女系天皇容認白紙へ
早いもので三が日も終わりまして……。
皆さん、お正月はいかがお過ごしになられましたか?
私のお正月はこれで終了ですわ。
というわけで「お気楽くっくり」もぼちぼち開店してますんで、「ぼやきくっくり」ともども、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます<(_ _)>
ではでは本題。
産経一面、嬉しいニュースキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
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■安倍首相、女系天皇容認白紙へ 典範改正視野に議論(産経1/3)
よしよし!ええぞええぞ!(≧∇≦)
以上が産経一面トップ記事ね。
んで、以下はWEB版には載ってない記事。
■有識者会議に不信感(産経新聞1/3朝刊・大阪版総合面)
このエントリーをUPする直前に気づいたんですが、てっくさんがすでに上の記事UPしてくれてました……。わはは……。
ただあちらは東京版、こちらは大阪版。見出しや本文がちょっと違うっぽい。比べてみるのも面白いかもしれません。
私がぱっと見て気づいたのは、東京版の最後の段落、「皇室の伝統を守る国会議員の会」についての記述が、大阪版にはないようです(T^T)
んで、上の記事ね、実名は出てないんだけど……
寛仁さまについて、海外向けの政府系雑誌で「アナクロニズム(時代錯誤)」と批判した「ある委員」は、岩男寿美子。
↓当時の記事、プレイバック。
■典範会議・岩男氏、寛仁さま発言批判 「時代錯誤」(産経06/3/11。リンク切れ)
原文はこれらしいです。
この件については拙エントリー06/3/12付:皇室典範〜有識者会議メンバーが海外向け雑誌で寛仁殿下を批判でぼやいてます。
もう一人、実名が出てない人。
橋龍の2度にわたる要請を退けた「中心メンバーの一人」ってのは、古川貞二郎官房副長官(当時)。
↓当時の記事、プレイバック。
■橋本元首相 皇族の意見聴かず非礼(産経06/2/17。リンク切れ)
この件については拙エントリー06/2/18付:皇室典範〜有識者会議はやはり追認機関でしかなかったでぼやいてます。
産経の今回の記事(冒頭で紹介した記事)、よーく読むとわかりますが、「安倍晋三首相は有識者会議の報告書を白紙に戻す方針を決めた」とあるだけで、まだ正式決定ではないし、情報の出所もよくわかんない。油断禁物。
もっとも安倍さんが女系天皇なんかを認めるわけはないし、官房長官時代も慎重な言い回しではあるものの、そのように主張されてきましたから、絶対に悪いようにはしないはず。
有識者会議のメンバー入れ替えや改廃は、もう明日にでもとっととやってくれと思うんですが、ま、安倍さんのことです、時間は少々かかっても今後、着実にやっていってくれるでしょう。
憲法改正も大事ですが、皇室典範問題はもっと大事かもしれない。
だって一度女系天皇を認めてしまうと、そして実際に女系天皇が即位してしまうと、男系のみで継承という本来の形に戻すのは、おそらくほとんど不可能だと思うから。
そしたら日本の国柄は大きく変わってしまう危険性があります。
皇室の有難味は薄れていき、やがて本当に皇室はなくなってしまうかもしれません。そうなったらもう終わりです。日本は日本でなくなってしまいます。世界的に見ても大きな損失です。
こうした事態は何としても阻止しなければなりません。今を生きる私たちには、過去の日本と未来の日本をつなぐという大きな責務があるのです。
歴史は点ではなくて線。私たちは線上に存在してる。そのことを決して忘れちゃいけません。……と、自戒の意味も込めて。
前にも紹介した画像だけど、もう1回貼っときます。
『天皇制打倒』を目指してる人は別として、普通の日本人ならこれを見ただけで、「女系はやっぱだめ」と理解できるはず。学校のお友達や職場のご同僚にぜひ見せてあげて下さい。
※拙ブログ関連エントリー
(旧ブログはちょっとアクセスしづらいかも。スミマセン)
●05/10/27付:女系天皇は容認できない
●05/11/5付:メディアは「女性天皇」と「女系天皇」の違いを説明せよ
●05/11/7付:「たかじん委員会」是か非か“女性・女系”の天皇
●05/11/10付:「ムーブ!」女帝容認論に異議噴出
●05/11/25付:皇室典範〜有識者会議が報告書提出
●05/11/26付:皇室典範〜社説出揃う
●05/12/8付:皇室典範〜産経が女系天皇問題特集
●05/12/9付:皇室典範〜産経が女系天皇問題特集(その2)
●05/12/10付:皇室典範〜産経が女系天皇問題特集(その3)
●05/12/12付:皇室典範〜竹田恒泰さんインタビュー
●05/12/16付:皇室典範〜小泉チルドレンからも女系反対の声
●06/1/8付:皇室典範〜物事の本質を見よ
●06/1/12付:皇室典範〜「正論」平成の和気清麻呂、出でよ!
●06/1/15付:安倍さんに失望するのはまだ早い
●06/1/20付:皇室典範〜寛仁親王殿下の新たなご発言
●06/1/22付:皇室典範〜女系天皇阻止メール大作戦
●06/1/24付:皇室典範〜女系天皇阻止メール大作戦その2
●06/1/28付:皇室典範〜「改革バカ」小泉純一郎を何とかして下さい」
●06/1/31付:皇室典範〜議員も世論もTVタックルも「拙速は避けるべき」
●06/2/2付:皇室典範〜「愛子天皇」の運命を考えたことがありますか?
●06/2/3付:皇室典範〜朝日新聞が寛仁親王殿下に「発言を控えろ」
●06/2/4付:皇室典範〜閣僚にも広がる「慎重論」
●06/2/5付:皇室典範〜朝日新聞be調査「賛成」「反対」が拮抗
●06/2/6付:皇室典範〜「ザ・ワイド」「ムーブ!」で特集がありました
●06/2/8付:皇室典範〜紀子さまご懐妊で改めて思ったこと
●06/2/9付:皇室典範〜小泉首相の「慎重」を信じて大丈夫?
●06/2/11付:皇室典範〜秋に向けて私たちがとるべき道は?
●06/2/13付:「サンプロ」皇室典範改正問題
●06/2/15付:【皇室典範問題まとめ】皇室の歴史と伝統を守ろう。男系維持する方法あります。(1)(ミラー)
●06/2/15付:【皇室典範問題まとめ】皇室の歴史と伝統を守ろう。男系維持する方法あります。(2)(ミラー)
●06/2/18付:皇室典範〜有識者会議はやはり追認機関でしかなかった
●06/2/26付:朝生「天皇」〜アンケートは男系維持派の勝利
●06/3/12付:皇室典範〜有識者会議メンバーが海外向け雑誌で寛仁殿下を批判
●06/5/1付:産経「正論」 日本人はなぜ昭和天皇を守ったか
●06/8/31付:『アンカー』皇室はどうあるべきか?
●06/9/6付:親王殿下の御誕生を心よりお慶び申し上げます
●06/9/7付:続・親王殿下の御誕生を心よりお慶び申し上げます
●06/9/8付:「ワイスク」ずさんな電話緊急アンケート
●06/9/12付:「たかじん委員会」秋篠宮家に親王ご誕生で皇室典範改正問題は?
●06/9/13付:「悠」の字に込められた願い
●06/10/22付:【アンケート】「皇位継承についてあなたの考えは?」結果と全コメント
●06/12/24付:終戦時の今上陛下にまつわるエピソード
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安倍晋三首相は、政府の「皇室典範に関する有識者会議」(座長・吉川弘之元東大総長)が平成17年にまとめた、象徴天皇制の維持を目的に女系皇族にも皇位継承権を認めるとの内容の報告書を白紙に戻す方針を決めた。秋篠宮家に悠仁(ひさひと)さまが皇室の約40年ぶりの男子として誕生され、報告書の前提条件が変わったと判断した。ただ、皇位の安定的継承は依然、課題として残っており、男系による皇位継承維持の方策について、皇室典範改正や特別措置法制定を視野に、政府部内で議論を始める。
男系継承は、125代の現天皇陛下まで一度の例外もなく続いており、現行の皇室典範も、1条で「皇位は男系の男子が継承する」と定めている。しかし、平成17年11月に、首相の私的諮問機関である有識者会議が父方ではなく母方の系統に天皇をもつ女系天皇をも容認する報告書をまとめた。これをもとに、政府は皇室典範改正案を国会に提出する方針だったが、昨年2月の秋篠宮妃紀子さまのご懐妊により国会提出が見送られた経緯がある。
これに関連、安倍首相は官房長官時代の昨年9月、フジテレビの番組で有識者会議の報告書について、「ずっと男系で来た伝統をすぐ変えるかどうか、慎重になるのは当然ではないか」と発言していた。男系維持の方法としては、昭和22年に連合国軍総司令部(GHQ)の意向で皇籍離脱した旧宮家の皇籍復帰や、現在の宮家の継承などを挙げていた。
ただ、皇室典範では、旧皇族の皇籍復帰や、皇族が養子をとることは認めていない。皇太子さま、秋篠宮さまに次ぐ皇位継承権3位の悠仁さまのご誕生で、現行法下でも当面の皇室存続のめどはついたものの、将来にわたって安定的な皇位継承が確保されたわけではなく、何らかの法改正が求められていた。
このため、首相は、昨年9月の官房長官としての記者会見では、「皇位の安定的な継承のためには、皇室典範の見直しを含めた検討が必要だと考えている」と指摘。また、下村博文官房副長官も9月に、悠仁さまのご誕生を祝う集会で、政府として「新たな法律改正をどう考えていくのか、大切な時期だ」と表明していた。
ただ、女系継承容認を打ち出した有識者会議は現在、形式的にまだ存続している。このため、首相は有識者会議のメンバー入れ替えや改廃についても検討する考えだ。
(2007/01/03 06:38)
よしよし!ええぞええぞ!(≧∇≦)
以上が産経一面トップ記事ね。
んで、以下はWEB版には載ってない記事。
■有識者会議に不信感(産経新聞1/3朝刊・大阪版総合面)
皇室典範 首相、拙速な結論批判
安倍晋三首相が政府の「皇室典範に関する有識者会議」の女系継承容認の結論を一から見直すことを決めた背景には、国の根幹にかかわる重要問題の変更について、あまりに結論を急いだ有識者会議に対する不信感がある。首相は、皇位の安定的な継承のための新たなルールを作らなければならないとの問題意識は持っていたが、有識者会議が、男系維持の方策に関してはほとんど検討もせず、当事者である皇族のご意見にも耳を貸さずに拙速に進めたことには以前から批判的だった。(1面参照)
首相は昨年10月3日の参院本会議で、皇室典範改正問題について「慎重に冷静に、国民の賛同が得られるようにしっかりと議論を重ねる必要がある」と指摘した。この発言の背景には、有識者会議が、わずか10カ月の議論で女系継承容認の報告書をまとめたことへの批判が込められている。
有識者会議の10人のメンバーには皇室制度の専門家はほとんどいない。ある委員は、安易な女系継承容認に異を唱えた皇族の寛仁(ともひと)さまについて、海外向けの政府系雑誌で「アナクロニズム(時代錯誤)」と批判した。
こうした経緯から、「首相は有識者会議のメンバーについて、皇室問題を論ずるには不適格者が多いと考えたのではないか」(首相周辺)といわれる。
また、故橋本龍太郎元首相が中心メンバーの一人に、皇族方からご意見を聴くよう2度にわたって要請したが退けられた。男系継承の維持のため、旧皇族の皇籍復帰検討を求める意見に対しても、「(出生率などから)旧皇族が復帰しても2、3代でだめになることがある」(吉川弘之座長)と取り合わなかったこともあった。
この点について、首相は官房長官時代の昨年9月に「一般的な少子化の傾向と(皇族)は別に考えた方が常識的ではないか」と反論、首相就任後に報告書を白紙化しようという考えを一層募らせていったとみられる。
このエントリーをUPする直前に気づいたんですが、てっくさんがすでに上の記事UPしてくれてました……。わはは……。
ただあちらは東京版、こちらは大阪版。見出しや本文がちょっと違うっぽい。比べてみるのも面白いかもしれません。
私がぱっと見て気づいたのは、東京版の最後の段落、「皇室の伝統を守る国会議員の会」についての記述が、大阪版にはないようです(T^T)
んで、上の記事ね、実名は出てないんだけど……
寛仁さまについて、海外向けの政府系雑誌で「アナクロニズム(時代錯誤)」と批判した「ある委員」は、岩男寿美子。
↓当時の記事、プレイバック。
■典範会議・岩男氏、寛仁さま発言批判 「時代錯誤」(産経06/3/11。リンク切れ)
政府の「皇室典範に関する有識者会議」のメンバーである岩男寿美子・武蔵工大教授が、自身が編集長を務める海外向けの英文雑誌「ジャパンエコー」二月号に寄せた論文で、女系天皇に異論を唱えた寛仁親王殿下を「時代錯誤の考えには、驚くしかない」と強く批判していたことが十日、分かった。岩男氏はまた、寛仁さまが側室制度導入は「難しい」としているにもかかわらず、「側室制度を提案してきた」と事実と異なることも記述している。
「ジャパンエコー」は海外向けに、英文で日本の論壇の論調などを紹介する隔月刊誌で、編集会議には外務省職員も参加。在外公館を通じ、欧米など各国の大学や研究機関に配布している。
岩男論文は「日本の皇位継承者」と題し、「二〇〇五年十一月は、日本の皇室にとって二つの大きな進展のあった月だった」と書き出し、有識者会議の報告が提出されたことを自賛。メンバー構成や報告書の内容、反響などを紹介している。
この中で、寛仁さまについて「天皇のいとこで、女性が皇位を継承できるようにすることについて疑問の声を上げ、旧宮家や皇室の側室制度の復活を提案してきた」と指摘。さらに「彼の時代錯誤(anachronism)には驚くしかない」と批判している。しかし、寛仁さまは昨年、福祉団体の会報に寄せたエッセーで、側室制度に触れてはいるが、「国内外共に今の世相からは少々難しいかと思います」と記され、「提案」したわけではない。
また、岩男氏は、短期間で結論を出した有識者会議の議論に「拙速だ」との指摘があることにも「奇妙な反対論だ」と反論している。その理由として「この問題は実は有識者会議の設置に先立つ七、八年前から内閣官房内のグループによって研究されていた」と明記した。有識者会議が事実上、先行する政府の非公式研究を下敷きにした「結論ありき」の存在だったことを認めた形だ。
◇
【海外向け英字誌に寄稿】
二〇〇五年十一月は、日本の皇室にとって二つの大きな進展があった月だ。まず、プリンセス清子の結婚があり、もう一つは「皇室典範に関する有識者会議」の報告書が提出されたことだ。
提示された改正点は、継承者を男系男子に限定した現行制度の維持を主張する陣営から強い抵抗を受けている。だが、この男系継承を可能にしたのは、以前の制度で天皇に側室が置けたからだ。これは今日、賛同を得られるものではない。
奇妙な反論がある。それは、こんな重要な問題で、一年以内に結論を得るというのは拙速すぎるというものだ。しかし、この問題は実は、われわれの有識者会議の設置に先立つ七、八年前に、内閣官房内のグループによって研究されていた。
もう一つの反対論は、われわれが皇族の意見を聞かなかったというものだ。しかし、天皇も皇太子も立場上、この問題に関しては意見を表明しないと示している。天皇のいとこであるプリンス寛仁は、女性が皇位を継承できるようにすることに疑問の声を上げ、旧宮家や皇室の側室制度の復活を提案してきた。彼の時代錯誤の考えには、驚くしかない。(要旨、原文は英文)
原文はこれらしいです。
この件については拙エントリー06/3/12付:皇室典範〜有識者会議メンバーが海外向け雑誌で寛仁殿下を批判でぼやいてます。
もう一人、実名が出てない人。
橋龍の2度にわたる要請を退けた「中心メンバーの一人」ってのは、古川貞二郎官房副長官(当時)。
↓当時の記事、プレイバック。
■橋本元首相 皇族の意見聴かず非礼(産経06/2/17。リンク切れ)
橋本龍太郎元首相は十六日までに産経新聞のインタビューに答え、二度にわたって政府の「皇室典範に関する有識者会議」に皇族方の意見を聴くよう求めたが、聞き入れられなかったことを明らかにした。橋本氏との一問一答は次の通り。
−−首相在任中に古川貞二郎官房副長官(当時)に皇位継承問題の検討を指示したのか
「必ずしも(女性・女系容認などと)方向を決めてではなく、広く検討してほしい、どういうケースが起こるか分からないから研究しておいてくれと話したことはある」
−−有識者会議の議論をどう見るか
「プロセス、手順に非常に不満を持っている。私は皇室の中にもいくつかの意見があることを知っていたので、古川君に皇族方の意見を聴くよう勧めたが、答えは『ノー』だった。私はあきらめが悪いので、さらに『(皇室の)全員から聴けなんて言っていない。しかし、せめて皇室の最長老の三笠宮さまからぐらいは聴くべきではないか』と勧めたが、聞き入れられなかった。三笠宮さまは戦前の皇室も、占領行政下の皇室も、(旧十一宮家の)臣籍降下も知っておられ、今日までずっと皇室を見ておられた。少なくとも三笠宮さまのご意見はうかがっておくべきだったと思う」
「私だったら、あんな見え見えの形で有識者会議をつくり、座長に『皇室の意見は聴かない』なんて言わせない。無礼であり、少なくとも非礼だ。果たしてあの人たちが本当に国民を代表する人選だろうか」
−−女性・女系天皇容認、長子優先の結論については
「私は女性天皇は否定しない。しかし、女系天皇を認めるべきかどうかはもっと時間をかけて考えるべきことだと思う。同じ結論に達するにしろ、少なくとももっと慎重さが必要だ」
この件については拙エントリー06/2/18付:皇室典範〜有識者会議はやはり追認機関でしかなかったでぼやいてます。
産経の今回の記事(冒頭で紹介した記事)、よーく読むとわかりますが、「安倍晋三首相は有識者会議の報告書を白紙に戻す方針を決めた」とあるだけで、まだ正式決定ではないし、情報の出所もよくわかんない。油断禁物。
もっとも安倍さんが女系天皇なんかを認めるわけはないし、官房長官時代も慎重な言い回しではあるものの、そのように主張されてきましたから、絶対に悪いようにはしないはず。
有識者会議のメンバー入れ替えや改廃は、もう明日にでもとっととやってくれと思うんですが、ま、安倍さんのことです、時間は少々かかっても今後、着実にやっていってくれるでしょう。
憲法改正も大事ですが、皇室典範問題はもっと大事かもしれない。
だって一度女系天皇を認めてしまうと、そして実際に女系天皇が即位してしまうと、男系のみで継承という本来の形に戻すのは、おそらくほとんど不可能だと思うから。
そしたら日本の国柄は大きく変わってしまう危険性があります。
皇室の有難味は薄れていき、やがて本当に皇室はなくなってしまうかもしれません。そうなったらもう終わりです。日本は日本でなくなってしまいます。世界的に見ても大きな損失です。
こうした事態は何としても阻止しなければなりません。今を生きる私たちには、過去の日本と未来の日本をつなぐという大きな責務があるのです。
歴史は点ではなくて線。私たちは線上に存在してる。そのことを決して忘れちゃいけません。……と、自戒の意味も込めて。
前にも紹介した画像だけど、もう1回貼っときます。
『天皇制打倒』を目指してる人は別として、普通の日本人ならこれを見ただけで、「女系はやっぱだめ」と理解できるはず。学校のお友達や職場のご同僚にぜひ見せてあげて下さい。
※拙ブログ関連エントリー
(旧ブログはちょっとアクセスしづらいかも。スミマセン)
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Comments
僕は今年の正月に生まれて初めて、一般参賀へ行ってきました。自分の目で皇族の方々を拝見したのは初めてでした。天皇陛下を始め、皇族方がお出ましになられた時は、何とも言えない不思議な気持ちがしましたし、天皇陛下の御言葉を拝聴した時は、身体中の毛穴が開くような感じがしました。
「皇室=日本の国体」と言うのを肌で実感出来た貴重な体験でした。やはり、男系の男子で皇統は続いて欲しい、と強く思いました。
意外だったのが、外国人の方がけっこう多かったのと、若い人が多かったのが印象的でした。
昨年は挨拶のみで、その後殆どコメントをしていなかったのですが、年改めて積極的にコメントさせていただきたく思います。
本当に安倍総理GJですねw。
とてもうれしく思うとともに、安倍総理の信念にブレがないことに二重にうれしいです。
安倍総理の曖昧な発言や、ネット版人権擁護法案など「なぜ安倍政権下で?」と目を疑いたくなる自体があっただけに、本当にうれしいです。
もう少し内政に目を向けて欲しいな、とも思うのですがw。
今後ともよろしくお願いします。
トラバうまくいかずこちらにて
http://blg.asunonippon.net/?eid=233054
世の中、お勉強が出来るのが頭がいいと思っている人が多いですから、東大総長(ちなみに、東大だけは学長といわずに総長です。)が、「旧一高の同窓生の間ではバカで有名だった」ことは理解に苦しむでしょうね。
しかし、バカだからあんな結論を出したのであって、彼は自ら証明しましたね。
今後は悪口ではなく、発言内容を批判したいと思います。
こちらも地味ながら素晴らしい活動を議員さんがしています。
戸井田、林両氏による公文書公開
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/96452
> 国立公文書館が平成11年度に法務省から移管された戦争裁判関係資料約6000冊
> のうち、これまで非公開にしてきた裁判未提出資料約2500冊分について、順次
> 公開していくことを決めたという内容でした。私的メモ、日記、手記などが含まれる
> ため、公文書館側が「ときの首相にも閲覧させない」としてきたものです。
圧倒的ではないか、我が軍は!
何千人(何万人?)といる中の約3割近くが外人の方だったと思います。
「こいつら観光気分で来てるんじゃねーのか?」という想いでしたが、
いざ陛下がお声を掛けて下さる段になると
その場は水を打ったように静まり返り、
お言葉を拝聴し終わった後は、日の丸がさんざめく光景を見ることが出来ました。
この光景には、正直鳥肌が立つと同時に、自分が日本人であるという喜びとうれしさがひしひしと湧き上がってきました。
これは絶対に失くしてはいけない、日本人の魂の宝だと思います。
微力ながら、応援させていただきますので
これからも頑張って下さい。
トロさん:
一般参賀!私も一度行ってみたいと前々から思ってはいるものの、地理的なこともあってなかなか難しいです。関東にお住まいの方がうらやましく思う数少ない瞬間です。テレビのニュースで拝見するだけでも鳥肌立ちますからね。実際に行かれた方はもうどんなにか感激されることでしょう。外国の方や若い方が多かったというのも嬉しいですね。
Apple君さん:
「バカ」OKだと思いますよ。立派に批判です。単なる悪口であればswordさんも私もレスしません(^_^;。「バカ」と一口に言ってもいろんな意味がありますよね。吉川氏の場合は「ロボットバカ」って言うんですか?専門分野においては「かしこ」(大阪弁で「かしこい」の意味)なんでしょうが、それ以外の例えば世間一般のことについては「バカ」「アホ」「非常識」ってことで。寛仁殿下の「(男系継承で来たのを女系容認に)簡単に変更していいのか」というご発言(広報誌の記事)に対して、吉川氏は会見で「どうということはない」とコメントしましたが、そういったちょっとした言葉遣いを聞いただけでも、「こいつはアカン」と気づいてしまった人、けっこう多いと思いますよ。引き受け手がなかったというのも頷けます。
swordさん:
横レス気味になりますが、私は昔、お勉強が出来る人だらけの小さな企業に勤めたことがあります。が、皆さん例外なく「バカ」でした。この場合のバカとは、一般常識が全くないことを言います。約束の時間を守らず平気で遅刻してくるとか、そういうレベルです。お客様を待たせても平気でした。そりゃ倒産もしますわ。私は倒産する1年ほど前に「だめだこりゃ」と思って退職し、難を逃れました(^_^;
織原さん:
おっしゃる通り、安倍さんは信念にはブレはないと思うんですが、一国の総理ともなると以前と同じようには行かないんでしょうね。スタッフの問題もあるでしょうしね。慣らし運転もそろそろ終わって、今年は安倍さんらしいところをどんどん見せてくれるんじゃないかと私は期待しています。
tarakoさん:
トラバがうまく行かなかったそうで申し訳ありません。同一サーバー内に置いてある他のCGIなどをかなり削除しましたので、以前より負担はマシになってるかと思いきや、まだまだみたいですね。ミラーの方はここよりトラバ受信しやすいと思います。よかったらミラーの方に試してみて下さい。「人気Blogランキング」はミラーの方で登録してありますので、実はそっちの方が訪問者が多いのではないかという話もちらほら(^_^;
http://kukkuri.blog58.fc2.com/
Gregさん:
戸井田さんGJですね!(≧∇≦)
私は戸井田さんのお名前は遺棄化学兵器で国会で質問された件で初めて知ったんですが、この種のことってなかなかニュースでは大きくは取り上げられないんですよね。このように地道に頑張っておられる議員さんがいること、国民に広く知らしめたいものです。
侍さん:
おお、トロさんに続いて侍さんも一般参賀!うらやましい!(T^T)
>いざ陛下がお声を掛けて下さる段になるとその場は水を打ったように
光景が目に浮かびます。前に「たかじんのそこまで言って委員会」でたかじんが、天皇賞に久しぶりに陛下がお見えになられた時の話をしてたんです。1着になった騎手が帽子を取って陛下に一礼したら、観客が静まりかえったと。こういうバクチ場でも日本人は陛下に畏敬の念を持っているんだと感じ、たかじんは胸が熱くなったと。「日本人の魂の宝」、全くその通りだと思います。
Seiさん:
私もテレビで見ただけですが、言われてみれば確かに。逆に言えば、悠仁さまがお生まれになるまで陛下はじめ皇族の方々がどれほどのプレッシャーを感じておられたか、ということになるのでしょう。女系推進派はそういったプレッシャーから解放してさしあげるための女系容認だという理屈を言っているようですが、わかってないなぁと。今まで例外なく男系維持でつなげてこられたものをご自分の御世で途絶えさせてしまうかもしれない、そのプレッシャーの方がはるかに大きいことになぜ気づかないんでしょう。……と、女系推進派が確信犯でやってるのはわかっててあえて書いてみました(^_^;
一般参賀に行かれた方、うらやましいなあ。私もいつか絶対行くぞ!
確かに前任者と比べれば地味ですが(小泉さんより派手な人を探す方が難しい(^_^;)、やることはやってるんですよね。サヨク的には教育基本法改正も防衛庁の省昇格も受け入れがたいってことで、マスコミの評価は低くなっちゃってますが(T^T)
不二男さん、あけましておめでとうございます。
初書き込み、ありがとうございます。産経の報道があっただけで、まだ具体的に動きだしたというわけではないようですが、安倍さんならきっと着実にやっていってくれると信じています。
不二男さんにとっても良い一年になりますように!
河野・村山談話についてもお願いしたいです。
戸井田さんについては、以前に確かてっくさんが紹介されてた記事を読んだ事があり、感銘を受けていました。テレビやマスコミには登場しないけど、応援したい方ですね。
安倍総理、この勢いで、在日特権も朝鮮人への査証免除も白紙にしてください。
とっても嬉しいです!でももし忙しかったら無理しないで下さいね。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。
河野談話については自民有志の議連が見直し活動を強めていく方向とのことなので、期待できるかもしれませんね。
戸井田さんについては、……TVタックルとかテレビに出てる議員ばかり目立ってますけど、こういう地道に頑張ってる方にこそスポットを当ててほしいものです。
すっきりさん、コメントありがとうございます。
総連、パチンコ利権、特にこのあたりをガンガン締めつけてほしいですね。パチンコは難しいですかね(T^T)
おれんじさん、お気遣いありがとうございます。仕事や家事の合間にぼちぼちっとやらせてもらってますんで。良い気分転換にもなります(^^ゞ
皇太子ご一家について,これだけはどうしても申し上げたいことがありますので,お叱り,サイト追放を覚悟で申し上げます.
東宮ご一家へのバッシングは確かに目に余るものがあります.
しかし,少し前の話ですが,この件についてはどうでしょうか?
http://www.kunaicho.go.jp/dounittei/gonittei-2-2006-7.html
平成18年9月25日(月)
皇太子同妃両殿下 江頭豊殿逝去につきご弔問(江頭邸)(愛子内親王殿下ご同伴)
平成18年9月27日(水)
皇太子同妃両殿下 故江頭豊殿葬儀・告別式にご参列(千日谷会堂(新宿区))
ご承知の通り,江頭豊と言えば水俣病に関しては多大な罪を犯し,被害者の方々に対する冷酷な仕打ちまでしています.
今も水俣病に苦しむ方々に取っては断じて許せない人物でしょう.
そんな方々が皇太子ご一家の参列を見てどのように思ったか,大変心配です.
また,国民感情としても納得できないのではないでしょうか?
第126代の天皇皇后両陛下は水俣病の大罪人の葬儀に参列した・・・・
「国民とともに歩む」べき次期天皇皇后両陛下が・・・
これは歴史的事実として残ってしまったのです.
これを問題にすることも許されないのでしょうか?
http://nf.ch-sakura.jp/search.php?action=showallbyuser&mid=4&uid=458
このまま宇宙の果てまで遠ざかってくれればいいんですが・・・。
>このまま宇宙の果てまで遠ざかってくれればいいんですが・・・。
わはは(≧∇≦)ウケてしまいました。でも、ほんと、そうですよね。
安倍さんは4日の伊勢神宮参拝の折りに、「静かに深く議論をしていきたい」と述べただけで、「有識者会議の報告書は白紙にします」といった突っ込んだ発言まではしなかったようなので、まだちょっと不安が残ります。