【予言】憲法改正国民投票は大阪都構想住民投票と同じような展開をたどる
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[産経号外。原本こちら]
いわゆる大阪都構想の住民投票は、反対派に軍配が上がりました。
賛成 694,844票
反対 705,585票
票差はわずか10,741。
午後10時半過ぎ、開票率80%を超えた頃に、反対の「当確」が出ましたが、稀に見る接戦でした。
出口調査もこんな感じでした。
大阪都構想出口調査、NHK「賛成・反対ほぼ同じ」時事通信社「賛成が反対をやや上回っている」産経新聞「賛成51・7%、反対48・3%」。但し期日前投票は含まれていません。期日前は組織の動員が多いと思われるので(つまり反対多数と思われるので)、最終的には反対が勝つのでは?
— くっくり (@boyakuri) 2015, 5月 17
大阪以外の方はあまり興味がないかもしれませんが、後半は話を憲法改正の国民投票に広げていきますので、どうか後半だけでもご覧下さい。
まあ一言で言って、
護憲派は、今回の住民投票を大いに参考にしたと思います。
なるほど、こうやれば勝てるのかと。
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投票日当日も朝から選挙カーが走り回り、投票所もこんな状態。
これが住民投票というものか!Σ(゚Д゚;
大阪都構想住民投票、投票所の入り口は普段の選挙と全く違う光景でした。維新、共産、公明の支援者が口々に「賛成に入れて下さい」「反対に入れて下さい」とアピール。自民は見かけなかったけど別の入り口にいたかもしれません。(続く
— くっくり (@boyakuri) 2015, 5月 17
都構想に関する各社世論調査では、少し前まで、賛成が反対を上回るか、あるいは賛成と反対が拮抗していましたが、約1週間前の世論調査で、反対が賛成を逆転しました。
告示後は既存政党がタッグを組んで、ものすごい追い込みをかけたので、その効果が現れた形です。
だから、この結果はある程度予想できたものでした。
(まさかここまで接戦になるとは思いませんでしたが…)
が、早くから都構想に賛成してきた夫は荒れています(T_T)
夫は昼に投票をすませたあと夕方から、趣味でやっているバンドの飲み会に出かけ、先ほど日付が変わる少し前に帰宅しました。
飲み会に参加した夫と同年代(40代後半から50代前半)の男女5人は全員、賛成票を投じるか、市外の人も「投票権あったら自分も賛成する」と言っていたそうです。
出口調査では賛成が多いと報道したメディアも複数あったので、夫は少し期待しながら家に帰ってきたそうですが、私に「反対が勝ったよ。残念だったね」と告げられると、玄関で腰砕け状態(^_^;
夫は生まれも育ちも大阪市。
大阪を愛して愛して、45年間暮らしてきました。
「私も大阪市民よ」と私が言っても、「たかだか20年程度住んだだけの人間には分からん!」と言われてしまうほどです。
夫はこれで大阪が良くなると本気で信じていたので、今回の結果は本当にショックだったみたいです。
夫に言わせれば、
「大阪市民は、手術を受けるリスクを回避し、ゆるやかな死を選んだ」
のだそうです。
そして、「やっぱり最後は組織力の差が出たか」と。
↓告示後に夫がよく言っていたギャグ。
「見せましょう、利権の底力を」
これは楽天イーグルスの嶋捕手の「見せましょう野球の底力を」のもじりですが、全く笑えません…(T_T)
夫は地元の東住吉区のゆるキャラ「なっぴー」のファンなので、「大阪市存続で『なっぴー』も存続が決まったよ!良かったやん!」と慰めるしかなかった…(T_T)
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私自身は直前までどちらに投票するか迷いました。
自宅には連日、賛成派・反対派のチラシが投入されていました。
特に告示後は、入っていなかった日は1日もありません。
市から配布されたパンフレットなども含め、全て保存しておいたら、膨大な量になりましたが、投票日までにできるだけ目を通しました。
賛成派も反対派も、我田引水で極端なことを言っている点が多々あったと思います。
いずれも話半分だったり、間を取ったりして考えるようにしました。
それにしても、ひとつの事象を見ても解釈があまりに違っている。
価値観の違いで、どこまで行っても溝は埋まらないんじゃないかと思える点がたくさんありました。
たとえば、「市のお金が別の所(府全体のインフラなど)に流れてしまう」という反対派の主張がありましたが、賛成派は「大阪市民は同時に大阪府民である」という考え方をする。
大阪全体が良くなるなら、大阪市も恩恵があるじゃないかと。
二重行政についてもそうで、賛成派は分かりやすい例として、WTCビルとりんくうゲートタワービルを象徴として提示しましたが、反対派は「単なる政策の失敗」という位置付けでした。
そして「二重行政はあるが『無駄』な二重行政はない」とし、逆に特別区にすれば「三重行政になる」と主張(「四重行政になる」とも)。
反対派の「『無駄』な二重行政はない」の代表例が、大阪府立体育館と大阪市立体育館で、いずれも稼働率は良いから無駄ではないという主張でした。
賛成派も反対派も、市民に分かりやすくアピールしようとするあまり、目に見える例ばかり出していましたが、本当は目に見えにくいものが大半なわけですよね。
たとえば、先日テレビを見ていたら、自民党府連青年局が街頭で「この場で市民の皆さんの質問を受け付けます」というのをやっていて、港湾関係の仕事をしている男性が、こんな不満をぶつけていました。
「管轄が、ここは大阪市ですよ、ここは大阪府ですよと。大阪府の許可を取るには、わざわざ泉佐野(大阪府南部)まで行かなくてはいけない」
すると、自民党の議員が、「大阪港は、阪神港という形で神戸港と連携して強化しようとしています」とピントのずれた回答をして、男性に「それは分かっとる!」と突っ込まれていました(5月5日、関西テレビ「ワンダー」)。
番組では細かな説明はなかったけど、男性は、大阪府営港湾と市営港湾のことを言っていたんだと思います(維新はこの2つを統合させようとしましたが、議会が否決)。
もちろん、二重行政の中にも無駄ではないものもあるでしょうが、「『無駄』な二重行政はない」というのは、いくら何でも言いすぎではなかったでしょうか。
本当に無駄がないなら、「府市合わせ(不幸せ)」という言葉もここまでポピュラーにはなっていないはずです。
※「府市合わせ」は大阪府と大阪市の縄張り争いを揶揄した言葉です。大阪府市の些細なメンツ争いのため、民間企業が調整に走り回らされるというバカバカしいことが、長きにわたって繰り返されています。
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すみません、ちょっと話が細かすぎましたかね(^_^;
解釈の違い、価値観の違いが最も顕著に現れたのは、住民サービスでしょう。
「住民サービスが低下する」が反対派の批判の中心でしたした。
そして有権者にとっては、身近な住民サービスがどうなるかが最大の争点だったため、反対派の勝利につながったのだと思います(特に投票者数の多かった高齢層の心をつかんだ)。
賛成派は、財源は税収の少ない区に配分するから、サービスは低下しないと言う。
反対派は、区ごとに政策が変わるので、区によってはサービスは低下すると言う。たとえば若い層の人口が多い区は、高齢者より若い層にお金をかける可能性があるよと。
これを、区の特色と捉えるか、格差と捉えるか。
そこはもう見解、価値観の差になってきます。
投票する側も世代によって価値観が違います。
投票日の約1週間前の世論調査では、
20代・30代は反対が優勢。
子育てサービスを重視する世代です。
40代・50代が賛成反対が拮抗。
社会の中核を成していて、大阪の経済を盛り上げていこう、東京に負けんぐらいに良くしていこうと考える世代。
(まさに夫と、先ほど紹介したバンドメンバーの世代)
60代以上は反対が優勢。
敬老パスなどの高齢者向けのサービスがどうなるのか気になる世代。
よって、これらを利用したデマも多かったです。
特別区になったら(賛成派が勝ったら)、市営住宅の家賃が上がるとか、敬老パスがなくなるとか。
特に「敬老パスがなくなる」という主張は非常に効果があり、夫の母も信じていたし、ネットでも「祖父母(あるいは両親)が、賛成派が勝ったら敬老パスがなくなると思い込んでいた」という趣旨の書き込みをいくつも見ました。
が、これらはさっき書いた、反対派の「区ごとに政策が変わるのでサービスが低下する」というアピール(誘導?)から生まれた誤解でした。
要するに、その区が仮に「高齢者よりも子育て世代に重点を置こう」ってことで敬老パスにかけていた予算を子育て関連予算に回したりしたら、その場合は敬老パスがなくなることもあり得るというだけの話。
でも実際問題として、敬老パスがなくなる可能性は限りなく低い。
なぜなら、選挙で選ばれた区長や区議が、有権者の声を無視できるわけがないからです。
しかもこれは都構想とは関係なく、大阪市のままでも同じこと。
あと、反対派が言っていた「特別区になったら防災が弱くなる」という話も、もともと都構想とは関係がなく、むしろ「港湾区」としてまとまることで前に進みやすいのではないかという声もありました(これは毎日放送「ちちんぷいぷい」で担当記者が言っていたこと)。
また、告示後は反対派(自公民共と関連団体)のネガティブキャンペーンがすごかった。
「大阪市が解体されたら、こんな恐ろしいことになりますよ〜」と。
もちろんネガキャンは賛成派(維新側)もやっていました。
「このままの状態が続けば、こんな恐ろしいことになりますよ〜」と。
結果的に、反対派のネガキャンの方が浸透しました。
(政党の数もスタッフの数も多いから当然ですが…)
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両派の決定的な違いは、
賛成派が「夢」を語ったのに対し、反対派がそれを語れなかったことではないでしょうか。
「夢」は無理だとしても、最低限、「大阪市のままでいた方が、こんなメリットがあります」を語ってほしかったのに、それがなかった。
どこまでも現状維持。
せいぜい「特別区にしなくても借金は返せます」程度。
自民党は「大阪戦略調整会議」を設置して府と市が決めていくとか、いちおう対案めいたものは言っていましたが、何十年間もやれなかったことを今さらやれるとは、私には思えませんでした。
そもそも既存政党の人たち、みんな「大阪市のままでも府と市で話し合えば無駄遣いはなくせる」と言っていましたが、じゃあなぜ今までやってこなかったのでしょう?
そんなこんなで私は、最終的に、夫の喩えじゃないですが、「ゆるやかな死」よりはリスクはあるけど思い切って手術を受けてみようと思い、賛成票を投じました。
青山繁晴さんが言われていた安倍政権や憲法改正との絡みは、申し訳ないですがあまり考慮しませんでした(5/13放送「インサイト」参照)。
それよりも、私は橋下市長が国政に出て行くのは現時点であまり好ましくないと思っていて、変な言い方ですが、大阪にとどまってもらうためにも賛成票を入れた面があります。
あと、今回の反対派の動きを見て、本能的に「何か違う」と思ったのも理由です。
特に、自民党がよりにもよって共産党と組んでしまったことも、私の背中を大いに押すことになりました。
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とはいえ、本当に最後の最後まで迷いました。
↓当日未明にTwitterにこんな投稿してるぐらいですから(^^ゞ
(続き)自民党府議団は本気で「ワン大阪構想に大いに賛成」と思っていたのか、それとも政治的思惑で言っただけなのか、それがちょっと気になっています。当時のこと覚えておられる方います?
— くっくり (@boyakuri) 2015, 5月 16
何のこっちゃ?という方が大半だと思うので、一通り説明しますね。
当時の自民党府議団幹事長の吉田利幸氏が、
2010年(平成22年)2月定例会(2月23日〜3月1日)で、
「大阪の再生と将来の発展を考えれば、
大阪府と大阪市を解体・再編する
『ワン大阪』構想に大いに賛成する」
と発言したことが、翌月発行の大阪府議会だよりに記載されています。
確かに、自民党府議団のサイトの府議会報告(会議録ダイジェスト)に、その旨書かれてありました。
但し、これはキャッシュで、原本は削除済み(画像クリックで拡大)。
自民党府議団のサイトには平成23年(2011年)までの分しか載せていないので、この際、大阪府議会会議録検索システムで探してみました。
【平成22年2月定例会総務常任委員会-03月16日−02号】
【平成22年2月定例会総務常任委員会-03月23日−03号】
すると自民党の吉田氏は間違いなくこう言っていました。
「ワン大阪の件ですが、当然、私も時代の要請だと思ってるんですね」
「私は、(橋下)知事が歴史に残る名知事やと言われ、それからまた名手やと言われるように、このワン大阪やり遂げてください」
「インサイト」書き起こしの最後(雑感)にも書いたように、平成22年(2010年)以降も都構想賛成を公言する自民党議員らはいました。
だもんで、
自民党は、維新案に賛成できないだけで、
今後、独自案をまとめて実現する気があるのなら、
今回は「反対」(あるいは「棄権」)もありかも?
…と私は少し揺れました。
結局、Twitterに書いた【自民党府議団は本気で「ワン大阪構想に大いに賛成」と思っていたのか、それとも政治的思惑で言っただけなのか】の真相は、Yahoo!知恵袋のrakuyououjiさんの投稿でだいたい分かりました(他の回答も見ましたが、この方は都構想反対派で自民党支持者のようです)。
この方の投稿を簡単にまとめると、
大阪都構想はもともと自民党から出てきた。
その頃に自民党の大阪府連の幹事長だったのが、松井一郎氏(現知事)。
が、松井氏は、当時の橋下知事と対立した自民党大阪府連と意見が合わなくなり、自民党の維新の会という会派を作った。
それが後の大阪維新の会。
松井氏は自民党が検討した「未完成の都構想」を大阪維新の会に持ち込んで、重要政策として押し進めることとなった。
自民党が反対した理由は、府政のイニシアティブが取れなくなることと、コスト面や効果面で問題があること。
そして、維新の都構想が廃案になった時に、再び自民党内で練り上げて『完成した状態の都構想』か『コスト面と行政の刷新効果の高い別の改革案』を重要政策に掲げることとした。
ああ〜、言われてみれば。
当時の記憶がうっすらとですが甦ってきました。
今回の住民投票、自民党支持層で反対に投じた人が60%にとどまったのは(NHKの分析)、やはりこういう経緯もあったからでしょう。
(ちなみに私は国政では自民支持ですが大阪では無党派)
いずれは自民版の都構想案が出てくるかもしれません。
……が、仮に出てきてもそれは遠い将来になりそう。
自民党大阪府連の竹本直一会長は、反対多数の結果を受けた会見で、「住民投票なんて20年、30年早いと思っていた」と言っていました。
私の生きている間はたぶん無理でしょう。
とにかく反対派が勝利したことで、大阪では維新の力が弱まるのは必至。
守旧派・利権派が盛り返すことで、他の改革(特に役所の改革)も停滞するでしょう。
ただ、賛成票がここまで伸びたということは、現状の大阪市に不満を持つ人がこんなにも大勢いるということです。
一方、反対に票を投じた人も、都構想に反対はしたものの、100%現状のままでいいと思っている人は少ないはずです。
その重みを、反対した既存政党も十分受け止めていると思います。
結果が決まった後の各党の会見をNHKで見ましたが、共産党(山中智子市議団幹事長)以外は笑顔がありませんでした。
今後、既存政党には、より良い大阪市に変えていくよう頑張っていただきたいです。
特に、自民党は他党よりその責任が大きいと思います。
それと、自民党大阪府連の竹本会長は、「大阪市民を二分するような住民投票には反対だった」とも言っていましたが、いえいえ、私はとても意義深かったと思いますよ。
私も含め、市民がこれほど真剣に大阪について考えたことは、かつてなかったでしょう。
(続き)でも投票日直前まで賛否がわりと拮抗してるのは大阪市民にとっては良いことだと思います。勝敗が目に見えてたら、皆ここまで真剣に大阪市の未来を考えることもなかったでしょう。以前あれだけいた「橋下好きだから賛成」「橋下嫌いだから反対」って人もだいぶ減った。
— くっくり (@boyakuri) 2015, 5月 11
あと、自公民共が共闘しカオスとなった大阪に、市民は大いに混乱しましたが、外から見ていた人は面白かったんじゃないでしょうか。
国政では絶対に見られない光景ですから。
だって国政で言えば、安倍総理と志位委員長が合同演説して同じ政策を訴えるって図でしょ。
ありえへん〜!(^_^;
共産党も開き直っちゃったみたいで、終盤はこんなふうでした。
補足)大阪市をよくする会 http://t.co/0wltfsl2W4 これまで共産党色を出さずに活動してきました。チラシの隅っこに小さくこう書かれています。「大商連・大阪労連・民医連・新婦人・共産党・障連協・大生連・大借連・民青・民権連・年金者組合などで構成されています」
— くっくり (@boyakuri) 2015, 5月 15
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気になる橋下市長の去就ですが、反対が確定した後の会見で、かねてから公言していたとおり、任期満了までの残り約半年間を勤め上げたあとは、政治家を引退すると述べました。
「2万パーセントない」と言いながら、平成20年(2008年)の大阪府知事選に出馬した経緯もあるので、報道陣もそのへんかなり突っ込んだのですが、それでも意志は固いようで、こんなふうに言ってました。
「嫌われてもやるんだという僕のような政治家はワンポイントリリーフ。
政治家は民主主義である以上嫌われてはいけない。
僕みたいな政治家が長くやるのは危険。
好かれる人が政治をやらなきゃいけない。
敵を作る政治家はワンポイントリリーフ。
要らなくなれば交代。
権力なんか使い捨てでいいんです。
僕のような人間が長くやるのは害。
求められる時だけやって、要らなくなれば使い捨てがいい」
とはいえ、周りが彼を放っておくとも思えないし、来年の参議院選挙に出馬したりして……?
あと、会見ではこんなことも言ってましたね。
「僕はこれだけの大げんかを仕掛けて負けたのに、
命を取られないというのは、
日本の民主主義は素晴らしい政治体制」
次の市長選がどうなるのか、早くも気になります。
反対派が勝って大喜びしていた平松前市長がまた出てくるかも。
市労連はもちろん部落解放同盟にも支援されてた人ですよ。
それだけは勘弁してほしい!!(T_T)
もちろん国政も気になります。
維新の江田代表は早々に辞任を表明したそうですが、「沈む船から逃げるネズミ」ですかね?
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あと住民投票でもうひとつ、とても気になったことがあります。
「分からなければ反対に投票して下さい」
と反対派がアピールしていたことです。
※【大阪都構想】反対派の主張「分からない人はとりあえず反対を」 対する大阪市民の反応
5月15日のテレビ大阪の番組で、市長及び反対派議員の生討論があったのですが、視聴者のメールでもこの質問が出ました。
「街頭演説などで『分からなければ反対を』と呼びかけるのは、大阪市民をバカにしすぎていませんか。分かるまで説明すべきではないですか」
反対派代表として共産党・山中智子市議団幹事長がこう回答。
「(特別区になることで)今までの仕事やお金、財産がどうなるのかというのは、ものすごく複雑で大変難しい。しかも賛成派・反対派が真逆のことを言い合っているということで、まだやっぱりよく分からないという人がいらっしゃる。そういう人は、投票に行かなくていいってわけにいかないから、大阪市が廃止されたら取り返しがつかないので、やはり(大阪市の形を変えるのは)今ではないでしょという意味で、反対と投票しにいっていただかないといけない」
なんじゃそりゃ〜!(T_T)
やっぱりバカにしてるように聞こえるのですが。
確かに複雑で難しいけど、愚民でいてくれた方が助かるのかしら?などと邪推してしまいます。
でも反対派のこの「今回はとりあえず反対で」アピールは、かなりの成果を上げたと思います。
「後戻りできないというなら、今回はとりあえず反対しておこう」
と考えた人がかなり多かったのは確実です。
(「次」の機会がめぐってくる市民はほとんどいないと思いますが)
このことをもとに、別の視点から考えてみます。
実はここからが皆さんに最も訴えたいことです。
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今回の住民投票の有権者数は約211万人。
過去最大規模でした。
そのため、
憲法改正の国民投票の「予行演習」「モデルケース」
という視点でご覧になっていた方も多くいると思います。
この読者様もそのお一人です。
(拙掲示板より一部引用。全文はこちらを)
投稿者:ムムム 投稿日:2015/05/15(Fri) 00:36
大阪の住民投票を見ていて思うことは、もはや「憲法改正が遠のく」どころか、我々世代が生きている間の「憲法改正できない」ことが確定したと言って差支えないと思っています。
以前より、民主主義の体現たる住民投票/国民投票への「模範的立ち居振る舞い」を実践できるかがカギと思ってきました。憲法改正の発議がなされた時に「憲法改正の反対派」が今回の「都構想の反対派」の振る舞いを真似ても、その振る舞いを一切「批判できない」からです。
住民投票が始まった頃は、自民党が公開討論に正々堂々と応じないこと、メディアが歪んだ公平性を持ち出して住民/国民に対して「報道しない自由」を行使していることを問題視していました。
上記の問題は可愛いレベルで、住民投票終盤に差し掛った現在に至っては、自民党は「デマを流布」し「不安を煽る」など、徹底したネガティブキャンペーンを実施しています。極め付けは(「わからなければ棄権を!」ならまだしも)「わからなければ反対を」という有権者を馬鹿にしたキャンペーンをする実施する始末。
悪いのは自民党ではなく、自民党大阪府連だという声が聞こえてきそうですが、それは問題の矮小化というものだと思っています。
確かに安倍首相や菅官房長官は都構想に好意的ですが、決して自民党大阪府連の「立ち居振る舞い」をたしなめたりはしせずに黙認しています/勿論、黙認せざるをえないということではあるのですけれど。
自民党の谷垣幹事長や石破地方創生担当大臣に至っては、自民党大阪府連の「立ち居振る舞い」を積極的に肯定する発言をする始末です。
大阪の住民投票は否決の可能性が高いとのことですが、仮に奇跡が起きて可決されたとしても、「住民投票/国民投票」という視点からは道は定まってしまいました。
衆議院での不信任決議とは異なり、本来は法的拘束力のない参議院での問責決議で大臣を辞任に行うという手法を取ったのは民主党ですが、下野した自民党が同じ手法を活用して以降、今や日本の慣習法化してしまたように、今回の自民党、民主党、公明党、共産党(日本の主要政党のオールキャスト)の「立ち居振る舞い」で、住民投票/国民投票では、反対派は有権者の面前での討論を避けて良い、メディアは「報道しない自由」を行使して良い、反対派は「デマを流布」し「不安を煽る」などネガティブキャンペーンを実践して良い、ということが日本の慣習法として確定しました。
これでは、如何なる政権でも、憲法改正における国民投票の過半数の賛同を得るのは不可能と言って良いでしょう。
世論調査で反対派が賛成派を逆転した約1週間前から、私もこの方とほとんど同じことを考えていました。
あ、いちおう補足しておくと、先ほど書いたように、「デマ流布」「不安を煽る」などのネガキャンをやっていたのは自民だけではありません。
全ての政党がやっていました。
その上でもう一点付け加えると、今回反対派がアピールした「いったん変えたら元に戻せない」もすごく効いたと思います。
だからこそ反対派は、「分からない人はとりあえず反対と書いて!」と言えたわけです。
憲法改正(特に9条)の国民投票で、
護憲派が、今回の大阪の住民投票を見習って、
「憲法改正されたら後戻りできないから(本当は可能だが)、分からない人は今回はとりあえず反対と書いて!」
とアピールしたら、何が起きるか?
ノンポリの多くは不安に駆られ、「今回はとりあえず反対と書いておこう」となり、今回の住民投票と同じ流れができあがるのは明らかではないでしょうか。
それでなくても、住民投票は選挙と違って「ゆるい」です。
国民投票のルールが住民投票のそれとどんな違いがあるのか私はよく知りませんが、普通の選挙に比べれば「ゆるい」のは間違いありません。
特定秘密保護法案の時、反対派は「居酒屋で公務員が特定秘密を話しているのをたまたま聞いた人も逮捕される」などとデマを言って国民の不安を煽りました。
集団的自衛権行使容認の閣議決定の前後も、反対派は「徴兵制が復活する」などとデマを言って国民の不安を煽りました。
今回、都構想に一定の理解を示していた(少なくとも反対を表明したことは一度もない)安倍総理も、反対派のような扱いをされました。
それも身内であるはずの自民党大阪府連に。
憲法改正の国民投票では、今回の比ではない、あらゆるデマが、あらゆる方向から飛び交うことでしょう。
もちろんマスコミも偏向報道、印象操作、報道しない自由発動、やりたい放題です。
そして今回と同様、「分からなければとりあえず反対して下さい」という呼びかけは確実になされます。
(国民投票も今回と同じく最低投票率の規定はありませんが、仮にこの規定があったら激しいボイコット運動がなされるでしょう)
こんな状況下で、憲法改正派が勝てると皆さんは思われますか?
私はやっぱり無理だと思います(T_T)
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最後に余談ですが、
2月末に都構想のタウンミーティングに行った話をブログに書いてから、投票当日まで、いろんな方がいろんなことを私に言ってこられました。
橋下徹という人は見る人によって好き嫌いが非常に分かれるので、都構想は「地雷」だと分かってはいましたが、大阪市民として何か書くべきだろうと、使命感と言ったらおかしいですが、その時はそう思ったのです。
記事に「賛成するか反対するかまだ決めかねている」と書いたことも原因になったのかもしれませんが、とにかく予想以上の反響でした。
とても対処が追いつかず、精神的にもひどく疲れたので、投票が終わるまでこのテーマではブログに書かないと決めました。
ただ、恒例の青山繁晴さん解説書き起こしで先日たまたま都構想住民投票が取り上げられたため、それは書き起こしましたが…(5/13放送「インサイト」参照)。
マスコミが面倒を恐れて自主規制してしまう気持ちが、少し分かったような気がします。
「あなたは大阪市民として都構想の賛否を表明する義務がある」
と仰るのはまだ理解できますが、
「都構想のデメリットを説明する義務がある」
「橋下徹を批判する義務がある」
と仰っても、こちらは正直困ってしまいます。
入り口を固定なさっている方(都構想に限らず大阪維新や橋下市長のやることは基本的に間違いであるとお考えの方)に向けて、こちらが何を書いたところで、ご満足いただけないのではないでしょうか。
私は何事も是々非々で考えるので。
これは都構想に限らず他のことでもそうですが、私ごときに「これを書いてほしい」と言ってくださること、それ自体は光栄に思いますが、私はジャーナリストでも専門家でもなく、普通の兼業主婦であることをまずご認識ください。
その上で、これからも様々なテーマを、私なりの目線で、自由に書かせていただければ幸いです。
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Comments
自民党だけでないというより、(党の看板を出さずに市民団体として活動してたので実際のところは不明ですが)多くは共産の皆様だったと思います。
そんな中で自民党だけ特記したのは、可愛さ余ってというか、他の党は元来そんなものなので書くだけムダということで(笑)。
自民党大阪府連が安倍首相が都構想を評価していることを隠したことは特段問題無いと思っています。
都構想の住民投票も憲法改正の国民投票も、人を選ぶ選挙の投票と違い、協定書や条文というルールの賛否の投票ですので、そもそも「誰々が評価しているから」で判断するのではなく、協定書や条文に書かれていることへの了否で判断すべきだからです。
協定書や条文というルールは、民主党へ再び政権交代が起きても、たとえ共産党政権が成立しても了解できるものでないとダメであり、安倍さんが評価しているからというレベルで賛成するのも、大嫌いな橋下が言っているからというレベルで反対するのも、そもそも宜しく無いと思っています。
改憲を党是とする自民党が、将来の改憲発議で自分の首を締める「デマの流布、不安を煽る」行為に加担したのは許せませんが、一番問題だったのはやはりメディアだと思います。
政党のビラが幾ら撒かれても、街頭でガンガン叫んでも、メディアでキチンとした報道さえなされていれば、真っ当な判断がなされたでしょう。
そもそも、維新の会が都構想を言い出して5年、「出直し市長選」など政局は取り上げても、議論の内容をマトモに報道したことは皆無だったことが、「デマの流布、不安を煽る」に最大限の効果を与えたと言えると思います。
「府市合わせ」は橋下徹が生み出したものではないです。
というより、この3年半は松井知事・橋下市長体制で忘れられていましたが、橋下氏の政界引退で再び息を吹き返すのは必定です。
自民党は大阪都構想を葬った以上は、調整会議でも何でもよいですが、「府市合わせ」を抑え込めなければ、今回の賛成票が反自民となる危機感を持って取り組んで欲しいものです。
>マスコミが面倒を恐れて自主規制してしまう気持ちが、少し分かったような気がします。
お察しします。
いや、ほんとうに大変だったと思います。
>いずれは自民版の都構想案が出てくるかもしれません。
> ……が、仮に出てきてもそれは遠い将来になりそう。
自民のTVに出てた代表者が「都構想でなくとも、改革派出来る」と言い切ってましたから、
今の議員さんが現役でいる間はさすがに無理かと。最低でも20年は無理なんじゃないでしょうか。
少なくとも、大阪から維新の残党(←自民視点)を駆逐するまでは都構想案など出せないでしょう。
そもそも、初期投資で財政を圧迫すると自分達で言ってますから、
国が費用を面倒でも見ない限り、自己矛盾もいいところですね。
その他にも、自分たちが吹聴した不安点を解消しないと、都構想を自民が出すとか、通らないでしょうね。
>「住民投票なんて20年、30年早いと思っていた」と言っていました。
> 私の生きている間はたぶん無理でしょう。
多分、20年、30年後も、
「住民投票なんて20年、30年早い」とか言ってるような気がしますね。(苦笑)
>あと、自公民共が共闘しカオスとなった大阪に、市民は大いに混乱しましたが、
>外から見ていた人は面白かったんじゃないでしょうか。
すいません。府民じゃないので、お気楽に観させていただきました。
一週間前に反対の予想が出てた時は、やはり反対多数で決まりかなと思っていたので、
ここまで賛成派が接戦に持ち込んだのは、
大阪市民の多くの人のこのままだとダメだとの危機感が凄かったのかなぁ、
と、感心しました。
>自民党は「デマを流布」し「不安を煽る」など、徹底したネガティブキャンペーンを実施しています。
>極め付けは(「わからなければ棄権を!」ならまだしも)
>「わからなければ反対を」という有権者を馬鹿にしたキャンペーンをする実施する始末。
今回で、根拠のない事でも、盛るだけ盛って不安を煽れば、
現状維持に動くというのが判りましたからね。
状況の方が動いて、現状維持を許してくれないとしても、多くの人は、それは考えたくない、みたいな感じですし・・。
大阪以外にも、なにか、色んなモノを残してくれた、住民投票となりましたね。(←ネガティブな意味で言ってはいません、念の為)
ちょっと意見聞こうかと思いましたが迷っている節があったのでやめました。
反対派の意見もわかるが…オール大阪の中身がね…それで拒絶したくなるし。
かといって橋下の意見…いや今までの行動を見るとう〜んという感じですし。
あとあまり熱くなりすぎない方がいいですね…気をつけないと。
難しいですけど…
駄文ですみません。
大阪市の税収2200億円は大阪府に。
その2200億円が全額大阪市に使われることはない。理由は大阪府議会の
うち大阪市出身の議員は3割でしかなく、大阪市の言い分が通りにくいため。大阪市は使える税金が減り、当然行政サービスは低下。
反対で良かったのでは?
その意見を真に受けて反対票を投じた人は
大阪市が豊中市の霊園や関空など市外に金を出している事実を知ったら
どう思うだろうか?
>自民党は「大阪戦略調整会議」を設置して府と市が決めていくとか、いちおう対案めいたものは言っていましたが、何十年間もやれなかったことを今さらやれるとは、私には思えませんでした。
昭和34年から二重行政が問題視されており、府市懇談会ができたわけですが、それでも二重行政が止まらなかったことを知っている人はどれだけいたのでしょうか?
大阪市が広域行政を行うDNAにそもそも問題があるのです。
辻元清美議員や共産党や社民党、さらには「徒構想」と称して揶揄していた漫画家のやくみつる氏は笑いが止まらないことでしょう。まさに「肉を切らせて骨を切る」といった具合で、慰安婦、原発、米軍基地、安保法制、拉致事件といったことなどでもリベラル勢力の攻勢や影響力が懸念される事態となりそうで不安を覚えます。
たかじんさんが生きていればまた結果は変わっていたのかもしれないと
思ったのですがそういうことを考えたらきりがないんでしょうね。
元は芸能系弁護士だったのに、一から政党をつくり始めて、
これほど敵を作ってもギリギリの勝負に持って行けたのは凄いこと、
と同時に今の橋下氏・維新のやり方の限界を感じる結果だと思いました。
その場で理詰めで議論相手を論破するスタイルはよかったのですが
無駄に相手の感情を逆なでる言葉を使ってしまうこと
サブリーダーを育てず全て自分でトップダウンで決めてしまう
など理屈はわかるけど、どうも感覚的にしっくりこないことが
多すぎた気がします。
何だかんだいっても人は理性よりも感情を優先する生き物なので
それをちょっと過小評価し過ぎた反動がでたのでは思いました。
安倍さんも橋下さん以上にボロクソに叩かれていますけど、
相手の土俵に乗って喧嘩しまうことはしませんし。
既得権益の勝利と言ってしまえばそれまでですけど、あの大連合を
作らせてしまう要因を過去にちょこちょこと作ってしまったのが
敗因だと思います。
さっくり引退されるそうですが少なくとも約半分弱の支持、
また自分の人生をかけた議員やスタッフも多いのですから
ここで踏ん張らないと男がすたる、と敗因を考えて
踏ん張って欲しいんですけどね。
初めてコメント致します。
経緯や状況が公平に整理されていてよく分かりますね。
これからも寄らせて頂きます。
コレに釣られた人も多かった様ですが、コレに違和感を感じ、気持ち悪いと思った人も多かったです。
私の周りは結構後者が多く、異常だという話になりました。
とにかく反対派が気持ち悪かったです。
反対派の説明会の最後
「分からなかったら反対に投票して下さい。」
維新の説明会の最後
「分からなかったら分かるまで聞いて下さい。」
でした。
コレを聞いてどちらを信用するか決めました。
名言ですね。
私なら、こう言うかな・・・
『大阪市民は 抗がん剤と聞いただけで即断で拒否し より悲惨な死に様を選んだ』
それにしても、投票所の入り口で勧誘ですかww
そういえば、選挙違反の検挙数が減ったというニュースがありました。
こんな事をやっているようでは実態は怪しいかぎりで、支那や韓国をバカにするなど100年早いですね。
賛成に票を投じた人でも橋下の改革で大阪がどのように良くなるのか
具体的に理解している人は居ないのではないですかね?
賛成派は、現状維持か改善かの2つしか想定していないようですが
改善どころか改悪になるリスクもあるわけで
よく分からない物に賛成するのは冒険的だと思いますよ
(ブログ主さんはリスクはあるけど思い切って手術を受けてみようと予防線を張られていますが)
B層が熱狂して賛成した小泉構造改革も、時間が経つにつれて
大企業の資本家と株主を肥えさせるだけで、労働者、特に若者の労働者には
デメリットしかなかったのは明らかですよね
私は大阪市民ではなく、関東住みの部外者ですが
橋下による大阪改革には小泉構造改革と同じ匂いを感じたし
また他の自治体に影響を与える可能性もあるので興味深く見守らせて頂きました
改革は結構ですが、拙速に一篇にひっくり返すのではなく時間をかけて住民に説明し
理解を得て、ゆっくり1つずつ進めて行くべきでしょう
今回は反対派が勝ってほっと胸を撫で下ろしている者です。
理由は是非コピーさせて頂きましたURLをお読み頂けたら幸いです。
ttp://satoshi-fujii.com/briefing/
どうも今回の件に関しましてくっくりさんは反対派が何故反対せざるを得ないのかご理解頂いていない様に思えます。
どうぞお時間の有る時にでもご一読下さい。
藤井聡教授の呈した7つの疑問に答えず、橋下市長はツイッターで「馬鹿」「エセ学者」などと罵詈雑言を書き込み、京都大学の学長に対して「発言させるな」とメールを送り、関西のマスコミに対して維新の党・幹事長松野頼久名義で「番組に出演させるな」と文書を送付し、その文書は維新の党のホームページに掲載されている・・
これは、国政に議席を持つ政党による言論弾圧事件なのです。
藤井聡教授がテレビでの討論に応じなかったのは、藤井氏の提示した7つの疑問に正面から答えず、話をそらしたり議論を混乱させ時間潰しをする事がわかっていたからです。
時間無制限で、維新側が逃げる余地のない状態での討論にならば応じると藤井氏は言っておられます。
土木・都市工学の教授が提示した7つの疑問に答えようとせず、マスコミに圧力を掛け言論を封殺しようとする、都構想が決定していたら府政に意見があっても取り上げられるどころか、何らかの形で言論封殺をされかねない、自由にモノが言えなくなる危険性をはらんでたいのですよ。
大阪府の借金は橋下体制になって2兆円も膨らんでいます。
橋下氏のように家計簿経済では大阪は財政再建団体に転落する事は目に見えています。
円高、原発の停止による電気料金の値上げで苦境に立たされていた中小企業、漁業、農業の助成金をバッサリ削り、震災対策費も削ったことで中小企業が逃げ出し、それにつれて就業人口も減る・・税収が大幅に減るのは当たり前です。
その上、一度も陳情に行っていない、大阪に本社を戻し、企業を誘致し就業人口を増やして府民の所得が増えるような政策を実行しなければ税収は増えません。
大阪の巨額の赤字解消のためには、まず府民の収入を増やし、府民を豊かにしなければなりません。
憲法改正・・憲法九条の改正には百年単位の時間がかかります。
教育を質し、国家観を持つ国民を育成する事から始めなければなりません。
国民が国防意識を持ち、責任を引き受ける覚悟がなければ憲法の改正(特に九条は)難しいでしょう。
今回の住民投票は次の点で問題であったと思う.
1.人には考え違いがあるのに, 都構想が認め
られれば基に戻る方法は(現時点では)ない.
2.そもそもの大きな論点である二重行政について
明確にならないままであった.
住民の思いは大事だと思うが, 思いだけで政策が,
特に, 後戻りできない政策が決まっていくなら
後は住民をたきつければ良いと言うことになる.
今回の騒動は沖縄の住民投票を誘発すると思う.
残念なことに警察官の不祥事はままありますが、くっくり様は警察組織の解体をお望みになりますか?
そこまで言って委員会では、厳しい訓練に耐えた自衛官には完璧な人間が揃っているようなことを言いますが、それでも犯罪者になってしまう自衛官もいますよね。それでは自衛隊を廃止しましょうか?
組織の不祥事への対策は、地道な努力の積み重ねがほとんどであり、一気に根絶ないし激減できるような組織改編などそうそうあるものではありません。
また都市としてのGDPでは、依然として大阪市は東京23区に次ぐ地位にありますし、財政状況も2005年ないし2006年を底に改善しつつあることをご存知でしょうか?
(これは関市長以来の地道な努力によるものと思っています。一方で大阪府の実質公債比率(臨時財政対策債のことも考慮されています)は、直近は少し改善傾向も見られるものの、基本的には悪化の一途です)
必要以上に危機感に煽られてしまうと、冷静な判断ができなくなってしまいます。
少なくとも私はグラフの縦軸目盛りを細工して危機感を煽るような人々には、警戒心をもって接するべきだと思います。
反対派の市民団体の事務所にはハングルもあったし街頭には反原発の朝鮮太鼓もいました。
解同とつながりある中核派も入ってたんじゃないですか。検証が必要ですよ。
生まれも育ちも大阪市内の私ですが、今兵庫県に住んでますので、投票できなかったので悔いが残ります。
今回の維新の党の活躍はすばらしいと感じました。
結果について、高齢者は反対が多かった、働き盛りの年代の男性が賛成が多かった、その妻の方々は50%であった事が、すべてを物語っています。
左の党の方々の影響もあったでしょうが、これから、大阪を背負っていく若者世代の賛成の想いを、高齢者は尊重しないといけないと思います。後、何年生きていくのか?孫の時代の不安も感じないのか?自分の事しか考えず戦後生きてきた方々が、戦後主権を回復したにもかかわらず、自主憲法を作ることも無く過ごされた、諸先輩方の高齢者の方たちは、今期の投票結果を今一度見つめ返して頂きたい。
と感じました。
そうしなければ、意味が無い。
憲法改正の時には尚更、高齢者の票がどうなるかが一番です。
65才以上は、投票は遠慮して頂きたい。と感じました。
特に、これからの大阪の基盤改革をする内容に、年寄りは控えて頂きたかった。
ただ、ほぼ互角のでしたので、橋本さん辞めるまでに、変革の土台だけは、自民党に約束させてから辞めて頂き、最後の最後まで、考え抜いて、良い大阪になるように力を注いで頂きたいと思います
。色んな、外圧が有る中で、良くやりました。そして変革に働きざかりの人たちが、賛成を入れたことが何よりの救いです。
大大阪の復活と、大阪本社企業数の増加と人口増加をし、経済の活発を試みないと、死に絶えます。
大阪は。
東京は毎年7万人増えて行ってるが、大阪府は、数千人転居し減少してるの知ってるのかね!大阪府民市民は!どうやって、生きていくねん!馬鹿野郎!
と言わせて頂きます。
残念
>「分からなければ反対に投票して下さい」
よりもっと酷いのがありましたよ。
「棄権することは賛成することと同じです」
というヤツです。
宣伝カーがこのフレーズで何回も何回も通るので、宣伝カーが赤信号で止まっているとき、窓越しに議論を挑みました。
向うの反応、「100票でも賛成が上回れば賛成になるので、棄権してはいけないという意味」。
何でそれが「棄権」=「賛成」になるのか?と問い詰めると黙ってしまいましたけどね、、、
くっくり氏は維新のタウンミーティングに行く前にわざわざ藤井氏の論文読んでから行っている。だからこそ処置なしとも言える。
俺は大阪に住んでいないので事情はよくわからないのですが
俺の中では反対した人の感覚というのは・・・
「健康でお悩みがありませんか?そうでしょう。この薬を飲めば一気に治りますよ。このまま20年も30年も悩み続けるのも嫌でしょう。」
と言われて、誰も試した事もない薬を渡された
この場合、あなたはこの薬を飲みますか?という質問に似ていたのではないかなと
結局、今回の投票は、悩みの大きさよりも怖さのほうが若干勝ったというところかなあと
もちろん、全員がそうだとは思いませんが
それでも賛成が半分も行くというのは、橋下さんの人気でしょうかね
橋下さんの渡す薬を信じたみたいな
それにしても疑問はあります
京都府と京都市はなぜ二重行政を解消しないのか
兵庫県と神戸市は?
二重行政なのに問題はないのか?
今後、これらの市は二重行政が原因で緩やかに死を迎えるのか?
それとも大阪市だけが特殊なのか?
もし、先にどこか他の政令指定都市が解体されて、良い結果が出ていれば、おそらく結果は違っていたと思います
今回は、大阪市が一番最初に、しかも大阪市だけがやろうとしていたという点も怖さがあるんでしょう
特にいざという時に他に逃げ場がない人ほど、何かを打倒する事よりも自分の事を考えるでしょうし
結局、大阪市だけというのと、先例がないこと
それが怖さになっている
それに比べて憲法改正はまた話が違います
世界で9条みたいなのがあるのは日本だけ
9条が無くなれば世界と同じになるだけです
他の国と同じであれば特に怖いところはない
よくわからなくて反対する事もない
「9条が無くなれば戦争になる」などという話を信じる人はほとんどいないでしょう
今回の住民投票が否決された事と、憲法改正の住民投票の手法を結びつける必要はないと思います
選挙運動のやり方だけで結果が決まったわけじゃないと俺は思ってますので
今回の件が憲法改正と関係があるとすれば国会の中の話でしょうね
くっくりさんも大分迷われていたようですね。私は大阪市民でも関西圏の住民ではありませんでしたが、都市工学の観点からや、青山さんが主張されている憲法改正への道を考えても注目しておりました。
しかしながら、「今回」の住民投票には、心情的に反対でした。そもそも今回の住民投票の目的である「都構想」なるものが、青山さんの三都構想や藤井教授の大大阪圏と比べると当初より大分スケールが小さいと思ったからです。
いずれにしても、誰が、もしくはどの党が賛成か反対かではなく、中身で判断するという大切さを改めて学ばせて頂いた住民投票でした。
喜んでいる反対派の後ろにKoreaのポスターが貼ってあったり、反対多数の区が大体どういうイメージがあるか
そういうことを地元や、大阪に通う周囲の府県民はわかってますから。
特に勘違いしたエセ保守が橋下さんを叩くのは勘弁して欲しいですね。
在日問題と言われるものは確かにあるのでしょうけど、在特会はどういう形にせよ市民として暮らす人間に犯罪行為を行う蓋然性の高い団体なのですから、市民を守る責任のある首長がああいう態度をとるのは仕方ないと思いますけどね。
民族にこだわるにしても日本人が巻き添えになる可能性だって高いんですから、そんな危険性のある団体に対して、うちの市に来るな、お前等は要らないって言うのは当たり前です。
とりあえず都構想は終わってしまいましたけど橋下さんには任期終了まで足掻いて貰いたいですね。
狙い目は環境局で業務の民間委託か、一緒に焼却してるとの噂もあるゴミの分別にもっと切り込んでも良いかも知れません。
もし任期までに解決出来なくても問題を可視化すれば、改善せざるを得ない状況くらいは作れるんじゃないかな。
「橋下大阪府(知事)に逆らう平松大阪市(長)が許せないからとり潰す」
という「私怨」でしかないので全く評価していません。
「ワン大阪」といいつつ、大阪を敵か味方かの真っ二つに叩き割り、「ツー大阪に」分裂させ、しばらくは回復不可能な亀裂を生じさせただけというのが橋下府市政の結果です。
しかも、息子の写真撮影の件では、「権力を握ったからには身内に便宜を図ってなぜ悪い」と開き直り、「悔しかったら権力者になって便宜供与してみろ」と有権者を煽った点からも、大阪の有権者に「仁義なき戦い」を強制しました。
このような手法は、(米国流の)大統領制をとる国では、米国を除き、なぜか民主主義が定着しない「大統領制民主主義の失敗」といわれる典型的なパターンであり、その点において、橋下氏は
退任後に惨めな末路をたどる
歴代の韓国大統領と同程度の政治家
という評価が妥当でしょう。
道府県と政令指定都市とは仲が悪いというのは一般的に言われています。それでも、大阪の場合ほどひどくはないように見えるということは、
政令指定都市制度ではなく、大阪固有の要因により「府市合わせ」が生じた
ということを推測させます。制度上の問題が主ではないのにも関わらず、「制度改革すれば全てがよくなる」と橋下氏一流の「仮想の利益」をばらまくことにより、制度変更により、「既得権」を自身の手に納めようとしたという「卑しい欲ボケ」が
橋下流の「大阪都構想」
だったということです。
さらに言えば、橋下氏の「人を見る目」も橋下氏の長としての資質を疑うに十分でした。
大阪都構想の前触れとして導入した新しい区長制度や教育委員でも、鳴り物入りで採用された区長や教育長の「外れくじ」度合いはひどいものでした。
また、維新の党の候補者の「ガラの悪さ」もひどいものでした。
橋下氏にとって見れば、自身の著書にあるように
「仮想の利益」と「三百代言」を振り撒けば、一般人などどうにでもなる
という発想だったのでしょう。
そして、「手品の種」が過半数の人にばれたというのが今回の住民投票だったのでしょう。
橋下氏は公務員を特権階級として口を極めて罵りましたが、司法試験という「たった一度の試験」に合格しただけで、一生にわたる「転職リスクゼロ」という特権を手に入れた
公務員(試験)を上回る「特権階級」
というのは、お笑いのネタにもなりません
喧嘩して問題にして変えていくという手法、彼がいなかったら7年半でここまでやれなかったと・・・
次は平松元市長ですか?
利権政治に逆戻りですか?
忘れている人も多そうなので貼っておきます。
★平松邦夫大阪市長になってから大阪市は悪くなった★
http://kanae.2ch.net/test/read.cgi/govexam/1321525742/
「現状維持がいい」という価値観と、
「変えるべきは変えよう」という価値観のぶつかり合いでした。
古代から人間が何度も繰り返してきた、論争です。
そして、平時にはいつも「現状維持派」が多数で、
国家に危機が迫ると「変えよう派」が多数となります。
今回の大阪都構想の住民投票の結果は、
「大阪市民はさほど現状に危機感を感じていない」
という事を表しているのではないかと思います。
>今回の投票で注目すべきは、出口調査で示された世代別の投票行動である。70代以上の「反対」が他の世代に比べて際立ち、30代、40代が改革を求めていたという事実がそれ。福祉費の削減に怯える高齢世代が、他の世代に比べて反対に向かったのは容易に想像できる。
>誤解を恐れずに言えば、今回の投票は「70代以上」の世代が、明確に闘うことを他の世代に宣言、「宣戦布告」した格好になったと思う。一般的な「人を選ぶ」選挙でハッキリしなかったことが、大掛かりな「制度を選ぶ」選挙で白日の下さらけ出されたのである。政策における「世代間抗争」は、ある種タブーみたいな感じだったが、今後は政治の争点になる可能性が出てきた。
http://www.huffingtonpost.jp/fumiya-mizuno/osaka-metropolis-plan_b_7302828.html
若い世代が求めた改革を老人の保身が潰したということ。
これでは若い世代の投票率がいくら上がっても老人には勝てない。
老人の顔色を窺う政治が続けば日本は滅びる。
http://media.yucasee.jp/posts/index/14744
「出口調査によれば70歳代以上の反対票が大勢に影響を与えたともいわれるが、データなどを精査するかぎりは、普段の国政選挙などと同じで若年層の不戦敗が影響を与えているようだ。」
『辛坊治郎氏のデマ。都構想の敗因はシルバーデモクラシーではない。現役世代が白け投票しなかったこと。』
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/77731ae076d54d13f5a97d36309218c1
「現役世代の投票率が少なすぎたのです。今、現役で働いている世代こそ、一番、大阪「都」構想に白けきっていたと。」
「橋下維新の敗北は、シルバーデモクラシーではない。シルバー世代の意見が通ったのではない。
彼らの大阪「都」構想が、現役世代にとって魅力がなかった、現役世代を説得できなかったのが敗因なのです。」
大阪府の住民ではありませんが、近隣の関西圏に住む者として、引っかかったのは、
反対派の人達が、TV討論で、
「大阪市のお金が大阪市以外に使われるから反対」と力説していたことです、
都構想を、潰しにかかる為に、なりふり構わず言ってたのでしょうが・・。
「経済圏も人の移動範囲も大阪市という枠は遥かに超えてるけど、
大阪市の敷地の範囲外は考えないし、集まってきた金は大阪市の範囲で使う」
という意味にしか取れなかったのですが・・。
同じ大阪府内の為に使われる事すら嫌ですか、そうですか。
大阪圏、関西圏の広域を考えてのプランや構想ならば、応援もするし、
そこに国の多少お金が使われても、例えリスクがあったとしても、成長戦略の一環として納得します。
ですが、、、ね。
確か、、
ホンの数年前まで、大阪市は財政的に問題を抱えてたように記憶しています、、
今は改善して、問題がないのかもしれませんが、
今後、橋下引退して、維新が衰退して、反対派の人達の主導で、
公務員優遇、各種団体へのばら撒き、過剰な住民サービスが復活したりして、
万が一にも、大阪市の財政的に問題が起こっても、
国から援助とか無しで、さっさと破綻させて大阪市の住民サービスを激減させて埋め合わせていただきたいです。
まあ、あそこまで、言われるからには、きっと大丈夫なんでしょうけど、万が一の場合ですね。
賛成に投じた人には申し訳ないですが、
あそこまで、「大阪市のお金が、大阪市以外に使われるのは許せない」と主張されたら、
「是非、良い事も悪い事も、大阪市内で始末をつけてください」と思いました。
みなさんがあまり指摘していないと思い書き込みます
テレビの討論などで反対派のスポークスマン的な存在だった柳本市議
開票速報番組で反対確定が出た瞬間あまり喜んでませんでした
なんででしょうか
柳本さんにとっては今回の住民投票は最悪の結果だったのではないでしょうか。
柳本さんの立場になって 賛成と反対の両方の結果を想像しますと…
[賛成多数の場合]
新中央区議会から立候補、あれだけ顔が売れたのでまず落ちない
もしかしたら新府(都)知事も夢ではありません
[反対多数の場合]
〜あくまで賛成派から見れば〜
大阪が変われるラストチャンスをぶち壊した人
橋下徹という有能な政治家を政治から引退させた人
もしかしたら安倍総理の念願の憲法改正をぶち壊した人
そしてなにより一気に70万人の市民の敵が出来ました
しかもその大半は20〜50代の若年層です
80-20ぐらいで勝てばあまり問題ないのかもしれませんが
50.3-49.4 って 賛成派からすれば怒りは相当なものです(私もね)
おそらくこれから始まるであろう橋下信者からの嫌がらせ等が
あるのではないでしょうか?
おそらく選挙運動中から賛成派からある程度の嫌がらせはあったでしょう
それがさらにヒートアップすると思われます
あれだけ顔を関西中に晒してしまったのですから
今すぐ橋下さんに付けているSPをそっくり柳本さんに付けた方がいいのではないでしょうか(笑)
しかも討論番組で「話し合いで解決します」だの
「大阪市を発展させます」とか大口をたたいておりましたので
大変な宿題を自分に出してしまいましたね
おまけに味方は70代の老人だけです
これからの政治家人生頑張って下さいな
失礼しました
維新が衰退するだけならまだいいです。
維新の1/4が民主出身です。
次に推されている松野は元民主で鳩山の側近だった人間です。
維新がそのまま民主になる事の方が最悪です。
当然、自民は笑えません。
それに、今後の選挙に平松みたいなのが出て通ったら、また最悪の利権政治に戻ります。
正直言えば関市長時代が一番良かった気がするのですが、橋下さんは平松時代、生活保護大盤振る舞いの腐り切った時に投入され、最悪の状況からのスタートだったのだから、あえて大鉈をふるったのだと思います。
色々言う人もいますが、すごい人だと思います。
とにかく前に戻る事だけは避けないといけないので、今後の選挙、絶対に気をつけていかないといけません。
公明党の組織票を上回る投票数が必要です。
その為にはまず、若者の投票率を上げる事が絶対条件かと。
それと、否決になったのだから大阪市はこのままで良いのだ!と都構想以外の話にも該当するかの様に、すり替えようとしている発言も見かけますが、大阪都構想の成立にかかわらず、二重行政を無くす事が第一、それがぶれてはいけません。
すり替え話に騙されない様に気をつけないと!
この一事をとって見ても、大阪に敵意と憎しみによる「ベルリンの壁」わ築いた橋下氏の政治手法は罪深いものがあります。
その意味では、橋下氏は今後半世紀にわたる「不良債権」を大阪に残したのです
わが家は私以外はあまり政治に関心がなかったんですが、全員4月ぐらいから真剣に考えるようになり、最初は「政令市って何?」と言っていた妻も今では随分詳しくなりました。告示後は食事の時もああだこうだと議論になりましたが、各党が言っていたようにわが家も「終わったらノーサイド」で恨みっこなしです。大阪市民を二分した、対立を煽ったと言っているマスコミや識者もいるようですが、大阪人の気質を知らない人が言っていることです。大阪人はさっぱりしているのでそんなことにはなりませんよ。因みに私は仕事で「府市合わせ」の被害を長年被ってきた身なので、賛成に入れました。残念ながら否決にはなりましたが、反対派も二重行政の弊害は本当は解っているはずなので、今後何とか解消する方向で進めてほしいです。
大阪市民自営業さん。私も柳本さんの今後を心配しています。私は選挙区は違いますが、選挙区の人に聞くと、とても生真面目な人だそうです。
私は今回の住民投票で、メディアの情報提供の仕方に非常に不満を持っていました。なので追記でのメディアに対する考え方を読んで非常に同意いたしました。
私はネットで各テレビ局に住民投票の説明会を録画中継を放送してほしいという主旨の署名活動をさせていただきました。おかげさまで開始2日で1000通を超える同意をいただき、その旨をテレビ局へ伝えましたが、テレビ局はこれを一切放映することはありませんでした。
今回の住民投票で大阪市民の大多数のふわっとした民意は、反対派の「わからなければとりあえず反対」に流れてしまったことは言うまでもありませんが、これを後押ししたのは間違いなくメディアの伝え方にあったと思います。
また、この「わからなければ反対」作戦は、組織票の底上げにも大変効果を発揮したのではないかと推測しております。
私がツイッター等で確認しただけでも、老健やデイサービス利用者に職員の誘導で反対を入れた方がいらっしゃると聞きました。施設などでは選挙の折、職員が誰に入れるか直接聞いて投票されるそうですが、今回の賛成反対を選ばせる段階で職員が「わからないなら反対?」と誘導しやすい環境が作られたことは確かです。
不正行為とは断定できないまでも、非常にボーダーすれすれの行為が横行したのでは?と推測しています。
その結果、史上まれにみる高投票率だったにも拘らず、団体組織票に敗けたのです。もちろん一般市民が賛否に揺れたのも事実ですが。
この辺りの検証を、今後の国民投票を見据えて、もう少し深めていただければと感じました。
役人叩き、市会議員叩き、生活困窮者叩き、弱者叩き、町内会叩きの次は高齢者叩きですか。自称保守派の方って大変お偉いんですね、で、その次は誰を叩くんでしょうかね。行き着く先には大変素晴らしい世の中が現れるんでしょうね。
大阪市以外も巻き込んでの、構想であればもうちょっと違った結果だったのかも知れないと思いました。
また、既得権益、老害という賛成派の声も多かったですよね。
既得権益って何でしょうね。
入れ替わって特権を好き放題にした民主党の轍もありますのに。
もっとも、それだけ閉塞感があり、何かを変えたいと言う思いなのかもしれません。
これで、終わったとかではなく
大阪府全体として自治権や予算、プランを考えるいい機会と考えるべきではないでしょうか。
この次の地方選挙の投票率次第ですよね。
大阪市の人が、自分たちの行く末を考えて、投票した結果なのですから。
ただ、賛否両陣営が、説明責任を果たしておらず、最終的には中傷合戦に陥ったことで、今後の憲法改正に、一抹の不安を覚えます。
憲法改正も、最終的には国民投票となるので、今回のようなネガキャン連発は必至かと。
問題の本質を理解できる国民が、今一つ少ないのが気にかかります。
>入れ替わって特権を好き放題にした民主党の轍もありますのに。
前平松市長まではたくさんの外郭団体(天下りポスト)がありましたが、橋下市長はそれを削減、それから領収書不要の交付金も領収書必須の補助金にし、さらにその補助金もなしにしたので、既得権者は激怒しました。つまりこれは既得権者vs既得権を消滅させようとする者の戦いで、その集大成としての大阪都構想でした。ですから政権が入れ替わればという話ではないんです。その意味で自公民が組むのは解るとしても、これまで利権あさりを追及してきたはずの共産までがそこに乗ってきたので、市民は驚いたんです。
どこのブログでも大荒れでしたから。
それより、世代間の賛成反対のグラフを変に思われませんでしたか。
どう見ても賛成優位にしか見えないので、検索してみるとこちらの方がエクセルを使用して検証されていました。
http://life-hacking.net/tokoso-touhyou-nazo/
一度御覧になって下さい。
掲示板にも貼りましたが、代わりに橋下徹容疑者(45)は一部事務組合を作って巨大利権構造を創りだそうとしてましたけどね。
https://www.youtube.com/watch?v=YKoRDcJwZOE
>領収書不要の交付金
これもすでに申し上げましたが、領収書の添付は不正防止に何の効果もありません。交付金制度でも領収書は5年間保存する義務があります。
また急増する高齢者の孤独死問題や児童虐待に対し市民の協同なくして自己責任大好きのエセ保守新自由主義野郎の方々は具体的にどう対処していただけるのでしょうか。
それとも高齢者も子供もキトクケンエキ撲滅の為なら死ねばいいとお考えなのでしょうか。
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/fukushi/0000204948.html
>支払事実のない領収書が、支出証拠書類として添付されていた
http://www.city.osaka.lg.jp/shiseikaikakushitsu/cmsfiles/contents/0000098/98866/kanren-2.pdf
1 現状と課題
・ 少子・高齢化の急速な進展と人口減少社会の到来、地域経済の低迷など、右肩上がりの
経済が期待できない中で、より複雑・多様化する市民ニーズに対し、これまでのように、
公共サービスを行政主導で全地域一律に提供するには限界があります。
・ 少人数世帯・高齢単身世帯の増加やマンション等共同住宅の増加などにより、防災やコ
ミュニティづくりなど、地域活動(共助)の核となってきた地域振興会(町会)への加
入率が低下してきており、ほとんどの地域で活動の担い手が確保しにくくなっていたり、
地域活動への参加者が減少するなど、人々のつながりの希薄化が見られます。
・ その中で、地域においては、高齢者の孤独死や児童虐待など複雑・深刻な問題が生じて
おり、支援を要する人への個別的なケアなど、コミュニティとしてより深い取組みが必
要となっています。これに対応して、地域が必要とするサービスを提供するためには、
従来の担い手だけでなく、より多くの人財の地域活動への参加が必要となっています。
既得権益とは「大義名分を持たないのに、それが当たり前になってしまっている権限と金の使い道」でしょう。
民主党の場合は、選挙で勝って大義名分を得ましたが、その中で自分達が打ち出したマニュフェストという大義名分が全て嘘だと分かってしまい、結果として権力を振りかざしただけで終わってしまったから批判されただけです。
私は民主党には入れませんでしたが、それでもマニュフェストのいくつかを実現させていればもう少し評価はしていたと思います。
橋下さんの場合は公約や政策を実現させ大義名分を守って来た上で、さらにそれを実現する上で必要だと打ち出したのが都構想です。
民主党のように大義名分を疎かにしてダメなまま終わった政党と比べるのはあまりに筋が違います。
橋下徹という人物は、反対派から見ても発信力、説得力でも催眠術でも何でも良いですけど、他の政治家に比べて人に訴えかける力が傑出した人物であったことには異存はないと思います。
今回の選挙は、そういう人物が600回を越えるタウンミーティングで2時間近く訴え政策の意義を説き、市民の賛同を得ていくよりも、相手方の意見にはデマで対抗し、高齢者を始めとする弱者を腫れもの扱いにする発言に終始し、そして選挙は組織票を固めて戦う方が強いということを如実に知らしめました。
もし橋下さんが僅差で勝っていたとしてもなんですけど、政治活動のコストパフォーマンスや必要とされる能力で考えても、後者のほうが遥かに効率的なやり方であることは明白なんですけどね。
そう考えると確実に選挙に勝つためには後者の戦術を取らざるを得ないんですよね。
別にそれ自体を悪いことだと決めつける気はありませんけど、夕張やギリシャの例を見る限り、その方法は破綻と常に隣り合わせです。
だからこそ自民党の様な老人と組織票を支持層の中核とする政党ですら改革を推進せざるを得ない訳なんですけどね。
今回の都構想住民投票は選挙区の改変を含んでいることから、おそらく議員では出来ない、そして市民が最大の権限を及ぼせる稀有な投票でした。
既成政党がこれに勝ってしまったことは既成政党にとって本当に良かったのでしょうか?
私はもう少し橋下徹と言うエンジンを使って出来るところまで政治を進め、その後既成政党が何らかの収束を図る
のが最も多数の府民、市民、そして既成政党や政治家にとって最も良い結末だったと思っていましたので今回の結果は残念でなりません。
今後の動向でどうなるかはわかりませんが、私はとりあえずのところ維新を支持しようかと思っています。
とりあえずは松井知事と柳本さんがどう動くのかを注視して行きたいと思います。
http://www.sankei.com/west/news/150518/wst1505180061-n1.html
「『府市合わせ』(不幸せ)時代に戻る可能性がある」と指摘するのは、府の幹部。橋下市長、松井一郎知事がトップになる前、市内の街づくりや大規模開発に府が口出しできなかった。市の担当部局の職員と話をすることすらできず、「今の体制でなければ、(JR大阪駅北側の)うめきた開発に府が口出しすることはできなかっただろう」と、今後の府市の関係を危惧する。
以前からくっくりさんの意見は参考にさせてもらっていました。
この度の住民投票に際し、大阪市に住む当事者として、最初から最後まで大阪市の将来、ひいては日本の将来を真剣に悩まれた様子が伝わってきました。
また、双方の意見を聞き、論理的かつ客観的に記載されており、おかげで都構想の住民投票後、自分の中でずっとモヤモヤしていたものが全て整理されたように思います。
その事のお礼が言いたく、コメントさせていただきました。
賛成反対はあえて申しません、その上で、本当にありがとうございました、あなたのおかげで救われました。
http://sun.ap.teacup.com/souun/17413.html
ただのバカサヨだと思ってたが。
さすが小沢先生は目の付け所が違う。
レイシストしばき隊ならぬ
年寄りしばき隊
と化している奇観
維新といっても、
明治維新ではなく
226の昭和維新の趣
山本太郎はやっぱり酷過ぎるな。
辛坊さんはもっと直接的に、都構想の賛否について、主に税金を貰っている人ほど反対が多く、主に税金を支払う方が多い人ほど賛成が多かったと言っていましたね。
世代別の投票者率のグラフについてエクセルを使って疑義を唱えた人もいたようですけど、各区ごとの賛成反対を見ても、高齢者、生活保護受給者が多い南部ほど反対が多く、高齢者の人口が少ない北部ほど賛成が多かったという結果が出ています。
ぶっちゃけたはなし、働けない働かない人達が生きていくには税金が必要であり、そういう人達は生活費を得るために投票に行き、自分たちの生活費を与えてくれる人達に確実に投票してくれるってことです。
そして税金を支払う事がほとんどであまり税金の恩恵を受けない現役世代は、とりあえず自分の稼ぎで生きていけるから生活費を得るために投票に行くことはなく、しかも投票に行っても自分たちの世代には何の恩恵もないと思っているから、尚更投票に行かないということでしょう。
「弱者」を蔑ろにすることは良しとしませんが、現役世代、子育て世代がしっかり働き、子育てをしやすい環境を作らなければいずれは「弱者」を支えることも出来なくなるのも間違いないんですけどね。
とりあえず橋下市政になり公務員給与、敬老パス等に負担を求めることによって浮かした予算から、教育費、クーラー、給食等を導入してきましたが、今回税金を貰う側の人が勝ったことによりそれらの現役世代に投入されてきた予算がどうなるかが注目ですね。
これらの予算がカットされた時、現役世代がそれに対してどういう意思表示をするかが、これからの大阪の行方を占うのかもしれません。
自分の稼ぎで生きていける人たちは、これらの恩恵がカットされたらどんどん市外に移り住む人が出てくるでしょう。逆に、今回反対票を投じた「弱者」は、サービスをカットされてもどこにも逃げられない人たちです。物理的に移動できないと言うだけでなく、カットされた現状でさえ他市町村より恩恵は大きい状態だからということもあります。
つまり、大阪市民は今回の住民投票で、大阪の現状を把握し他都市との比較ができるようになったのです。
まあ、大阪市が存続されることになったんで結果的に良かったですが。
これからは「○○さんの言うことは全て正しい」と思うことはやめ、自分の頭で考えていくことが大切だということに、改めて気付かされました。
そういう意味で感謝したいと思います。
ありがとうございました。