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やっぱり憲法改正せなあかん!「大直言」青山繁晴×百田尚樹
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2月22日は竹島の日。今年は韓国による不法占拠から64年目。
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■大直言
2017年1月31日に発行された、青山繁晴さんと百田尚樹さんの対談本です。
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■大直言
2017年1月31日に発行された、青山繁晴さんと百田尚樹さんの対談本です。
帯の裏面には、こう書かれています。
DHCシアター「虎ノ門ニュース」で行われた対談(2015年8月、2016年1月、2016年4月放送)と、本書のために行われた新対談の内容を再構成したものです。
新対談の方は、議員会館に百田さんが来てくれて行われたと、1月30日の「虎ノ門ニュース」で青山さんが言っていました。
全205ページ(まえがき・あとがき・目次含む)のうち、新対談はどのぐらいの割合を占めているかというと…
2016年8月に亡くなった「むのたけじ」さんの話がp.131に出てきたり、そのすぐ後のp.133に2016年7月の青山さんの参院選出馬の話が出てくる点などから推測するに、新対談は全体の35%ぐらいだと思います。
具体的に何について議論されたかというのは、Amazonの商品ページに目次が載ってますので、それを見ていただければだいたい分かります。
保守論客の中でも、特に個性的なお二方。
基本的に思想は似ているのですが、なあなあでない議論になっています。
相手の話に疑義があれば、遠慮なくツッコミを入れています。
1ページ目からそうです。
百田さんが、
「あえて言えば、戦後50年ぐらいは、理想としては憲法改正すべきだろうとわかっていても、現実的には特に変えなくても不便でもなかったというところがあるんです。こんな言い方あかんのですけど。ところが、この10年、特にこの数年、現憲法ではちょっと国際的に日本は大変な目に遭うということが、もう現実になってきました。……」
と言えば、青山さんが、
「……本当に、長いこと不備がなかったかどうか、それも考えて欲しいのです。たとえば、石田純一さんは、安保法制反対の集会で『今の世の中、今の憲法で何も悪くないのに、なぜ変えようとするのか』といったことをおっしゃいました。…こういう方の意識からは、拉致被害者のことがスッポリと抜けてしまっているわけです。……わが国は取り返しに行かない。なぜかというと、実は憲法9条の最後の1行に、『国の交戦権は、これを認めない』とあるからです。国は国と戦えない。つまり、相手が国だったら、何をされても戦うな、と定めてあるからです」
と突っ込む、という感じで。
こんなふうにお互い相手に突っ込んだり、補足したりをくり返しているので、話がどんどん広がっていきます。
本の帯にあるとおり、まさに「刺激的な対論」となっています。
お二方ともそれぞれ「虎ノ門ニュース」に曜日レギュラーを持っておられて、私も青山さんの月曜日は毎週視聴していますし、百田さんのもできるだけ視聴するようにしています。
1人ずつ話されているのを聴くのももちろんいいんですが、こうやって対談されているのを聴くと(読むと)、相乗効果というか、1人の時とはまた違った方向に展開していくので面白いですね。
たとえば、お二方とも改憲派ですが、アプローチは違っています。
青山さんは「本丸派」。
現憲法に国民を守る規定が一字もないのは問題だから、一気に本丸(9条)に攻め込むべきだと。
百田さんは「二の丸、三の丸派」。
いま本丸に攻め込んで敗れたら今後しばらく改憲を口に出せない恐れもあるから、まずは「改憲って実際にできるんだ」という「小さな一歩」を経験すべきだと。
どちらが正しいとも間違っているとも言えないし、この対談でも結論は出ません。
私も正直、どちらが良いのか分かりません。
今後、考え続けていきたい課題です。
青山ウォッチャーのはずの私、この本で初めて気づいたこともたくさんあります。
たとえば、「あ、そういえば青山さんってWGIPのことは普段あまり言わないな」とか。
そのこと自体も初めて気づいたし、それがなぜなのかも今回知ることができました。
他にも、膝を打った箇所はたくさんあったのですが、1つだけ紹介すると…
憲法改正について、青山さんが提起した「made in occupied Japan(占領国日本製)」の話はすごく分かりやすいと思います。
占領下では、日本製の製品は「made in Japan」ではなく、「made in occupied Japan」と刻印されていました。
それと同じで、現行憲法も「made in Japan」ではなく、「made in occupied Japan」なんですよね。
憲法論議をする上で、「アメリカに押し付けられた憲法」「日本人の手でつくられた憲法ではない」という表現がよくされますが、「made in occupied Japan」という表現の方がストレートだし、リアルに感じられるのではないでしょうか。
実は「made in occupied Japan」に関しては、拙ブログで以前紹介したことがあります。
自分で紹介しておいて、今の今まですっかり忘れてましたが(^_^;
2013/4/27付:「主権回復の日」政府式典の意義を考えてみた よりプレイバック。
アメリカがどこまでタッチしたかはともかく、占領時につくられた憲法を独立後もそのまま「流用」してるって、理屈ぬきでやっぱりおかしくないですか?
「日本はアメリカの言いなりか!アメリカの属国なのか!」と声高に叫んでる左派の人ほどそう感じるのが自然だと思いますが、実際はそうじゃないし。
青山さんは対談の中で、こう述べています。
「憲法改正というと、右翼的だという短絡的な発想がいまだにありますが、そういう思想といったことと何の関係もなくて、メイドイン・オキュパイド・ジャパンをメイドイン・ジャパンにしましょうと言ってるだけのことなんです。それだけでも、学校で教えてくれないかと思います」
同感です。
私もこれからは護憲派の人と話をする時は、まず、このことに触れてみたいと思います。
お二方の対談では、とにかく憲法がよく出てきます。
憲法以外のテーマ、たとえば外交、アメリカ、拉致事件、政治家の話題でも。
考えてみれば当然で、憲法は国のあらゆる動きを縛るから、どのテーマでも自然と憲法に話がつながっていく。
中国の「海洋進出」、北朝鮮の核・ミサイル、イギリスEU脱退、各地で起き続けるイスラム過激派のテロ、トランプ大統領の登場などを見れば、今後世界がますます混沌としていくのは確実です。
その中で日本がどう生き残っていくかを考える時、やはり憲法の話は避けて通れません。
メディアにまつわる議論の中にも憲法が出てきます。
メディアが、憲法改正や安保法制を「悪」だと決めつける偏った報道ばかりするのは、左翼思想だったり憲法至上主義(極論を言えば「国民の命より憲法を守ることの方が大事」という考え方)だったりが染み渡っているからなのだろう…と考えがちですが、正確に言うとそれは間違い。
お二方の話を総合すると、今の日本のメディアというのは…
見えるところだけしか取材しない。
浅いところでお茶を濁してしまう。
深く行けない、行きたくない。
安保法制にしても、よく分からないが、「反対が正しいだろう」と勝手に思っているだけ。
勉強しないから、NATOのこと一つとっても知らない。
だから、安保法制が戦争抑止につながることも理解できない。
「戦争法案」という誰かが言い出したようなレッテルを、そのまま信じてしまう。
そして、その線でニュースを作ってしまう…。
この1月に放送された「虎ノ門ニュース」の青山さんとの新春対談で、有本香さんも似たようなことを言ってましたっけ。
日本のメディアは不勉強で見識がない。
何かに疑問を持つという基本的な姿勢が欠けている。
ちゃんとした歴史の知識を持っている人はいない。
反日思想を持っているわけじゃなくて、思想そのものがない。
思想もない代わりに、こだわりもない…。
国民を守れない憲法、国益を追求できない外務省、選挙に汲々とする政治家、偏向したメディア…。
対談から日本のさまざまな問題点が浮き彫りになり、改めて溜息が出ます。
でも、読後感は悪くないです。
それは、最後に「日本人の矜持」が語られているからでしょう。
敗戦を経てもなお、日本人の持つ根っこは決して死んでいない。
阪神淡路大震災、東日本大震災での日本人の振る舞いを見れば分かる。
ここに日本の希望があります。
余談ですが、憲法に関して、夫が最近こんな疑問を口にしていました。
「みんな、携帯やスマホの新機種が出たら買い替えたり、アプリがバージョンアップしたらダウンロードしたり、そういうことを速攻でやるのに、なんで憲法のバージョンアップはしようとしないのか?外部からの攻撃でウイルスに冒される可能性がある古いバージョンのものがあったら、攻撃に備えるためにバージョンアップするのは当たり前。憲法も同じで、これまでのバージョンでは新たな事態に対応できないことは、誰でも分かるはずなのに」
私の答えはこうです。
「朝日とかの左派メディアが、『古いバージョンでも今まで何も問題なかったでしょ?これからも何も起きませんよ。バージョンアップなんて不要です。今のままでも十分使えますよ。むしろ下手にバージョンアップなんかしたら、新たなトラブルが起きる可能性もありますよ』などと刷り込んで、みんなそれを鵜呑みにしてしまってるから」
皆様の答えはどうですか?(^^ゞ
★青山繁晴さんの本
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※拙ブログ関連エントリー(青山繁晴さんの著書紹介)
・08/7/8付:「日中の興亡」
・09/8/16付:64年目の夏に読む青山さんの新刊&うじき氏親子の「戦争」
・12/1/6付:お子様にもお勧め「ぼくらの祖国」
・14/9/6付:英霊と私たちをつなぐ架け橋 「死ぬ理由、生きる理由 -英霊の渇く島に問う-」
・15/1/3付:日本国民だけが1945年の夏に佇んでいる 「ぼくらの真実」より
・15/10/5付:戦後の思い込みも刷り込みもちゃぶ台返し!「青山繁晴の『逆転』ガイドその1 ハワイ真珠湾の巻」
・16/6/10付:平和だから呆けたのではない。他人任せにしたから呆けたのです。 “幻の名著”が新書で復活!「壊れた地球儀の直し方」
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・16/12/24付:沖縄に改めて思いを馳せる 「ぼくらの哲学」
※拙ブログ関連エントリー(青山繁晴さんのテレビ・ラジオ番組での発言)
・【一覧】「アンカー」など青山繁晴さんテキスト起こし
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すでに「第三次世界大戦」と覚悟すべきだ──。
日本国憲法はこのままでいいのか。
外交に勝つために必要なのは。
政治家に求められる覚悟とは。
第三次世界大戦にどう備えるか。
結論ありきの報道との向き合い方。
領土をいかにして守るべきか。
そして、日本人が持つべき、「真の矜持」とは。
現代日本が抱える様々な問題の本質をえぐる、刺激的対論。
DHCシアター「虎ノ門ニュース」で行われた対談(2015年8月、2016年1月、2016年4月放送)と、本書のために行われた新対談の内容を再構成したものです。
新対談の方は、議員会館に百田さんが来てくれて行われたと、1月30日の「虎ノ門ニュース」で青山さんが言っていました。
全205ページ(まえがき・あとがき・目次含む)のうち、新対談はどのぐらいの割合を占めているかというと…
2016年8月に亡くなった「むのたけじ」さんの話がp.131に出てきたり、そのすぐ後のp.133に2016年7月の青山さんの参院選出馬の話が出てくる点などから推測するに、新対談は全体の35%ぐらいだと思います。
具体的に何について議論されたかというのは、Amazonの商品ページに目次が載ってますので、それを見ていただければだいたい分かります。
保守論客の中でも、特に個性的なお二方。
基本的に思想は似ているのですが、なあなあでない議論になっています。
相手の話に疑義があれば、遠慮なくツッコミを入れています。
1ページ目からそうです。
百田さんが、
「あえて言えば、戦後50年ぐらいは、理想としては憲法改正すべきだろうとわかっていても、現実的には特に変えなくても不便でもなかったというところがあるんです。こんな言い方あかんのですけど。ところが、この10年、特にこの数年、現憲法ではちょっと国際的に日本は大変な目に遭うということが、もう現実になってきました。……」
と言えば、青山さんが、
「……本当に、長いこと不備がなかったかどうか、それも考えて欲しいのです。たとえば、石田純一さんは、安保法制反対の集会で『今の世の中、今の憲法で何も悪くないのに、なぜ変えようとするのか』といったことをおっしゃいました。…こういう方の意識からは、拉致被害者のことがスッポリと抜けてしまっているわけです。……わが国は取り返しに行かない。なぜかというと、実は憲法9条の最後の1行に、『国の交戦権は、これを認めない』とあるからです。国は国と戦えない。つまり、相手が国だったら、何をされても戦うな、と定めてあるからです」
と突っ込む、という感じで。
こんなふうにお互い相手に突っ込んだり、補足したりをくり返しているので、話がどんどん広がっていきます。
本の帯にあるとおり、まさに「刺激的な対論」となっています。
お二方ともそれぞれ「虎ノ門ニュース」に曜日レギュラーを持っておられて、私も青山さんの月曜日は毎週視聴していますし、百田さんのもできるだけ視聴するようにしています。
1人ずつ話されているのを聴くのももちろんいいんですが、こうやって対談されているのを聴くと(読むと)、相乗効果というか、1人の時とはまた違った方向に展開していくので面白いですね。
たとえば、お二方とも改憲派ですが、アプローチは違っています。
青山さんは「本丸派」。
現憲法に国民を守る規定が一字もないのは問題だから、一気に本丸(9条)に攻め込むべきだと。
百田さんは「二の丸、三の丸派」。
いま本丸に攻め込んで敗れたら今後しばらく改憲を口に出せない恐れもあるから、まずは「改憲って実際にできるんだ」という「小さな一歩」を経験すべきだと。
どちらが正しいとも間違っているとも言えないし、この対談でも結論は出ません。
私も正直、どちらが良いのか分かりません。
今後、考え続けていきたい課題です。
青山ウォッチャーのはずの私、この本で初めて気づいたこともたくさんあります。
たとえば、「あ、そういえば青山さんってWGIPのことは普段あまり言わないな」とか。
そのこと自体も初めて気づいたし、それがなぜなのかも今回知ることができました。
他にも、膝を打った箇所はたくさんあったのですが、1つだけ紹介すると…
憲法改正について、青山さんが提起した「made in occupied Japan(占領国日本製)」の話はすごく分かりやすいと思います。
占領下では、日本製の製品は「made in Japan」ではなく、「made in occupied Japan」と刻印されていました。
それと同じで、現行憲法も「made in Japan」ではなく、「made in occupied Japan」なんですよね。
憲法論議をする上で、「アメリカに押し付けられた憲法」「日本人の手でつくられた憲法ではない」という表現がよくされますが、「made in occupied Japan」という表現の方がストレートだし、リアルに感じられるのではないでしょうか。
実は「made in occupied Japan」に関しては、拙ブログで以前紹介したことがあります。
自分で紹介しておいて、今の今まですっかり忘れてましたが(^_^;
2013/4/27付:「主権回復の日」政府式典の意義を考えてみた よりプレイバック。
1945年8月15日の終戦から、サンフランシスコ講和条約が発効した1952年4月28日までの約7年間、日本は独立国家ではありませんでした。
[出典:Wikipedia。1951年9月8日、平和条約に署名する吉田茂首席全権と全権委員]
その頃の日本は、「連合国統治領日本(OCCUPIED JAPAN)」でした。
従って、海外に物を売る際も「MADE IN JAPAN」と書くことは許されませんでした。
「MADE IN OCCUPIED JAPAN」という表記をしなければなりませんでした。
[出典:「arte orientalis」様]
日の丸の掲揚も原則禁止され、当時の国際信号旗のE旗に基づいたこのような旗が代用されていました。
[出典:「ニコニコ静画>Sinsei_Neoさんのイラスト]
これは現日本国憲法と共に制定されたもので、1949年1月1日にマッカーサーが日本の国旗の使用を自由とする旨の声明を発表するまで使用されました。
他に、たとえば、参議院議員の山谷えり子さんはこんな話をされています(チャンネル桜H25/3/7)。
「父は占領時代に国会担当の政治部記者でした。父や父の仲間の記者から当時のことを聞きましたが、マッカーサーのOKがないと本会議のベルも押せませんでした」
1952年4月28日を迎え、ようやく日本の製品に「MADE IN JAPAN」と表記できるようになりました。
また、マッカーサーの許可なしに国会も開けるようになりました。
1952年4月28日とは、日本にとってそういう大きな節目の日だったのです。
アメリカがどこまでタッチしたかはともかく、占領時につくられた憲法を独立後もそのまま「流用」してるって、理屈ぬきでやっぱりおかしくないですか?
「日本はアメリカの言いなりか!アメリカの属国なのか!」と声高に叫んでる左派の人ほどそう感じるのが自然だと思いますが、実際はそうじゃないし。
青山さんは対談の中で、こう述べています。
「憲法改正というと、右翼的だという短絡的な発想がいまだにありますが、そういう思想といったことと何の関係もなくて、メイドイン・オキュパイド・ジャパンをメイドイン・ジャパンにしましょうと言ってるだけのことなんです。それだけでも、学校で教えてくれないかと思います」
同感です。
私もこれからは護憲派の人と話をする時は、まず、このことに触れてみたいと思います。
お二方の対談では、とにかく憲法がよく出てきます。
憲法以外のテーマ、たとえば外交、アメリカ、拉致事件、政治家の話題でも。
考えてみれば当然で、憲法は国のあらゆる動きを縛るから、どのテーマでも自然と憲法に話がつながっていく。
中国の「海洋進出」、北朝鮮の核・ミサイル、イギリスEU脱退、各地で起き続けるイスラム過激派のテロ、トランプ大統領の登場などを見れば、今後世界がますます混沌としていくのは確実です。
その中で日本がどう生き残っていくかを考える時、やはり憲法の話は避けて通れません。
メディアにまつわる議論の中にも憲法が出てきます。
メディアが、憲法改正や安保法制を「悪」だと決めつける偏った報道ばかりするのは、左翼思想だったり憲法至上主義(極論を言えば「国民の命より憲法を守ることの方が大事」という考え方)だったりが染み渡っているからなのだろう…と考えがちですが、正確に言うとそれは間違い。
お二方の話を総合すると、今の日本のメディアというのは…
見えるところだけしか取材しない。
浅いところでお茶を濁してしまう。
深く行けない、行きたくない。
安保法制にしても、よく分からないが、「反対が正しいだろう」と勝手に思っているだけ。
勉強しないから、NATOのこと一つとっても知らない。
だから、安保法制が戦争抑止につながることも理解できない。
「戦争法案」という誰かが言い出したようなレッテルを、そのまま信じてしまう。
そして、その線でニュースを作ってしまう…。
この1月に放送された「虎ノ門ニュース」の青山さんとの新春対談で、有本香さんも似たようなことを言ってましたっけ。
日本のメディアは不勉強で見識がない。
何かに疑問を持つという基本的な姿勢が欠けている。
ちゃんとした歴史の知識を持っている人はいない。
反日思想を持っているわけじゃなくて、思想そのものがない。
思想もない代わりに、こだわりもない…。
国民を守れない憲法、国益を追求できない外務省、選挙に汲々とする政治家、偏向したメディア…。
対談から日本のさまざまな問題点が浮き彫りになり、改めて溜息が出ます。
でも、読後感は悪くないです。
それは、最後に「日本人の矜持」が語られているからでしょう。
敗戦を経てもなお、日本人の持つ根っこは決して死んでいない。
阪神淡路大震災、東日本大震災での日本人の振る舞いを見れば分かる。
ここに日本の希望があります。
余談ですが、憲法に関して、夫が最近こんな疑問を口にしていました。
「みんな、携帯やスマホの新機種が出たら買い替えたり、アプリがバージョンアップしたらダウンロードしたり、そういうことを速攻でやるのに、なんで憲法のバージョンアップはしようとしないのか?外部からの攻撃でウイルスに冒される可能性がある古いバージョンのものがあったら、攻撃に備えるためにバージョンアップするのは当たり前。憲法も同じで、これまでのバージョンでは新たな事態に対応できないことは、誰でも分かるはずなのに」
私の答えはこうです。
「朝日とかの左派メディアが、『古いバージョンでも今まで何も問題なかったでしょ?これからも何も起きませんよ。バージョンアップなんて不要です。今のままでも十分使えますよ。むしろ下手にバージョンアップなんかしたら、新たなトラブルが起きる可能性もありますよ』などと刷り込んで、みんなそれを鵜呑みにしてしまってるから」
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・08/7/8付:「日中の興亡」
・09/8/16付:64年目の夏に読む青山さんの新刊&うじき氏親子の「戦争」
・12/1/6付:お子様にもお勧め「ぼくらの祖国」
・14/9/6付:英霊と私たちをつなぐ架け橋 「死ぬ理由、生きる理由 -英霊の渇く島に問う-」
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Comments
日本の病は九条絶対主義ですね。
結局、戦後の日本で政治的な力があったのは、左翼が多く入り込んだ新聞・テレビ業界です。
改憲という政治闘争に勝利するには、彼らマスコミを上回る力を、改憲派が得る必要があります。
でも、これがなかなか難しいのですね。
彼らは少数ですが、団結力が半端じゃありませんから。
zaiseisaiken
zaiseisaikenとmythbusters 2088が言わんとするところは戦争は殺人行為だから駄目。
戦争を放棄する日本国憲法第九条で行けという事で良いんだよね?
全世界が戦争放棄するのなら素晴らしいが、日本国憲法第九条が素晴らしいと言う外国人は居ても、それを自国で実施しようという国が一つも無いのは何故?
https://ja.wikipedia.org/wiki/囚人のジレンマ
それが可能になるのは世界連邦が実現した時だけじゃない?
zaiseisaikenとmythbusters 2088には是非夢の世界連邦が実現する道筋を示していただきたい。
※上記はyoutubeでパヨクにコメントしたものです。アドバルーンは上げるが実行は不可能(民主党政権で証明されました)
なんで、国民の代表である国会議員が天皇陛下の譲位を決めれるのか? しかも、その議論に日本国籍かどうかも怪しい政党が口挟むなんて!