出せない
で、慰安婦問題で脅迫してくる
「日本は20万人も拉致した」
植民地にした事で賠償しろ、と
日本はすでに支払済みだと言って突っぱねられるか?
半島に残してきた資産を返せと言えるか?
どうせありもしない事を理由に金をせびるだろうが政府は断る事ができるか?
甚だ疑問ですね
米国からも圧力がかかるでしょうし・・・
日本はアメリカに対して米国債で払ってやるぐらい言えるかw
take | 2007/07/05 05:48 PM
皆さん、コメントをいただきありがとうございます。
いつも個別にレスを差し上げられず申し訳ありません。

Keizさん:
電突お疲れさまです。「そのとおり」ってオチはひどいですね。

こにゃんこさん:
初コメントありがとうございます。お役に立てたようで光栄です。

mmさん:
HPご紹介ありがとうございます。経済についてはもうサッパリなんですが頑張って読んでみます。
くっくり | 2007/07/05 07:16 PM
突然、失礼します。
新潟県の知事が議会で、医師不足について、中国人医師を雇えばいいなどと言っています。
まかり間違って本決まりする前にみなさん反対をお願いします。
ちなみに新潟市と上越市は子供人権条例なんてものを推進しています。

新潟県HP
https://secure.pref.niigata.jp/toiawase/soshiki/koucho.html
gg | 2007/07/05 08:19 PM
くっくりさん
>「そのとおり」ってオチ
 私自身も予想外でした。
「申し訳ないとは思っていないと言うことか。」
「そんなことはない」
「じゃあ何故、発言とせずに質問としているのか」
「それは・・・」
 てな流れを予想していたのですが・・・。


ggさん
 それって在日医師Redの二の舞・・・。
 そもそも中国の医師免許って日本で通用するんでしょうか。

 最近の産科の壊滅状況や医者の悲惨さについてはこのブログが非常に勉強になりました。
 奈良の大淀病院事件も、母子ともに絶望的な状況(医療ミス無し)から、奇跡的に子供の命だけでも助けても母親を死なせたと訴訟されるのですから・・・。お医者さんを見る目が変わりました。

新小児科医のつぶやき
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/
天漢日乗
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/
Keiz | 2007/07/05 09:26 PM
しかし、青山さんの「寧辺意味なし」は見事にあたったようですね。朝日、毎日なので、「あそこはもう空byIAEA」と報じてますね。アメリカの外交ゲームに騙されないようにしたいものです。
bitter | 2007/07/06 12:22 AM
中国人医師‥免許偽造してそ。
ヒル
JMPに取り調べさせた方が良いんでないの、『ヒルは格下』MPCに会わせてグダグダ抜かしたら「ベトコンにしてやろうか」とでも脅す。
特亜消尽 | 2007/07/06 02:11 AM
久間さんは失言を2度指摘されていたのに舌も乾かぬ内にまた誤解されるような失言をしてしまった。
口下手な政治家は原稿通りに講演しや方が良い。麻生外相も危ないと思う。
政界は嫉妬が渦巻いてるだね。総理大臣はころころ変わるから国民からそんなに尊敬されていないと思うけどやっぱり一度はやってみたいんだろうな。

拉致被害者を救出するにはやっぱり身代金を払うしかない。
北朝鮮が拉致被害者5人を返還したのは国交回復して莫大な賠償金と援助物資がもらえると信じたからだ。
韓国に支払ったのと同額の身代金と引き換えに拉致被害者全員返還と核兵器放棄をさせる。

北朝鮮が本当に拉致被害者を全員返還したか、核兵器を放棄したかを検証する間は分割払いにする。
北朝鮮は嘘をついて核開発を諦めないだろうし、犯罪国北朝鮮に約束を履行する必要は無いから適当な理由をつけて支払いを停止すれば良い。

アメリカは北朝鮮からアメリカの敵対国や勢力に核拡散しなければOKなので日本から託された拉致カードをさっさと切り捨てた気がする。
ポチッとな | 2007/07/06 02:02 PM
 くっくりさん、アンカー起こしお疲れさまです。
 今回、青山さんが拉致解決の具体策を提案されたわけですが、

>たとえバックに国際機関に付いていたとしても、今の体制の北朝鮮に行くのはどうなのかな?本当に行きたい場所には行かせてもらえず、結局うやむやに……ってことになっちゃわないですかね?

 全く同感です!くっくりさんのご心配は当然でしょう。というか、拉致問題の関心が高く、真剣に北朝鮮を観察してきた人ほど、北のやり口を熟知されていますしね。
 それに、この施策が有効であるのならば、安倍首相は政権の発足当初から、取り組むべきでしょう。(拉致問題は政権の最重要課題ですから)

 ただ、いま敢えて青山さんがこのような具体策を提示した背景には、北朝鮮問題に対する危機意識があるのだと推察致します。
 例えば、「無言の抵抗」という塩崎官房長官の判断は、外交戦術として確かに有り得る選択肢です。しかし、青山さんの塩崎批判の背景には、現在日本の置かれている状況を鑑み、「無言の抵抗」と呑気に構えている余裕など日本にはない!という危機感があるのだと思います。

 私見ですが、危機感を持たざるを得ない要因としてブッシュ政権の動向が考えられます。というのは、米大統領の宿命として、2期目のブッシュには「ブッシュ・レガシー(legacy)」をどうするか?という問題があります。「中東で成果をあげるのはまずムリ、それなら北朝鮮で」という誘惑にはまず勝てないでしょう。(青山さんも「逆転サヨナラ満塁ホームラン」と表現していますし)
 しかも、朝鮮戦争終結という方針を変更しないとすれば、ブッシュの任期中に決着しないと意味がありません(お膳立てはしたけど、終結宣言をするのが次期大統領では、目も当てられません)。さらに、任期切れの数ヶ月前から全米の耳目が次期大統領選挙に集まってしまうことを考慮すると、それよりも前にケリを付けないといけない。
 とすると、この数ヶ月より「加速度的に米が北朝鮮と妥協を重ねるのではないか」「ますます日本が孤立化するのではないか」、青山さんはそういう危機感を持っているのではないでしょうか。

 従って、「日本は自分から積極的に動かないといけない」という判断があるのかな、という気がします。
 そこで出てきたのが今回の“具体的な解決”策。アンカーでは余り強調されていませんが…。青山さんが出演されたラジオ番組では、日本の「拉致被害者を最後の1人まで返せ」という要求は“世界の常識”と指摘していました(つまり、各国は日本の立場に反対できない)。だからこそ、青山さんの主張は、次のようになるのだと思います。

>この国際機関がちゃんと後ろについた日本の調査団を受け入れろと言った時に、北朝鮮、これ嫌だと言えないんですよ。あるいはアメリカや中国は、そんなものは入れてはよくないとは言えないわけです。日本が世界に反対されないでできるのは、このただ一点だけなんです。

 青山さんとしては、米や中国が少なくとも表面的には反対しづらい拉致問題をテコとして「一点突破、全面展開」を企図している(というか、そうせざるを得ない)、とわたしは理解しました。
 でも、この具体策を日本政府が実行に移そうとすると、野党だけではなく、与党からも反対意見が出そうですね(エロ拓とか)。そういう輩には、「ならお前はどうするのか?」「拉致問題をどう具体的に解決するのか?」と徹底的に追及してみたいもんです。(まぁ、ヤツらに解決する気はないでしょうが…)

 あと、横田滋さんの入院、本当に心配です。一日も早いご回復を祈ってやみません。
(青山さんのブログ内で、くっくりさんのコメントを拝読しました。青山さんだけでなく、くっくりさんも「とにかくお身体ご自愛下さい」。)
独立自尊 | 2007/07/06 11:42 PM
先月26日周辺で、慰安婦やら北朝鮮のミサイルやら、核施設関係やら朝鮮半島に関係するニュースが集中していましたけど、こういうわけでしたか。
何かあるなと思っていたけど、朝鮮戦争締結に持っていく流れだったんですね。
北朝鮮もノ・ムヒョン政権かつ歴史に名を残したいブッシュ政権というまたとないチャンスを最大限生かしたいのかと思いました。

といっても世界の関心はダルフール。
そういえば、まだ検討段階だからでしょうか自衛隊のダルフールPKO派遣のことは目立ったニュースになってませんね。
ダルフールの状況自体どうなっているのか詳しい報道もないですけど、今後大きな問題になりそうです。
ひな | 2007/07/08 02:29 PM

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