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差別をなくすためにも憲法に自衛隊明記を
安倍総理(自民党総裁)が、5月3日の憲法記念日に、ビデオメッセージで憲法改正に言及しました。
動画:https://www.youtube.com/watch?v=unCyMt55NoY
テキスト:http://constitution.jimin.jp/news/2017/000015.html
9条1項2項は維持した上で、自衛隊を明記するというものです。
時期は、2020年の施行を目指すとしました。
いよいよ憲法改正が現実味を帯びてきた!(^▽^)
……と喜んだのも束の間、加計問題やPKO日報問題(をめぐるメディアのネガティブキャンペーン)により、内閣支持率が急落(T_T)
安倍総理は、8月3日の第3次安倍第3次改造内閣発足にともなう記者会見で、憲法改正について、「スケジュールありきではない」と述べるに至りました。
2020年施行目標を「封印」したと、一般的には受け止められているようです。
8月7日「虎ノ門ニュース」で青山繁晴さん曰く、「安倍案でいいのかということを、国民がちゃんと意思表示できる、あるいは考えられる、大きな機会にはなった」。
確かにそれはあるかもしれませんね。
私もちょっと考えてみようかな。
……と思ったけれども、私の考えは、5月3日の安倍さんのビデオメッセージを聞いた頃から、特に変わっていません。
5月8日「虎ノ門ニュース」書き起こしの後ろに付記したものをコピペしますね(^^ゞ
【「正々堂々と本丸(2項)を攻めるべきだ」というご意見も多いでしょう。
3項の中身(案)を見ないと具体的なことは言えませんが、私も基本的に2項を何とかしないとダメだと思います。
でもそれに固執しすぎると、永遠に憲法改正できないかもしれない。
2項を触ろうとすると、間違いなく、野党や左派メディアが嵐のようなネガキャンを仕掛けてきます。
たとえ国民投票の実施まで行き着けたとしても、野党はデマ吹聴はもちろん、大阪都構想の時みたいに、有権者の不安を煽った上で「どうしていいか分からない人は今回はとりあえず反対票を投じて下さい」という巧妙な呼び掛けもなされるでしょう。
<参考>15/5/8付:【予言】憲法改正国民投票は大阪都構想住民投票と同じような展開をたどる
左派メディアも偏向報道、印象操作、報道しない自由発動、あらゆることをしてくるでしょう。
特定秘密保護法、安保法制の時や、今やってる「共謀罪」、これらとは比較にならないほどの酷い有様になるのは目に見えています。
となると、まずは一度変えられるところから変えて(今回は追加ですが)、「憲法って変えられるんだ」「触ってはいけないというものではないんだ」というのを国民が体感することも大切かも…と思ってみたり。
とにかく現時点では、まだ何とも言いようが…。
安倍さんのことだから、3項の案として、「2項が残っても3項を付けることで、2項が事実上無力化される」みたいな文章を考えてあるのかもしれませんが…。】
私たち国民は、理想を追求します。
「2項を何とかしろ!」と政治家に要求することが許される立場です。
が、政治家は理想を追い求めていればそれで良いという立場ではありません(野党はともかく与党は)。
政治の現場を見れば、常に現実との戦いです。
理想を実現していければ、それに越したことはありませんが、実際は妥協せざるを得ないことがとても多いですよね。
9条に関しても、まずは「今よりマシ」な状態を作ることを、第一目標に置かざるを得ないのでは。
だから、2項は残したまま、3項に自衛隊の存在を入れるという安倍案が、今のところはやはり現実的な線なんだろうと思います。
自衛隊が憲法に明記されることは、自衛官はもちろん、ご家族や関係者にとっても悲願でしょう。
元空将の織田邦男さん(1952年生まれ)が「月刊正論」2017年8月号で、こんな話をしています。
【筆者が防衛大に在学中、三島由紀夫は自衛官に向かって「何故、自らを否定する憲法を守るのか」と檄を飛ばしたあと、自裁した。
町を歩くと「税金ドロボー」「違憲の存在がでかい面をするな」と言われた。
防衛大に合格した時、日教組の先生に呼び出され、「何故、違憲の自衛隊なんかに行くのだ」と説教されたのは思い出したくない出来事だ。
あれ以来、母校には一歩も足を踏み入れていない。
子供は学校で「自衛隊は違憲。だから自衛官は悪い人です」と教えられ、悔しい思いをしたと語る】
★自衛隊差別を扱った拙記事
・13/6/22:沖縄メディアが「反自衛隊」協定を自社労組と交わしていた
・15/9/12:自衛官の命が大切なら二度と差別はしないで下さい
・16/2/8:続・自衛官の命が大切なら二度と差別はしないで下さい
・16/9/13:自衛官志望の生徒を教師が束になって妨害!反自衛隊と自虐史観に満ちた「金八先生SP」
今ではほとんどの日本国民が自衛隊を信頼・支持しており、こうした「いじめ」はだいぶ減っているとは思います。
が、一方、自衛隊の存在は憲法上宙ぶらりんのままで、憲法学者の63%が、自衛隊の存在を「憲法違反にあたる」または「憲法違反の可能性がある」と考えています(2015年7月11日朝日新聞)。
織田さんは、いまだに国内で事あるごとに不毛の安全保障議論が起きる原因の一つは、自衛隊が憲法に位置付けられていないことにあると断じています。
このような状態を解消するためにも、やはり自衛隊を憲法にきちんと位置付けることは必要でしょう。
第一、子供たちにも説明がつきません。
実際、多くの教科書で、「自衛隊は憲法違反の可能性がある」という記述がされていると聞きます。
そんなこんなで、2項は触らずに自衛隊の存在を追加するだけであれば、イデオロギーを超えて賛同を得られるはず。
……と、普通であれば考えますよね。
でも、ガチガチの護憲派にとって、9条はもはや「経典」になってしまっているので、2項削除はもちろん、いかなる付け足しも許さないでしょう。
しかも、民進党など野党4党は、「安倍政権下での憲法改正は認めない」と、わけの分からんことを言っています。
護憲派の憲法学者(憲法学者の大半は護憲派ですが)も同様らしくて、早稲田大学の長谷部恭男教授はこんなことを言っていました。
【9条の改正については自衛隊を憲法違反の存在だと言われないようにするという理由が示されているが、是が非でも9条を変えたいというみずからの願望を遂げるため、自衛官の尊厳を改正の手段として扱っている】(NHKニュース 5月22日 17時47分(リンク切れ))
この人は何なん?(-.-#)
是が非でも9条を変えたくないというみずからの願望を遂げるため、安倍総理に対していわれのない攻撃をしているようにしか見えませんが。
護憲派の人たちは、じゃあ安倍さん以外の総理大臣が憲法改正を唱えたら、それは認めるのかというと、決してそういうことにはなりません。
だって、彼らにとって「安倍さん=悪」なのではなくて、「改憲派(9条改正派)=悪」なのですから。
こないだ辛坊治郎さんがラジオで言っていたこと。
加計問題なるものは最初から存在しないのに、朝日新聞を中心とした左派メディアは、2度の閉会中審査を経てもなお、重箱の隅をつつくような報道を続けています。
左派メディアが、安倍政権を貶める報道(報道とも呼べない印象操作)を連日続けて、内閣支持率を下げることにより、改憲を阻止しようという作戦を展開しているのは、誰に目にも明らかです。
改憲派として、ここは慎重に進めるべきか、それとも堂々と正面突破すべきか。
難しいところですよね。
たとえば、国士舘大学の百地章特任教授は、メディアが改憲つぶしのために、なりふり構わず安倍叩きを行ってきたからこそ、むしろ、「内閣の支持率低下を理由に改憲を躊躇すれば、反対派の『思う壺』であり、逡巡してはならない」(産経ニュース 2017.8.9 10:00)と主張していますが…。
もしかしたら明るい材料かもしれないのは、9月に行われる民進党の代表選。
当初私は、次の民進党代表が誰になろうと関係ないわと思ってたけど、憲法改正のことを考えた時、いやいや、これは関係あるかもと。
(辞任を表明した蓮舫代表は、9条改正には反対の立場でした)
今のところ、前原さんと枝野さんが代表選への出馬を表明していますが、前原さんは改憲派で、ずばり「憲法9条に第3項を新設して自衛隊の位置付けを明記する」ことを主張してきた人です。
つまり安倍さんと考え方が近い。
一方の枝野さんはというと、言わずもがなというか…。
ただ、枝野さんも2013年の時点では、「9条の2」の3項で「自衛権に基づく実力行使のための組織」の存在を規定するなど、安倍案や前原案に近いことも主張していたようです(「文藝春秋」2013年10月号)。
それが、7月6日の会合では、ここまで言っています。
【(9条に自衛隊を明記する安倍案には)明確に反対だ。きちんと国民に説明していけば、何とかつぶせると思う。首相への信頼も落ちている】(産経ニュース 2017.8.6 21:32)
枝野さんでなく前原さんが民進党の代表に選ばれれば、あるいは安倍さんにとって心強いかもしれません。
……と思ったけれども、よくよく考えてみれば、前原さんは「言うだけ番長」。
その時の情勢で、すぐ日和る。
そしたら、案の定です!(T_T)
昨年の民進党代表選では、「9条に第3項を新設して自衛隊の位置付けを明記する」と主張しておきながら、今回の代表選では封印って、何それ?
あの時は、蓮舫さんの勝利が既定路線だったし、どうせ代表にはなれないんだから気楽に何でも言えたってこと?
ま、いずれにしても当てにならん人なのは確かです。
むしろ、「日本ファーストの会」(実質的には小池国政新党?)の方が当てになるのかも?
……いや、こちらもまだ海のものとも山のものともつかぬ、という感じですね。
そんなこんなで、先が見通せない状態がまだしばらく続きそうで、モヤモヤします。
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※拙ブログ関連エントリー(憲法9条と自衛隊)
・11/9/10:自衛隊を鼓舞した被災地の子供たちの手紙
・11/9/12:護憲派共感?!「サイボーグ009」第16話“太平洋の亡霊”
・12/9/3:カンボジア軍が自衛隊に笑顔で握手を求めた理由
・13/6/22:沖縄メディアが「反自衛隊」協定を自社労組と交わしていた
・13/11/25:自衛隊を愛した島倉千代子さんと「東京だョおっ母さん」を歌わせなかったNHK
・14/4/14:世界よ、これが日本の反戦平和だ(付:集団的自衛権行使容認議論)
・14/5/24:「九条の会」勉強会に参加された読者様のご報告(付:「九条の会」と共産党)
・14/10/20:9条ノーベル平和賞騒動…Tweetまとめ14.10.01〜14.10.15
・14/11/1:ありがとう、じえいたいさん
・15/5/18:【予言】憲法改正国民投票は大阪都構想住民投票と同じような展開をたどる
・15/6/19:安保法制イヤ!集団的自衛権イヤ!考えるのイヤ!
・15/9/12:自衛官の命が大切なら二度と差別はしないで下さい
・15/9/26:「朝生」安保法でSEALDs出演!ケントさん「9条自体が憲法違反」よしりん「報復できない国は恐ろしい」
・15/10/9:憲法学者の汚さとマスコミのインチキを斬る! 小川和久「ザ・ボイス」
・15/11/9:軍事学を学ばせろ!国家戦略がない日本は「国家」じゃない! 「カツヤマサヒコSHOW」より
・16/2/8:続・自衛官の命が大切なら二度と差別はしないで下さい
・16/2/22:9条教は町内の迷惑&言霊信仰の安全保障&トルコの恩返し&靖国“爆発音”事件って何だ! 「カツヤマサヒコSHOW」より
・16/4/25:日本国憲法がダメなこと護憲派だってウスウスわかってんだろ!「高校生にも読んでほしい そうだったのか!日本国憲法100の論点」
・16/5/9:国民の生命より9条優先する“内なる敵”&朝日は酷くなっている! 「カツヤマサヒコSHOW」より
・16/9/13:自衛官志望の生徒を教師が束になって妨害!反自衛隊と自虐史観に満ちた「金八先生SP」
・16/10/9:憲法学者の汚さとマスコミのインチキを斬る! 小川和久「ザ・ボイス」
・17/5/3:【アンケート】「憲法記念日に国旗を掲げますか?」中間発表
・17/5/8:安倍総理「9条に自衛隊明記」の功罪…青山繁晴「虎ノ門ニュース」
・17/2/9:「反日だけはカンベン」「自衛隊に名誉を与える憲法に」 海洋冒険家の堀江謙一さん
・17/7/8:9条信者の沈黙
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安倍総理は、8月3日の第3次安倍第3次改造内閣発足にともなう記者会見で、憲法改正について、「スケジュールありきではない」と述べるに至りました。
2020年施行目標を「封印」したと、一般的には受け止められているようです。
8月7日「虎ノ門ニュース」で青山繁晴さん曰く、「安倍案でいいのかということを、国民がちゃんと意思表示できる、あるいは考えられる、大きな機会にはなった」。
確かにそれはあるかもしれませんね。
私もちょっと考えてみようかな。
……と思ったけれども、私の考えは、5月3日の安倍さんのビデオメッセージを聞いた頃から、特に変わっていません。
5月8日「虎ノ門ニュース」書き起こしの後ろに付記したものをコピペしますね(^^ゞ
【「正々堂々と本丸(2項)を攻めるべきだ」というご意見も多いでしょう。
3項の中身(案)を見ないと具体的なことは言えませんが、私も基本的に2項を何とかしないとダメだと思います。
でもそれに固執しすぎると、永遠に憲法改正できないかもしれない。
2項を触ろうとすると、間違いなく、野党や左派メディアが嵐のようなネガキャンを仕掛けてきます。
たとえ国民投票の実施まで行き着けたとしても、野党はデマ吹聴はもちろん、大阪都構想の時みたいに、有権者の不安を煽った上で「どうしていいか分からない人は今回はとりあえず反対票を投じて下さい」という巧妙な呼び掛けもなされるでしょう。
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左派メディアも偏向報道、印象操作、報道しない自由発動、あらゆることをしてくるでしょう。
特定秘密保護法、安保法制の時や、今やってる「共謀罪」、これらとは比較にならないほどの酷い有様になるのは目に見えています。
となると、まずは一度変えられるところから変えて(今回は追加ですが)、「憲法って変えられるんだ」「触ってはいけないというものではないんだ」というのを国民が体感することも大切かも…と思ってみたり。
とにかく現時点では、まだ何とも言いようが…。
安倍さんのことだから、3項の案として、「2項が残っても3項を付けることで、2項が事実上無力化される」みたいな文章を考えてあるのかもしれませんが…。】
私たち国民は、理想を追求します。
「2項を何とかしろ!」と政治家に要求することが許される立場です。
が、政治家は理想を追い求めていればそれで良いという立場ではありません(野党はともかく与党は)。
政治の現場を見れば、常に現実との戦いです。
理想を実現していければ、それに越したことはありませんが、実際は妥協せざるを得ないことがとても多いですよね。
9条に関しても、まずは「今よりマシ」な状態を作ることを、第一目標に置かざるを得ないのでは。
だから、2項は残したまま、3項に自衛隊の存在を入れるという安倍案が、今のところはやはり現実的な線なんだろうと思います。
自衛隊が憲法に明記されることは、自衛官はもちろん、ご家族や関係者にとっても悲願でしょう。
元空将の織田邦男さん(1952年生まれ)が「月刊正論」2017年8月号で、こんな話をしています。
【筆者が防衛大に在学中、三島由紀夫は自衛官に向かって「何故、自らを否定する憲法を守るのか」と檄を飛ばしたあと、自裁した。
町を歩くと「税金ドロボー」「違憲の存在がでかい面をするな」と言われた。
防衛大に合格した時、日教組の先生に呼び出され、「何故、違憲の自衛隊なんかに行くのだ」と説教されたのは思い出したくない出来事だ。
あれ以来、母校には一歩も足を踏み入れていない。
子供は学校で「自衛隊は違憲。だから自衛官は悪い人です」と教えられ、悔しい思いをしたと語る】
★自衛隊差別を扱った拙記事
・13/6/22:沖縄メディアが「反自衛隊」協定を自社労組と交わしていた
・15/9/12:自衛官の命が大切なら二度と差別はしないで下さい
・16/2/8:続・自衛官の命が大切なら二度と差別はしないで下さい
・16/9/13:自衛官志望の生徒を教師が束になって妨害!反自衛隊と自虐史観に満ちた「金八先生SP」
今ではほとんどの日本国民が自衛隊を信頼・支持しており、こうした「いじめ」はだいぶ減っているとは思います。
が、一方、自衛隊の存在は憲法上宙ぶらりんのままで、憲法学者の63%が、自衛隊の存在を「憲法違反にあたる」または「憲法違反の可能性がある」と考えています(2015年7月11日朝日新聞)。
織田さんは、いまだに国内で事あるごとに不毛の安全保障議論が起きる原因の一つは、自衛隊が憲法に位置付けられていないことにあると断じています。
このような状態を解消するためにも、やはり自衛隊を憲法にきちんと位置付けることは必要でしょう。
第一、子供たちにも説明がつきません。
実際、多くの教科書で、「自衛隊は憲法違反の可能性がある」という記述がされていると聞きます。
そんなこんなで、2項は触らずに自衛隊の存在を追加するだけであれば、イデオロギーを超えて賛同を得られるはず。
……と、普通であれば考えますよね。
でも、ガチガチの護憲派にとって、9条はもはや「経典」になってしまっているので、2項削除はもちろん、いかなる付け足しも許さないでしょう。
しかも、民進党など野党4党は、「安倍政権下での憲法改正は認めない」と、わけの分からんことを言っています。
護憲派の憲法学者(憲法学者の大半は護憲派ですが)も同様らしくて、早稲田大学の長谷部恭男教授はこんなことを言っていました。
【9条の改正については自衛隊を憲法違反の存在だと言われないようにするという理由が示されているが、是が非でも9条を変えたいというみずからの願望を遂げるため、自衛官の尊厳を改正の手段として扱っている】(NHKニュース 5月22日 17時47分(リンク切れ))
この人は何なん?(-.-#)
是が非でも9条を変えたくないというみずからの願望を遂げるため、安倍総理に対していわれのない攻撃をしているようにしか見えませんが。
護憲派の人たちは、じゃあ安倍さん以外の総理大臣が憲法改正を唱えたら、それは認めるのかというと、決してそういうことにはなりません。
だって、彼らにとって「安倍さん=悪」なのではなくて、「改憲派(9条改正派)=悪」なのですから。
こないだ辛坊治郎さんがラジオで言っていたこと。
辛坊治郎「日報問題の本質的な問題は自衛隊が軍隊じゃなくただのお役所。どの国も軍の日報を普通の行政文書の扱いはしない。戦争やってて今日この部隊がどこと戦闘して…というのは当然本部に上げる。それが情報請求されてどんどん出てきてたら軍隊として全く使い物にならない」#zoom1242
— くっくり@六四天安門事件 (@boyakuri) 2017年7月29日
続き)辛坊治郎「軍隊なら情報公開の対象にならない文書も、通常の行政文書と法律上は同じ扱いだから、出せと言われると『捨てた』と嘘つかきゃいけない構造。根本的に何とかしようと9条改正で自衛隊を書き込もうとすると、安倍政権を潰そうというマスコミキャンペーンが始まる」#zoom1242
— くっくり@六四天安門事件 (@boyakuri) 2017年7月29日
加計問題なるものは最初から存在しないのに、朝日新聞を中心とした左派メディアは、2度の閉会中審査を経てもなお、重箱の隅をつつくような報道を続けています。
左派メディアが、安倍政権を貶める報道(報道とも呼べない印象操作)を連日続けて、内閣支持率を下げることにより、改憲を阻止しようという作戦を展開しているのは、誰に目にも明らかです。
改憲派として、ここは慎重に進めるべきか、それとも堂々と正面突破すべきか。
難しいところですよね。
たとえば、国士舘大学の百地章特任教授は、メディアが改憲つぶしのために、なりふり構わず安倍叩きを行ってきたからこそ、むしろ、「内閣の支持率低下を理由に改憲を躊躇すれば、反対派の『思う壺』であり、逡巡してはならない」(産経ニュース 2017.8.9 10:00)と主張していますが…。
もしかしたら明るい材料かもしれないのは、9月に行われる民進党の代表選。
当初私は、次の民進党代表が誰になろうと関係ないわと思ってたけど、憲法改正のことを考えた時、いやいや、これは関係あるかもと。
(辞任を表明した蓮舫代表は、9条改正には反対の立場でした)
今のところ、前原さんと枝野さんが代表選への出馬を表明していますが、前原さんは改憲派で、ずばり「憲法9条に第3項を新設して自衛隊の位置付けを明記する」ことを主張してきた人です。
つまり安倍さんと考え方が近い。
一方の枝野さんはというと、言わずもがなというか…。
ただ、枝野さんも2013年の時点では、「9条の2」の3項で「自衛権に基づく実力行使のための組織」の存在を規定するなど、安倍案や前原案に近いことも主張していたようです(「文藝春秋」2013年10月号)。
それが、7月6日の会合では、ここまで言っています。
【(9条に自衛隊を明記する安倍案には)明確に反対だ。きちんと国民に説明していけば、何とかつぶせると思う。首相への信頼も落ちている】(産経ニュース 2017.8.6 21:32)
枝野さんでなく前原さんが民進党の代表に選ばれれば、あるいは安倍さんにとって心強いかもしれません。
……と思ったけれども、よくよく考えてみれば、前原さんは「言うだけ番長」。
その時の情勢で、すぐ日和る。
そしたら、案の定です!(T_T)
……憲法に関しては「立憲主義に立脚した現実的な憲法論議」との表現にとどめた。
前原氏は5月の経済誌インタビューでは「9条3項、あるいは10条といった形で(自衛隊を)明記してはどうか」とし、安倍晋三首相に近い見解を示していたが、党内の幅広い支持を得るために持論を封印した格好だ。
会見では「拙速な首相のタイムスケジュールには与(くみ)しない」と語った。
(産経ニュース 2017.8.7 23:15)
昨年の民進党代表選では、「9条に第3項を新設して自衛隊の位置付けを明記する」と主張しておきながら、今回の代表選では封印って、何それ?
あの時は、蓮舫さんの勝利が既定路線だったし、どうせ代表にはなれないんだから気楽に何でも言えたってこと?
ま、いずれにしても当てにならん人なのは確かです。
むしろ、「日本ファーストの会」(実質的には小池国政新党?)の方が当てになるのかも?
……いや、こちらもまだ海のものとも山のものともつかぬ、という感じですね。
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※拙ブログ関連エントリー(憲法9条と自衛隊)
・11/9/10:自衛隊を鼓舞した被災地の子供たちの手紙
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・13/6/22:沖縄メディアが「反自衛隊」協定を自社労組と交わしていた
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・14/11/1:ありがとう、じえいたいさん
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・15/6/19:安保法制イヤ!集団的自衛権イヤ!考えるのイヤ!
・15/9/12:自衛官の命が大切なら二度と差別はしないで下さい
・15/9/26:「朝生」安保法でSEALDs出演!ケントさん「9条自体が憲法違反」よしりん「報復できない国は恐ろしい」
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・16/4/25:日本国憲法がダメなこと護憲派だってウスウスわかってんだろ!「高校生にも読んでほしい そうだったのか!日本国憲法100の論点」
・16/5/9:国民の生命より9条優先する“内なる敵”&朝日は酷くなっている! 「カツヤマサヒコSHOW」より
・16/9/13:自衛官志望の生徒を教師が束になって妨害!反自衛隊と自虐史観に満ちた「金八先生SP」
・16/10/9:憲法学者の汚さとマスコミのインチキを斬る! 小川和久「ザ・ボイス」
・17/5/3:【アンケート】「憲法記念日に国旗を掲げますか?」中間発表
・17/5/8:安倍総理「9条に自衛隊明記」の功罪…青山繁晴「虎ノ門ニュース」
・17/2/9:「反日だけはカンベン」「自衛隊に名誉を与える憲法に」 海洋冒険家の堀江謙一さん
・17/7/8:9条信者の沈黙
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Comments
昨日、ザッピングの途中、30秒ほど安藤優子の発言を聞きました。「反戦平和教」の典型的思考が二つもあったので呆れました。
1 「日本が危機にあるのにトランプさんはゴルフをしているのか」→日本の平和は日本人が守るという根本が分かっていない。
2 「いずれにしても、我々としてはこの危機が早く去ってくれることを願うばかりです。」→ミサイルは台風ではない。戦争は人間が起こすのだから、人間が防止するのだ。
有識者と見なされている人物がこんな発言をするのだから、話になりません。
話は変わります。最近、小野寺大臣、岸田政調会長をテレビで見ました。おっしゃることは極めて納得できるのですが、どうも人間力、迫力を感じませんでした。(あのぉ、自分のことはまったく棚に上げています)
近来、迫力を感じた政治家は小泉親父と安倍首相で、この二人は失言もあるけれど、それぞれ郵政民営化、憲法改正を何としてもやり遂げなければならないという志を感じました。小野寺・岸田両氏はバランスが取れすぎている感じです。
先日のプライムニュースに、櫻井よしこ氏と萩生田光一氏が出演していました。櫻井さんの気迫のこもったメディア批判、聞き入ってしまいました。萩生田氏は初めてじっくり話を聞きましたが、沈着重厚な人柄の迫力はなかなかなものでした。時にちょっと熱くなると、冷静との落差があって、これがまた良い。
といわけで、現在の私の推しメンは、萩生田さんです。
>子供は学校で「自衛隊は違憲。だから自衛官は悪い人です」と教えられ、悔しい思いをしたと語る
私は織田氏を諸事情で面識がありますが、織田氏の息子は現在は外務省のキャリア官僚をしていますね。
行政における岩盤規制のようで、
まず、小さな穴をあけること、
一点突破で、力を集中すること、
が大事だ、
と判断されたのかも知れません。
あるいは、具体的な議論のためには、
具体的な議題を提示することが必要。
そう、考えてのことかも知れません。
決してベストではありませんが、
自衛隊のために、
日本の国防のために、
必須な部分に一点集中したのは、
少なくとも、
一足飛びにベストを求めて、
いつまでも議論に終始して、
結果的に足踏みすることよりも、
間違いなく、
ベターであるはず。
あるいは、
最初で最後のチャンスになるのかも。
その思いもあって、
それをつぶそうとしての、
マスメディアの総攻撃につながっているのでしょう。
まさに、ここが、踏ん張りどころ。
岩盤規制的な護憲論に対して、
最初の穴をあけようとしている、
安倍政権を、
安倍総理を、
断固として、
支持し続けます。
正確には、「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」ですが、二つの「これ」って何なのか、若い頃は分からなかった。日本語が苦手だったからなのか? 解説や説明を聞いて「ふーん」ってな感じ。
ナゼ素直に「陸海空軍その他の戦力を保持しない。国の交戦権を認めない。」にしなかったのだろう?
義務教育を終えた中学生でも分かり易く、解釈に違いが生じない条文に書き換える意味でも改正した方がいい。
彼は内政政策を見くびっていた、見誤っていたのですから。
特区に関する話題は次に特区コンサルビジネス疑惑として出てきましたが
今後それ以外にも出てくるでしょう。
正直憲法改正は必要性はよく分かるし、マスコミが煽っているのも分かるが
安倍政権はちょっともう勘弁という人は増えていると私は思います。
宮崎哲弥氏がラジオで
「どうも安倍氏は新自由主義的な考えを取り入れれば取り入れるほど
世の中が良くなると本気で思っている節がある」
と言っていましたが、残業代ゼロ改正や外国人労働者推進などを認めてまで
外交バランス(憲法改正)を良くしたい人なんてそんなに沢山いるんでしょうか?
生活とともに理念は大事というのは分かりますが、安倍首相もアベノミクスをやったのは麻生氏などが
「外交、国家論なんて経済、生活が良くならないと誰も聞かない」
と提案され、それに伴って実行されたそうですが。
管理人さんは以前は配偶者様の求職などで内政、雇用の記事をよくエントリーされていましたが
最近の国内政治、経済事情とかはどう考えられているのでしょうか?
いつも個別にレスを差し上げられなくて申し訳ありません。
ごはん様:
>管理人さんは以前は配偶者様の求職などで内政、雇用の記事をよくエントリーされていましたが
>最近の国内政治、経済事情とかはどう考えられているのでしょうか?
夫や私の仕事の状況(受注の有る無しなど)は、個人的なぼやきとして裏ブログで触れたことは何度かありますが、表のブログで取り上げたことはないと思うのですが…。
もともと経済とかさっぱりで、表のブログで書けるほどの知識や情報は持ち合わせていませんので(T_T)