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「朝ズバッ!」再びアメリカを利用する媚中派・加藤紘一

 拙ブログは靖国問題を度々取り上げていますが、「靖国」カテゴリがありません。
 約1年前にブログ化した時、わざわざ「靖国」カテゴリを作る必要はないと思ったからです。
 なぜそう思ったかと言いますと……
 
 「靖国」がニュースになるのは、小泉首相が参拝した時、あるいはサヨクが政治目的で起こした靖国訴訟で動きがあった時、それぐらいのものだったからです。
 靖国問題はそもそも歴史認識の相違から来ているものですから、「靖国」「従軍慰安婦」「南京大虐殺」「君が代・日の丸」、こういったものはまとめて「歴史認識」カテゴリに放り込めば十分だと当時の私は思ったのです。

 ところが今年に入ったあたりから、中国がポスト小泉と絡めて「靖国」を大きくクローズアップし始めました。それに呼応するように国内のサヨク、すなわち反日メディアやら媚中派政治家やらも騒ぎ始めました。
 歴史認識問題のはずが、いつの間にやら政治問題にされてしまったのですね。中国共産党のシナリオ通りに。

 「いや、中国に言われたから無宗教の追悼施設建設やA級戦犯分祀を言っているのではないよ。日本自らが主体的にあの戦争を総括しようとしてるんだよ。首相の靖国参拝は政教分離の問題もあるしね」などと、あくまで中国は無関係なんだと言ってる政治家もいますが、( ゚Д゚) ハァ?じゃあ何で中国に言われるまで動かなかったの?
 それに中国は無関係なら「アジア外交がうまくいってない」云々、いちいちアピールする必要ないじゃない。
 さらには日米問題にまで発展させようとする加藤紘一みたいなアホも登場。もうわやくちゃですわ。

 というわけで、現在拙ブログでは靖国問題関連のエントリーの大半は不本意ながら「政治」カテゴリに放り込んであります。
 但し今日は『朝ズバッ!』がメインなので、「TV番組内容紹介」に放り込みましたが(^_^;

 ここから本題。

 百歩譲って、中国や韓国が靖国問題でガアガア言って日本を貶めようとするのは仕方ない。反日でアイデンティティを保ってるような国だから。
 しか〜し!同じ日本人が、しかも国会議員が、しかも政権を支えるべき自由民主党の国会議員までもが、足を引っ張るようなことをするのはなぜ?日本を貶めようとするのはなぜ?

 そう、彼らは日本のため、日本国民のために働いているのではありません。権力を握りたい、利権を得たい、それが動機。単なる政治屋。
 あるいは中国への幻想にとらわれ、あるいはハニートラップか何かに引っかかって、日本よりも中国の国益のために奔走する亡国者。
 いずれにしても己の都合で日本の立場を悪くさせる、そういう国会議員が少なからず存在しているわけです。国民はたまらんわ!

 6/18付拙エントリーで、6/17付朝日新聞社説を紹介しました。
 「追悼施設 この提言を生かしたい」と題されたこの社説に対して、私は「『福田康夫』とは一言も書いてないけど、明らかに福田応援社説」と書きました。
 何で朝日は「福田ガンバレ!」ってはっきり書かへんの?嫌らしいわぁ〜と思ってたら、今日は直球投げてきました(^_^;

朝日社説6/20:自民総裁選 福田さん、決断の時だ
 「自民党にとっては、かなりきつい権力闘争になる」。小泉首相がそう予告する秋の自民党総裁選が、3カ月後に迫った。党内の主導権争いがいよいよ本格化する。
 政権最後の国会を終えた首相はきのうの記者会見で、ポスト小泉の候補者たちにこう注文をつけた。「日本国の首相としての抱負・経綸(けいりん)をもって、首相になったら重点的に取り組みたい基本方針を表明されると思う」
 自民党の新総裁は、ほぼ自動的に次の首相になる。党のトップを争うと同時に、国のトップとしての見識が問われるというのは、首相の言う通りだ。
 なかでも注目したいのは外交についての考え方だ。首相の靖国神社参拝に足を引っ張られ続けた中国、韓国との関係をどう立て直し、ダイナミックに発展するアジアにどんな日本の戦略を描くのか。
 ここまでの総裁選レースでは、世論調査でトップを走る安倍晋三官房長官が事実上の出馬表明をし、中堅・若手を中心に派閥の枠を超えた支持を広げている。
 麻生太郎外相、谷垣禎一財務相らも立候補に意欲を見せているが、安倍氏が大きく先行しているのは間違いない。焦点はだれが安倍氏に対抗する勢力を構築できるかに絞られつつある。
 その点で、党内の関心が集まっているのは福田康夫元官房長官の去就だ。党内のベテラン議員を中心に、こちらも派閥を超えて待望論がある。
 だが、肝心の福田氏本人の態度が煮え切らない。議員外交で動き回り、出馬に前向きと受け取れる思わせぶりな発言をしたかと思うと、自らへの待望論には「雑音」「生体反応なし」と気のない反応を繰り返している。
 福田、安倍両氏はともに官房長官として小泉政権を支えてきた。違いが際だつのは外交路線である。
 靖国問題を理由に中国との首脳交流が途絶えたことについて、安倍氏が「いかにも居丈高な外交だ」と中国を批判すれば、福田氏は「お互いに感情的になるのは最低だ」と首相をたしなめる。
 靖国参拝の是非にとどまらず、台頭する中国にどう向き合うか、両氏の間には本質的な対立があるように見える。
 ふたりがこの問題で真剣に語り合えば、これからの日本の針路が浮かび上がる論争になりうる。福田氏が外交を憂えるのなら、ぜひ総裁選に立ち、安倍氏との論争に臨む決断をしてもらいたい。
 福田待望論の背景には、さまざまな思惑が交錯している。世代間の綱引きや、最大派閥・森派の分裂を期待する狙いもあるだろう。首相のいう「権力闘争」もこの辺りに潜んでいるのかもしれない。
 ただ、福田氏に出馬する気がないのなら、早くそう意思表示することを考えるべきではないか。福田氏に共感し、安倍氏への対立軸を示す必要性を感じている人が出馬しそびれたり、後れをとったりすることになれば、せっかくの論争の機会が失われてしまうからである。

 うはははは!朝日めっちゃ焦ってるぅ〜(≧∇≦)

 ↓↓↓朝日の本音↓↓↓

 「福田さん、私たちは親中派のあなたを今まで応援してきました。これからも応援していくつもりです。だけどもし土壇場であなたにハシゴ外されたら、私たちはどうすればいいんでしょうか?中共様も困ると思います。すみませんけど、出るなら出る、出ないなら出ないで早めに言ってもらえませんか?『第二の福田探し』の時間はもうあまり残されていないんです」

 今日の『朝ズバッ!』にまたしても加藤紘一が出てたんですが、朝日社説と同じ焦りが感じられました。
 その模様については後ほど紹介するとして、まずはこちらから。

「SAPIO」最新号(6/28号)特集
 <「平和に対する罪」から「A級戦犯」まで、開廷60周年のいまも日本を呪縛する“虚構の歴史”を撃つ またぞろ跋扈する!「東京裁判」60年目の亡霊>

◇前書きより引用
東京裁判は、実は終わった話であった。事後法による勝者の一方的な裁きであることはあまりにも常識であり、であるが故にサンフランシスコ講和条約が締結されたことを受けて、A級戦犯たちの名誉は国会で全会一致で回復されたのである。ところが、裁判開廷60周年の今年、東京裁判があたかも正義の裁判として未来永劫日本人が受け入れ続けなければならないとする議論が出てきた。東京裁判の亡霊を引っ張り出したのは、ほかならぬ靖国問題だ。その代表例が朝日新聞だ。朝日は、中国、韓国発の靖国参拝批判がステロタイプ化し、もはや説得力を持ち得なくなってきた状況をみるや、アメリカ・カードを振りかざし始めた。つまり、靖国参拝は、東京裁判の否定であり、アメリカもそのことを憂慮しているといった論法である。2、3人の知識人の「憂慮」をことさらアメリカの世論のように取り上げる手法も姑息だが、これまでさんざんアメリカの外交を批判しておいて、急にその権威を利用しようとするご都合主義には恐れ入る他はない。そんな虚構の論法に振り回されないために、いまわれわれが知っておくべき東京裁判の真実を特集する。

 アメリカ・カードを振りかざす政治家の代表格、加藤紘一について、井沢元彦さんが『SAPIO』同号で批判しておられます。
 一部引用させていただきます(太字は引用者σ(^^)による)。

◇<親中政治家に捧げる「入門民主主義講座」〜拝啓 加藤紘一様 靖国問題を日米関係にすり替えるとは詭弁が過ぎますよ>
 たとえば、加藤紘一氏はテレビ番組で次のように発言していた(TBSテレビ『みのもんたの朝ズバッ!』5月9日放送)。

>岸井成格(毎日新聞特別編集委員)
>「今度の総理は、そのそれぞれでどういう立場を取る人が、一番日本にのぞましいと考えていますか?」

>加藤
>「それははっきりしています。アジア外交はこわれてまして、それだけではない。最近日米関係も基本的なとこでおかしくなってますよ。というのは、この間の戦争は悪くなかったと認定しようという認識なんですよね、靖国問題はね、実はこれは日中の問題でなく、アメリカとの問題なんですよ。
>つまりこの間の戦争間違ってましたと、東京裁判を受けてサンフランシスコ講和条約を受けた時の相手側の主人公は中国ではない、アメリカですね。ですから最近そこまで言うんですかと、アメリカのいろんな人が言い始めましたね。
>(中略)靖国神社参拝は私はするべきではない、と思います」

 私の率直な感想を言えば「なぜ真実を歪曲してまで中国にこびるのか?」ということと「この加藤紘一という人は自由民主党(引用者注:原文は傍点)の政治家だが、本当に民主主義がわかっているのかな?」という疑問である。

 まず「事実歪曲」の方から行こう。小泉首相はなぜ参拝するのかの理由について、次のように述べている。
 「一国の首相が一国民として戦没者に哀悼の念をもって靖国参拝する」(今年1月4日、小泉首相年頭会見より)

 つまり、小泉首相は「この前の戦争を正当化するために参拝する」などとは一言も言っていないのである。もちろん小泉首相の腹の底には別の考え方があるのかもしれない。しかし、公式には一切そんなことは言っていないのだから、まるでそう言っているように聞こえる加藤氏の発言は事実歪曲である。

 加藤氏の言い方では、まるで小泉首相が「前の戦争は日本は悪くないんだ。だからオレは参拝するんだ」と言い、それに対して中国やアメリカまでもが抗議しているように聞こえる。実際、予備知識なしにこの発言だけを聞けばそう錯覚する人が大部分だろう。中には「中国が正しい」と思い込む人がいるかもしれない。

 しかし、実際に中国がやっていることは、どこの国でもやっている戦没者に対する、その国独自の形式による慰霊行為に対する、言いがかりであり、不当な内政干渉である。

 たとえば、アメリカの代表的な軍人墓地であるアーリントン墓地には、朝鮮戦争で中国兵と戦った兵士も眠っている。しかし、中国は「この墓地にはわが中国の兵士を殺した人々が葬られているから不愉快だ」とは決して公式には言わない。それどころか黙って花輪を捧げる、これが国際儀礼というものである。

 加藤さん、あなたが靖国参拝反対、あるいは靖国神社そのものの存在を認めないとしても、そういう意見を持つことも主張することも自由である。日本は民主主義国家であり、思想・言論の自由が認められているのだから。

 しかし、中国はそうではない。中国はいまだに共産党一党独裁国家で、反対者は処刑・投獄される、非民主国家である。その非民主主義国家が、自分たちの偏見を一方的に押しつけてきたのだから、「それは受け入れるべきではない」とするのが、民主主義国家の政治家としてのケジメではないか。
 それとも、あなたは自分の意見と同じなら相手が「ヒトラー」でも「暴力団」でも、共闘するのが正しいとおっしゃるのか?

 このままでは日米問題になる、ということにも、加藤さん、あなた一流のコジツケがあると思う。
 あなたの論法は「靖国(参拝)問題は、前の戦争を正当化することだ。だからアメリカも反対するに違いない」ということですね?

 では、たとえばアメリカのアーミテージ前国務副長官はなぜ「首相の靖国参拝は、中国が不満を言い続ける限り継続すべきだ*1」(朝日新聞4月25日付朝刊)などと発言したのでしょうか?
 あなたの論法が正しいならアーミテージ氏は「あの戦争では日本が正しかった」つまり「アメリカは間違っていた」と認めていることになりますよ。

 アメリカの政府関係者や政治家が議会やマスコミにそんなことを言えば、ただちに地位を失うはずですね。それなのになぜアーミテージ氏は(彼だけではありません。同じような意見を述べている人々も多数います)糾弾されないのでしょうか?

 もちろん、アメリカは中国と違って自由が認められている国ですから、中国政府と同じような意見を持つ人もいます。それはあなたのおっしゃる通りです。しかし、それが多数派なら、アーミテージ氏のような主張は社会的に糾弾されるはずでしょう。しかし、そういう動きはありませんね。なぜでしょうか?

 それは民主主義国家というものが、あるいは独立国としての国家というものがどうあるべきか、アメリカ人は日本人よりわかっているということでしょう。
 外国の不当な内政干渉に屈するべきではない、ということです。
 それどころか、最近はこういう考え方を示す人もいます。

小泉首相に年に一度よりも頻繁に、たとえば毎月でも靖国を参拝することをまじめに提案したい。そうすれば首相は反対者の多くが主張するように戦争や軍国主義を礼賛するために参拝するのではなく、生や死に対する精神、信仰の適切な応じ方を真に敬虔に模索するために参拝していることを明示できる。その明示の最善の方法は信仰にもっと積極的になることであり、そのために儀式上どのような祈念の形態をとるかは首相自身の権利として選べばよい>
(産経新聞5月25日、ケビン・ドーク米ジョージタウン大教授「靖国参拝の考察・上」より)

 私は、加藤紘一氏とはまったく違って今度の首相は「靖国参拝をすべきである」と考えている。それどころか、個人的には靖国参拝には反対であったとしても、首相としては参拝すべきだとすら考えている。

 理由はおわかりだろう。
 大橋巨泉氏にも言ったが、これは「好き嫌い」の問題ではなく「善悪」の問題である。
 第一、一国のリーダーに「暴力団の脅しに屈するような人間」を選んではいけないというのは、あたり前の話だからである。

*1 朝日新聞のインタビューでは、「(歴史問題は)米国に関していえば解決した。ただいくつかの国は、国内問題から国民の目をそらし、ナショナリズムをもり立てるために利用している」と述べたあとに、この発言が続いた。

 忘れないうちに紹介しときます。産経新聞5月25日掲載、ケビン・ドーク米ジョージタウン大教授「靖国参拝の考察・上」の全文起こしはこちらです。
 その1 その2

 実は、偶然にも拙ブログでこの日の『朝ズバッ!』を起こしてました。加藤紘一の発言の詳細は以下をご覧下さい。
 5/10付:「朝ズバッ!」アメリカを利用する媚中派・加藤紘一

 この日、加藤紘一は「最近(日本は)そこまで言うんですかと、アメリカのいろんな人が言い始めましたね」と言いつつも、「アメリカのいろんな人」がどういった人物なのか(政府関係者なのか、民間人なのか等。これは非常に重要なことです)については一切言及しませんでした。

 そのくせ「櫻井よしこさんなんかは、『アメリカにおびき寄せられてあんな間違いをしたんです』ってことを言うんだけど、それはないでしょう」と、自分と相反する意見の持ち主である櫻井さんの名前はしっかり出して批判してた(もちろん櫻井さんはその場にいなかった)。

 櫻井さんだけ名指しで批判しといて、「アメリカのいろんな人」は匿名かよ。名前言えよ!と私は憤ったものです。 
 たぶん加藤は「アメリカのいろんな人」の名前を出さなかったんじゃなく、出せなかったんだろうと思います。だってアメリカのマイナーな知識人の名前なんか何人列挙したところで、日本の視聴者は全然知りませんもん(^_^;

 なお、加藤や朝日新聞の言う「東京裁判・講和条約セット論」ですが、彼らセット論者の間違いは、講和条約第11条にある「Japan accepts the judgments」を「裁判(の理念や方法も含めた全て)を受諾する」と解釈していることにあります。
 この条文は英文を素直に読めばわかるとおり、「日本は諸判決を受諾する」と理解するのが正しい(第11条英文はこちら)。

 これは「裁判の効果を受け入れる」ということであり、例えば東京裁判でA級戦犯に下された死刑や禁固刑を指します。ただ、絞首刑の判決を受けた7人はすでに条約締結前に刑が執行されていたので、それが「裁判の効果」ということになります。
 つまり具体的に言うならば、「終身あるいは有期禁固刑なった18人の刑を日本が引き継ぎ、勝手に釈放したりしない」ということです。

 このようなややこしい条文が講和条約に入った理由は、東京裁判が戦争行為の一環として行われた軍事裁判だったから。
 軍事裁判である以上、講和条約が締結され、連合国が日本から撤収すればその効力は消滅し、禁固刑に処せられた人々も解放される。だが、イギリス、ニュージーランド、オーストラリアなどの国が反発し、量刑の継続を望んだ。その結果、「妥協案」として11条が盛り込まれたのでした。

 条約締結当時の日本政府も、11条が東京裁判そのものを受諾したのではないという認識に立っていました。それは1951年10月の西村熊雄外務省条約局長の答弁、11月の大橋武夫法務総裁の国会答弁からも明らか(二人の答弁内容はこちら)。

 ……といった基本的な点に加え、「東京裁判・講和条約セット論」の虚妄については、『SAPIO』同号で伊藤哲夫氏(日本政策研究センター所長)が論破されています。よろしかったらお買い求め下さい。
 「セット論」を誰が、いつ頃から唱え始めたのか?についても言及されています(答はこちらに載ってたりして(^_^;)。

 で、今日ですわ。
 8時過ぎに『朝ズバッ!』にチャンネル合わせたら、あ〜ららこらら、またしても加藤紘一が出てるじゃあ〜りませんか。
 ビデオ用意してる時間なかったので、その場で急いでメモとりました。途中からだし、非常に雑ですが、だいたい以下のような話をしてました。


 内容紹介ここから____________________________

加藤紘一
「中国の言うことを聞くのか、日本が主体的にするのか……、格差の問題……。世論調査では福田さんと安倍さんの差がまた広がってますが、福田さんが出馬表明すれば、差は縮まると思います。アジア外交は壊れています。アメリカともおかしくなる。遊就館はおかしい。この間の戦争はアメリカにおびき寄せられたと書いてある。極東軍事裁判はおかしい、サンフランシスコ講和条約の11条は守らなくていいと。サンフランシスコ講和条約は中国とじゃなく、アメリカと結んだ条約。アメリカともうまくいかなくなる。でも小泉さんは8月15日に参拝すると思う」

 (この間、みのもんた、岸井成格が何やかんやと加藤を煽ってた)
 (『麻垣康三』が靖国参拝をどう考えてるかどうかの比較フリップも出た)

加藤紘一
中国に対する思い、歴史についての考え方が、福田さんと安倍さんでは哲学的に違う。私は次の首相は靖国には行かない方がいいと思います。5年間のテストでわかったでしょ?

福島瑞穂
「私も靖国には行ってほしくない。靖国はあの戦争、そして戦前をどう見るか、戦後民主主義を否定するのかが問われる」

加藤紘一
「いや、日本は自由に論議できる民主主義の国だから、そこまではない。ただ、この前、安倍さんとテレビに出た時、歴史の総括を安倍さんは『もういいですよ』と言った。岸井さんもその番組にいました……よね?」

岸井成格
「いえ、私はいませんでした」

みのもんた
「東京裁判を今さら否定できないでしょう。そんなことしたら日本は国際的に孤立しますよ」

加藤紘一
「学者や一般の人が言うのはいいが、国会議員や閣僚が言ったら騒ぎになる」

みのもんた
「千鳥ヶ淵には天皇陛下も行ってる。靖国でなくそこにすればいいのに……(?)」

加藤紘一
「(総裁選のポイントを書いたフリップ出す)アジア外交。格差の問題。特に地方・教育。福田さんをという声があるのは案外、地方の問題だったりします

 ____________________________内容紹介ここまで


 加藤の発言、5月9日放送分と今日放送分とを比較してみると……
 (今日は途中から見たので不十分ですがいちおう)

●前回言ってて今回も言ってるのは……
 ・アジア外交は壊れてる。
 ・「アメリカにおびき寄せられた」と言ってる人たちがいる。
 (前回は櫻井よしこさん、今回は遊就館)
 ・サンフランシスコ講和条約を結んだ相手は中国ではなくアメリカ。だからアメリカとの関係がおかしくなる。
 ・安倍晋三批判
 (前回は「安倍の北朝鮮に対する考え方は日本のためによくない」、今回は「安倍は歴史の総括をしない」)
 
●前回言ってて今回言ってないのは……
 ・アメリカのいろんな人が「日本はそこまで言うのか」と批判している。
 ・麻生太郎批判
 (「『悪名は無名に勝る』でどんどん喋ってる」)
 ・中韓に謝罪した後で「でも日本はいいこともしたよね」的なことは言うな。

●前回言ってなくて今回言ってるのは……
 ・福田さん、出馬表明しなさい。
 ・中国様の5年間のテストで靖国参拝は駄目だとわかったでしょ?
 ・日本は自由に論議できる民主主義の国。
 ・一般人はいいが、国会議員や閣僚が東京裁判に異を唱えるのは駄目。

 ……ひょっとしたら加藤は『SAPIO』の井沢さんの記事を読んだのかも?「日本は民主主義の国」とかわざわざ言ってるとこ見ると。
 もっともアメリカ・カードは意地でも手放したくないみたいですが。

 朝日社説
 「靖国参拝の是非にとどまらず、台頭する中国にどう向き合うか、両氏の間には本質的な対立があるように見える」
 加藤紘一
 「中国に対する思い、歴史についての考え方が、福田さんと安倍さんでは哲学的に違う」
 ……朝日新聞読んでからスタジオ入りしました?(^_^;
 
 「5年間のテストでわかったでしょ?」には、ほんとカチンと来ました。
 中共が頼りにする「七人のサムライ」(日本名「売国戦隊クニウリセブン」)の中で、加藤紘一は河野洋平、福田康夫、野田毅、二階俊博に次ぐNo.5の位置につけていますが、福田が総理大臣になった暁には、2つ3つランクを上げてもらえるんじゃないですかね。

※拙ブログ関連エントリー(上記で紹介したエントリーとダブリあり)
 ・1/17付:何度でも言う。靖国を外交問題にしたのは朝日新聞!
 ・4/3付:中国が頼りにする「七人のサムライ」
 ・4/6付:中国の分断作戦は政治家より先に世論が参っちゃいそうで怖い
 ・4/11付:靖国問題〜小沢の狙いは?麻生の真意は?
 ・5/3付:朝日新聞曰く「東京裁判を知らない人が靖国参拝に賛成している」
 ・5/10付:「朝ズバッ!」アメリカを利用する媚中派・加藤紘一
 ・5/12付:経済同友会のお花畑度は朝日新聞以上?
  (朝日新聞がケント・カルダー氏のインタビューを本人の意を曲げて掲載した件も)
 ・5/14付:朝日新聞の露骨さとハイド議員について
 ・5/18付:関西経済同友会はまともなこと言ってる
 ・5/19付:中共・朝日・小沢・公明党・経済同友会!反論あるなら言うてみ!
 ・5/20付:中国の「上策」に惑わされるな
 ・5/22付:米国を靖国問題に引きずり込もうとするサヨクの「下策」
 ・5/27付:靖国参拝はローマ教皇庁も認めた慣行
 ・6/4付:靖国問題〜稲田朋美さんのGJ論文
 ・6/9付:産経、靖国関連記事ラッシュ
 ・6/18付:朝日社説〜福田と書かずに福田を応援


・・・・・・細切れぼやき(1コだけ)・・・・・・


イラクに派遣した陸自撤収を決定=小泉首相(ロイター)

 朝日放送『ムーブ!』で特集。見出しは「イラク撤退」。
 これに勝谷誠彦さんが噛みついてました。

 「僕も自衛隊の人に怒られたんだけど、『撤退』というのは負けて戻る時の言葉。この場合は『撤収』が正しい。
 朝日新聞系列のテレビ局だから『撤退』としてる、というのじゃないんだろうけど(笑)、ちなみに各マスコミを調べてみたんですけど、

  『撤収』=産経、読売、中日新聞
  『撤退』=朝日、毎日、北海道新聞、TBS

 右と左に分かれましたね(笑)」


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Comments

ですね。
まず、判決と裁判の誤解があります。
で、一番許せないのは(いやまあどうしようのないサヨクは置いててね。)、赦免に関して小泉さん分けのわからない答弁。あの人歴史勉強してないでしょう。
国内で赦免されるとき他の国々もそれを許した。それは、すでに刑死した方々も同様で公務死とされている。すでに名誉回復されているのに・・・。あんな答弁なにを考えているのか分からない。
k(kmura) | 2006/06/20 08:08 PM
SAPIOで井沢元彦さんがヒトラーを例に挙げていましたが、真実ではないでしょう。

最もユダヤを迫害したのはロシアだし、収容所で多くを殺したのは連合軍の無差別空爆による物資不足。
ドイツの収容所が連合国の何倍もましだったのは赤十字の記録でも明らかです。

伊沢さんも赤とユダヤのホロコースト産業のでっち上げに騙されている。
民主主義の敵を引き合いに出すなら「共産」です。
MultiSync | 2006/06/20 08:55 PM
知っているかもしれませんが、
法務省のサイトで共謀罪について書かれています。
あめ | 2006/06/20 09:17 PM
>みのもんた
>「千鳥ヶ淵には天皇陛下も行ってる。靖国でなくそこにすればいいのに……(?)」

靖国神社参拝に批判的な人が まれに上記のような発言をしますが、良く調べていないと言うことを自ら白状しているようなものです(^-^) 参考記事 ↓

千鳥ヶ淵戦没者墓苑 Chidorigafuchi National Cemetery

http://hiton.seesaa.net/article/5149472.html
hiro | 2006/06/20 09:48 PM
今日のムーブでは須田慎一郎さんが、福田康夫を推す新YKKとして、山崎拓、加藤紘一、古賀誠の3人の写真が出た時、「新YKKの真ん中に居る人かなぁ〜、近々下半身スキャンダルが出るような気がします」。といってましたねぇ。ちょっと楽しみです。
kit | 2006/06/20 10:42 PM
大疑問。
加藤紘一って国のためになるようなことを一つでもしましたっけ。

彼の唯一の利点は「かつて小泉首相の同志と言われたこと」だけでしょう。
偉そうな顔をして妄説を撒き散らすのは本当によして欲しい。
煬帝 | 2006/06/20 10:56 PM
>kitさま

>福田康夫を推す新YKKとして、山崎拓、加藤紘一、古賀誠の3人…

この3人が支持するようでは、自民党議員(とくに若手議員)だれも福田に乗れないよね。小沢とでも組みますか。無理か。度胸のないオッサンだしね。勝負ついた感じですね。
さぬきうどん | 2006/06/20 11:19 PM
MultiSyncさん

日本の保守派の中には、ドイツは極悪だとの連合国のプロパガンダを
信じたい人が
沢山います。
信じたい人達は、必ず戦時中のドイツは極悪で日本と一緒するなと言いまよ。

保守、右翼、左翼等によく見られる自分達に都合の良い連合国及び現在までの米国のプロパガンダだけ鵜呑みにする体質は、どの陣営も変わりません


サッカー日本代表は強いぞ!なんて電通のプロパガンダなのに、そのプロパガンダを信じてしまう保守系の人達の中に、韓流ブームは電通のプロパガンダだと言っている人がいるんですからね。
筒井 | 2006/06/21 09:04 AM
スレ違いですみませんがヒトラーとドイツを同一視する方がおかしいと思います。国防軍は良く頑張ったと思います。保守派もいろいろですが少なくとも井沢氏はドイツを極悪とは言っていませんよ。
989 | 2006/06/21 12:40 PM
こんにちは。コメント残すのは初めてです。

「朝ズバッ!」には腹が立っていたので誰か取り上げてくれないかなぁ…と思ってました。

加藤氏もそうでしたが、番組が明らかに靖国参拝反対とハッキリわかるつくりになっていたようで、
それがまた腹立たしい。
みのさんの発言もなんかおかしい。
経団連元会長の奥田氏の参拝に反対する発言を取り上げて
経済界全体が反対しているかのような表現をしたり。
(現会長の御手洗氏は靖国を障害だとは言ってないのに、それは無視)
マスメディアは、勝手に色付けした情報を流すのはやめてほしいです。
私のようなのんきな主婦がゲッと思ったくらいだから、
かなり偏ってたはずですもの。
DD | 2006/06/21 03:18 PM
福田はひょっとして、クメンのヒロラム・カンジェルマンか(カルトな例えですみません)?
明日の日本のために、親中国派をまとめて引き連れて自滅しようと敢えて・・・なんてね。
sakuya | 2006/06/21 05:06 PM
>……朝日新聞読んでからスタジオ入りしました?(^_^;
 
いやいや。

その論法は中国様作成で、
加藤も朝日もありがたく拝聴したお仲間ですから。
だから同時に別の所から「新説」が登場するのですよ。
azz | 2006/06/21 08:45 PM
989さん
>ヒトラーとドイツを同一視する方がおかしいと思います

ドイツは戦争の責任を否定しています、連合国も全てが責任を否定しているのでこれらは同じ。
ドイツ自身がヒトラーに責任をかぶせていますが敗戦国の言い分は通りにくいのでやむをえないところ。
シオニストの戦略は成功です。

是を論破できないと、日本の場合は天皇、すなわち国全体が責任をかぶせられたままと成ります。
MultiSync | 2006/06/21 11:21 PM
無宗教の追悼施設建設。
霊ってのは宗教的なものだから、無宗教の施設には当然霊は存在しない。
たとえ手を合わせたとしても、そこに拝まれる対象は存在せず、あるのは手を合わせる者の自己満足だけ。
リカちゃんハウスの前で手を合わせるのと変わらんな。
Keiz | 2006/06/22 01:23 AM

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朝日新聞の煽りは空振り | やじざむらい的日々雑感 | 2006/06/21 08:14 AM
 通常国会が閉会し、いよいよ本格化するのは自民党総裁の椅子をかけた戦い。9月に行われる総裁選に向けて、各有力候補がしのぎを削ります。有力候補の中で、現役の閣僚である麻生、安倍、谷垣氏らは、7月にロシアで行われるサ》ĞĿķĆĢ〓〓〓Ь〓〓ĆĿijćĹ〓bī〓〓"Ĉ〓ĸ〓Ī〓〓ĸĩ〓Ğķ...