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真実を語ることはヘイトではない!「アメリカ人が語る アメリカが隠しておきたい日本の歴史」

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アメリカ人が語る アメリカが隠しておきたい日本の歴史

 2016年11月17日に発行された、マックス・フォン・シュラーさんの著書です。
(カバー内側のプロフィールには「マックス・フォン・シュラー小林」とあります)
 
 Amazonの内容紹介より。

世界に伝えたい! 日米2カ国語併記!
Written in both English and japanese

日本が洗脳から目覚めることを恐れる米・中・韓
海兵隊出身の著者がアメリカの“嘘"を告発する!

真実を語ること、それはヘイトスピーチではありません。
──マックス・フォン・シュラー
MAX VON SCHULER

【解説】
「軍部が無謀な戦争を起こした」「日本軍は残虐だった」──こういった歴史の見方、考え方はすべて戦勝国米国が、自国民だけでなく敗戦国日本人に刷り込んだプロパガンダだ。
著者は1974年に米軍海兵隊として来日、その後、主に日本と韓国で数々の貴重な体験をしてきた。
なぜ米国人はこのような大きな嘘をついてきたのか?
著者は、米国人が自分の国が世界で一番進んだ理想の国だと思い込んでおり、その物差しで他国をはかり、自国の価値観を押し付け、その国をメチャメチャにしてしまうという米国人の傲慢性を指摘している。
また日本は唯一、米国に戦いを挑み、死をも恐れず徹底抗戦し、米国を心底怯えさせた国だったので、日本が再び台頭してくるのを恐れている、という。
米国を脅かす、長い歴史と伝統に培われた日本国民の潜在性を畏怖しているのだ。
だからこそ米国は、GHQの統治以降、今もなお日本社会の仕組みを変革し続けている。
さらに米国は「南京大虐殺」「性奴隷」「強制徴用」など中韓の反日プロパガンダを受容し、その発信拠点にもなっている。日本人に永遠の贖罪意識をもたせることで、米国人は日本人の頭を抑え続けているのである。
日本人が歴史の真実に目覚めるのを恐れているのは米国だけでなく、中国、韓国も同様である。

本書は自身の体験を通して日本と韓国を知り尽くしている市井の米国人が、本音で語る日本人への警告である。

 Amazonにはこのあと、目次も載っています(抜粋で、全部は載っていません)。

 著者のシュラーさんは、ドイツ系アメリカ人です。
 1974年、岩国基地に米軍海兵隊として来日、その後日本、韓国で活動。
 退役後は、日本でさまざまな活動を展開。
 現在は、歴史研究のほかに、ホテル専属の結婚式牧師や、「日出処から」の代表講師をされているそうです。

 藤岡信勝さんのFBによれば、シュラーさんは米カリフォルニア州のグレンデール市に慰安婦像が設置される前の2013年4月、同市の関係者に再考を求める手紙を送ったそうです。

 これまでにも日本で著書を何冊か出しておられますが、私はこの方の本を読むのは初めてです。

 「日米2カ国語併記」というのは具体的にはこの画像のような感じで、

170106-02mihiraki.JPG

 段落ごとに、上に米語、下に日本語という順番で並べられています。
 英語圏にお知り合いがいる方は、ぜひこの本を勧めていただきたいです。

 2カ国語併記は、日本人にとってもありがたいですよね。
 特に、英語圏の方とやりとりしている方で、歴史問題に関して上手く英語で説明できない時など、とても役立つと思います。


 「はじめに」では、今のアメリカの深刻な言論状況が書かれてあります。

【今アメリカの大学で教えている歴史学者は、たとえばポリティカル・コレクトネス(政治的に公正・中立で、なおかつ差別・偏見を防ぐ目的の表現)をはじめとする現代のアメリカ社会の考え方に反する言動はできません。
 アメリカのフェミニストたちは、慰安婦は性奴隷であり、今の日本人はそのことについて罪の意識を持つべきである、と断言しています。もしアメリカの歴史学者がこの考え方と違うことを書けば、職を失います。フェミニストたちはその歴史学者が所属する大学に対して、彼が辞めるまで圧力をかけます】


 日本や韓国ではよく見られることですが(日本では少しマシになってきた?あの青山繁晴さんが大学で教える時代ですから)、なんと、自由の国のはずのアメリカでもこのようなことがあろうとは。

 こうした状況の中、シュラーさんの母国・アメリカへの批判、そして韓国への批判は痛烈です。
 日本で出版された本ではあるものの、ここまで言って大丈夫?と心配になるほどです。

 1941年、アメリカの世界支配に対して戦いを挑んだ日本を、アメリカは今も恐れています。
 本書ではそのことが何度も強調されています。

 アメリカは現在も反日プロパガンダを続けています。
 目的のひとつは、日本に圧力をかけ、永遠に罪の意識を持たせること。
 そしてもうひとつの目的は、自国民に嘘を教えて、アメリカが日本に対して行った残虐行為を隠すこと。

 アメリカは旧日本軍を残虐だったと批判していますが、実際のところ残虐だったのは米軍の方だったと、シュラーさんは、マニラにおける日米の戦いなど具体的事例を挙げながら指摘しています。

 また真珠湾攻撃について、シュラーさん自身はアメリカに住んでいた子供の時も怒りはなかったと言いますが、アメリカ人はそれを、ある種の信仰にしていると断じています。

【悪の日本が正義のアメリカを騙し討ちした、という信仰です。これはアメリカ例外主義の考え方です。アメリカ人は、自分たちが世界で最も優れた理想の国であると信じています。自分の国は悪いことはしないと信じています。】

 昨年末に安倍総理が真珠湾を訪問しましたが、この「信仰」はそう簡単にはなくならないでしょうね。

 本書のタイトルは『アメリカ人が語る アメリカが隠しておきたい日本の歴史』ですが、韓国にもかなりの紙幅が割かれています。
 その部分は、まさに『韓国が隠しておきたい韓国(朝鮮)の歴史』と言えるでしょう。

 韓国について、「はじめに」ではこう書かれてあります。

【この本ではまた、日韓問題で韓国を強く批判していますが、これはヘイトスピーチではありません。私が心から願っているのは、韓国人は、もう日本のせいにするのはやめて、自分たちの社会の問題を自分たちで解決できるようになってほしい、ということです。
 真実を語ること、それはヘイトスピーチではありません。


 「ヘイトではない」と冒頭に説明しなければならないほど、今の日本社会では言いにくいことが書かれてあるということです。

 シュラーさんは、アメリカ・日本・韓国で暮らした経験のある方です。

 この3つの国や民族の問題点、あるいは現在の日米・日韓関係の問題点について、それぞれの歴史も紹介しながら(多くは日本のメディアや教科書には出てこない話です)、率直に語ってくれています。

 それは体験に裏打ちされたものであり、非常に説得力があります。

 韓国関連のトピックを少し紹介すると…

 たとえば、韓国人の被害者意識の強さ。
 本当に「虐殺」された民族、たとえばポーランド人に対して失礼だとシュラーさんが感じるほどの酷さです。

 たとえば、韓国の「ウリナラ起源」。
 マルコ・ポーロが李氏朝鮮に来た時(実際は来ていない)チヂミからピザのアイデアを盗んだとか、エジプト文明とシュメール文明は朝鮮人が創設したとか、クリスマスツリーの起源も韓国だとか。
 彼らの妄想はエスカレートするばかりですね。

 そして、併合時代の朝鮮と慰安婦問題の検証。
 「日本軍慰安婦」だけでなく「米軍慰安婦」についても説明があります。
 「日本軍慰安婦」は「米軍慰安婦」(政府出資の組織化された売春システムがあり、大東亜戦争時にハワイで運営されていた)より多くの特権があったことも記されています。

 そのうえで、韓国側の理不尽な主張にツッコミを入れまくっています。

 ひとつだけ挙げると、これです。

【警察官が(その多くは朝鮮人ですが)、村に侵入して女性を強制連行しても、村の人々は抵抗しないのでしょうか?】

 おっしゃるとおりです!
 ここは拙ブログでも何度も指摘してきました。

13/7/29付:慰安婦強制連行があったのなら、なぜ朝鮮人男性は反乱も起こさず黙っていたのか
13/12/14付:日本が残酷な統治をしていたのなら、なぜ朝鮮人に銃を持たせたのか

 他にこんなツッコミも。

【もし日本が本当にハングルを禁止していたら、併合から35年後、日本が降伏して米ソが朝鮮を支配するようになった時に、ほとんどの朝鮮人がハングルを読めなかったでしょう。しかし、1945年当時の朝鮮人は日本語とハングルの両方を読めました。】

 こうした具体的な史実を見れば、韓国人が歴史を捏造しまくっていることは、合理的判断ができる人であれば誰でも理解できるはずです。
 それこそアメリカ人も日本人も関係なく、どこで生まれ育った人であっても。

 なのに、当の韓国人だけが理解できない。
 理解しようとしない。
 特有の反日意識、被害者意識、優越感などが邪魔をして、冷静に考えることができないのでしょう。

 それが日韓関係を非常に難しくしていることに、早く気づいてほしいものです。
 きっと永遠に気づかないだろうけど(T_T)

 シュラーさんはこう提言しています。
 「韓国はベトナムに学べ」と。

 その具体的な中身を見ると、なるほど、良くも悪くも、アメリカ人だからこそ、そう言えることなのだなと思いました。

 ただ、日韓関係が一筋縄には行かないことはシュラーさんも十二分に理解していて、2015年12月の日韓合意を韓国側が履行しない問題について、こう述べています。

【日本政府やアメリカ政府が分かっていないのは、いくら補償金を渡したところで韓国人は満足しないということです。彼らは日本の存在が許せないのです。彼らが望んでいるのは、韓国が日本を服従させ、日本が韓国の従属国になることなのです。
 儒教の考えが根強く、地理的に中国に近い韓国人は、日本人より上位の存在であるという考えを手放すことができません。


 そうなんですよね。

 でも、共産主義で一党独裁の中国とは違って、韓国はまだ話せば分かるんじゃないか?と思っている日本国民、未だにけっこういそうですね。

 残念ながら、韓国は永遠に反日です。
 反日でないと、国が崩壊してしまうからです。

 そういう国と無理に仲良くしようとしても、かえって新たな問題が発生するだけだったりします。
 その時に損をするのは、たいてい日本です。

 日韓合意の後、韓国側はソウルの日本大使館前の慰安婦像を撤去するどころか、釜山の日本総領事館前に新たな慰安婦像を設置してしまいました。

 外国公館の「威厳の侵害」を禁じたウィーン条約に抵触する行為ですが、韓国政府は放置しています。

 朴槿恵政権はもう死に体なので仕方ない?
 それは韓国側の事情であって、そんな言い訳は通用しません。
 そもそもスキャンダルが出てくる前、支持率がまだ高かった頃も、朴政権は動きませんでした。

 欧米を中心に慰安婦像を設置しようとする韓国系団体の動きも、日韓合意の前よりむしろ激しくなっているようです。
 2016年8月には、豪州で初めて慰安婦像が設置されています。

 韓国では法律より感情(反日)が優先する。
 日韓友好なんて幻想だと、全日本国民が気づくことが何より大切ですね。


 シュラーさんが全編通して繰り返し強調しているのは、多くの日本人が外国人を全く理解しておらず、外国人も日本人と同じように行動すると勘違いをしていること、です。

 これを改善するには、日本人が自虐史観から脱することが絶対に不可欠だと私は感じました。
 「世界は腹黒い」ことを、まず認識しなければ。

 平和ボケ日本人(憲法9条信者)への痛烈なメッセージも発信されています。

【もしどこかの国が、我々は平和を愛しているので全く抵抗しません、と言えば、攻撃する国は喜んで皆殺しにします。】

 最初に、シュラーさんのアメリカ批判は痛烈だと書きましたが、別に反米米国人というわけではありません。
 むしろ愛国者であることが、そこかしこから漂ってきます。

 アメリカにとって、過去どうしていれば国益になったか。
 アメリカにとって、今後どうすることが国益に叶うか。
 そこを真剣に考えておられると思います。

【1941年の真実はこうでした。アメリカは中国がアジアでの自国の僕(しもべ)であるという間違った認識に立ち、日本がアメリカを攻撃するよう追い詰めました。
 これは完全な間違いでした。当時、アメリカが日本と協力的な関係を作っていたら、今の世界はもっと良い世界になっていたでしょう。
 アメリカ人はもう、日本が再び軍事国家になるんじゃないかと心配するのはやめて、将来のために日本との協力関係をいかに強化するか考えるべきです。】


 巻末の参考文献では、それぞれ書名だけでなく、どういう内容の本なのかや、どの部分を本書に活用したかなどを簡単に説明してくれています。

 大半が洋書ですが、邦訳されているものも多いです。

★アレン・アイルランド(イギリス人)の『THE NEW KOREA―朝鮮(コリア)が劇的に豊かになった時代(とき)』(僭越ながら書評
★ジョージ・トランブル・ラッド(アメリカ人)の『1907 IN KOREA WITH MARQUIS ITO(伊藤侯爵と共に朝鮮にて)』(僭越ながら書評

 といった第一級の資料も含まれています。


 シュラーさんもそうですし、テキサス親父ことトニー・マラーノさん、ケント・ギルバートさん、マイケル・ヨンさんなど、戦後の誤った自虐史観から日本人を覚醒させようと尽力してくれるアメリカ人が増えているのは、とても心強いことですね。

 しかし、彼らはただ手助けをしてくれているだけです。
 当たり前のことですが、日本のあるべき姿は、私たち日本人自身の手で取り戻さなければなりません。
 たとえ何十年かかろうとも…。
(その時、私は果たして生きているのか…(^_^;)





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※最新刊は「アメリカ白人の闇」です。2016年12月27日発行。

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Comments

ご紹介ありがとうございます。
新聞の広告にも載っていた本なので気になっていました。
さっそく取り寄せます。
しのぶ | 2017/01/06 08:20 AM
この本は読んだことがなく、この記事からだけなので、必ずしも正確な批判かわかりませんが…

この人の「日本が再び台頭してくるのを恐れている」という説明はちょっと不十分だと思います。
具体的にはアメリカの領土やその国益を脅かす力を持つ国を許さないのですね、あのアメリカという国は。
なので日本だろうがドイツだろうがイギリスだろうがフランスだろうが、アメリカにとって「脅威」と認識したら潰しにかかるでしょう。
現在はそれが中国の海洋進出と北朝鮮の核兵器に焦点が当たってます。
「どの国もアメリカを脅かすことが出来ない─だからアメリカは安泰だ」というわけですね。
アメリカの戦略や軍事関係のニュース、軍事行動を見ていると、この方向性があることが分かります。

前々から感じていることなのですが、この手のことを言う人って、「日米だけを見て」、アメリカが日本に行う政策の方法を「日本だけに行っている特別なもの」と捉え、その理由を「日常的な文化面」から解説しようとする傾向があるように思います。
でも、これはアメリカの政策であり、そのアメリカの政策は世界に目が向けられているのではないでしょうか。
そして、その政策を達成するために行っている戦略は、理論的に構築されているものではないのでしょうか。
それならば、「日本が怖いから」などという単純な感情論ではないことは容易に想像できるのではないでしょうか。

残虐行為の分析においても、この人はその傾向があるのでしょうか。
アメリカは日本だけではなく、ドイツに対しても残虐行為を行ったと非難しています(それに対し、ドイツはナチスがやったと言ってますね)。
というか、アメリカをはじめとする連合国が残虐行為を非難したのはドイツに対しての方が先で、それは日本の開戦前のことです。
おまけに言えば、日本の残虐行為を非難するよう連合国に進言したのは中華民国です。
さらに言えば、ドイツの戦争犯罪を裁くために制定されたニュルンベルク条例も、蒋介石が参加したカイロ会談で日本にも適用されることが決まっています。
そしてさらに開戦前のハルノートにまつわる蒋介石の動きなども考えると、中国は日本に罪の意識を持たせた黒幕ともいえる存在のように思えるのですよね、私には。
今の中国の態度を見ても、日本を「怖がっている」のは、アメリカよりも中国の方に思えます。

「悪の日本が正義のアメリカを騙し討ちした」という考えも確かに一般的に広まっているものではあるのですが、一方で「トラ・トラ・トラ!」という映画に、攻撃前に出すはずだった日本の最後通牒の提出が遅れたことが描かれているように、この最後通牒の遅れが知られていないわけではありません。
あと、アメリカの残虐行為は隠されてないですよ。
あえて言うなら「相殺されている」でしょうか。
アメリカ人が「自分たちが世界で最も優れた理想の国であると信じて」いるというのは、その傾向は感じますけどねw
自分の国が悪いことをしたと言われれば「していないはずだ」という心理的な防御反応が働いて反論したくなるのが人間でしょう、自分の国を嫌ってなければ。
日本に目を向けてみても、南京虐殺や慰安婦問題への反論も同じように、この防御反応から始まったのではないでしょうか。
そこから真実を調べようと考えたと思います。
戦勝国の人たち場合は元々立場が強いだけに、真実を調べるとまではいかない場合が多いのではないかという気がします。
すぷー | 2017/01/06 12:45 PM
 くっくりさん、私たちの目の黒いうちに日本のあるべき姿が取り戻せるかもしれないです。俺達の菅(スガ)さんが、ビシっと言ってくれました。

 韓国と当たり前の外交関係にすることが、戦後体制を終わりにすることだと思います。これがどれだけ国内外の事情で出来なかったか・・・(T_T)、しかしやっと第一歩を踏み出せたと思います。

【韓国・釜山の慰安婦像設置に政府が対抗措置 駐韓国日本大使ら一時帰国へ】
(1)長嶺安政・駐韓日本大使と森本康敬・在釜山日本総領事の一時帰国
(2)日韓通貨交換(スワップ)の取り決め協議の中断
(3)日韓ハイレベル経済協議の延期
(4)在釜山総領事館職員による釜山市関連行事への参加見合わせ
http://www.sankei.com/politics/news/170106/plt1701060015-n1.html
都民です。 | 2017/01/06 01:48 PM
 続けて、失礼します。m(_ _)m

 総理もバイデンさんにハッキリと、「日韓両政府が責任を持って履行することが重要で、逆行することは建設的でない」と仰ったそうです。逆行しているのは、韓国ですね。

【首相「日韓合意逆行、建設的でない」 米副大統領に 】
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS06H29_W7A100C1EAF000/
都民です。 | 2017/01/06 02:13 PM
久しぶりに書き込みます。
韓国の反日は一種の妄想です。
韓国は反日のように見えて反日ではありません。
彼らは反日と程遠いところにいます。
彼らが何を望んでいるのかは誰も分かりません。
特に韓国の教育を受けてそれを信じている熱狂的な韓国教の信者には。
この部分が実は韓国のキリスト教徒と重なっていることは重要です。
私は韓日条約の頃から韓国の新聞・知識人が日本について何を話してきたのかを知っていますが、前朴大統領の頃は良く抑えていたという印象です。
金大中とソウルオリンピックで変わってきた。
トランプと金正恩が直接対話すれば
又変わるでしょう。
金 国鎮 | 2017/01/06 04:56 PM
すぷーさん

何でそんなにアメリカに対して擁護気味に書いているのか知りませんが(笑)、ちょっと突っ込みを。

アメリカは敵対する国を叩くとかいう手垢のついた一般論は置いといて、アメリカが日本を特別に恐れている理由は簡単です。
原爆の仕返しを恐れているのです。立場が逆だった場合を想像してみれば分かることです。

先の戦争で、日本がアメリカに原爆を落として30万人くらい死んだと仮定します。戦争後にいくら友好関係を築いた所で、原爆を落とした側の我々は「アメリカ程の国力がある国なら、そのうちいつか、原爆の報復をされてしまうかもしれない」という考えから抜け出すことは出来ないでしょう。

話を現実に戻すと、自分が何をやったのか一番良く知っているのがアメリカ自身です。普通の神経なら「原子爆弾を使用した大虐殺」という罪悪感とその報復に対する恐怖心から逃れられることは出来ません。
これこそが、アメリカが日本を恐れる理由です。それから逃れる為に必要なのが日本の悪魔化とアメリカの自己正当化なのです。

オバマの広島訪問の時に大統領補佐官のスーザン・ライスが「興味深いことに、日本は謝罪を求めていない」と発言しましたが、裏を返せば「アメリカは謝罪を要求されて当然のことをした」と言っているのです。もうほとんど潜在意識レベルだと思いますが、同時に「報復されないように日本を押さえ込みたい」という欲求もそのレベルにあると思います。

原爆以外のアメリカの残虐行為についてですが、事実上隠されていると言っても過言ではありませんね。知られていないでの相殺などされていません。確かに調べれば資料は出てきますが、欧米のメディアはそんなことは積極的に報じないし、教科書にも記述されていないので、ほとんどのアメリカ人は知りません。また知りたくもないでしょう。

どうして残虐行為を行ったアメリカが、東京裁判における「人道に対する罪」で、日本を裁くことができるのか。
http://best-times.jp/articles/-/4039


すぷーさん

何でそんなにアメリカに対して擁護気味に書いているのか知りませんが(笑)、ちょっと突っ込みを。

アメリカは敵対する国を叩くとかいう手垢のついた一般論は置いといて、アメリカが日本を特別に恐れている理由は簡単です。
原爆の仕返しを恐れているのです。立場が逆だった場合を想像してみれば分かることです。

先の戦争で、日本がアメリカに原爆を落として30万人くらい死んだと仮定します。戦争後にいくら友好関係を築いた所で、原爆を落とした側の我々は「アメリカ程の国力がある国なら、そのうちいつか、原爆の報復をされてしまうかもしれない」という考えから抜け出すことは出来ないでしょう。

話を現実に戻すと、自分が何をやったのか一番良く知っているのがアメリカ自身です。普通の神経なら「原子爆弾を使用した大虐殺」という罪悪感とその報復に対する恐怖心から逃れられることは出来ません。
これこそが、アメリカが日本を恐れる理由です。それから逃れる為に必要なのが日本の悪魔化とアメリカの自己正当化なのです。

オバマの広島訪問の時に大統領補佐官のスーザン・ライスが「興味深いことに、日本は謝罪を求めていない」と発言しましたが、裏を返せば「アメリカは謝罪を要求されて当然のことをした」と言っているのです。もうほとんど潜在意識レベルだと思いますが、同時に「報復されないように日本を押さえ込みたい」という欲求もそのレベルにあると思います。

原爆以外のアメリカの残虐行為についてですが、事実上隠されていると言っても過言ではありませんね。知られていないでの相殺などされていません。確かに調べれば資料は出てきますが、欧米のメディアはそんなことは積極的に報じないし、教科書にも記述されていないので、ほとんどのアメリカ人は知りません。また知りたくもないでしょう。

どうして残虐行為を行ったアメリカが、東京裁判における「人道に対する罪」で、日本を裁くことができるのか。
http://best-times.jp/articles/-/4039


ドイツの残虐行為に対する非難云々については、戦時中のプロパガンダであり、日本に対しても日中戦争をダシにして日米開戦前から行われてましたよ。因に1941年頃までフォードなどのアメリカの大企業は軍用車等を売りつけてナチスドイツと商取引をしていました。そもそもユダヤ人差別はドイツだけではなく、当時の欧米社会で横行してたので、これらの大企業はユダヤ人が収容所に送られても見て見ぬ振りをして、問題があると非難を受けるギリギリまでナチスとビジネスをしていました。なので、アメリカがドイツの悪行を批判した正義のヒーローかというと、そんなことは全くありません。

因に、今現在ドイツに対してよりも日本に対するバッシングの方が執拗なのは、ドイツには原爆を落としてないからだと私は思いますね。ドイツからは報復を恐れる必要がありませんから。
バッシングの黒幕はアメリカです。中国や韓国はアメリカにとっていい手駒です。友好国となった日本には言いにくい、アメリカの本音(プロパガンダ)を言ってくれる存在が中韓なのです。

最後に「アメリカ例外主義」についてですが、これは『傾向』などではなく、アメリカ人自身が常日頃、堂々と主張している国是の様な存在です。最近ではアメリカの高校の歴史の指導要領にさえ記述されるようになっています。何もマックスさんがアメリカ人を自意識過剰だと貶めたいが為にいってる訳ではありません。

かつてプーチンがNYTに寄稿した文章でこの「アメリカ例外主義」をおちょくったところ、「アメリカは他国を指導する立場にある例外的な国だ、文句あるのか?」といった反論がアメリカ中で巻き起こりました。

まぁ、頼んでもないのに指導されてしまう外国にとって、アメリカは迷惑この上ない「例外国家」かもしれませんね。

因に、今現在ドイツに対してよりも日本に対するバッシングの方が執拗なのは、ドイツには原爆を落としてないからだと私は思いますね。ドイツからは報復を恐れる必要がありませんから。
バッシングの黒幕はアメリカです。中国や韓国はアメリカにとっていい手駒です。友好国となった日本には言いにくい、アメリカの本音(プロパガンダ)を言ってくれる存在が中韓なのです。

最後に「アメリカ例外主義」についてですが、これは『傾向』などではなく、アメリカ人自身が常日頃、堂々と主張している国是の様な存在です。最近ではアメリカの高校の歴史の指導要領にさえ記述されるようになっています。何もマックスさんがアメリカ人を自意識過剰だと貶めたいが為にいってる訳ではありません。

かつてプーチンがNYTに寄稿した文章でこの「アメリカ例外主義」をおちょくったところ、「アメリカは他国を指導する立場にある例外的な国だ、文句あるのか?」といった反論がアメリカ中で巻き起こりました。

まぁ、頼んでもないのに指導されてしまう外国にとって、アメリカは迷惑この上ない「例外国家」かもしれませんね。
ほい | 2017/01/07 07:44 AM
>ほいさん

「アメリカが日本を特別に恐れているのは原爆の仕返しを恐れているから」「原爆の報復をされてしまう」からですか?
ドイツを怖がっていないのは「原爆を投下していないから」ですか?
あなた、原爆の投下がそれほど特別なものだと思っているのですかね。

「核兵器の使用」という意味では、確かに特別です。
しかし「一般市民の虐殺」という意味では、使用における被害の甚大さ以外には特別ではないでしょう。
これは何故かというと、元々一般市民の攻撃という戦略思想があったことが始まりです。
1921年、イタリアのジュリオ・ドゥーエという軍人は、第一次世界大戦の経緯から「戦争を早く終わらせる手段」として一般市民を狙う無差別爆撃論を提唱し、これが各国の空軍の設立、爆撃機の重視へと向かいます。
そして1937年以後からドイツが無差別爆撃を実地し始め、第二次世界大戦で日本が参戦するまでには、ドイツ・イギリスなど、各国で行われる手段とも言える状態になってしまいます。
原爆の投下はその延長線上にあると言えるものなので、「一般市民の虐殺」という意味では特別なものではなく、第二次大戦中の数ある虐殺行為の中の一つに過ぎないのですよ。
スーザン・ライスの「興味深いことに、日本は謝罪を求めていない」という発言は、アメリカ側の謝罪するのかという一般世論に対してのもので、「オバマ大統領が謝罪する」や「日本が謝罪を求めているのか」という報道から湧きあがった世論に対してのものではないですかね。

次に戦後のアメリカの戦略から考えてみましょう。
大戦後、米ソが対立し始めると、アメリカは世界を、ルーズベルトが提唱した「連合国同士の共同管理」から「アメリカの覇権による一括管理」へと舵を切り、ユーラシア大陸沿岸部にある多数の同盟国でソ連を包囲するという「ソ連包囲網」を築き始めます。
その中でアメリカは、同盟国同士が結託してアメリカに歯向かうことがないように適度に対立させておく、同盟国同士の「分割統治」を実地します。
しかし戦略上どうしても結託させなければならないときは、アメリカがコントロール出来る立場に収まろうとしていて、この例はNATOやASEANに見られます。

そしてもう一つ、冷戦中の戦略の中で、「二重の封じ込め」というものが存在します。
これは西ドイツと日本に対して行われたもので、この二か国が独自に行動を起こすとアメリカの一括管理に影響が出ることと、周りの国々が反応してその地域が不安定になることが理由です。
当時対立し始めたソ連や自由主義国側の連合国以外に、行動を起こせるほどの国力を潜在している国はこの二か国だけでしたから。

「アメリカの覇権による一括管理」「同盟国同士の分割統治」「結託させるときはコントロールできる立場に収まる」から、アメリカに対する脅威を許さないことが見て取れると思いますが。
これは「アメリカの戦略や軍事関係のニュース、軍事行動を見ていると、この方向性があることが分かります」と書いた理由の一部です。
次に日本と西ドイツを対象とした「二重の封じ込め」から、「日本と西ドイツ両国の行動」を警戒していたことがわかります。
これだけでも、「アメリカが原爆を投下した日本を恐れて西ドイツを恐れない」ことを否定するものだと思います。


あなたが自分の書かれたことを正しいと主張し続けるなら、とりあえず「アメリカは敵対する国を叩く」が一般論だという理由と、「原爆の報復を恐れているから日本のみを叩く」ことが反映されている戦略なり証拠なりを提示するべきだと思います。
「立場が逆だった場合を想像してみれば分かることです」程度では、「そのように考える人もいるでしょう」や「そんなに恨み続けるのは朝鮮人くらいではないですか」で終わりだと思いますが。

世界の軍事関係の間では「アメリカが本当に恐れているのはロシアの核兵器だけ」だというのが常識です。
実際アメリカの国防省関係者は一番の脅威だと言い続けてきましたし。
この言葉を知っていれば、プーチン大統領が言った、例のクリミアでの「核兵器を使おうと思った」という発言も、また違った意味合いを持ってくると思います。


ついでに言いますが、「バッシングの黒幕はアメリカ」や「中国や韓国はアメリカにとっていい手駒」だという理由の証拠も根拠も全く示されていませんし(あなたのイメージによる想像は書かれていますが)、私は「アメリカ例外主義」の否定もしていませんよ。
すぷー | 2017/01/09 07:07 PM

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