「ムーブ!」亡命チベット人タシィさんの思い(四川地震と竹島問題も)
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■5/19放送「ムーブ!」
皆様、いつも拙ブログにご訪問いただきありがとうございます。
今回のエントリーは普段にもまして「皆様にぜひ目を通していただきたい!」と筆者が強く願う内容になっております。
長野の聖火リレーで逮捕された亡命チベット人2世、タシィ・ツゥリンさん。胡錦濤が訪日している間、捜査当局によって身柄を拘束され続け、国内外から抗議と釈放を求める声が上がりました。
先週金曜、タシィさんはよくやく解放され、記者会見を行いました。「ムーブ!」からは、勝谷誠彦さんがインタビューに駆けつけました――。
細かい相づちやツッコミ、言い直しなどはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。
画像はYoutubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。各画像をクリックすると新規画面で拡大します。
緑色の文字はナレーションです。
内容紹介ここから____________________________
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■5/19放送「ムーブ!」
独立叫んで長野市で逮捕…20日ぶりに釈放された亡命チベット人の思いは(当日のテレビ欄より)
皆様、いつも拙ブログにご訪問いただきありがとうございます。
今回のエントリーは普段にもまして「皆様にぜひ目を通していただきたい!」と筆者が強く願う内容になっております。
長野の聖火リレーで逮捕された亡命チベット人2世、タシィ・ツゥリンさん。胡錦濤が訪日している間、捜査当局によって身柄を拘束され続け、国内外から抗議と釈放を求める声が上がりました。
先週金曜、タシィさんはよくやく解放され、記者会見を行いました。「ムーブ!」からは、勝谷誠彦さんがインタビューに駆けつけました――。
細かい相づちやツッコミ、言い直しなどはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。
画像はYoutubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。各画像をクリックすると新規画面で拡大します。
緑色の文字はナレーションです。
内容紹介ここから____________________________
堀江政生
「長野で行われました聖火リレーの時に、飛び出して逮捕された亡命チベット人2世のタシィ・ツゥリンさんが、実は長野で拘束され続けていまして」
関根友実
「ずーっと拘留されていたんですね」
堀江政生
「先週の金曜日、20日振りに釈放されたんです。で、タシィさんなんですが、亡命チベット人の両親から生まれて、これまでチベットの自由のために人生をかけて戦ってきた方なんですが、抗議行動に至った思いを語ってくれたわけなんですね、勝谷さん」
勝谷誠彦
「そうですね。最初は『台湾人の暴漢』という書き方がされました、ほとんどのマスコミで。で、たまたま産経新聞がちゃんと書いた。身元もあって、こういう運動してる人だと。彼には一片のその、あれを示す、いわば権利があるし主張があるんだということを初めて書いて、ま、それがつながって今回のインタビューになったんですけれどもね」
堀江政生
「これまでをちょっと振り返ります。上田さんです」
上田剛彦
「はい。タシィさんが生まれる前、1959年です、亡命チベット人2世、台湾籍ですが、タシィ・ツゥリンさん42歳は、59年にチベット独立運動をする父親が中国公安当局に政治犯として逮捕され、死刑判決を受けるんです。ところがこの死刑執行の前の日に、父親は刑務所の窓から飛び降りて脱走をします。母と当時7歳だった兄とともにヒマラヤ山脈を越えて、命がけでインドに逃れました。そのインドで1966年に生まれたのがタシィさんです。その時の一家の生活は、何もない中でホームレスのような生活だったと語っています」
上田剛彦
「タシィさんは父親から聞かされた話やダライ・ラマの言葉を知り、暴力を使わずに平和的にチベットの自由を取り戻すんだとして、チベット独立運動に25年近く身を投じてきました」
堀江政生
「タシィさんは20日間拘留されまして、先週の金曜日に釈放されました。『ムーブ!』の取材に対し、抗議行動に至った思い、そしてチベットに対する思いを語ってくれています」
…………………………VTR開始…………………………
【先月26日 午前9時6分 長野・聖火リレー】
タシィさんが抗議行動をした長野・聖火リレー。
そのスタート地点に拘留を決めた長野の検察があります。
この日、釈放を知った支援者が駆けつけました。
チベット支持者
「おそらくその、政治的な問題が強く絡んできてるのかな、とは思いますけどもね。〈VTR中略〉胡錦濤さんがね、先週までいらっしゃって」
タシィさんの逮捕から11日後、中国の胡錦濤国家主席が来日しました。
そのため日本政府が中国政府に配慮して、タシィさんを釈放しなかったのではとも言われていました。
【先月30日 台北市】
台湾ではタシィさんの釈放を求める抗議デモが行われ、
日本でも釈放の嘆願書を集める動きが広がりました。
釈放にあたり長野の簡易裁判所が下した命令は、罰金50万円。
これは威力業務妨害で最も重い罰金刑でした。
【16日午後7時すぎ 東京・有楽町】
釈放後、支援者の待つ東京に姿を見せたタシィさん。
ごく一部のマスコミだけが出席して会見が開かれました。
(通訳はペマ・ギャルポさんです)
タシィさんはまず謝罪の言葉を述べた後、抗議行動はやむにやまれぬ理由があったと語りました。
タシィ・ツゥリン
「私自身はインドで生まれて、祖国を見たこともないし知りません。しかし親から話を聞いて、何があったのかということについて、自分自身で常に考え、18歳から今日まで一度も心が落ち着いたことがありません。今、チベットで何が起きているのか、今回の暴動だけでも、チベットで殺された人たちのことを考えると、ただじっとしていられなかったのです」
タシィさんはあの日、聖火リレーの列に飛び出すつもりはなかったと言います。
しかしそれを変えたのは、長野に集まった中国人たちの心ない言葉でした。
タシィ・ツゥリン
「私がデモに参加して歩いている時に、中国の支援者が挑発的なこと(ダライ・ラマへの暴言)を言ってきました。それを聞いて急に、私の父親が刑務所から逃げてきたこと、そういう人たち(中国から弾圧された人)がどんな目にあったのか、そういうことが全部思い出されて、気付いたら飛び出していました。他の国ではあそこまでやらなかったし、逮捕されることもありませんでした」
タシィさんは威力業務妨害で逮捕され、20日間も拘留されました。
その間、日本や海外から届いた100通以上の激励の手紙を読んで過ごしたそうです。
会見では拘留中に中国で起きた四川大地震に触れ、何よりも救助を優先すべきだと訴えました。
タシィ・ツゥリン
「これはあくまでも私個人の意見ですが、とにかく今、地震で生死をさまよっている人たちを一人でも多く助けることの方が、北京オリンピックよりもはるかに重要じゃないかと思います」
最後に、中国政府に対する思いを聞かれたタシィさん。
チベット仏教の教えを引用して、こう語りました。
タシィ・ツゥリン
「私たちチベット人も中国人も同じ人間としての幸せを求めて、誰も苦しむことは望んでいません。そういう意味では中国人もチベット人も同じだと思います。チベット仏教で『人の為になることができなくても害を与えなければいい』という。今は中国の政府がチベットに害を与えています。そのことについての怒りはありますが、中国の国民に対しては同じ幸せを求める人間だと思っています」
…………………………VTR終了…………………………
堀江政生
「上杉さん、非常に理路整然と話してらっしゃいますね」
上杉隆
「そうですね。やはりもともと、その、中国がチベットを、ま、占領したという形になってるんですけど、実際ですね、やはりその、占領された後も、ダライ・ラマに至ってはですね、一貫して高度な自治を求めて、独立を求めてないんですね。そういうふうに平和裏に解決しようとしてるのを、これ妨害してるのは中国側というのは明らかなんですが、ただ日本のこの対応というのは、今の映像を見てもわかる通り、どうもちょっと中国側に寄りすぎてんじゃないかと。たとえば中国の国旗を持って留学生が集まるんですけど、なぜ中国の国旗はよくてチベットの国旗はいけないのかと、そういう素朴な疑問もありますし、ま、そういう意味では、あと逆にですね、中国の留学生も日本で聖火リレーをやるんだったら、中国の旗じゃなくて日本の旗もいっしょに持つとか、そういうような形で、オリンピックは誰のものかという形で少し考え直した方が、これは中国政府のためにもなるんじゃないかかな、というような印象を改めて受けましたね」
堀江政生
「この会見の後なんですが、勝谷さんが駆けつけました。で、タシィさんにインタビューをしています」
…………………………VTR開始…………………………
勝谷誠彦
「タシィさん、どうも。長い間、寒かったですか、長野は」
タシィ・ツゥリン
「いいえ、そんなことないです」
勝谷誠彦
「ご苦労様でした」
タシィ・ツゥリン
「………(訳がなくて不明だがおそらくお礼の言葉)」
(ホテルのロビーのような場所で)
勝谷誠彦
「あなたは実際はその、中国の弾圧を体験していないわけだけれども、お父さんの言葉だけで、ここまでね、激しい行動をしようと思ったのはどうしてですか?」
タシィ・ツゥリン
「何よりも自分自身が難民として、両親がどんなに苦労したか見ている。もしチベットにいれば自分の家も畑も自分たちの仕事もあった。それを捨てなければならなくなりインドに亡命して、両親は英語も現地の言葉もできない。何もない異国で苦労しなければならなかった。自分自身はその父親の体験を見てきた」
勝谷誠彦
「お父さんは今のチベットのことを、どういうふうにおっしゃってますか?」
タシィ・ツゥリン
「お父さん、お母さんは他界してもう5、6年経ちます」
勝谷誠彦
「(通訳を聞いて驚く)ああ、そう」
タシィ・ツゥリン
「父親が亡くなる前に、自分の生涯に何が起きたのか全部話してくれた。『次はあなたたちが(チベット独立の)闘争を続けなければならない』『もし、あなたたちがここで止めたらこれで終わってしまう』と頼まれました」
勝谷誠彦
「チベットの人たちは自分の志と誇りを持って、自分たちの文化を守ってるわけだから、ぜひ自分の国を回復してほしいと思うんですけど、どう思いますか?」
タシィ・ツゥリン
「チベット独立のためには、チベット人自身が忍耐をしないといけない。独立のためにはいろんな方法があると思います。ある人は過激なことを言うし、別の人は平和的にやったほうが良いと言う。いずれにしても、自分たちの希望を捨てず努力することが大事だと思う」
勝谷誠彦
「僕ね、タシィさんが飛び出したっていうことは、確かに日本の法律では捕まることかもしれない。けれども対話が拒否されているのであれば、そういう行動は、一つの突破口を開くしかないじゃないですか」
タシィ・ツゥリン
「中国政府は『対話をする』と言っているが、いつも時間稼ぎしかやらない。今回も『対話を再開した』と言うが、正直言って私たちは信用していない」
勝谷誠彦
「タシィさんはこれからもこういう活動を続けていくつもりですか?」
タシィ・ツゥリン
「はい。必ずやります」
…………………………VTR終了…………………………
堀江政生
「勝谷さん、その、しばらくお話をされていて、で、さらにまあ、これから台湾に戻られると思うんですけども、タシィさんね。日本でとんでもない目にあったっていうことをおっしゃっていくんでしょうね、きっと」
勝谷誠彦
「うん、でもね、彼はあの、何というかね、決して怒ってはいないんですよ」
堀江政生
「って20日間も拘留されたんですよ?」
勝谷誠彦
「怒ってないので、怒りがちゃんと持続してるんですよ」
堀江政生
「ああー」
勝谷誠彦
「で、僕ね、すごく意外だったのは、要するにね、僕はチベットの中を千数百キロ走って行ってきたことあるんですよ。だけどチベット人の彼はチベットに入ったことがないんですよ。インタビュアーの僕がチベットを知っていて、彼が知らない。だけど彼のあの美しいチベット語、あれは亡命した後、ダライ・ラマがお作りになった難民学校で、あれを覚えたんです。あれが僕は民族っていうもんだと思うんです。その文化と言語をちゃんと○○○○(聞きとれず)と習って、それ以上に、世界中でこうやって活動するために、彼、6カ国語ができます。大変なインテリです。ええ。ほんとにね…」
堀江政生
「でもスタートはホームレスのような生活で、スタートしてるんでしょ」
勝谷誠彦
「そうです。だけどその、自分の国を取り戻すために勉強に勉強を重ねて、お金もこのために使って、で、お金、大変でしょ。こういう活動するっつったら。彼はその時にね、ジョン・F・ケネディの言葉を引きました。『国が自分に何をしてくれるかじゃなくて、自分が国のために何をできるかを、私は考えている』っていうことで、私はもう非常にね、あの、そういう運動家、活動家というよりも一人の人間としてですね、その人格に打たれました。で、『ムーブ!』を見て下さってる方々は、タシィさんはこうやって、彼の謦咳(けいがい)に接することができたけれども、日本のマスコミはどこも、タシィさんにまともなインタビューもしていない」
関根友実
「そういう背景がほんと、知らなかったですもんね」
勝谷誠彦
「『台湾人の暴漢』と書いて、書き散らしただけですね、日本の大新聞なんかほったらかしてるじゃないか!非常に失礼だと思います、僕は。そういう意味では、『ムーブ!』は非常にこういう場をね、与えてくれて嬉しいですね」
堀江政生
「山本さんね、ま、あの生まれ育ったところに、同じ民族といっしょに住み続けるっていう、ごくごく当たり前のことですよね」
山本譲司
「この人の置かれてる、あるいは同じようなチベットの人たちの置かれてる境遇を考えればね、今回の件だってそんなに悪質性は感じないわけですよ。ましてや、たぶんその、取り調べの席でも、最初にもしかして謝罪の言葉を述べたかもしれないと。さらには彼にとってね、今回の事件で証拠隠滅を図るなんてことはないわけですよ。にもかかわらず、20日間の拘留っていうのは、何らかのこれは政府の意図も感じます」
堀江政生
「ま、胡錦濤さんがいる間は出すなってこと…」
山本譲司
「それをやりやすくしたのは、まさにあの、勝谷さんおっしゃられたように、大マスコミの姿勢ですよね。これ、ま、20日間といったら相当なもんですよ。私なんか…」
関根友実
「しかも50万の罰金も知らなかったです」
山本譲司
「そうなんですよ。これは最高ですよ、この罪の中ではね。私なんか結果ね、1年6カ月の実刑判決を受けた人間でも19日ですよ、起訴前の拘留は」
一同
「ああー」
山本譲司
「それが何でこういう人たちに20日間もね、ああいう刑事施設なんかに閉じ込めておくのかと」
勝谷誠彦
「ま、だからこのことは、世界中にやっぱり通信社が打電しますから、日本がどの程度の人権意識を持ってる国かっていうことを、世界中が知るわけです。だから逆に言うと、こういうささやかなインタビューさせてもらって良かったです」
____________________________内容紹介ここまで
四川大地震発生以降、チベット関連の報道は日本ではすっかり沈静化してしまった感がありますね。
中国政府は19日から3日間、「全国哀悼日」と定めたそうです。全土に半旗が掲げられ、聖火リレーは3日間中止すると(中日新聞5/19)。
日本でも、各地で中国人留学生などが地震の犠牲者のために黙祷をしたりしていますね。
その100分の1でもいいから、中共に虐殺されたチベット人やウイグル人のために哀悼の意を表してくれんもんかね。……って、絶対するわきゃないけどいちおう言ってみた(-.-#)
被災地入りしていた日本の緊急援助隊ですが、撤収が決まったようです(読売5/19)。本当にご苦労様でした。
隊員の皆さんは心残りでしょうが、中国に到着してからずっと中国側の都合に振り回されてきてましたし、もうお気の毒で仕方なかったです。
都市部を想定した機材しか持ってきてないのに崖崩れの現場に行かされたり、すでに人民解放軍が救援活動した後の現場に行かされたり、で。
中国の人民はおおむね日本の援助隊に感謝しているようですが、軍はそうじゃない。
兵士の1人は「あれは日本隊だろ。早く帰れよっていう感じだ」と口走り、ある中国筋は「軍が仕切る現場で日本隊に生存者を発見させると思うか?」「軍などがいったん捜索し救助活動をすでに終えた現場で、もし日本隊が生存者を発見したら、それこそメンツが立たない」と話したそうです(産経5/18)。
この記事を読んだ時は、「口撃」の段階ならまだいい、そのうち本当に「攻撃」されるような事態に発展したりしないか?とかなり不安になりました。
だから撤退と聞いて、ほっとしたというのが正直な気持ちです。
タシィさんについて。
「ムーブ!」って曜日によってはサヨク色が強かったりして、「はぁ?」と思うことも多いんですが、大手メディアが中国に「配慮」して報道しないことを、このようにちゃんと伝えてくれるところは、本当にGJだと思います。
タシィさんのお父さんがタシィさんに託した「次はあなたたちが(チベット独立の)闘争を続けなければならない」「もし、あなたたちがここで止めたらこれで終わってしまう」という言葉には、本当に考えさせられました。
私たち日本人は祖国があって、生まれてから今までずーっと普通にそこに住んでいる。また、それを空気のように当たり前に感じていますよね。
だけどタシィさんのご両親は祖国から逃れざるをえない状況に追い込まれ、そしてついに二度と祖国の地を踏むことはなかった。
そんなご両親の間に生まれたタシィさんは、未だに祖国に入ったことすらない。だけど自分がチベット人であることを誇りにしている。
ご両親の遺志を継ぎ、異国の地に住みながらも文化を守り、祖国を取り戻すため、世界各国を回り運動を続けている。しかも(おそらくは)そのために多数の言語もマスターした。
私みたいに安穏に暮らしてきた人間には想像を絶することです。全く頭の下がる思いです。
そんな厳しい生き方をされてきたにもかかわらず、人柄は穏やかで優しい。ご両親があんなに酷い目にあったのに、それでも中国人(漢族)も「同じ人間」だと見なしている。ダライ・ラマ猊下の影響も当然ながらきっと大きいんだろうなと思います。
チベット人を見捨ててはいけない。日本政府がヘタレなら、私たち国民が出来うる限り支援していくべきだ。改めてそう感じました。
話は変わりますが――
平成24年度から全面実施される中学校社会科の新学習指導要領をめぐり、文部科学省が社会科の指導要領の解説書に竹島を「わが国固有の領土」と明記する方針を固めた件について(毎日5/19。政府は「まだ決まっていない」としている)、さっそく韓国側が抗議してきたとのこと(産経5/19)。
主権の侵害だの何だの言ってるようだけど、他国の教科書に横やり入れてきて、いったいどっちが侵害してるのか。「内政干渉」って言葉を知らないのかね。
そもそも竹島は日本の領土です。文句あるんやったら国際司法裁判所に出てきなさいよ。
韓国はこれを機にまた騒ぎ始めるんでしょうか?
李明博大統領は、就任わずか3カ月で支持率が何と20%台にまで急落しています。ひょっとしたら人気回復のため、さっそく「反日」を利用してくるかもしれません。
そうなったらなったで別にいいんですけどね。韓国に騒いでもらった方が、「日韓に領土問題あり」と国際社会に注目してもらえますから。
私たちは竹島も、北方領土も決してあきらめてはなりませんね。
タシィさんのお父さんの言葉を借りれば、「次は私たちが闘争を続けなければならない」「もし、私たちがここで止めたらこれで終わってしまう」だろうと思うから。
※関連ニュース
・長野の聖火リレーで逮捕されたタシィさん、釈放され会見(産経5/17)
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・08/5/3付:「ムーブ!」門前にチベット旗 勇気ある僧がまた一人
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「先週の金曜日、20日振りに釈放されたんです。で、タシィさんなんですが、亡命チベット人の両親から生まれて、これまでチベットの自由のために人生をかけて戦ってきた方なんですが、抗議行動に至った思いを語ってくれたわけなんですね、勝谷さん」
勝谷誠彦
「そうですね。最初は『台湾人の暴漢』という書き方がされました、ほとんどのマスコミで。で、たまたま産経新聞がちゃんと書いた。身元もあって、こういう運動してる人だと。彼には一片のその、あれを示す、いわば権利があるし主張があるんだということを初めて書いて、ま、それがつながって今回のインタビューになったんですけれどもね」
堀江政生
「これまでをちょっと振り返ります。上田さんです」
上田剛彦
「はい。タシィさんが生まれる前、1959年です、亡命チベット人2世、台湾籍ですが、タシィ・ツゥリンさん42歳は、59年にチベット独立運動をする父親が中国公安当局に政治犯として逮捕され、死刑判決を受けるんです。ところがこの死刑執行の前の日に、父親は刑務所の窓から飛び降りて脱走をします。母と当時7歳だった兄とともにヒマラヤ山脈を越えて、命がけでインドに逃れました。そのインドで1966年に生まれたのがタシィさんです。その時の一家の生活は、何もない中でホームレスのような生活だったと語っています」
上田剛彦
「タシィさんは父親から聞かされた話やダライ・ラマの言葉を知り、暴力を使わずに平和的にチベットの自由を取り戻すんだとして、チベット独立運動に25年近く身を投じてきました」
堀江政生
「タシィさんは20日間拘留されまして、先週の金曜日に釈放されました。『ムーブ!』の取材に対し、抗議行動に至った思い、そしてチベットに対する思いを語ってくれています」
…………………………VTR開始…………………………
【先月26日 午前9時6分 長野・聖火リレー】
タシィさんが抗議行動をした長野・聖火リレー。
そのスタート地点に拘留を決めた長野の検察があります。
この日、釈放を知った支援者が駆けつけました。
チベット支持者
「おそらくその、政治的な問題が強く絡んできてるのかな、とは思いますけどもね。〈VTR中略〉胡錦濤さんがね、先週までいらっしゃって」
タシィさんの逮捕から11日後、中国の胡錦濤国家主席が来日しました。
そのため日本政府が中国政府に配慮して、タシィさんを釈放しなかったのではとも言われていました。
【先月30日 台北市】
台湾ではタシィさんの釈放を求める抗議デモが行われ、
日本でも釈放の嘆願書を集める動きが広がりました。
釈放にあたり長野の簡易裁判所が下した命令は、罰金50万円。
これは威力業務妨害で最も重い罰金刑でした。
【16日午後7時すぎ 東京・有楽町】
釈放後、支援者の待つ東京に姿を見せたタシィさん。
ごく一部のマスコミだけが出席して会見が開かれました。
(通訳はペマ・ギャルポさんです)
タシィさんはまず謝罪の言葉を述べた後、抗議行動はやむにやまれぬ理由があったと語りました。
タシィ・ツゥリン
「私自身はインドで生まれて、祖国を見たこともないし知りません。しかし親から話を聞いて、何があったのかということについて、自分自身で常に考え、18歳から今日まで一度も心が落ち着いたことがありません。今、チベットで何が起きているのか、今回の暴動だけでも、チベットで殺された人たちのことを考えると、ただじっとしていられなかったのです」
タシィさんはあの日、聖火リレーの列に飛び出すつもりはなかったと言います。
しかしそれを変えたのは、長野に集まった中国人たちの心ない言葉でした。
タシィ・ツゥリン
「私がデモに参加して歩いている時に、中国の支援者が挑発的なこと(ダライ・ラマへの暴言)を言ってきました。それを聞いて急に、私の父親が刑務所から逃げてきたこと、そういう人たち(中国から弾圧された人)がどんな目にあったのか、そういうことが全部思い出されて、気付いたら飛び出していました。他の国ではあそこまでやらなかったし、逮捕されることもありませんでした」
タシィさんは威力業務妨害で逮捕され、20日間も拘留されました。
その間、日本や海外から届いた100通以上の激励の手紙を読んで過ごしたそうです。
会見では拘留中に中国で起きた四川大地震に触れ、何よりも救助を優先すべきだと訴えました。
タシィ・ツゥリン
「これはあくまでも私個人の意見ですが、とにかく今、地震で生死をさまよっている人たちを一人でも多く助けることの方が、北京オリンピックよりもはるかに重要じゃないかと思います」
最後に、中国政府に対する思いを聞かれたタシィさん。
チベット仏教の教えを引用して、こう語りました。
タシィ・ツゥリン
「私たちチベット人も中国人も同じ人間としての幸せを求めて、誰も苦しむことは望んでいません。そういう意味では中国人もチベット人も同じだと思います。チベット仏教で『人の為になることができなくても害を与えなければいい』という。今は中国の政府がチベットに害を与えています。そのことについての怒りはありますが、中国の国民に対しては同じ幸せを求める人間だと思っています」
…………………………VTR終了…………………………
堀江政生
「上杉さん、非常に理路整然と話してらっしゃいますね」
上杉隆
「そうですね。やはりもともと、その、中国がチベットを、ま、占領したという形になってるんですけど、実際ですね、やはりその、占領された後も、ダライ・ラマに至ってはですね、一貫して高度な自治を求めて、独立を求めてないんですね。そういうふうに平和裏に解決しようとしてるのを、これ妨害してるのは中国側というのは明らかなんですが、ただ日本のこの対応というのは、今の映像を見てもわかる通り、どうもちょっと中国側に寄りすぎてんじゃないかと。たとえば中国の国旗を持って留学生が集まるんですけど、なぜ中国の国旗はよくてチベットの国旗はいけないのかと、そういう素朴な疑問もありますし、ま、そういう意味では、あと逆にですね、中国の留学生も日本で聖火リレーをやるんだったら、中国の旗じゃなくて日本の旗もいっしょに持つとか、そういうような形で、オリンピックは誰のものかという形で少し考え直した方が、これは中国政府のためにもなるんじゃないかかな、というような印象を改めて受けましたね」
堀江政生
「この会見の後なんですが、勝谷さんが駆けつけました。で、タシィさんにインタビューをしています」
…………………………VTR開始…………………………
勝谷誠彦
「タシィさん、どうも。長い間、寒かったですか、長野は」
タシィ・ツゥリン
「いいえ、そんなことないです」
勝谷誠彦
「ご苦労様でした」
タシィ・ツゥリン
「………(訳がなくて不明だがおそらくお礼の言葉)」
(ホテルのロビーのような場所で)
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「あなたは実際はその、中国の弾圧を体験していないわけだけれども、お父さんの言葉だけで、ここまでね、激しい行動をしようと思ったのはどうしてですか?」
タシィ・ツゥリン
「何よりも自分自身が難民として、両親がどんなに苦労したか見ている。もしチベットにいれば自分の家も畑も自分たちの仕事もあった。それを捨てなければならなくなりインドに亡命して、両親は英語も現地の言葉もできない。何もない異国で苦労しなければならなかった。自分自身はその父親の体験を見てきた」
勝谷誠彦
「お父さんは今のチベットのことを、どういうふうにおっしゃってますか?」
タシィ・ツゥリン
「お父さん、お母さんは他界してもう5、6年経ちます」
勝谷誠彦
「(通訳を聞いて驚く)ああ、そう」
タシィ・ツゥリン
「父親が亡くなる前に、自分の生涯に何が起きたのか全部話してくれた。『次はあなたたちが(チベット独立の)闘争を続けなければならない』『もし、あなたたちがここで止めたらこれで終わってしまう』と頼まれました」
勝谷誠彦
「チベットの人たちは自分の志と誇りを持って、自分たちの文化を守ってるわけだから、ぜひ自分の国を回復してほしいと思うんですけど、どう思いますか?」
タシィ・ツゥリン
「チベット独立のためには、チベット人自身が忍耐をしないといけない。独立のためにはいろんな方法があると思います。ある人は過激なことを言うし、別の人は平和的にやったほうが良いと言う。いずれにしても、自分たちの希望を捨てず努力することが大事だと思う」
勝谷誠彦
「僕ね、タシィさんが飛び出したっていうことは、確かに日本の法律では捕まることかもしれない。けれども対話が拒否されているのであれば、そういう行動は、一つの突破口を開くしかないじゃないですか」
タシィ・ツゥリン
「中国政府は『対話をする』と言っているが、いつも時間稼ぎしかやらない。今回も『対話を再開した』と言うが、正直言って私たちは信用していない」
勝谷誠彦
「タシィさんはこれからもこういう活動を続けていくつもりですか?」
タシィ・ツゥリン
「はい。必ずやります」
…………………………VTR終了…………………………
堀江政生
「勝谷さん、その、しばらくお話をされていて、で、さらにまあ、これから台湾に戻られると思うんですけども、タシィさんね。日本でとんでもない目にあったっていうことをおっしゃっていくんでしょうね、きっと」
勝谷誠彦
「うん、でもね、彼はあの、何というかね、決して怒ってはいないんですよ」
堀江政生
「って20日間も拘留されたんですよ?」
勝谷誠彦
「怒ってないので、怒りがちゃんと持続してるんですよ」
堀江政生
「ああー」
勝谷誠彦
「で、僕ね、すごく意外だったのは、要するにね、僕はチベットの中を千数百キロ走って行ってきたことあるんですよ。だけどチベット人の彼はチベットに入ったことがないんですよ。インタビュアーの僕がチベットを知っていて、彼が知らない。だけど彼のあの美しいチベット語、あれは亡命した後、ダライ・ラマがお作りになった難民学校で、あれを覚えたんです。あれが僕は民族っていうもんだと思うんです。その文化と言語をちゃんと○○○○(聞きとれず)と習って、それ以上に、世界中でこうやって活動するために、彼、6カ国語ができます。大変なインテリです。ええ。ほんとにね…」
堀江政生
「でもスタートはホームレスのような生活で、スタートしてるんでしょ」
勝谷誠彦
「そうです。だけどその、自分の国を取り戻すために勉強に勉強を重ねて、お金もこのために使って、で、お金、大変でしょ。こういう活動するっつったら。彼はその時にね、ジョン・F・ケネディの言葉を引きました。『国が自分に何をしてくれるかじゃなくて、自分が国のために何をできるかを、私は考えている』っていうことで、私はもう非常にね、あの、そういう運動家、活動家というよりも一人の人間としてですね、その人格に打たれました。で、『ムーブ!』を見て下さってる方々は、タシィさんはこうやって、彼の謦咳(けいがい)に接することができたけれども、日本のマスコミはどこも、タシィさんにまともなインタビューもしていない」
関根友実
「そういう背景がほんと、知らなかったですもんね」
勝谷誠彦
「『台湾人の暴漢』と書いて、書き散らしただけですね、日本の大新聞なんかほったらかしてるじゃないか!非常に失礼だと思います、僕は。そういう意味では、『ムーブ!』は非常にこういう場をね、与えてくれて嬉しいですね」
堀江政生
「山本さんね、ま、あの生まれ育ったところに、同じ民族といっしょに住み続けるっていう、ごくごく当たり前のことですよね」
山本譲司
「この人の置かれてる、あるいは同じようなチベットの人たちの置かれてる境遇を考えればね、今回の件だってそんなに悪質性は感じないわけですよ。ましてや、たぶんその、取り調べの席でも、最初にもしかして謝罪の言葉を述べたかもしれないと。さらには彼にとってね、今回の事件で証拠隠滅を図るなんてことはないわけですよ。にもかかわらず、20日間の拘留っていうのは、何らかのこれは政府の意図も感じます」
堀江政生
「ま、胡錦濤さんがいる間は出すなってこと…」
山本譲司
「それをやりやすくしたのは、まさにあの、勝谷さんおっしゃられたように、大マスコミの姿勢ですよね。これ、ま、20日間といったら相当なもんですよ。私なんか…」
関根友実
「しかも50万の罰金も知らなかったです」
山本譲司
「そうなんですよ。これは最高ですよ、この罪の中ではね。私なんか結果ね、1年6カ月の実刑判決を受けた人間でも19日ですよ、起訴前の拘留は」
一同
「ああー」
山本譲司
「それが何でこういう人たちに20日間もね、ああいう刑事施設なんかに閉じ込めておくのかと」
勝谷誠彦
「ま、だからこのことは、世界中にやっぱり通信社が打電しますから、日本がどの程度の人権意識を持ってる国かっていうことを、世界中が知るわけです。だから逆に言うと、こういうささやかなインタビューさせてもらって良かったです」
____________________________内容紹介ここまで
四川大地震発生以降、チベット関連の報道は日本ではすっかり沈静化してしまった感がありますね。
中国政府は19日から3日間、「全国哀悼日」と定めたそうです。全土に半旗が掲げられ、聖火リレーは3日間中止すると(中日新聞5/19)。
日本でも、各地で中国人留学生などが地震の犠牲者のために黙祷をしたりしていますね。
その100分の1でもいいから、中共に虐殺されたチベット人やウイグル人のために哀悼の意を表してくれんもんかね。……って、絶対するわきゃないけどいちおう言ってみた(-.-#)
被災地入りしていた日本の緊急援助隊ですが、撤収が決まったようです(読売5/19)。本当にご苦労様でした。
隊員の皆さんは心残りでしょうが、中国に到着してからずっと中国側の都合に振り回されてきてましたし、もうお気の毒で仕方なかったです。
都市部を想定した機材しか持ってきてないのに崖崩れの現場に行かされたり、すでに人民解放軍が救援活動した後の現場に行かされたり、で。
中国の人民はおおむね日本の援助隊に感謝しているようですが、軍はそうじゃない。
兵士の1人は「あれは日本隊だろ。早く帰れよっていう感じだ」と口走り、ある中国筋は「軍が仕切る現場で日本隊に生存者を発見させると思うか?」「軍などがいったん捜索し救助活動をすでに終えた現場で、もし日本隊が生存者を発見したら、それこそメンツが立たない」と話したそうです(産経5/18)。
この記事を読んだ時は、「口撃」の段階ならまだいい、そのうち本当に「攻撃」されるような事態に発展したりしないか?とかなり不安になりました。
だから撤退と聞いて、ほっとしたというのが正直な気持ちです。
タシィさんについて。
「ムーブ!」って曜日によってはサヨク色が強かったりして、「はぁ?」と思うことも多いんですが、大手メディアが中国に「配慮」して報道しないことを、このようにちゃんと伝えてくれるところは、本当にGJだと思います。
タシィさんのお父さんがタシィさんに託した「次はあなたたちが(チベット独立の)闘争を続けなければならない」「もし、あなたたちがここで止めたらこれで終わってしまう」という言葉には、本当に考えさせられました。
私たち日本人は祖国があって、生まれてから今までずーっと普通にそこに住んでいる。また、それを空気のように当たり前に感じていますよね。
だけどタシィさんのご両親は祖国から逃れざるをえない状況に追い込まれ、そしてついに二度と祖国の地を踏むことはなかった。
そんなご両親の間に生まれたタシィさんは、未だに祖国に入ったことすらない。だけど自分がチベット人であることを誇りにしている。
ご両親の遺志を継ぎ、異国の地に住みながらも文化を守り、祖国を取り戻すため、世界各国を回り運動を続けている。しかも(おそらくは)そのために多数の言語もマスターした。
私みたいに安穏に暮らしてきた人間には想像を絶することです。全く頭の下がる思いです。
そんな厳しい生き方をされてきたにもかかわらず、人柄は穏やかで優しい。ご両親があんなに酷い目にあったのに、それでも中国人(漢族)も「同じ人間」だと見なしている。ダライ・ラマ猊下の影響も当然ながらきっと大きいんだろうなと思います。
チベット人を見捨ててはいけない。日本政府がヘタレなら、私たち国民が出来うる限り支援していくべきだ。改めてそう感じました。
話は変わりますが――
平成24年度から全面実施される中学校社会科の新学習指導要領をめぐり、文部科学省が社会科の指導要領の解説書に竹島を「わが国固有の領土」と明記する方針を固めた件について(毎日5/19。政府は「まだ決まっていない」としている)、さっそく韓国側が抗議してきたとのこと(産経5/19)。
主権の侵害だの何だの言ってるようだけど、他国の教科書に横やり入れてきて、いったいどっちが侵害してるのか。「内政干渉」って言葉を知らないのかね。
そもそも竹島は日本の領土です。文句あるんやったら国際司法裁判所に出てきなさいよ。
韓国はこれを機にまた騒ぎ始めるんでしょうか?
李明博大統領は、就任わずか3カ月で支持率が何と20%台にまで急落しています。ひょっとしたら人気回復のため、さっそく「反日」を利用してくるかもしれません。
そうなったらなったで別にいいんですけどね。韓国に騒いでもらった方が、「日韓に領土問題あり」と国際社会に注目してもらえますから。
私たちは竹島も、北方領土も決してあきらめてはなりませんね。
タシィさんのお父さんの言葉を借りれば、「次は私たちが闘争を続けなければならない」「もし、私たちがここで止めたらこれで終わってしまう」だろうと思うから。
※関連ニュース
・長野の聖火リレーで逮捕されたタシィさん、釈放され会見(産経5/17)
・【四川大地震】チベット民族の歌手、「眠れぬ夜もう嫌」(産経5/17)
・四川大地震「悲しいこと」 ダライ・ラマ14世(産経5/17)
・チベット旗、毛沢東がお墨付き…ダライ・ラマが秘話明かす(読売5/17)
・ファン・ビンビン、チベットの子供を招待し北京を案内(中国情報局5/17)
・英首相、ダライ・ラマと会談へ=「政治色回避」に批判も(時事5/18)
・来月にも正式対話 中国がチベット政府に要請(共同5/18)
・ダライ・ラマ、独閣僚と会談=チベット支援集会に参加(時事5/19)
※拙ブログ関連エントリー
・07/5/5付:大高未貴さんチベットを語る
・07/5/12付:ペマ・ギャルポさんチベット・モンゴルを語る
・07/10/9付:Nスペ「激流中国『チベット』」
・08/3/15付:「ムーブ!」スピルバーグ北京五輪にNO!(最近のまとめとチベットも)
・08/3/18付:「ムーブ!」中国の軍事費が急増(台湾総統選とチベット騒乱も)
・08/3/20付:「アンカー」チベット暴動 写真が暴く中国の嘘
・08/3/22付:チベット問題に関心を持ち続けよう
・08/3/29付:「ムーブ!」チベット抵抗史 ペマ・ギャルポさん出演
・08/4/1付:「ムーブ!」チベットだけでない 中国が抱える民族問題
・08/4/5付:「ムーブ!」チベット情報戦 中国のヤラセ発覚?
・08/4/5付:「ぶったま!」書写山 圓教寺の大樹玄承 執事長の書簡(取り急ぎ)
・08/4/7付:「ぶったま!」チベット問題 天台宗僧侶の勇気ある発言(やりとり全文)
・08/4/12付:「ムーブ!」北京五輪開会式は失敗(ダライ・ラマ会見その他も)
・08/4/15付:チベット問題と中華思想、捕鯨問題と白人至上主義
・08/4/19付:「ムーブ!」高まる中国の愛国心(善光寺リレー辞退も)
・08/4/22付:「ぶったま!」反響報告と聖火リレーと日中首脳会談(細切れぼやきも)
・08/4/27付:長野聖火リレー&中国の見せかけの「対話」を許すな
・08/4/29付:「TVタックル」張景子の( ゚Д゚) ハァ?発言集
・08/4/29付:「ムーブ!」長野聖火リレー 報道されない真実
・08/5/1付:「アンカー」長野聖火リレー 報道されない真実&今後の政局
・08/5/3付:「ムーブ!」門前にチベット旗 勇気ある僧がまた一人
・08/5/10付:胡錦濤訪日中のあれこれ(拉致問題も)
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Comments
これは知りませんでした、驚きです(@o@)
>「父親が亡くなる前に、……と頼まれました」
ここを読んだ時、グッと来ました(T_T) 言って委員会のように北海道でも放送されればいいのですが... いつもありがとうございます!
#こまかいですが、お知らせしておきますネ。
>その時の一家の生活
の「そ」も太字になってます。
元々嘘を書かれたことがある新聞で信用してませんでしたが、やっぱりこう来たかって感じでした。
他の人を「東京の男性」とか書いていたので、ごまかしたつもりなんでしょうけどね。
もう容疑者じゃないから名前書いてないだけですよー国籍は間違ってないよーと見せてるんでしょうけどね。
当然、背景など何にも書かれていない隅っこの小さい記事でした。
勝谷氏の指摘通り、関東在住ですのでタシィ氏の発言をメディアで知る機会を奪われています。
そういう意味でくっくりさんには感謝しております。
チベット亡命政府への義捐金の送付先
口座名: 自由チベット協議会
郵便振替口座: 00180−7−36566
代表者: 酒井信彦(さかいのぶひこ)
くっくりさん、こんにちは。チベットと話がそれますが、先週土曜日の枚方タウンミーティングに参加してきました。青山さんはやはり熱い人でした。近くまで来られていきなり当てられたらどうしよと思いました。苦笑 憲法がテーマでしたが、結構面白かったです。くっくりさん来られてるかなーなんて思いながら見てました。
私も同感です。竹島に限らず古館のコメントが加藤の見方に対して懐疑的になってきたように思います。
世論の大勢に迎合して、生き残っていこうとしている?この男、人を非難することがインテリだと誤解している節があるので、まだまだ気をつける必要は有ります。
いつも個別にレスを差し上げられず申し訳ありません。
hiroさん:
>の「そ」も太字になってます。
ご指摘ありがとうございます。どうも最近「やっつけ仕事」で(^^ゞ。また何かお気づきの点などございましたら宜しくお願いします<(_ _)>
yumさん:
タウンミーティングのことは後で知りました。いずれにしても土曜日は基本的に仕事なのでどうせ行けなかったんですが(T^T)。1年ぐらい前に「アンカー」の公開ミーティングみたいなのもあったんですが、それも土曜日で行けませんでした。
piさん、swordさん:
古舘氏のコメントですが、ギョーザ問題あたりから時々正論を言うようになってきたような気がします。チベット問題でも言いにくいことをズバリと言ってたりして驚きました。昨日の竹島の報道は見てなかったのですが、そうですか、そんなこと言ってましたか。うーむ(^_^;
オリンピックについてですが、
「『出場にかかる費用全てを、
地震で被災した方々の救済金にあてよ。
あえて我々は参加しない』
何らかの政治的メッセージと共に、
一部競技のチームからでもいい、
そんな声が上がらないかな?」
などと夢想しています。
ところで、今月26日午前5時から、WOWOWで『クンドゥン』という映画が放送されます。
wikiからの引用ですが、<『クンドゥン』(1997年・アメリカ)マーティン・スコセッシが、映画史上初めてダライ・ラマ14世の半生を描いた作品。ダライ・ラマ14世の転生者である少年を発見し、彼がチベットを脱出してインドへ亡命するまでの22年間を、歴史的事実に即して描いてゆく。>という作品だそうです。
私も見たことはないので実際の内容はわからないのですが、この機会になるべく多くの人に見ていただきたくて、コメント欄に書かせていただきました。既出でしたら、申し訳ありません。
こっちではまったくやっていないので助かります。
タシィさんの言葉を聞いてうちらも頑張らないと駄目ですね。
竹島は、わが国固有の領土として教えるとの事、遅きに失しましが、良いことでしょう!
この問題は、わが国の外交姿勢にも問題があるのでしょう(特に害務省)。
竹島の実効支配は、韓国側がしています。くやしいです。
>韓国に騒いでもらった方が、「日韓に領土問題あり」と国際社会に注目してもらえますから。
教科書への記載を検討した段階で、大使が呼びつけられるとは。また宮沢の亡霊に悩まされているようですね。領土問題に決着を付けないままで「未来志向の両国関係」もへったくれもあるまいに。町村官房長官が「竹島が我が国固有の領土であるということは、一貫した日本政府の主張である」と明言しているので、とりあえずは一安心か。
ただ、どちらの領土であっても国際情勢に影響を与えることは無いので、冷たいようですが国際社会から注目を浴びることはないと思います。
古館はプロレスアナを卒業してから、中身の無いコメントを垂れ流し続けて何年になりますかねぇ? ここに来て、ようやくお勉強し始めたのかな。まぁ彼一人の力では出来ないけれど、加藤を解説から降ろすことが出来たら、「本物」に一歩近づいたと言えるでしょう。
タシィ氏の他に日本人2名が同じ日数拘留されています。但しその2名は罰金30万と20万、タシィ氏よりも安く設定されたが。
>ただ、どちらの領土であっても国際情勢に影響を与えることは無いので、冷たいようですが国際社会から注目を浴びることはないと思います。
領土問題は当事国以外には直接的影響は与えないものの、時の国際情勢(6ヶ国協議など)により間接的影響は与え得るものです。韓国は公式には日韓間に領土問題は存在しないとしているが、3年前には島根県の「竹島の日」に過剰反応し、2年前には何と盧武鉉大統領が竹島問題で特別談話を出し、皮肉にも韓国は日韓間に実質的に領土問題が存在していると他国にアピールする結果となった。これらのことは米メディアでも伝えられました。欧州は知らないが。まだ指導要領に明記が決まったわけではないので何とも言えないが、今後の推移によっては李政権支持率低下と相まって、再び注目を集める可能性はあるでしょう。
コメント欄でごまさんが書かれている映画「クンドゥン」を見たことがあるので書いてます。
ハリウッド映画っぽい派手さが抑えられた素朴な印象の作品でした。これで全てを知ることは(当然ですが)無理とはいえ、音楽や映像も美しく、映画としても楽しめる作品と思いました。
法王の青年期を演じる主演の男性は、インド生まれインド育ちのチベット族の方で、役者さんではないそうです。
その方のお父さんはチベット伝承医学の研究・保存に努めている方だそうです。
この方たちは現在のダライ・ラマ法王の親戚に当たるそうです。
他の出演者の方も、役者さんではない亡命チベット人の方が中心だったと思います。演技も自然だったので、映画を見た後にそれを知って驚きました。
ちなみに撮影はモロッコ、と言っていたと思います。
この辺は、DVDの特典映像で知ったことです。今手元にDVDがないので詳しく書けませんが、映画の背景を知って見るのも良いのかな?と思ってコメントしました。
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タシィさんのインタビューを、こちらで読めて良かったです。書き起こしありがとうございました。
いつももテキストおこしありがとうございます。 お陰で大変勉強させてもらっています。
関東ではなかなかなかなか「ムーブ」が見られないので、
非常にありがたいです。
一旦挨拶しておきます。
>これらのことは米メディアでも伝えられました。
単に海外メディアに取り上げられることが、国際社会の注目を集めることだとお考えですか?
竹島問題を認識しているアメリカ人が、どれほどいるとお考えでしょうか?
国際社会の注目を集める問題とは、当事国以外の多くの国の経済、あるいは安全保障にまで影響を及ぼすため、その行方に関心が寄せられるような問題のことです。竹島は、現在のところそういった状況にありません。だから、国際社会に注目されることはないだろう、と言っているのです。国際社会の支援は期待出来ないので、日本は一国で問題解決の道を探らなければなりません。
拉致被害者のことも忘れてはいけないと、思います!
同じ日本人が祖国に帰れないでいる。胸が痛みます。
わざわざご返信くださったことには感謝申し上げますが、どうもピントがずれているようです。大切なのはアメリカの国民がどう思うかではなく、政府がどう思うかですよ。であるからこそ、「時の国際情勢(6ヶ国協議など)により間接的影響は与え得るもの」と書いたのですがね。
本日TBSラジオ「ストリーム」でも勝谷氏が言及しています。
ダウンロードも可能です。
>大切なのはアメリカの国民がどう思うかではなく、政府がどう思うかですよ。
どうも思わないでしょうね。竹島問題は、アメリカの国益には関わりませんから。
解らない御仁ですね。「領土問題は当事国以外には直接的影響は与えないものの、時の国際情勢(6ヶ国協議など)により間接的影響は与え得るものです」と最初に書いたはずです。拉致は米国には直接影響のない問題だが、なぜブッシュ大統領は横田早紀江さんと面会するまでしたのか(現在とは情勢が変わっているが)。その辺りを反芻してみると宜しいかと。もはや披露困憊。
えぇ、さっぱりわかりませんねぇ。ブッシュが拉致問題に関してやってくれたことと言えば、横田夫妻の前で涙を流してくれたことくらいです。
6ヶ国協議と言われるならば、そこで日本が拉致問題を持ち出す度に無視され続ける一方、同じ被害国である韓国が何も言わないのはなぜか? それが答えです。
これほど話の通じない御仁も珍しい。私は最初から「当事国以外」の国の話をしているのだが。本当にお話にならない。
一刻さん:これらのことは米メディアでも伝えられました。
八王子欣也さん:単に海外メディアに取り上げられることが、国際社会の注目を集めることだとお考えですか?
八王子欣也さん:竹島問題を認識しているアメリカ人が、どれほどいるとお考えでしょうか?
その事実を報道したことが大切なのではないですか?
海外に報道がなければ誰も気付くことはないですね。
認識するかしないかは情報をどれだけ持つかでその深さがきまるでしょう。
竹島問題を認識しているアメリカ人がぜんぜんないことはない、居ますよ。
私は単に日本語が分かるからくっくりさんので深くはないですが認識してますけど。
他の言語で報道されないと分からない人がいますよ。
日本のことが他の言語で報道されるのが限定してますこれは実情です。
アメリカが何もしないとか日本を理解しないとか言う前にどうしてそれらの問題を知らせないのかを考えてください。
それから、アメリカの政府のことやアメリカ人のことを一部だけ知ってそれで全てのことのようにして批判するのは誰でも出来ます。
慰安婦のことも拉致のこともそうですがこの問題も日本の立場を正確にたくさん英語の論説を書いて世界に知らせてください。
その後で、世界の人達が認識するかしてるかの問題を論議してはいかがですか?
くっくりさん、これが適切なコメントでなければ除いてください。
いつも個別にレスを差し上げられず申し訳ありません。
Monさん:
>くっくりさん、これが適切なコメントでなければ除いてください。
いいえ、全然大丈夫です。
ただあなたが日系アメリカ人であることをご存知ない方もいらっしゃると思いますので、そのあたりを明記していただいた方が、より良いかもしれません。
くっくりさんのフォローもあって気付いたのですが、もしも私があなたの国を批判していると思われたのであれば、それは違います。「アメリカは、日本のために何もしてくれないじゃないか!」と文句を言っている訳ではないのです。
日本の抱える外交問題の解決に国際社会の協力を得ようとすれば、あなたの言われる通り、日本の立場を世界に知らせることは大切です。ただし、各国政府に実際に動いてもらうには、それだけでは不十分です。
例えば、アメリカの協力を得るために、ただ単に「ブッシュさん、協力して下さい。」とお願いしただけで、ブッシュが無条件に日本を援助するようなら、彼は倫理上は善い人という評価を受けるかもしれませんが、国家のリーダーとしては失格です。なぜなら、彼はアメリカ合衆国大統領として、アメリカ国民の生命・財産を守る最高責任者の立場にあります。日本のためにはなっても、アメリカの国益には適わないような活動は許されないのです(もちろん災害救助など、戦略性を持たない活動の場合は別です)。それは、何もアメリカだけが特別だとか、ブッシュが冷酷だというのではなく、それがごく普通の国なのです。国益を損なうようなことを進んでやる国はどこにもありません。国益も何も考えずに、訳のわからないことばかりやっているのは、世界中でも日本の総理大臣くらいのものです(逆にちゃんと考えられる人が、寄って集って引き摺り降ろされてしまうし。そういう意味では、中国よりもよっぽど異常な国ですよ、まったく!)。
だから、日本がアメリカの協力を得るためには「この問題が解決出来たら、アメリカ側もこんな利益が得られるんですよ。」と具体的なメリットを提示して、説得しなければならないのです。今の日本の外交を見ていると、この点が全く理解されていないように感じます。上で触れたように、六カ国協議において、日本が拉致問題の解決を闇雲に主張する度に孤立してしまうのが端的な例です。
ブッシュが横田夫妻の前で涙を流したことを、上では皮肉っぽく書きましたが、あの涙は偽りのものではなかったと思います。ブッシュ個人としては、ぜひ協力してあげたい、という気持ちの表れだったと思います。けれども大統領の立場としては、国家の外交戦略を優先しなければならず、そのために協力出来ないかもしれない。ブッシュも苦しんでいるのだと思います。
>各国政府に実際に動いてもらうには、それだけでは不十分です。
私は政府に知らせなさいとは申してません。
私の意味はアメリカの市民に知らせてくださいです。
私が指摘してるのはアメリカ政府は市民が要求しなければ動きません。皆さんはこのことを知らないのです。
指導者が判断するのは市民が望んでいるかなのです。だから拉致の問題の深刻なことをアメリカ人に知らせることをしなければならないのです。
例えで説明します。
慰安婦の問題のことでChinaやKoreaの人達は其れが分かりましたから、声を上げたのであのホンダ議員が働いたのです。彼が公聴会を開かせる努力をしたりして他の議員も意見を聞く機会を与えたのです。そして結果は皆さんご存知でしょう。
他にチベットの問題も彼等はアメリカ市民に理解させる努力をしています。だからこちらでもあのような運動があり公聴会まで開かれて多くの人が知ることが出来ました。
皆さんは昔の日本の江戸時代のように直訴すれば何かが出来ると考えてるのでしょう。
政治家は任期が終われば何も出来ません。アメリカ市民にはそれがありません。
そのことからあなた達はアメリカの一部のを知ってそれにもとずいての批判はしないがよいと申したのです。
最も基本なこと:アメリカを動かすにはアメリカ市民に知らせることです。
それをしないで皆さんはアメリカに何を望むのですか?
>アメリカ政府は市民が要求しなければ動きません。
>指導者が判断するのは市民が望んでいるかなのです。
あなたの説に従うと、イラクで多くの罪の無い人々を殺傷したのも、見かけ倒しの核の無力化で、北朝鮮のテロ支援国家指定を解除しようとするのも、市民が望んだことになりますね。アメリカ人というのは、なんと野蛮な国民なのでしょう!
あなたは論を変えてますね。
もう一度話しを元に戻します。
八王子欣也さん:単に海外メディアに取り上げられることが、国際社会の注目を集めることだとお考えですか?
八王子欣也さん:竹島問題を認識しているアメリカ人が、どれほどいるとお考えでしょうか?
ここで今お話しているのは日本がKoreaとの間に竹島問題がある、それにN. KoreaとChinaも含めて慰安婦、拉致の問題、に関して、アメリカ人に日本を助けることをさせることが出来るかなのですね。
そうですね、アメリカには日本の3倍から4倍の人が住んでいますから野蛮な人もいますよ。
今まで間違いをおかしたことでその間違いが分かればそれを正すこともしてますし、させることもしてます。
あなたの言うように:
アメリカ人というのは、なんと野蛮な国民なのでしょう!
であれば、あなたは野蛮なアメリカ人にそれらの問題で日本を助けることを望んでいないことが分かりますね。
でもね、私はあなたのような人が日本にいることが分かつても、私は日本人が皆あなたのような人だとは思いませんね。
最後に、アメリカ人でも日本のそれらの問題で日本へ少しでも助けになればと思う人が居ることを他の日本の人達にこのことは理解していただければと思います。