「アンカー」青山さんお休み 過去の発言総集編
7/21(水)の「アンカー」青山繁晴さんのコーナー“ニュースDEズバリ”はお休みでした。
青山さんは海外出張などで年に何度か「アンカー」のスタジオ出演をお休みされます。
そういう場合はいつも事前に取材などされてVTRの方で出演されるのですが、今回は初めての“完全お休み”です。
(お休みされた理由など詳しくはご本人のブログ2010年07月07日 08時21分18秒および2010年07月14日 13時47分47秒を参照)
このことをご存知なくて、今日いつものように拙ブログを訪問して下さった方もおられるでしょう。
がっかりさせるのも何なので、今日は“ニュースDEズバリ”をはじめ、青山さんが出演された過去の番組から発言を総集編という形でまとめてみました。
青山さんの解説は、その時々の政局にまつわるものがダントツに多いのですが、今回はあえて青山さんが日本という国を考える上でのご自身の信念や理念、そういったものが反映されている発言を中心にピックアップしました。
青山さんの長い発言の中から、これはと思う一部分を私の独断で取り上げる形になっていますので、必ずしもご本人の真意が伝わらない場合もあるかもしれません。
気になる発言を見つけられた方は、リンク先から全文をお読みになって下さい。
過去発言紹介ここから__________________________
■05/12/5放送 関西テレビ「2時ワクッ!」有本恵子さん拉致事件レポート(後編)
「あの、恵子ちゃんのご両親ですら未だにちゃんと言えないことを、僕、今日あえて申そうと思いますが、恵子ちゃんが現地で結婚した石岡さん、誘拐された札幌の男性。日本に、助けて下さいという手紙を出してきた。その後、さっきお父さんがおっしゃってたが、手紙を出したために処刑されたんじゃないかと。北朝鮮側の発表では、小泉さんが行った時に、恵子ちゃん、石岡さん、赤ちゃん、みんな石炭ガスで中毒死したと言ってる。いずれにしろ、ひょっとしたら生きてない可能性もあるかもしれない。なら、なぜ、手紙を出したことがそのきっかけになるかと言うと、実はこんな手紙が来たと北朝鮮に知らせた日本の人間がいるってことでしょ。有本さんは孤立無援の中で、手紙を、今日は誰とは言わないけど、手紙を持って回っていった。その結果、もし恵子ちゃんの身の上に何かあったんであればね、僕ら同じ日本国民として、政府だけには任せておけないでしょう?(涙)。あのですね、最後に言いますが、経済制裁を国民みんなが支持しないとだめです。ここまでやられて日本国民は黙ってるの?」
「金塊をもらってきた金丸信さんだけが悪いというよりも、経済制裁をやれとなぜ国民運動にならないか?未だに家族会、孤立してるでしょ?だから僕らの問題なんです。皆さん、それわかって下さい」
※ちなみに、青山さんは有本恵子さんと同じ神戸出身、しかも同じ幼稚園を卒業されているそうです(青山さんは少し上の世代なので、同時期に通われていたわけではないですが)。
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■06/8/23放送「アンカー」北朝鮮核実験で日本の核武装論が高まる?
「僕は物書きで時々論壇誌に論文を書くが、前に、日本は核武装すべきかという特集が組まれたんです。京都大学の現職の先生が、日本は核武装すべきだと。僕は最後まで、否認しますと。否認とは、否定よりも強く認めないと。その論文は、僕が過去に出した論文の中で一番嫌がらせの数が強かった。北朝鮮とかじゃなくて、日本国内から、なぜそんなこと言うんだ、日本はいつでも核武装できるようにすべきだと、ドッと来たんです。テレビを見てる人は別として、少なくとも国会議員、いま言った先生とか、たくさんいる。で、僕が最初にまず見せたいのはこのキーワードです」
【キーワード】 命ある限り核に反対
「使命としても、天命としても反対する。理由は二つある。一つは、北朝鮮が核武装をします。早ければ年内に実験して持つ。中国はすでに実験して持ってます。そういう国から核兵器で狙われても、核に対しては核でしか対抗できないというのは思い込みです。十分、通常兵器で核に対抗できる。僕らの国というのは、アジアでたった一カ国、本当の民主主義を持ってる。国民国家である。国民共通の体験として広島、長崎がある。ただ悲惨な体験ではなく、戦わない人々を無差別に殺したというのを僕らは知ってるから。僕自身は日本の攻撃力を高めるべきという立場です。さっき出たけど、安倍さん、額賀さんはほんとは先制攻撃論じゃなく、日本の防衛力を高めようということ。僕はその立場に立つのに核兵器だけは反対。意味が違うから。無差別殺人だけはしてはいけない」
「5年ぐらい前に僕は東大で臨時で講義しました。一番成績優秀だった女子学生は、青山さんは、広島・長崎があるから核武装すべきでないと言うが、それはセンチメンタリズムじゃないですか、国家戦略から言ったら、中国は持ってて、北朝鮮も持てば、日本も核武装すべきと。その時に、僕もそう思うと言った学生らが、財務省や外務省など中央省庁に全て入っている。臨時講義として僕はどう言ったか。センチメンタリズムじゃなく哲学だ、理念だと言った。講義には現職の自衛官も連れてった。日本を守ってるこういう人がいるんだと見せた。日本の防衛力は高めなきゃいけないが、それは戦うことを義務づけられた自衛官が戦うことを言うんであって、広島・長崎のように何の罪もない、義務を負ってない人を殺すことはしないというのは、国民国家、日本の理念。中国とも違う、北朝鮮とも違う。やがて朝鮮半島が統一して統一朝鮮が持ったとしても、それとは違う国で日本はいる。核武装しないのは理念である、と僕は言った」
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■06/8/30放送「アンカー」皇室はどうあるべきか?
「僕も実は女性天皇には賛成してるんですが、女系天皇には反対なんです、僕個人で言うと」
「これは僕の記者時代の経験から言っても、世界にたくさん王室ありますが、まず2000年もほぼ一系統で続いてるのは我が国だけで、だからこそ僕たちの文化だと思ってるんですけど、しかもその最初の祖先まで、いちおう神話とか、いろいろ疑問点はあっても、すっとたどれるのは日本の皇室だけ。例えばイギリスのエリザベス2世にしても、少し前まで行けば、誰が祖先かわからないというのが実情なんです。もうヨーロッパの王室というのは全部そうです。他の国もそうですね。ということは僕が言った、女性天皇はOKだというのは、この皇室典範が変わる時に、これ(男子)やめちゃえばいいんです。父系がこれを継承する、だけにすればいいんです。で、女性天皇は過去も生まれてるわけですから、例えば今回も紀子さまのお子様が女の子でも、そうすると例えば雅子妃のお嬢さんである愛子さまが仮に女性天皇になっても、そのお子様は継承できないというふうにしてあればですね、これは何も伝統は変わらないわけです。だから、いいですか、今のは僕の個人的な意見ですが、皆さんに理解してもらいたいのは、もう男系・女系という分からない言葉はやめて、父系・母系だけを考えればいい」
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■07/3/28放送「アンカー」カタール報告 日本核武装を求める2大国
「僕自身は核武装に反対です。しかしよくわかったのは、北朝鮮が核武装しようが、中国が核ミサイルを日本の都市に照準合わせようが、いままでの日本は何にも言ってこなかった。ただ平和が大事、だけ言ってきた。それだけではもうすまなくなってる。むしろ逆に、僕のような反対論も含めて、核も含めてちゃんと議論して、日本だっていろんな選択肢があることを見せることによって、むしろ世界の平和安全が保たれるんじゃないかということを感じました」
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■07/5/9放送「アンカー」日米報道の差 首脳会談・銃乱射・慰安婦
※韓国人学生によるバージニア工科大学銃乱射事件に関連して。
「アジア系の移民はずいぶん差別を受けてるけど、皆さんこれ聞いて下さい。僕、今回一つ感動したのは、日系のアメリカ人、日系人、本当に尊敬されてる。もう1回言いますよ。ワシントン、シカゴ、ニューヨークとけっこう幅広く話を聞きましたが、いや、日系人だけは別だ、と。僕、ナショナリズムで言ってるんじゃないですよ」
「本当に、僕たちは先人たちに感謝すべきで、アメリカに行った日系人が、例えば商売をやる時に、ケチな商売をせずに、地域に奉仕もする、貧しい人には割引もする、それから何よりも、嘘をつかない。絶対嘘をつかない。それはアメリカ人にとって大事なことだから、日系人だけは尊敬されるんです。この(アジア系移民)の中でね、そのことはみんな誇りを持った方がいい。日本ではこういうこと言うとすぐ、ナショナリズムと思われるけど、こういう事実もちゃんと見た方がいい」
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■07/7/11放送「アンカー」有本恵子さんご両親インタビュー
「さっき陰膳が出てきたでしょ。陰膳って昔から日本にある習慣で、これを人情話、普通のそういう話だと僕も最初は思ってたんで、正直言うとね。しかしさっき言ってましたけど、あまりにも美味しかったの。で、お母さん、有本嘉代子さんはもう81才になられてて、80超えてるでしょ。で、僕も自分の母親が80超えてるんですけど、昔、若い時のような味付けはやっぱりだんだんできなくなってて、正直、僕の母親には言わないけれど、味変わったなと思うわけですよ。ところが有本嘉代子さん、81才の作られたあの陰膳の味がね、ほんとにレンコンだけじゃなくてオクラとかね、それからさっきのお魚とかね、えーって言うぐらい美味しかったんですよ。それで僕、あの時はただ美味しいと言って帰ったけど、東京に帰って土日過ごしてるうちに、たまたまあるお菓子屋さんと話する機会があってですね。そのお菓子というのは、作る職人が、本当に誰か特定の人に食べさせたいなと思って作ったら、急に味が変わって、そのお菓子だけが売れるんですよってことをね、東京のけっこう古いお菓子屋さんの話を聞いて、僕ははっと思い当たって、そうか、あれがあんなに美味しかったのは、お母さんが恵子ちゃんに食べさせたいからだったんだなと(涙)、正直僕は、それまで気がつかなくて、何て浅はかだと思いますけど、初めてわかったんですよ。それで、お母さん、さっき正直に言われてたでしょ。行方不明になってもう20年経ってるわけだけどね、20年以上経ってるわけだけど、陰膳始めたのは、実はまだ8年ぐらい前ですと、お母さん嘘つかない人だから、飾らないから、そう言われてたけど、その8年前っていうのは、北朝鮮の子供たちが飢えてるというのをテレビでたまたま見て、あ、自分たちは、ひょっとして恵子はね、石岡さんという人と結婚して、ひょっとしてある部分で幸せなのかなと思ってたけど、そうじゃなくて飢えてるんだということがわかって、そこから陰膳を作り始めたわけですね」
「そうすると、僕らが拉致被害者の運命を考える時に、今、たった今、この時間もね、誘拐されていってまだ帰ってきてない100人を超えるであろう人々、小泉さんは5人は取り返してくれたけど、その後の再訪朝で家族を戻したためにそこで止まってしまった。じゃあ残されてしまった人々は、最近話も出なくなってる人々は、今どんな生活してるかというのは、僕も含めて、この僕も含めてね、ほんとはよくわかってなかったんじゃないかなと思うんですよ。だからあの陰膳がみんなに訴える意味っていうのは、ただの人情話じゃなくて、僕たちが本当に拉致被害者のことを考えてるのか、考えてないのかということを、僕、問いかけてると思うんです」
「実はあの、ロケをやってる時にですね、収録やってる時に、有本嘉代子さん、お母さんが、ちょっと、ここカメラ止めて下さいと言われたところがあったんです。それを、ごめんなさい、お母さん、ごめんなさいね。ここで僕、ある程度言ってしまいますが、実はね、この19年の闘いの中でね、拉致議連とかできましたね。国会議員の会で。それからメディアとか、いろんな人が味方するように見えるけれども、じっと眼を見るとね、本気なのか、本気でないのかが、実はわかるんですと。最近、ますますそれがわかるようになりましたとおっしゃったんです。で、お母さんが挙げられた、眼を見て本気でわかる名前、これ、今どういう地位にあるかとか、そういうこと関係なく、お母さんのおっしゃった通り言うと、平沼赳夫さんとか、安倍晋三とか、それから中川昭一とか、そういう名前を挙げられました。で、お母さんはこういうお人柄なんで、じゃあ嘘だとわかる人の名前は、お母さんは決しておっしゃらなかった。だから僕は、本当はカメラを止める必要もなかったんじゃないかと思うんですが、それは政治家だけのことじゃなくて、最後は私たち国民が、どこまで一致して、政権がどう変わろうとです。選挙がどうなろうと、とにかく拉致被害者を最後の一人まで取り返す、その決意があるかどうかということなので」
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■07/7/18放送「アンカー」日本外交の活路はロシアにあり?
「今日、最後にどうしても僕、これだけは言いたいことがあって、参議院選挙の公示があって1週間経ちましたね。その1週間の間に、今出てきたアメリカとか中国とかイギリスとか、話に出てこなかったけどフランスとか、いろんな国々の研究者と、それから政府高官から、もう嫌になるぐらい僕に問い合わせが来るんです。言葉は違うんだけど趣旨はほとんど同じで、その、日本の国政選挙は外国の選挙と1点だけ違うけど、なぜ違うのかと聞かれる。その違いは何かというと、なぜ日本の国政選挙は、外交と安保が争点にならないのか?と。今、6カ国協議やってて、たとえば北朝鮮問題で、拉致被害者を全員取り返すのか、それともちょっとの人数でとりあえず妥協するのか、そうやってたくさんの違いがあるはずなのに、なぜ日本の選挙ではそれが争点にならないのか?と。で、これ、僕は実はアメリカに対しては、余計なお世話ですと、It's none of your business.と言ってやり返したんですけど、しかし僕らの国政選挙がいつも外交・安保が争点にならないから、それが世界への逆メッセージになってしまってるから、とにかく外国で何をやっても日本は文句言わないということになってるわけです」
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■07/10/24放送「アンカー」防衛省の闇と自衛官の不信感(おまけ:金大中事件)
※アフガニスタン関連の特集で、番組が、現地で医療ボランティア活動を続けるNGO(ペシャワール会)代表の中村哲医師に最新事情をインタビュー。インド洋の海自の給油活動について反対を唱えた中村哲医師について。
「まず中村さんの活動はね、実際に中東で高く評価されてます。で、中村さん、自分の利益のためにやってるんじゃなくて、本当にアフガンの人々はじめ中東のためにやってますよね。そこは評価し、それから中村医師のお話の中でね、たとえばテロリストが数人いるだけで村全体を爆撃した例が、これはISAFというよりもおそらく米軍の不朽の自由作戦の方だと思いますけど、そういう例は僕も聞いてます。それからイスラムの世界で酒を平気で飲むという行いも聞いてます。そういうところから中村さんの言ってることは正しいことが多いけど、ただ一つね、日本の給油というのは爆撃機に油を入れてるんじゃなくて、こないだも言いましたけど、あくまで海上阻止行動なんで、海を使ったテロリストのための運搬とかテロリストの利益になることを阻むためにやってますから、そこはその、むしろアフガンの中にいると見えない部分だと思います。噂話としてはね、たとえば米軍の戦闘機に日本の油が入ってるって噂が出ることもあるし、僕がイラクに行った時も、頭の上にやってきた戦闘機が本当は日本のじゃないかと言われたこともあるしね。だけどそこはあえて冷静にやっぱり見るべきで、NGOという市民がやるべき活動と、それから主権国家たる日本がやるべき活動は、やっぱり両方とも必要なんですよ」
「干ばつに対する灌漑事業も含めてですね、あるいはダムを作ったりそれから電力の供給、それからもちろん発電も含めてね、そういうことは日本がいずれやらないといけません。で、それと同時に、それをやろうとしたら、日本やあるいは欧米諸国の支援でそれやろうとしたら、それはイスラムの敵だと言ってテロリストがやって来るのも事実なんですよ。市民に水が渡る事業なのに、それがイスラム教徒以外がやると全部敵だっていう話になるのがテロの世界なんで、そこはやっぱり治安維持をやらなきゃいけないわけですよ。そうすると治安維持でたとえばドイツやフランス、特にドイツのようにですね、イラク戦争に真っ向から反対した国が兵士を出してきて、20数人も死んでるでしょう。で、日本がそれに守ってもらって安全なとこだけやるって言ったら、また話が通らないわけですよ。だからやっぱりね、両方やらなきゃならないってことなんです」
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■07/12/24放送「アンカーSP」安倍辞任と大連立の真相
「最後に皆さんに申し上げたいのはですね、安倍さんがただただ下痢で辞めただけだったら、この国はいったい何なのかって話でしょう?せっかく若い52才の総理が出て、賛否両論あってもとにかく理念を掲げてやろうとした政治家が、わけもわからず辞めた、この国の政治はだめなことだけなのかとみんな思ってるでしょうが、もう一回言いますが、賛否両論あっても安倍さんは戦後体制を覆そうとしたから、大きな大きな、今までのままでいてくれという勢力に潰されたという側面を考えれば、実は安倍さんは生け贄になったんで。世の中が大きく変わろうとする時、この国にも幕末って青春があった。その時にたとえば坂本龍馬は32才で死んだ。そのようにたくさんの生け贄が必要なんで、そこを考えれば、安倍辞任という今年一番わけのわからないニュースにも希望があると」
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■08/1/16放送「アンカー」首相引っ越しと防衛汚職(付:シー・シェパード)
※2008年1月15日に発生した、シー・シェパードの日本の調査捕鯨船への妨害・不法侵入事件について。
「これね、日本の食文化である捕鯨に関連してね、こういう行為、前からありましたよね。でも最近急に多くなって、激しくなったっていうね、その背景が実は一つあってですね。去年の12月ぐらいから激しくなってるでしょ。今回の事件もそうですけどね、オーストラリアの周辺、オーストラリアからそれから南極にかけてのあの海域で、こう紛争が起きてるわけです。実は去年の12月にオーストラリアの首相が変わったんです。それまで日本に比較的近かったハワード首相から、オーストラリア労働党のケビン・ラッド首相に代わって、このラッドさんというのは非常に有名な親中派なんですよ。中国に外交官として赴任しててね。で、今、自分の息子が中国に留学してて、だからはっきり言うと、その裏返しでけっこう前から反日的なわけです。で、急にそのオーストラリア政府が態度を変えて、日本の調査捕鯨に対して海軍の船を出すと言い始めたりね。それから今まで合法と言ってたのが、急に違法な判決が出たりね。すでにオーストラリアの態度の変化が背景にあるんですよ。それで今日の事件もアメリカのその、環境保護団体ってことになってるけど、乗り込んでるうちの1人はオーストラリア人ですよ。だからね、あの、そういうことにちゃんと目配りをして、これは外交全体で取り組んで、この、日本に対する捕鯨の問題に限らず、いわば反日のような動きについてはちゃんと対処しないといけないです」
「僕たちが一つ参考にすべきなのはね、ソウル五輪やった時にね、88年でしたか、ソウル五輪やった時に、韓国は犬を食する文化があるでしょ。あれも韓国の伝統文化ですよ。で、それに対して、犬を食べるのはやめないとオリンピックさせないぞっていう脅迫をいっぱい受けたわけ。政府レベルでも受けた。その時に韓国はけっこう実際悩んで、迷ったけど、最終的には食文化を守ったんです。だからやっぱりそういう例も見ながらね、日本は外交全体として、これ、取り組むべきですよ」
「米英に出張するとですね、向こうの政府のけっこう上の方ともこれ、けっこう怒鳴り合いになるんですよ。その時にいつも言うのはね、みんなが言うことですよ、君たち、牛を食べてるでしょ。僕らも食べるけど、だけど牛を解体するシーンっていうのはテレビで見たことないじゃないですか。牛の頭を叩いて首を落としてって。鯨の解体シーンはテレビでも前、やってたでしょう。だから、君らは自分の食べてるものがどうやって作られたのか知らないだけだと。だけど私たちはちゃんと鯨解体するシーンも子供たちは見て、その上でありがたくいただいてるんだと。室井(佑月)さん言った通りですよ。どっちが野蛮なのか。うん」
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■08/3/19放送「アンカー」チベット暴動 写真が暴く中国の嘘
「私たち日本国民が恥をかくんですよ。こんな、チベット騒乱がなかったような顔するっていうのはね。それからちょっと最後、10秒だけ言いたいのはですね、その、チベット暴動っていう言い方も僕はほんとはしたくない。というのは、やっぱり普通に考えれば、チベット人というのは、どう考えても中国人じゃないように僕らには見えますね。で、その中でどんどんチベット人と言える子供が減っていく中で、北京五輪を利用したと言う人がいるだろうけどね、そういう意見はあるだろうけど、勇気を持って、ただ石ころだけを手に立ち上がったところもあるから、それだからこそ中国にとっても、嘘じゃない本当の情報を、ま、必死で集めてるわけですから、この番組、このコーナーで伝えたいのもそういうことなんです。一方的に中国を非難するのが目的じゃなくて」
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■08/3/26放送「アンカー」硫黄島陥落63年 栗林中将の法要
※08年3月23日、長野県の明徳寺で開かれた栗林忠道陸軍中将の63回忌法要に参加した青山さん。
「戦争が終わって63年ですね。ですから硫黄島の戦いが終わって、硫黄島がアメリカ軍に取られ、この栗林、当時の中将以下が、2万人が玉砕して、63年です。で、皆さんよくご存知の通り、人が死ぬと日本では50回忌まではありますけど、60回忌なんてありませんよね。それをどうしてわざわざやったかというとですね、実はこの栗林中将、アメリカでは大変なヒーローで、ブッシュ大統領の演説に出てきたり、だいたいクリント・イーストウッド映画監督がわざわざこの人を主人公にして映画を作ったりするぐらい、アメリカではヒーローで有名なのに、日本では私たちが忘れてた、僕も含めて、忘れてただけじゃなくて、地元の長野県松代町、生まれたお家がある所では逆に悪者にされてた。ずっとその、若い人を死に追いやった、その、軍人としてずっと悪者にされてたから、今まで名誉が失われたままで来たと。だからこの法要をまず、普通の法要じゃなくてですね、名誉回復のために、あえて本来の区切りじゃない63年目に行うという法要なんですが、実は関係者にたとえば今朝、僕、詳しくお話お聞きしたんですけど、やったの日曜日なんですけど詳しく聞けたのは今朝で、ずいぶんと嫌がらせがありましたと。そんな法要をやるのかと。それから青山って奴が来ること自体もよくないとか、いろんな嫌がらせがあったそうですが、その中をまあ、50人ぐらいと主催者思われてたのが150人以上、お寺にもうあふれるぐらいたくさんの方がお見えになったんですね。しかしその、普通やるはずのない法要っていうだけじゃなくてですね、この法要がどれほど実は胸を突く異様なものかっていうのはですね、法要をしてもらってる人たち、つまり亡くなった栗林中将、それから栗林中将だけじゃなくてね、今からVTR見ていただきますが、祭壇にはですね、そのちょうど終戦の日のように、硫黄島の犠牲者全体の碑が立ってるわけですね。ところがみんながそこにいないんですよ。いなくて、つまりね、法要って、お寺で法要やったらお墓があって、お墓に遺骨があるじゃないですか。それが実はなくて、代わりに何があるかというと、石ころが置いてあるわけです。ね。それがどういう意味なのかを、今日はVTRをまずじっくり見ていただきたいと思います。はい」
「VTRの最初の方にですね、祭壇のところに石ころあったでしょ?白い布に包まれた石ころ。あれ、日本人がとってきたんじゃないですよ。あれはアメリカ人がせめて、ね(涙)、戦った敵のアメリカ人が、せめて遺骨の代わりにと言ってくれた石ころなんですよ。あの硫黄島で亡くなった人は、VTRにもありましたけれど、私たち普通の庶民と同じような、大工さんとか、魚屋さんとか、学校の先生とか、役場の人とか、そういうパン屋さんとか、和菓子屋さんとか、記録見るとそういう人ばっかりです。もう戦争末期で職業軍人はほとんど残ってませんでしたから。その方たちが2万人亡くなって、戦争が終わって63年経つのに、今の帰ってきた人はただの8000いくらですよ。1万2000人ね、島で眠ると、きれいなことを言っちゃ駄目ですよ。島で眠るなんて(涙)、ほんとは閉じ込められてるわけでしょう?ね。60年間、僕たちに見捨てられたまま、僕たちが忘れたまま、あの島に、あの南の熱い熱い地熱の島に、そのまま閉じ込められたままでいるから、法要やってもお墓の中は空っぽ、祭壇に置かれてるのもアメリカ人がくれた石ころ。それで私たちはあの戦争を克服したと言えるんでしょうか」
「事実、あの巨大な帝国陸軍と帝国海軍の組織の中で、最後まで日米開戦に反対したのは栗林さんたった一人なんですよ。ね。海軍の有名な山本五十六中将も最後は真珠湾攻撃でアメリカと戦争に踏み切ったでしょう?栗林さんだけは最後まで反対したんですよ。でも戦争になってしまったから、戦争になってしまって、どうして栗林さんが硫黄島で皆さん、見ていただいた地下の塹壕を掘ったかというと、兵士の命なんかどうでもいいんじゃなくて、そうじゃなくて、この硫黄島で必ずみんな死ぬけれども、この地下で籠もったら、1日戦いを引き延ばしたら1日分、アメリカ軍が硫黄島を拠点にして本土を爆撃するのが1日減って、その分女性と子どもが生き残って、あのアメリカの空襲が、大阪大空襲も東京大空襲も兵隊じゃなくて、女性と子どもを中心とした一般市民を狙ってたのをみんな知ってるでしょう?ね。栗林さんはそれを減らそうとして、あの硫黄島で最後まで穴に籠もって戦って、そして死んだんです。それを敵だったアメリカ人はよく知っててヒーローにしてて、日本人は忘れたまま、未だに遺骨、何も、1万2000人の遺骨はまだ何も帰ってこなくて、皆さん、見ていただいたあの海上自衛隊の基地は、滑走路の下に日本の方々が眠ったままなんです。閉じ込められたままなんです。眠ってるんじゃなくて閉じ込められたままなんです。どうしてかというと、硫黄島が戦争が終わって23年後の1968年に日本に返還された時に、私たちが主人公のこの国民国家の政府と私たちが育んだはずの自衛隊が何をしたかというと、滑走路を少し横にずらしただけで、だから一部しか遺骨は出ないわけです。ほとんどの遺骨はその滑走路の下に閉じ込められたまま、今この時間も、たった今も海上自衛隊機がその上にドーンと着陸してるわけです」
「この『アンカー』のおかげで、一昨年の12月に(硫黄島現地レポートを)放送して、いろんな反響ありました。嫌がらせもありました。しかしその中に、海上自衛隊の現役の機長から僕に手紙が来て、封を切るまでは、あなた何てことを講演やテレビで言ってるんだという手紙かと思って、僕も不安だったんですけど、開けてみたらですね、いいですか、現役の機長ですよ、彼は今も硫黄島を飛んでるわけですから。青山さん、私はね、硫黄島の上で操縦桿を倒して、着陸する時に、これでいいのか?と。俺がドーンとこの機体を降ろしたら、その下で私たちのために死んだ人の上にどーんと重しをかぶせることになるのに、これでいいのかと思ったけども、自衛隊という組織の中では話ができない。ようやくこれに気がつく日本国民が出てきたことを、私は評価したいというお手紙をいただいたんです」
「今、VTRの中にドラム缶出てきましたね。あのドラム缶に雨水を溜めて、それだけが命の頼り、よすがだったんですけど、その玉砕した島で1033人だけ生き残った。2万1000人のうち1033人だけ生き残った、そのうちのお一人の金井啓さんって方に会いに行きました。会いに行った時にですね、あれをして、これをしてくれっていうことは一切おっしゃらないまま(涙)、青山さんね、もうずっと水だけが60年間頭にあるんだよ。というのは、青山さん、あそこに行ったんだってね。ドラム缶見たでしょ?ドラム缶触りましたか?、ああ、ドラム缶触りましたよと言ったらですね、あの中に入った雨水は、青山さん、あの硫黄島だからね、熱湯になるんだよと。70度の中だからね、熱湯になってね、先に死んでいく戦友の唇にそれ浸したら、熱湯だからね、唇が腫れ上がるんだよと。だから私はずーっと水を冷やして、1杯のお水を冷やして、60年間祈ってきましたとおっしゃったんです。だからどうしろってことは、一言も謙虚にしておっしゃらなかった。だからもう一度ですね、みんなが、この中で見てくれた方の1%でも2%でもですね、お水を毎日できれば汲んでいただいて、冷やして、南に向かって祈っていただくと、だんだんだんだん、そのお水の運動が広まって、誰が言い出したかをみんなが忘れる頃に、そうだ、あの滑走路を引き剥がせという国民の声が必ず出てくると思ってますから」
※この回のお話に登場した金井啓さんは、2009年2月に永眠されたそうです。
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■09/3/29放送「アンカーSP」奇跡の3ショット 宮崎×青山×森田激論
※テーマは「理想の日本の姿について」。これを変えれば日本は変わるというものを各出演者がフリップで提示。青山さんは「みんなの手づくりの憲法を」と書いた。
「今の世界同時不況もはじめ、こう目の前のことで僕たちほんとに手一杯なんですけど、日本がやっぱり戦争に負けて今年で64年経つんですけど、根幹にやっぱり憲法の問題があると思ってます。で、第一にはですね、憲法というのは実は政府が国民にこうしなさいというんじゃなくてですよ、たとえば人を殺してはいけませんという刑法と違って、憲法というのは、私たち主権者の側から政府にこうしなさいっていうのが憲法の姿ですから。そうすると僕たちは、日本が民主国家になって国民が主人公になってから、政府にこうしなさいと、こういうモラルでこの国を作りなさいと言ったことがないと思うんですよ。すなわち今の憲法は賛成の人も反対の人も、どこから見てもやっぱり旧占領軍が原案作ったことは疑いようがないんで。だからあの、無理にこれ、やわらかい言葉使おうとしたんじゃなくて、ほんとに賛成の人も反対の人もいっしょにもみ合って、僕たちのこの手で作って、この国の理念はこうで、政府はこうなきゃいけないっていうのを、主権者が最終的にこれを、一つ今、考えてますと。どうしてもその足元が定まると、たとえば雇用の問題も、どうして自分の仕事があっても人の仕事が失っちゃいけないのかっていうことがですね、誰でも分かるっていうことがあると思うんですよ。それからもう一つ、たとえば憲法を守りたいって方も、おそらく憲法そのものを守りたいんじゃなくて、憲法の中にあるたとえば平和主義は守りたいと思うんですよ。しかしたとえば今の憲法9条に、第2項に交戦権、これ認めないって書いてありますけれども、そういう主権国家って普通は考えられないから、無理に結びつけるんじゃなくて、たとえばやっぱり北朝鮮という独裁国家が日本国民を誘拐しても平気でいられたっていうのはですね、その交戦権も持ってない国っていうのは国家じゃないから、つまり何の反撃もないだろうって安心感のもとに行われたというのが、個別具体例を見ていくと、だんだん共通項が浮かび上がってくるから。ということは、あの憲法ができた時に平和主義をどうやって作るかっていう具体的な在り方と、今、僕たちが生きてるこの北東アジアの中で平和主義を貫くにはどうしたらいいかっていうのをね、具体的には違うと思うんですよ。だから平和主義であれ民主主義であれ、きちんと実行するためには僕たちが手づくりでもう一回、ものすごい議論になって、たとえば僕なんかもきっと護憲派から罵倒されるでしょうが、それが大事だと思うんですよ」
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■09/4/15放送「アンカー」皇室のふたつの重大危機 雅子妃ご病気と男系継承
「皆さん、今日はまずね、僕の言葉遣いについて一言申しておきたいんです。日本は言霊(ことだま)の国ですから、言葉遣いはとても大切で、実は僕は共同通信の記者時代には、皇室に対してなるべく敬語を簡素化しろ、あんまり使うなという意味の訓練を受けたんですが、僕は内心反対でした。で、今日も僕は丁寧な言葉を使いますけれども、他の方と多少違うかもしれませんが、本来はこうあるべきじゃないかなと僕は個人的に思ってます」
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■09/5/28放送「アンカー」北核実験の裏側&日本は核武装議論を!
「これ、まずね、核武装論じゃないんですよ。核武装論ていうのは核武装、日本もしましょうということをはっきり決める立場であって、もちろんそういう立場もあるんですよ、あくまで議論なわけです。だから賛否両論になるって当たり前ですけども、これあえて、これ強調して書いたわけです。で、僕個人の立場は、この番組で何度も申しましたが、日本の核武装には反対です。で、まあ今日、個人的見解を述べる時間もないし、そういう趣旨の番組でもありませんから、でも一言申しておくとですね、あの、僕はこの日本が再生していくためには、日本の新しい理念が必ず必要だと思って。私たちが共通で抱ける日本の理念が必要で、その核の中、そのコアの中にね、中核の中に武士道の精神っていうのが必ず生かされるべきじゃないかなと、個人的には思ってるわけです。で、武士道っていうのは基本的に刀は抜かないことと、それから抜いた時には、たとえば罪なき村西利恵(関西テレビアナウンサーでコーナー進行役)を殺害するんじゃなくて、武器を持ってる、その、あえて言うと、その、国家の任を帯びてこちらを殺しに来る人だけ殺害するっていうのが、武士道のその、一番の魂ですから、核兵器っていうのは、基本的に敵の兵士を殺すよりも敵の市民を殺すことによって勝とうとする考えだから、僕は賛成できないんですよ」
「そのかわり、これもはっきり申しますと、今までの反対論と違って、僕は核を持たないかわりに、例えば空母を、軽空母、軽い空母ですけれども、動きの速い空母とか、日本はエンジンを原子力で動かす原子力潜水艦を持つべきだっていう立場ですから、広島・長崎があるから日本は核武装に反対というのは、全然違います。しかしその、今のあえて、僕のその、今ちょっと違う意味の反対論を述べてみたんですけど、その、今までの反対論もあっていい。それから賛成の議論も当然あっていい。核には核じゃないですかという、それも現実論ですから。そういう議論をすることが実は最大の抑止力になる。それはどうしてかというとですね、本当は北朝鮮のごときの技術力と比べて、日本の技術力を考えるとですよ、たとえばこれちょっと東京の話で申しわけないけど、東京で一番新しい地下鉄って大江戸線ですよね。で、大江戸線っていうのはもうエスカレーターで下りて、下りていって、深ーい地下を走ってる地下鉄っていうのは、大阪の方でもよくご存知だと思います。それは今までの地下鉄線とですよ、見事に共存して、すれすれに通して、この地震の多い国で完全に運用できてるわけですね。これ全く民間、民生用の技術だけども、これいざとなったら、たった1発の移動式核ミサイルを日本は持ったらですよ、それだけのすごい高速で利用できる地下施設を持って、どっからでも撃つことができるってなるわけでしょう?だから日本でひょっとしたら核武装の可能性もあるんだって、世界に思わせることほどすごい抑止力になる話は、ほんとはないわけですよ」
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・09/7/8放送「アンカー」報道されないウイグル暴動の真実
「胡錦濤国家主席。この中国のトップである胡錦濤国家主席が、今回どうしてサミットから急に帰ったのか。あの、さっきのストレートニュースでも触れましたがもう一度言いますとね、ま、さっき言えなかったこと言いますとね、日本の新聞は、サミットで批判されるのが嫌で帰ったんだろうと書いてあるところがけっこうありますが、ちょっと待って下さい。チベット暴動と全然違ってて、アメリカもイギリスも日本もほとんど何も発信してないじゃないですか。アメリカも懸念を示しただけでしょう?だからそこからわざわざ逃げ出すっていうのは、その、今回のサミットの意味の大きさ考えると、そんなことで説明がつくはずがない。本当の、胡錦濤さんの脳裏に浮かんでるのは、本当はこんな映像だろうと思うんですよ」
【キーワード】 1989年のベルリンの壁崩壊
「そんなの関係ないじゃないと思う人いるかもしれませんが、それが僕たちアジア人がよく考えるべき事でですね、今からちょうど20年前、日本でも昭和天皇が亡くなった重大な年ですね。昭和が終わった年ですけれども、この年からその、20年の間に何が起きたかというとですよ、社会主義がいわば負けて、社会主義のあの、この箱の中にですね、社会主義って締め付けの中に少数民族がこういっぱい入ってたわけですね、無理やりに、ユーゴスラビアとかいろんな所に。それが社会主義がこう負けたために、少数民族がバーッとはじけてですよ、自分たちの本来の場所に帰ろう、本来の国を作ろうっていう運動がずーっと起きて、20年間ヨーロッパはずっと苦心惨憺やってきて、ようやく最近新しい秩序が、血は流したけれども、自ら血を流して作ったわけですよ。アジアはずっとそれをせずに来たわけですね。だから中国もその、チベットやウイグルとか、そういう少数民族の問題がそのまま残されてしまった。しかし20年間なかったけど、ついにアジアにもそれが始まるのかなということを、胡錦濤国家主席は戦略家ですから、広い目で見てるから、とうとうこのベルリンの壁崩壊のアジア版が始まるんじゃないかってことを懸念したから、実はバッとサミットから帰ったということであって、その、非常に深い問題ってことは、アジアの国境線の引き直しにもつながっていくってことなので、この、日本だけが関係ないってことはありませんよということをですね、皆さん最後に考えていただきたいんです」
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■09/9/23放送「アンカー」優先順位がおかしい鳩山政権&動き出してる外国人参政権
「公明党はもともと民主党と政策が近いですから、どっちかというと、そっちに動かす為に外国人地方参政権を小沢さんが道具に使ってるというふうに、僕は見るのが実は一番フェアだと思います。で、それが実際にそうなるとどうなるかってことを、私たち今から考えるべきで。賛成、反対ありますよ。しかしあえて1つの証言をね、前も話したかもしれませんがもう一度言っとくと、たとえば対馬の市長さんは、対馬は韓国領だという国会議員が韓国にいらっしゃるわけですね、もしも在日外国人に地方参政権を認めたら、たとえば対馬の市長は、そうですね、対馬は日本というよりは韓国の方に入るべきですね、と言うような市長でないと、もう市長になれないと思います、ということを僕に証言されたりしてるわけですよ。それが正しいかどうかも含めてですね、ちゃんと国民が点検できる時間が必要なんですよ。来年の通常国会にいきなり出てきて押し切られるとなると、この政権自体の性格が僕は危ういと思ってます」
「やっぱり僕たちは今のうちにその、鳩山政権に対してですね、実質小沢さんが力を持ってる政権ですけど、この特にお2人に対して、何が最優先なのかっていうことを、もう国民がはっきりその、声を挙げる時期だと思います。というのは、今でないと間に合わないですよ。もうあの、たとえば小沢さんの仕掛け早いでしょ。来年の通常国会にもう目鼻付けたいと言ってるわけですから。こっちの、有権者の側も声挙げたら、後から挙げるんじゃなくて、やっぱり政権交代した直後だからね、1週間だから早すぎるんじゃなくて、声挙げるんだったら今のうち。ほんとはだからその、やり直すなら今のうちと僕は言ったのは、政権に対して言っただけじゃなくて、有権者が声を挙げるのも今のうちじゃないかということなんですよ」
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■09/11/11放送「アンカー」外国人地方参政権と外国人住民基本法で日本侵食
「特別永住資格をお持ちの、ここの方々(特別永住者の約42万人)は実は毎年だいたい1万人ぐらい減っていってるんですよね。歴史が遠ざかっていきますから。逆に中国の方々はその、毎年1万人以上ずつ、これ増えていってるんですね。で、中国が狙いを定めた国に人を出すっていうのは昔から行われてる政策で、はっきり申せばチベットでもウイグルでも、どんどん漢人の人々を増やしていって、今の現状になってるわけですね。で、これを心配してる人は他にもたくさんいてですよ、たとえば僕がラオスに行った時にラオスの関係者からですね、ラオスの、ま、関係者から聞いたのは、その、ラオスは中国からそんなに大きい援助を受けてるわけじゃない、日本の援助が一番大きいのに、中国はそのわりと小さい援助ですら、この援助がほしかったら首都のヴィエンチャンにチャイナタウンを作れということを要求してきて困ってるんですよ、って話があるんですね。で、もうひとつ言うと、沖縄の県庁、沖縄県庁の幹部の方、名前ちょっと出せないですけど、最近の話を聞いたらですね、その、どんどんその中国の方が増えてる気配があって、もしも中国の人に沖縄県知事選での参政権、投票権ができたら、あっという間にここに増えて、つまり少なくとも中国寄りの知事でないと、その、当選しなくなるっていうのは、もう肌身で感じてますよということがあるんですね。で、そうすると、もしもこの法律ができたら、その、在日韓国人の方々もその、大きな影響力を持つから、この番組で何度も対馬の話をしましたけど、対馬だけじゃなくて沖縄も変わり、そしてたとえばこの大阪やあるいは東京にチャイナタウンができていって、チャイナタウンってその、普通の日本国民は何となくロマンチックに思ってるけども、いや、諸外国の受け止めはそうじゃなくて、もう中国の国家戦略として見てるわけですね」
__________________________過去発言紹介ここまで
ちなみに、拙ブログで起こした青山さんの出演番組でアクセス数が多かった順に並べると、おそらくこのようになるのではないかと。あくまで私の感触ですが。
・07/5/23放送:「アンカー」ペルー日本大使公邸人質事件の真実
・08/4/5放送:「ぶったま!」チベット問題 天台宗僧侶の勇気ある発言
・09/2/21放送:「ぶったま!」中川会見問題 財務省とメディアの責任を問う
私が初めて青山繁晴という人を知ったのは、今日最初に紹介した「2時ワクッ!」の有本恵子さんの特集でした。
それもあって、青山さんといえば特に拉致問題に熱心な人という印象が私の中では強いです。
その拉致問題ですが、現在、金賢姫元工作員が来日中ですね。
招聘の手法やタイミングなど国内外からいろいろ批判も出ているようですが、招聘した以上は拉致問題が少しでも進展するよう祈るのみです。
あと、青山さんと言えばもう一つ、「命ある限り核(兵器の保有)に反対」。
これについては今も私は「うーん、どうだろう」と思っています。
もし本当に通常兵器で対抗できるのであれば核なしでもいいんでしょうが、ただ、たとえば軍事面でなく外交面で見た時、今のところ、やはり核を持ってるか持ってないかで国際社会の扱いも全然違ってきてるように思うので。
※拙ブログ関連エントリー
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんのブログです。ご本人に直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
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「実はあの、ロケをやってる時にですね、収録やってる時に、有本嘉代子さん、お母さんが、ちょっと、ここカメラ止めて下さいと言われたところがあったんです。それを、ごめんなさい、お母さん、ごめんなさいね。ここで僕、ある程度言ってしまいますが、実はね、この19年の闘いの中でね、拉致議連とかできましたね。国会議員の会で。それからメディアとか、いろんな人が味方するように見えるけれども、じっと眼を見るとね、本気なのか、本気でないのかが、実はわかるんですと。最近、ますますそれがわかるようになりましたとおっしゃったんです。で、お母さんが挙げられた、眼を見て本気でわかる名前、これ、今どういう地位にあるかとか、そういうこと関係なく、お母さんのおっしゃった通り言うと、平沼赳夫さんとか、安倍晋三とか、それから中川昭一とか、そういう名前を挙げられました。で、お母さんはこういうお人柄なんで、じゃあ嘘だとわかる人の名前は、お母さんは決しておっしゃらなかった。だから僕は、本当はカメラを止める必要もなかったんじゃないかと思うんですが、それは政治家だけのことじゃなくて、最後は私たち国民が、どこまで一致して、政権がどう変わろうとです。選挙がどうなろうと、とにかく拉致被害者を最後の一人まで取り返す、その決意があるかどうかということなので」
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■07/7/18放送「アンカー」日本外交の活路はロシアにあり?
「今日、最後にどうしても僕、これだけは言いたいことがあって、参議院選挙の公示があって1週間経ちましたね。その1週間の間に、今出てきたアメリカとか中国とかイギリスとか、話に出てこなかったけどフランスとか、いろんな国々の研究者と、それから政府高官から、もう嫌になるぐらい僕に問い合わせが来るんです。言葉は違うんだけど趣旨はほとんど同じで、その、日本の国政選挙は外国の選挙と1点だけ違うけど、なぜ違うのかと聞かれる。その違いは何かというと、なぜ日本の国政選挙は、外交と安保が争点にならないのか?と。今、6カ国協議やってて、たとえば北朝鮮問題で、拉致被害者を全員取り返すのか、それともちょっとの人数でとりあえず妥協するのか、そうやってたくさんの違いがあるはずなのに、なぜ日本の選挙ではそれが争点にならないのか?と。で、これ、僕は実はアメリカに対しては、余計なお世話ですと、It's none of your business.と言ってやり返したんですけど、しかし僕らの国政選挙がいつも外交・安保が争点にならないから、それが世界への逆メッセージになってしまってるから、とにかく外国で何をやっても日本は文句言わないということになってるわけです」
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■07/10/24放送「アンカー」防衛省の闇と自衛官の不信感(おまけ:金大中事件)
※アフガニスタン関連の特集で、番組が、現地で医療ボランティア活動を続けるNGO(ペシャワール会)代表の中村哲医師に最新事情をインタビュー。インド洋の海自の給油活動について反対を唱えた中村哲医師について。
「まず中村さんの活動はね、実際に中東で高く評価されてます。で、中村さん、自分の利益のためにやってるんじゃなくて、本当にアフガンの人々はじめ中東のためにやってますよね。そこは評価し、それから中村医師のお話の中でね、たとえばテロリストが数人いるだけで村全体を爆撃した例が、これはISAFというよりもおそらく米軍の不朽の自由作戦の方だと思いますけど、そういう例は僕も聞いてます。それからイスラムの世界で酒を平気で飲むという行いも聞いてます。そういうところから中村さんの言ってることは正しいことが多いけど、ただ一つね、日本の給油というのは爆撃機に油を入れてるんじゃなくて、こないだも言いましたけど、あくまで海上阻止行動なんで、海を使ったテロリストのための運搬とかテロリストの利益になることを阻むためにやってますから、そこはその、むしろアフガンの中にいると見えない部分だと思います。噂話としてはね、たとえば米軍の戦闘機に日本の油が入ってるって噂が出ることもあるし、僕がイラクに行った時も、頭の上にやってきた戦闘機が本当は日本のじゃないかと言われたこともあるしね。だけどそこはあえて冷静にやっぱり見るべきで、NGOという市民がやるべき活動と、それから主権国家たる日本がやるべき活動は、やっぱり両方とも必要なんですよ」
「干ばつに対する灌漑事業も含めてですね、あるいはダムを作ったりそれから電力の供給、それからもちろん発電も含めてね、そういうことは日本がいずれやらないといけません。で、それと同時に、それをやろうとしたら、日本やあるいは欧米諸国の支援でそれやろうとしたら、それはイスラムの敵だと言ってテロリストがやって来るのも事実なんですよ。市民に水が渡る事業なのに、それがイスラム教徒以外がやると全部敵だっていう話になるのがテロの世界なんで、そこはやっぱり治安維持をやらなきゃいけないわけですよ。そうすると治安維持でたとえばドイツやフランス、特にドイツのようにですね、イラク戦争に真っ向から反対した国が兵士を出してきて、20数人も死んでるでしょう。で、日本がそれに守ってもらって安全なとこだけやるって言ったら、また話が通らないわけですよ。だからやっぱりね、両方やらなきゃならないってことなんです」
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■07/12/24放送「アンカーSP」安倍辞任と大連立の真相
「最後に皆さんに申し上げたいのはですね、安倍さんがただただ下痢で辞めただけだったら、この国はいったい何なのかって話でしょう?せっかく若い52才の総理が出て、賛否両論あってもとにかく理念を掲げてやろうとした政治家が、わけもわからず辞めた、この国の政治はだめなことだけなのかとみんな思ってるでしょうが、もう一回言いますが、賛否両論あっても安倍さんは戦後体制を覆そうとしたから、大きな大きな、今までのままでいてくれという勢力に潰されたという側面を考えれば、実は安倍さんは生け贄になったんで。世の中が大きく変わろうとする時、この国にも幕末って青春があった。その時にたとえば坂本龍馬は32才で死んだ。そのようにたくさんの生け贄が必要なんで、そこを考えれば、安倍辞任という今年一番わけのわからないニュースにも希望があると」
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■08/1/16放送「アンカー」首相引っ越しと防衛汚職(付:シー・シェパード)
※2008年1月15日に発生した、シー・シェパードの日本の調査捕鯨船への妨害・不法侵入事件について。
「これね、日本の食文化である捕鯨に関連してね、こういう行為、前からありましたよね。でも最近急に多くなって、激しくなったっていうね、その背景が実は一つあってですね。去年の12月ぐらいから激しくなってるでしょ。今回の事件もそうですけどね、オーストラリアの周辺、オーストラリアからそれから南極にかけてのあの海域で、こう紛争が起きてるわけです。実は去年の12月にオーストラリアの首相が変わったんです。それまで日本に比較的近かったハワード首相から、オーストラリア労働党のケビン・ラッド首相に代わって、このラッドさんというのは非常に有名な親中派なんですよ。中国に外交官として赴任しててね。で、今、自分の息子が中国に留学してて、だからはっきり言うと、その裏返しでけっこう前から反日的なわけです。で、急にそのオーストラリア政府が態度を変えて、日本の調査捕鯨に対して海軍の船を出すと言い始めたりね。それから今まで合法と言ってたのが、急に違法な判決が出たりね。すでにオーストラリアの態度の変化が背景にあるんですよ。それで今日の事件もアメリカのその、環境保護団体ってことになってるけど、乗り込んでるうちの1人はオーストラリア人ですよ。だからね、あの、そういうことにちゃんと目配りをして、これは外交全体で取り組んで、この、日本に対する捕鯨の問題に限らず、いわば反日のような動きについてはちゃんと対処しないといけないです」
「僕たちが一つ参考にすべきなのはね、ソウル五輪やった時にね、88年でしたか、ソウル五輪やった時に、韓国は犬を食する文化があるでしょ。あれも韓国の伝統文化ですよ。で、それに対して、犬を食べるのはやめないとオリンピックさせないぞっていう脅迫をいっぱい受けたわけ。政府レベルでも受けた。その時に韓国はけっこう実際悩んで、迷ったけど、最終的には食文化を守ったんです。だからやっぱりそういう例も見ながらね、日本は外交全体として、これ、取り組むべきですよ」
「米英に出張するとですね、向こうの政府のけっこう上の方ともこれ、けっこう怒鳴り合いになるんですよ。その時にいつも言うのはね、みんなが言うことですよ、君たち、牛を食べてるでしょ。僕らも食べるけど、だけど牛を解体するシーンっていうのはテレビで見たことないじゃないですか。牛の頭を叩いて首を落としてって。鯨の解体シーンはテレビでも前、やってたでしょう。だから、君らは自分の食べてるものがどうやって作られたのか知らないだけだと。だけど私たちはちゃんと鯨解体するシーンも子供たちは見て、その上でありがたくいただいてるんだと。室井(佑月)さん言った通りですよ。どっちが野蛮なのか。うん」
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■08/3/19放送「アンカー」チベット暴動 写真が暴く中国の嘘
「私たち日本国民が恥をかくんですよ。こんな、チベット騒乱がなかったような顔するっていうのはね。それからちょっと最後、10秒だけ言いたいのはですね、その、チベット暴動っていう言い方も僕はほんとはしたくない。というのは、やっぱり普通に考えれば、チベット人というのは、どう考えても中国人じゃないように僕らには見えますね。で、その中でどんどんチベット人と言える子供が減っていく中で、北京五輪を利用したと言う人がいるだろうけどね、そういう意見はあるだろうけど、勇気を持って、ただ石ころだけを手に立ち上がったところもあるから、それだからこそ中国にとっても、嘘じゃない本当の情報を、ま、必死で集めてるわけですから、この番組、このコーナーで伝えたいのもそういうことなんです。一方的に中国を非難するのが目的じゃなくて」
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■08/3/26放送「アンカー」硫黄島陥落63年 栗林中将の法要
※08年3月23日、長野県の明徳寺で開かれた栗林忠道陸軍中将の63回忌法要に参加した青山さん。
「戦争が終わって63年ですね。ですから硫黄島の戦いが終わって、硫黄島がアメリカ軍に取られ、この栗林、当時の中将以下が、2万人が玉砕して、63年です。で、皆さんよくご存知の通り、人が死ぬと日本では50回忌まではありますけど、60回忌なんてありませんよね。それをどうしてわざわざやったかというとですね、実はこの栗林中将、アメリカでは大変なヒーローで、ブッシュ大統領の演説に出てきたり、だいたいクリント・イーストウッド映画監督がわざわざこの人を主人公にして映画を作ったりするぐらい、アメリカではヒーローで有名なのに、日本では私たちが忘れてた、僕も含めて、忘れてただけじゃなくて、地元の長野県松代町、生まれたお家がある所では逆に悪者にされてた。ずっとその、若い人を死に追いやった、その、軍人としてずっと悪者にされてたから、今まで名誉が失われたままで来たと。だからこの法要をまず、普通の法要じゃなくてですね、名誉回復のために、あえて本来の区切りじゃない63年目に行うという法要なんですが、実は関係者にたとえば今朝、僕、詳しくお話お聞きしたんですけど、やったの日曜日なんですけど詳しく聞けたのは今朝で、ずいぶんと嫌がらせがありましたと。そんな法要をやるのかと。それから青山って奴が来ること自体もよくないとか、いろんな嫌がらせがあったそうですが、その中をまあ、50人ぐらいと主催者思われてたのが150人以上、お寺にもうあふれるぐらいたくさんの方がお見えになったんですね。しかしその、普通やるはずのない法要っていうだけじゃなくてですね、この法要がどれほど実は胸を突く異様なものかっていうのはですね、法要をしてもらってる人たち、つまり亡くなった栗林中将、それから栗林中将だけじゃなくてね、今からVTR見ていただきますが、祭壇にはですね、そのちょうど終戦の日のように、硫黄島の犠牲者全体の碑が立ってるわけですね。ところがみんながそこにいないんですよ。いなくて、つまりね、法要って、お寺で法要やったらお墓があって、お墓に遺骨があるじゃないですか。それが実はなくて、代わりに何があるかというと、石ころが置いてあるわけです。ね。それがどういう意味なのかを、今日はVTRをまずじっくり見ていただきたいと思います。はい」
「VTRの最初の方にですね、祭壇のところに石ころあったでしょ?白い布に包まれた石ころ。あれ、日本人がとってきたんじゃないですよ。あれはアメリカ人がせめて、ね(涙)、戦った敵のアメリカ人が、せめて遺骨の代わりにと言ってくれた石ころなんですよ。あの硫黄島で亡くなった人は、VTRにもありましたけれど、私たち普通の庶民と同じような、大工さんとか、魚屋さんとか、学校の先生とか、役場の人とか、そういうパン屋さんとか、和菓子屋さんとか、記録見るとそういう人ばっかりです。もう戦争末期で職業軍人はほとんど残ってませんでしたから。その方たちが2万人亡くなって、戦争が終わって63年経つのに、今の帰ってきた人はただの8000いくらですよ。1万2000人ね、島で眠ると、きれいなことを言っちゃ駄目ですよ。島で眠るなんて(涙)、ほんとは閉じ込められてるわけでしょう?ね。60年間、僕たちに見捨てられたまま、僕たちが忘れたまま、あの島に、あの南の熱い熱い地熱の島に、そのまま閉じ込められたままでいるから、法要やってもお墓の中は空っぽ、祭壇に置かれてるのもアメリカ人がくれた石ころ。それで私たちはあの戦争を克服したと言えるんでしょうか」
「事実、あの巨大な帝国陸軍と帝国海軍の組織の中で、最後まで日米開戦に反対したのは栗林さんたった一人なんですよ。ね。海軍の有名な山本五十六中将も最後は真珠湾攻撃でアメリカと戦争に踏み切ったでしょう?栗林さんだけは最後まで反対したんですよ。でも戦争になってしまったから、戦争になってしまって、どうして栗林さんが硫黄島で皆さん、見ていただいた地下の塹壕を掘ったかというと、兵士の命なんかどうでもいいんじゃなくて、そうじゃなくて、この硫黄島で必ずみんな死ぬけれども、この地下で籠もったら、1日戦いを引き延ばしたら1日分、アメリカ軍が硫黄島を拠点にして本土を爆撃するのが1日減って、その分女性と子どもが生き残って、あのアメリカの空襲が、大阪大空襲も東京大空襲も兵隊じゃなくて、女性と子どもを中心とした一般市民を狙ってたのをみんな知ってるでしょう?ね。栗林さんはそれを減らそうとして、あの硫黄島で最後まで穴に籠もって戦って、そして死んだんです。それを敵だったアメリカ人はよく知っててヒーローにしてて、日本人は忘れたまま、未だに遺骨、何も、1万2000人の遺骨はまだ何も帰ってこなくて、皆さん、見ていただいたあの海上自衛隊の基地は、滑走路の下に日本の方々が眠ったままなんです。閉じ込められたままなんです。眠ってるんじゃなくて閉じ込められたままなんです。どうしてかというと、硫黄島が戦争が終わって23年後の1968年に日本に返還された時に、私たちが主人公のこの国民国家の政府と私たちが育んだはずの自衛隊が何をしたかというと、滑走路を少し横にずらしただけで、だから一部しか遺骨は出ないわけです。ほとんどの遺骨はその滑走路の下に閉じ込められたまま、今この時間も、たった今も海上自衛隊機がその上にドーンと着陸してるわけです」
「この『アンカー』のおかげで、一昨年の12月に(硫黄島現地レポートを)放送して、いろんな反響ありました。嫌がらせもありました。しかしその中に、海上自衛隊の現役の機長から僕に手紙が来て、封を切るまでは、あなた何てことを講演やテレビで言ってるんだという手紙かと思って、僕も不安だったんですけど、開けてみたらですね、いいですか、現役の機長ですよ、彼は今も硫黄島を飛んでるわけですから。青山さん、私はね、硫黄島の上で操縦桿を倒して、着陸する時に、これでいいのか?と。俺がドーンとこの機体を降ろしたら、その下で私たちのために死んだ人の上にどーんと重しをかぶせることになるのに、これでいいのかと思ったけども、自衛隊という組織の中では話ができない。ようやくこれに気がつく日本国民が出てきたことを、私は評価したいというお手紙をいただいたんです」
「今、VTRの中にドラム缶出てきましたね。あのドラム缶に雨水を溜めて、それだけが命の頼り、よすがだったんですけど、その玉砕した島で1033人だけ生き残った。2万1000人のうち1033人だけ生き残った、そのうちのお一人の金井啓さんって方に会いに行きました。会いに行った時にですね、あれをして、これをしてくれっていうことは一切おっしゃらないまま(涙)、青山さんね、もうずっと水だけが60年間頭にあるんだよ。というのは、青山さん、あそこに行ったんだってね。ドラム缶見たでしょ?ドラム缶触りましたか?、ああ、ドラム缶触りましたよと言ったらですね、あの中に入った雨水は、青山さん、あの硫黄島だからね、熱湯になるんだよと。70度の中だからね、熱湯になってね、先に死んでいく戦友の唇にそれ浸したら、熱湯だからね、唇が腫れ上がるんだよと。だから私はずーっと水を冷やして、1杯のお水を冷やして、60年間祈ってきましたとおっしゃったんです。だからどうしろってことは、一言も謙虚にしておっしゃらなかった。だからもう一度ですね、みんなが、この中で見てくれた方の1%でも2%でもですね、お水を毎日できれば汲んでいただいて、冷やして、南に向かって祈っていただくと、だんだんだんだん、そのお水の運動が広まって、誰が言い出したかをみんなが忘れる頃に、そうだ、あの滑走路を引き剥がせという国民の声が必ず出てくると思ってますから」
※この回のお話に登場した金井啓さんは、2009年2月に永眠されたそうです。
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■09/3/29放送「アンカーSP」奇跡の3ショット 宮崎×青山×森田激論
※テーマは「理想の日本の姿について」。これを変えれば日本は変わるというものを各出演者がフリップで提示。青山さんは「みんなの手づくりの憲法を」と書いた。
「今の世界同時不況もはじめ、こう目の前のことで僕たちほんとに手一杯なんですけど、日本がやっぱり戦争に負けて今年で64年経つんですけど、根幹にやっぱり憲法の問題があると思ってます。で、第一にはですね、憲法というのは実は政府が国民にこうしなさいというんじゃなくてですよ、たとえば人を殺してはいけませんという刑法と違って、憲法というのは、私たち主権者の側から政府にこうしなさいっていうのが憲法の姿ですから。そうすると僕たちは、日本が民主国家になって国民が主人公になってから、政府にこうしなさいと、こういうモラルでこの国を作りなさいと言ったことがないと思うんですよ。すなわち今の憲法は賛成の人も反対の人も、どこから見てもやっぱり旧占領軍が原案作ったことは疑いようがないんで。だからあの、無理にこれ、やわらかい言葉使おうとしたんじゃなくて、ほんとに賛成の人も反対の人もいっしょにもみ合って、僕たちのこの手で作って、この国の理念はこうで、政府はこうなきゃいけないっていうのを、主権者が最終的にこれを、一つ今、考えてますと。どうしてもその足元が定まると、たとえば雇用の問題も、どうして自分の仕事があっても人の仕事が失っちゃいけないのかっていうことがですね、誰でも分かるっていうことがあると思うんですよ。それからもう一つ、たとえば憲法を守りたいって方も、おそらく憲法そのものを守りたいんじゃなくて、憲法の中にあるたとえば平和主義は守りたいと思うんですよ。しかしたとえば今の憲法9条に、第2項に交戦権、これ認めないって書いてありますけれども、そういう主権国家って普通は考えられないから、無理に結びつけるんじゃなくて、たとえばやっぱり北朝鮮という独裁国家が日本国民を誘拐しても平気でいられたっていうのはですね、その交戦権も持ってない国っていうのは国家じゃないから、つまり何の反撃もないだろうって安心感のもとに行われたというのが、個別具体例を見ていくと、だんだん共通項が浮かび上がってくるから。ということは、あの憲法ができた時に平和主義をどうやって作るかっていう具体的な在り方と、今、僕たちが生きてるこの北東アジアの中で平和主義を貫くにはどうしたらいいかっていうのをね、具体的には違うと思うんですよ。だから平和主義であれ民主主義であれ、きちんと実行するためには僕たちが手づくりでもう一回、ものすごい議論になって、たとえば僕なんかもきっと護憲派から罵倒されるでしょうが、それが大事だと思うんですよ」
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■09/4/15放送「アンカー」皇室のふたつの重大危機 雅子妃ご病気と男系継承
「皆さん、今日はまずね、僕の言葉遣いについて一言申しておきたいんです。日本は言霊(ことだま)の国ですから、言葉遣いはとても大切で、実は僕は共同通信の記者時代には、皇室に対してなるべく敬語を簡素化しろ、あんまり使うなという意味の訓練を受けたんですが、僕は内心反対でした。で、今日も僕は丁寧な言葉を使いますけれども、他の方と多少違うかもしれませんが、本来はこうあるべきじゃないかなと僕は個人的に思ってます」
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■09/5/28放送「アンカー」北核実験の裏側&日本は核武装議論を!
「これ、まずね、核武装論じゃないんですよ。核武装論ていうのは核武装、日本もしましょうということをはっきり決める立場であって、もちろんそういう立場もあるんですよ、あくまで議論なわけです。だから賛否両論になるって当たり前ですけども、これあえて、これ強調して書いたわけです。で、僕個人の立場は、この番組で何度も申しましたが、日本の核武装には反対です。で、まあ今日、個人的見解を述べる時間もないし、そういう趣旨の番組でもありませんから、でも一言申しておくとですね、あの、僕はこの日本が再生していくためには、日本の新しい理念が必ず必要だと思って。私たちが共通で抱ける日本の理念が必要で、その核の中、そのコアの中にね、中核の中に武士道の精神っていうのが必ず生かされるべきじゃないかなと、個人的には思ってるわけです。で、武士道っていうのは基本的に刀は抜かないことと、それから抜いた時には、たとえば罪なき村西利恵(関西テレビアナウンサーでコーナー進行役)を殺害するんじゃなくて、武器を持ってる、その、あえて言うと、その、国家の任を帯びてこちらを殺しに来る人だけ殺害するっていうのが、武士道のその、一番の魂ですから、核兵器っていうのは、基本的に敵の兵士を殺すよりも敵の市民を殺すことによって勝とうとする考えだから、僕は賛成できないんですよ」
「そのかわり、これもはっきり申しますと、今までの反対論と違って、僕は核を持たないかわりに、例えば空母を、軽空母、軽い空母ですけれども、動きの速い空母とか、日本はエンジンを原子力で動かす原子力潜水艦を持つべきだっていう立場ですから、広島・長崎があるから日本は核武装に反対というのは、全然違います。しかしその、今のあえて、僕のその、今ちょっと違う意味の反対論を述べてみたんですけど、その、今までの反対論もあっていい。それから賛成の議論も当然あっていい。核には核じゃないですかという、それも現実論ですから。そういう議論をすることが実は最大の抑止力になる。それはどうしてかというとですね、本当は北朝鮮のごときの技術力と比べて、日本の技術力を考えるとですよ、たとえばこれちょっと東京の話で申しわけないけど、東京で一番新しい地下鉄って大江戸線ですよね。で、大江戸線っていうのはもうエスカレーターで下りて、下りていって、深ーい地下を走ってる地下鉄っていうのは、大阪の方でもよくご存知だと思います。それは今までの地下鉄線とですよ、見事に共存して、すれすれに通して、この地震の多い国で完全に運用できてるわけですね。これ全く民間、民生用の技術だけども、これいざとなったら、たった1発の移動式核ミサイルを日本は持ったらですよ、それだけのすごい高速で利用できる地下施設を持って、どっからでも撃つことができるってなるわけでしょう?だから日本でひょっとしたら核武装の可能性もあるんだって、世界に思わせることほどすごい抑止力になる話は、ほんとはないわけですよ」
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・09/7/8放送「アンカー」報道されないウイグル暴動の真実
「胡錦濤国家主席。この中国のトップである胡錦濤国家主席が、今回どうしてサミットから急に帰ったのか。あの、さっきのストレートニュースでも触れましたがもう一度言いますとね、ま、さっき言えなかったこと言いますとね、日本の新聞は、サミットで批判されるのが嫌で帰ったんだろうと書いてあるところがけっこうありますが、ちょっと待って下さい。チベット暴動と全然違ってて、アメリカもイギリスも日本もほとんど何も発信してないじゃないですか。アメリカも懸念を示しただけでしょう?だからそこからわざわざ逃げ出すっていうのは、その、今回のサミットの意味の大きさ考えると、そんなことで説明がつくはずがない。本当の、胡錦濤さんの脳裏に浮かんでるのは、本当はこんな映像だろうと思うんですよ」
【キーワード】 1989年のベルリンの壁崩壊
「そんなの関係ないじゃないと思う人いるかもしれませんが、それが僕たちアジア人がよく考えるべき事でですね、今からちょうど20年前、日本でも昭和天皇が亡くなった重大な年ですね。昭和が終わった年ですけれども、この年からその、20年の間に何が起きたかというとですよ、社会主義がいわば負けて、社会主義のあの、この箱の中にですね、社会主義って締め付けの中に少数民族がこういっぱい入ってたわけですね、無理やりに、ユーゴスラビアとかいろんな所に。それが社会主義がこう負けたために、少数民族がバーッとはじけてですよ、自分たちの本来の場所に帰ろう、本来の国を作ろうっていう運動がずーっと起きて、20年間ヨーロッパはずっと苦心惨憺やってきて、ようやく最近新しい秩序が、血は流したけれども、自ら血を流して作ったわけですよ。アジアはずっとそれをせずに来たわけですね。だから中国もその、チベットやウイグルとか、そういう少数民族の問題がそのまま残されてしまった。しかし20年間なかったけど、ついにアジアにもそれが始まるのかなということを、胡錦濤国家主席は戦略家ですから、広い目で見てるから、とうとうこのベルリンの壁崩壊のアジア版が始まるんじゃないかってことを懸念したから、実はバッとサミットから帰ったということであって、その、非常に深い問題ってことは、アジアの国境線の引き直しにもつながっていくってことなので、この、日本だけが関係ないってことはありませんよということをですね、皆さん最後に考えていただきたいんです」
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■09/9/23放送「アンカー」優先順位がおかしい鳩山政権&動き出してる外国人参政権
「公明党はもともと民主党と政策が近いですから、どっちかというと、そっちに動かす為に外国人地方参政権を小沢さんが道具に使ってるというふうに、僕は見るのが実は一番フェアだと思います。で、それが実際にそうなるとどうなるかってことを、私たち今から考えるべきで。賛成、反対ありますよ。しかしあえて1つの証言をね、前も話したかもしれませんがもう一度言っとくと、たとえば対馬の市長さんは、対馬は韓国領だという国会議員が韓国にいらっしゃるわけですね、もしも在日外国人に地方参政権を認めたら、たとえば対馬の市長は、そうですね、対馬は日本というよりは韓国の方に入るべきですね、と言うような市長でないと、もう市長になれないと思います、ということを僕に証言されたりしてるわけですよ。それが正しいかどうかも含めてですね、ちゃんと国民が点検できる時間が必要なんですよ。来年の通常国会にいきなり出てきて押し切られるとなると、この政権自体の性格が僕は危ういと思ってます」
「やっぱり僕たちは今のうちにその、鳩山政権に対してですね、実質小沢さんが力を持ってる政権ですけど、この特にお2人に対して、何が最優先なのかっていうことを、もう国民がはっきりその、声を挙げる時期だと思います。というのは、今でないと間に合わないですよ。もうあの、たとえば小沢さんの仕掛け早いでしょ。来年の通常国会にもう目鼻付けたいと言ってるわけですから。こっちの、有権者の側も声挙げたら、後から挙げるんじゃなくて、やっぱり政権交代した直後だからね、1週間だから早すぎるんじゃなくて、声挙げるんだったら今のうち。ほんとはだからその、やり直すなら今のうちと僕は言ったのは、政権に対して言っただけじゃなくて、有権者が声を挙げるのも今のうちじゃないかということなんですよ」
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■09/11/11放送「アンカー」外国人地方参政権と外国人住民基本法で日本侵食
「特別永住資格をお持ちの、ここの方々(特別永住者の約42万人)は実は毎年だいたい1万人ぐらい減っていってるんですよね。歴史が遠ざかっていきますから。逆に中国の方々はその、毎年1万人以上ずつ、これ増えていってるんですね。で、中国が狙いを定めた国に人を出すっていうのは昔から行われてる政策で、はっきり申せばチベットでもウイグルでも、どんどん漢人の人々を増やしていって、今の現状になってるわけですね。で、これを心配してる人は他にもたくさんいてですよ、たとえば僕がラオスに行った時にラオスの関係者からですね、ラオスの、ま、関係者から聞いたのは、その、ラオスは中国からそんなに大きい援助を受けてるわけじゃない、日本の援助が一番大きいのに、中国はそのわりと小さい援助ですら、この援助がほしかったら首都のヴィエンチャンにチャイナタウンを作れということを要求してきて困ってるんですよ、って話があるんですね。で、もうひとつ言うと、沖縄の県庁、沖縄県庁の幹部の方、名前ちょっと出せないですけど、最近の話を聞いたらですね、その、どんどんその中国の方が増えてる気配があって、もしも中国の人に沖縄県知事選での参政権、投票権ができたら、あっという間にここに増えて、つまり少なくとも中国寄りの知事でないと、その、当選しなくなるっていうのは、もう肌身で感じてますよということがあるんですね。で、そうすると、もしもこの法律ができたら、その、在日韓国人の方々もその、大きな影響力を持つから、この番組で何度も対馬の話をしましたけど、対馬だけじゃなくて沖縄も変わり、そしてたとえばこの大阪やあるいは東京にチャイナタウンができていって、チャイナタウンってその、普通の日本国民は何となくロマンチックに思ってるけども、いや、諸外国の受け止めはそうじゃなくて、もう中国の国家戦略として見てるわけですね」
__________________________過去発言紹介ここまで
ちなみに、拙ブログで起こした青山さんの出演番組でアクセス数が多かった順に並べると、おそらくこのようになるのではないかと。あくまで私の感触ですが。
・07/5/23放送:「アンカー」ペルー日本大使公邸人質事件の真実
・08/4/5放送:「ぶったま!」チベット問題 天台宗僧侶の勇気ある発言
・09/2/21放送:「ぶったま!」中川会見問題 財務省とメディアの責任を問う
私が初めて青山繁晴という人を知ったのは、今日最初に紹介した「2時ワクッ!」の有本恵子さんの特集でした。
それもあって、青山さんといえば特に拉致問題に熱心な人という印象が私の中では強いです。
その拉致問題ですが、現在、金賢姫元工作員が来日中ですね。
招聘の手法やタイミングなど国内外からいろいろ批判も出ているようですが、招聘した以上は拉致問題が少しでも進展するよう祈るのみです。
あと、青山さんと言えばもう一つ、「命ある限り核(兵器の保有)に反対」。
これについては今も私は「うーん、どうだろう」と思っています。
もし本当に通常兵器で対抗できるのであれば核なしでもいいんでしょうが、ただ、たとえば軍事面でなく外交面で見た時、今のところ、やはり核を持ってるか持ってないかで国際社会の扱いも全然違ってきてるように思うので。
※拙ブログ関連エントリー
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんのブログです。ご本人に直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
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