ノーベル賞をもらえなかった北里柴三郎「ビーバップ!ハイヒール」
ライブドア「ここヘンJAPAN」の拙ブログ記事転載は了承済です。
中国の民主運動家の劉暁波(りゅう・ぎょうは)氏がノーベル平和賞を受賞!
ノルウェーの心意気に拍手!(≧∇≦)
この件については後ほど書きます。
まずはこちら。
■10月7日放送「ビーバップ!ハイヒール」〜世界を救ったニッポンの医療〜
10月6日、2年ぶりに日本人がノーベル賞を受賞。
暗い話題続きの日本が久しぶりに沸きました。
ノーベル化学賞を受賞された鈴木章教授と根岸英一教授、連日マスコミに引っ張りだこですね。お二方ともとても明るく気さくな方で、インタビュー見てるとなごみます(^o^)
ただ、今回受賞されたお二方に関しては、「同じ分野で受賞してもおかしくない日本人研究者があと数人いる」という専門家の話もあるようです。
運とか人脈とかも、おそらく関係あるんでしょうね。
「受賞してもおかしくない日本人研究者」にちなんだ訳ではないですが、今日は10月7日に放送された朝日放送の「ビーバップ!ハイヒール」から、ノーベル賞を受賞してもおかしくなかったのに、なぜかそれを逃してしまった北里柴三郎のパートを紹介します。
※画像はデジカメでテレビ画面を撮影しました。粗くてすみません。
内容紹介ここから____________________________
<<<予防接種の発見 北里柴三郎>>>
北里柴三郎は「近代医学の父」として世界的には非常に評価されているが、日本では逆にあまり知られていないかもしれない。
北里柴三郎は予防接種の科学的根拠をはっきり示したことで、その後、多くの伝染病の予防接種が開発された。
彼の世界的な大発見とは?
なぜ「近代医学の父」とまで言われるのか?
人類を菌やウイルスから守る予防接種。
感染症の予防策として世界中で取り入れられている。
その原理を発見したのは何と日本人。
北里柴三郎(1853-1931)。
彼の偉大な功績をご存知だろうか。
1885年、研究者としてドイツへ留学することになった北里。
そこで細菌学の父と呼ばれるロベルト・コッホ(1843-1910)の教えを乞うことに。
彼が取り組んだのは、当時大流行していた破傷風の研究だった。
破傷風とは、傷口から侵入した菌が体内から毒素を出し、中枢神経を冒す。すると全身の筋肉が痙攣し、硬直。ヨーロッパで年間数万人が命を落としていた。
治療法はなく、菌の正体も分かっていなかった。
そんな破傷風の研究を始めた北里に……。
「役に立たない日本人が何しに来てるんだ」
「この前まで鎖国していた国の人間に、破傷風の研究なんてできる訳がない」
周囲は余りにも冷ややかな対応だった。
それを如実に表す写真が残されている。
同じ研究所で働く仲間たちとの集合写真。その中で北里は、明らかに除け者扱い。
これぐらいのことで、彼の強い志はびくともしなかった。
「何と言われようと、世界中の人を救う事が医師の務めだ」
心にあるのは、ただそれだけだった。
北里は何日も研究室で寝泊まりし、研究に没頭。
それを後押ししたのは、日本人特有の勤勉さだった。
その4年後、彼の努力が実を結ぶ。
「見つけたぞ。正体はこいつだったのか」
1889年、北里は世界で初めて破傷風菌の純粋培養に成功。
不可能と言われていた医学界の常識を覆す大発見を成し遂げた。
仲間の研究員たちは盛り上がった。
「やったな北里!」
「さっそく治療薬の開発に取り組もう!」
『いや、治療薬を作るだけでは意味がないんだ』
北里は次にやるべき事を見据えていた。
『治療薬ができても、個人の病気を治すことにしかつながらない。それ以前に、破傷風にかからない予防策が必ず必要になってくるんだ』
当時、世界中でコレラやペストといった伝染病が大流行。
そのため、当然のことながら、医学界では患者を治療することだけが医療と考えられていた。
しかし、北里はその一歩先にある予防に着目。
病気にかからないための医療を模索していた。
そんなある日。
仲間の研究員と街を歩いていた北里が、とある城の前まで来た時……。
「大きな城だな」
「キタサト、こんな話を知ってるか。昔、ドイツの貴族は暗殺を恐れて、いつ毒を盛られても大丈夫なようにって、毎朝少しずつ毒を飲んで、その毒に慣れようとしたんだって」
「毒に慣れる……?」
「まったく馬鹿げた話さ。笑っちゃうよな」
……!!
時代が彼を揺さぶった。
『いっそのこと、人体に被害がない程度に破傷風菌を取り込めば、慣れて細菌に対して強くなって行くのかもしれない。よし、さっそく試してみよう』
こうして北里は再び常識を覆す実験に取りかかる。
少量の破傷風菌を健康なマウスの体に注入するという、誰も考えたことのない実験だった。
それを知った他の研究員たちは……。
「あんな事をしたら、感染して死ぬに決まってるじゃないか!」
「とてもまっとうな医療行為とは思えない」
またしても多くの研究者たちが北里を批判した。
しかし、北里は自分の考えを信じ、研究を続けた。
その結果、菌を注入したマウスの一部に「慣れ」が生じ、発症しなかったのだ。
そしてさらに、その「慣れ」を生じたマウスの血液から上澄み液を抽出。
その上澄み液を「慣れ」が生じていない別のマウスに注入。
すると、そのマウスは、菌に感染しても破傷風の症状が出なかったのだ。
「よし、成功だ!」
これこそが、世界初の血清療法(予防接種の原理)の発見だった。
人類は彼の手により、新しい医療の第一歩を踏み出した。
そして…。
「彼はすごいドクターだ」
「世界は彼に救われた!」
世界が北里に賛辞を贈る。
あの写真が撮られた日から6年後のことだった。
もう誰も彼を除け者扱いにしない。
世界トップレベルの研究者の中で、堂々と胸を張る。
日本人ドクターが世界に認められた瞬間だった。
そして北里はこんなことまで……。
ある仲間の研究者のもとを訪ねた北里。
「ミスター・ベーリング」
「おお、ミスター・キタサト」
「血清療法は、ジフテリアでも応用できるはずだ。存分に役立ててくれ」
苦労して作り上げた研究資料をあっさりと提供。
相手は、同じ研究所でジフテリアの研究をしていたドイツ人学者、ベーリングだった。
北里はベーリングの研究の手伝いまでした。
1901年、第一回ノーベル賞。
「ジフテリアにおける血清療法」が評価され、何とベーリングが医学賞を受賞したのだった。
ベーリングは、その受賞会見でこんな事を語っている。
「この賞をもらえたのは、すべてドクター北里のおかげです。彼がいなければ、私はここに立つ事はできなかったでしょう」
このスピーチを受け、日本に帰国していた北里に、世界中の研究機関から招聘のオファーが。
しかし……。
「お話は嬉しいのですが、日本には世界で活躍できる優秀なドクターがまだまた沢山いると、私は信じています。これからは、そんな日本人ドクターの手助けをして行きたいのです」
こうしてその言葉どおり、北里は日本初の「伝染病研究所」を開設し、世界に名だたる研究者を次々と世に送り出した。
医学界の数々の常識を覆した北里を、人は「近代医学の父」と呼んでいる。
____________________________内容紹介ここまで
かなり見づらいのですが、以下の画像は、医療の分野で世界に貢献した日本人ドクターの一覧表です。
赤で塗られているのが、北里が開設した「伝染病研究所」の出身者。
北里柴三郎は他にも、1894年、ペスト菌を世界で初めて発見するなど、大きな功績を残しています。
なのに何で北里はノーベル賞をもらえなかったのか?
この日のゲストだった、東京大学大学院理学系研究科広報担当特任助教でサイエンスライターでもある佐藤健太郎氏によれば、「今だったら絶対もらってないとおかしいと思います」とのことです。東洋人への差別があったのではないかという説もあるそうです。
ちなみに、10月8日放送の「ミヤネ屋」でやってたんですが、ノーベル賞にその人がノミネートされてるかどうかっていうのは、50年後ぐらい経ってからでないと分からないそうです。
で、番組スタッフが今回、過去ノミネートされていたのに受賞を逃した日本人を調べたところ、野口英世、渋沢栄一、そして北里柴三郎の名前があったそうです。
北里がノミネートされていたのは、まさしく第一回、ベーリングが受賞した1901年でした。
ほかに、この日の放送で取り上げられた日本人は……
●江戸後期、母、妻の尊い犠牲により、全身麻酔薬を開発した華岡青洲。1804年、世界初の全身麻酔手術に成功した(ヨーロッパより40〜50年先駆けていた)。
●1950年、胃カメラを開発した東大付属病院医師の宇治達郎と、オリンパス研究所の技師・杉浦睦夫。胃ガンの早期発見を可能にしたこの医療器具は、またたく間に世界に普及。多くの患者を死の恐怖から救った。
●1987年、エイズ治療薬を世界で初めて開発した満屋裕明氏(現・熊本大学医学部教授)。エイズの原因となるHIVウイルスの増殖を抑える新薬「AZT」の誕生で、死者は大幅に減少。HIV感染者でも発症せず、寿命を全うできるようになった。
ゲストの佐藤健太郎氏は、こう述べておられました。
「日本人は医療あるいは医薬の分野で非常に大きな功績を上げて、世界中から尊敬される研究者がたくさんいます。私たち日本人は彼らの功績をもっと知って、もっと世界に誇ってもいいんじゃないかと思います」
最近の日本では、若者の理系離れが言われてますよね。
もともと日本はこういう研究開発とかには、あまり予算を回さないというのもありますよね。
さらには、海外留学をする若者の数も減っていると。
10月7日でしたか、読売テレビの辛坊治郎さんのニュース解説で見たのですが、アメリカの大学への国別の留学生の数を見ると、アジアは、ま、中国は人口が多いから留学生の数も多いのは分かるとしても、日本より人口の少ない韓国が日本の5倍ぐらいの数の留学生を送り込んでるそうなんですね。
この調子では、ノーベル賞も20〜30年後には日本人受賞者がいなくなって、中国や韓国の受賞者ばかりになるんじゃないだろうか?と、辛坊さんは危惧してました。
それに、今回受賞されたお二方は30年ぐらい前の成果を評価されたんですよね。てか、ここ数年の受賞者もそういう方が多かった記憶が。
ということは、いわば日本には「貯金」があって、そのお陰でこの先もしばらくはノーベル賞受賞者も出るかもしれないけど、じゃあ、その先は……?(゜ペ)ウーン
(ま、そこまでノーベル賞にこだわる必要があるのか?ってことも考えますけどね)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
と、今日(10/8)夕方まで、以上の文章をまとめていたら、午後6時台のテレビニュースで速報が!
今年のノーベル平和賞の受賞者が、最有力候補と言われていた中国の民主運動家の劉暁波氏に決まったという速報でした。
中国国内在住の中国人がノーベル賞を受賞したのは初めてだそうですが、中国政府はもちろん、中国人民も素直には喜べないという、皮肉な結果になりました(産経10/8 20:31)。
この件については、少し前に、中国政府側が「劉氏に平和賞を授与すれば、ノルウェーと中国の関係は悪化するだろう」とノルウェーのノーベル賞委員会側に圧力をかけていたことが報道されていましたが、さすがノルウェー、日本とは違って中共には屈しませんでしたね。
(もしかしたら、ノルウェー側が「ここで劉氏を選ばないと、かえって国際社会の批判の矛先がこっちに向くかもしれない」と考えた側面もあったのかも?)
劉暁波氏といえば天安門事件、そして「08憲章」。
「08憲章」は日本では当時もあまり報道されませんでした。拙ブログでも、2008/12/27付:「ムーブ!」中共独裁終結を求める署名“08憲章”、たぶんここで一度取り上げた程度です。
劉暁波氏は日本ではともかく、中国国内でもほとんど知られていません。中共が劉暁波氏に関する報道自体を規制しているので当然なんですが。
ネットでも、たとえば「ノーベル平和賞」というキーワードは現在検索ができなくなってるそうです。
NHKの夜9時のニュースや民放各局でもやってましたが、中国のテレビはNHKの7時のニュース(海外放送)で劉暁波氏受賞を伝え始めた途端、画面が切れて真っ黒になりましたね。CNNやBBCなどもそういう状態になってしまったと。
あからさまな情報遮断です。
そして中国政府の反応ですが、さっそく外務省が談話を発表(時事10/8)。
「賞の趣旨に完全に反し、平和賞を冒涜するものだ」
「授与を決定したノルウェーとの関係に損害を及ぼすだろう」
情報遮断にしろ、談話の内容にしろ、予想通りすぎて笑った(^_^;
むしろ日本側の反応が気になる私です。
菅さんもさすがにお祝いの言葉を述べるわけにはいかなかったようで、「普遍的価値である人権について、ノルウェーのノーベル賞委員会がそういう評価をし、メッセージを込めて賞を出した。そのことをしっかりと受け止めておきたい」と、当たり障りのないコメント(産経10/8 21:02)。
てか、わたしゃ菅さんよりも、媚中の仙谷官房長官のコメントが聞きたいなー(^_^;
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※拙ブログ関連エントリー/「ビーバップ!ハイヒール」
・09/5/9付:日本人の習慣の由来 「ビーバップ!ハイヒール」より
・6/13付:京都裏ミステリー七不思議第2弾 「ビーバップ!ハイヒール」より
・10/3付:国旗に秘められた物語第2弾「ビーバップ!ハイヒール」より
・11/23付:京都の地名に潜むミステリー「ビーバップ!ハイヒール」より
・12/20付:日本人の習慣第2弾 年末年始編「ビーバップ!ハイヒール」より
・10/1/11付:城に隠された歴史ロマン「ビーバップ!ハイヒール」より
・10/5/3付:したたかに生きる小国たち 「ビーバップ!ハイヒール」より
・10/6/21付:世界が忘れない日本の物語「ビーバップ!ハイヒール」より
※拙ブログ関連エントリー/ 「日本人」シリーズ
・【一覧】外国人から見た日本と日本人
・06/10/8付:【アンケート】「生まれ変わっても日本人になりたい?」結果と全コメント
・07/3/5付:「日本人」について考えさせられた記事
・08/11/3付:「雷」工藤艦長の武士道精神とサー・フォールの報恩
・08/12/16付:「ATLAS日本」アメリカから見た現代日本
・09/3/21付:桜と日本人の感性
・09/5/23付:日本とトルコ 友好の歴史
・10/3/23付:江戸時代を見直そう
・10/3/30付:江戸時代を見直そう(2)
■「お気楽くっくり」更新済
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北里柴三郎は「近代医学の父」として世界的には非常に評価されているが、日本では逆にあまり知られていないかもしれない。
北里柴三郎は予防接種の科学的根拠をはっきり示したことで、その後、多くの伝染病の予防接種が開発された。
彼の世界的な大発見とは?
なぜ「近代医学の父」とまで言われるのか?
人類を菌やウイルスから守る予防接種。
感染症の予防策として世界中で取り入れられている。
その原理を発見したのは何と日本人。
北里柴三郎(1853-1931)。
彼の偉大な功績をご存知だろうか。
1885年、研究者としてドイツへ留学することになった北里。
そこで細菌学の父と呼ばれるロベルト・コッホ(1843-1910)の教えを乞うことに。
彼が取り組んだのは、当時大流行していた破傷風の研究だった。
破傷風とは、傷口から侵入した菌が体内から毒素を出し、中枢神経を冒す。すると全身の筋肉が痙攣し、硬直。ヨーロッパで年間数万人が命を落としていた。
治療法はなく、菌の正体も分かっていなかった。
そんな破傷風の研究を始めた北里に……。
「役に立たない日本人が何しに来てるんだ」
「この前まで鎖国していた国の人間に、破傷風の研究なんてできる訳がない」
周囲は余りにも冷ややかな対応だった。
それを如実に表す写真が残されている。
同じ研究所で働く仲間たちとの集合写真。その中で北里は、明らかに除け者扱い。
これぐらいのことで、彼の強い志はびくともしなかった。
「何と言われようと、世界中の人を救う事が医師の務めだ」
心にあるのは、ただそれだけだった。
北里は何日も研究室で寝泊まりし、研究に没頭。
それを後押ししたのは、日本人特有の勤勉さだった。
その4年後、彼の努力が実を結ぶ。
「見つけたぞ。正体はこいつだったのか」
1889年、北里は世界で初めて破傷風菌の純粋培養に成功。
不可能と言われていた医学界の常識を覆す大発見を成し遂げた。
仲間の研究員たちは盛り上がった。
「やったな北里!」
「さっそく治療薬の開発に取り組もう!」
『いや、治療薬を作るだけでは意味がないんだ』
北里は次にやるべき事を見据えていた。
『治療薬ができても、個人の病気を治すことにしかつながらない。それ以前に、破傷風にかからない予防策が必ず必要になってくるんだ』
当時、世界中でコレラやペストといった伝染病が大流行。
そのため、当然のことながら、医学界では患者を治療することだけが医療と考えられていた。
しかし、北里はその一歩先にある予防に着目。
病気にかからないための医療を模索していた。
そんなある日。
仲間の研究員と街を歩いていた北里が、とある城の前まで来た時……。
「大きな城だな」
「キタサト、こんな話を知ってるか。昔、ドイツの貴族は暗殺を恐れて、いつ毒を盛られても大丈夫なようにって、毎朝少しずつ毒を飲んで、その毒に慣れようとしたんだって」
「毒に慣れる……?」
「まったく馬鹿げた話さ。笑っちゃうよな」
……!!
時代が彼を揺さぶった。
『いっそのこと、人体に被害がない程度に破傷風菌を取り込めば、慣れて細菌に対して強くなって行くのかもしれない。よし、さっそく試してみよう』
こうして北里は再び常識を覆す実験に取りかかる。
少量の破傷風菌を健康なマウスの体に注入するという、誰も考えたことのない実験だった。
それを知った他の研究員たちは……。
「あんな事をしたら、感染して死ぬに決まってるじゃないか!」
「とてもまっとうな医療行為とは思えない」
またしても多くの研究者たちが北里を批判した。
しかし、北里は自分の考えを信じ、研究を続けた。
その結果、菌を注入したマウスの一部に「慣れ」が生じ、発症しなかったのだ。
そしてさらに、その「慣れ」を生じたマウスの血液から上澄み液を抽出。
その上澄み液を「慣れ」が生じていない別のマウスに注入。
すると、そのマウスは、菌に感染しても破傷風の症状が出なかったのだ。
「よし、成功だ!」
これこそが、世界初の血清療法(予防接種の原理)の発見だった。
人類は彼の手により、新しい医療の第一歩を踏み出した。
そして…。
「彼はすごいドクターだ」
「世界は彼に救われた!」
世界が北里に賛辞を贈る。
あの写真が撮られた日から6年後のことだった。
もう誰も彼を除け者扱いにしない。
世界トップレベルの研究者の中で、堂々と胸を張る。
日本人ドクターが世界に認められた瞬間だった。
そして北里はこんなことまで……。
ある仲間の研究者のもとを訪ねた北里。
「ミスター・ベーリング」
「おお、ミスター・キタサト」
「血清療法は、ジフテリアでも応用できるはずだ。存分に役立ててくれ」
苦労して作り上げた研究資料をあっさりと提供。
相手は、同じ研究所でジフテリアの研究をしていたドイツ人学者、ベーリングだった。
北里はベーリングの研究の手伝いまでした。
1901年、第一回ノーベル賞。
「ジフテリアにおける血清療法」が評価され、何とベーリングが医学賞を受賞したのだった。
ベーリングは、その受賞会見でこんな事を語っている。
「この賞をもらえたのは、すべてドクター北里のおかげです。彼がいなければ、私はここに立つ事はできなかったでしょう」
このスピーチを受け、日本に帰国していた北里に、世界中の研究機関から招聘のオファーが。
しかし……。
「お話は嬉しいのですが、日本には世界で活躍できる優秀なドクターがまだまた沢山いると、私は信じています。これからは、そんな日本人ドクターの手助けをして行きたいのです」
こうしてその言葉どおり、北里は日本初の「伝染病研究所」を開設し、世界に名だたる研究者を次々と世に送り出した。
医学界の数々の常識を覆した北里を、人は「近代医学の父」と呼んでいる。
____________________________内容紹介ここまで
かなり見づらいのですが、以下の画像は、医療の分野で世界に貢献した日本人ドクターの一覧表です。
赤で塗られているのが、北里が開設した「伝染病研究所」の出身者。
北里柴三郎は他にも、1894年、ペスト菌を世界で初めて発見するなど、大きな功績を残しています。
なのに何で北里はノーベル賞をもらえなかったのか?
この日のゲストだった、東京大学大学院理学系研究科広報担当特任助教でサイエンスライターでもある佐藤健太郎氏によれば、「今だったら絶対もらってないとおかしいと思います」とのことです。東洋人への差別があったのではないかという説もあるそうです。
ちなみに、10月8日放送の「ミヤネ屋」でやってたんですが、ノーベル賞にその人がノミネートされてるかどうかっていうのは、50年後ぐらい経ってからでないと分からないそうです。
で、番組スタッフが今回、過去ノミネートされていたのに受賞を逃した日本人を調べたところ、野口英世、渋沢栄一、そして北里柴三郎の名前があったそうです。
北里がノミネートされていたのは、まさしく第一回、ベーリングが受賞した1901年でした。
ほかに、この日の放送で取り上げられた日本人は……
●江戸後期、母、妻の尊い犠牲により、全身麻酔薬を開発した華岡青洲。1804年、世界初の全身麻酔手術に成功した(ヨーロッパより40〜50年先駆けていた)。
●1950年、胃カメラを開発した東大付属病院医師の宇治達郎と、オリンパス研究所の技師・杉浦睦夫。胃ガンの早期発見を可能にしたこの医療器具は、またたく間に世界に普及。多くの患者を死の恐怖から救った。
●1987年、エイズ治療薬を世界で初めて開発した満屋裕明氏(現・熊本大学医学部教授)。エイズの原因となるHIVウイルスの増殖を抑える新薬「AZT」の誕生で、死者は大幅に減少。HIV感染者でも発症せず、寿命を全うできるようになった。
ゲストの佐藤健太郎氏は、こう述べておられました。
「日本人は医療あるいは医薬の分野で非常に大きな功績を上げて、世界中から尊敬される研究者がたくさんいます。私たち日本人は彼らの功績をもっと知って、もっと世界に誇ってもいいんじゃないかと思います」
最近の日本では、若者の理系離れが言われてますよね。
もともと日本はこういう研究開発とかには、あまり予算を回さないというのもありますよね。
さらには、海外留学をする若者の数も減っていると。
10月7日でしたか、読売テレビの辛坊治郎さんのニュース解説で見たのですが、アメリカの大学への国別の留学生の数を見ると、アジアは、ま、中国は人口が多いから留学生の数も多いのは分かるとしても、日本より人口の少ない韓国が日本の5倍ぐらいの数の留学生を送り込んでるそうなんですね。
この調子では、ノーベル賞も20〜30年後には日本人受賞者がいなくなって、中国や韓国の受賞者ばかりになるんじゃないだろうか?と、辛坊さんは危惧してました。
それに、今回受賞されたお二方は30年ぐらい前の成果を評価されたんですよね。てか、ここ数年の受賞者もそういう方が多かった記憶が。
ということは、いわば日本には「貯金」があって、そのお陰でこの先もしばらくはノーベル賞受賞者も出るかもしれないけど、じゃあ、その先は……?(゜ペ)ウーン
(ま、そこまでノーベル賞にこだわる必要があるのか?ってことも考えますけどね)
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と、今日(10/8)夕方まで、以上の文章をまとめていたら、午後6時台のテレビニュースで速報が!
今年のノーベル平和賞の受賞者が、最有力候補と言われていた中国の民主運動家の劉暁波氏に決まったという速報でした。
中国国内在住の中国人がノーベル賞を受賞したのは初めてだそうですが、中国政府はもちろん、中国人民も素直には喜べないという、皮肉な結果になりました(産経10/8 20:31)。
この件については、少し前に、中国政府側が「劉氏に平和賞を授与すれば、ノルウェーと中国の関係は悪化するだろう」とノルウェーのノーベル賞委員会側に圧力をかけていたことが報道されていましたが、さすがノルウェー、日本とは違って中共には屈しませんでしたね。
(もしかしたら、ノルウェー側が「ここで劉氏を選ばないと、かえって国際社会の批判の矛先がこっちに向くかもしれない」と考えた側面もあったのかも?)
劉暁波氏といえば天安門事件、そして「08憲章」。
「08憲章」は日本では当時もあまり報道されませんでした。拙ブログでも、2008/12/27付:「ムーブ!」中共独裁終結を求める署名“08憲章”、たぶんここで一度取り上げた程度です。
劉暁波氏は日本ではともかく、中国国内でもほとんど知られていません。中共が劉暁波氏に関する報道自体を規制しているので当然なんですが。
ネットでも、たとえば「ノーベル平和賞」というキーワードは現在検索ができなくなってるそうです。
NHKの夜9時のニュースや民放各局でもやってましたが、中国のテレビはNHKの7時のニュース(海外放送)で劉暁波氏受賞を伝え始めた途端、画面が切れて真っ黒になりましたね。CNNやBBCなどもそういう状態になってしまったと。
あからさまな情報遮断です。
そして中国政府の反応ですが、さっそく外務省が談話を発表(時事10/8)。
「賞の趣旨に完全に反し、平和賞を冒涜するものだ」
「授与を決定したノルウェーとの関係に損害を及ぼすだろう」
情報遮断にしろ、談話の内容にしろ、予想通りすぎて笑った(^_^;
むしろ日本側の反応が気になる私です。
菅さんもさすがにお祝いの言葉を述べるわけにはいかなかったようで、「普遍的価値である人権について、ノルウェーのノーベル賞委員会がそういう評価をし、メッセージを込めて賞を出した。そのことをしっかりと受け止めておきたい」と、当たり障りのないコメント(産経10/8 21:02)。
てか、わたしゃ菅さんよりも、媚中の仙谷官房長官のコメントが聞きたいなー(^_^;
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Comments
さっそくのエントリー有難うございます。(いろいろとお疲れさまでした。)
中国は発狂したのでしょうかね?ノーベル賞委員会とノルウェー政府には無関係なのに・・・・・
しかもノーベル平和賞を冒涜って、中国が選考してるわけじゃないし、中国政府が授与する賞でもないだろうに。既に世界を征服したつもりなのですかね?
田舎者の成金が、なまじ力を持つと、世間様の顰蹙を買うというケースが多いですが、これほど見事なケースは見たことが無いですね。
実るほど、首を垂れる、瑞穂かな。
まあ、日本のように垂れすぎて、土下座しまくるのも問題ですが、おのれの国力の実力を過大評価し、実は張り子のトラであるのを知らず、諸外国にジャイアンの様に振る舞う愚かさを、戦略的互恵関係にある国家が諭してあげるのが真の有効かと存じますが。
空き菅には友情も国益よりも、己の支持率大事が先に来るのですかね?
人民解放軍日本司令官殿は、己のケツについた火の始末にそれどころでは無いのでしょうね。
「友達は選びなさい」とうちのオカンが言ってましたが、まさにその通りですね。
空き菅と仙石よ、中国にたんまり投資しとけや!!
北里柴三郎の例でわかるようにノーベル賞は(他の賞でもそうですが)業績だけで決まるものではありません。そもそも業績の評価自体難しく、オリジナルのアイディアを重視するか、実用化の功績を重視するかなど多種多様な見方があります。
科学立国を目指すなら、裾野の広さ、例えば博士号を持たないノーベル賞受賞者の田中耕一氏を排出する裾野の広さが重要で、その意味では「ノーベル賞至上主義」は害悪とすら言えると思います。
しかし、留学生の減少というのは大変困ったことです。一昔前は、あのポッポ鳩山ですら留学したというのに...
「実るほど、首を垂れる、稲穂かな」
というのは問題があって、
最近の研究では、
首を垂れるから日が当たらなくなる→成長が止まる
もし、首を垂れずにシャンとしていたら、「もっとよく日光を吸収して、もっとよく実る」らしいです。
諺の意味が変わってしまうかも…
すいません、関係ないことで…
彼曰く「待遇と環境が全然日本と違う」からだそうです。
安易な補助金制度には反対ですが(そのための天下り特殊法人が増えるので)、研究開発費の割合が多い企業や外貨を稼げるような特許を取った研究者は税金を減免するような措置は緊急に必要でしょう。
なお、これから尖閣問題でのデモに参加される皆様へ、「中国は劉暁波氏を釈放せよ」という幟や呼び掛けも付け加えましょう。
単なる中国批判のデモでは「日本の排外主義者によるデモ」と欧米で報道される危険性がありますが、「劉暁波氏の釈放要求」を付け加えれば「良識派のデモ」だと認識してもらえる可能性が高くなるからです。
確かに『反政府運動家』が受賞したのですから面白く思わないのは当然ですが、しゃべればしゃべるほど、馬脚を現していることに気付かないのが中華クオリティー。彼らの浅薄な言いようと、恫喝には屈する必要がないことを教えてくれたように思います。
我が部屋は地デジとアナログのハイブリッドですよ。
アナログじゃないと三重テレビの「怪傑えみチャンネル」が見られない(ケーブルのため)。
北里柴三郎って偉大なる功績を修められていたんですね。
こちらでは2週遅れの放送ですけどチェックしておこう。
北里柴三郎の写真、OKAMOTOSの浜ちゃんの息子さんに似てるけどどうでもいいけど。
有力メールマガジン「宮崎正弘の国際ニュース早よみ」第3091号「読者の声」欄で大 阪のKT生氏は次ぎのような内容を述べておられます。
一つは、尖閣列島が我国領土であることを明示した中国側の作成地図は厳然として存在し、外務省により補完され、同省サイトで閲覧可能である。
そして尖閣列島を日本領と明示した中国側の作成地図を掲載した書籍の当該ページがおそらく中国人と思われる人々により組織的に破り取られるケースが各大学図書館などでおきている。
これにたいして宮崎正弘氏は国会図書館においてもそうした書籍の当該ページが破り取られていると述べておられます。
http://tantanjuku.seesaa.net/
ご教示有難うございます。確かにおっしゃられる通りですね。穂が短い種の方が、収穫率が高いというようなことを聞いたことがありますが、そいう意味だったのですね。
でも、自分としては一番好きな諺なのと、たわわに実った稲が、頭を垂れている風景が大好きなもので・・・・・・
因みに、うちのテレビはアナログで、29インチのブラウン管ですよ。(10年物くらいかな??)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101007-00000026-mai-soci
もういい加減、一回につき受賞人数が三人までという制限を取っ払ったほうがいいと個人的には思いますけどね。
それといつも思うのはノーベル賞の件で日本のマスコミは、特に自然科学の三部門については特にそうですが、日本人が受賞したときだけ、馬鹿騒ぎして大きく取り上げ、日本人でなければほとんど報じない、というのがいかにも自らの低レベルさをあらわしているだけなんですけどね。そのくせ日本人が受賞したときには受賞者へのインタビューで毎度判で押したようにやれ、最近の若者の理科離れが進んでいるがどう思いますか、といった紋切り型の質問しかせず、そう思うのであれば受賞者が日本人であろうがなかろうが、受賞者と経歴及びその業績をできるだけ詳しく科学的に紹介し、その研究が産業や実社会に応用されているならばそれをあわせて、しかるにその研究が純粋に真理の探究に基づいた文化的側面が大きいものであれば、その面白さ奥深さを真面目に紹介することこそ、理科離れの即効薬になると思いますね。
特に後者の例で言えば、2年前の物理学賞の南部陽一郎氏・小林誠氏・益川敏英氏のように門外漢には非常に難解で、この理論が直接なんの役に立つのかわかりにくいような研究ですが、物質の究極の構造と宇宙の根源の解明に迫ることにもつながるという非常にエキサイティングで、このような分野での研究こそ日本人らしい、日本の懐の深さというのをあらわしているということをあわせて申し上げたいですね。
医学生理学賞や化学賞に比べて物理学賞、特に高エネルギー物理や宇宙物理などはとかくそれがなんの役に立つのか、といったある種悪意に満ちたとも思えることを聞いてくるマスコミがいるが、そういう近視眼的な視点のみでは自然科学がここまで発展することはありえないわけで、純粋に知的好奇心から研究した成果が結果として
後世に様々な分野で応用されるようになっていくということ、常にすぐに役に立つ、金になる、といった考えに固執するのは全くの逆効果であるというのはこれまでの歴史が証明している、ということも取材するマスコミは認識しておかなければいけないですね。
それとは対照的に平和賞や文学賞にはことさら興味はありませんが、今回の平和賞はすばらしいですね。受賞前後の中国のノルウェー政府に対する恫喝もあわせ、改めて中国という国家の野蛮さ・非人道的側面がクローズアップされるわけで、これをきっかけに中国が孤立し、中国進出企業が続々撤退し、経済的に窮地に陥り、中国共産党の独裁体制が崩壊するきっかけになればいいのですが、言論封鎖・弾圧を強行しそうはさせじと必死で押さえ込むのでしょうね。彼らはソ連が崩壊した経緯をよく研究していますから、その轍は絶対に踏まないとあらゆる残虐なことをしてでも現体制を守り抜こうとするでしょうから、世界規模での中国民主化運動を展開する必要がありそうですね。
いまだ先人の財産が残っておりますが昨今の日本を見ていると徐々に失われてると肌で感じます。
間違った教育を続けた結果、日本人が当たり前のように持っていたものが忘れ去れているのだと思います。
日本が再生するには日本人が誇りと愛国心を持てる教育、これだけで自然と再生すると信じておりますが、そろそろ皆が気付かなければ手遅れになるのではないでしょうか。
歴史を紡いできた先人の精神、英知に触れずして、より良い未来を歩むことなどできません。
I大合唱を引き起こした。
http://esashib.hp.infoseek.co.jp/ozawa01.htm
小沢一郎を告発する会の正体は、在特会の桜井誠というのは本当か?
http://ameblo.jp/korea-one/entry-10643767974.html
http://critic6.blog63.fc2.com/blog-entry-40.html
調べてみて愕然とした。
今度の西松事件の捜査と小沢秘書逮捕の一件は、官邸の漆間巌と検察の大林宏の二人の連
携作業なのではないか。
今の日本は、外形は違うが中身は戦前の大日本帝国と同じになっていて、
過激な右翼のイデオロギーを内面化したチンピラ右翼が権力機構の頂点に立ち、彼らの理
想と目標に従って統治が行われている右翼官僚国家である。
(1)民主党議員を追放し、保守系議員で政権を固める
(2)文部科学省の売国役人の総入れ替えを行う
(3)日教組など、「日本人が誇りと愛国心を持つ」を邪魔する教員を排除する
(4)反日歴史教科書の記述を変える
など手順は複雑です。しかし国民が反日マスコミの手のひらで踊っているうちは無理でしょう。まだ民主党支持者が多いのですから。とにかく民主党の倒閣が最初ではないでしょうか。
昨日の仙石官房長官の逆切れ応答には唖然としました。
こんにゃくゼリー官房長官・・・
片山さつき議員の質疑内容HPにUPされていました。応答全容は後日UPだそうです。
配信されている記事が興味深く、いつもヒッソリ拝見しておりました。
今回の北里先生の記事も、とても面白かったです。数日前の化学賞
といい、日本の技術や日本人の活動が認められるのを見ると、関係のない私も自分のことのように嬉しく思ってしまいます。
ただ、北里先生や鈴木・根岸先生の功績は偉大なものですが、私もくりっくさんと同様、これからの日本の技術者や技術のあり方に一抹の不安を感じえずにはいられませんでした。
鈴木先生は産経新聞の取材に、以前行われた各官公庁ならびに関係各所への仕分けの際の蓮ホウ大臣の発言に対し、痛烈で悲壮な批判をされていらっしゃいました。
資源が圧倒的に少ない日本において、科学技術の進歩は経済を支えてきた実情や、一長一短では成果の出ない世界を知っているからこその言葉であると素人ながら思います。
また、海外への優秀な人材が流出しているのと裏腹に、若き科学者の留学の減少も心配されていますね。
私はこれについては、もっと国が率先して支援をする必要性も感じますが、同時に日本の各企業の研究所、特に大学研究室のあり方がもっと若い人材にとって自身の研究や発言のしやすいという意味での開けた研究室にならなければ、中国や韓国に追いつかれる前に若い根が枯渇してしまうのではと心配です。
「〜受け止めておきたい。」って日本人が貰ったわけじゃないんだから、受け止めるのは中国人のほうです。
私も北里柴三郎先生は東洋人への偏見から受賞されなかったのではないかと思っていました。有色人種への偏見が根強い(今でもありますが)時代に強い意志を持って研究に没頭されただけでなく、人類への大きな貢献をされた先生を心から尊敬します。
…しかしこういう番組、東京ではやりませんなあ…。
ノーベル平和賞のニュース、「ざまあみろ中国!」の気持ちで聞きました(笑)。中国に留まりながら現政府を批判するのは中々出来ることではありません。私は中国人があのメンタリティを変えない限り民主化も他国との平等な関係もムリだと思っていますが、今回のニュースは傲慢な独裁国家に鉄槌をくらわす良いニュースだと思います。
私も仙石さんがどう発言するのか聞きたいですw。
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貴殿が掲げたリンク先の記事は私は何度か目にしています(特に一番下)し、また事実上の小沢氏支持週刊誌である週刊朝日や週刊ポストなども読んでいるのですが、私はどうしても小沢氏を信用できず、どう贔屓目に見てもきわめて危険な人物にしか思えないのですが、小沢氏の魅力やどこがすばらしいのか是非教えていただきたい。
aさんでなくてもその他の小沢氏支持者、信者の方でもかまいません。
ただし、記者会見をフルオープンにし、官報複合体を破壊し、真の意味で政治主導を発揮できるのは小沢氏しかいないから、といったありふれた理由なら特にコメントはいりません。
私が聞きたいのは小沢氏が掲げているもっと具体的な政策や理念、政治手法とそれらを行使して如何にして日本を良くしようとしているのか、といった突っ込んだ事柄です。
それと小沢氏が熱心に進めようとしてる外国人地方参政権についてどういう見解か、この法案が危険だという認識はないのか、なども是非伺いたい。
私としては今回の強制起訴については小沢氏支持者の主張も一概に否定するものではないと思っています。実際これまで検察に狙われるのは経世会の流れを汲む面々で、清和会はしょっ引かれない、という不文律が存在するという側面があることはある程度認めます。
私にはそこまで熱く肩入れしたい政治家が特に見当たりませんので、よろしくお願いします。
それにしても、今回、中国にノーベル賞をもたらしたのは、作家であるというのが、何とも素晴らしい皮肉ですね。
a殿、私が興味があるのは、不動産購入の原資と、政治資金規正法上、或いは税法上の問題です。
一部では、小沢氏の所有不動産は10億円と言う報道もありました。また、沖縄のキャンプ・シュワブ周辺にも土地をお持ちのようですが、確か資産公開には載っていなかったような記憶が。
世田谷の秘書の寮の購入費、4億円の原資も、支持者の浄財、遺産相続、銀行積立、と変わっていますが、どれが真相なのか?また税法上、どのような処理をしておられるのか?
私たち一般国民が、不動産の売買をすれば、税務署があれこれ調べ上げます。小沢氏の場合、原資も不透明、税務上の処理も不透明。これでは一般国民は納得しないのでは???
それともルーピーや小沢氏は例外なのでしょうか?
ジミンガーは発動しないでください。政治家は少なからず金に汚いのは分っていますから。
特別な才能を持つと言われる、小沢氏のケースに限定し、そのあたりをご教示頂けないでしょうか?
お願い致します。
本来ならこの溝呂木さんもノーベル賞を受賞していたのではと思うのですが、残念ながら彼は若くして他界しておりますので受賞はなりませんでした。
この分野は当時から日本の研究が進んでいたようですから、溝呂木さんにスポットライトを当てたりして掘り下げれば面白いエピドードがありそうですね。
今のところマスコミは薄っぺらい内容の報道しかしておりませんが…
・・・絶対あったでしょうね。他の候補が劉氏より圧倒的に平和賞に相応しい人でなければ劉氏を選ぶしかなかったでしょう。
支那が騒いだ結果余計注目を集めるといういつものパターンですね。
これは逆に劉氏受賞の後押しになったのではないでしょうか。
受賞を逃していたら、仮に正当な理由が合ったとしても、全世界(中国含む)からは「中国の圧力に屈した」と取られてしまうでしょう。
バ菅総理は根岸さんに「私も理系です」とか言ったそうですが、根岸さんにして見れば「お前と一緒にするな」って心境でしょうね。
海外に出るのが少なくなったというのにはいろいろとありますが、「ともかく海外に行ってみたい」という人がいなくなった(いけなくなった)だけという気がします。昔は何の気なしに海外に行ってもそれだけでハクとして通用していましたが、今はそういう時代ではありませんし、ただ行って来るだけということが出来なくなった(戻ることが出来なくなった)という制度上の問題もあります。きちんと目的を持った人間の留学欲は変わっていないように感じます。
http://www.j-cast.com/2010/04/17064626.html?p=2
>文部科学省によると、日本から海外への留学生の総数は、1996年は約5万9000人だったのに対し、06年は約7万6000人。1980年代ごろから上昇傾向が続き、98年以降は8万人前後で推移している。米国への留学だけが落ちているようだ。
実際に文科省からのデータを引用したエントリー
http://nyliberty.exblog.jp/13170201/
2002年から2006年までの短い期間ですが、確かに少子化の中で海外留学自体がどんどん減っているわけではなく、最大の留学先であった米国への留学が顕著に減少しているようです。
ヨーロッパやオーストラリアの件数は横ばい、台湾・カナダ・韓国・ニュージーランドなどが増えています。
http://wofwof.blog60.fc2.com/blog-entry-100.html
>最近日本からの留学生が減っている印象がある。
それは実際統計にも表れていて、1999年には日本の留学生は
約46,400人で一番大きな勢力だったのだが、昨年のランキングは、
順位 国名 人数 前年比
1.インド 94,563 (+13%)
2.中国 81,127 (+20%)
3.韓国 69,124 (+11%)
4.日本 33,974 ( -4%)
5.カナダ 29,051 ( +3%)
6.台湾 29,001 ( -1%)
7.メキシコ 14,837 ( +7%)
(出所: Institution of International Education)
人数だけでなく、留学の目的も見てみないとなんとも言えない面もありますが、米国に留学する事が日本人にとって以前ほど魅力的でなくなったのかなあと。
新興国だと帰国後の就職もかなり優遇されそうですよね。
しかし、現在の中国の体制から見ると、中国では犯罪者である劉氏の受賞は内政干渉で抗議は筋が通っている。
劉氏の受賞が中国共産党の独裁体制崩壊のきっかけになればいいが、中国が『ノーベル平和賞は政治の道具』である言うように、白人の利益と思惑が絡んでいることを知っておく必要があると思う。
http://takedanet.com/2010/10/post_a423.html
「政権比較400日(仮題)」 尖閣意見広告プロジェクト協賛者募集
この本は、作家・経済評論家である渡邉哲也氏が企画・監修し、
株式会社三栄書房より10/27に発売されるムック本です。
今回この本の裏表紙前見開き(表3対向)カラーページを、急遽
意見広告スペースとして確保することが出来ました。
このような政治本、しかも元総理を始めとする豪華陣の本に意見
広告を出せる機会は多くないと思います。趣旨にご賛同頂ける方は、
是非協賛にご協力頂けると幸いです。
Q5:協賛するメリットは?
A5:政治家多数登場の本に自分の名前が載る&渡邉哲也氏直筆サイン入り本が貰えます。
詳しくは
(p)http://nihon-jyoho-bunseki.seesaa.net/article/164767972.html
初版分締め切りは『10/12振り込み確認分』までということで時間が迫っているようです。
堅固さんのこの意見>小沢氏の魅力やどこがすばらしいのか是非教えていただきたい。
対して意見しますと地域に仕事を持ってくるのがいい政治家という意見があります。
主に大手ゼネコンなど建設業界ですが仕事を持ってくる仙台では小沢氏の支持率の高さもわかります。建設業界が潤えば他にも経済効果が波及するので他が潤います。景気が良くなっていけば多少黒くても目を瞑れるのでしょう。
小沢ダムなんて言葉もあったと記憶してます。地元からすればいい政治家なのでしょう!
ただ全国の視点からすると汚職と金にまみれ、政治を鈍化する権化なので自分は小沢氏を支持いたしません。
それを国益と呼べるかは別ですが、それにしても小沢氏支持者、信者からはうんともすんとも言ってこないですね。私は小沢氏の本当のところを知りたいんですけどね。
毎度のレス違いで申し訳ないですが、例の尖閣ビデオの件、2ちゃんネタですが、こんなの見つけました。
ちょっと「ホンマかいな???」な内容ですが・・・・
+++++++++++
578 :自治スレでローカルルール他を議論中:2010/10/11(月) 01:07:11 ID:T3C4qgb10
いや、どうも、こういう内容らしい。
海保船舶が横付け。海保職員が乗り込む。
その後、中国船舶が突如離船。
取り残された海保職員が中国人船員に飛び蹴りされて中国船舶から
海中に突き落とされる。
海に落ちた海保職員を潰すように、中国船舶が進路変更。
海保職員が必死に泳いで逃げるのを執拗に銛で突き殺そうとする中国人船員。
海保船舶が海保職員を救出するため停船し救助に乗り出す。
その後ろから中国漁船が溺れる海保職員に乗り上げ、海保職員が海の中に沈んで見えなくなる。
その後、浮かび上がった海保職員は海保船舶に後部から担ぎ上げられる。這い上がる海保職員めがけて数秒後に漁船が全速力で海保船舶の後部から衝突し、海保側の船体が大破。
ビデオを見た日本側関係者は異口同音に「これ殺人未遂だよ」と呻くように
言ったらしい。
++++++++++++
だそうです。
そういえば、尖閣の魚釣島って個人所有なんですってね。
登記簿謄本を取ればこれまでの権利関係の履歴等が分かるはずですから、日本が有効に支配してきたという証拠の一つにもなるような気が・・・
でも沖縄戦で焼けてますかね?行政書士か司法書士の方、おられましたらトライしてみて頂けないでしょうか?
いつも個別にレスを差し上げられず申し訳ありません。
にらさん:
>アナログテレビでまだ頑張ってるんですねw
CSは引いてあるので、あと3年ぐらいこのテレビでもいちおう観れることにはなってます(^_^;
Ishiiさん:
>なお、これから尖閣問題でのデモに参加される皆様へ、「中国は劉暁波氏を釈放せよ」という幟や呼び掛けも付け加えましょう。
アドバイスありがとうございます。新記事のデモ告知のところに添えさせていただきました。
腰抜け外務省さん:
>そういえば、尖閣の魚釣島って個人所有なんですってね。
最初に所有したのは魚釣島にかつお節工場を作った古賀一族でしたが、その後、1972年の返還後に埼玉県の人(結婚式場を経営しているそう)に売って、今はその人が所有者だそうです。と、先ほど読売テレビの番組で若一光司氏が説明してました。しかし登記簿謄本など書類面で明らかにしたとしても、中国側は「日本が国内で勝手にやってることだから知らない」とはねつけるのではないかと、これもその番組で他のコメンテーター(どこかの教授?)が言ってました。うーむ(T^T)
いえ、私の標的は中国ではありません。西側を中心とする「法治国家」が私の標的です。
謄本があれば、いつ日本領土に編入され国有地化され、国有地から誰かに売却されて、といった経緯が全て載っているはずです。
登記という行為と、そこに記された記録は、日本国が有効に、且つ継続的に支配してきたという強力な証拠になります。(登記とは極めて重要な法律行為であり、売買契約よりも強力です。(日本は先登記主義を取っています。))
先日の感謝状や、地図、その他記録を蓄積し、多言語化してデーターベース化する。そして法治国家であれば、当然に至るであろう結論を導き出せる体制を整備し、それを各国政府や、主要メディアに周知する。
我々が目指すべきは、中国の非法治的な行為と、その体制のPRです。
中国が騒ぎ立てる「南京大虐殺」等は、所詮1次資料は存在せず、後付けのプロパガンダに過ぎません。我が国は1次資料の積み重ねを持って、「法治国家」に中国の「非法治国家」ぶりを認識させる、というのが正攻法ではないでしょうか?
今のようなつぎはぎの、行き当たりばったりの対応では、絶対に中国には対抗できないと思います。
(あと訒小平が「棚上げしよう」と言った後、中国が「海洋法」を制定したのも重要な事実でしょうね。)
>というのは問題があって、
大丈夫だ!それを克服したからこそコシヒカリなのだよ
日本農業を舐めないで頂きたい
韓国からの留学が増えているという件ですが、韓国の就職戦線はすさまじく、留学経験がないと門前払いな企業まである(というよりそういう企業が多い)とまで聞きました(NHKの番組より)。ですので、韓国からの留学が多いということをもって、ノーベル賞云々という心配はしなくてもいいのではないかと思うのです。