9条教は町内の迷惑&言霊信仰の安全保障&トルコの恩返し&靖国“爆発音”事件って何だ! 「カツヤマサヒコSHOW」より
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2月22日は竹島の日。
平成28年は竹島の島根県告示から111年。
韓国による不法占拠から63年目。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サンテレビ(兵庫県)で毎週土曜深夜に放送している「カツヤマサヒコSHOW」。
2月13日のゲストは、軍事ジャーナリストの井上和彦さんでした。
雑談を除き、全編起こしました。
元動画:https://www.youtube.com/watch?v=Qp9VnTsKFN8
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
※画像は一部を除きイメージです。
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内容紹介ここから____________________________
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内容紹介ここから____________________________
勝谷誠彦
「僕らね、何かその、軍事、の、詳しいって言うとね、何か、軍事行けー、みたいな感じじゃない? 違うんですよ、軍事を知ってる人間ほど臆病なんです」
井上和彦
「あの、これはね、おっしゃる通りでですね、分かれば分かるほど、あの、戦争を起こしちゃいけないっていうんで、軍事をやる人間の方が、むしろ反戦なんですよ」
勝谷誠彦
「そうです。だから僕いつも言うのは、軍事を知らずして平和を語るなかれなんですよ。日本はずっと戦後…」
井上和彦
「そうですそうです」
勝谷誠彦
「仲良くしてニコニコしてたら、撃たれないと思った。そんなことないです。どうすれば身を守れるか、いざという時はこっちもやるぞっていう姿勢を、見せることが平和を呼ぶと」
井上和彦
「それはもう、あの、かなりね、日本のやっぱり戦後の教育っていうのはまあ、GHQのウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP)も含めてね、あの、錯覚をやっぱり意図的に起こさせられてるっていう部分ってのは、ありますよね。だから、あの、我々、要するにその、軍事を語るっていうのは基本的にはその、軍事のことを知るっていうことは、やっぱりね、敵を知るってことと同じなんですよね」
勝谷誠彦
「そうです」
井上和彦
「で、敵を知って己を知ることで、百戦危うからずで、ま、要するに、戦わないでどうやったら、済むのかという方法を、これをやっぱり考えるためにはですね、軍事のことを知らないと、もう目茶苦茶なことになるんです。だから、今のその日本の風潮っていうと、自衛隊があったら戦争になるって言うでしょ。そんなことだったら消防署があったら火事になるのかと。万が一に備えてるんでしょと、消防署も。だから、交番がいろんな所にあります。交番がいろいろあるのは、これは何をするかというと、泥棒を捕まえるためではなくて、POLICEって書いたものを、わざわざ見せることで、悪いことをしようとする奴の、意思を、意図を未然に食い止めるために、抑止力なんですよね」
勝谷誠彦
「だから今ね、あの、日本の隣に、北朝鮮っていう所があって、ま、本家は、その上にいる中国って所が、これが本家本元、で、その隣に残念ながらこれ引っ越せないから日本、我々住んでるわけで、で、近所の国々はみんな、あの、軍隊という戸締まりをしてる。で、アメリカって警察官が回ってきて、『おたく戸締まりしてる?戸締まりしてる?』って。日本人は、『いや、うちは、ある宗教を信じてますから、9条教を。お祈りしてれば、来ませんよ』って言うと、これはね、町内が迷惑」
井上和彦
「ものね、ものすごく、だからね、その、今、日本人のね、その、志向っていうか安全保障に関する志向ってね、憲法9条に象徴されてると思うんですよ。だって憲法9条で戦争放棄したって、戦争は日本のことを放棄してませんからね。これ、もし憲法9条があって全然大丈夫だったら、今、拉致されてる人たちはどうなるんですかって話にもなるし、で、北朝鮮だって、日本に憲法9条があればミサイルは撃ち込んでこないだろうし、中国も挑発行為をやってこないはずなのに、やってくるわけですから。だから、その憲法9条を今度反対しようとするとね、平和の対する挑戦であるとか、あるいは、えー、戦争を好んでやるつもりなのかということを言う人がいるんですけど、これ全くの誤解なんでね」
勝谷誠彦
「徴兵制になるって、何で徴兵制に…」
井上和彦
「もうね、もうぶっ飛ぶんですよ。徴兵制、全然要らないですよ、はっきり言って。日本はね、世界で一番教育レベルが高い、あの、ま、武力組織、自衛隊を持ってるわけですね。で、これはね、あの、全員がね、高等学校を卒業した、18歳以上の、人たちが、国家公務員試験を受けて、受からないと入れないんですよ。そうするとね、ある高い意識を持って、高い学力を持って、高い、あの、健全な身体であること、ま、そういったような様々な条件を満たすことで、ま、入っていくわけですね。で、これはもう、その、徴兵というのは、何せ根こそぎ、そこらへんでもう、プータローやってるような奴らだとか、ね、もう学生から勉学に勤しもうとしてる奴を、もう、問答無用で引っ張るわけですよ。タイなんかだったら抽選ですからね。韓国なんか問答無用で男は絶対2年間徴兵に行かなきゃいけないって話になるでしょ。で、そうなってくると士気がどうなるかっていうとね、士気が高いわけないですよ」
勝谷誠彦
「うん」
井上和彦
「アメリカが、あのベトナム戦争で負けたのっていうのはやっぱり徴兵でやってたからですよね。もう世界はもう、もっとその前の大東亜戦争の頃なんかってのはもう、世界中がみんなその、徴兵で、これはもう、国同士の世界がもう、戦争になってますからね、そんなこと言ってられないような時代もありましたけれども、ただ、あの、今ね、ハイテク兵器を扱うんですよ」
勝谷誠彦
「そうなんだよ」
井上和彦
「ハイテク兵器を扱うのにですね、この、インとアウトって書いてあるやつを、これどっちがどっちって、インとインをつなぐような、これ目茶苦茶なことになりますからね。そういう意味でも、あの、まあ、電子機器を扱うのに、いずれにしてもコンピューターです。コンピューター制御をやるのにですね、これね、ちょっと申し訳ないですけども、全く、意識が低くて、で、えー、やっぱりね、物覚えの悪い奴なんかっていうのはね、こんなものやらしたらね、変なとこにミサイル飛んで…」
勝谷誠彦
「危ない危ない」
井上和彦
「危ないですよ。だから絶対に、その、意識が高くて、よし、俺が国を守ろう、俺が愛する人を守ろうというような、人でないと、そのね、武人にはなれないですよ。銃を持たせちゃいけないです」
勝谷誠彦
「うん」
井上和彦
「だから、その、徴兵の、あるかないかっていうような話ってのは、そういうのは絶対にないです。それはね、あの、軟式野球をやってた高校生がね、軟式野球しかやってなかった高校生が、自分の進路を決める時に高校3年の時にね、どうしようかな大学進学しようかなと、ね、就職しようかな、どうしようかなって、いや、でもちょっと待てよ、阪神から俺、ドラフト指名されたらどうしようかっていうぐらい、ありえないってことですよ」
勝谷誠彦
「(笑)」
井上和彦
「そのありえないことを心配するから、お化けを怖がるようなことをするなと。そういうでたらめなことを言わないでもらいたいんですよ」
勝谷誠彦
「そう、でたらめ言ってんだよ、あれ」
井上和彦
「あれ本当にね…」
勝谷誠彦
「もうひとつ言ったらね、あの人たちの言ってるもうひとつのでたらめは、戦争法案って言ってるんだよ」
井上和彦
「はい。そんな法案…」
勝谷誠彦
「いや、戦争にならないための、法案、なんだから」
井上和彦
「あのね、民主主義に対する挑戦だとかって彼らが言うんですけどね、これあの、野党もそうじゃないですか、民主党にしても共産党にしても、そういう学生の市民団体って言われるような、学生の主張に相乗りをするってどういう情けない連中なんだと、思いますよ。だって国会で、審議をボイコットして、外でやっている、デモに参加して、それで手をつないで、お手々つないで、ワーって、ね」
勝谷誠彦
「国会の多数決で決まったことが、デモでひっくり返ったら、これをクーデターと言って」
井上和彦
「クーデターですよ」
勝谷誠彦
「民主主義の正反対だよ(笑)」
井上和彦
「民主主義への挑戦でしょ? これね、何でね、きちっと国民が、これはね、おかしいって…、でもね、最近の国民の意識っていうのがですね、僕ね、ネットの影響ってあると思うんですよ」
勝谷誠彦
「ああ〜」
井上和彦
「あの、ここまでなってもですね、やっぱり、政権に対する支持率、今、どんどん50%、にこう、近づくぐらい上がってますよね。もう騙されないぞっていうのは、やっぱり僕は国民が思ってる…」
[2月1日放送 TBS「ひるおび!」]
勝谷誠彦
「いや、それはね、やっぱり井上さんのような力ですよ」
井上和彦
「いや〜…」
勝谷誠彦
「あのね、今まで軍事評論家ってつったら蛸壺だったの。昔の日本軍じゃないけど。蛸壺でそのことはすごくよく知ってる。要するに、あの、軍事オタクで、あの、飛行機の影を見て、これは何とか、とか言って、戦艦何とかだっていうのは、詳しい。それから、その、昔話にやたら詳しい」
井上和彦
「あ〜、昔話ね、それ多いですね、はい」
勝谷誠彦
「あの、旧軍のあれに、何とか…、○○○○○……く〜っとなる、人とか、みんな、それぞれ。だけど、我々のように、広く分かりやすく喋るっていう人は実はいなかった。だから彼の師匠は、金美齢先生なんだけど、金先生が彼に付けた名前が、軍事漫談家」
井上和彦
「いや、あの、やしきたかじんさんが…(笑)」
勝谷誠彦
「あ、たかじんさん。これは素晴らしいことなんですよ。明治の民権運動だってね、オッペケペ、オッペケペっつってね、要するに漫談家や弁士がね、広げたわけですよ、分かりやすく」
井上和彦
「まあ、あの、そうですね、明治の、はい」
勝谷誠彦
「だから今だってその軍事のことを、分かりやすく蛸壺じゃなくて我々のように、隣にあんなチャカ持った極道が住んでるんだったら戸締まりしなきゃヤバイだろみたいな、話するとみんな講演なんかの、そうだ〜って分かって…」
井上和彦
「ほんとやっぱりこのあたりはね、僕いつも思うんですよ。あの、実はね、その、軍事、安全保障をやろうとするとね、右翼って言われるんですけどね。右翼じゃないんですよ。これね、あの、右とか左とかっていう形のイデオロギーで全てを収めようとすると、矛盾が生じるんですね。やっぱり、その右左でものを考えようとしますと、じゃあ、たとえば世の中の極端な例で行けば、その、アメリカ合衆国と、もうひとつ一方で、今度、今、ロシアよりもむしろ中国の方が脅威になっていて、これはもうその、自由主義と共産党一党独裁の国っていうのは明らかに右と左というふうに、そこで区分けしたとすると、この、アメリカも超軍事大国、中国も超軍事大国」
勝谷誠彦
「そう」
井上和彦
「両方もう核保有国。こういう国をね、こっちの核はいいけれど、こっちの核は悪いと。こっちの核はいいけどこっちの核は悪いって、こういうイデオロギー優先で物事を考えようとすると、おかしくなるんですよ。で、日本の今の左側の人たちってのはその発想で、アメリカの核は悪い核で、中国の核はいい核っていうふうに、その、発想するんで、僕はある人と議論した時にね、驚いたんですよ。アメリカのことをずっと言うんで、いや、日本は世界で最初の核被爆国であって、で、えー、もう最大の被害国、しかも、現代、現在において世界最大の数の国に、核で狙われてるんですよ」
勝谷誠彦
「うん」
井上和彦
「中国、ロシア、北朝鮮ですよね。3カ国に核の照準を、あの、食らってる国ってのはたぶん日本ぐらいですよね」
勝谷誠彦
「しかも大陸間弾道弾じゃなくて、お隣(笑)」
井上和彦
「お隣から狙われてるんですよ」
勝谷誠彦
「塀越しにこうやって核が飛んできちゃうっていう(笑)」
井上和彦
「こんな恐ろしい国はないですよね」
勝谷誠彦
「あのね、何でかっていうと距離が大事なんだよ。距離があると撃ち落とせるんだよ。だけど隣からぴゅっと来たら、なかなか難しい」
井上和彦
「もう数分ですからね。で、そんな中で、えー、世界最大の、核保有国のアメリカに核の傘で守られてるわけですね。そうするとね、核を、議論しなければいけないのに、ちょっとでも核の話をしようもんなら、『お前言ったな!こんな縁起の悪いことを言いやがって、大臣クビ』とかいう話になるんですよ。信じられないですよ。だからね、日本人のね、言霊信仰って怖いんですよ。あってはならないことは考えてはならない」
勝谷誠彦
「そう」
井上和彦
「でしょ。『核戦争?お前何という物騒なことを言うんだ、そんなこと言ったら核戦争になるだろ?だめだよ、お前、不適格者だ』っていう話で、要職を飛ばされたりするでしょ。おかしな話なんですよ。日本こそが、核兵器について真剣に議論をして、じゃあ世界が、核を廃絶できないんだったら日本が、核の廃絶を、やってみせましょう、造って、それを廃棄する、そのストーリーをですね、全部日本がやってやらなきゃいけないというぐらいの気概がなかったら」
勝谷誠彦
「その通り」
井上和彦
「本当に世界は核のね、廃絶ってできないと思います。で、核兵器がなきゃ、あの、なくてやっていけるんだったら僕はもう、もう、もう、当然それでいいわけで、核戦争なんかしたらだって世界が破滅するの分かってるわけですから、それを廃絶するためにはどうしたらいいかってことを考えようとするのに、『そんな物騒なことを』って、こう来るわけですよね。これ困りますよ」
勝谷誠彦
「うーん」
井上和彦
「だからね、やっぱりあの、極端すぎるっていうのはね、やっぱり良くないですよ。確かにそのね、極端にその、軍事に、もう、軍事力に対して、力の信奉っていうのはこれはもちろん怖いです。ヒトラーみたいな形になる、ことだってありえますから。だけども、これを正しく評価するためには、軍事を学ばないと」
勝谷誠彦
「その通り」
井上和彦
「これはね、えらいことになりますよ、もう、何にも怖くないものを怖がったり、先ほどの例ですけども、本当に怖いというふうに考えなければならないものを、やっぱりね、あの、脅威に感じなきゃいけないものも、脅威じゃないっていうように言うとね、大変なことになりますよ」
勝谷誠彦
「どこの国でもだいたい、学校の義務教育で軍事のことを教えて、なおかつ大学には必ず、軍事の科目があるんです。日本で軍事を専門に教えてるのは防衛大学だけ」
井上和彦
「はい」
勝谷誠彦
「なんです。ま、他の大学がそんな講座作ろうと思ったら」
井上和彦
「大変ですよ」
勝谷誠彦
「うわーっと左巻きの教授がもう大騒ぎして、大変なことになる。だから、軍事を知らないままみんな日本人は、大きくなってくるわけですよね」
井上和彦
「だから勝谷さん、あってはならないことは、考えてはならない」
勝谷誠彦
「だから言霊信仰なんですよ。あってはならないことを考えては…」
井上和彦
「こんな恐ろしい発想でね、よく世の中ね、日本がここまでね、来れたなって思うのは…」
勝谷誠彦
「実は…」
井上和彦
「ほんと思いますよ」
勝谷誠彦
「実は、原発もそうなんですよ」
井上和彦
「うん」
勝谷誠彦
「あってはならない、ことなんですよ。だから、事故、あれは、事故にならない、はずのもんだったんですよ」
井上和彦
「はい」
勝谷誠彦
「あれと、日本は攻められるはずがない、ってのは全く同じなんですよ。だって、事故にならない前提で全て想定されてる話だから。ねえ。だって今になってやっと30キロ圏避難とか何とか、あんなこと全然やってなかったですよ、昔。事故になるなんてこと言っただけで、ああ、あいつは反原発だって、ねえ、言われたわけだから」
井上和彦
「だから全てのことをね、やっぱり想定するっていうのはね、大事な話で、だからね、その中でね、あの、国会議員の中で僕ね、ほんとにあの、恐ろしいなと思ったのは、南シナ海の問題でね、それこそ日本のことって今日ね、勝谷さんから言われたんで、あの、むしろ、僕はもうほんとに多く人に知ってもらいたいなって思うんですけど、南シナ海のことが日本と関係のないはずがないんですよ。あれ南シナ海の方が、東シナ海より、危ないですよ」
勝谷誠彦
「そうです」
井上和彦
「東シナ海はね、沖縄に米軍があるでしょ。強大な米軍があるとですね、米軍のある抑止力と、日本の海上自衛隊が、あるいは航空自衛隊がしっかりとガードしてる所ってのはね、そんな所にはね、来ないですよ、普通」
勝谷誠彦
「南はフィリピンとかベトナムみたいな子たちが一生懸命頑張ってやってるんだけども、なかなか」
井上和彦
「そうですよね。だから1万2000キロのシーレーンのね、必ずね、ホルムズ海峡からずーっと通って、インド洋を通って、マラッカ海峡を通って、南シナ海に入って、そこから東シナ海ですよね。だけども、今回のその安保法制あたりでね、議論されていたことっていうのは、この東シナ海のことに関しては日本の国益ですと。で、南シナ海は、関係がないというような発言をした自民党の議員さんもいらっしゃるんですよ。これね、恐ろしい話ですよ」
井上和彦
「よく考えてみて下さい。あのね、あの、だって、これ、ホースと思ってね、石油をずっと中東地域からずーっと来ますね。そうするとね、安保法制でも議論になったのが、ホルムズ海峡。ね。もうホルムズ海峡っていうのは、タンカーが、ちょいっともう、出た所です。タンカーが石油を積み出して」
勝谷誠彦
「こう狭い所」
井上和彦
「狭〜いとこですね。そこに機雷を、機雷が撒かれたら、海の地雷ですね。だって、タンカー、爆発したらもう…」
勝谷誠彦
「もうアウト」
井上和彦
「通ってこないですよ」
勝谷誠彦
「1隻やられたらアウトですね」
井上和彦
「アウトです。東シナ海でどれだけ安全でも、南シナ海どれだけ安全でも、インド洋がどれだけ安全でも、関係ないです。ホルムズ海峡で糞詰まりになったら、だって、アウトになるわけですから、ここを間違いなく、その機雷掃海をしなきゃいけない。そうするとそれが武力行使だって言い方をするんです。武力行使じゃなくて、これは、そのシーレーンという今の我々の、その油の83%が、このホルムズ海峡を通って、で、中東地域、まさにその南シナ海、を、通って東シナ海、で、日本の方に来るわけですよ。あの南シナ海の、問題っていうのはね、ほんとね、もしベトナムと中国がね、ガチンコで勝負したりとかね、フィリピンと中国だとか、危険なんですよ。で、そうするとね、そこに弾が飛んで来てね、日本のタンカーに憲法9条って、貼ってあるかと。こんなもん貼ってたって流れ弾飛んで来ますよ、これ。一番危険な所なんで。もう少しね、その、何て言うのかな、地球大でね、ものを見てもらいたいんですよね」
(いったんCM)
井上和彦
「どうしても日本人ってね、自分たちの地域のこの地域だけ、東シナ海の安全だったら、ま、日本はここまでだったらいいだろうと。だって、安全保障に距離なんて関係ないですよ。だって、アルジェリアで日揮の社員の方がね」
勝谷誠彦
「そう…」
井上和彦
「10名の方がゲリラにやられて、殺された事件あったじゃないですか。で、日本人観光客が、あのエジプトのルクソールで」
勝谷誠彦
「そう。あれみんな忘れてるけどね」
井上和彦
「忘れてますけどね、もっと昔にそういうこともあり。で、つい最近なんかでも、銃の乱射でね、あの、北アフリカの方で事件があって、日本人巻き添えになってますし、今回のパリの事案だってね、もともとね、あの、去年起きたパリの事案というのは、基本的には、あれ、あそこに日本人がたまたまいなかっただけの話なんで」
勝谷誠彦
「たまたまの話」
井上和彦
「あれ、スタジアムってですね、シャルル・ド・ゴールから、パリの市内に行く時にね、必ずね、左手にね、見える、あの、スタジアムですよね。で、あれ大きな爆発あったら、確実に巻き添えに遭いますんでね。そういうことでね、その、自分たちが、あの、巻き添えにならなければ、大丈夫なんだ、要するにその、自分たちの、巻き添えにならないというのは、この国土の中であれば大丈夫だという、このね、神話。これはね、ほんとに危険ですよ。だから南シナ海はもっと日本が手の届かない所にあるような、まあいわば、その、関心が行かないような南シナ海で、事が起こった時ってのが一番危険ですからね、これ」
勝谷誠彦
「今おっしゃったようにね、この国の中に、いれば安心だっていうこと。じゃあ、外ではどうなのかっていうのはね、ちょうどこれは、こないだ、去年公開された、『海難1890』という映画が、あった。エルトゥールル号という、トルコの軍艦を、和歌山の人たちが救った。ね」
[映画「海難1890」ダイジェスト特別映像PART2より]
井上和彦
「素晴らしい話ですよね」
勝谷誠彦
「それを意気に感じた、トルコ、当時のオスマントルコ帝国が、それから100年経った時の1980年代に、イラン・イラク戦争でテヘランに邦人が、孤立した、それを助けてくれたんだけど、この前提が、自衛隊が行かないんだよ。自衛隊が行くっつったら左巻きの奴らがまだ当時はワーワーワーワー、自衛隊がPKO行く時に嫌がらせを漁船でやるような奴らがまだいたわけだ。ね。で、こいつら大騒ぎするから、自衛隊機を出せない。自衛隊はどんなに悔しかったことか。で、日航機行ってくれって言ってもやっぱり…」
井上和彦
「行かない」
勝谷誠彦
「そりゃ民間機だから、それは死にに行ってくれとは言えないわけだ。軍隊だったら言えるけど。で、しょうがない。したら、どうしたかと言ったら、トルコが飛ばしてくれたんだよ。100年前の…」
<参考>
・09/5/23付:日本とトルコ 友好の歴史
・10/6/21付:世界が忘れない日本の物語「ビーバップ!ハイヒール」より
・15/11/21付:日土合作映画『海難1890』来月公開! 125周年を迎えたエルトゥールル号遭難事件
井上和彦
「100年前の恩返しですよ。もうね、僕ね、これすごい感動する…」
勝谷誠彦
「それでね、もっと……、これ、あの、門田隆将さんっていう人が本にしてんだけどね、『遙かなる日本』っていう(くっくり注:正しい書名は【日本、遥かなり】と思われ)、これ、ま、他にもいっぱい本出てるよ、見たらね、トルコ人を、捨て置いて、日本人を救ったんですよ。400人、トルコの人たちがいたの。で、サダム・フセインはね、48時間以内に空爆を開始するっつったの。それに間に合うためにギリギリに飛び込んで日本人を乗せて飛び立った。あと400人残ったトルコ人たちは、陸路、山賊のいる陸路を、トルコへ、帰ったんだよ。これはね〜、ちょっと今ね、プーチンとエルドアン、あれ、あの、仲悪いけどね、どっちかって言うとやっぱトルコが…(笑)」
井上和彦
「いや、もう、だからね、もうほんとそういうの聞くと涙が出るような思いですよね」
勝谷誠彦
「これね、この時にその、門田さんの本に書いてんだけどね、ふっと乗客が横を見ると、戦闘機が飛んでるんだって。それで、あ、これは撃墜されると思ったら、トルコ航空機だった。トルコ空軍機」
井上和彦
「護衛してたんでしょ」
勝谷誠彦
「領空侵犯して護衛してるんだって」
井上和彦
「今ほんと聞いたら涙が出そう。ほんとに、すごい感動ですもんね」
勝谷誠彦
「で、これだけじゃない、そしたら今度それに対して1999年にトルコの、地震が起きたんですよ。ね。で、寒いんだよ、あれトルコけっこう北の方はね。で、もう冬にもう寒くなるからって仮設住宅がほしいと。そしたら、日本の、日本の誇る、あの『おおすみ』以下、部隊がですね、仮設住宅を500戸積んで、直ちに行った。それを23日間、アレクサンドリアを、これもうしょうがない、運河通るから、で、寄港しただけで23日間で1万2000キロ行くという、海軍史上ありえない猛スピード」
[おおすみ(輸送艦・2代)。Wikipediaより]
井上和彦
「もう、すごいね、あの…」
勝谷誠彦
「寒い所で待ってるんだ、行けっていうね」
井上和彦
「でね、その時のね、あの、エピソードがね、あの、防衛白書でひとつ出てたんですけどね、僕は行きましたよ、感動した。あの、港にね、海上自衛隊の船がこう近づいてくるとですね、子供たちがもう、あの、港の方がですね、あの、何かこう、ちょっとこう白く見えるっていうんですよ。で、見たらね、子供たちがね、トルコ国旗とね、日の丸を振ってね、赤白の、あれを振ってね、それでもう歓迎してくれたっていうんですよね。もうね、子供たちにやっぱりね、こういうことをね、教えなきゃいけないと思うんですよ、今」
勝谷誠彦
「そうです。そういうのを教科書に載せなきゃいけない」
井上和彦
「教科書に載せなきゃいけないのにね、人のために、自分が最善を尽くすということをね、僕はやっぱり、教えるべきだなと思うんですよね」
勝谷誠彦
「そのね、だから、その、テヘランで救っていただいたあとも、いろいろあったんですよ。たとえば最近のリビアの動乱なんかも、一切飛ばせなかった、日本は。それが今回の安保法で、少〜し、たとえば、あの、自衛隊が地上では護衛できたりとか、何かっていうようなことはできるようになったけれども、今でもまだ中途半端だから」
榎木麻衣(サンテレビ・アナ)
「具体的にはどこまで変わるんですか?自衛隊の動き…」
井上和彦
「いや、それはね、もう、あの、何て言うかな、当たり前のような、当たり前のように、動けるんですよ、国際社会で。たとえば、たとえばですよ、今まで、ね、北朝鮮がボーンとミサイルを撃ってきました。で、このミサイルを撃ってきて、上がってると。これ、どこ向け? 日本向けだったら撃ち落とせるんですよ。ところが、アメリカ向けのやつを撃ち落としたら、これ集団的自衛権の行使になって、どういう罪になるか分かりませんよ? 器物破損なのか何か分からないけれども、器物損壊か、分からないけれども、罰せられることになるわけですよね。要するに罰せられるってことは、できない。物理的にそれは、アメリカ向けのミサイルはできない。誰に確認するんですか、それ。隣の、ね、金正恩氏に電話を入れて、『ごめん、どこ向けに撃った?これ。日本向け?アメリカ向け? あ、アメリカ向け。あ、じゃあやめとこ』。できるわけないじゃないですか。これを普通にしてたんですよ。で、もうひとつは駆けつけ警護といいまして、えー、ま、たとえばその自衛隊がPKOで活動していた。他国軍の人も、これを一緒になって同じような所でやっていた。で、ゲリラがやって来て、ゲリラが、バーンと向こうの、仮に、えー、まあ、かつてイラクでも、実際にあった、オランダ軍だとしましょうか」
[クウェート国境の米軍キャンプで、オランダ軍とイラク入りの打ち合わせをする陸上自衛隊先遣隊の佐藤正久隊長(左から2人目、肩書は当時)。iRONNAより]
勝谷誠彦
「そう」
井上和彦
「オランダ軍の兵士を撃った。オランダ軍の兵士、自分たちと同じ作業をしてるんですよ? オランダ軍の兵士が撃たれてるんですけど、自分が撃たれてないんで、『ごめんなさい、これちょっと撃てないわ』。え? これ撃たれてるんですよ?」
榎木麻衣
「うーん」
井上和彦
「でも、こっち向いてないだけです、銃は。で、撃たれてるんですけど自分たちが、ね、撃たれてるっていうのはもっとその、ちょっと離れた距離でもそうです。やられてると。でも、このゲリラは、こっちを向けて、ひょっとしたら大砲でも撃ってくるかもしれない。その状況でも撃てないです。隣で作業やってて、しかもね、オランダ軍は当時ですよ、自衛隊が武器を使えないから、要するに、戦闘ができないから、この自衛隊を守っていたのがオランダ軍だったんですよ。で、自分たち守ってくれてるんですよ? このオランダ軍が攻撃された時には、我々は、『あ、戦争が始まりました。失礼します』って言って自衛隊だけは下がらなきゃいけないんですよ(笑)」
勝谷誠彦
「(笑)」
榎木麻衣
「うーん」
勝谷誠彦
「できない(笑)」
井上和彦
「こんなことをね、よくね、僕ほったらかしにできたなと。でね、それで戦争になるだとか、その、これが軍国主義だとか言うこと自身、僕そういうことを言う人に問いたいですよ。ほんとにあなた方は世界に、行ったことがあるのかと。こういった現実をね、どう見てんのかって」
(いったん別コーナー&CM)
井上和彦
「国際社会のね、その、常識っていうかね、この常識も、やっぱり知ったうえでね、いかに戦争を抑止するかっていうことを、やっぱり考えたいですよね」
勝谷誠彦
「よくね、よくここまでね、国際社会がこれね、日本に我慢してくれてると思う」
井上和彦
「そう思いますよ」
勝谷誠彦
「よく、逆に。『ああ、まあしょうがないや、あそこは』っていう」
井上和彦
「だってね、2人の日本人がね、捕まって、まあほんとに許し難い…」
勝谷誠彦
「殺され方を」
井上和彦
「殺され方をね、しても、ほんと、その、親族の、心中察するにあまりありっていうところありますけどね、あの時にね、僕ほんとに怖いなと思ったのが、日本の議員バッジをつけた人までもが、要するに自分の国民が拘束されて、ほんとに悲惨な目に遭いかかってる時に、国会周辺にね、デモ隊が押し寄せて、『後藤健二さんを返せ』とかね、『I'm not ABE』だとか、もう、あの、僕もう耳を疑ったっていうか、目を疑ったっていうかね、これどこ向いてやってんだお前らっていうね、話で、驚きましたね。だって、これって、テロリストからしたらですよ、『あれ? 日本って、日本人を拘束したら、え? 俺たちの肩を持ってくれるのか』ぐらいのことを思った奴だっていると思いますよ。信じられなかったと思いますよ」
勝谷誠彦
「うん」
井上和彦
「だってヨルダンでね、ヨルダンの、あの、戦闘機のパイロットが、墜落して、それが捕虜になって、もう残忍な方法で焼き殺された事件あったじゃないですか。勝谷さん、あの時なんかって、ヨルダン国王が外遊から帰ってきたら、ヨルダンの空港に、国民が国旗を持って、ガーッと集まって、よし、みんなであいつの仇を取るんだっていうことで」
勝谷誠彦
「そう」
井上和彦
「もう一致団結する」
勝谷誠彦
「あの弱いヨルダン空軍が…(笑)」
井上和彦
「それぐらいの、やっぱり感覚っていうのは僕は必要だと思うんですよ。怒る」
勝谷誠彦
「だからもう…」
井上和彦
「健全に怒る」
勝谷誠彦
「あの、パリのテロが起きた瞬間に、空母シャルル・ド・ゴールがダーって行って、で、一気に空爆を、始めると。それはね、実際に効果があるかどうかじゃなくて、その態度、態度なんですよ」
井上和彦
「僕はね、今、勝谷さんおっしゃったように、解決するかっていったらできないです」
勝谷誠彦
「できない」
井上和彦
「できないです。これはできない。だけども、国際社会の内外に対する、自分たちの姿勢を示すには残念ながら、それは、あの方法しかない。そういうことを示さなきゃいけないのが、どういうわけか日本だけは、首相官邸に向かって、反対の意を唱えて、で、こんなね、あの、だって、日本、何を、何で安倍さんに対してそうなったかっていうと、人道の支援をやってることを、安倍さんが発表したことがけしからんと。そのおかげでこうなったじゃないかと。だから、テロリスト側の方は、その同じ金額を自分たちに身代金として寄こせと、こう来たわけでしょ。もうね、よくこんなアホなことをね、いわゆる、テロリストの、側の、ま、いわゆる当時のISの、言っていることを、その、支援するかのごとく、後押しするかのごとく、ああいう、その、物言いで、デモを行い、それで、あろうことか国会議員までもがね」
勝谷誠彦
「そうそうそうそう」
井上和彦
「そういった論調に同調して、安倍さんをこき下ろすという、もうちょっと考えられないような現象が、日本では起きたわけでね。むしろあのことによって日本人が危険に、晒されたと、いうことを、今ほんと私は日本人が一番危険だと思いますよ、これ」
勝谷誠彦
「うん、うん」
井上和彦
「だって人質になったらそうなるんですもん。政権に対して向いてくるんですもん。国民の牙が。こんな国民いないですよ」
榎木麻衣
「国内でもテロが起きる可能性はあるってことですか」
井上和彦
「可能性はありますよ、これはだから。今回のね、あの、パリの事件でもそうですし、アメリカでね、ボストンで起きたボストンマラソンの時に」
勝谷誠彦
「はい、ありましたね」
井上和彦
「テロもそうなんですけど、ホームグロウンテロリストっていう」
勝谷誠彦
「つまり組織とはつながっていないんだけれども」
井上和彦
「つながってないです」
勝谷誠彦
「ネットやなんかを見て、こう…」
井上和彦
「勝手にね」
勝谷誠彦
「勝手にこう、興奮しちゃうんだな」
井上和彦
「だからフランス生まれのフランス育ち、アメリカ生まれのアメリカ人が、ご両親がたまたま、まあ、中東地域から、移民されて、自分もその、同じ宗教を、まあ、信奉する。だけども、仕事がない、あるいは差別を受ける、というようなことでね、貧困というものが、原因となって、まあ、ある意味では、その、テロリストに転じてしまう。だから、ある、まあ、この、病気で言うとね、外から来るやつっていうのは外からのウイルスと一緒ですわ。これまあ、手洗いをしてうがいをしてりゃ防げますよ。ある程度のところまでは。ところが、内側から、そういうふうになっていくものっていうのは、自分の細胞が変わっていくんで」
勝谷誠彦
「あの、日和見感染って言ってですね、これは、体力が落ちると、普段はこのへんで(お腹のあたりで)○○○やってるのが、病気になってくるのと同じで、国家としての体力が落ちてきて、日本、まあ日本もそうですよ、倫理観や愛国心が、どんどん落ちてくると、そういう連中が、わさわさわさわさ、出てくるわけなんですね。僕ね、井上さん偉いと思ったのは、パリのあのテロのあとね」
井上和彦
「はい」
勝谷誠彦
「私たちはここで日常を続ける、ことが、最大の戦いだって言って、同じカフェに戻り、同じ美術館に行きっていうのは、これは相当、勇気が要る。日本人にこれができるかって言ったら…、書いたけども、そうじゃなくて、キーッって、どうして日本、もっと国民を守らないのよとか、何とかかんとか言って、これはやったのは、あの、政府が悪いんだって日本はそっちに行くでしょ?」
井上和彦
「そっちの方に流れるんじゃなくて」
勝谷誠彦
「そうじゃなくてあそこでね、葉巻をくゆらせて、カフェで飲んでるという勇気。これはね、ガンジー主義に通じる本当のね、非暴力の勇気であって」
井上和彦
「いやあ、私はね、すごい感動して、あの、特にね、あの、ほら、小さい子供を残してね、奥さんが」
勝谷誠彦
「ああ、そうそうそうそうそう」
[テロで妻を失ったレリスさんのメッセージ和訳全文]
井上和彦
「奥さんがね、テロの犠牲になって」
勝谷誠彦
「あの手紙ね」
井上和彦
「手紙。もう涙が出るじゃないですか。ね。あんな、だって、自分の奥さんを亡くされて怒りをもう、そりゃ、煮えたぎったものもあるだろう、小さい子供がね、お母さんが大事な、みんなそうですよね、お父さんよりもお母さんの方が大事なんですから。で、そんなね、子供を、僕はずっとね、あなたは最後、私の最愛の妻を奪ったと。しかしね、あなたを僕は、君を恨まないぞと」
勝谷誠彦
「恨むとお前の手に乗っかっちゃうっていうやつね」
井上和彦
「だから、僕はもっとね、この、今の日本の社会に必要なことっていうのはね、やっぱりリアリズムだと思うんですよ。リアリズム。もうね、あまりにも理想郷の世界にみんな入ろうとする。いや、もちろんね、軍人がいない社会、戦争のない社会、絶対理想です。私も、だって反戦主義者です。勝谷さんだってそうじゃないですか」
勝谷誠彦
「もちろんですよ」
井上和彦
「誰だって戦争したいなんて思ってる人なんか誰一人いない。だけども、その方法、手法、現実を受け止めて、現実を直視して、それに対してどうやって具体的に対処していこうかと考えたら、その途端に右翼っていうふうにレッテルを貼るのだけはやめてもらいたいなと思うんですよね。こんな馬鹿げたことではね、世の中ね、解決できないですよ。だからこないだのね、靖国神社の爆発、あったでしょ、テロ。靖国神社、爆破された。あれ、テロですよ」
勝谷誠彦
「テロですよ」
井上和彦
「ところが、もう見て下さい。メディアは軒並み、ね、『靖国神社爆発音事件』だと」
勝谷誠彦
「そう」
井上和彦
「何やそれと。そしたら、車同士がぶつかったら、衝突音事件かと。ね。ピストル発砲事件があったら、ピストル発砲音事件かって話になるじゃないですか。何で爆発音事件って。だって爆発音がしたって、あれ、七五三の時に、新嘗祭で、が、あって、多くの人が靖国神社の境内にいて」
勝谷誠彦
「ほんとにあれ爆発してたらえらいことですよ」
井上和彦
「えらいことになったですよ。で、それが、ドーンと行って、実際に、あの、天井がね」
勝谷誠彦
「おかしくなって…」
井上和彦
「もう天井が壊れてますからね。こんな、だって、たまたま人が、あそこで怪我しなかっただけで、ちっちゃな子供たちが、着物着て、歩いてたんですから、七五三で」
勝谷誠彦
「だからね、インテリジェンスの知識が少しでも記者にあったら、何であの犯人がもう一回爆薬を持って、金浦空港を通って日本に入れたのかとかね、何で日本で捕まえさせたのかとかね」
井上和彦
「そうですよね」
勝谷誠彦
「あれ向こうで捕まって引き渡すって言ったら、またキーッてなってね、えらいことになるでしょ?」
井上和彦
「絶対そうだと思うんですよ」
勝谷誠彦
「でしょ。そんならもう因果含めて、日本で、それでまたちょっとした罪で、で、また返して、で、向こうでは平穏に暮らすでしょ?」
井上和彦
「韓国は具合悪かったと思いますよ」
勝谷誠彦
「具合悪かったですよ」
井上和彦
「今回はこのテロの問題が起こってる時に、だってテロリストですよ、彼は。あの容疑者ってテロリストですよね。そのテロリストを、だって、日本にね、もう靖国神社をね、爆破したと。それは英雄だぐらいのことを、その、もしたとえばやったとしたら、これ大変なことになりますからね」
勝谷誠彦
「いや、だってあそこ反日無罪ですから」
井上和彦
「だからその、好むと好まざるとに関わらず、日本は、国際社会の一員であるんです。だから日本だけが、戦争を放棄する、あるいは、その、テロと妥協をすることで、テロに巻き込まれないって、こんなね、幻想はやめた方がいいです。テロに巻き込まれるんではなくて、もう、すでに、日本が、この地球上、もう巻き込まれてしまってるわけですからね。さっきのアルジェリアの例もそうです」
勝谷誠彦
「現に海外で巻き込まれていて、巻き込まれてる以上に、巻き込まれそうな日本人を救いにすら行けないという情けない国なんですよ」
井上和彦
「そうですよ。だからその、さっきのエルトゥールル号のね、話じゃないですけど、トルコが、あの、その100年前の恩返しに、イラン・イラク戦争で、大変な状況になった時に」
勝谷誠彦
「助けに行ってくれた」
井上和彦
「助けに行ってくれたって、こんな恥ずかしい話って、ま、ありがたい話で感動の話ですけど、日本国としてどういう国なんだって話ですよね」
勝谷誠彦
「日本人としては、恥ずかしい国ですよね。たとえば、拉致問題。拉致犯罪。ね」
井上和彦
「あ、拉致の問題」
勝谷誠彦
「海外のインテリジェンスの連中と話したら、もう、理解できないと。どうして特殊部隊を、送り込まないのか。1人2人でも場所を特定して」
井上和彦
「そうですね」
勝谷誠彦
「連れて帰ってきて、その人の証言をもとに、詰めていかないと。つまり、手のカードが何もないんだから」
井上和彦
「そうそうそう…」
勝谷誠彦
「要するに、追いつめようも、ないわけですよ。近代国家っていうのは、国民がどこにいようと守るというのが、近代市民国家の原則で、これはイギリス、大英帝国のパーマストン卿という人が言ったんですよ。世界の果てであってもそこにイギリス人が1人いれば、我々は艦隊を派遣するって」
井上和彦
「いや、だからですよ勝谷さん。あの、ほんとに今の国会でもね、こないだ分裂した、維新のね、党なんかもそうじゃないですか。いや、いいこともいろいろ言うんだけれども、ね、僕びっくりしたのが、その、民主党も確かそうだったかな、距離の問題で、そんな遠い所まではって、こう来るわけですよ。距離の問題じゃないんですよね。だったら北朝鮮にね、拉致されてる特定失踪者合わせて400名の人たちを、どうするんですかって話」
勝谷誠彦
「近く、すぐそこ…」
井上和彦
「すぐそこじゃないか。だからそんなもの何もできないのにね、何が距離の問題だとかって、そんな綺麗事言っちゃいけないですよね。これはね、僕はもう…」
勝谷誠彦
「だいたいサイバーのあれでね、世界中が一緒につながってる時にね、明治時代じゃないんだから、南米まで回航するのに1カ月ぐらいかかるとかね、あの、ロジェストヴェンスキー航海じゃないんだから、馬鹿じゃない?あいつら」
井上和彦
「ほんと、分からないですよ」
勝谷誠彦
「(スタッフから指示が出たようで)もうやめろって…(スタジオ笑)」
井上和彦
「え?もう終わりなんですか?(スタッフに)まだ飲み始めたばっかりですよ?(スタジオ笑)」
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____________________________内容紹介ここまで
スクロールおつかれ様でした<(_ _)>
ところで…
2月10日付の産経新聞にこんな内容の読者投稿が載っていました。
駅の前で、「戦争法廃止の署名を国会に届けよう」と演説している人たちがいたそうです。
投稿者(50代女性)のところにも2人組の女性が近寄ってきて、「署名をして下さい」と言われたものの、詳しい内容も分からないので断ると、すぐさま「あなた方の子供が戦争に行ってもいいんですか!」。
投稿者は驚いて「そもそも“戦争法”って何?」と聞くと、何も答えない。
「もしかして安保法制のこと?」と聞くと、「違います」。
「では何を廃止するの?」と問い直したところで、もう1人の女性が「安保法制のことよ」と彼女に耳打ちしたという。
投稿者は、「自分たちが何に反対しているかも分からずに『戦争法』と連呼し、『子供が戦争に…』と不安を煽る、そんな人が平和を守ることはできないと思った」と結んでいます。
“戦争法”反対デモ参加者の中には、はっきり言ってこんなレベルの人も大勢いますよね。
2年ほど前になりますが、「9条の会」の勉強会に参加した読者様のレポートを見ても、まさにそんな感じでした。
それと、ISによる日本人人質殺害事件、井上和彦さんの話で思い出しましたが、青山繁晴さんも当時「アンカー」でこんな話をしていました。
【テロリストにとったら、こんな国論が割れてる国、そしてテロリストに向かうのは今の政権なんですけど、その今の政権がボロカスに、テレビで、毎日やられる国っていうのは、一番やりやすい国なんですよ】
あと、勝谷誠彦さんが言った、これ。
「どこの国でもだいたい、学校の義務教育で軍事のことを教えて、なおかつ大学には必ず、軍事の科目があるんです。日本で軍事を専門に教えてるのは防衛大学だけ」
日本の教育には他にも深刻なことがあって、たとえば、これも青山さんがつい先日、「インサイト」で言っていたこと。
【立場の違いによって意見が分かれたり、あるいは北朝鮮の側からしたら違う話になるようなこと、そういう難しいことに触らないっていうのが、実は日本の、文系学部の、僕は特徴だと思うんですね】
本当に日本っておかしな国ですよね…(T_T)
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※拙ブログ関連エントリー
・15/8/8付:ロンブー淳のテレビ批判!領土問題でツイッター炎上の裏話も 「カツヤマサヒコSHOW」より
・15/11/9付:軍事学を学ばせろ!国家戦略がない日本は「国家」じゃない! 「カツヤマサヒコSHOW」より
・15/12/7付:戦争を清算しきれていない日本と拉致被害者救出義勇軍 「カツヤマサヒコSHOW」より
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「僕らね、何かその、軍事、の、詳しいって言うとね、何か、軍事行けー、みたいな感じじゃない? 違うんですよ、軍事を知ってる人間ほど臆病なんです」
井上和彦
「あの、これはね、おっしゃる通りでですね、分かれば分かるほど、あの、戦争を起こしちゃいけないっていうんで、軍事をやる人間の方が、むしろ反戦なんですよ」
勝谷誠彦
「そうです。だから僕いつも言うのは、軍事を知らずして平和を語るなかれなんですよ。日本はずっと戦後…」
井上和彦
「そうですそうです」
勝谷誠彦
「仲良くしてニコニコしてたら、撃たれないと思った。そんなことないです。どうすれば身を守れるか、いざという時はこっちもやるぞっていう姿勢を、見せることが平和を呼ぶと」
井上和彦
「それはもう、あの、かなりね、日本のやっぱり戦後の教育っていうのはまあ、GHQのウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP)も含めてね、あの、錯覚をやっぱり意図的に起こさせられてるっていう部分ってのは、ありますよね。だから、あの、我々、要するにその、軍事を語るっていうのは基本的にはその、軍事のことを知るっていうことは、やっぱりね、敵を知るってことと同じなんですよね」
勝谷誠彦
「そうです」
井上和彦
「で、敵を知って己を知ることで、百戦危うからずで、ま、要するに、戦わないでどうやったら、済むのかという方法を、これをやっぱり考えるためにはですね、軍事のことを知らないと、もう目茶苦茶なことになるんです。だから、今のその日本の風潮っていうと、自衛隊があったら戦争になるって言うでしょ。そんなことだったら消防署があったら火事になるのかと。万が一に備えてるんでしょと、消防署も。だから、交番がいろんな所にあります。交番がいろいろあるのは、これは何をするかというと、泥棒を捕まえるためではなくて、POLICEって書いたものを、わざわざ見せることで、悪いことをしようとする奴の、意思を、意図を未然に食い止めるために、抑止力なんですよね」
勝谷誠彦
「だから今ね、あの、日本の隣に、北朝鮮っていう所があって、ま、本家は、その上にいる中国って所が、これが本家本元、で、その隣に残念ながらこれ引っ越せないから日本、我々住んでるわけで、で、近所の国々はみんな、あの、軍隊という戸締まりをしてる。で、アメリカって警察官が回ってきて、『おたく戸締まりしてる?戸締まりしてる?』って。日本人は、『いや、うちは、ある宗教を信じてますから、9条教を。お祈りしてれば、来ませんよ』って言うと、これはね、町内が迷惑」
井上和彦
「ものね、ものすごく、だからね、その、今、日本人のね、その、志向っていうか安全保障に関する志向ってね、憲法9条に象徴されてると思うんですよ。だって憲法9条で戦争放棄したって、戦争は日本のことを放棄してませんからね。これ、もし憲法9条があって全然大丈夫だったら、今、拉致されてる人たちはどうなるんですかって話にもなるし、で、北朝鮮だって、日本に憲法9条があればミサイルは撃ち込んでこないだろうし、中国も挑発行為をやってこないはずなのに、やってくるわけですから。だから、その憲法9条を今度反対しようとするとね、平和の対する挑戦であるとか、あるいは、えー、戦争を好んでやるつもりなのかということを言う人がいるんですけど、これ全くの誤解なんでね」
勝谷誠彦
「徴兵制になるって、何で徴兵制に…」
井上和彦
「もうね、もうぶっ飛ぶんですよ。徴兵制、全然要らないですよ、はっきり言って。日本はね、世界で一番教育レベルが高い、あの、ま、武力組織、自衛隊を持ってるわけですね。で、これはね、あの、全員がね、高等学校を卒業した、18歳以上の、人たちが、国家公務員試験を受けて、受からないと入れないんですよ。そうするとね、ある高い意識を持って、高い学力を持って、高い、あの、健全な身体であること、ま、そういったような様々な条件を満たすことで、ま、入っていくわけですね。で、これはもう、その、徴兵というのは、何せ根こそぎ、そこらへんでもう、プータローやってるような奴らだとか、ね、もう学生から勉学に勤しもうとしてる奴を、もう、問答無用で引っ張るわけですよ。タイなんかだったら抽選ですからね。韓国なんか問答無用で男は絶対2年間徴兵に行かなきゃいけないって話になるでしょ。で、そうなってくると士気がどうなるかっていうとね、士気が高いわけないですよ」
勝谷誠彦
「うん」
井上和彦
「アメリカが、あのベトナム戦争で負けたのっていうのはやっぱり徴兵でやってたからですよね。もう世界はもう、もっとその前の大東亜戦争の頃なんかってのはもう、世界中がみんなその、徴兵で、これはもう、国同士の世界がもう、戦争になってますからね、そんなこと言ってられないような時代もありましたけれども、ただ、あの、今ね、ハイテク兵器を扱うんですよ」
勝谷誠彦
「そうなんだよ」
井上和彦
「ハイテク兵器を扱うのにですね、この、インとアウトって書いてあるやつを、これどっちがどっちって、インとインをつなぐような、これ目茶苦茶なことになりますからね。そういう意味でも、あの、まあ、電子機器を扱うのに、いずれにしてもコンピューターです。コンピューター制御をやるのにですね、これね、ちょっと申し訳ないですけども、全く、意識が低くて、で、えー、やっぱりね、物覚えの悪い奴なんかっていうのはね、こんなものやらしたらね、変なとこにミサイル飛んで…」
勝谷誠彦
「危ない危ない」
井上和彦
「危ないですよ。だから絶対に、その、意識が高くて、よし、俺が国を守ろう、俺が愛する人を守ろうというような、人でないと、そのね、武人にはなれないですよ。銃を持たせちゃいけないです」
勝谷誠彦
「うん」
井上和彦
「だから、その、徴兵の、あるかないかっていうような話ってのは、そういうのは絶対にないです。それはね、あの、軟式野球をやってた高校生がね、軟式野球しかやってなかった高校生が、自分の進路を決める時に高校3年の時にね、どうしようかな大学進学しようかなと、ね、就職しようかな、どうしようかなって、いや、でもちょっと待てよ、阪神から俺、ドラフト指名されたらどうしようかっていうぐらい、ありえないってことですよ」
勝谷誠彦
「(笑)」
井上和彦
「そのありえないことを心配するから、お化けを怖がるようなことをするなと。そういうでたらめなことを言わないでもらいたいんですよ」
勝谷誠彦
「そう、でたらめ言ってんだよ、あれ」
井上和彦
「あれ本当にね…」
勝谷誠彦
「もうひとつ言ったらね、あの人たちの言ってるもうひとつのでたらめは、戦争法案って言ってるんだよ」
井上和彦
「はい。そんな法案…」
勝谷誠彦
「いや、戦争にならないための、法案、なんだから」
井上和彦
「あのね、民主主義に対する挑戦だとかって彼らが言うんですけどね、これあの、野党もそうじゃないですか、民主党にしても共産党にしても、そういう学生の市民団体って言われるような、学生の主張に相乗りをするってどういう情けない連中なんだと、思いますよ。だって国会で、審議をボイコットして、外でやっている、デモに参加して、それで手をつないで、お手々つないで、ワーって、ね」
勝谷誠彦
「国会の多数決で決まったことが、デモでひっくり返ったら、これをクーデターと言って」
井上和彦
「クーデターですよ」
勝谷誠彦
「民主主義の正反対だよ(笑)」
井上和彦
「民主主義への挑戦でしょ? これね、何でね、きちっと国民が、これはね、おかしいって…、でもね、最近の国民の意識っていうのがですね、僕ね、ネットの影響ってあると思うんですよ」
勝谷誠彦
「ああ〜」
井上和彦
「あの、ここまでなってもですね、やっぱり、政権に対する支持率、今、どんどん50%、にこう、近づくぐらい上がってますよね。もう騙されないぞっていうのは、やっぱり僕は国民が思ってる…」
[2月1日放送 TBS「ひるおび!」]
勝谷誠彦
「いや、それはね、やっぱり井上さんのような力ですよ」
井上和彦
「いや〜…」
勝谷誠彦
「あのね、今まで軍事評論家ってつったら蛸壺だったの。昔の日本軍じゃないけど。蛸壺でそのことはすごくよく知ってる。要するに、あの、軍事オタクで、あの、飛行機の影を見て、これは何とか、とか言って、戦艦何とかだっていうのは、詳しい。それから、その、昔話にやたら詳しい」
井上和彦
「あ〜、昔話ね、それ多いですね、はい」
勝谷誠彦
「あの、旧軍のあれに、何とか…、○○○○○……く〜っとなる、人とか、みんな、それぞれ。だけど、我々のように、広く分かりやすく喋るっていう人は実はいなかった。だから彼の師匠は、金美齢先生なんだけど、金先生が彼に付けた名前が、軍事漫談家」
井上和彦
「いや、あの、やしきたかじんさんが…(笑)」
勝谷誠彦
「あ、たかじんさん。これは素晴らしいことなんですよ。明治の民権運動だってね、オッペケペ、オッペケペっつってね、要するに漫談家や弁士がね、広げたわけですよ、分かりやすく」
井上和彦
「まあ、あの、そうですね、明治の、はい」
勝谷誠彦
「だから今だってその軍事のことを、分かりやすく蛸壺じゃなくて我々のように、隣にあんなチャカ持った極道が住んでるんだったら戸締まりしなきゃヤバイだろみたいな、話するとみんな講演なんかの、そうだ〜って分かって…」
井上和彦
「ほんとやっぱりこのあたりはね、僕いつも思うんですよ。あの、実はね、その、軍事、安全保障をやろうとするとね、右翼って言われるんですけどね。右翼じゃないんですよ。これね、あの、右とか左とかっていう形のイデオロギーで全てを収めようとすると、矛盾が生じるんですね。やっぱり、その右左でものを考えようとしますと、じゃあ、たとえば世の中の極端な例で行けば、その、アメリカ合衆国と、もうひとつ一方で、今度、今、ロシアよりもむしろ中国の方が脅威になっていて、これはもうその、自由主義と共産党一党独裁の国っていうのは明らかに右と左というふうに、そこで区分けしたとすると、この、アメリカも超軍事大国、中国も超軍事大国」
勝谷誠彦
「そう」
井上和彦
「両方もう核保有国。こういう国をね、こっちの核はいいけれど、こっちの核は悪いと。こっちの核はいいけどこっちの核は悪いって、こういうイデオロギー優先で物事を考えようとすると、おかしくなるんですよ。で、日本の今の左側の人たちってのはその発想で、アメリカの核は悪い核で、中国の核はいい核っていうふうに、その、発想するんで、僕はある人と議論した時にね、驚いたんですよ。アメリカのことをずっと言うんで、いや、日本は世界で最初の核被爆国であって、で、えー、もう最大の被害国、しかも、現代、現在において世界最大の数の国に、核で狙われてるんですよ」
勝谷誠彦
「うん」
井上和彦
「中国、ロシア、北朝鮮ですよね。3カ国に核の照準を、あの、食らってる国ってのはたぶん日本ぐらいですよね」
勝谷誠彦
「しかも大陸間弾道弾じゃなくて、お隣(笑)」
井上和彦
「お隣から狙われてるんですよ」
勝谷誠彦
「塀越しにこうやって核が飛んできちゃうっていう(笑)」
井上和彦
「こんな恐ろしい国はないですよね」
勝谷誠彦
「あのね、何でかっていうと距離が大事なんだよ。距離があると撃ち落とせるんだよ。だけど隣からぴゅっと来たら、なかなか難しい」
井上和彦
「もう数分ですからね。で、そんな中で、えー、世界最大の、核保有国のアメリカに核の傘で守られてるわけですね。そうするとね、核を、議論しなければいけないのに、ちょっとでも核の話をしようもんなら、『お前言ったな!こんな縁起の悪いことを言いやがって、大臣クビ』とかいう話になるんですよ。信じられないですよ。だからね、日本人のね、言霊信仰って怖いんですよ。あってはならないことは考えてはならない」
勝谷誠彦
「そう」
井上和彦
「でしょ。『核戦争?お前何という物騒なことを言うんだ、そんなこと言ったら核戦争になるだろ?だめだよ、お前、不適格者だ』っていう話で、要職を飛ばされたりするでしょ。おかしな話なんですよ。日本こそが、核兵器について真剣に議論をして、じゃあ世界が、核を廃絶できないんだったら日本が、核の廃絶を、やってみせましょう、造って、それを廃棄する、そのストーリーをですね、全部日本がやってやらなきゃいけないというぐらいの気概がなかったら」
勝谷誠彦
「その通り」
井上和彦
「本当に世界は核のね、廃絶ってできないと思います。で、核兵器がなきゃ、あの、なくてやっていけるんだったら僕はもう、もう、もう、当然それでいいわけで、核戦争なんかしたらだって世界が破滅するの分かってるわけですから、それを廃絶するためにはどうしたらいいかってことを考えようとするのに、『そんな物騒なことを』って、こう来るわけですよね。これ困りますよ」
勝谷誠彦
「うーん」
井上和彦
「だからね、やっぱりあの、極端すぎるっていうのはね、やっぱり良くないですよ。確かにそのね、極端にその、軍事に、もう、軍事力に対して、力の信奉っていうのはこれはもちろん怖いです。ヒトラーみたいな形になる、ことだってありえますから。だけども、これを正しく評価するためには、軍事を学ばないと」
勝谷誠彦
「その通り」
井上和彦
「これはね、えらいことになりますよ、もう、何にも怖くないものを怖がったり、先ほどの例ですけども、本当に怖いというふうに考えなければならないものを、やっぱりね、あの、脅威に感じなきゃいけないものも、脅威じゃないっていうように言うとね、大変なことになりますよ」
勝谷誠彦
「どこの国でもだいたい、学校の義務教育で軍事のことを教えて、なおかつ大学には必ず、軍事の科目があるんです。日本で軍事を専門に教えてるのは防衛大学だけ」
井上和彦
「はい」
勝谷誠彦
「なんです。ま、他の大学がそんな講座作ろうと思ったら」
井上和彦
「大変ですよ」
勝谷誠彦
「うわーっと左巻きの教授がもう大騒ぎして、大変なことになる。だから、軍事を知らないままみんな日本人は、大きくなってくるわけですよね」
井上和彦
「だから勝谷さん、あってはならないことは、考えてはならない」
勝谷誠彦
「だから言霊信仰なんですよ。あってはならないことを考えては…」
井上和彦
「こんな恐ろしい発想でね、よく世の中ね、日本がここまでね、来れたなって思うのは…」
勝谷誠彦
「実は…」
井上和彦
「ほんと思いますよ」
勝谷誠彦
「実は、原発もそうなんですよ」
井上和彦
「うん」
勝谷誠彦
「あってはならない、ことなんですよ。だから、事故、あれは、事故にならない、はずのもんだったんですよ」
井上和彦
「はい」
勝谷誠彦
「あれと、日本は攻められるはずがない、ってのは全く同じなんですよ。だって、事故にならない前提で全て想定されてる話だから。ねえ。だって今になってやっと30キロ圏避難とか何とか、あんなこと全然やってなかったですよ、昔。事故になるなんてこと言っただけで、ああ、あいつは反原発だって、ねえ、言われたわけだから」
井上和彦
「だから全てのことをね、やっぱり想定するっていうのはね、大事な話で、だからね、その中でね、あの、国会議員の中で僕ね、ほんとにあの、恐ろしいなと思ったのは、南シナ海の問題でね、それこそ日本のことって今日ね、勝谷さんから言われたんで、あの、むしろ、僕はもうほんとに多く人に知ってもらいたいなって思うんですけど、南シナ海のことが日本と関係のないはずがないんですよ。あれ南シナ海の方が、東シナ海より、危ないですよ」
勝谷誠彦
「そうです」
井上和彦
「東シナ海はね、沖縄に米軍があるでしょ。強大な米軍があるとですね、米軍のある抑止力と、日本の海上自衛隊が、あるいは航空自衛隊がしっかりとガードしてる所ってのはね、そんな所にはね、来ないですよ、普通」
勝谷誠彦
「南はフィリピンとかベトナムみたいな子たちが一生懸命頑張ってやってるんだけども、なかなか」
井上和彦
「そうですよね。だから1万2000キロのシーレーンのね、必ずね、ホルムズ海峡からずーっと通って、インド洋を通って、マラッカ海峡を通って、南シナ海に入って、そこから東シナ海ですよね。だけども、今回のその安保法制あたりでね、議論されていたことっていうのは、この東シナ海のことに関しては日本の国益ですと。で、南シナ海は、関係がないというような発言をした自民党の議員さんもいらっしゃるんですよ。これね、恐ろしい話ですよ」
井上和彦
「よく考えてみて下さい。あのね、あの、だって、これ、ホースと思ってね、石油をずっと中東地域からずーっと来ますね。そうするとね、安保法制でも議論になったのが、ホルムズ海峡。ね。もうホルムズ海峡っていうのは、タンカーが、ちょいっともう、出た所です。タンカーが石油を積み出して」
勝谷誠彦
「こう狭い所」
井上和彦
「狭〜いとこですね。そこに機雷を、機雷が撒かれたら、海の地雷ですね。だって、タンカー、爆発したらもう…」
勝谷誠彦
「もうアウト」
井上和彦
「通ってこないですよ」
勝谷誠彦
「1隻やられたらアウトですね」
井上和彦
「アウトです。東シナ海でどれだけ安全でも、南シナ海どれだけ安全でも、インド洋がどれだけ安全でも、関係ないです。ホルムズ海峡で糞詰まりになったら、だって、アウトになるわけですから、ここを間違いなく、その機雷掃海をしなきゃいけない。そうするとそれが武力行使だって言い方をするんです。武力行使じゃなくて、これは、そのシーレーンという今の我々の、その油の83%が、このホルムズ海峡を通って、で、中東地域、まさにその南シナ海、を、通って東シナ海、で、日本の方に来るわけですよ。あの南シナ海の、問題っていうのはね、ほんとね、もしベトナムと中国がね、ガチンコで勝負したりとかね、フィリピンと中国だとか、危険なんですよ。で、そうするとね、そこに弾が飛んで来てね、日本のタンカーに憲法9条って、貼ってあるかと。こんなもん貼ってたって流れ弾飛んで来ますよ、これ。一番危険な所なんで。もう少しね、その、何て言うのかな、地球大でね、ものを見てもらいたいんですよね」
(いったんCM)
井上和彦
「どうしても日本人ってね、自分たちの地域のこの地域だけ、東シナ海の安全だったら、ま、日本はここまでだったらいいだろうと。だって、安全保障に距離なんて関係ないですよ。だって、アルジェリアで日揮の社員の方がね」
勝谷誠彦
「そう…」
井上和彦
「10名の方がゲリラにやられて、殺された事件あったじゃないですか。で、日本人観光客が、あのエジプトのルクソールで」
勝谷誠彦
「そう。あれみんな忘れてるけどね」
井上和彦
「忘れてますけどね、もっと昔にそういうこともあり。で、つい最近なんかでも、銃の乱射でね、あの、北アフリカの方で事件があって、日本人巻き添えになってますし、今回のパリの事案だってね、もともとね、あの、去年起きたパリの事案というのは、基本的には、あれ、あそこに日本人がたまたまいなかっただけの話なんで」
勝谷誠彦
「たまたまの話」
井上和彦
「あれ、スタジアムってですね、シャルル・ド・ゴールから、パリの市内に行く時にね、必ずね、左手にね、見える、あの、スタジアムですよね。で、あれ大きな爆発あったら、確実に巻き添えに遭いますんでね。そういうことでね、その、自分たちが、あの、巻き添えにならなければ、大丈夫なんだ、要するにその、自分たちの、巻き添えにならないというのは、この国土の中であれば大丈夫だという、このね、神話。これはね、ほんとに危険ですよ。だから南シナ海はもっと日本が手の届かない所にあるような、まあいわば、その、関心が行かないような南シナ海で、事が起こった時ってのが一番危険ですからね、これ」
勝谷誠彦
「今おっしゃったようにね、この国の中に、いれば安心だっていうこと。じゃあ、外ではどうなのかっていうのはね、ちょうどこれは、こないだ、去年公開された、『海難1890』という映画が、あった。エルトゥールル号という、トルコの軍艦を、和歌山の人たちが救った。ね」
[映画「海難1890」ダイジェスト特別映像PART2より]
井上和彦
「素晴らしい話ですよね」
勝谷誠彦
「それを意気に感じた、トルコ、当時のオスマントルコ帝国が、それから100年経った時の1980年代に、イラン・イラク戦争でテヘランに邦人が、孤立した、それを助けてくれたんだけど、この前提が、自衛隊が行かないんだよ。自衛隊が行くっつったら左巻きの奴らがまだ当時はワーワーワーワー、自衛隊がPKO行く時に嫌がらせを漁船でやるような奴らがまだいたわけだ。ね。で、こいつら大騒ぎするから、自衛隊機を出せない。自衛隊はどんなに悔しかったことか。で、日航機行ってくれって言ってもやっぱり…」
井上和彦
「行かない」
勝谷誠彦
「そりゃ民間機だから、それは死にに行ってくれとは言えないわけだ。軍隊だったら言えるけど。で、しょうがない。したら、どうしたかと言ったら、トルコが飛ばしてくれたんだよ。100年前の…」
<参考>
・09/5/23付:日本とトルコ 友好の歴史
・10/6/21付:世界が忘れない日本の物語「ビーバップ!ハイヒール」より
・15/11/21付:日土合作映画『海難1890』来月公開! 125周年を迎えたエルトゥールル号遭難事件
井上和彦
「100年前の恩返しですよ。もうね、僕ね、これすごい感動する…」
勝谷誠彦
「それでね、もっと……、これ、あの、門田隆将さんっていう人が本にしてんだけどね、『遙かなる日本』っていう(くっくり注:正しい書名は【日本、遥かなり】と思われ)、これ、ま、他にもいっぱい本出てるよ、見たらね、トルコ人を、捨て置いて、日本人を救ったんですよ。400人、トルコの人たちがいたの。で、サダム・フセインはね、48時間以内に空爆を開始するっつったの。それに間に合うためにギリギリに飛び込んで日本人を乗せて飛び立った。あと400人残ったトルコ人たちは、陸路、山賊のいる陸路を、トルコへ、帰ったんだよ。これはね〜、ちょっと今ね、プーチンとエルドアン、あれ、あの、仲悪いけどね、どっちかって言うとやっぱトルコが…(笑)」
井上和彦
「いや、もう、だからね、もうほんとそういうの聞くと涙が出るような思いですよね」
勝谷誠彦
「これね、この時にその、門田さんの本に書いてんだけどね、ふっと乗客が横を見ると、戦闘機が飛んでるんだって。それで、あ、これは撃墜されると思ったら、トルコ航空機だった。トルコ空軍機」
井上和彦
「護衛してたんでしょ」
勝谷誠彦
「領空侵犯して護衛してるんだって」
井上和彦
「今ほんと聞いたら涙が出そう。ほんとに、すごい感動ですもんね」
勝谷誠彦
「で、これだけじゃない、そしたら今度それに対して1999年にトルコの、地震が起きたんですよ。ね。で、寒いんだよ、あれトルコけっこう北の方はね。で、もう冬にもう寒くなるからって仮設住宅がほしいと。そしたら、日本の、日本の誇る、あの『おおすみ』以下、部隊がですね、仮設住宅を500戸積んで、直ちに行った。それを23日間、アレクサンドリアを、これもうしょうがない、運河通るから、で、寄港しただけで23日間で1万2000キロ行くという、海軍史上ありえない猛スピード」
[おおすみ(輸送艦・2代)。Wikipediaより]
井上和彦
「もう、すごいね、あの…」
勝谷誠彦
「寒い所で待ってるんだ、行けっていうね」
井上和彦
「でね、その時のね、あの、エピソードがね、あの、防衛白書でひとつ出てたんですけどね、僕は行きましたよ、感動した。あの、港にね、海上自衛隊の船がこう近づいてくるとですね、子供たちがもう、あの、港の方がですね、あの、何かこう、ちょっとこう白く見えるっていうんですよ。で、見たらね、子供たちがね、トルコ国旗とね、日の丸を振ってね、赤白の、あれを振ってね、それでもう歓迎してくれたっていうんですよね。もうね、子供たちにやっぱりね、こういうことをね、教えなきゃいけないと思うんですよ、今」
勝谷誠彦
「そうです。そういうのを教科書に載せなきゃいけない」
井上和彦
「教科書に載せなきゃいけないのにね、人のために、自分が最善を尽くすということをね、僕はやっぱり、教えるべきだなと思うんですよね」
勝谷誠彦
「そのね、だから、その、テヘランで救っていただいたあとも、いろいろあったんですよ。たとえば最近のリビアの動乱なんかも、一切飛ばせなかった、日本は。それが今回の安保法で、少〜し、たとえば、あの、自衛隊が地上では護衛できたりとか、何かっていうようなことはできるようになったけれども、今でもまだ中途半端だから」
榎木麻衣(サンテレビ・アナ)
「具体的にはどこまで変わるんですか?自衛隊の動き…」
井上和彦
「いや、それはね、もう、あの、何て言うかな、当たり前のような、当たり前のように、動けるんですよ、国際社会で。たとえば、たとえばですよ、今まで、ね、北朝鮮がボーンとミサイルを撃ってきました。で、このミサイルを撃ってきて、上がってると。これ、どこ向け? 日本向けだったら撃ち落とせるんですよ。ところが、アメリカ向けのやつを撃ち落としたら、これ集団的自衛権の行使になって、どういう罪になるか分かりませんよ? 器物破損なのか何か分からないけれども、器物損壊か、分からないけれども、罰せられることになるわけですよね。要するに罰せられるってことは、できない。物理的にそれは、アメリカ向けのミサイルはできない。誰に確認するんですか、それ。隣の、ね、金正恩氏に電話を入れて、『ごめん、どこ向けに撃った?これ。日本向け?アメリカ向け? あ、アメリカ向け。あ、じゃあやめとこ』。できるわけないじゃないですか。これを普通にしてたんですよ。で、もうひとつは駆けつけ警護といいまして、えー、ま、たとえばその自衛隊がPKOで活動していた。他国軍の人も、これを一緒になって同じような所でやっていた。で、ゲリラがやって来て、ゲリラが、バーンと向こうの、仮に、えー、まあ、かつてイラクでも、実際にあった、オランダ軍だとしましょうか」
[クウェート国境の米軍キャンプで、オランダ軍とイラク入りの打ち合わせをする陸上自衛隊先遣隊の佐藤正久隊長(左から2人目、肩書は当時)。iRONNAより]
勝谷誠彦
「そう」
井上和彦
「オランダ軍の兵士を撃った。オランダ軍の兵士、自分たちと同じ作業をしてるんですよ? オランダ軍の兵士が撃たれてるんですけど、自分が撃たれてないんで、『ごめんなさい、これちょっと撃てないわ』。え? これ撃たれてるんですよ?」
榎木麻衣
「うーん」
井上和彦
「でも、こっち向いてないだけです、銃は。で、撃たれてるんですけど自分たちが、ね、撃たれてるっていうのはもっとその、ちょっと離れた距離でもそうです。やられてると。でも、このゲリラは、こっちを向けて、ひょっとしたら大砲でも撃ってくるかもしれない。その状況でも撃てないです。隣で作業やってて、しかもね、オランダ軍は当時ですよ、自衛隊が武器を使えないから、要するに、戦闘ができないから、この自衛隊を守っていたのがオランダ軍だったんですよ。で、自分たち守ってくれてるんですよ? このオランダ軍が攻撃された時には、我々は、『あ、戦争が始まりました。失礼します』って言って自衛隊だけは下がらなきゃいけないんですよ(笑)」
勝谷誠彦
「(笑)」
榎木麻衣
「うーん」
勝谷誠彦
「できない(笑)」
井上和彦
「こんなことをね、よくね、僕ほったらかしにできたなと。でね、それで戦争になるだとか、その、これが軍国主義だとか言うこと自身、僕そういうことを言う人に問いたいですよ。ほんとにあなた方は世界に、行ったことがあるのかと。こういった現実をね、どう見てんのかって」
(いったん別コーナー&CM)
井上和彦
「国際社会のね、その、常識っていうかね、この常識も、やっぱり知ったうえでね、いかに戦争を抑止するかっていうことを、やっぱり考えたいですよね」
勝谷誠彦
「よくね、よくここまでね、国際社会がこれね、日本に我慢してくれてると思う」
井上和彦
「そう思いますよ」
勝谷誠彦
「よく、逆に。『ああ、まあしょうがないや、あそこは』っていう」
井上和彦
「だってね、2人の日本人がね、捕まって、まあほんとに許し難い…」
勝谷誠彦
「殺され方を」
井上和彦
「殺され方をね、しても、ほんと、その、親族の、心中察するにあまりありっていうところありますけどね、あの時にね、僕ほんとに怖いなと思ったのが、日本の議員バッジをつけた人までもが、要するに自分の国民が拘束されて、ほんとに悲惨な目に遭いかかってる時に、国会周辺にね、デモ隊が押し寄せて、『後藤健二さんを返せ』とかね、『I'm not ABE』だとか、もう、あの、僕もう耳を疑ったっていうか、目を疑ったっていうかね、これどこ向いてやってんだお前らっていうね、話で、驚きましたね。だって、これって、テロリストからしたらですよ、『あれ? 日本って、日本人を拘束したら、え? 俺たちの肩を持ってくれるのか』ぐらいのことを思った奴だっていると思いますよ。信じられなかったと思いますよ」
勝谷誠彦
「うん」
井上和彦
「だってヨルダンでね、ヨルダンの、あの、戦闘機のパイロットが、墜落して、それが捕虜になって、もう残忍な方法で焼き殺された事件あったじゃないですか。勝谷さん、あの時なんかって、ヨルダン国王が外遊から帰ってきたら、ヨルダンの空港に、国民が国旗を持って、ガーッと集まって、よし、みんなであいつの仇を取るんだっていうことで」
勝谷誠彦
「そう」
井上和彦
「もう一致団結する」
勝谷誠彦
「あの弱いヨルダン空軍が…(笑)」
井上和彦
「それぐらいの、やっぱり感覚っていうのは僕は必要だと思うんですよ。怒る」
勝谷誠彦
「だからもう…」
井上和彦
「健全に怒る」
勝谷誠彦
「あの、パリのテロが起きた瞬間に、空母シャルル・ド・ゴールがダーって行って、で、一気に空爆を、始めると。それはね、実際に効果があるかどうかじゃなくて、その態度、態度なんですよ」
井上和彦
「僕はね、今、勝谷さんおっしゃったように、解決するかっていったらできないです」
勝谷誠彦
「できない」
井上和彦
「できないです。これはできない。だけども、国際社会の内外に対する、自分たちの姿勢を示すには残念ながら、それは、あの方法しかない。そういうことを示さなきゃいけないのが、どういうわけか日本だけは、首相官邸に向かって、反対の意を唱えて、で、こんなね、あの、だって、日本、何を、何で安倍さんに対してそうなったかっていうと、人道の支援をやってることを、安倍さんが発表したことがけしからんと。そのおかげでこうなったじゃないかと。だから、テロリスト側の方は、その同じ金額を自分たちに身代金として寄こせと、こう来たわけでしょ。もうね、よくこんなアホなことをね、いわゆる、テロリストの、側の、ま、いわゆる当時のISの、言っていることを、その、支援するかのごとく、後押しするかのごとく、ああいう、その、物言いで、デモを行い、それで、あろうことか国会議員までもがね」
勝谷誠彦
「そうそうそうそう」
井上和彦
「そういった論調に同調して、安倍さんをこき下ろすという、もうちょっと考えられないような現象が、日本では起きたわけでね。むしろあのことによって日本人が危険に、晒されたと、いうことを、今ほんと私は日本人が一番危険だと思いますよ、これ」
勝谷誠彦
「うん、うん」
井上和彦
「だって人質になったらそうなるんですもん。政権に対して向いてくるんですもん。国民の牙が。こんな国民いないですよ」
榎木麻衣
「国内でもテロが起きる可能性はあるってことですか」
井上和彦
「可能性はありますよ、これはだから。今回のね、あの、パリの事件でもそうですし、アメリカでね、ボストンで起きたボストンマラソンの時に」
勝谷誠彦
「はい、ありましたね」
井上和彦
「テロもそうなんですけど、ホームグロウンテロリストっていう」
勝谷誠彦
「つまり組織とはつながっていないんだけれども」
井上和彦
「つながってないです」
勝谷誠彦
「ネットやなんかを見て、こう…」
井上和彦
「勝手にね」
勝谷誠彦
「勝手にこう、興奮しちゃうんだな」
井上和彦
「だからフランス生まれのフランス育ち、アメリカ生まれのアメリカ人が、ご両親がたまたま、まあ、中東地域から、移民されて、自分もその、同じ宗教を、まあ、信奉する。だけども、仕事がない、あるいは差別を受ける、というようなことでね、貧困というものが、原因となって、まあ、ある意味では、その、テロリストに転じてしまう。だから、ある、まあ、この、病気で言うとね、外から来るやつっていうのは外からのウイルスと一緒ですわ。これまあ、手洗いをしてうがいをしてりゃ防げますよ。ある程度のところまでは。ところが、内側から、そういうふうになっていくものっていうのは、自分の細胞が変わっていくんで」
勝谷誠彦
「あの、日和見感染って言ってですね、これは、体力が落ちると、普段はこのへんで(お腹のあたりで)○○○やってるのが、病気になってくるのと同じで、国家としての体力が落ちてきて、日本、まあ日本もそうですよ、倫理観や愛国心が、どんどん落ちてくると、そういう連中が、わさわさわさわさ、出てくるわけなんですね。僕ね、井上さん偉いと思ったのは、パリのあのテロのあとね」
井上和彦
「はい」
勝谷誠彦
「私たちはここで日常を続ける、ことが、最大の戦いだって言って、同じカフェに戻り、同じ美術館に行きっていうのは、これは相当、勇気が要る。日本人にこれができるかって言ったら…、書いたけども、そうじゃなくて、キーッって、どうして日本、もっと国民を守らないのよとか、何とかかんとか言って、これはやったのは、あの、政府が悪いんだって日本はそっちに行くでしょ?」
井上和彦
「そっちの方に流れるんじゃなくて」
勝谷誠彦
「そうじゃなくてあそこでね、葉巻をくゆらせて、カフェで飲んでるという勇気。これはね、ガンジー主義に通じる本当のね、非暴力の勇気であって」
井上和彦
「いやあ、私はね、すごい感動して、あの、特にね、あの、ほら、小さい子供を残してね、奥さんが」
勝谷誠彦
「ああ、そうそうそうそうそう」
[テロで妻を失ったレリスさんのメッセージ和訳全文]
井上和彦
「奥さんがね、テロの犠牲になって」
勝谷誠彦
「あの手紙ね」
井上和彦
「手紙。もう涙が出るじゃないですか。ね。あんな、だって、自分の奥さんを亡くされて怒りをもう、そりゃ、煮えたぎったものもあるだろう、小さい子供がね、お母さんが大事な、みんなそうですよね、お父さんよりもお母さんの方が大事なんですから。で、そんなね、子供を、僕はずっとね、あなたは最後、私の最愛の妻を奪ったと。しかしね、あなたを僕は、君を恨まないぞと」
勝谷誠彦
「恨むとお前の手に乗っかっちゃうっていうやつね」
井上和彦
「だから、僕はもっとね、この、今の日本の社会に必要なことっていうのはね、やっぱりリアリズムだと思うんですよ。リアリズム。もうね、あまりにも理想郷の世界にみんな入ろうとする。いや、もちろんね、軍人がいない社会、戦争のない社会、絶対理想です。私も、だって反戦主義者です。勝谷さんだってそうじゃないですか」
勝谷誠彦
「もちろんですよ」
井上和彦
「誰だって戦争したいなんて思ってる人なんか誰一人いない。だけども、その方法、手法、現実を受け止めて、現実を直視して、それに対してどうやって具体的に対処していこうかと考えたら、その途端に右翼っていうふうにレッテルを貼るのだけはやめてもらいたいなと思うんですよね。こんな馬鹿げたことではね、世の中ね、解決できないですよ。だからこないだのね、靖国神社の爆発、あったでしょ、テロ。靖国神社、爆破された。あれ、テロですよ」
勝谷誠彦
「テロですよ」
井上和彦
「ところが、もう見て下さい。メディアは軒並み、ね、『靖国神社爆発音事件』だと」
勝谷誠彦
「そう」
井上和彦
「何やそれと。そしたら、車同士がぶつかったら、衝突音事件かと。ね。ピストル発砲事件があったら、ピストル発砲音事件かって話になるじゃないですか。何で爆発音事件って。だって爆発音がしたって、あれ、七五三の時に、新嘗祭で、が、あって、多くの人が靖国神社の境内にいて」
勝谷誠彦
「ほんとにあれ爆発してたらえらいことですよ」
井上和彦
「えらいことになったですよ。で、それが、ドーンと行って、実際に、あの、天井がね」
勝谷誠彦
「おかしくなって…」
井上和彦
「もう天井が壊れてますからね。こんな、だって、たまたま人が、あそこで怪我しなかっただけで、ちっちゃな子供たちが、着物着て、歩いてたんですから、七五三で」
勝谷誠彦
「だからね、インテリジェンスの知識が少しでも記者にあったら、何であの犯人がもう一回爆薬を持って、金浦空港を通って日本に入れたのかとかね、何で日本で捕まえさせたのかとかね」
井上和彦
「そうですよね」
勝谷誠彦
「あれ向こうで捕まって引き渡すって言ったら、またキーッてなってね、えらいことになるでしょ?」
井上和彦
「絶対そうだと思うんですよ」
勝谷誠彦
「でしょ。そんならもう因果含めて、日本で、それでまたちょっとした罪で、で、また返して、で、向こうでは平穏に暮らすでしょ?」
井上和彦
「韓国は具合悪かったと思いますよ」
勝谷誠彦
「具合悪かったですよ」
井上和彦
「今回はこのテロの問題が起こってる時に、だってテロリストですよ、彼は。あの容疑者ってテロリストですよね。そのテロリストを、だって、日本にね、もう靖国神社をね、爆破したと。それは英雄だぐらいのことを、その、もしたとえばやったとしたら、これ大変なことになりますからね」
勝谷誠彦
「いや、だってあそこ反日無罪ですから」
井上和彦
「だからその、好むと好まざるとに関わらず、日本は、国際社会の一員であるんです。だから日本だけが、戦争を放棄する、あるいは、その、テロと妥協をすることで、テロに巻き込まれないって、こんなね、幻想はやめた方がいいです。テロに巻き込まれるんではなくて、もう、すでに、日本が、この地球上、もう巻き込まれてしまってるわけですからね。さっきのアルジェリアの例もそうです」
勝谷誠彦
「現に海外で巻き込まれていて、巻き込まれてる以上に、巻き込まれそうな日本人を救いにすら行けないという情けない国なんですよ」
井上和彦
「そうですよ。だからその、さっきのエルトゥールル号のね、話じゃないですけど、トルコが、あの、その100年前の恩返しに、イラン・イラク戦争で、大変な状況になった時に」
勝谷誠彦
「助けに行ってくれた」
井上和彦
「助けに行ってくれたって、こんな恥ずかしい話って、ま、ありがたい話で感動の話ですけど、日本国としてどういう国なんだって話ですよね」
勝谷誠彦
「日本人としては、恥ずかしい国ですよね。たとえば、拉致問題。拉致犯罪。ね」
井上和彦
「あ、拉致の問題」
勝谷誠彦
「海外のインテリジェンスの連中と話したら、もう、理解できないと。どうして特殊部隊を、送り込まないのか。1人2人でも場所を特定して」
井上和彦
「そうですね」
勝谷誠彦
「連れて帰ってきて、その人の証言をもとに、詰めていかないと。つまり、手のカードが何もないんだから」
井上和彦
「そうそうそう…」
勝谷誠彦
「要するに、追いつめようも、ないわけですよ。近代国家っていうのは、国民がどこにいようと守るというのが、近代市民国家の原則で、これはイギリス、大英帝国のパーマストン卿という人が言ったんですよ。世界の果てであってもそこにイギリス人が1人いれば、我々は艦隊を派遣するって」
井上和彦
「いや、だからですよ勝谷さん。あの、ほんとに今の国会でもね、こないだ分裂した、維新のね、党なんかもそうじゃないですか。いや、いいこともいろいろ言うんだけれども、ね、僕びっくりしたのが、その、民主党も確かそうだったかな、距離の問題で、そんな遠い所まではって、こう来るわけですよ。距離の問題じゃないんですよね。だったら北朝鮮にね、拉致されてる特定失踪者合わせて400名の人たちを、どうするんですかって話」
勝谷誠彦
「近く、すぐそこ…」
井上和彦
「すぐそこじゃないか。だからそんなもの何もできないのにね、何が距離の問題だとかって、そんな綺麗事言っちゃいけないですよね。これはね、僕はもう…」
勝谷誠彦
「だいたいサイバーのあれでね、世界中が一緒につながってる時にね、明治時代じゃないんだから、南米まで回航するのに1カ月ぐらいかかるとかね、あの、ロジェストヴェンスキー航海じゃないんだから、馬鹿じゃない?あいつら」
井上和彦
「ほんと、分からないですよ」
勝谷誠彦
「(スタッフから指示が出たようで)もうやめろって…(スタジオ笑)」
井上和彦
「え?もう終わりなんですか?(スタッフに)まだ飲み始めたばっかりですよ?(スタジオ笑)」
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____________________________内容紹介ここまで
スクロールおつかれ様でした<(_ _)>
ところで…
2月10日付の産経新聞にこんな内容の読者投稿が載っていました。
駅の前で、「戦争法廃止の署名を国会に届けよう」と演説している人たちがいたそうです。
投稿者(50代女性)のところにも2人組の女性が近寄ってきて、「署名をして下さい」と言われたものの、詳しい内容も分からないので断ると、すぐさま「あなた方の子供が戦争に行ってもいいんですか!」。
投稿者は驚いて「そもそも“戦争法”って何?」と聞くと、何も答えない。
「もしかして安保法制のこと?」と聞くと、「違います」。
「では何を廃止するの?」と問い直したところで、もう1人の女性が「安保法制のことよ」と彼女に耳打ちしたという。
投稿者は、「自分たちが何に反対しているかも分からずに『戦争法』と連呼し、『子供が戦争に…』と不安を煽る、そんな人が平和を守ることはできないと思った」と結んでいます。
“戦争法”反対デモ参加者の中には、はっきり言ってこんなレベルの人も大勢いますよね。
2年ほど前になりますが、「9条の会」の勉強会に参加した読者様のレポートを見ても、まさにそんな感じでした。
それと、ISによる日本人人質殺害事件、井上和彦さんの話で思い出しましたが、青山繁晴さんも当時「アンカー」でこんな話をしていました。
【テロリストにとったら、こんな国論が割れてる国、そしてテロリストに向かうのは今の政権なんですけど、その今の政権がボロカスに、テレビで、毎日やられる国っていうのは、一番やりやすい国なんですよ】
あと、勝谷誠彦さんが言った、これ。
「どこの国でもだいたい、学校の義務教育で軍事のことを教えて、なおかつ大学には必ず、軍事の科目があるんです。日本で軍事を専門に教えてるのは防衛大学だけ」
日本の教育には他にも深刻なことがあって、たとえば、これも青山さんがつい先日、「インサイト」で言っていたこと。
【立場の違いによって意見が分かれたり、あるいは北朝鮮の側からしたら違う話になるようなこと、そういう難しいことに触らないっていうのが、実は日本の、文系学部の、僕は特徴だと思うんですね】
本当に日本っておかしな国ですよね…(T_T)
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※拙ブログ関連エントリー
・15/8/8付:ロンブー淳のテレビ批判!領土問題でツイッター炎上の裏話も 「カツヤマサヒコSHOW」より
・15/11/9付:軍事学を学ばせろ!国家戦略がない日本は「国家」じゃない! 「カツヤマサヒコSHOW」より
・15/12/7付:戦争を清算しきれていない日本と拉致被害者救出義勇軍 「カツヤマサヒコSHOW」より
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竹島に関する動画:英語版(Takeshima - Seeking a Solution based on Law and Dialogue)
尖閣諸島に関する動画もあります。いずれも12カ国語公開されています。世界に広めましょう!
「島根県の竹島英文ページを検索に引っ掛かり易くする作戦」もよろしく。
アニメ「めぐみ」配信中。
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Comments
自分は自衛軍(将来的には核武装も)賛成派ですが、大東亜戦争という呼称は、日中韓共同体であるアンチ西側先進国の満州帝国を想起させるので、余り好きではありません。
安倍さんは長期政権なので急がず、まず9条のみ改正することです。
同時に、解釈変更して関連法を制定しまくる。
改正を欲張ると、選挙対策で古賀派の言う事を聞かねばならず、岸田外務大臣の軍艦島や慰安婦合意という失態を招き、知る人ぞ知る貧乏神ノブテルの面倒をみたり…させられると思います。
また、古賀派が約束通り票を振り向けるとは限らない。
ポスト安倍は岸田や橋下は、ドラッグと同様に、ダメ絶対!
稲田さんがよいと思いますが、右派が続くので緩衝材として、何もしない谷垣のスポット登板もよいかと。
ただし売国しないならば、です。
日銀との連携という魔法が使えなければ国債デフォルトなので、安倍長期政権でなければならないと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=PnuqA1DQBbM
第5回 グローバル化に必須のスキル!ディベートとは? 【CGS 日本再生スイッチ】
https://www.youtube.com/watch?v=srt0i5lvyzs
>個々の戦闘能力なら日本が支那や南北朝鮮に劣っているとは思えません。向こうももそれは分かっていているから情報戦をしかけてくるのです。
それに対処する武器になるのがディベートだと思います。
安保法案反対結構、では対案を出せと言うと「現状維持」などと言います。話し合いをすればいいと言います。自分は強盗や殺人犯と話し合いが出来るのかと聞きたいですね。彼等は家に施錠しないんでしょうか?警察を頼らないんでしょうか?防犯カメラは不要なんでしょうか?あまりにもオメデタ過ぎるその主張には呆れを通り越して日本人そのものの論理的思考力を疑ってしまいます。
よく名前を聞くジュネーブ条約やハーグ陸戦条約も戦争法の範疇に入ります。
元々戦争は無法なものですから、その行動を制限する戦争法は大事なのです。
(と、一度書いておきたかった…w)
http://dragoner-jp.blogspot.jp/2015/10/blog-post_27.html
しかし南シナ海やホルムズ海峡の重要性を認識していない国会議員というのは問題ですよね。
日本の国力の根源が何なのか、その国力に必要なものがどこから運ばれてくるのかなどを普段から意識してないのでしょうかね。
現代はそれらが世界中に広がっていて、国土や領海を守れば事足りるわけではないということさえ理解していないのでしょうか。
アメリカが代わりにやってくれているということも影響しているのですかねぇ…。
あとは余談ですが、話の中に出てくる「飛行機の形や戦艦に詳しい軍事オタク」って、いわゆる兵器オタクという人たちのことででしょうかね。
それはそれで凄いと思いますけど。
兵器の性能がわかっていれば、どのような行動をとるかということも予測できるのですから。
話は違うのですが、英「ガーディアン」誌のウェブサイトに複数のTVキャスターが安倍政権による圧力で辞任されられたという内容の記事がアップされていました。
www.theguardian.com/world/2016/feb/17/japanese-tv-anchors-lose-their-jobs-amid-claims-of-political-pressure
寡聞にしてこれらの記事の方々が「政治的圧力」で辞めたという話は聞いたことがなかったのですが、こういう記事が海外で報道されている件についての問題提起としてお知らせさせていただきました。
そのへんの事情は
CatNAさんのtwitterに詳しいですよ。
https://twitter.com/CatNewsAgency