皇室典範〜「正論」平成の和気清麻呂、出でよ!
 え〜、まずは告知を(^^ゞ

■「皇室典範改悪阻止!!」日比谷野音国民総決起集会
参加費:無料
登壇者:渡部昇一、西尾幹二、八木秀次、名越二荒之助、西村幸祐、井尻千男、小田村四郎、伊藤哲夫、伊藤玲子、遠藤浩一、荻野貞樹、大高美貴、加瀬英明、河内屋蒼湖堂、小堀桂一郎、田久保忠衛その他(敬称略)
会場:日比谷野外音楽堂(千代田区日比谷公園1-3)
日時:平成18年1月14日(土)
開場:12時/デモ出発:14時30分
主催:「皇室典範改悪阻止」草莽崛起の会
連絡:電話・FAX(03-3311-7810)/E-mail:matsuura@joy.ocn.ne.jp

 ご都合のつく方はぜひご参加のほど宜しくお願い申し上げます。

 さて。
 「正論」2月号に次のような特集が載っていました。

 <平成の和気清麻呂、出でよ!
  〜世界に誇る皇室の伝統を無視する「女系」容認に異議あり>

 平成17年11月30日、東京都港区の日本消防会館で開かれた「皇室典範を考える集い〜『有識者会議』の見識を問う」登壇者の発言を加筆・再構成したものです。

 今日はこの特集の中から、各登壇者の発言の一部を引用掲載させていただきます。
 女系天皇の是非を考える一助になさって下さい。
 (こちらのサイトに一部登壇者の動画があります→万世一系の皇室伝統を守ろう

◇「道鏡」の史実を思い起こせ
 〜上智大学名誉教授 渡部昇一
 日本の皇室は125代、明治時代の換算によれば2665年の間、常に男系により皇位を継承してきました。日本人は先祖代々、直感で男系でなければ皇位継承は不安定になると考えていたのです。男子の直系だけで継承されてきたわけではありませんが、直系がいない場合は男系をたどって天皇を立てるという営みを積み重ねてきたのです。
 2600年以上の歴史で、この男系継承という原則の維持が脅かされた時が一度だけありました。西暦765年(天平神護元年)、称徳天皇の御世のことです。弓削道鏡(ゆげのどうきょう)という人がいて、女帝であられた称徳天皇の大変な寵愛と信頼を受けて太政大臣禅師になり、翌766年には法王になりました。称徳天皇は道鏡を天皇にしよう、あるいは道鏡と自分の間に生まれた子に皇位を渡そうとお考えになったようです。
 しかし当時も神託を受けるべきであると考えた人たちがいて、和気清麻呂が宇佐八幡宮(大分県)でご神託を受けたところ絶対に許されないと言われた。清麻呂には道鏡サイドから「道鏡の即位を認める報告をしたら太政大臣にしてやる。反対のことを報告したら許さない」と圧力がかかっていましたが、彼は「皇統は皇胤に限る」という神託を正直に報告します。それで彼は大隅半島に流されます。結局、道鏡の系統が皇位に就くことはありませんでした。
 それから1240年後のいま、突如道鏡まがいのことをしようという人たちが現れたのです。いま、ご皇室の将来を心配する国民は平成の和気清麻呂です。
 小泉首相、前官房副長官はじめ有識者会議の人たちは、道鏡という人をご存知なのでしょうか。昔の日本人であれば、「道鏡のような真似をするな」と言えばその恐ろしい意味が通じました。しかし、現代の彼らにはその意味が分かっていないのではないかと心配します。
 明治22年に制定された旧皇室典範は、天皇でも勝手に作ることができないし、憲法とは関係ないとされていました。GHQはこのことをいとも簡単に変えましたが、それでも男系男子が皇位を継承する伝統は変えませんでした。にもかかわらず、有識者会議のメンバー、そして会議を操っている人たちは、天皇も変えることができない日本の皇室の伝統を皇室にお諮りすることなく変えようとしているのです。
 最終報告書に基づく典範改正は、愛子さまを天皇になさるためにつくる法律ですが、愛子さま、あるいは愛子さまのお子さまで女帝になられる方がもし李王家の方と結婚なされたらどうでしょう。日本は朝鮮民族にとって無血占領されたようなものです。そういう危険性も考えずに、ごく一部の人たちが17回の会合を開いただけで皇室典範を改正しようとしているのです。

◇アインシュタインも認めた世界の宝
 〜衆議院議員・日本会議国会議員懇談会会長 平沼赳夫
 わが国のご皇室は、世界最古のご家系です。神武天皇から125代、男系の皇統を連綿として守ってこられた。これはわが民族の宝であり、世界の宝であると確信します。ノーベル物理学賞を受賞したアインシュタイン博士が大正12年に来日した際、概略次のように話しました。「近代日本の発達ほど世界を驚かしたものはない。長い歴史を通じて万世一系の天皇を戴いて来たという国体を持っていることこそ今日の日本をあらしめたのである。世界は幾度も戦争を繰り返してきたが、最後には戦いに疲れる時が来るだろう。このとき人類は必ず真の平和を求めて世界の盟主を挙げなければならない時がくるに違いない。その世界の盟主は、あらゆる国の歴史を超越した、世界で最も古くかつ尊い家柄でなくてはならない。我々は神に感謝する。神が我々人類に日本という国を作っておいてくれたことに

◇どの権力者も侵すことがなかった地位
 〜衆議院議員・日本会議国会議員懇談会事務局長 下村博文
 17年6月、私は滋賀県の安土城に立ち寄りました。改めて驚いたのは、築城から400年余が経った平成15年に地元の教育委員会が発掘して初めて、織田信長が天守閣の並びに、天皇をお迎えする清涼殿を造っていたことが明らかになったという事です。長い日本史にはいろいろな時代がありましたが、常に天皇を中心とする体制が守られてきました。時の権力者でさえそれを侵すことは考えなかったのです。
 そのわが国の大切な伝統・文化・歴史が変えられるとしたら、過去だけでなく未来の国民に対しても、この一時の判断で国柄を誤らせることになる。日本そのものを事実上崩壊させることにもなりかねません。

◇有識者会議は「GHQの再来」である
 〜ジャーナリスト 櫻井よしこ
 男系の継承が困難だった時代もありました。十親等も離れた方をお連れになったり、八親等も離れた方をお招きしたりしたこともありました。現代の家族像に照らせば、これはおかしいとい言うこともできるかもしれません。けれども、2665年に渡ってこの伝統を守り抜いてきた先人たちは、たとえ十親等離れていようとも八親等離れていようとも万世一系と言われる血筋を伝える方を天皇にお迎えする、それでよろしいのだと判断してきたのです。
 その日本人の心が積み重ね、紡いできた価値観を現代に生きる私たちは大切にしなければならないと思います。それこそが日本の文明であり、それを形にしたものが現在の皇室制度なのです。このことを変える権利はいったいだれにあるというのでしょうか。
(中略) 有識者会議は恐らくは善意で最終報告をお出しになったのでしょう。しかし善意の結果だとはいえ、日本を全否定したGHQの行動と同じであり、「GHQの再来」とも言えましょう。しかも、そのGHQでさえも手をつけることをはばかった皇室制度の核心に手をつけようとしているのです。
 「国民世論は7割以上が今夏良いの最終報告を支持している。女性天皇、女系天皇でもいいではないか」といろいろな方がおっしゃいます。確かに愛子さまはすばらしい方でいらっしゃるでしょう。そして男系継承制度のもとでは愛子さまが天皇陛下になることは何の問題もありません。
 国民は、女性天皇と女系天皇の違いをいまだはっきりとは理解していません。国民自身がこの相違をよく理解していない段階で、たとえ7割以上の人が賛成しようと大きな意味はありません。私たちはまず、女性天皇とは何か、男系天皇制度とは何か、そして女系天皇制度が取り入れられたときに何をもたらすのかをはっきり自覚したうえで考えるべきなのです。2665年の伝統をわずか1年間の議論で結論付けるのではなく、もっと長い時間をかけて考えて初めて結論らしきものが見えてくるのだと思います。そのためにも2665年の文明の歴史をたった1年間で断ち切るような愚かな行為は、絶対に阻止しなければなりません。

◇「権権分離」で保たれた日本の国体
 〜杏林大学客員教授・外交評論家 田久保忠衛
 皇室は、「権権分離」というわが国の形を長く保障してきた存在です。権威と権力の分離です。権威は天皇陛下、皇室。そして権力は時の幕府、近代以降では政府です。この権威と権力がうまく調和して、二千六百数十年の間続いてきたのが我が国体なのです。
 権力は時に混乱したりつぶれたりすることがあります。明治維新では徳川幕府がつぶれました。国内は戊辰戦争という大きな戦乱に陥りますが、そこから見事な明治維新が成し遂げられたのは、国民の中心に天皇家、明治天皇がおられたからではないかと考えます。
 私が中学1年生の時、終戦を迎えました。阿南惟幾陸軍大臣らの反対でポツダム宣言受諾を決断できなかった内閣の代わりに昭和天皇が御聖断を下されて、国民を破局の淵からお救いくださった。あの時ラジオで聴いた終戦の御詔勅がなければ、日本という国や日本人はどういうことになっていたのか。その中で男系の血すじを維持することがいかに重要かに思いを致さなければいけません。

◇「帝王教育が必要」の嘘
 〜国語学者 萩野貞樹
 われわれは男系男子による皇位継承を厳守したいと考えておりますから、現状は表面的には危機であるように見えます。しかし、これは簡単に解決することができます。旧宮家の復活です。
 ところが、その解決策に対して、残念なことに保守系の論者の中にも疑問を呈する方がいます。その異論は概ね、「天皇たる者は長い時間をかけて修練を積まなければならない。帝王学の積み上げがない方に皇位に就いていただくわけにはいかない。したがって早いうちに女系、女帝を認めて対応しなければならない」というものです。
 しかしこの考えには大きな誤解があります。天皇の資格とは、ただ「血統」というものだけなのです。例えば『資治通鑑』やら『中朝事実』やら『神皇正統記』を読みこなしていなければならないというようなものではありません。弁護士や税理士ではないのです。学力試験や資格試験があるわけでもない。帝王学という言葉で何を言い表しているのか分かりませんけれども、そのようなものが不要であることは多くの先帝方の例が示してくれています。
(中略) 23代の顕宗天皇は、父親が雄略天皇に殺害され、下男務めをして雄略帝に対する復讐の機会をうかがいながら成長されました。26代の継体天皇は、先代から十親等も離れた全くの他人と言っていいような人物で、越前あたりの田舎の一豪族として暮らされていたのが57歳で皇位に就いた方です。ともに帝王学を学ぶような環境にはいらっしゃらなかったけれども、それぞれ立派な方でした。
 光仁帝(49代)や光孝帝(58代)、宇多帝(59代)も帝王学には無縁でしたが皇位の名を辱めるような方々では決してありません。英邁さで知られる119代の光格天皇は出家直前に即位されていて、教養の基礎は仏教です。この方が立派だったのは帝王学に依るのではなく、帝位に就くことによって自ずと備わった帝徳によるものでした。
 血統さえ正しければ、どなたも立派な天皇になりうるのです。そしてわれわれ国民はそれを喜んで、敬意を持って、尊んでお迎えできる。これは、われわれ国民が歴史によって培った能力です。これが歴史・伝統の深みというものではないでしょうか。

◇皇祖皇宗の御遺訓である皇室典範をお護りする
 〜前拓殖大学総長 小田村四郎
 現行の皇室典範は昭和22年に旧皇室典範が全面的に改正された法律ですが、基本的な内容、特に皇位継承に関する条項は旧皇室典範を継承しています。その旧皇室典範は明治22年2月11日、大日本帝国憲法と同時に制定されました。その皇室典範及び帝国憲法の制定に際して、明治天皇は皇祖皇宗の御神霊に「御告文」(ごこうもん)を捧げて、ご報告なさいました。その御告文と、皇室典範の「上諭」、つまり国民へのお諭しのお言葉の中で、皇室典範は皇祖皇宗の御遺訓を明確にした皇家の成典であり、すべての皇族が永遠に遵守しなければならないと繰り返し述べられています。
 井上毅という大学者も、伊藤博文の名で出された『皇室典範義解』の中で、この御聖旨を体して、「蓋し皇室の家法は祖宗に承け子孫に伝ふ。既に君主の任意に制作する所に非ず。又臣民の敢て干渉する所に非ざるなり」、すなわち、皇室典範は天皇陛下といえどもみだりに手を触れることはできないと解説しています。
 皇室典範とは、それだけの謹みと畏れの心をもって議論しなければならないものであり、有識者会議なるものの態度は失礼というよりも無礼千万というしかありません。
 このように、皇位継承問題は拙速をもって決めるべきものではありませんが、ただ一つ、宮家の存続には急いで手を打つべきです。
 現状のまま推移すれば、各皇族の女王さま方、内親王さま方は御結婚に際し、臣籍降下せざるをえず、宮家の後継者が本当に途絶えてしまいます。そのような事態を防ぐために皇室典範問題研究会(代表・小堀桂一郎東大名誉教授)は、占領中にGHQの強大な圧力によって臣籍降下を余儀なくされた旧十一宮家の方々に特別立法で皇籍に復帰していただくべきだと提言しています。
 この意見を、有識者会議は、「旧皇族は、既に60年近く一般国民として過ごしており、また、今上天皇との共通の祖先は約600年前の室町時代までさかのぼる遠い血筋の方々である」から国民感情が許さないとして退けました。
 しかし、旧宮家の皆様は60年前までは皇族としての身分に相応しい御生活を営んでこられた方がたです。敵国の占領という異常事態以前には正当な皇位継承権を持っておられました。幾つかの宮家には明治天皇、昭和天皇の内親王様が嫁いでおられて、その御子孫もおられる。決して遠い、遠い昔のことではありません。
 一方で、有識者会議は、宮家がなくならないよう女性宮家を創立せよと言っています。つまり内親王さま、女王さま方にも宮様を続けていただきたいということです。しかし有識者会議は、女性天皇も含めて女性宮家の配偶者の問題をほとんど議論していません。これが実は最大の問題です。
 女性宮家を創設し、その配偶者も皇族になるとすれば、民間の男子が突如皇族になるということです。それこそ国民感情が許さない話ではないでしょうか。旧宮家の皇籍復帰は国民感情が許さないとしていることと全く矛盾しています。

◇伝統を墨守するということ
 〜政治評論家 屋山太郎
 私は長く政治記者をやってきて、政治はだれがどう動かしているのか、どこへ持っていこうとしているのか、大体の見当はつきます。しかし、今回の皇室典範改正の動きに限っては、なぜこんなに急ぐのか皆目分かりません。
 その動機として、女帝を認めて愛子さまが皇位継承者におなりになれば、雅子さまの「お世継ぎ問題」での切羽詰まったお気持ちが和らぐという事をいう人もいます。国民の7割が有識者会議の最終報告を支持するのも、雅子さまがストレスから解放されると考えているからかもしれません。
 しかし、それはあまりに目先にとらわれた話であって、女帝となられる、あるいはなられた後の愛子さまがお婿さんをお迎えになる時のことを考えているのでしょうか。

(中略)いまのお世継ぎの問題など、長い皇統の伝統から考えると本当に短い期間の話であり、目先の感情に溺れて皇統の本質を変えてしまうなどあってはなりません。
 今回の事態は皇室の伝統や日本にとっての危機ではありますが、私は逆に日本人が伝統というものを見つめ直す絶好のチャンスだと思います。そこで、私が「伝統」というものを実感したときの話をしたいと思います。
 1970年頃、バチカンの「公会議」を取材したことがあります。当時はピル(経口避妊薬)の使用を認めるのかどうかに世界中の注目が集まりましたが、結局はピルの使用を許可するという結論は出ませんでした。私は次回の会議で決まるのだろうと考え、「次の公会議はいつですか?」と質問したところ、「分かりません」という答えでした。「では前回の(教義にかかわる)公会議は何年前にあったのですか?」と尋ねると、なんと400年前だというのです。
 何百年という長いスパンでみれば、一時の流行はイレギュラーバウンドのような存在であれば消えてなくなるから焦って結論を出さなくともよいという考えがそこには息づいているのです。道徳や人間の考えることには流行り廃りがあり、何百年か経たないと本当に人類の幸福のためになるのか分からない。伝統を墨守していれば、悪いものは簡単に入り込む余地はないということです。
 2600年余の皇室の歴史のなかでは、男系継承の危機もありましたが乗り越えてきました。今回も危機だといっても、せいぜい30年か40年の話ではありませんか。「困った」というだけの動機で2600年の伝統を変えるのは間違いです。
 今後国会に皇室典範改正案が提出されれば、必ずや国民的な議論が起こり、長い伝統から見ると実につまらない話だということになると思います。日本にとって、国民にとって、皇統とはそういうものだろうと思います。

 いかがでしたか?あなたの周りに女系天皇容認派の方がいらっしゃったら、ぜひお読みいただいて下さい(女性天皇と女系天皇の違いをご存知でない方には、まずはこのエントリーを)。

 これを読んでもまだ「女系でいい」とおっしゃる方がいたら、……おそらくは男系・女系以前の問題で、「皇室制度なんかなくなっちゃえばいいのに」とか「ジェンダーフリー万歳!」という思想の持ち主なんだろうと思います(^_^;


※拙ブログ関連エントリー
 ●10/27付『女系天皇は容認できない』
 ●11/5付『メディアは「女性天皇」と「女系天皇」の違いを説明せよ』
 ●11/7付『「たかじん委員会」是か非か“女性・女系”の天皇』
 ●11/10付『「ムーブ!」女帝容認論に異議噴出』
 ●11/25付『皇室典範〜有識者会議が報告書提出』
 ●11/26付『皇室典範〜社説出揃う』
 ●12/8付『皇室典範〜産経が女系天皇問題特集』
 ●12/9付『皇室典範〜産経が女系天皇問題特集(その2)』
 ●12/10付『皇室典範〜産経が女系天皇問題特集(その3)』
 ●12/12付『皇室典範〜竹田恒泰さんインタビュー』
 ●12/16付『皇室典範〜小泉チルドレンからも女系反対の声』
 ●1/8付『皇室典範〜物事の本質を見よ』

※まとめサイト
 ●天皇家の万世一系(男系)による皇位継承という伝統を守ろう!
 ●とりかごさん12/1付『ザビ家の女系天皇反対』
 ●女性天皇に賛成。女系天皇に反対!
 ↑【1/15(日)皇統の未来を守るオフ@京都】の告知あり。


(今日は夜にもう1本エントリーする予定です)

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Posted by くっくり 17:49 | 皇室 | comments (18) | trackback (5)
コメント
例の「近代日本の発達ほど世界を驚かしたものはない」に始まるアインシュタインの言葉ですが、これは後世の創作だとする説があります。
1.具体的な典拠がない
いつ、どこで誰に語ったか、書き記したか不明。
2.他の発言と矛盾する
来日時、天皇制に関心を示したという記述がどこにもない。
3.スタイン博士の言葉
田中智学の『日本とは如何なる国ぞ』(昭和三年)に、スタイン博士(ドイツの法学者)の言葉としてそっくりなコメントがある。
詳しくはこちら。
http://www.yorozubp.com/0511/051109.htm

女系天皇には反対ですが、不確かな資料を使うのは避けたほうが良いと思います。
Posted by へげもん | URL | 06/01/12 19:47 | LPYWd6AI

いや、単なる引用者にそれを言っても。それより、本人(平沼)に教えてやった方が。
でもさ、真相究明もいいが、こういうこと言い出すと、”23代の顕宗天皇や26代の継体天皇は立派な方だった”とかいうのも、不確かな情報とつけこまれるよ・・・ってなっちゃわね?
Posted by 女系反対 | URL | 06/01/12 20:05 | wCFfv1RE

大体、「有識者会議」だったら歴史学者や皇室制度の専門家、外国の王室の研究者あたりをメンバーにすべき。門外漢をやたら入れて「議論」するのが筋違い。
Posted by 煬帝 | URL | 06/01/12 21:27 | fKGmyxRY

自分自身は女系にはあまり興味を持っていないのですが、「世界の宝」という発言を見てしまうと特定アジアの発言に近いものを感じてしまいます。あくまでも国内の話だと意識した議論が行われて欲しいですね。
Posted by dream | URL | 06/01/12 22:15 | FUnzTYuY

女系反対さん:
平沼議員に言え、というのはそのとおりですね。
しかし、何百年も昔ならいざ知らず、ほんの数十年前の、世界的に有名な偉人の言葉を捏造して悦にいっているとしたら、dreamさんのおっしゃるように特定アジアの某国みたいで嫌です。
Posted by へげもん | URL | 06/01/12 23:30 | LPYWd6AI

並んで世界3大権威とされるイギリス王室、バチカン法王庁のご意見を伺ってはどうか。
繋がりある他国の王室のご意見も伺いたい
Posted by FATMAN | URL | 06/01/12 23:36 | JPlVQ20w

>FATMAN氏
他国の王室のご意見は関係ないでしょ。日本の伝統と文化に照らし合わせて考える事ではないでしょうかね。
Posted by Hermit | URL | 06/01/12 23:47 | Rjq7F71I

アインシュタインの件だが皆さん敏感に反応しすぎでは?
明らかな事実誤認ならばともかくそういう説もあるという話でしょ?
いまググッてみたらマスコミや議員だけでなく学者・神社・政党までもがアインシュタインの発言として引用してるのがわかった
もしこれが間違いとなれば各業界謝罪訂正で大騒ぎになりますね┐(´ー`)┌

でも自分は「世界の宝」というのは実際の所間違った表現とも言えないと思う
それぐらい「天皇」は国際社会において敬意を払われてるんだから
Posted by 毒々 | URL | 06/01/13 00:12 | znSr1gTA

これに関して宮内官僚はだんまりだな。
我々の税金で食べている行政官なのに説明責任の一つも果たさないのか。
601年の大宝律令により創設された宮内省からの伝統が泣くぞ。
Posted by 水無瀬 | URL | 06/01/13 02:27 | hv5zDfLg

前コメントの訂正。
×601年
○701年
Posted by 水無瀬 | URL | 06/01/13 02:30 | hv5zDfLg

おかしなもので、女系天皇容認派と思われる国民も、こと自分の家のことになれば、男系継承でなければと考えているはずである。さもなければ、嫁入り等という言葉は既に死語となっているはずである。
結局女系天皇容認派は本気で考えていないと言うことなのだ。だから軽々しく女系に賛成できるのである。
自身の家督相続で男系でなく女系を選択している家は如何ほどあるというのか。
結局まだ日本の一般常識でも男系継承が当たり前であるのに、天皇家という最も日本を代表する家系に対してその常識を適用しない。このアンバランスさに女系容認派は気付いているのだろうか。
Posted by zap | URL | 06/01/13 03:04 | HWau7QDw

「女系容認は女性皇族に数倍の負担と義務を背負わせ、危険である」

……と主張したい昨今。
女系容認で一番被害を被るのは、たぶん(歴史上初めて皇位継承に否応なく巻き込まれる事になる)女性皇族の方々だ……と思うんですがね。
極端な事を言えば、「女性皇族を騙して結婚すれば誰でも皇族になれる」ようになるんですから。
Posted by Tamanegi | URL | 06/01/13 04:44 | bAefdH3Y

へげもんさんが取り上げられた中澤英雄氏の説は怪しいみたいです。
「Let's Blow! 毒吐き@てっく」様より
◎アインシュタインの予言
http://pride.arrow.jp/blog/2005/11/post_242.html
>『日本とは如何なる国ぞ』(昭和三年)なんて、今じゃだーれも持ってないような本から引用して、「九条の会」の中澤さん、「ガイア意識が地球を救う」なんてわけわからんこと言うとるオッサン・・・中澤英雄さんが勝手に論を立ててる
>あれの発行は昭和3年、もともとのアインシュタインの言葉は大正11年ですから改造社が招聘したときに残された言葉なんですが、中澤さんは新聞しかチェックしてないみたいです
>というか、始めに結論ありきの、これまた為にする論の立て方ですね
>私はオタなので、改造もその他の文書も持ってます

追い討ちをかけるエントリー
◎アインシュタインの予言だけじゃないよ、わが国を称えてるのは
http://pride.arrow.jp/blog/2005/12/post_283.html

※現在、中澤英雄氏を釣っているらしく核心部分は伏せられています。
Posted by 春三番 | URL | 06/01/13 10:29 | C0vgiLWQ

13日のスーパーモーニングはひどかったですね。
大谷や有識者会議の人が。
橋下弁護士一人が頑張ってくれていました。
Posted by 怪人物X | URL | 06/01/13 13:26 | DSF0q6aI

私は血統(DNA)には先祖の記憶や民族の記憶が刷り込まれていると信じています。
だから皇室の血統には、国民からの尊崇を受けてきた記憶が累積していて、そのために神聖が発揮されているのだと思います。この尊さは生半可な帝王学などで育成されるようなモノではないはずです。
下世話な話ですが、皇室を維持するのに1人の国民が負担している費用は、わずか300円程だと聞いたことがあります。皇籍復帰で10倍かかったところで3000円。皇室を存続させる対価としては安すぎるくらいです。
十一宮家の方々に早く皇籍復帰していただけることを希望します。
Posted by P | URL | 06/01/13 13:45 | 8gJHyybU

>怪人物Xさん

同感です。本当に今朝のスーパーモーニングはひどかったです!
大谷は「何も天皇制に国が支えられているわけではない・・・」などと、天皇制そのものを軽んじるようなひどい言い草。
有識者会議に出たとかいう人は、(三笠宮さまのご意見などについて)国政に参加できない立場の人は何も言うなと言わんばかりの言い方。
女性や女系天皇に賛成という人たちは、「国」を軽んじ、自分たちの方が上なんだと言いたげな無神経な人ばかりです。こんな人たちが皇室に関することを拙速に変えようとしているのが恐ろしいです。
Posted by さ | URL | 06/01/13 13:52 | /fW0gBsI

しかし、皇室典範改悪反対派のほうもメアドだけじゃなくてホームページくらい用意すればいいのに。あんなのただで作れるんだから・・・戦術が稚拙だと盛り上がるものも盛り上がらないよ。心配だ。
Posted by きゃべじん | URL | 06/01/14 20:53 | U8eQ9XIM

春三番さんの紹介された「毒吐き@てっく」氏のサイトは見てますが、異論があるなら証拠を提示するだけで良いものを、中澤英雄氏を「釣る」ために隠というのが信用する気をなくさせてくれます。
まあ、自ら「毒吐き」を名乗る以上、看板に偽りなしですが……。
Posted by へげもん | URL | 06/01/15 01:50 | LPYWd6AI

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宮内庁の愚かさ
宮内庁の礼節の無さ。
Posted by 奥田健次の教育改革ぶろぐろ部 | 06/01/12 19:29

小泉首相の真意とは何か−皇室典範改正をめぐって
安倍官房長官の「党議拘束」問題があらゆるところで物議を醸しています。この真意については正確には語ることが出来ませんが、新聞報道(毎日・朝日・産経 1/11朝刊)で知る限りでは
Posted by 草莽崛起 ーPRIDE OF JAPAN | 06/01/13 14:25

メルマガ「皇位継承Q&A」創刊!
 「まぐまぐ」から《無料メールマガジン「皇位継承Q&A」》を発行することになりました。これは、男系維持派のためのメルマガです。男性天皇堅持か女性天皇容認かの違いはあると思
Posted by 時事評論@和の空間 | 06/01/14 03:54

党議拘束云々の話に惑わされるな
 自民党内が、皇室典範改正案の取り扱いを巡って、党議拘束をかけるかかけないかで揺れている。 郵政政局の二の舞はこりごりだという思惑が働いている。 その一方、安倍官房長官に「党議拘束は必要だ」と言わせることで、保守派に根強い安倍待望論の勢力を減衰させよう...
Posted by 日本大好き、好きです早稲田日記 | 06/01/14 15:54

天皇を考える
長いは偉大
Posted by あさひ素材 社長ブログ | 06/01/14 18:14