韓国が永遠に反日である理由 「嘘だらけの日韓近現代史」より
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■嘘だらけの日韓近現代史 (扶桑社新書)
2013年11月30日に発売された、倉山満さんの著書です。
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■嘘だらけの日韓近現代史 (扶桑社新書)
2013年11月30日に発売された、倉山満さんの著書です。
私はこの方の論説を、過去ネットや雑誌で拝読したことはあったのですが、著書は初めて購入しました。
内容もさることながら、軽妙な文章がすごく面白い！(≧▽≦)
小難しい文章が苦手な私にはぴったり(^^ゞ
もうずいぶん長いことAmazonの「扶桑社新書」ランキングの上位にランクインしていますが、それだけのことはあると思いました。
（ちなみに倉山さんの他の著書も複数上位にあります）
今日は、この「嘘だらけの日韓近現代史」の内容を少しだけ紹介します。
本当はだいぶ前に読了したのですが、他に先に上げたい記事があったので、紹介が後回しになってしまいました。…拙ブログではよくあること(^_^;
あ、最初にばらしてしまうと、倉山さんは「嘘だらけシリーズ」では他に「嘘だらけの日米近現代史」「嘘だらけの日中近現代史」という本をすでに出版されていますが、先月インタビューで、「アメリカや中国と比べて、韓国はあまりにも語る価値がないので執筆が辛かった（苦笑）」と本音を明かしておられます（日刊SPA!2014.02.06）。
さて、倉山さんはこの本を執筆するにあたり、朝鮮人の思考回路を調べ直したところ、極めて単純な3つの法則を発見したそうです。
それは、
一、頭の中身がファンタジー
二、軍国主義でないと正気を保てない
三、反日を言っていないと親日になってしまう
韓国人が使っている教科書を虚心坦懐な姿勢で読み解くことによって、たどり着いた法則だそうです。
二と三は、パッと見ただけでは分かりにくいかもしれませんが、読み進めるにつれ明らかになります。
最初の50ページほどは序章という感じで、韓国人のどういった面がファンタジーなのか等、軽いタッチで述べられています。
たとえば、これは韓流時代劇について述べられた箇所。
【韓流時代劇の見どころのひとつが絢爛豪華な衣装です。しかし、李氏朝鮮の時代を通じて（つまり日本の明治末期まで）、朝鮮半島には染色の技術がありませんでした。そもそも、朝鮮は水車も自力で量産できないような低技術国なのです。絢爛豪華な衣装など想像上の産物にすぎません。
韓流時代劇の時代考証など、日本で言えば戦国時代を舞台にしたドラマに機関銃を持ち出すようなものです。角川映画に『戦国自衛隊』という、自衛隊が戦国時代にタイムスリップして武田信玄と戦うという作品がありましたが、あれを史実と思う日本人はいません。
確かに、その時代の権威が時代考証をしている日本の大河ドラマでも色々とおかしいところはありますが、韓流時代劇とはレベルが違いすぎます。】
まさかここで「戦国自衛隊」が出て来るとは。懐かしい！(^▽^)
倉山さんは1973年生まれなので、年齢的にリアルタイムで映画をご覧になった世代ではなさそうですが。
こんな記述もあります。
【韓流時代劇で家臣が国王のことを「王様！」と呼びかけるシーンをよく見ます。翻訳家のセンスでそうなってしまうのでしょうが、かなり不自然です。BS日テレ系だけは「殿下！」と正確に訳しています。ただし、日本人にはわかりにくいでしょう。
敬語の使い方として、皇帝や国王は「陛下」、皇族・王族は「殿下」です。皇帝陛下・国王陛下・皇太子殿下が正しい用法で、これは万国共通です。ところが、朝鮮は「国王殿下」です。中華帝国の皇太子殿下と同じ格付けである、と当人たちもそれを認めているからです。
朝鮮はホンタイジに叩きのめされてから三百年間、この関係を続けることになります。
ちなみに、国王なのに「殿下」と自ら名乗っているのは、私が知る限り朝鮮王国と（引用者注：少女漫画「パタリロ！」の）マリネラ王国くらいです。
（中略）パタリロは自ら「陛下は辛気臭い。殿下と呼べ」と側近をおちょくって普段は「殿下」と呼ばせています。だから主人公は皇太子なのかと勘違いしてしまうのですが、公式の儀礼の場を描いたシーンではちゃんと「陛下」と呼ばれています。
パタリロ殿下のような自己犠牲の精神に富んだ国王が一人もいなかったことが朝鮮の悲劇なのです。】
パタリロまで登場、これまた懐かしい！(^▽^)
漫画のほかにアニメも好きでよく見ましたσ(^_^;
私は20巻ぐらいまでしか読んでませんが、現在、単行本は何と91巻
まで出ています。
ちょっと寄り道しちゃいました。すみません<(_ _)>
「嘘だらけの日韓近現代史」は50ページを過ぎた頃から、いよいよ本論という感じになります。
韓国の教科書から「韓国人の主張」をまず掲げ、その間違いを正していくという方式です。
これは、過去の倉山さんの著書「嘘だらけシリーズ」と同じスタイルとのことです。
これはクイズ形式で楽しむこともできそうです。
「Q：以下の韓国人の主張の誤っている点を述べなさい」みたいな感じで。
いくつか紹介しましょう。
［韓国人の主張］
アメリカに脅されて開国すると、日本はある程度力をつけたところで周辺諸国への侵略を開始した。欧米列強も治部たちの代わりに朝鮮を開国すべく日本を支持した。
［倉山さんのツッコミ］
支離滅裂です。朝鮮は先ほどの頁でフランスやアメリカを蹴散らしたのに、日本は瞬く間にアメリカより強い国になってその朝鮮を侵略し始めています。いくらなんでも早すぎです。明治維新後の日朝関係を丁寧に見ていきましょう。……
［韓国人の主張］
日本をはじめとする外国の侵略に対し、東学農民運動が立ち上がった。
［倉山さんのツッコミ］
絶句しました。確かに教科書の単元ごとのキーワードには「清日戦争」とあるのですが、延々と「東学農民運動」の話ばかりしているのです。日本人にとっては「東学党を名乗る農民反乱が朝鮮で起きました」、以上。ですんでしまうレベルの出来事ですが、朝鮮民族の栄光を称える大韓民国の歴史観では、単元のほぼ全部を使ってでも称えるべき特記事項が農民反乱なのです。……
［韓国人の主張］
ロシアに勝つような日本に対し、我が朝鮮民族は義兵闘争を行ったが、併合された。
［倉山さんのツッコミ］
韓国人にとってはさぞかし面白くないのでしょう。読者の皆様にもなじみのある時代になってきましたので、韓国人の主張はとりあえず横に置いておきます。というのも、“義兵闘争”など無視しても日露戦争の歴史は描けてしまいますのであしからず。……
［韓国人の主張］
日本は侵略戦争と植民地支配によって、我々に苦しみを与えた。公式に謝罪せよ。
［倉山さんのツッコミ］
これが韓国歴代政権の主張でどんどんエスカレートしているから困りものなのですが、極めて単純に間違えています。まず、日本は朝鮮に対して侵略どころか戦争などしていません。戦わずに併合させていただきました。少なくとも、謝罪を求めるなら、最低限の事実関係を踏まえてください。……
[2013年3月8日の衆院予算委員会、中山成彬議員の質疑で提示された史料。画像クリックで拡大]
［韓国人の主張］
日帝は、前代未聞の皇民化教育を行い、韓民族を抹殺しようとした。
［倉山さんのツッコミ］
自ら日本国民になりたかったのはどこの誰でしょうか。満州事変と支那事変において朝鮮人がどのような態度をとったかは、その道の研究者ならば、私のように朝鮮にまったく興味がない人間でもイヤでも目にするというくらいあります。そういう史料を目にするたびに「お前ら、そこまで自分のアイデンティティを捨てて平気なのか？」と叫びたくなったのを思い出します。……
［韓国人の主張］
日帝三十六年の過酷な支配は遂に終わった。韓国人の英雄的な抗日闘争の末に、我々は勝利した。光復だ。
［倉山さんのツッコミ］
本当にこれでいいのでしょうか。抗日闘争をしていたのは、スターリンの息がかかった金日成とその仲間たちです。北朝鮮の正統性を韓国の子供たちに教えたいのでしょうか。多くの韓国人たちは、日本の戦争に協力し、一緒に戦っていました。……
日本の敗戦後、韓国は米軍による3年間の支配を受けますが、韓国の検定教科書はその3年間をサラリと流し、大韓民国の建国に話を移しているそうです。
当然、普通の国ならば建国の祖である李承晩の偉大さを延々と語ることになりますが、教科書ではそうはなっていないのだと。
そこが「韓国史の闇」であると倉山さんは指摘しています。
なぜ「闇」なのか？
この3年間については、「あんまり本当のことを書くと、さんざん悪口を書いてきた日本統治時代を褒めなければならなくなる」からです。
ここのあたりの謎解きは、ぜひ本書をお読み下さい。
また、倉山さんによれば、韓国の教科書は1930年代の記述になると、あからさまな捏造が増えているそうです。
たとえば、「日本軍は朝鮮人に対して、三光作戦を行った」などという記述です。
そもそも「三光作戦」自体が支那のプロパガンダですが、何と韓国はそれをパクっているのです。さすがパクリ国家！？(^_^;
結局、韓国にとって日本は永遠に悪役でなくてはならないのですよね。
日本という悪い国が自分たちを不当に残酷に支配した、その日本を倒して自分たちは独立の栄光を勝ち取った、そういう虚構を建国の拠り所としている以上は。
しかも、彼らの中で、日本の「悪役度」は年々強まっているように見えます。
併合時代を知る人が少なくなったことも大きな理由でしょう。
たとえば、自称慰安婦が最初に名乗り出てきた頃（1990年代初頭）は、まだ、「単なる売春婦でしょ？名乗り出るだけでも恥ずかしいのに、謝罪や補償を求めるなんて何を考えてんの？」という反応が韓国でも多く見られたと聞きます。
大高未貴さんの清涼里588レポートに登場した女衒（ぜげん）を営む韓国人の「おばちゃん」も、こう話していたものです。
「本物の慰安婦なら死ぬまで自分の過去を墓場に持っていきますよ〜。韓国は貞操観念が強い国だから性的にだらしないとレッテルを貼られた女性は生きてゆけませんから、秘密にしますよ。世界中見渡したって、売春婦はどこにでもいますけど、韓国人ばかりが名乗り出るのは恥ずかしいことですよ〜」
「（慰安婦でしたと公表しているハルモニは）人生捨てている人か、身寄りがなくて生活が苦しい人ですよ。お金のため。家族や親戚がいれば絶対に公にできませんよ〜。それに当時と同じような慰安婦なら現在もたくさんいますよ」
が、今やその「恥ずかしい過去」を欧米にまで出かけてアピールしているわけですから、こちらが恥ずかしくなります。
とにかく、本書を読み終える頃には、韓国人が今、なぜ、こんなにも歴史に対して滑稽無糖な主張を平気で言えてしまうのかが、彼らのメンタリティーも含めて理解できるようになっていることでしょう。
なお、倉山さんは韓国だけでなく、日本の問題点もいくつか指摘をされています。
そのひとつが、日本人の悪い癖について。
あるいは病気と言ってもよいかもしれません。
それは、「問題を解決しなければならない病」です。
もちろん、領土問題や、自国民の生命・財産に関わる問題などについては、解決に乗り出すのが主権国家のあるべき姿です。
が、日本の場合は、困ったことに、「他人の不幸」にも我慢がならず、問題を解決したくなる性癖があるというのです。
しかも、国益を度外視して行動してしまう。
至れり尽くせりだった朝鮮統治などは、その最たる例です。
[2013年3月8日の衆院予算委員会、中山成彬議員の質疑で提示された史料。画像クリックで拡大]
この本を読んで、私は、日本がいかに朝鮮人を尊重してきた国であったか、いかにお人好しで生真面目な国であり続けてきた国であったかを、改めて痛感しました。
韓国は（支那もそうですが）、日本との歴史問題を解決する気はないのです。
外交カードとして永遠に使いたいし、使えると思っているからです。
こういう時、日本以外の多くの国は「解決しないから問題なのだ」と割り切ることができます。
日本もそういう国々を見習って、「解決しなければならない」という思い込みをまず捨てることから始めるべきでしょう。
「韓国はなぜ反日なの？」ではなくて、「韓国は反日で当たり前」「韓国は永遠に反日」という認識を、まずは日本国民が共有することが求められていると思います。
哀れにも、歴史を「否定しなければ」みすぼらしくなって窮地に追い込まれる国、それが韓国なのです。
あともうひとつ、日本の問題点でもっと重要なものは、やはり自虐史観、東京裁判史観ですね。
残念ながら、支那やロシアや朝鮮が行っている「歴史抹消」を、日本も笑えないと思いました。
日本の歴史教科書にも、「なぜこんな大事なことが書かれていないのか」というものがよくあるからです。
一例として、倉山さんは通州事件を挙げています。
「『どの事実を取り上げるか、または取り上げないか』によって歴史観が現れるものです」という倉山さんの指摘は、まさに正鵠を射ています。
※拙ブログ関連エントリー（韓国の真実：厳選）
・06/3/22付：だからあなた方は尊敬されない〜日本優勝に水を差す韓国
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・08/11/10付：「ミヤネ屋」対馬の危機 韓国の“乗っ取り”進行中
・08/12/9付：「ムーブ！」ウトロは今
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・10/3/2付：「TVタックル」外国人地方参政権と強制連行の真偽
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本当はだいぶ前に読了したのですが、他に先に上げたい記事があったので、紹介が後回しになってしまいました。…拙ブログではよくあること(^_^;
あ、最初にばらしてしまうと、倉山さんは「嘘だらけシリーズ」では他に「嘘だらけの日米近現代史」「嘘だらけの日中近現代史」という本をすでに出版されていますが、先月インタビューで、「アメリカや中国と比べて、韓国はあまりにも語る価値がないので執筆が辛かった（苦笑）」と本音を明かしておられます（日刊SPA!2014.02.06）。
さて、倉山さんはこの本を執筆するにあたり、朝鮮人の思考回路を調べ直したところ、極めて単純な3つの法則を発見したそうです。
それは、
一、頭の中身がファンタジー
二、軍国主義でないと正気を保てない
三、反日を言っていないと親日になってしまう
韓国人が使っている教科書を虚心坦懐な姿勢で読み解くことによって、たどり着いた法則だそうです。
二と三は、パッと見ただけでは分かりにくいかもしれませんが、読み進めるにつれ明らかになります。
最初の50ページほどは序章という感じで、韓国人のどういった面がファンタジーなのか等、軽いタッチで述べられています。
たとえば、これは韓流時代劇について述べられた箇所。
【韓流時代劇の見どころのひとつが絢爛豪華な衣装です。しかし、李氏朝鮮の時代を通じて（つまり日本の明治末期まで）、朝鮮半島には染色の技術がありませんでした。そもそも、朝鮮は水車も自力で量産できないような低技術国なのです。絢爛豪華な衣装など想像上の産物にすぎません。
韓流時代劇の時代考証など、日本で言えば戦国時代を舞台にしたドラマに機関銃を持ち出すようなものです。角川映画に『戦国自衛隊』という、自衛隊が戦国時代にタイムスリップして武田信玄と戦うという作品がありましたが、あれを史実と思う日本人はいません。
確かに、その時代の権威が時代考証をしている日本の大河ドラマでも色々とおかしいところはありますが、韓流時代劇とはレベルが違いすぎます。】
まさかここで「戦国自衛隊」が出て来るとは。懐かしい！(^▽^)
倉山さんは1973年生まれなので、年齢的にリアルタイムで映画をご覧になった世代ではなさそうですが。
こんな記述もあります。
【韓流時代劇で家臣が国王のことを「王様！」と呼びかけるシーンをよく見ます。翻訳家のセンスでそうなってしまうのでしょうが、かなり不自然です。BS日テレ系だけは「殿下！」と正確に訳しています。ただし、日本人にはわかりにくいでしょう。
敬語の使い方として、皇帝や国王は「陛下」、皇族・王族は「殿下」です。皇帝陛下・国王陛下・皇太子殿下が正しい用法で、これは万国共通です。ところが、朝鮮は「国王殿下」です。中華帝国の皇太子殿下と同じ格付けである、と当人たちもそれを認めているからです。
朝鮮はホンタイジに叩きのめされてから三百年間、この関係を続けることになります。
ちなみに、国王なのに「殿下」と自ら名乗っているのは、私が知る限り朝鮮王国と（引用者注：少女漫画「パタリロ！」の）マリネラ王国くらいです。
（中略）パタリロは自ら「陛下は辛気臭い。殿下と呼べ」と側近をおちょくって普段は「殿下」と呼ばせています。だから主人公は皇太子なのかと勘違いしてしまうのですが、公式の儀礼の場を描いたシーンではちゃんと「陛下」と呼ばれています。
パタリロ殿下のような自己犠牲の精神に富んだ国王が一人もいなかったことが朝鮮の悲劇なのです。】
パタリロまで登場、これまた懐かしい！(^▽^)
漫画のほかにアニメも好きでよく見ましたσ(^_^;
私は20巻ぐらいまでしか読んでませんが、現在、単行本は何と91巻
まで出ています。ちょっと寄り道しちゃいました。すみません<(_ _)>
「嘘だらけの日韓近現代史」は50ページを過ぎた頃から、いよいよ本論という感じになります。
韓国の教科書から「韓国人の主張」をまず掲げ、その間違いを正していくという方式です。
これは、過去の倉山さんの著書「嘘だらけシリーズ」と同じスタイルとのことです。
これはクイズ形式で楽しむこともできそうです。
「Q：以下の韓国人の主張の誤っている点を述べなさい」みたいな感じで。
いくつか紹介しましょう。
［韓国人の主張］
アメリカに脅されて開国すると、日本はある程度力をつけたところで周辺諸国への侵略を開始した。欧米列強も治部たちの代わりに朝鮮を開国すべく日本を支持した。
［倉山さんのツッコミ］
支離滅裂です。朝鮮は先ほどの頁でフランスやアメリカを蹴散らしたのに、日本は瞬く間にアメリカより強い国になってその朝鮮を侵略し始めています。いくらなんでも早すぎです。明治維新後の日朝関係を丁寧に見ていきましょう。……
［韓国人の主張］
日本をはじめとする外国の侵略に対し、東学農民運動が立ち上がった。
［倉山さんのツッコミ］
絶句しました。確かに教科書の単元ごとのキーワードには「清日戦争」とあるのですが、延々と「東学農民運動」の話ばかりしているのです。日本人にとっては「東学党を名乗る農民反乱が朝鮮で起きました」、以上。ですんでしまうレベルの出来事ですが、朝鮮民族の栄光を称える大韓民国の歴史観では、単元のほぼ全部を使ってでも称えるべき特記事項が農民反乱なのです。……
［韓国人の主張］
ロシアに勝つような日本に対し、我が朝鮮民族は義兵闘争を行ったが、併合された。
［倉山さんのツッコミ］
韓国人にとってはさぞかし面白くないのでしょう。読者の皆様にもなじみのある時代になってきましたので、韓国人の主張はとりあえず横に置いておきます。というのも、“義兵闘争”など無視しても日露戦争の歴史は描けてしまいますのであしからず。……
［韓国人の主張］
日本は侵略戦争と植民地支配によって、我々に苦しみを与えた。公式に謝罪せよ。
［倉山さんのツッコミ］
これが韓国歴代政権の主張でどんどんエスカレートしているから困りものなのですが、極めて単純に間違えています。まず、日本は朝鮮に対して侵略どころか戦争などしていません。戦わずに併合させていただきました。少なくとも、謝罪を求めるなら、最低限の事実関係を踏まえてください。……
[2013年3月8日の衆院予算委員会、中山成彬議員の質疑で提示された史料。画像クリックで拡大]
［韓国人の主張］
日帝は、前代未聞の皇民化教育を行い、韓民族を抹殺しようとした。
［倉山さんのツッコミ］
自ら日本国民になりたかったのはどこの誰でしょうか。満州事変と支那事変において朝鮮人がどのような態度をとったかは、その道の研究者ならば、私のように朝鮮にまったく興味がない人間でもイヤでも目にするというくらいあります。そういう史料を目にするたびに「お前ら、そこまで自分のアイデンティティを捨てて平気なのか？」と叫びたくなったのを思い出します。……
［韓国人の主張］
日帝三十六年の過酷な支配は遂に終わった。韓国人の英雄的な抗日闘争の末に、我々は勝利した。光復だ。
［倉山さんのツッコミ］
本当にこれでいいのでしょうか。抗日闘争をしていたのは、スターリンの息がかかった金日成とその仲間たちです。北朝鮮の正統性を韓国の子供たちに教えたいのでしょうか。多くの韓国人たちは、日本の戦争に協力し、一緒に戦っていました。……
日本の敗戦後、韓国は米軍による3年間の支配を受けますが、韓国の検定教科書はその3年間をサラリと流し、大韓民国の建国に話を移しているそうです。
当然、普通の国ならば建国の祖である李承晩の偉大さを延々と語ることになりますが、教科書ではそうはなっていないのだと。
そこが「韓国史の闇」であると倉山さんは指摘しています。
なぜ「闇」なのか？
この3年間については、「あんまり本当のことを書くと、さんざん悪口を書いてきた日本統治時代を褒めなければならなくなる」からです。
ここのあたりの謎解きは、ぜひ本書をお読み下さい。
また、倉山さんによれば、韓国の教科書は1930年代の記述になると、あからさまな捏造が増えているそうです。
たとえば、「日本軍は朝鮮人に対して、三光作戦を行った」などという記述です。
そもそも「三光作戦」自体が支那のプロパガンダですが、何と韓国はそれをパクっているのです。さすがパクリ国家！？(^_^;
結局、韓国にとって日本は永遠に悪役でなくてはならないのですよね。
日本という悪い国が自分たちを不当に残酷に支配した、その日本を倒して自分たちは独立の栄光を勝ち取った、そういう虚構を建国の拠り所としている以上は。
しかも、彼らの中で、日本の「悪役度」は年々強まっているように見えます。
併合時代を知る人が少なくなったことも大きな理由でしょう。
たとえば、自称慰安婦が最初に名乗り出てきた頃（1990年代初頭）は、まだ、「単なる売春婦でしょ？名乗り出るだけでも恥ずかしいのに、謝罪や補償を求めるなんて何を考えてんの？」という反応が韓国でも多く見られたと聞きます。
大高未貴さんの清涼里588レポートに登場した女衒（ぜげん）を営む韓国人の「おばちゃん」も、こう話していたものです。
「本物の慰安婦なら死ぬまで自分の過去を墓場に持っていきますよ〜。韓国は貞操観念が強い国だから性的にだらしないとレッテルを貼られた女性は生きてゆけませんから、秘密にしますよ。世界中見渡したって、売春婦はどこにでもいますけど、韓国人ばかりが名乗り出るのは恥ずかしいことですよ〜」
「（慰安婦でしたと公表しているハルモニは）人生捨てている人か、身寄りがなくて生活が苦しい人ですよ。お金のため。家族や親戚がいれば絶対に公にできませんよ〜。それに当時と同じような慰安婦なら現在もたくさんいますよ」
が、今やその「恥ずかしい過去」を欧米にまで出かけてアピールしているわけですから、こちらが恥ずかしくなります。
とにかく、本書を読み終える頃には、韓国人が今、なぜ、こんなにも歴史に対して滑稽無糖な主張を平気で言えてしまうのかが、彼らのメンタリティーも含めて理解できるようになっていることでしょう。
なお、倉山さんは韓国だけでなく、日本の問題点もいくつか指摘をされています。
そのひとつが、日本人の悪い癖について。
あるいは病気と言ってもよいかもしれません。
それは、「問題を解決しなければならない病」です。
もちろん、領土問題や、自国民の生命・財産に関わる問題などについては、解決に乗り出すのが主権国家のあるべき姿です。
が、日本の場合は、困ったことに、「他人の不幸」にも我慢がならず、問題を解決したくなる性癖があるというのです。
しかも、国益を度外視して行動してしまう。
至れり尽くせりだった朝鮮統治などは、その最たる例です。
[2013年3月8日の衆院予算委員会、中山成彬議員の質疑で提示された史料。画像クリックで拡大]
この本を読んで、私は、日本がいかに朝鮮人を尊重してきた国であったか、いかにお人好しで生真面目な国であり続けてきた国であったかを、改めて痛感しました。
韓国は（支那もそうですが）、日本との歴史問題を解決する気はないのです。
外交カードとして永遠に使いたいし、使えると思っているからです。
こういう時、日本以外の多くの国は「解決しないから問題なのだ」と割り切ることができます。
日本もそういう国々を見習って、「解決しなければならない」という思い込みをまず捨てることから始めるべきでしょう。
「韓国はなぜ反日なの？」ではなくて、「韓国は反日で当たり前」「韓国は永遠に反日」という認識を、まずは日本国民が共有することが求められていると思います。
哀れにも、歴史を「否定しなければ」みすぼらしくなって窮地に追い込まれる国、それが韓国なのです。
あともうひとつ、日本の問題点でもっと重要なものは、やはり自虐史観、東京裁判史観ですね。
残念ながら、支那やロシアや朝鮮が行っている「歴史抹消」を、日本も笑えないと思いました。
日本の歴史教科書にも、「なぜこんな大事なことが書かれていないのか」というものがよくあるからです。
一例として、倉山さんは通州事件を挙げています。
「『どの事実を取り上げるか、または取り上げないか』によって歴史観が現れるものです」という倉山さんの指摘は、まさに正鵠を射ています。
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Comments
私はひょっとしたらもう10年くらい愛読させてもらってるかもです。
いつもお忙しい中、素晴らしい文章と情報をありがとう。時々はお礼を言わないとね。これからも楽しみにしてます。
私も大阪で似たような仕事をしてますけど、今はホントにシケてますよね！大変だけど、いい仕事をしてなんとか生き残りましょうぜ！
ほんじゃお体に気を付けてー
慰安婦問題が解決したら一番困るのは韓国なんですから。韓国が慰安婦問題の解決・決着を望む道理がありません。
恐喝者にいくら金を払っても恐喝が止まないのと構造は同じです。
通州事件、なぜ学校で教えないんでしょうね。聞くも陰惨な悲劇ですが、事実は事実として学校で教えたらどうかと思います。大戦後の引き揚げのこともそうですが。
韓国人は日本との戦争で酷い目にあったと言う。
だが日本と韓国は戦争していない。
なのに何故言うのか？
大東亜戦争時、朝鮮半島は戦場にならず、爆撃もされずに安全だった。
むしろ逆に、終戦後、日本人が朝鮮人に襲われ、酷い目にあった。
日本人の女性は連れ去られ、朝鮮人にレイプされて殺された。
朝鮮半島の日本人は、朝鮮に有った家や財産全て奪われた。
被害者は完全に日本人である。
では、何故、韓国人は日本に酷い事されたと言うのか？
その殆どは、朝鮮戦争の記憶なのである。
朝鮮戦争では大虐殺が繰り返され、国土が激しく破壊された。
その民族記憶を、韓国人は日本の被害にすり替えているのである。
朝鮮戦争で受けた被害の怒りが韓国政府に向かないよう、韓国では怒りのエネルギーをかわして日本に向くように操作している。
そういうマインドコントロールがされているから、韓国人は日本に酷い事されたと言うのである。
韓国人が日本にされたと言ってる事は、大体が全部、朝鮮戦争で起きた事だ。
日本に全く関係ないのである。
本当に来ないで欲しいし、他の国も騙されないでほしいです。
日本人女性がフランス語で、漫画のイベントに関連して、韓国人に騙されないで、と言っていた動画はいいですね。
余談ですが、クックロビン音頭が、懐かしいです。
昔は本をよく読んだので、マザーグース、ポーの一族、
パタリロの連載の最初の方の順に読みました。
原典を承知の上で、よく笑っていました。
でたらめファンタジーと教養あるパロディは違うのだ。
嘘だらけの日中近現代史が出版された時、八重洲ブックセンターでサインと握手をしてもらったことがあります。倉山先生は結構大柄で迫力がありましたよ〜。話し方もこのシリーズの文章そっくりで読んでいて笑ってしまいました。
ホント、パタリロやらウルトラマンやら怪奇大作戦やら、何でお若いのにこんなに知ってるんだろうと思います。それと私が驚愕するのは皇室への圧倒的な尊敬の気持ち。どうしてこんなに若いのに、自虐教育真っ盛りの時代に育ったのにこんな感情が持てるんだろう！？ご家庭の影響なんだろうか、それとも何かきっかけがあったんだろうか、と不思議でなりません。
いずれにしても倉山先生の歴史観、歴史の知識で目から鱗が落ちたことが沢山あり、これからも動画や本で学び続けたいな〜と思っています。
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今は日本という敵がいるから…だけど。
教科書でこんなことを教えていたのかと驚きです。こんな教科書で育った子供たちと、我々の子供たちが友好関係を結ぶとか、考えられません。
本当に友好を望むなら、大好きな唐辛子や焼酎を誰が持ち込んでくれたのか、そういうことを書くべきですよね。こんな国と共通の歴史教育とか言っていた政党がありましたが…。
その時思ったのは、韓国人は日本人に対する差別意識（もちろん韓国人が上で日本は下）があり、それが反日の原因だと思いました。
よく自力で独立を勝ち取っていないから、と言うことが言われますが、それが原因なら棚からぼた餅で独立したのは韓国だけではないでですからね。